2017-07-13 19:29:41 更新

概要

戦争は終わっていないのに超暇・・・向かう敵は書類たち・・・何の面白味もなくただグダグダと鎮守府の様子をお伝えするSSです  初投稿なので出来はお察しです・・・※警告タグのネタバレ注意は間違えてつけたら取れなくなってしまったものです


前書き

初めまして筆者のたくちゃんです。これは何となーく始めたSSで、これが私の初投稿になります。ひどくつまらない内容でしょうが、お付き合いいただけたらとても嬉しいです


提督「いやほんと、平和すぎるよ・・・なんか面白いことしてぇ・・・」



書類君たち「やぁ」



提督「あれさえなけきゃなぁ・・・」



提督「最近は戦力に余裕できてきたし、というか何より深海棲艦たちが攻めてこないし・・・」



提督「もう書類と睨めっこももうあきたよぉ・・・」



提督「だからと言って一応戦時中のこのご時世、鎮守府総出でなんかするわけにもいかんし」



提督「ねぇ扶桑、なんかいい案なーい?」



扶桑「私に聞かれましても・・・というかその書類を片付けてからにしましょう?、そういうこと考えるのは」



提督「最近扶桑が冷たい・・・カナシイカナシイ・・・」



扶桑「もう・・・私も手伝いますから頑張りましょう?」



提督「まあそうだね、とりあえず・・・やっちゃいましょうか」





時計君「午後1時くらいダヨ!」



提督「つーかーれーたー」



扶桑「・・・・」ハァ



扶桑「提督、もう少しなんですから、パパッと終わらせましょう?」



提督「腹減ったぁ~」



扶桑(何歳児でしょうこの人は・・・)






扉君「提督、いらっしゃいますか?」コンコン



提督「はぁーい、いらっしゃいますよーっと」



提督「何だい、大淀君。まさか手違いで本営の方から書類が多く届いてた、とかかな?」



大淀「ええ、実はですね」



提督(おおっ!?これはほんとにそういうパターンか!?)



大淀「実は本営の手違いでですね・・・書類を何枚か送り忘れていたそうです」



提督「知っていた、知っていたともさ。大淀が何枚か俺宛っぽい書類を持って入ってきた時点で察してはいたさ・・・」シクシク



提督「もうやだ、ぼくご飯食べる、書類多い」



大淀「そうですか?普通の提督の方なら書類仕事は午前に終わらせることができると聞きますが・・・あっ(察し)提督ですもんね~」ゲス顔



提督「普通提督の下で働く大淀さんはとてもとても優しくてそんなことは言わないと聞くんですけど・・・(小声)」



大淀「ん?何かおっしゃられましたか?か?」



提督「いや?何も?」



提督「まあいいや、とりあえず飯食おうぜ、飯。腹が減っては書類はできぬのさ」



扶桑「もう・・・午後はきちんとやって下さいよ?」



提督「大丈夫だって、安心しろよーヘーキヘーキ、へーキだから」



提督「んじゃ行こうぜー」ドアバタン




大淀「扶桑さん、しっかりお願いしますね・・・あの人、何も言わないと本当に何もしませんから・・・」



扶桑「ええ・・・痛いほど、わかってますよ・・・本当に・・・」



大淀「・・・・いつもお疲れ様です」




食堂にて・・・



提督「いよっし!今日の日替わり定食はなーにかなーっと」



提督「ふむふむ・・・生姜焼き定食か・・・いいね!」



提督「間宮さーん!日替わり定食お願いしまーす!」



間宮「あら提督、お疲れ様です。日替わり定食ですね、了解です」



扶桑「提督~ま、待ってください・・・」



提督「おー扶桑ー遅いぞー先頼んじゃったよ」



扶桑「て、提督が・・・はや・・・すぎるんです・・」ハァハァ



提督「そうかぁ?誰しも飯を前にしたら早く食いたいと思うもんじゃねぇの?」



扶桑「もう・・・ご飯は逃げませんよ?・・・あ、間宮さん私日替わり定食で・・・」



間宮「はーい!ちょっとお持ちくださ-い」


~~~クッキングnow~~~


間宮「はい!おまちどうさま、日替わり定食二つで~す」



扶桑&提督「今日もおいしそうだな!(ですね)」



間宮「うふふ、おほめに預かり光栄です」



提督「いつもありがとうございます、間宮さん」



間宮「いえいえ、お仕事ですから!」






提督「さてと、空いてる席を探そうか」



扶桑「時間帯もあって、やっぱり混んでますね」



提督「艦娘だけじゃなくて整備士さんとかいろんな人が飯食うんだから、そりゃ混むよなぁ」



提督「・・・む?あそこで手を振っているのは・・・夕立!そして隣には空いた席が二つ!」



夕立「ぽいっぽいー!」テフリ



提督「でかしたぞ!夕立ぃ!」タタッ



夕立「ちょうどよく隣で食べてた整備士さんたちが食べ終わったところに席を探していそうな提督がいたから、席を確保してたっぽい!」



提督「ああ、周りの状況をキチンと見て、判断する力がついたのか・・・提督、感動だよ・・・」ナデナデ



夕立「えへへ~」ニンマリ



時雨「まあこうしたらどうだい?って僕が夕立に伝えたんだけどね」



提督「やはりか」パッ



夕立「ぽい!?」



夕立「時雨ぇ~・・・何で言っちゃうっぽい~・・・?」



時雨「え?い、いや僕は事実を伝えただけなんだけど・・・」



提督「ま、まあ考えた時雨も行動した夕立も偉いってことで!」



夕&時「?」



提督「二人まとめてナデナデだぁ!」ナデナデナデナデ



夕立「ぽい~!」



時雨「ちょ、ちょっと、やめてくれよ・・・」



提督「あ・・・すまん、嫌だったよな」パッ



時雨「あ、いや、そうじゃなくて・・その・・・こ、ここでは恥ずかしいっていうか・・・」



時雨「また今度・・・お願いできるかな・・・?」ウワメヅカイ



提督(クッ!これが大天使時雨・・・なんという破壊力・・・一瞬このSSが時雨SSへと変貌しそうになったぜ・・・)



提督「お、おう!今度な!」





扶桑「・・・・なんかおいて行かれているような・・」






提&扶&夕&時「ご馳走様でした」ショッキモドシ



間宮「はい!お粗末様でした!」



提督「ふう・・・よっし!あとの書類!パパパっとやっちまうか!」



扶桑(約束はキチンと守るんですよね・・・)



夕立「提督さん!それが終わったら白露型の部屋に遊びに来てほしいっぽい!」



提督「む・・・まあ確か今日は予定は何もないはずだが・・・」



夕立「今日は、じゃなくて 今日も、っぽい!」ケラケラ



提督「黙らっしゃい!、こちとら忙しい時だってあるわ!・・・じゃなくて、なんかあったのか?白露型の中で?」



夕立「んーん?何もないけど、提督さんとみんなとで楽しくお話がしたいっぽい!」



夕立「時雨もそう思うっぽい?」



時雨「う、うん、僕も提督が来てくれるなら・・・うれしい、かな・・・」



提督「そうかー嬉しいことを言ってくれるじゃないか~・・・扶桑、別にいいよな?」



扶桑「ええ、まあ書類が終われば・・・ですけど・・・・」



提督「よし決まりっ!じゃあ5時くらいになったら行くから、待っててくれ」



夕&時「ぽい!」「うん!」



タタタタタ・・・・・・





執務室にて・・・



提督「やってやるやってやるやーってやるぜ」シュバババ



提督「イヤなアイツ(書類)をボコボコにー」シュババババ



扶桑(やる気になればはやいのに・・・いつもあれくらいでやってくれれば・・・)



提督「あ、扶桑、あともういいや、もう少しで終わるし」



扶桑「えっ!?もう終わるんですか!?」



提督「おう、ちょいと本気を出せばこんなもんよ!」



扶桑「・・・あっ、そういえば提督、この間届いた演習の紙、どうしました?」



提督「」ビクッ



扶桑「まさかまだ返答していないなんてことは・・・ないですよね?」ニッコリ



提督「怖いコワイ・・・ごめんなさいなかったことにしてごまかそうとしてましたほんとにもうしわけありませんどうかおねがいですからおこらないでください」



扶桑 ニコッ



提督「やめてやだほんとにそのただ微笑むのやめてほんとうに怖い」



扶桑「もう・・・返答期限いつでしたっけ?」



提督「えーとどれどれ・・・えーっと・・・・・・・・・・・・・・・・・・アシタ・・・・・・・・・・・」



扶桑「え?いつまでなんですか?聞こえませんでした」



提督「 あ し た 」



扶桑「・・・・」



扶桑 ニコッ




扶桑「提督・・・・」



提督「ハイナンデショウカ」ダラダラ



扶桑「今すぐ、取り掛かってください?」ユラユラ



提督「ハイ・・・」



扶桑「返事が小さいです!」



提督「はい!はい!はい!はい!」(´;ω;`)



扶桑「ハイは一回!」



提督「ハイ!!」



扶桑「よろしい、今すぐ始めてください」





結局この書類のせいで5時ギリギリまで机に向かうことになったとさ





提督「演習・・・面倒で適当に仲良さそうな娘たちで艦隊組んだけど大丈夫かなぁ・・・」



提督「ってやべぇ!もう5時じゃん!んじゃ扶桑!行ってくるわ!」



扶桑「・・・執務以外のことはノリノリですね・・・・・」



提督「おう!俺の人生で最もウェイトを置いてるのは娯楽だからな!」



提督「んじゃな!」ドアバタン



扶桑「・・・私も山城と遊んでいようかしら」






ーーー白露型の部屋ーーー



提督「まあ白露型と言っても、春雨までの五人部屋だがな・・・十人部屋はさすがになかった」



提督「おーい、俺だ、開けてくれー」コンコン




ガチャ

白露「お出迎えは白露がいっちばーん!」ボフッ



提督「うおっ!?・・・相変わらず元気だなぁ」



白露「ふふーん!元気が一番って、アンソロジー轟さんとかいう人も言ってたしね!」



提督(アンソロジー轟?ダレソレ・・・あーアントニオ猪木か・・・間違いにしてもすげぇ間違え方だな)



夕立「提督さん、きたっぽい!」



村雨「あら~いらっしゃい待ってたわよ~♪」



時雨「いらっしゃい、時間通りだね」



春雨「あ、司令官・・・いらっしゃいませ!」



提督(どの部屋でもそうだが・・・やっぱり駆逐艦は最高だぜ!)



提督「さて・・・もうすでにテレビがついててwiiuの画面・・・ということは・・?」



夕立「ゲーム大会っぽいー!」



提督「本当に夕立はゲーム好きな・・・周りのヤツのこともキチンと考えてるか?」



時雨「その点は大丈夫だよ、なんだかんだ言って、みんなで一緒に遊んでるからね」


ソウソウ ソウネー コクコク



提督「ならよし!で、夕立、今日はなにすんだ?ス〇ブラか?」



夕立「それもいいけど今日は~・・・・マ〇オカートっぽい!」



提督(前来たときはなかったよな・・・?)



夕立「今回のルールは簡単っぽい!3:3に分かれて、それぞれのブロックで一番順位の高い人どうしが最後やりあうっぽい!」



夕立「150ccでNPCは強い!カートは好きなの選んでよくて、コースは完全ランダムでいくっぽい!」



提督「じゃあまず3:3に分かれようか」



ーーー分け中ーーー



夕立「Aブロックは、夕立と春雨、白露お姉ちゃんで・・・」



提督「Bブロックは、俺、時雨、村雨だな」



春雨「ふぇぇぇぇ!夕立ねぇさんと一緒ー!絶対勝てないです~・・・」



白露「いっちばーん!・・・に、なりたかったなぁ・・・」



提督(そんなに強いのか、夕立は・・・)



提督「白露、春雨よ諦めたら、そこでレース終了だぜ?」



提督「応援するから、とりあえずやってみよう?な?」



春雨「ふぁい・・・司令官がそこまで言うなら・・・頑張ってみます!」キリッ



白露「まぁとりあえず・・・いっちばん目指しますか!」キリッ



夕立「フフフ・・・来いガキどもぉ!こっちのエンジンはもうホッカホカっぽい!」




ちょっと後




夕立「完全勝利・・・いい響きっぽい・・・!」



春雨「やっぱり・・・ダメでした・・・」チーン



白露「いちばんは・・・遠かったよ・・・」チーン



提督「いやいやいや!健闘してたって!な?」



時雨「うん、白露はいつもよキノコの使い過ぎが原因の落下が少なかったし、」



時雨「春雨なんか、今日は一回も逆走しなかったじゃないか、大きな進歩だよ・・・単純に夕立が強かったのさ・・・!」



提督「よし、とりあえず次は俺らだな、準備しようぜ」



ーーー準備中ーーー









GO!



提督&時雨「スタートダッシュ、成功!(だよ!)」



村雨「あら~失敗しちゃった~」



提督(これでとりあえず警戒すべきは時雨だとわかった・・・小学校のころ暇すぎてひと月でミラーまで金にした実力、見せてやろう!)



  早くもレースは三週目・・・



村雨「提督~」



提督「何かな村雨くん!私は今時雨を追い抜かし2位につけている・・・そんな忙しい私に何か用かな?」



村雨「あのぉ・・・このレースで村雨に負けてくれたら~・・・イイコト、してあげようと思ったんですけど~」



提督「!!?」



提督(揺らいだ・・・、間違えてカーブでドリフトをし忘れるくらいには)



提督(確かに村雨は色っぽい・・・だからこそイイコトをしてみたい・・・だがっ!)



提督「提督として!部下に負けるわけにはいかないのだぁ!」ゴール



時雨「あっ・・・」



村雨「あら~、残念♪ じゃあイイコトはお預けねぇ~」



提督(これでいい・・・これでよかったのだ・・・)




夕立「フフフ・・・決まったっぽい?夕立に無様に負ける生贄が!」



提督「吠えてろ、ぽいぬ!その余裕、わが実力をもって粉砕してくれよう!」


ーーー準備中ーーー









GO!



提督&夕立「開戦じゃぁ!(っぽい!)」




一週目・・・



提督(・・・ふむ、さすが自信満々に言っていたことはある、いきなり一位にはならず、終盤で巻き返す腹だろう・・・)



提督(ならば簡単なこと!ギリギリまで夕立の後ろのつけて、ここぞってところで抜かしてやろう・・・ククク・・・)




二週目・・・



夕立「提督遅いっぽーい!」キャハハ



提督「うっせ!見てろよー!」



夕立(とはいえ、予定ならもうちょっと離せてたっぽい・・・油断はできないっぽい)




三週目、最終ラップ・・・



提督(クソッ!夕立め、トップに上ったか!・・・だがまあ焦ることではない・・・すぐに青甲羅が飛んで・・・)



ウィンウィン・・・



提督「そらきた!やっておしまい!」



夕立「ぽい!?」



チュド――――ン!!




提督「これで夕立は終わり!ゴールまではあと半周!勝ったなガハハ!」



夕立「甘いっぽい・・・」ゴゴゴ



提督「!?、夕立!?死んだはずじゃ!?」



夕立「ふふ・・・確かに青甲羅君はつよい・・・でもね、逃れることができるっぽい!」



夕立「そう!キノコ三兄弟ならね!」キュピーン



提督「クソ!油断した!まさか夕立・・・!」



夕立「そう!序盤に六位くらいに甘んじていたのはこのため!・・・すべては勝利のためっぽい!」



提督「負けられるかぁ!」



青葉「おおっ!?司令官、コーナーで速度をつけて一位に躍り出たぁ!」



時雨「青葉さん!?なぜここに!?」



青葉「いやぁ・・・たまたま外を通りかかったら楽しそうな声が聞こえてきましてねぇ!」



時雨「は、はぁ・・・」



提督(一瞬危うかったが・・・このままならいける!)



提督「うおおおおお!」



夕立「おのれおのれおのれおのれおのれぇ!」



ウィンウィン・・・



提督「!?この音はまさか・・・」



夕立「きたっぽい!勝利の女神は夕立に!・・・って」



夕立「あれ?この近さだと夕立にも被害が・・・こな・・・・・・・・・・・・・・・」



チュドーーーーーーーーーーーン!!



提督「・・・・」←五位



夕立「・・・・・・・」←僅差で六位




提督&夕立「納得いかねぇ!(っぽい!)」



提督「誰だ最後の青甲羅投げたやつ!表出ろぁ!」



夕立「そうっぽい!というか青甲羅廃止にしろ任〇堂!」



提督「うわぁ・・・なんか不完全燃焼・・・」



白露「じゃあもう一回やる?」



提督「いや、この辺にしておくよ・・・・みんなも腹減ったろう」



春雨「そういえば・・・・熱くなってる間にもういい時間ですね」



村雨「じゃあ提督♪みんなで一緒に食べましょ?」



提督「あー飯の話題出しといて悪いんだけど、この後哨戒部隊の報告とか来るから、一緒には食えないや」



村雨「えぇ~!?ぶーぶー」ムクレ



提督「(くぁわうぃい)す、すまん」



夕立「じゃあ明日は遊べるっぽい?」



提督「無理だなぁ・・・金剛型の茶会に呼ばれてるんだ」



一同「ぶーぶー!」



提督「マジですまんて・・・んじゃそろそろ行かなきゃ」



時雨「じゃあ送っていくよ」



提督「いやいいよw、ガキじゃあるまいし」



時雨「提督」



時雨「送っていくよ」ニコ



提督「・・・アッハイ」







廊下にて・・・



時雨「ねぇ提督」



提督「ん?なんだ?」



時雨「昼間、後でやってほしいって、言ったよね」



提督「あーーそういうこと」



提督「ほれ、頭だせ」



時雨「うん♪」



提督「なでなでしてタイムじゃあ!」ナデナデナデナデナデナデナデナデ



時雨「ふふ・・はは・・・ていとく、くすぐったいよ」



時雨「でもありがとう」



提督「どういたしまして。時雨はなんだかんだ言って甘えん坊さんだからな」



提督「甘えたいときはいつでも甘えていいんだぞ?白露や扶桑、むろん俺にも」



時雨「ふふ・・提督は心配性だなぁ」



時雨「じゃあ、そろそろ僕は帰るよ、皆を待たせちゃってる」



提督「おう、気をつけてなー」ヒラヒラ



時雨「うん♪」












青葉「青葉!見て撮っちゃいました!」キラキラ!




執務室にて・・・



古鷹「古鷹、以下哨戒部隊、ただいま帰還いたしました!」ビシッ



提督「うむ、ご苦労!」ビシッ



提督「じゃあ報告を」



古鷹「はい・・・と言っても管轄区域内にいずれの敵も見当たりませんでした」



提督「ふむ・・・まあいつもどうりだな、おかげで報告書がマルコピできる」グヘヘ



古鷹「提督、それ、ばれても知りませんよ?」ハァ



提督「大丈夫だって、ヘーキヘーキ、つかもう元帥にばれてるっぽいけど何も言われないし」



古鷹「・・・いつか突然提督が変わっていないことを願います」



提督「まあなんにせよ疲れたろ?あとは飯食うなりなんなり好きにしてくれ」



一同「了解!」ビシッ





解散後・・・




提督(ふむ・・・今日も敵影はなし・・・大規模攻勢・・・は考えずらい、そもそもここ半年ろくに攻めてきていないもの)



提督(まあ大方俺の予想通り、前のグローミー作戦のダメージがいえていないのだろう)



提督(考えすぎもよくない・・・とりあえず・・・)



提督「いよーっし!俺も飯にするかー」



提督「早速食堂にレッツゴー」




食堂にて・・・



提督「夜メニューはなーににしようかなっと・・・ふむ、いつも通り、ラーメンでいいや」



伊良湖「あ!提督、いらっしゃいませ!」



提督「おお、伊良湖ちゃん、どもー」



伊良湖「どうもです!えーーと、ラーメンですね、ただいま!」



伊良湖「はいどうぞ!いつものトッピングのせのラーメンです!」



提督「言わずとも俺オリジナルトッピングをのせてくれるとは!伊良湖ちゃんは気が利くなぁ」



伊良湖「えへへぇ~」



提督「じゃあ、あったかいうちに食べるわ、ありがとねー」



伊良湖「またお待ちしています!」





提督「よっこいせと」



提督「では、いただきまーす」



モグモグ・・むしゃむしゃ・・・提督「うん、おいしい!」






???「提督、お隣、よろしいでしょうか」



提督「・・・・その声は翔鶴か」



翔鶴「せいかいです、貴方の愛しの翔鶴ですよ?」フフフ



提督「・・・となり、座ればいいじゃないか」



提督「俺はもう食い終わるし」



翔鶴「もう、つれないですね」



翔鶴「なんでしたらこのあとふたr「じゃあ俺は食器片して食後のランニングするわ」ソソクサ



翔鶴「もう・・・恥ずかしいんですか?わたしといるのが・・ふふふ♪」








ランニングコースにて・・・




提督「ハァハァ・・・ハァ・・・」



提督「次でラストにしとくか」ゴクゴク



???「提督ですか?」



提督「!?」ビクッ



古鷹「どうしたんですか?そんなにびっくりして」



提督「あ、ああ、古鷹か、いや、突然話しかけられたからびっくりしただけだ」



提督「古鷹もランニングか?」



古鷹「そうですね、でもそろそろやめようと・・・って」



古鷹「提督!お水がもうないじゃないですか!」



提督「?ん?それがどうしt「どうしたもこうしたもありません!運動中に水がないなんていうのは危険ですよ!」



提督「い、いや、あと一周だし・・・」



古鷹「その慢心がダメなんですよ!慢心ダメゼッタイって、赤城さんも言ってたでしょう!?」



古鷹「とりあえずそのちょっとだけ残ったお水、飲んじゃってください」



古鷹「そのあと私のこれ、あげますから」



提督(これが天使・・・大天使フルタカエルか・・・)



提督「おう、サンキューな」



提督「じゃあパパッとラスト一周するか!」



古鷹「はい!」




ーーーRunning Now---



提督「ぬわぁぁぁぁん疲れたもぉぉぉぉぉ」ハァハァハァ



古鷹「ていとく・・・相変わらずペースはやいですね・・・」ハァハァハァ



古鷹「これ、どうぞ・・・」スッ



提督「いいよ、古鷹先で」



古鷹「あ、はい、ではお言葉に甘えて・・・」ゴクゴク



古鷹「ぷはっ、冷たくておいしいです、提督もどうぞ」



提督「おうさんきゅ」ゴクゴク



提督「あぁ^~うめぇなぁ~」



古鷹「ふふ、冷えたお水があったほうがいいでしょう?」



提督「だなー、今度からもうちょい多く水持ってくるか・・・」





古鷹「・・・さてと、汗もたくさんかいちゃったし、私はお風呂入ってきますね」ヨッコイショ



提督「おう、お疲れさん、気をつけてな」フリフリ



古鷹「はい!提督もお疲れ様でした!」





提督「さーて、俺も風呂入るかー!」ヨッコイセ





ばばんばばんばんばん~


提督「さて・・・風呂に入り終わったわけだけど」ホカホカ



提督「ふむ・・・暇だな」



提督「昼間とは違ってやることすらないからな」



提督「おとなしくゲームでもして」



ワイワイガヤガヤ



提督「ん?なんだ、外が騒がしいな・・・なんだろ」






青葉「号外ー号外でーす」



何何?   また提督がなにかしたの?    そうでしょきっと   またか・・・



提督(なんで俺がやらかしたのが前提になってるんだよ・・・)



提督(そもそも俺最近やらかしてなくね?)



提督(ともかくちょっと聞いていよう)




青葉「今日の昼仕入れた新鮮ネタだよー」



青葉「『強引ナデナデ!パワハラと化したご褒美』!スクープですよ~」



怖・・   パワハラ?   ナデナデということはいたいけな駆逐艦が被害に!? 長門、落ち着きなさい



提督「あほくさ」



提督「もういいや、面倒だから館内放送で呼んで説教だな」




館内放送くん「呼び出しでーす、重巡洋艦青葉、至急執務室に・・・来なければそうだな・・・」



館内放送くん「ガサから押し付けられた青葉の恥ずかしい写真たちをばらまいてやろう」




外で・・・

青葉「ふん!ジャーナリズムはそんなことでは折れません!」



館内放送くん「いいんだー、じゃあ一枚目、『新しく買った水着を恥じらいつつも着る青葉』ー」ヒラヒラ



青葉「どうぞやれ・・ば・・・・ってそれは!それはダメですぅ~!!」



館内放送くん「ならはよこい」



青葉「むぅ~・・・ていうかこれ、司令官何で館内放送で会話できてるんですか!?もしかして聞こえてる!?」



館内放送くん「そりゃそんなに大声で騒いでたらな・・・」



館内放送くん「もう館内放送面倒だからはやく来ること」



青葉「ふぁ~い・・・・」





執務室にて・・・



提督「あのさぁ・・・いい加減お前も懲りたら?」



青葉「何を!この記事に嘘は書いてないでしょう!」ピラピラ



提督「うんそうだね、噓だらけだね」



青葉「そ、そのこころは・・・?」



提督「ここだよ、ここ!なんだよ『今回の件の加害者、司令官さんは~』からの文!俺お前からの取材とか一切受けてないし!」



提督「やっぱ駆逐艦は最高だぜぇ!とかも言ってねぇし!」



提督(心の中では言ったがな)



提督「あとここ!被害者のSさんによると『て、提督が無理矢理頭を撫でてきて・・・僕、すごい怖かったんだ』って文!」



提督「向こうからたのみこんで来たんだし!なんで俺こんな扱いされなきゃイカンの!?」



提督 ゼェゼェ



青葉「えーと司令官、まあでっち上げたのは悪いと思っていますので・・・」



提督「ほう、謝るなら誠心誠意心を込めてな」



青葉「はい・・・」






青葉「ごめんちゃい!青葉、まーたやってしまいました!」テヘペロ



提督 ブチッ



提督「てめぇ今日から一週間休みなしで哨戒部隊行きだぁ!」



青葉「ええぇ!それじゃ新聞でデタラ、真実を伝えられなくなっちゃうじゃないですか!」



提督「そのための、哨戒部隊行きだ」



青葉「そんなぁ!司令官の、グズ!童貞!ブラック鎮守府!」



提督「二週間続けてがいいのかい?あ・お・ば・く・ん・?」



青葉「セイシンセイイツトメサセテイタダキマス」



提督「まったく・・・記事も書かずば撃たれなかろうに」



提督「まああれだ、規律的に一週間働きづめはまずいからな、うん」



提督「青葉には明日明後日と明石の工廠での労働を命じよう」



青葉「え?明石さんの工廠ってあの並みのブラ鎮よりきついといわれるあそこですか?」



提督「そう、そこで明日明後日と働きつづけてもらう」



提督「まあ安心しろ、残業代はきちんと出る、そこはホワイトだ」



提督「って青葉?おーい?」



青葉「・・・・・」チーン



提督「立ったまま気絶してやがる・・・こいつ」




青葉強制退出中・・・




提督「ふぅ・・・青葉のせいで時間食っちまったぜ」



提督「さてと、夜間遠征隊と夜間哨戒部隊に準備させなきゃな」




館内放送くん「本日の夜間遠征隊、並びに夜間哨戒部隊は10:00までに第一作戦会議室に集合すること」



館内放送くん「繰り返します、本日の夜間遠征隊並びに~」




提督「よし、これでOK、とりあえずそれまでは適当にテレビでも見ていようか



提督  スイッチポチ




TV「続いてニュースをお伝えします」



提督「お、ちょうどニュースやってるじゃん!やったぜー」



TV「先月艦娘に対して性的な虐待を繰り返したとして逮捕された、××提督が今日、会見を開きました」



TV「『何が艦娘だよ!目の前にうまそうな果実があったら、食いたくなるのが人間だろ!?』」



TV「『艦娘なんて所詮兵器なんだからよ、上司の性欲のはけ口として利用してもいいだろ!?』」



TV「このように会見で述べており、無理な進撃などを繰り返す、所謂ブラック鎮守府をしていた疑いもあり、憲兵団と警察ではさらに余罪があるとみて捜査を続けています」



提督「・・・・・」



提督「いやーそれはまずいってわかんないかなぁ・・・?」



提督「艦娘も人だっていう運動も活発になってきた中でそれをいうってのは・・・出所の後恨み殺されるぜー」



提督「まあ多分、あいつは裏で粛清されて、社会的か人命的にジ・エンドだろうけどね」ハァ



提督「こういうことがあるから、青葉には冗談でもあんなこと書かないでほしいんだけどな」



提督「『性欲のはけ口』ねぇ・・・童貞くんの俺には艦娘襲う勇気がないからね、理解できないや」



提督「そもそもうちの奴らだと、『は?何やってんのヘンタイ、殺すぞ』って言われて金的してきて・・・」



提督「俺は男としてのジ・エンドを迎えるだろうよ・・・」ハハハ



扉君「提督ー?ていとくー!?」ドンドン



提督「おっとすまん、惚けてたら気付かなかった」ガチャ



扶桑「もう、考え事もいいですけど、もっと周りに目を向けましょうね」



提督「すまん、すまん。で?そろそろか」



扶桑「ええ、もうそろそろ全員集まると思いますので、準備を」



提督「ほいよー」ウワギハオリ



完全着装提督「んじゃ行きますか」






ーーー移動Now---



第一作戦会議室・・・



提督「えーまあいつも通り集まってくれてありがとう」



提督「えーまあ相も変わらずいつも通りの進路、いつもの装備で遠征隊も哨戒部隊も行ってもらうんだが」



提督「聞き飽きた忠告だろうが聞いてくれ」



提督「ここは平和だけど、世は戦中真っ只中だ、いつ敵に襲われるかなんてわからない」



提督「ましてお前たちは夜での作戦、不意打ちの危険性はさらに高まる」



提督「そして今日は特に夜間が初めての神威もいる、いつどんなことが起こってもすぐに対処できるようにしておいてくれ」



提督「これをもって任務開始の号令とする!総員、抜錨の準備に取り掛かってくれ!」ビシッ



一同「了解!」ビシッ




終了後・・・



提督「神威、今日が夜間初だが、落ち着いてな、ああは言ったが味方の奴らは優秀だから頼っていいぞ」



神威「大丈夫ですよ、もう、提督は心配性ですね」



提督「それ、時雨にも言われたな」ハハハ



神威「でもイアイライケレ、です!私はそんな優しい提督が好きですよ♪」



提督「お、おう・・・(照れるな・・・)」



神威「では行ってきますね」フリフリ



提督「おう!気を付けて!」フリフリ





提督「さてと、俺は寝る準備でもするか」






【提督のお部屋】



提督「さーてと・・・書類よーし、哨戒よーし、遠征よーし、諸々よーし」



提督「歯磨きよーし、寝間着よーし、」



提督「寝るぞ~!」バサッ



提督「・・・・・」コテン



Zzzzzzzzzzz・・・・








時計君「アサダヨーアサダヨーオキテーオキテー  アサダヨーアサダヨー・・・・」ジリジリジリジリ



提督「むぅ・・・うう・・・」パチッ



提督「ふぁあ・・・うーむ・・・・・・・・起きるか」



ーーー準備中・・・準備中ーーー



提督「いよっし!今日も一日!がんばるぞい!」



提督「まずは素振りから!一日の始まりは心地よい運動からだ!」



提督「早速修練所にレッツゴー」





修練所にて・・・





提督「セイッ!セイッ!セイッ!セイッ!セイッ!」ハァハァハァ



提督「セーイ!」



提督 ハァハァ



提督(まあそりゃ全盛期と比べりゃ体が訛ってる感じはあるよなぁ・・・)



失礼する!



長門「おお、提督、今日も朝早くから素振りか!精が出るな!」



提督「おう、長門、おはようさん。お前もここ使うか?」



長門「うむ、私もひと汗かきたくてな。今日は木曾や天龍はいないのか?」



提督「ああ、あいつらはちょうど哨戒部隊と遠征隊だ、もうすぐ帰ってくるだろうけどな」



長門「ふむ・・・あいつらとやりあうのはとても楽しかった、海で強敵と戦っている時以上にな」



長門「少し残念だ・・・」



提督「・・・俺とやらないか?」



長門「!?・・・い、いや遠慮しておこう・・・」



提督「なんでさ、これでも剣には自信がある」



長門「第一私は艦娘、しかもビックセブンの戦艦だぞ?艤装強化がないとはいえ、貴方と私では・・・」



提督「怖いのか?」



長門「・・・いいのか?自分でいうのもなんだが・・・私の力は強いぞ?」



提督「いいさ、最近誰ともやれてなくてつまらなかったからな、ちょうどいい」スク



提督「ほれ、お前も立て、やるぞ」



長門「ふ・・・後悔しても知らんからな!」






提督「ルールは簡単な一本勝負だ、いいな」



長門「ああ、いいさ、早くやろう、提督とはいえ手加減はなしだ!」




提督「じゃあ始めよう」




レイ  スタスタスタ ソンキョ    タッテ・・・






提督&長門「面ェェェェェェン!!」







提督(ふむ・・・力がどうのといっていただけある、力比べでは勝てないか)



提督(なら・・・・)



長門「チェアア!」ブン!



提督「フンッ!」ナガシ



提督(あいつはパワー型!そういうタイプはこういう流し技の後は隙だらけ・・・ここで決める!)ブン



長門「!!・・・速い、だが甘い!」ガン!



提督「!?」



長門「私を馬鹿力だけだと思ってくれるなよ!」ブン!



提督「くっ!」



長門「ははは!いなすだけか?提督よ!」



提督(たしかに今の俺はいなすだけだな・・・ふう、少しなめていたよ、長門)



提督「んじゃ、こっから攻勢といきましょう!」ガキン



長門「!?この長門の剣を真っ向から受けただと!?」



提督「は!こちとら一応軍人なんでね!鍛えた量では負ける気しないレベルには力はあるさ!」



提督(それでも多少力負けか・・・)



提督「ハァ!ハァ!ハァァ!!」



長門(くっ!?いきなり来たか!?・・・一撃は重くはないが・・・・はやい!こちらは防戦一方になってしまっている!)



長門(なにか・・・何かないか?この連撃を断ち切る方法は!?)



提督「チェアア!」バババババババ



長門(・・・?一瞬だけ、ほんの一瞬だけだが胴が開くタイミングがないか?」



長門(いやある!決めるなら、これしかない!)



長門「そこだぁ!!」ズバッ!



提督「・・・それを、待っていたとも!!」



長門「!!マズい、そうかこれでは面がッ・・・」



提督「面ェェェェン!」スパン!





提督 ゴクゴク



提督「ふぅ・・・ほれ、お前も飲め」ヒョイ



長門「う、あ、ああ、すまない」



提督「なんだ、俺に負けたのがそんなに悔しいか?」ケラケラ



長門「ああ、軍人とはいえ、普通の人間に負けるとは・・・」



提督「まぁそのなんだ、お前は強かったがな」



長門「・・・あの連撃でわざと胴を狙えるようにしたろう」



提督「まぁそうだな、普通の奴らにはあんな見え見えのにははまらないからやらないんだけどな」



提督「焦ってるお前ならと思ってやってみたらまんまとはまってくれたぜ」ハハハ



長門「まだまだ甘いということか」



提督「お前は戦闘の時もそうだが、焦ると冷静じゃなくなっちまうからな」



提督「ま、基本はきっちりしてるし、それさえ直せばもっとよくなるさ」



長門「・・・ふふふ、提督をコテンパンにして笑ってやるつもりだったが・・・まさか私が慰められるとはな」



提督「お前ならすぐに俺をコテンパンにできるさ、また今度やりあおう」



提督「さぁ、もういい時間だろう、シャワー浴びてさっぱりして、総員起こしをかけようぜ」



長門「ああ、提督、今日も一日宜しく頼むぞ!」







シャワーとかを終えて、執務室にて・・・




扶桑「提督、おはようございます」



提督「おう扶桑、おはよう」



提督「早速だが総員起こしをかけるぞ」



館内放送くん「ビ―――――――、午前六時、総員起床だ、繰り返す総員起床」



館内放送くん「各員は寝台の整理ののち、早急にグラウンドに集合のこと」




提督「よし、俺らも準備してグラウンドに向かおうぜ」






グラウンドにて・・・


艦娘s「おはようございます!」ビシッ



提督「おはよう諸君!今日もきちんとそろっているようだな」



提督「これよりいつも通り体操、ランニング、掃除をしてもらう」



提督「皆今日も気を引き締めていこうな!」



提督「特に話すこともないから、さっそく取り掛かってくれ」



艦娘s「了解!」ビシッ






再び執務室にて・・・


提督「よい、しょ!と・・・」ドスン




提督「はぁ、またこんだけ書類あんのかよ・・・」ハァ



大淀「はーい、提督、御託はいいからやってくださーい」



提督「いつも通り大淀は辛辣だし!」



扶桑「そんなことを言われないよう、日ごろからきちんとやっていればいいのに・・・」ハァ



提督「今日は扶桑も辛辣だし!」



提督「まあいいさ、今日は昨日のアニメ見たいから最初から飛ばす」



提督「では!」カキカキカキカキ



大淀「いつもそれくらいでやって下さいよ・・・」



扶桑「本当にね・・・」



大淀「では私は整備場などの見回りもありますのでこの辺で」



提督「おうよー」








扶桑「そういえば提督、昨日の演習の件の準備はどうです?きちんとやってます?」



提督「まあ一応はな、レベリングも兼ねて、ガングートだろ、ソ連繋がりで響(ヴェル)、安定の空母枠で二航戦、後は適当に鈴熊だなー」



提督「まああそこの提督はアホだが何故か部下が優秀だから、レベルが高い奴らを集めたとはいえ勉強にはなるだろしな」



扶桑「その日提督は丸々演習のご予定ですか?」



提督「その予定だが・・・なんだ、そんなに俺といっしょにいt「いや、、また書類がたまってしまうなぁと」



提督「お、おう・・・」ショボン



扶桑「第一寂しいなら翔鶴さんと一緒に行けばいいじゃないですか」プンスカ



提督「あの~えーっと扶桑さん?何か怒っていらっしゃいます?」



扶桑「いいえ別に?」



提督(ええ・・・マジで思い当たる節がないんだけど)



提督「俺、何かしました?」オソルオソル



扶桑「・・・もう!これですこれ!青葉さんのこの記事!昨日食堂で翔鶴さんと二人っきりでいる約束をしたそうじゃないですか!?」



提督(アオバワレェ!!!!)



青葉『青葉沈めど、ジャーナリズムは死なず、です』キラッ



提督「いやいやいや、お前もわかるだろ!?いつものでっち上げだって、そもそも俺はこの後」



扶桑「予定が合わないので後日にした、ですよね」



提督「だから違うって!?証拠は?証拠がないじゃないか!?」



扶桑「・・・ここに一本のボイスレコーダーがあります、聞いてみましょうか」ピ



ボイスレコーダー「『なんでしたらこの後二人っきりで、どうですか?』『フシゼンナマ無理だなぁ、フシゼンナマまた今度やりあおう』



提督(あいつマジでマリアナ海溝に沈めてやろうか)



提督「ていうかこれ、合成バレバレじゃん」



扶桑「えっ?」



提督「扶桑がそういうのに疎いのはわかるけど、ここまでわかりやすいのに騙されちゃうか」ハハ



扶桑「う、噓です!どうせ私をだます嘘です!提督はやっぱり私より翔鶴さんの方が・・・」ウルウル



提督「お前はどうしてそう思い込みが激しいんだ」ヤレヤレ



提督「あのな、たしかに俺は今でも翔鶴のことは好きだよ、うん」



提督「だけどな、俺が指輪を渡したのは誰だよ?・・・・お前だよ、扶桑」



提督「安心しろ、俺はお前に愛想つかしたりなんかしないし、今もお前を愛してる」



扶桑「ほんとう・・・ですか・・?」



提督「ほんとだって」



扶桑「本当に?」



提督「本当の本当だ」



扶桑「あっ・・・ふふ・・・よかった♪」



提督「まったく、俺もそうだが扶桑も大概心配性だよな」ハハ



扶桑「私はあなたを独り占めしたいだけです」



提督「お、おう」///



提督「・・・翔鶴は鎮守府設立当初からいるから多少仲がいいのは許してくれよ」



提督「俺はお前をはなしたりしないから、な?」



扶桑「ふふ・・・もう大丈夫ですよ」



扶桑「すいません、少し、ほんの少しだけ心配になってしまいました」



提督「やっぱり心配性じゃないか」ケラケラ



扶桑「もう!提督ちょっと意地悪です!」



提督「はは、すまんすまん」



提督「そろそろいい時間だ、朝食食い行こうぜ?二人一緒に、な?」



扶桑「はい!」ニッコリ








食堂にて・・・




提督(にしてもさっきの話、思い返すとすげぇはずいな・・・)



扶桑「提督はパンかご飯、どっちにします?」



提督「あ、ああ、軽くパンでいいや」ヒョイ



扶桑「またガーリックトーストですかー?」



提督「いいじゃんガーリックトースト、おいしいじゃん」



扶桑「はぁ・・・提督あれ食べた後すごい口がガーリックくさいんですよ」



提督「え、マジ?そんなにおうの?」



扶桑  ウンウン



提督「マジかぁ・・・しゃあねぇな、無難にジャムでも塗って食べるか」



扶桑「私はご飯とお味噌汁にしますね」



提督「相変わらず扶桑はイメージ通り和な方選ぶな」ハハハ



扶桑「しょうがないじゃないですか、好きなんだから」



扶桑「そもそも日本食はバランスいいですし提督も洋食ばかりでなく和食も取ったらどうです?」



提督「昨日の昼は定食だったもーん、夜はラーメンだもーん」



扶桑「前者はともかく後者は和食と言えるのでしょうか?」



提督「・・・・ヘイヘイ、んじゃその味噌汁取ってくれ」





提督&扶桑「いただきます」



扶桑「あの~提督」



提督「ん?何ですか?」



扶桑「斬新ですね・・・パンに味噌汁に紅茶って・・・」



提督「何を言っているのかね扶桑君、これが私の日常じゃないか、それに今日は味噌汁が加わっただけさ」



扶桑「・・・味噌汁の浮きっぷりが凄いですね」



提督「あ、あと勘違いしないでほしいんだけどさ、扶桑」



提督「別に俺、和食嫌いじゃないぞ?」



扶桑「知ってますよ、お寿司屋さんとかに行くと子供みたいのはしゃぎますもんね」クスクス



提督「い、いやそのな、この間扶桑が料理得意って言ってたろ?だからその・・今度さ・・」



提督「あの・・な・・・?」




扶桑「ふふ・・・どうぞ最後までおっしゃってください?」



提督「くっ・・・今度・・・今度俺に手料理を作ってくれませんか!」



扶桑「はい♪喜んで」






周りの人々「「「なんだあのムカつく会話」」」






提督「よし、軽ーく朝食済ませてーっと」



提督「あ、悪い扶桑、俺ちょっと工廠の方に用事あるから先執務室行っててくれ」



扶桑「またさぼるんじゃないですか?」



提督「いやいや今回は違うって!」



提督「ただ、色々と青葉君には言いたいことがあってね」(#^ω^)



扶桑「なぜ青葉さんが工廠に・・・あっ(察し)」



提督「そういうことだ、じゃあな」



扶桑「はーい、あまり遅くならないでくださいね~」








工廠にて・・・




提督「ういーっす、明石ーキチンとやってっかー?」



明石「あ、提督、明石の工廠へようこそ!」



提督「・・・それを言うのは義務か何かなのか?」



明石「あはは、まあそんなところです」



提督「そう・・・(無関心)  ところで青葉は?いるでしょ?」



明石「あはい、三番の中に居ると思いますよ?案内、しましょうか?」



提督「いいよいいよ、自分とこの設備なんだからわかるって」



提督「んじゃそういうわけで   あ、あと頼んどいた開発お願いなー」



明石「はーい提督もお説教、頑張ってくださーい」クスクス





三番工廠・・・




青葉(シンダメ)「来た鉄をセンターに入れてスイッチ、来た鉄をセンターに入れてスイッチ・・・」



提督(うわぁ・・・・)



提督(あの元気な青葉がこうなるか・・・)



提督(恐るべしブラック工廠・・・!)



提督「青葉ー?あーおーばーさーん?」ブンブン



青葉「来た鉄をセンターに入れてスイッチ・・・来た鉄をセンターに入れてスイッチ・・・」



提督「ダメみたいですね・・・そうだ」



スゥ―――――!


提督「おい新入りィ!動きが遅ェぞ!ノルマプラス50にして欲しいかァ!」



青葉「ひっ!お願いしますこれ以上は・・・って、司令官でしたか・・・」



青葉「って・・司令官?」



提督「・・・・」(無言で新聞を見せる)



青葉「ちゃ、ちゃうんです、それは」



提督「『ガサが作ったんです』だろ?」



青葉「はい!そうなんですよ~ガサったら私がやめようって言ったのに~・・・」



提督「ほう・・・?」スイッチオン



ボイスレコーダー君「ねーねーガサー?見てこれ、司令官と翔鶴さんの会話、聞こえちゃったんだけど~」



ボイスレコーダー君「これ加工して、新聞にしてー扶桑さんに伝えてー・・・」



ボイスレコーダー君「え?やめようって?何言ってるのー?こういうことこそジャーナリズムの真価が・・・・」



青葉「・・・・」ダラダラ



提督「えーこの情報はジャーナリストとして真実を伝えたいというジャーナリストの鑑、Kさんから頂いたものです」



提督「すばらしいですね、Kさんは。嘘とでたらめにまみれたどこかのジャーナリスト(糞)に爪の垢を煎じて飲ませてやりたいです」



提督「ね?」ニコオ



青葉「いや・・・あの・・・ほんと、さーせんした・・・」



提督「あっそうだ(唐突)工廠長ー」



第三工廠長「へいへい、なんだい提督さん?」



提督「こいつ、ここで追加で四日働かせてくれない?」



青葉「!!」デデドン!



工廠長「いやーさすがにそれは労働時間的にきついでさぁ」



青葉「!!」パァ



提督「あっそっかぁ・・・」



提督「じゃあしゃあねぇな、うーん・・・」



青葉(おやおや~?これは罪が重すぎてそれに値する罰がないのでは~?)



提督「うん、決定、お前駆逐たちと一緒に一週間座学な」



青葉「え?そんなことでいいんですか?」



提督「ここでもう二日働くのは変わらないがな」



青葉「やったー、青葉、なんか許された気分です!」



提督(まあ初日の教官は衣笠、つまり初日はあいつはいじられまくるだろう)



提督(それが続けばお前は『頭の中が駆逐たちと同じ人』という認識になる)



提督(そうしてあいつの記事を『小学生みたいな頭の人が書いた記事』として誰も信用させないようにする!ククク・・・我ながら完璧だ・・・)



青葉「あ、じゃあ青葉、仕事に戻るので、これで!」



提督「おーう、ガンバ―」




余談だが一週間とちょっと後、青葉の新聞はいつも通り大人気だったという



???「人々は現実味よりファンシーでダイナミックなスキャンダルの方を望んでいるんですよ!司令官!」とのこと









提督「ただいまー」ガチャ



翔鶴「あら提督、お帰りなさい♪」



提督「・・・・・え?」



翔鶴 ニコッ



提督「あーすまん、部屋間違ったわ」



翔鶴「執務室ならここであってますよ」



提督「・・・扶桑はどうした?」



翔鶴「さぁ?提督に愛想つかしてどこかに行ってしまわれたのでは?」



提督「まあいいや、電話すればいい・・・」



翔鶴「もう・・・せっかく二人きりなんですから、そんなものはしまって下さいな」ヒョイ



提督「・・・で?わざわざ何しに来た」



翔鶴「提督と一緒にいたいから、ではダメですか?」



提督「ダメだ、執務の邪魔になる」



翔鶴「ひどいです、私はこんなにも提督のことを思っているのに・・・」



翔鶴「いつから提督は私に冷たくなったんですか?」



提督(別に、今も翔鶴のことが嫌いなわけじゃない・・・だが)



翔鶴「?」クビカシゲ



提督(翔鶴を見ていると・・・何というか、心が揺らぐというか・・・)



翔鶴「どうしたんですか?提督」



提督(その言葉に甘えたくなるというか・・・・)



翔鶴「提督ー?」ブンブン



提督「ああダメだ、いいから出ていけ、執務の邪魔だー」オシダシ



翔鶴「あ~ん提督~ひどいです」



提督「スマホはもらうぞ!・・・・じゃあな!」ドアバタン



提督「ふぅ・・・・」






翔鶴「私はまだ諦めてなんかないですから・・・必ず取り返しますから・・・」コツコツコツ












提督  カリカリカリカリ



扶桑「すいません、提督-?」



提督「!!  扶桑ー!」ダキッ



扶桑「ふぇ!?/// て、提督、どうされたんですか?」アセアセ



提督「お前こそなんで執務室にいなかったんだよ~?」



扶桑「すみません、夜間遠征隊と夜間哨戒部隊の帰投ならびに報告を受けていたので・・・」



提督「あ・・・すまん、忘れてたわ・・・」



扶桑「忘れっぽいんですから、提督は」クスクス



扶桑「って、提督!?一人で執務をしていたのですか!?」



提督「え?ああそうだが?」



扶桑「・・・提督も一人で執務ができるようになったんですねー!!」ナデナデ



提督「お、おい、やめろ、撫でるなー!」



提督「まるで俺がいつも一人で執務できてなかったみたいじゃないか!」



扶桑「実際そうでした、だから私は嬉しいんです~♪」ナデナデナデナデ



提督「いいからなでるのをやめろぉ!」






提督「全く・・・今日は昼を熊野と食べつつ演習の作戦会議室なんだから・・・そりゃキチンと執務もするさ」



提督「そのあとは金剛型の茶会もあるんだし」



提督「あとアニメ見たいしで予定詰め詰めなんだ」



扶桑「最後のは趣味じゃないですか」



提督「いいの!・・・というわけで今日の執務も頑張っていきましょー!」



扶桑「おーーー♪」





提督「ふぅ・・・今日は書類がちょっと少なめかな?」ノビー



扉君「提督?いらっしゃいますか?」コンコン



提督「・・・この流れはまさか・・?」



大淀「はい!昨日と同じように書類が少なく送られてたようですよ!」



提督「やっぱりなぁ!」



扶桑「凄まじいデジャヴ・・・」



提督「ていうかお前は何でうれしそうなんだよ!大淀」



大淀「え?いやぁ提督は予想通りの反応をしてくださるなぁ・・・と」



提督(ド畜生の鬼畜が・・・」



大淀「な・に・か・?」



提督「イエナンデモナイデスヨヤサシイオオヨドサン」



大淀「ああ、そうでした提督、熊野さんがはやく来るように、と」



提督「へぇ!?はやくなぁい? 約束まで一時間くらいあるぞ!?」



大淀「ああ、いえ、いつも提督が遅れてくるから伝えてほしかったそうです」



提督「ゆうてもいつも5分遅れくらいだと思うんだけどなぁ・・・」



扶桑「約束の時間に遅れている時点で、言われても仕方ないと思いますけど・・・」



提督「ま、まじか・・・扶桑もそう思うのか・・・」



扶桑「私なら不安になっちゃいますね」クスクス



提督「う・・・気を付けるよ・・・」



提督「仕方ねぇな・・・熊野のためにも頑張って書類終わらせますか!」








執務終わって会議室にて・・・


扉君「熊野ー?入っていいかー?」コンコン



熊野「よろしくてよ」



提督「失礼しまーす」



熊野「提督、今日は珍しい早かったですわね」



提督「大淀と扶桑に言われちゃったからなぁ・・・約束を守れって」



熊野「・・・・また扶桑、扶桑って何なんですの・・・?」ボソボソ



提督「ん?何だ?」



熊野「いえ、提督がこんなに早く来たのはいつぶりかな、と言ったんですのよ」クスクス



提督「い、いうほど前のことかぁ!?」



熊野「ほんと、自覚のない殿方というのはこれだから・・・」ハァ



提督「す、すまん・・・  あっそうだ、これ昼飯のサンドイッチな」



熊野「どこのですの!?」



提督「お、落ち着け落ち着け、王道を征くセブンのだ」



熊野「やりましたわ!「せぶん」のサンドイッチ!大好きですの!」ピョンピョン



提督「子供かよ、お前は」ハハハ





熊野「はむはむはむ・・・おいひい、おいひいでふわ~!」



提督「あんまコンビニのばっか食ってると健康に悪いぞー」



熊野「・・・ふう、大丈夫ですわ、キチンとこんびにのご飯は週一回と決めていますの」



提督「あーまあそんぐらいなら大丈夫か、実際俺もお菓子食ってるしな」



熊野「さて、そろそろ本題に入りましょう」



提督「あー演習の作戦か」



熊野「そうですわ、提督は一応司令官の立場なのですから作戦も考えてくださいな」



提督「んーでも基本俺はそういうの一任してるしな・・・」



熊野「はぁ・・・大まかでもいいですから指揮をしたらどうなのですか?」



提督「別にしてないわけじゃないだろ?」



熊野「提督は個人の技に対しては詳しく教えます、けれど」



熊野「全体の指揮はからっきしですわ」



提督「うぅ・・・耳が痛い・・・」



熊野「提督が元々提督業のために軍に入ったのではないことは知っています、が」



熊野「私もお教えしますから、頑張って指揮能力を上げていきませんこと?」



提督「ハイショウジンシマス」



熊野「よろしいですわ!一緒に頑張りましょう!」



熊野(ふふ♪教育とはいえ提督と二人っきり、いつぶりでしょう・・・ああ、幸せですわ・・・・)



提督「あーじゃあこういう場面てどうすればいいんだ?」



熊野「ああ、ここはですね・・・・・」



 提督と熊野の勉強会は、金剛型の茶会ギリギリまで続いたという









提督「ふぃー・・・ほんと熊野は教えるのうまいな・・・」スタスタ



提督「さすがはここの駆逐から戦艦までを成長させたお方だよ、俺よりよっぽど司令らしい」ハハハ



提督「さてとー・・・金剛sisters、入るぞー」コンコン



金剛「oh!テイトクー、いらっしゃいデース!ささ、入ってくだサーイ!」



提督「ういーお邪魔しまーすっと」



提督「おおう、準備万端じゃんか」



比叡「司令ーいらっしゃーい」



榛名「いらっしゃいませ!」



提督「うっすーお邪魔すんぞー・・・あれ?霧島は?」



榛名「霧島なら誰かからの電話に出た後『すみません、お姉様方、私少しケジメ案kいえ所用ができたのでお茶会に出れません』と」



提督(霧島よ、俺はお前が非行に走らないやつだと信じているからな・・・)



提督「で、代わりにウォースパイトがいると」



ウォースパイト「oh!Sorry、お邪魔だったかしら」



提督「あい、いやそうではないですよ、寧ろ俺の方がお邪魔ですよね・・・」



ウォースパイト「いえ違います、Please raise your head、my lord」



ウォースパイト「前から思っていたのだけれどなぜAdmiralは私に対してそんなあらたまるのかしら?」



ウォースパイト「私が王女のような格好だから?海外の艦だから?」



提督「い、いやそうじゃなくて・・・」



提督(頼む、この辺で勘弁してくれ!)



ウォースパイト「じゃあそれとも・・・・Conquerorの件があるから?」



提督「・・・・・・・・・」



金剛「ヘーイテイトク~、Conquerorって何ですカ~?」



榛名「こんからー?榛名も気になります!」



比叡「私も私も!」



提督「えーっとコンカラーってのはな、世間一般ではイギリスのウィリアム1s「戦車ですよ?」



ウォースパイト「確かにConquerorはウィリアム1世のことですけど、Admiralに給与したものは戦車の方ですよ?」



提督「・・・・・・・・・・・」デデドン!



金剛「ヘーイテイトク~・・・ワタシずっと気になっていたんですヨー、鎮守府の倉庫を急に私物化して・・・」



金剛「イッタイ何にあんな広ーい倉庫を使うのカナーって」



提督「・・・・・・・」ダラダラ



金剛「前にもテイトク、クロムウェル(イギリスの戦車)隠してたのバレて扶桑に怒られたよネー?」



金剛「今度のがばれたらどうなるんデショウ?ね?テ・イ・ト・ク?」



提督「・・・何が欲しい」



金剛「ン~・・・ソウデスネ~・・・休暇四日を申請しマース!」



提督「くっ・・・四日もの偽造はきついんだぞ・・・で?榛名と比叡は?」



比叡「なら私はいつか司令に私のカレー作りのアシスタントやって欲しいです!」



提督「・・・・・・・・・」チーン



提督「あぶねぇ、意識が飛びかけてた、で榛名は?」



榛名「い、いえ、提督に迷惑が掛かってしまうので榛名は・・・」



提督「もういいよ、口止めだと思ってくれ、何かやらないと俺が不安になる」



榛名「え・・・え、な、なら榛名は・・・」



提督「おう、なんだ?」



榛名「て、提督とデートがしたいです!」カァ



提督「デ、デート?い、いやまあ別にいいが・・・」



榛名「本当ですか!?やった、榛名やりました!」ピョンピョン



提督「・・・・・・とりあえずこれでこの話はなしな」



金剛「ハイ!では本題に入りまショウ!」



提督「本題つっても、どうせお前の彼氏の話だろ?」



金剛「!?テイトクはエスパーデスカ!?」



提督「その話で何回呼ばれてると思ってんだ、ほんと」ヤレヤレ



提督「ウォースパイトだってこののろけ話聞かされ続けて飽きたよな?」



ウォースパイト「Kongoが・・・boyfriend!?ウ、ウソよ噓・・・」ブツブツ



提督「おーい、そうだよなーウォースパイトー?」



ウォースパイト「Kongoに彼氏なんて嘘でしょう?Admiral!!?」



提督「え・・いや、真実だけど・・・」



ウォースパイト「・・・・・」バタンキュー



提督「ウォースパイト!?大丈夫か?」



ウォースパイト「嘘よ・・・噓・・・Kongoに・・・ふふふ・・・噓だわ・・・ええ、きっとそう」



提督「あーまあ、俺も最初相談受けた時そんな感じになったな」



金剛「・・・ワタシってどういう認識なんデスカ?」




提督「え・・・・どういうって・・・」





提督&ウォースパイト「「『テイトクゥ!バーニングラブ』っていつも言ってるイメージ」」



金剛「Why!!??」



提督「まぁいい、で?今回の相談は?どうせ休暇も彼関連なんだろ?」



金剛「ハイ!今度カレの実家の近くでお祭りがあるのデスガ・・・」



金剛「それに一緒に行かないか、と誘われちゃったデース!」クネクネ



金剛「じ、じ、実家の近くってことは・・・キャー親御さんに会うってことデスヨネー!!」クネクネ



提督「・・・いつもこんな感じでございます」ヒソヒソ



ウォースパイト「Oh・・・予想以上に面倒なコだったのね・・・Kongo」ヒソヒソ



比叡「私も正直最近面倒だなって」ヒソヒソ



提督「金剛大好き比叡がこういうって相当だぜ?」ヒソヒソ



榛名「と、とにかく提督が解決しないとどうにもならなそうですし・・・」ヒソヒソ



提督「へいへい、覚悟はできてますよー」ヤレヤレ



提督「おーい金剛ー」



金剛「ハッ!?どこか別の世界へと行っていまシタ」



提督「ほら、お前らのラブラブっぷりはわかったから、なんだ?今回のお悩みは」



金剛「ハイ!それはデスネー・・・親御さんと会う時の礼儀作法を教えてほしいんデース!」



提督「ふーむ、予想以上に普通・・・」



比叡「ですね」



金剛「ナゼワタシが変な質問すると思ったんデスカ・・・」




全員「「「「え?金剛(お姉様)だから」」」」



金剛「だからWhy!?!?」



提督「もう仕方ねぇな・・・じゃあ(礼儀)正してやるか!」



金剛「テイトクー!!ワタシは信じていましたヨー!」



提督「はーいはい、俺は厳しいぞー、覚悟しておけよー」



ーーーTeaching Nowーーー



提督「まあこんなとこかな」パンパン



金剛「キ、キツイデース・・・」



提督「金剛は相変わらず飲み込みが遅いなぁ」ハハハ



榛名「い、いえ提督・・・私でも結構大変だと思ったくらいですよ?」



提督「マジ?そんなに?」



提督「扶桑に教わったことそのままだったんだけどなぁ・・・まあ扶桑の教え方がうまかったんだろう」



比叡「って、司令!気付いたらもうこんな時間ですよ!」



提督「うおっ!?マジじゃん、飯・・・には結構時間微妙だしなぁ・・・」



提督「まあ俺はとりあえず執務室戻るよ」



金剛「相談に乗ってくれてありがとうデース!」



提督「おう、がんばれよー」






 執務室にて・・・



提督「ただいまーっと」



提督「って誰もいないんかーい」



提督「まあいいや、それならそれで・・・自室でアニメでも見てよ」



ガサガサ



提督(ん?何か俺の部屋から音が・・・)



提督(そーっと・・・そーっと部屋に近づいて・・・・せーの!)



提督「誰だ!!」バァン!



山城「へ?え?何で提督が・・・え?ちょ」



提督「・・・お前、何してんだ?」



山城「すいません!一旦出て行ってもらってもいいですか!?」バチン!



提督「ウヴォア!」ドンガラガッシャーン



提督「てめ、山城ォ!そこ俺の部屋!何でお前に出てけなんて言われなきゃならないんだ!」



山城「いいからちょっとだけそのまま外にいてください!」



ーーーしばらくお待ちください。ーーー



提督「おーい山城ーそろそろいいだろ?」



山城「・・・どうぞ」



提督「あのさぁ・・・いや普通に扶桑からもらえば?写真」



提督「扶桑だってお前が扶桑のこと好きなの知ってるし」



山城「え、マジですか?」



提督「あれで気づかれないと思ってたのか・・・」



山城「きっと姉に欲情する気持ち悪い妹だと思われてるわ・・・間違いない・・・はぁ、不幸だわ・・・・」



提督「いや別にいいんじゃね?扶桑もなんも言ってなかったし」



提督「むしろ可愛い妹で良かったわって言ってたし」



山城「本当ですか!?」パァ!



提督「お、おう、ほんとほんと、マジマジ」



山城「~~~~!やったぁ!」



山城「じゃあ久々に不幸じゃないので私はこれで・・・」



提督「お、待てい、とりあえず写真、返そうか」



山城「何で返す必要なんかあるんですか(正論)?」



提督「いや(正論)じゃねぇよ、後で扶桑のとこだけくりぬいてコピーしてやるから返せ」



山城「いえ!私は自然に撮られた姉様がいいのでこれはもらっていきますから!」ダッ



提督「いや別にそれコピーしてもいいし・・・って行っちゃったし」



提督「人は冷静さを失うとああなるんだな、コワイコワイ」






山城「姉様・・・ぐへ、ぐへへへ・・・」ニヤニヤ



山城「・・・それにしても提督は・・・・・何で・・・・」



扶桑「あら山城?どうしたのその写真、提督からもらったのかしら?」



山城「ふひゃいうえ!?!??いいいいいえ、いやはい!て、提督からさっきもらいましたはい」



扶桑「? ふふ・・変な山城ね」クスクス








提督「んっ!ふぅ・・・とりあえずこれでアニメは消化っと」



提督「さてと、そろそろ飯と行きますか」




食堂にて・・・



提督「今日は・・・・あーカレー曜日か、誰のだっけか」



提督「間宮さーん、今日のカレー担当って誰ですかー?」



間宮「あら提督・・・今日はたしか」



瑞鶴「私だよ!提督さん!」



提督「お前だったのか瑞鶴」



瑞鶴「私が当番なの忘れちゃうなんて提督さんひどいよー」



提督「いやーすまんすまん・・・まあ瑞鶴なら味は安心だな」



瑞鶴「瑞鶴は可愛いくて料理もできて頭も良くて強い娘だって?いやだなー提督さん、私照れちゃうよ」エヘヘ



提督「誰もそんなにべた褒めしとらんわ」ベシ



瑞鶴「あいた!」



間宮「ふふふ、楽しそうですね」



提督「なんかこいつは女の子っぽくないんで友達みたいな感覚で喋れるんで楽なんですよね」ハハハ



瑞鶴「ウソ、私の女子力低すぎ!?」ガーン



瑞鶴「あ、間宮さん、私にもカレーくださーい!」



間宮「はーい・・・・・っと、二人共お待たせしましたー瑞鶴カレーですよ」



提督「では俺たちはこれで、間宮さんありがとうございますね」



瑞鶴「レシピは私のだけどね!」



提督「実際に作ったのは間宮さんだろ」ヤレヤレ






瑞鶴「ふっ私は有能だから事前に席をとっておいたのよ!」ガタン



提督「ワースゴーイズイカクユウノウー」ガタン



瑞鶴「何か提督さん、今日辛辣じゃない!?」



提督「・・・てかさ、翔鶴は?一緒じゃないよな?」



瑞鶴「あー翔鶴姉ならちょっと弓引いてくるって言ってたよ?」



提督「そうか、ならいいんだ、いただきます」



瑞鶴「いただきまーす・・・で、提督さん、なんで最近そんなに翔鶴姉を避けてるの?」



瑞鶴「昔はずっと仲良さげだったじゃん」



提督「あー昼間翔鶴にも似たようなこと言われたな」



瑞鶴「ふーん、で?なんでなんで?」



提督「・・・特別理由があるわけではないんだがな、強いて言えば・・・・・」



瑞鶴「強いて言えば?」



提督「俺が扶桑のことを好きになったからかなぁ・・・」



瑞鶴「・・・どゆこと?」



瑞鶴「扶桑さんのことが好きになったからって翔鶴姉を避ける理由にはならない、ならなくない?」



提督「うーん、これを女性のお前に言ってもわかんないかもだけどさ、」



提督「翔鶴ってその・・・なんていうのかな、魔性って感じしない?しないか」



瑞鶴「あ、それちょっとわかるかも」



提督「お、わかるか」



瑞鶴「うん、私も時々『翔鶴姉素敵だなー』って思うもん」



提督「そうそう、でさ深く交われば交わるほど、アイツの仕草、言葉、全てに吞まれるっていうか」



提督「まあ要するに扶桑への愛を吸い取られていくような気がして嫌だなって話」



瑞鶴「うーん、ちょっとわかんないなぁ・・・なら翔鶴姉のこと、好きってことじゃないの?」



提督「自分でもよくわかんないけどさ、理性や心では扶桑のことが好きなんだけど、本能が翔鶴に従いたくなっちゃうっていうか・・・」



提督「・・・なんか自分でも何言ってるかよくわかんなくなってきたわ、てかそろそろ食おうぜ、冷めちゃうよ」ハハハ



瑞鶴「そうだね・・・・でも私もわかんない、誰かを好きになったことなんてないし」



提督「無いの?一度も?この人カッコイイなーとかも?」パクパク



瑞鶴「そりゃテレビで見るアイドルとかをカッコイイなーって思うことはあるけどさ、それは『好き』ってことじゃないと思うんだよねー」



提督「金剛みたいに鎮守府の中で探せば?」



瑞鶴「整備士の人と付き合ってるんだっけ、金剛さん」パクパク



提督「今日もその相談受けてたわ」



瑞鶴「ふーん・・・でもいいや、私は恋なんかしてるより遊んでた方が楽しいもん」



提督「まあ昔は俺もそう思ってたっけなぁ・・・遊びではなかったけど」シミジミ



提督「そういう意味では俺をこういう風にしてくれたのは他でもない翔鶴か・・・」



瑞鶴「初恋だっけ?」ニヤニヤ



提督「・・・そうだよ、告ってすらなかったがな」



瑞鶴「で扶桑さんに乗り換えたんでしょー?この浮気者めー」(・∀・)ニヤニヤ



提督「うっせ!いつかお前に二人以上彼氏できたら同じようにからかってやる」



瑞鶴「精々頑張ってねー提督さーん?」



提督「はぁ・・・カレー、美味しかったよ、ごちそうさま」ガタッ



瑞鶴「ん、お粗末様でした!で私もごちそうさま!っと」ガタッ








日課のランニングも終わり、お風呂にて・・・



提督「あぁ^~生き返るわぁ^~」カポーン



提督「マジ風呂って偉大だと思うわ、ほんと」



扶桑「提督ー?」



提督「え?風呂イベント始まっちゃう感じ?これ」



扶桑「タオル忘れていましたのでここに置いておきますね、ではー」



提督「・・・はーいサンキュー・・・・・」



提督「まあそんなイベント、このSSで始まるわけないよな・・・」



提督「あー平和なのはいいけどほんと何も起こらないからなぁ・・・」



提督「実際夜には書類も終わってるんだしなんか夜できそうなこと企画してみよっかな」





提督「・・・というわけでお前たちに意見を求めに来た」ホカホカ



卯月「司令官、あっついっぴょん、風呂上がりで速攻こっちくんなぴょん」



弥生「確かに・・・ちょっと暑苦しいです・・・」



提督「おぉう・・・卯月はともかく弥生のはきつい・・・」



如月「そうかしらぁ?私は好きよ?司令官のに・お・い❤」



睦月「そうにゃしい!別に臭いわけでもないし!」



提督「ありがとう・・・わが娘たちよ・・・」



卯月「うわ、こいつきっもいぴょん、卯月たちのこと娘とか言い出したぴょん」



水無月「でも卯月、きもいはかわいそうじゃないかい?」



皐月「そうだよ!司令官だって人なんだ、思っていても口に出してはいけないことだってあるんだよ!」



提督「うん、皐月、お前の言葉が一番心にグサッときたわ」



皐月「気にしない気にしない!男の子は強くなきゃ!」



提督「まったく調子のいいことを・・・まあいい、で?なんかいい案ないか?」



卯月「はいはーい!修練所を使ってみんなでドミノやりたいぴょん!」



弥生「却下、卯月絶対途中で崩すから」



卯月「なぜばれたっぴょん!?」ガガーン!



提督「・・・ハイ次」



皐月「はい!僕はね、クイズ大会がしたいかな!」



水無月「それ、僕も賛成かも」



提督「・・・卯月のよりは五億倍くらいいいんだけど・・・年齢がな・・・」



提督「艦種ごとに問題を作るのは大変だしな・・・」



皐月「むぅ・・・そうかー」



提督「でも検討はしてみるよ」



皐月&水無月「本当かい?」キラキラ



提督「ああ、実際面白そうだしな!」



皐月&水無月「やったぁ!」パァン!



提督「さ、次は?この調子でドンドン出してくれ」



睦月「睦月、みんなで鬼ごっこがしたいなぁって思うかな!」



提督「あーそれいいな、陸でも駆逐はすばしっこいから、戦艦とか翻弄できて楽しそうだし!、考えとくわ」



睦月「やったにゃしい!」



提督「如月は?なんかない?」



如月「そうですね~・・・鎮守府の皆さんのために夜のお店とかかしら?」



提督「捕まる、捕まる!」



水無月「提督、夜のお店ってなんだい?僕わからなくて」



提督「水無月、知らなくていいぞ、お前は純粋なまま育ってくれ」



卯月「じwゅwんwすwいwとwかw 司令官、人はいずれ汚れるものだぴょん」



提督「黙れクソガキ、お前より汚れた子供を俺は見たことがない、それに水無月は汚させない」



水無月「司令官・・・」ポッ



如月「・・・はーい、茶番はいいから案を出していきましょうねー」



提督「む、それもそうだな、はーい、意見ある人ーーー」



「「「はいはーい!」」」




こうして夜はどんどんと深まっていったのであった








その後提督の自室にて・・・



提督「いやー話し込んで危うく遠征と哨戒忘れるところだった」



提督「アイツらのためにも夜遅くまで話すのはよくないな、うん」



提督「まあいい、今日やることは全部終わったし」



提督「んじゃお休みー」ショウトウ

























燃える街の夢



周りの人たちが死んでいく夢



熱い、熱い夢



見ているだけで苦しくなる、そんな夢



その地獄を生き延びた人間が一人



そんな夢を見た
















ジリジリジリジリジリジリジリジリ!




提督「!?」ガバッ



提督(クソッ!胸糞わりぃ夢だ)



提督(そしてこの警報が鳴るってことは・・・)



専用無線「こちら大淀、提督!聞こえますか!?哨戒部隊が沖合60kmに敵勢力を発見したようです!」



提督「ああ、聞こえている・・・・敵は?」



専用無線「はい、哨戒部隊の報告によると、ルEが1、リEが1、ホFが2、二Eが2です」



提督「了解、航空基地隊にスクランブル要請、編成は陸攻3中隊の直掩の52が1中隊だ」



提督「哨戒部隊は航空機到着まで観測状態を維持、威嚇射撃程度のみを許可する」



提督「俺もすぐに作戦会議室に向かう、その間の指示は任せるぞ」



専用無線「了解です」






作戦会議室にて・・・



提督「さて、これでまた書類が増えたな」



大淀「冗談言ってる場合ですか?」



提督「まあな   だがいくら夜間とはいえ陸攻はやってくれるだろう」



提督「航空隊の現在地は?」



大淀「現在目標との距離、20km、あと15分程度で交戦かと」



提督「・・・ふむ」



提督「哨戒部隊旗艦、川内、聞こえるか?」



無線「聞こえてるよー」



提督「これより敵勢力への武器使用を許可、ただし交戦距離は10km以遠とし、被弾を避けることを優先にすること」



無線「まあつまりいつも通りの夜戦だね!?やったぁ!夜戦、夜戦!」



無線2「提督、うちの姉がうるさくてすみません・・・」



提督「いいよいいよ、いつものことだし」



提督「ま、とにかく今のポイントを踏まえたうえで交戦してくれ」



無線「「「了解!」」」








提督「ふぅ・・・」



大淀「・・・なんか提督が提督やってますね」クスクス



提督「なんだ大淀、いつもの俺は提督してねぇって言いたいのか?」



大淀「はい!なので指揮をされる提督を久々に見て、新鮮だなーって!」



提督「泣くぞ?マジ」



大淀「さ、もう少しです、やっちゃいましょう」



提督「だな・・・陸攻は敵艦隊に対し、飽和状態に魚雷を投下、もしくは爆弾を投下」



提督「これで戦艦を、出来れば重巡も沈めてくれ」



提督「軽巡が10kmから戦艦を沈めるのは厳しい、哨戒部隊は敵の重巡以下を狙うようにしてくれ」



提督「一気に終わらせるぞ、砲雷撃戦、はじめ!」



無線「「「「了解!!」」」」







提督「・・・戦闘終了」



無線「「「ハァ     ツカレター    キンチョウシター」」」



提督「こっちも疲れたっての・・・」



む川内「提督久々の指揮だもんねー、指揮自体はよかったけど所々緊張しすぎー」ハハハ



提督「で?損傷は?」



む川内「小破2だけだね」



提督「優秀、優秀   まだ哨戒続けられそうか?」



む川内「余裕余裕」



提督「本当か?無理してないか?特に駆逐たちは」



無線「楽勝よ!」「余裕さ」



提督「・・・ならよし!今日はお前ら帰ってきたら間宮パフェだぁ!」



無線「「「やったぁ!」」」



提督「だからもうちょっとの間、哨戒頑張ってくれ!」



無線「「「了解!!」」」





しばらくして・・・



大淀「提督はもうお眠りにならないんですか?」



提督「もう目が覚めたし、今からほんのちょっとだけ寝るってのもなぁ・・・って」



提督「さっきの戦闘の報告書もあるし、このまま起きてるよ」



大淀「では、私も手伝いますよ」



提督「珍しいな、お前が俺の手伝いなんて」



大淀「気まぐれですよ気まぐれ」



提督「・・・気まぐれか」



大淀「ええ、そうです」



提督「んじゃやり始めようか」









提督「・・・・・」カリカリカリカリ



大淀「・・・・・」カリカリカリカリ



大淀「・・・提督、いつもありがとうございます」



提督「・・・おうよ」





提督「ふぅ・・・もういい時間だな」



大淀「ですね」



提督「大淀、もう上がっていいぞ」



大淀「あ、了解です   ではお先に失礼します」



提督「お疲れー」フリフリ




チリリリリチリリリリ



提督「珍しいな、こんな時間に電話なんぞ」ガチャ



提督「はい、執務室」



長門「提督!今日の稽古はどうしたのだ!」



提督「いきなりうっせ!・・・えー朝深海棲艦との交戦指揮してて疲れたんだけど・・」



長門「知ってるとも!だがそれとこれとは別であろう!」



提督「そもそも木曾とかいるだろ、今日は」



長門「確かにそうだが・・・私は貴方にリベンジしたいのだ」



提督「残念だがもう時間がなぁ・・・」



長門「くっ!やはり気付いたか・・・・明日は必ずだからな!」



提督「あはは・・・はいはい」ガチャン



提督「で、扶桑、朝礼の準備は終わってるか?」



扶桑「なんでそんなに察知範囲広いんですか・・・私ドアの前に居たのに」



提督「ふふふ、軍人をなめないことだ」



扶桑「朝礼の準備は整っていますので早速行きましょう」



提督「だな!」






扶桑「そういえば提督、今日哨戒部隊が深海棲艦と交戦したと聞いたのですが?」



提督「ああ、三時くらいか、全艦撃沈でこっちは小破2だってさ、優秀だよなー」



扶桑「損傷はそれだけでしたか、よかった」



提督「扶桑は優しいなぁ・・・まず真っ先に損傷の方を心配するとは・・・・」ホロリ



扶桑「提督は違うんですか?」



提督「俺はもう全面的に信頼してるからなぁ・・・損傷はしないものと考えてるし」



提督「まあだからワンパン大破とかあるとへこむぜ・・・」



扶桑「でもみんなを信じてくれていることは艦娘としてすごく嬉しいですよ♪」



提督「そういってもらえるとこっちも嬉しいよ」








朝礼とか終わって朝食にて・・・



扶桑「・・・提督?さっきのはどういうことですか?」



提督「ンー?ナンノコトカナー?」



扶桑「『最近暇なので、今日の夜から娯楽の時間を設けることにした、今日はみんなでカラオケ大会だ!みんな踊れぇ!』」



扶桑「なんです?カラオケ大会って?今曲がりなりにも戦時中ですよ?」



提督「い、いやー・・・最近この辺平和だし・・・」



扶桑「・・・今日も深海棲艦出たんですよね?」



提督「・・・ハイ」



扶桑「もう!提督は何に対しても抵抗がなさすぎです!」



扶桑「遊びと分かるとすぐ飛びついちゃうんですから!」



提督「ハイスイマセン」



扶桑「これからは私も混ぜてください!」



提督「ハイスイマ・・へぇっ!?」



扶桑「で、ですから、私も提督たちと・・・楽しく過ごしたいんです///」



提督「ってことは?遊びOK?」



扶桑「きちんとお時間は守って下さいよ?」



提督「もちろんもちろん!」



提督「いやー扶桑はこういうの嫌いかなって思ってたんだけど、よかった、俺扶桑とこういう遊びしてみたかったからさ」



提督「目一杯遊ぼうな!」ニカッ



扶桑「~~~!その笑顔は反則ですよぉ~!」ダキッ



提督「うおっ!?ふ、扶桑、みんなみんな見てるから!」アセアセ



ワッキャワッキャ




周りの人々「「「やっぱりなんだあのムカつく空間」」」








執務室にて・・・



川内&神通&那珂ちゃん&暁&響「ただいま夜間哨戒部隊と・・・」



龍田&文月&長月&菊月&ミカ&望月「夜間遠征隊帰還しました!」ビシッ



提督「ほい、遠征隊と哨戒疲れさん」



川内「いやー久々の戦闘で疲れたよー」



提督「いやほんとうにありがとな、重巡もいない状況でよく打ち勝ったと思うよ」



川内「まあ航空隊の支援もあったし何よりも・・・夜戦だからね!私は夜戦なら負けないよ!」ブンブン



龍田「あら~戦闘があったんですよねぇ~?私も参加したかったわぁ・・・」



提督「お前と天龍は途中で砲雷撃戦から斬撃戦になるからダメ」



龍田「ひどいわ~、私だってやろうと思えば砲雷撃戦できるのよ~?」



提督「『やろうと思えば』の時点でアウトだから」



暁「で?司令官、間宮パフェはまだ!?」ソワソワ



提督「落ち着け暁、パフェは逃げんぞ」



暁「し、知ってるわよ!」



提督「あとな、レディはそんなにパフェごときにソワソワしないぞ」



暁「ソワソワなんてしてないわよ!まったく!」



提督「はいはい、暁はレディレディ   ほらよ、間宮パフェの交換券」ヒョイ



提督「眠い中哨戒がんばったな」ナデナデ



暁「べ、別に眠くなんかなかったし・・・あ、でもなでなでは続けて」



提督「暁はまだまだ甘えん坊さんだなぁ」



暁「むぅー!子ども扱いしないでよー!」プンスカ



川内「暁は本当にかわいいねー」



那珂ちゃん「カワイイは那珂ちゃんのアイデンティティなのにー!」



神通「ここにもお子様が一人・・・」



提督「那珂ちゃんはほら、『那珂ちゃん』だから・・・」



那珂ちゃん「そうだよ!那珂ちゃんはナンバーワンでオンリーワンだもん!提督わかってるぅ!」



提督(あれ?おれちょっと皮肉で言ったつもりだったんだけど)



文月「ねぇ司令官ー、ふみづきたちにもその紙、ちょうだいよ~」スソクイッ



提督(なにこの娘、こわいくらい純粋な目で俺の制服のすそつかんでるんだけど・・・やべぇ・・かわいいとかそういう次元を通り越して・・なんだ?神?女神か、その領域に到達するくらい純粋な目をしてドスッ



提督「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」



提督「龍田さんあんたなにをしてくれとるんですかぁぁぁああぁ!・・・ガチで金的やんなくてもぉ!・・・」



龍田「あら~?文月ちゃんに劣情を感じそうになった人が何を言っているんでしょう~?」



菊月「司令官・・・貴様・・・」ドンビキ



文月「ねぇ~? れつじょう って、なあに~?」



望月「ん?劣情ってのはなねーようは「あーーー!」



長月「あーー!なんだろうな、急に間宮パフェが食べたくなってきた!さぁ司令官、はやく交換券をくれ!」



提督「お、おう、そうだったな!ほ、ほらよ、龍田も含めて六人分な!」



三日月「で、では司令官、私たちはこれで!失礼しますね!」ソソクサ



龍田「あらあら~♪」





川内「まあ、今のは見なかったことにしておくよ!」



提督「おいおい待て待て、違うんだ、あれは普通に文月が可愛くて・・・」



神通「えっ・・・!?」



提督「いやそういうことじゃなくて!」



川内「まぁわかってるよ、冗談冗談」



那珂ちゃん「それじゃ那珂ちゃんたちは間宮いこっか★」



神通「そうですね♪」



響「すまない、司令官、このあと演習のことで話があるんだが、いいかい?」



神通「では私たちはお先に、失礼しました」



暁「響、暁は先に六駆の部屋に戻ってるからね」



響「うん、じゃあね」







提督「で?演習についての話ってのは?」



響「うん」ピトッ



提督「・・・演習の話をするのに俺のひっつく必要はあるのか?」



響「うん」ピッタリ





提督「・・・・・・・・・そろそろ離れてもいいんじゃないか?」



響「いやだ」



響「最近司令官とくっつく時間がなかったからね」



響「こうしていないと、落ち着かないんだ」



提督「この鎮守府には甘えん坊さんしかいないのか?」ハハ



響「かもね、少なくとも私は司令官にずっと甘えていたい」



提督「・・・・そろそろ俺から卒業したらどうだ?」



響「いやだね」



響「私を離さないでくれ、司令官」



響「司令官には好きな人がいる、それはわかっているよ」



響「でも、私から離れないでくれ・・・もう、一人はいやだ」



響「わがまま・・・かな?」



提督「だな」クス



提督「でも響、俺はお前を離さないさ」



提督「少なくともお前が誰かを好いて、俺から自立できるまでは」



響「そうかい、なら・・・」



響「ん」チュ



提督「!!」



響「司令官、私はあなたのことが好きだ」



響「今はまだ、頬にしかできないけど・・・」



響「いつか、その唇を、私のものにして見せるから」



響「話はそれだけだ、失礼するよ」ドアバタン






提督「・・・・・・・・・・・・・」



提督「んなこたわかってたよ・・・」



提督「はぁ・・・まるで呪縛だよ、これじゃあ」









六駆の部屋・・・



暁「あら響、おかえりなさい」



雷「おかえりー   って響、なんかうれしそうね?」



電「なのです!」



響「・・・・いいや、司令官から間宮パフェ交換券をもらったから機嫌がいいだけだよ」



暁「ちょひびk「間宮の交換券もらったの!?」



電「二人だけずるいのです!」



暁「こうなるから言わなかったのに~~~!」



響「ご、ごめん」



雷「って、暁、その券なんか重なってないかしら?」



暁「ん?どれどれ・・・・ほんとだ!三枚ある!」



電「司令官、けんかになると思って私たちにもくれたのです!」



雷「流石司令官ね!」



暁「よし!じゃあ第六駆逐隊、間宮パフェのためにいざ!抜錨!」



響&雷&電「「「おーーーー!」」」






執務室・・・



提督「はぁオワンネ」



扶桑「提督、今日は予定詰め詰めですよ?」



提督「知ってるさ~書類に指導にカラオケ大会・・・忙しいよなー」



扶桑「そんなに大変なら最後を削ってはいかがでしょう?」



提督「それはできない相談だな」フッ



扶桑「まぁ、なんだかんだで私も楽しみにしていますので、頑張ってやって下さいね?」



提督「あったりまえよ!」









そして・・・



提督「終わった・・・・・・・・」



扶桑「はい!お疲れ様です」



提督「飯食う余裕は・・・なさそうだな」



扶桑「あっ提督、よろしかったらお昼ご飯作りましょうか?」



提督「いいよ悪いし」



扶桑「私なら大丈夫ですから、ね?」



提督「そ、そこまで言うなら断る理由もないしな、じゃあお願いするよ」



提督「軽くでいいからな?」



扶桑「はい、でも期待していてくださいね?自信はあるんですから」フンス!



提督「ふふ、助かるよ」










提督「熊野ー?入るぞー」コンコン



ドア君「はーい、どうぞー」



提督「おっす熊野・・・ってあれ?」



鈴谷「ちーっす!」



提督「鈴谷、熊野は?」



鈴谷「なんかトイレ行ってくるって言ってたよ?」



提督「仮にも女の子なんだから『お花摘みに行った』ぐらい言おうぜ?」



鈴谷「お花摘みだってー!ていとく古っ!」



提督「え?お花摘むって言わない?」



鈴谷「そういうことじゃなくてさーダサいしメンドーじゃん?いちいちお花摘みにーとか」



鈴谷「普通にトイレ行ってくるーでいいじゃん?」



提督「お前は少し恥じらいを持て」



鈴谷「鈴谷の理想像はほら、フレンドリーに接せる女友達、だから」ニシシ



熊野「ただいま帰りましたわ・・って提督、もういらっしゃってたの」ガチャ



提督「おう熊野ーすまんな、鈴谷との大事な時間を奪って」



熊野「そんなんじゃありませんわ・・・まったく・・・・」プイ



鈴谷「あーあていとくやっちゃった」ヤレヤレ



提督「え?なにこれ俺が悪い感じ?」



鈴谷「っしょ?」



熊野 コク



提督「あー・・・・すまんな熊野!別に熊野は鈴谷のことが好きじゃなかったんだな! これでいいだろ?」



鈴谷「あ~あ・・・・ていとくやっちゃった」



提督「え?またおれなんかやらかしt「提督の分からず屋ぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」ドォン!



熊野「何で気付いてくれないんですの!?私の恋心!なんであなたはこう朴念仁なのかしら!?」



熊野「そもそも提督はいつも・・・・って」



提督 チーン



熊野「・・・・・」



熊野「・・・・はぁ・・もう・・・・疲れましたわ・・・・」



鈴谷「あ、あはは・・・」






熊野「さて、そろそろ講義を始めますわよ」



提督&鈴谷「はーい・・・」「はーい!」



熊野「提督?」



提督「ハイナンデショウカクマノセンセイ」



熊野「今日の私は機嫌がちょぉぉぉっぴり悪くてよ?」



熊野「特にあなたには厳しーく行くつもりですので覚悟しておいてくださいな?」



提督「・・・・」ダラダラ



熊野「返事は!?」バシッ!



提督「はい!はい!はい!はい!」(´;ω;`)



熊野「はいは一回ですわ!」ビシィ!



提督「はい!!」



熊野「よろしくてよ・・・では!講義を始めましょうか♪」












食堂にて・・・



提督「熊野こわかったよ~・・・・何もこんな時間までやる必要はないじゃないか・・・」



蒼龍「あはは、そんなんでへこたれるなんて提督はメンタル弱いなぁ」



飛龍「でも教え方とかはよかったんでしょ?」



提督「うん・・・さすがは熊野大先生ってかんじ」



飛龍「ふぅん・・・で、提督、わざわざ私たちのところに来たってことは演習がらみで何かあるの?」



提督「いいや?なんとなーくお前らがいたからお邪魔させてもらっただけだ」



蒼龍「うれしいこと言ってくれるねー提督は♪」



提督「なんたって大事な部下だしなによりも・・・」



提督「二人ともかわいいもんな~!」



飛龍「もー照れるじゃない」



蒼龍「ほ、ほんとよね、急にそんなこと言われても・・・」



飛龍「あー顔真っ赤になってるー!乙女だなぁ、蒼龍は」



蒼龍「そ、そんなんじゃないから!」



飛龍「この間は『扶桑さんとケッコンしちゃったし、私も諦めようかな・・』とか言ってたくせに~」



飛龍「蒼龍ったら、未練たらたらじゃん♪」



蒼龍「ち、ちがっ!違うのよ提督、これはね・・・」



提督「ほ~う、何が違うのか説明してもらおうじゃないか~」ニヤニヤ



飛龍「もらおうじゃないか~」ニヤニヤ



蒼龍「もぉ!提督のばかぁ!!!」カァァ





提督「とりあえず決めたわ」



飛龍「ん?何を?」



提督「せっかく熊野に教わってるんだから、明日から演習までキッチリと、みんなで訓練でも、と思ってね」



飛龍「あっ、そっかぁ・・・」



提督「すまん、なんか予定あったか?」



飛龍「そういうわけじゃないんだけど・・・ねー・・・」



提督「なんかあるんなら遠慮せず言っていいぞ?」



飛龍「あ!そうそう蒼龍、買い物があるんだよねー」



蒼龍「ふぇ?そんな約束してn「ねー!ほら提督、蒼龍もあるって言ってるしー」



提督「・・・お前、さぼりたいだけじゃね?」



飛龍「そそそ、そんなんじゃないよ!?ね!?蒼龍」



蒼龍「え・・あ、う、うn「蒼龍、本当のことを言えば演習が終わったら一緒に買い物でも行ってやってもいいぞー?」



蒼龍「うん・・・えっ!?ほんとうに!?」キラキラ



提督「おっそうか、決まったな」



提督「で?蒼龍、飛龍に予定があるってのは本当か?」



飛龍「え、ちょ、そ、蒼龍?私たち親友だよね・・?」



蒼龍「ごめんね、飛龍♪」



飛龍「蒼龍、貴様ァァァァァ!!!」



提督「よーし、偉いぞ、蒼龍」



蒼龍「えへへ~♪」



提督「ってことで飛龍、キッチリ訓練しようなー!」



飛龍「クソぉぉぉぉ!」
















娯楽室にて・・・



提督「さあみんな!今日は約束通りカラオケ大会だぜぇ!」



参加者達「イェェェェェェェェェェェ!!!!」



提督「ここでは艦娘も提督も整備士も憲兵も関係ねぇ!」



提督「さぁみんな踊れぇ!」





提督「さぁまずはエントリーナンバー1番!歌といったらこの方! みんなのアイドル那珂ちゃんだー!!」



フュー!! 



那珂ちゃん「みんなー!今日は集まってくれてありがとー☆」



那珂ちゃん「那珂ちゃん、みんなのために精一杯歌います!  では、『恋の2-4-11』、いっくよー☆」



♪気づいてるわ みんなが私を  ハートの視線で 見つめてるの




~~~Singing time~~~




♪アナタのココロを攻略しちゃうから ~




フュー!!  イイゾー  ナカチャーン!



 提督「はい!ありがとうございました!さてお次は・・・・デデン!  ん?この音はまさか!?」



加賀「私よ」



提督「キター!!那珂ちゃんと並ぶ歌唱女王、加賀さんだーーー!」



ワーーーーー!!



提督「曲はもちろん・・・」



この手によせる 袱紗 朱の色  この目ひらいて その顔見れば  翼束ねて 波濤を超えて あげる~



提督「加賀岬だァ!!!」



♪指を絡めて 抱きしめたなら  炎の海も 怖くはないの  翼を放ち 戦の空へ 駆ける~



~~~Singing time~~~



♪百万石の~  誇りよ 加賀岬~~~




提督「さすがは加賀さん!安定感が違いますよ・・・」



那珂ちゃん「むー、やっぱり加賀さんは強敵みたいだね」



提督「さてお次はーー整備士の○○くんだぁ!」



提督「那珂ちゃん、加賀ときてプレッシャーは大きいが果たしてー?」



提督(あれ、なんかこいつの名前、見たことあんだけど・・・)



整備士「大丈夫ですよ、提督さん・・・」



提督(あ、こいつ確か金剛の・・・)



整備士「金剛、聞いててくれ・・・『家族になろうよ』」



♪百年たっても好きでいてね  みんなの前で困らせたり  それでも隣で笑ってくれて~



~~~Singing time~~~



♪あなたとなら生きていける 幸せになろうよ~~~



整備士「金剛」



金剛「ハ、ハイ!!?」



整備士「今度お前を両親に紹介したいんだ、そこで・・・」



整備士「そこで結婚を前提に話をしたいと思っているんだ!」



整備士「だからこの場で聞いておきたい!・・・金剛、俺と、家族にならないか?」



金剛「・・・アノ・・急なことであまり反応しきれていないんデスガ・・・」



金剛「ハイ!!喜んでお受けいたしマス!!!」



整備士 パァ!



整備士「こうなったらこんなところにはいられない!早速二人で帰省の準備だ!」テトリ



金剛「え、ちょ・・・モウ、せっかちすぎマース」



金剛「でも、そんなところも素敵ですケドネ!」




ハハハハーー   ウフフフー





提督「・・・・・」



参加者「・・・・・」



提督&参加者「なんだこれ」




こうしてカラオケ大会はこの後、微妙な空気になりつつも、進行していったという・・・扶桑曰く、



扶桑「わ、私はとても楽しかったですよ?提督?」アセアセ  



とのこと















時は流れ演習当日・・・・



提督「さて、じゃあ行ってくるよ」



大淀「はい、帰って来た時には書類がお出迎えをしてくれますからね」



提督「くっ・・・まあ何はともあれ、長門と一緒に艦隊運営、頼んだぞ」



大淀「はい!大淀、提督代理としてしっかりと務めを果たします!」ビシッ



提督「ん!信頼してっからな!」ビシッ







提督「んじゃ、お前らー行くぞー」



飛龍「飛行機久々だねー」



蒼龍「自分たちはいっつも使ってるのにね」ハハ



響「確かに久々だね・・・いつぶりかな」



ガングート「私は・・・最近使ったか、検査のために行ったロシアからの帰路以来だ」



鈴谷「鈴谷、ヒコーキってなんか怖いんだよねー、ほらテレビでよく昔のヒコーキ事故の特集やるじゃん?」



鈴谷「それのせいで怖くなっちゃうんだよねー」



熊野「わかりますわー私それを見ると夜一人でお手洗いに・・・」



提督「ん?熊野、お手洗い?飛行機の中にもあるぞ?」



熊野「ひ、ひゃふゅふぉふぇふぁ~!???!?!ち、違いますの!これはその・・・!」



提督「そうか、トイレ行きたかったら我慢せず行けよー」



熊野「わ、わかってますわよ!」



提督「んじゃ、出発ー!」




「「「「「「「おーーーー!」」」」」」











提督「到着ー!」



扶桑「やっぱり早いですねぇ・・・実物のジェットは」



提督「うちの飛行機(艦娘用)もこんぐらい出ればいいんだけどな」ハハハ



蒼龍「妖精さんが無理っていうものは絶対無理なんだよねぇ」



提督「妖精さんの底はいまだ見えない・・・・」





友提「やぁ、はるばるご苦労だったな」



提督「おうおひさー  元気してたか?」



友提「ああ、おかげさまでな」



友提「長旅で疲れているだろう、どうぞ演出までしばらくくつろいでいるといい」



提督「ってことなんで一旦ここで解散な、お前らはこいつの指示に従って適当に過ごしててくれ」



鈴谷「えー!?じゃあていとくはどうすんの?」



提督「俺は挨拶回りとかあるからな、そうそうゆっくりしていられん」



鈴谷「それじゃあ演習まで会えないってこと?」



提督「ああ、終わってからすぐ直前の訓練とかだな」



友提「ふむ、それなら夜にでも皆で食べるといい、ちょうどいい場所を知っているぞ、外だが夜になるととても景色がよくてな」



飛龍「本当!?いやーやってみたかったんですよねー夜のピクニック的なの!」



熊野「なら食料を調達しませんと!友提さん、このあたりににせぶんはありまして!?」



友提「セブン?確かにちょっと行ったところにあるはずだが・・・車を出させようか?」



熊野「ぜひ!!」キラキラ



鈴谷「あ、じゃあ鈴谷も行くー!適当にお菓子でも買ってくるよ!」



提督「おいおい、遊びに来たんじゃねーぞー・・・俺じゃがりことポテチな」



蒼龍「めちゃめちゃ楽しみにしてそうだけど?」



扶桑「300円までですよ?」



飛龍「扶桑さんもノリノリだし・・・」



ガングート「・・・なら私はここを散策しているよ、二ホンに来たばかりだ、色々なチンジュフを見てみたい」



響「そう変わるものでもないけれどね、まぁ私もついていこう」



鈴谷「じゃあなんかいるものあるー?」



ガングート&響「「ボルシチ」」



鈴谷「・・・多分、無いよ・・・?」









提督「んじゃ、かいさーん!」



艦娘s「「「「「「「はーい」」」」」」」




解散後・・・



友提「ほれ、お前の好きな午後ティー(ミルクティー)だ、おごってやる」ヒョイ



提督「あんがと・・・っておごるならもっと高いもんおごってくれよ・・・」



友提「私よりも高給なくせに贅沢を・・・」ゴクゴク



提督「・・・・で? 加賀さんとはどうなったー?」ニヤニヤ



友提  ブゥーーーーーーーーーーーー!!!



友提「な、なにを藪から棒に・・・!」



提督「いやー?俺がケッコンしようとしたとき散々いじられたからその仕返しをと思ってね、うわお前のコーヒーかかりそうだったわ」



提督「まぁ、ようは自業自得だよ、友提くん」ニヤニヤ



友提「くっ! ・・・・残念だが特に進展はない」



提督「あーつまんね」ハァ



友提「つまらないとはなんだ!?人の恋路をエンターテインメントのように!」



提督「実際そうだし」



友提「鬼畜がッ!」



提督「・・・いや、加賀さんとケッコンするって決めてからどんぐらいたったよ?」



友提「・・・半年以上前・・・・・」



提督「まったくさ・・・勢いで行けよ、You!  大丈夫だって、お前なら行ける!」



友提「・・・それダメな王道パターンだぞ」



提督「そもそもよかろうとダメだろうともうそろそろ行かないといつまで経ってもズルズル引きずることになるぞ?」



友提「一理どころか四理くらいあるが・・・」



提督「男は当たって砕けろだ!いいから今夜でも何でもいってこい!」



友提「・・・・まぁ、今日こそは頑張ってみるか」



提督「おう、後で結果、聞かせろよ!」







挨拶回りや訓練も終わらせ・・・



提督「さぁ!演習だ!」



提督「まあ演習、しかも錬度向上を図るためのものだから、無理まではしなくていい」



提督「だがッ!」ドン



提督「個人的に!」ドドン!



提督「あいつに負けるのは気に食わない!!」ドドドン!!



艦娘s(((うわぁ・・・個人的ーーー)))



提督「だから負けるな!俺はお前らを信じているからな!」



提督「なんか熱くなっちゃったが、これで激励の言葉とする」



提督「では全員!抜錨準備に入れ!!」



艦娘s「「「「「「・・・了解!!!」」」」」」ビシッ












蒼龍「敵艦隊補足!編成、大鳳、瑞鳳、金剛、比叡、大井、北上、以上!」



提督「了解、すぐに航空機を発艦、目標は大井北上とするが、困難な場合は攻撃可能な艦艇への攻撃を許可する」



提督「雷巡をここで落とせば相当なアドバンテージとなる、頼んだぞ!」



蒼龍&飛龍「「了解!」」



鈴谷「っ!? 敵機視認、偵察だね、こっちも見つかったよ!」



提督「そうか、ならすぐに攻撃機がこちらに来るはずだ・・・総員対空戦闘用意!」




ブーン   ダダダダダダ    ヒューーーーー    ドドン!


  ダダダダ     ザパーン!     ズドン!    



友提「中破1、小破1か・・・・」



友提「ふむ・・・迎撃機の数を見る限り相当数をこちらによこしたな・・・」



友提「やはり制空権は無理か・・・・」



金剛「テイトク~、どうするデース?」



友提「これより作戦を移行、必死に逃げ回るぞ」



比叡「正気ですか!?」



友提「ははは!正気さ!  こちらは航空火力に劣るが砲戦、そして雷戦で勝る!!」



大鳳「なるほど、昼はなるべく戦力を温存、夜戦で一気に、ですか」



友提「そうだ!では諸君、必死に逃げていこうじゃないか!」ハハハハーー









鈴谷「うわぁ・・・テンション下がるわぁ・・・」中破



飛龍「この程度ならかすり傷よっ!」小破



提督「よし、よくその程度の被害で抑えた!」



ガングート「・・・提督、もう少しで敵が射程内に入るが・・・」



提督「ああ、確実にこちらも奴らの射程に入る、ここからは油断するなよ」



蒼龍「・・・・もう少しで航空隊到着です!」



提督「よしきた!わざわざガングートが撃てるタイミングと同時につくように航路をとらせたんだ!」



ガングート「行くか?」



提督「ああ!航空機と砲弾の雨、降らせてあげようじゃないか!!」



ガングート「了っ解ッ!!!」ドドドドォン!!



飛龍「雷撃隊、攻撃開始!」



蒼龍「爆撃隊、急降下を見せてやって!」






ドドォン・・ ドンドドン・・・



ガングート「よし!手応えはあったぞ!」



提督「確認した!大井を中破、金剛小破、いいぞ!」



提督「では航空隊!やっておしまい!!」



蒼龍&飛龍「了解!攻撃隊全機!攻撃開始ィ!!」





提督「フハハハハハ!!敵は今砲弾に次ぐ爆弾と魚雷で混乱の渦中だ!」



鈴谷「ていとく無駄に楽しそうだね・・・」



熊野「色々とたまってらっしゃるのよ・・・」



響「・・・提督、上機嫌になるのはいいけど、敵もバカじゃないよ」



響「すぐに反撃の一手をうってくるよ、ほら、敵射撃を確認」



提督「ああすまない、少しはしゃぎすぎたな、全艦回避用意ー!」



提督「熊野、鈴谷のフォローをしつつ砲戦の準備を、ガングートは装填でき次第順次射撃、その他は回避に専念してくれ」



ヒューーーーー   ザパン!ザパン・・・



熊野「全弾回避、でしてよ」ヒョイ



飛龍「提督、敵の被害を確認しました!  大井大破戦闘不能、金剛中破、瑞鳳中破ですが北上は小破どまりです」



提督「十分!! って・・・あいつら、何か撤退始めてね?」



響「そう・・・だね・・・」



提督「・・・もはやこちらの勝利は目前だしな   よし!艦隊これより追撃戦に移行」



提督「目標、前方を行く、敵艦隊!  全砲火力をもって叩き潰す!」



艦娘s「「「了解!」」」








友提「・・・もうちょっと被害が少なくて済む予定だったんだがなぁ」



大井&瑞鳳「す、すみません」



友提「いや、大井のせいではない、敵の扇動だけが目的だったのに私が欲張って戦艦の射程まで艦隊を進めてしまった」



友提「艦隊これより撤退戦に移行! 回避を主体とする艦隊行動、夜戦に備え比叡、金剛、北上を温存」



友提「大鳳は夜戦前にできる限り敵への攻撃を、瑞鳳はこれ以上の被弾を避けるため回避に専念」



友提「夜戦まであと少し・・・耐えるぞ!」










・・・・ビービービー


昼戦終了・・・・・・・











アナウンス「全艦の一時帰投が確認できましたので、これより夜戦までの一時間の休憩とします」



アナウンス「装備には手を触れず、指定の休憩室にてお待ちください」







鈴谷「ていとくー疲れたーー!!」ボフッ



熊野「私もですわーー!!」ボフッ



提督「くっつくなーー胸が当たるー」



響「私も抱きつきたいのに・・・・・」



提督「ほら、面倒なことになる前に離れろー」



提督「仮眠でも取ってようぜ?俺も疲れたし」



ガングート「この後の作戦はどうするのだ?早く終わらせてピクニックとやらにしようではないか!」



飛龍「たしかに気になりますね!」



提督「寝たかった・・・」



蒼龍「あはは・・・みんなこの後のご飯が楽しみで張り切ってるんだね」











友提サイド



友提「すまなかった、私の作戦ミスで昼戦で相当の被害を出してしまった」ペコリ



瑞鳳「い、いいよいいよ、提督のせいじゃないって」



北上「そうだよー、そもそもこれから巻き返せばいい話じゃん」



大鳳「・・・・ですが皆さん、夜戦で戦える艦は中破の金剛さんと比叡さん、そして北上さんだけです・・・」



大鳳「それに対し敵はガングート、響、熊野、中破とはいえ鈴谷です」



大鳳「これではそうとう大変かと・・・」



艦娘s「「「・・・・」」」



友提「・・・そうか、大鳳は知らないのか・・・」



大鳳「え?え?何か秘策が!?」



友提「まぁ見ていろ、そろそろ休憩が終わる・・・北上!」



北上「はいよ~」



友提「戦果を期待している」



北上「ふふーこのスーパーハイパーウルトラメガ北上様に任せておきなー」














ビービービー   ビーーーーーー




  夜  戦  開  始







提督「鈴谷、照明弾!」



鈴谷「りょーかい!!」ドン!



提督「各艦、照明効果が発揮され次第、即攻撃をしてくれ」



提督「敵は手負いばかりだ、落ち着いて撃てば当たる!」




ヒュルルルルーーーー    ボフン・・・



鈴谷「照明弾展開を確認!」



ガングート「よし!敵艦隊確認!全艦、全主砲、てぇー!」ドドォン!




ドドドン!!   ダン!ダン!ダン!    バシューーン!




ガングート「弾着ー・・・・今!」



ズドォン・・・・




提督「・・・敵の被害を確認した、金剛が大破戦闘不能だ!よくやった!」



熊野「これで相当楽になりましたわね!」



蒼龍「そうね、あとはじりじりと詰めて・・・終わり!」



飛龍「案外あっけなかったわね」



響「・・・そう・・・だね・・・・」



ガングート「む、響よ、不機嫌そうに見えるが・・・」



響「いや、違うんだ・・・ただ『あの』北上さんがこの程度で撤退を始めるとは思えなくてね」



鈴谷「そっか、響はあそこの北上さんに世話になったことがあるもんね」


     

響「うん、だからなんか腑に落ちなくて・・・って、鈴谷、前方!」



鈴谷「えっ?・・・」ズドォン!



提督「・・・っ!北上か!  鈴谷、大丈夫か!?」



鈴谷「う、うん・・・あぁ、でももう戦えないね・・・」大破戦闘不能



提督「そうか・・・探照灯用意!敵艦隊を追うぞ!」



飛龍「!?提督、北上は!?ほっておくの?」



提督「ああ、北上一人を戦闘不能にするよりそれ以外の手負いの奴らを戦闘不能にした方がいい」



蒼龍「でも北上は危険だよ!夜戦の雷巡なんだよ!?」




響「・・・司令官」



提督「なんだ?響」



響「私が北上さんを倒すよ」



熊野「正気ですの!?あなたの錬度が高いのは承知ですけれど・・・相手は錬度がさらに上の雷巡ですわよ!?」



提督「ああ、危険すぎる  もし万が一北上の魚雷を全弾受けようものなら演習用とはいえ・・・最悪沈むぞ!?」



響「心配してくれてありがとう、だけど大丈夫だよ   あの人は確かに強いけど、弱点がないわけじゃない」



響「司令官、私を信じてくれ、必ず北上さんを倒すよ」



提督「・・・三十分だ、三十分だけ交戦を許可する、最悪足止めだけでもいい」



響「・・・Спасибо、行ってくるよ」ザァー



ガングート「・・・よかったのか?」



提督「心配ではある、だが・・・・過保護なままでは、アイツも成長しないだろう」



提督「だから俺はあいつを信じる」



ガングート「そうか・・・では提督!指令を頼むぞ!!」



提督「!・・・ああ、任せろ  目標敵艦隊!これを追撃、これを撃滅せよ」



提督「艦隊! 進めぇぇぇ!!!!」











北上「さぁーて、次は誰に当てようかなー」



友提「できればガングートを頼む、魚雷と火力が厄介だ」



北上「はいよー狙った獲物は逃がさない、スーパーh(ry北上様だからねー」



友提「助かr「前言撤回」



友提「・・・何があった」



北上「響ちゃんが来た、私相当足止めされるよ」



友提「そうか、響が・・・あの響がか・・・」



友提「北上、相手にとって不足はないだろう・・・全力でぶつかってやれ」



友提「これで我々の負けは確定的になるが・・・」



北上「はは、何言ってるの提督・・・!あの!響が!タイマンはろうってんだよ!?やるしかないじゃん!!」



北上「来いよ、響!わんわん泣いてたクソガキが!どれくらい成長したか見せてみろよ!!」










  



友提「そういうわけですまない、北上の援護はもうない」



大鳳「そうですか・・・」



友提「よってもう我々に勝機はほぼなくなった・・・・・・怒っているか?」



大鳳「いいえ・・・・むしろ吹っ切れました!  この後は反転して!敵艦隊と殴り合うだけですよね!  なら気楽に行けます!」



友提「そうだ、この後はできるだけのダメージを与え・・・我々の敗北というわけだ」



比叡「いいでしょう!負け確でも、気合い!入れて!行きましょう!!」



友提「・・・ふふ、私はいい部下を持ったな」



友提「艦隊! これより反転し敵艦隊をたたくぞ!」



友提「全艦!・・・進め!!」












響  ゼェゼェ



北上「どうしたのかなー、こんなもん?」



北上「はぁ・・・なんか拍子抜けだねぇー、もうちょっと粘ってくれると思ったのに」



響「まだ・・・だよ・・・・」



北上「無理しない方がいいよー  こっちの全力が当たったら沈んじゃうよ、今の状態だと」



響「でもね・・・信じてくれたんだ・・・」ヨロ



北上「んー?なんて言った?」




響「・・・司令官が!こんな私を!『信じて』くれたんだ!!」



響「意気地なしだと嘲られ、使えないゴミだと捨てられた・・・」



響「あなたたちに拾われて、訓練を受けて・・・そして司令官を紹介された」



響「あの時期待しないでくれと言ったのに、あの人は私を使ってくれたんだ・・・!」



響「大破したときには心配してすぐに向かってきてくれた、改二になったらおめでとうと言ってくれた・・・」



響「進水日には誕生会をしてくれた、六駆のみんなと一緒に遊んでくれた・・・」



響「そして、今・・・私はあなたの前に居る!」



響「あの時『噂通り使えないガキだね』と罵った、あなたの前に居る!」



北上「あー懐かしいね、うちに拾われてしばらく後の演習のときだっけ、厳しいこと言ったねー私も」



響「別にあなたのことを怒っているわけじゃない・・・でも」



響「司令官の前で!あの時の使えないガキのままでは終われない!!」



響「だからあなたを倒す、倒して証明する!」



響「もう私は!司令官の立派な艦なんだと! 司令官に信頼される、『Верный』なんだと!」




北上「・・・いいねぇー、しびれるねぇー  でもねぇ・・・御託並べたところで現状は変わらねぇんだよ!」ダッ



響「いいや、変わるさ・・・この時間のおかげで落ち着けた」



響「北上さん、ちょっと痛いだろうけど・・・覚悟してね」



北上「はっ!何をしようともう遅いよ!  総計40の魚雷!避けられないさ!」




響「そうだね、響だったら避けられなかったね・・・でも私は、"Верный"だ」



響「機雷展開、対潜迫撃砲用意・・・」



北上「アンタまさか・・・!対潜装備を魚雷に当てて避けようっての!?」



響「一気に抜けるよ、機雷投下!迫撃砲発射!」ダッ



ドォン・・・   ズドォン・・・  




北上「クソッ、水しぶきでまえが・・・はっ!?」



響「遅いよ、いかに雷巡とはいえ、魚雷を何本も食らったらひとたまりもないだろう?」グググ



北上「っ!離してよ!」ジタバタ



響「残念だがそれはできない、私は・・・司令官に命令されているからね」



響「敵艦隊を、撃滅せよと」バシュン!




ズドォン!











演習、終了








鈴谷「うおぉ!!勝ったどーーー!!」



提督「俺のセリフだろそれ!?」



提督「まあなんだでもいい、それよりも・・・」



提督「響はあの後どうなった・・・?」



鈴谷「確かに、北上さんと刺し違えたのはわかってるけど・・・」



扶桑「響ちゃん、終わる直前に連絡が取れなくなってしまって・・・大丈夫かしら・・・」



友提「ああ、その点については心配するな」



提督「・・・!  お前」



友提「できれば勝利をと思っていたんだがな、まあいい」



友提「響は演習終了直前、こちらの北上と交戦、双方戦闘不可の状態となった、ここまではいいな?」



提督「ああ」



友提「うむ、北上からの連絡によるとそののち、回収班により曳航、時期にこちらに戻ってこれるそうだ」



提督「んなこたぁわかってんだ!  こっちがききたいのはけがの具合とか、そういうことなんだよ!」



友提「そうだったすまないな、魚雷をかなり近くで炸裂させたそうだからな、軽いけがではすんでいないだろう」



提督「っ・・・!」



友提「案ずるな、きちんと入渠させれば回復するだろう、というのが北上の見解だ」



提督「そうか・・・よかった」ホッ



提督「というかそっちの北上こそ大丈夫なのか?」



友提「もう一歩も動けないよ、だとさ   あの北上がそういうんだ、相当の激戦だったのだろう」



友提「まったく、響を貴様の下に送って正解だったよ」



提督「いや、俺はただ信じただけだよ・・・響を変えたのは、あいつ自身の努力の成果さ」



鈴谷「ひゅーひゅー、ていとくカッコイイー」



提督「うっせ!茶化すなし!!こっちはシリアスやってんだからさ!?」



扶桑「ふふ、ほら皆さん、艦隊がそろそろ帰投しますよ、迎えに行きましょう」











提督「響!」ダッダッダッ



響「ん・・・あ、ああ、司令官、すまない、大きな損傷を・・・負ってしまったよ」ムクリ



扶桑「響ちゃん!起き上がらないで、傷が広がるわ」



響「じゃあ、すまないけどこのままで、一ついいかい・・・?」



提督「ああ、なんだ?」



響「司令官・・・私、司令官の役に・・・立てたかな・・・?」



提督「・・・馬鹿野郎!役に立つとか立たないとかじゃねぇんだよ・・・」



提督「お前はもう立派な俺の艦隊の一人なんだよ、だから・・・・」



提督「頼むから・・・もうこんな無茶をしないでくれ・・・!響!」



響「そうかい、私は・・・元から一人で戦う必要は  なかったんだね」



響「司令官、ずっとあなたが・・・そばにいてくれるから・・・これまでも、これからも」



提督「ったく、世話の焼ける娘だよ・・・お前は」ナデナデ



響「ふふふ、ねぇ司令官、疲れたから眠くなってきたよ」



提督「ああ、ぐっすり寝ろ、寝る子は育つからな」



響「うん、おや・・・すみ・・・・司令・・かん・・・・」zzz












熊野「帰投したらこんならぶこめみたいなシーンですの!?」



蒼龍「あはは・・・でも今回のMVPは響ちゃんだし」



熊野「そうですけれど~・・・提督~疲れましたわー」ダキッ



提督「っと、すまん、響が気になって気づかなかった」



提督「お前らもお疲れな!  よく頑張ってくれた!!」



提督「本当は今日帰ろうと思っていたんだがな、みんな疲れてるみたいだし、今日はここで泊まろう」



ガングート「確かに疲れたな、これは」



飛龍「ねー!・・・で、提督ー演習の後にやることといえば一つだよね・・?」



提督「ああ!すぐに準備をして夜間ピクニックだ!」



鈴谷「いぇーーーー!!」



熊野「やりましたわ!」



友提「ふっ、人数は多ければ多いほどいいという、うちの艦隊も参加させてもらうぞ」ズイッ



ガングート「ああ!  貴方のことは聞いている、私にもぜひ武勇伝を語ってもらいたい!」



提督「こいつの話はそう面白いもんじゃないぞ?」



ガングート「貴様のくだらぬギャグよりはマシさ」



鈴谷「あははー、確かにー」ケラケラ



提督「なんでこんな言われ方されないといけないんだ・・・」



熊野「日ごろの積み重ねですわ    さ、皆さんまいりましょう!!」












「あの時は特につらかったな、支援部隊の到着が相当遅れてな・・・」ハハハ


「なるほど!それで貴様はどうその窮地を脱したのだ?」キラキラ


「それはな・・・」




「飲んで歌って!」


「最高ですわーーー!!」


「悔しさも何もかも暴れて発散してやるデース!!」


「その勢いです!お姉さま!!」




「こ、こらポーラ!飲み過ぎ!」


「えへ~いいじゃないですかー呑みですよ今日は~」


「べ、別にあなたを祝うとかそういうことじゃないのよ!?これ!」





提督「ほんと元気だな・・・あいつらは」



北上「ねー   となり、いい?」



提督「あ、ああ北上か、けがは大丈夫か?」



北上「あはは~、あんなんへっちゃら・・・だと思ったんだけどね」イタタ



北上「ほんと、成長したね、響   昔は、後ろの方で静かに泣いてるような子だったんだけどねー」



北上「あんたホントになにしたの?」



提督「なんもしてないさ、普通に出撃させて、普通に遊んで、普通に叱って、普通に会話して」



提督「俺は誰にでもそんな感じだよ、そうやって接してたらいつの間にか響は成長してた」



提督「結局響の頑張りだと思うぞ」



北上「そうかねぇ~?そういうもんなのかねぇ~?」



提督「そういうもんなんだろ」



北上「そうか~、まぁ、それだけでもあの子にとっては救いになったんじゃないかなー」



提督「そうだと・・・いいな・・・」





扶桑「提督ーなにしてるんですかー、主役がいないってみんな探してますよー」



提督「っと、お呼びだそうだ、帰ろうぜ」









こうして、夜の宴は、過ぎていった










提督「zzz・・・・」



提督「もう酒は・・・いい・・から・・・zzz」




蒼龍「てーいーとーくー!!」ドアバァン!



蒼龍「起きてーほら、おーきーてー!」ユッサユッサ



提督「んー・・ん?んーーー・・・」



提督「んだよ蒼龍、出発はまだ全然先だぞーー」



蒼龍「何言ってんの提督!ほら、一緒に買い物、してくれるんでしょ?」



提督「ん?なにそr・・・」



蒼龍「提督・・・?」ウルウル



提督「あ、ああ!お、思い出した思い出した!そうだったな、演習の後一緒に買い物行くんだった」



提督「で、でも出発が十五時からだから間に合わないかもだし、今度にしないか!?」



蒼龍「・・・提督?」



提督「は、はは、なんだ蒼龍・・・」



蒼龍「逃がさないから」ギュッ



提督「ですよねーー!!」














蒼龍「提督、これどうかな?私に似合う?」



提督「う~ん、なんか蒼龍っぽくない気がするな・・・着替え待ってる途中に見つけたんだが、これなんかどうだ?」



蒼龍「おお!それなんかいいいかんじ!    すいませーん、試着させてくれませんか?」



店員「ええ、どうぞ」



提督(さすがに出発時刻には遅れられないので、かなり早めの時間にショッピングモールに来たわけだが・・・)



提督(友提のやつ、羨ましいな・・・こんな近くにこういう施設があるなんて・・・)




蒼龍「ねぇ提督、どう?」



提督「お、いいじゃん!いつも落ち着ききれてない蒼龍っぽいぞ」



蒼龍「ねぇそれ褒めてるの!?けなしてるの!?」





店員「お買い上げありがとうございましたー」



提督「さて、時間のこともあるし、次はどこに行こうか」



蒼龍「はいはーい!私、アイス食べたいなー!」



提督「太るぞー」



蒼龍「キチンと運動してるからだいじょぶだもん!」



提督「そうやって油断してるとすぐ肉がつくからなー、気を付けとけよー」ニヤニヤ



蒼龍「もう!」





店員「いらっしゃいませー」



提督「蒼龍何にする―?」



蒼龍「う~ん、私はあのクッキーとばにらのやつかなー」



提督「そうか、んー俺は無難にストロベリーで」



蒼龍「ストロベリーだって、提督かーわい♪」



提督「ストロベリーの何が悪い!     すみません、このクッキーアンドクリームとベリーベリーストロベリー下さい」



店員「はい!ただいま当店では『カップル割』を実施していまして、お値段が割引となります」



蒼龍「あ、すみませんわたs「どうもありがとうございます!」



店員「ではすぐに商品をお持ちしますね」






蒼龍「わ、私たち、やっぱりカップルに見えるかな・・・///」



提督「だろうなー、まぁ得したんだしいいじゃん」



蒼龍「むぅー、提督、女心わからないのー?」



提督「ふっすまないがそのようなものとは無縁なのでな」



蒼龍「・・・ごちそうさま!いこ!」



提督「ちょ、はやいよーまだ食い終わってない」



蒼龍「歩きながら食べればいいじゃん!もう!」



提督「すまんてー、俺が悪かったよ」



蒼龍「ほんとに悪いと思ってないでしょ」



提督「ほんとに悪いと思ってるよ・・」



蒼龍「・・・じゃあ、手、つないで」



提督「え?」



蒼龍「だから!手をつないでほしいの!」



提督「そんなんでいいのか?」テツナギ



蒼龍「ん・・・そうそう、それでいいのよ」



蒼龍「じゃあ、気を取り直して行こ♪」



提督「へいへい・・・」






















飛龍「ていとくー!そうりゅうー!ダッシューーー!!」



提督「ハァハァ・・・すまん、遅くなった」



蒼龍「ごめんなさい、予想以上に帰り道が混んでて・・・」



扶桑「もう!提督、いつも言っているでしょう?」



扶桑「時間はきちんと守って下さい!」



提督「本当に申し訳ありませんでした」



扶桑「ほら、友提さんに挨拶してください?」



提督「はいよー・・・んじゃ、元気でな」



友提「まったく、このような状況を見せられると不安になる、しっかりやれよ」



提督「ああ     ・・・・お前もしっかり加賀さんに気持ち伝えろよ」ヒソヒソ



友提「余計なお世話だ!」














鎮守府到着後・・・



提督「ぬわぁ~ん、疲れたもぉ~」



熊野「疲れましたわね・・・」



鈴谷「疲れたから鈴谷たちは部屋で寝よーっと」



提督「お、いいなそれ、俺も寝よーっと」



大淀「提督?」ガシィ



扶桑「提督?」ガシィィ



提督「な、なにかね、俺はこれから心地よく昼寝を・・・」



大淀&扶桑「仕事、たまってらっしゃいますよ?」ニコォ



提督「・・・お願い❤」



大淀「いいから来いゴルァ!」



扶桑「覚悟を決めてください!」



提督「あぁーー!!俺の睡眠がァ!!」ドナドナー












叢雲「で、必死に頼んで休憩もらってきたってわけね」ヤレヤレ



提督「うん・・・」



叢雲「どうせ演習から帰ってきたら執務に追われるなんてわかりきったことじゃないの」



提督「いや~、やっぱり期待したいわけよ、部下が優しい心の持ち主で、」



提督「帰った来たら『提督~!私、提督のために執務やっておきましたー(声真似)』ってさ」



叢雲「ぶふっ! そんな奴いるわけないじゃない、冗談もほどほどにしてちょうだい!」バシバシ



提督「ひっど!いいじゃねぇかよー手伝ってくれたってよー」



叢雲「誰があんたなんかの手伝いしますかー」



叢雲「そういえばほんとに最初の頃はひどかったわよね・・・」



叢雲「私や翔鶴さんとかに手取り足取り教わって、それでも中々覚えなかったものねー」



提督「いやほんと、あんときはご迷惑をおかけしていました・・・」



叢雲「あんた変わらないわよねー昔っから、執務遅いし指示は下手だし・・・」



提督「うっ・・・」



叢雲「ま、でも・・・一緒にいて楽しいのも昔から変わらないわ」ニコッ



提督「・・・・お前は変わったよなー」



叢雲「?そう?そういうのは自分ではわからないものね」



叢雲「で?具体的にはどの辺が変わったのかしら?」



提督「うん、具体的に言えばツンデレのギャップがなくなってきた」



叢雲「な、何よ!落ち着いたってことでしょう!?いいじゃない!」



提督「いやなんかさーこう、アイデンティティー的な何かが失われた気がしてな」



叢雲「何がアイデンティティーよ! もう・・・せっかく褒めてあげたのに・・・」



提督「お、いいぞーそんな感じ」



叢雲「ばっ何が『そんな感じー』よ!違うんだから、そういうんじゃないんだから!」



提督「だいぶ取り戻せてきてるぞー」



叢雲「こ、このぉ~~~~!!」








提督「そろそろ行かなきゃ、はぁーー・・・叢雲ママー、手伝ってよー」



叢雲「何がママよ・・・ったく」



叢雲「あんたのこと、みんな応援してるから、無論、私も含めて、ね?」



叢雲「だから頑張ってらっしゃい」



提督「ん・・・あんがと」



提督「じゃ、行ってくるよ」



叢雲「扶桑さんに迷惑かけないようにねー」
















執務室にて・・・



カリカリカリカリ・・・・・



カリカリカリ・・・



提督「なぁ・・・そろそろ今日は終わりでいいんじゃない?」



大淀「別によろしいですよ?今日終わらなかった分が明日に回るだけですし」



提督「うっ・・・まぁ疲れたし、この束終わったら寝るとしますか」



扶桑「そうですね・・・私も・・・そろそろ寝たいです」



提督「明日の執務もあるし、響の様子も気になるしな」



大淀「そうですか、わかりました」



提督「ああ、助かる」







提督「はい、おーわりっと」



扶桑「提督、お疲れ様です」



提督「じゃあ大淀、夜間は頼むぞ」



大淀「ええ、何かありましたらすぐにたたき起こしに行きますから」



提督「いい笑顔でなんて非情な言葉を・・・」



大淀「まぁとにかく、今はゆっくりとお休みになって下さい」



提督「はいよー、扶桑行こうぜ」



扶桑「はい!  大淀さん、お疲れ様でした!」



大淀「はーい、お疲れ様ですー」






大淀(私、軽巡大淀の一日は長い・・・)



大淀(こうして提督が睡眠をとる間に、かわりに鎮守府の執務を担当している・・・)



大淀(執務といっても緊急時の即時対応くらいなものだが・・・)



大淀(ゆえに起床は16時、執務は22時から6時まで、就寝は8時)



大淀(別に大変なわけでもなく、むしろ仕事自体は短く簡単な方だろう)



大淀(そんなわけで私の最大の敵は・・・そう、『暇』である)



大淀(考えても見てほしい・・・ほとんど仕事がなく、誰も起きていないような深夜・・・)



大淀(そんな中執務室で一人、何時間も過ごさねばならないのだ)



大淀(もちろん、この間のようなことがあるので暇だからといってどこかにふらつきに行くこともできない)



大淀「はぁ・・・もう一人くらい、誰かつけてくれればいいのに」



大淀「い、いや、別に寂しいわけじゃないの・・・別に・・・」



大淀「って、私一人で何言ってるのかしら」ハハ



大淀「Twitterでも見ながら時間つぶしてよ」






???「へー大淀さんて意外に寂しがり屋なのね!」









提督「じゃあ扶桑、おやすみなー」



扶桑「ええ、また明日」フリフリ



提督の自室にて・・・




提督「あーねみぃ、疲れたなー、これ多分目閉じたら速攻で落ちる奴だな・・・」



提督「書類よーし、哨戒よーし、遠征よーし、諸々よーし」



提督「歯磨きよーし、寝間着よーし」



提督「では夢の世界へGO!」



提督「ZZZ・・・」コテン









ガチャ














チュンチュン



コンコン



提督「ん・・・ふぁ~・・・・」



古鷹「失礼しますていとk!?」



提督「?どうした古たk!?」



扶桑「zzz・・・・」ギュ



提督「え・・・」



古鷹「あわわわわ・・・」アセアセ



提督「え、いや、古鷹、違うんだ、待って!」



古鷹「ケ、ケッコンしていますもんね当然そういうこともしますよね!!」



古鷹「し、失礼しました!!」バタン



提督「ちょ、まじ言い訳させt」



扶桑「zz・・・いか・・ないで・・・ください・・・ていとく・・・」ギュウ



提督「う~~~、どうしよう・・・これ」







扶桑「ん・・・・」



提督「おはよう、扶桑」



扶桑「はい・・・ってえ?私なんで提督の部屋に・・・!?」



提督「こっちがききたい・・・」



扶桑「・・・はっ!?」



提督「お、なにか思い出したっぽい」



扶桑「あの~少し恥ずかしいので・・・言わなくてもいいですか・・・?」



提督「ダーメ」



扶桑「ですよね・・・」




扶桑「寂しかったんですよ、昨日の夜」



扶桑「最近は演習関係で忙しかったので、あまり執務以外で一緒にいれなかったじゃないですか」



扶桑「だから・・・少しだけ、寝ているお顔を見たくて部屋に来たんですけど・・・」



提督「そのまま寝ちゃったってわけか」ハハハ



扶桑「お恥ずかしながら・・・」



提督「・・・別に言えばいいのに」



提督「むしろ俺は大歓迎だし・・・」ボソボソ



扶桑「よろしいんですか!?」



提督「ああ・・・だって拒む理由もないしな」



扶桑「ふふ♪ 提督、では今晩からいいですか?」



提督「ああ、別に構わないぞ」



提督「さ、そろそろ6時だ  総員起こし、掛けないとな」



扶桑「はい♪提督」


















提督(さて・・・まずは朝食の前に古鷹を探さなきゃ・・・ただ・・・)



扶桑「♪~~~」ウデクミ



提督「・・・扶桑うれしいんだが、とりあえず腕離さないか?恥ずかしいし・・・」



扶桑「いいじゃないですか、提督」  



扶桑「誰も見てないんですから・・・ね?」ギュ



提督(・・・参ったなぁ・・・・・)


















提督「たのもー!!」バァン!



古鷹「て、提督!?」



加古「おー提督じゃん、どしたの」



提督「ああ・・・悪いがちょっと古鷹借りるぞ」



加古「何何?愛の告白?」キシシ



提督「ちゃうわ!  まぁすぐすむよ」





提督「それでですね、朝のことなんですが・・・」



古鷹「あっ・・・はい//」



提督「なぜ顔を赤らめる!?」



古鷹「だ、だって朝といえば・・・提督と扶桑さんが・・・」



提督「だーかーらー!誤解なの!誤解!!」



提督「確かにはたから見たら事後にしか見えないかもだけど!あれは偶然の一致!」



提督「いろいろな要因が絡み合ってああゆうことになっちゃったの!」



古鷹「いろいろな要因が重なったら一緒に寝るんですか(困惑)」



提督「だーかーらー!」



~~~Explaining Now~~~



提督「ってわけなの!わかってくれた!?」ゼェゼェ



古鷹「わ、わかりましたから提督、落ち着いて」



提督「・・・・そういえば、誰にも言ってないだろうな?」



古鷹「え・・・いや、は、はい・・・」



提督「古鷹ぁ・・・噓はダメだぞぉ・・・? なぁ?」



古鷹「い、いえ私は誰にも言っていないんですがその・・・」



提督「?」



古鷹「・・・後ろ、青葉・・・・」



提督「!?」クルッ



青葉「ははははーー!!」ダッ



提督「ああ!!クソッ、やられた!!」



青葉「ふふふ~、これででっちあげのネタができます!」



青葉「司令官ー!  悔しかったら青葉を捕まえて見てくださーーい!」



提督「クソッ!俺昔から足遅ぇんだよ!  逃げんな卑怯者ー!」



青葉「勝てばよかろうなのですよー!」



提督「てめぇは何と戦ってるんだよ!?」



青葉「秘密でーす!    っと、では! しーゆーアゲイン!ていt」ガスッ!



衣笠「はーい、あんたの意識とシィーユーアゲインよ」



青葉「が、ガサ・・・なぜ・・・貴様が・・・・ガクッ」



提督「ハァハァ・・・ありがとう、衣笠、助かった・・・・」



衣笠「これ、どうすればいい?」ヒョイ



提督「・・・縛ってその辺に捨てとけ」



衣笠「はいは~い」グルグル



提督(その縄はいったいどこから・・・?)



衣笠「災難だったねー、提督  走って疲れたでしょ」



提督「まぁ疲れたが・・・それよりも・・・」



提督「さっきのラリアット、大丈夫だよな?  青葉、きちんと生きてるよね・・・?」



衣笠「ああ、平気平気  いっつもやったりやられたりしてるから」



提督「それはそれで聞き捨てならないワードなんだけど」



衣笠「まぁまぁ・・・あ、そうだ提督、これ」



提督「ん?ああ、青葉のボイスレコーダーね、じゃあいつも通r「待ってください!!」



青葉「ま、待って!助けて!その中には今週分の戦果がいっぱい入ってるんです!だから!」



青葉「何卒・・・何卒宜しくお願い致します・・・!」



提督「青葉・・・」



青葉「衣笠も手伝ってくれた、貴重n「え?私手伝ってないよ?」



提督  グシャ



青葉「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!(声にならない悲鳴)」



青葉「ガサ貴様ァ!!!何故だァ!!」



衣笠「いやー、この間私のアイス勝手に食べたし、そのお返し」



提督(予想以上にしょうもないことだった・・・)



提督「まぁ・・・青葉君、君ホント懲りないね」



提督「もう本当に懲りないからさ、今度陸の方に送ってあげるよ」



青葉「え・・・・・?え?  陸?陸自です?」



提督「うん、つてはあるからさ、鍛えてくるといいよ、その性根」



青葉「お願いします陸だけはご勘弁を・・・・!!」土下座



提督「うん、そうなるからさ、いい加減懲りろ」



青葉「ん~~~」



提督「何を悩む必要がある?」



青葉「無理です❤」



提督「・・・・・」



青葉「・・・・・」



衣笠「・・・・・バイバイ」







ウワァーーーーン!ヤメテケンペイサン!ツレテイカナイデ!リクイヤ、リクイヤァ!!!!





提督「愚かな・・・」



提督「アイツのせいで無駄に時間食っちまったよまったく・・・」



衣笠「あ、戻る?」



提督「ああ、まだたくさん執務が残ってる」



衣笠「じゃあ伝えとくけどね」



提督「?」



衣笠「大淀さん夜一人で暇そうにしてたから、誰か日替わりでも何でも補佐役つけてあげると喜ぶよ」



提督「あ~・・・そういうこと」



提督「お前は善意からのものだが・・・盗み聞きは大概にな」



衣笠「げぇ・・・ばれてた」



提督「まま、ええわ   戻るわ、協力&情報あんがとさん」



衣笠「はーい、提督も倒れないくらいに頑張ってねー」











提督「やっと休憩だ~休憩」フゥ



扶桑「お疲れ様です、提督   頑張りましたね、午後にもう少しやれば終わりそうですよ」



提督「その前に・・・飯食って響の見舞いだ」



扶桑「・・・その、どうなんですか?響ちゃんの容態というかは・・・・?」



提督「命がどうこうではないらしいから、大丈夫、だと思う・・・とにかく飯だ飯」



提督「ささっと食って行くぞ」



扶桑「では・・・・んしょ、今日も用意していますので、どうぞ」



提督「お、扶桑のお弁当!やったぜ」



提督「じゃあ、いただきます!」



扶桑「ふふふ♪  どうぞ召し上がれ」



扶桑「では私も、いただきます」











食事を終えて・・・




提督「響ー、入るぞー」コンコン



響「ああ、どうぞ」



扶桑「失礼しますね」



響(なんだ、一人じゃなかったのかい・・・司令官)



響「少し残念だよ」ボソ



提督「ん?どうした響」



響「何でもないさ、それより司令官、わざわざお見舞いに来てくれてありがとう」



提督「当然さ、大事な仲間が大ケガしてんだ・・・来ない方がどうかしてる」



響「・・・とはいえ大変だろう、演習中の書類だってたまってるだろうに」



提督「ははは・・・正直な・・・・まぁもう終わるめどもついてるし、大丈夫」



響「私はもう少しここに居なければならないからね・・・間宮さんのごはんが恋しいよ」



提督「早く戻ってこい!みんな待ってるぜ」



響「はは、まぁそうできるようできるだけがんばってみるさ」





提督「じゃ、俺は行くよ」



響「うん・・・・じゃあね、司令官、扶桑さん」



扶桑「お大事にね、響ちゃん」



響「少し寂しいが、仕方ないな」



提督「まぁ耐えきれなかったら電話でも何でもしてこい」



響「ああ、そうする」











扶桑「響ちゃん、元気そうでよかったですね」



提督「ああ、とはいえまぁ本心ではあいつは大丈夫だろうって思ってたがな」



提督「ほらあいつ、昔から意外に臆病なところあっただろ? だからダメージコントロールは相当うまいんだよ」



扶桑「臆病っていうのは語弊がないですか・・・?」



提督「いいや、戦場で『臆病』なのはむしろ美徳さ、無駄に勇ましい奴ほどすぐ死ぬ」



扶桑「・・・」



提督「っとすまん、なんか微妙な雰囲気にしちまったな」



提督「それでですね・・・扶桑さん、」



扶桑「はい?」キョトン



提督「ふつーに鎮守府の敷地なんで、腕に引っ付きっぱなしは、そのー」



扶桑「や、やっぱり・・・迷惑でしたか・・・・?」ウルウル



提督(扶桑・・・それは卑怯だ・・・)



提督「い、いや、別にいやってわけじゃ・・・ない、です」









周囲の野郎ども「「「「あのカップル日に日にムカつくようになってるな・・・」」」」









漣「いやー、ご主人様、イチャイチャしてますねぇ~」



潮「うん・・・嫌がってる風だけど・・・」



朧「顔にはうれしさダダ漏れだよねー」



曙「・・・・」



漣「おやぁ~?曙さ~ん、悔しいのが顔にも出でいますよぉ~?」



曙「フンッ、誰が悔しいもんですか、むしろここはまっとうな軍事施設なのよ?」



曙「あんなに昼間っからくっつきまくってるのはどうなのかと思っていたのよ」



漣「ほうほう、ぼのたんは提督の隣にいれなくてさびしい、と」メモメモ



曙「ハァ、何であんたはいつもそうやってふざけるのよ・・・まったく」



曙「ああゆう不真面目なの、私大っ嫌いだから私、今からクソ提督にガツンと言ってくるわ」スクッ



潮「大丈夫?私もついていこうか・・・?」



曙「いいわよ別に・・・じゃあね」スタスタ




潮「行っちゃった・・・」



漣「うぷぷぷぷ、さぁて今度はどんな面白ぼのたんが見れるかなぁ?」



朧「とにかく行きましょ・・・曙のボk雄姿を見るために」



漣「朧も大概性格悪いよね~」








曙「深呼吸よ・・・曙・・・扶桑さんは今訓練の教官をしているんだから・・・」



曙「執務室に入ったら二人っきり・・・いつも通りにきつく当たらないようにしないと・・・」



廊下の角から・・・



潮「・・・なんか早々に面白いことになってるね」ヒソヒソ



朧「内容は聞こえないけど・・・過呼吸クラスの深呼吸してるね」ヒソヒソ



漣「さぁ曙選手、ここからどんなプレーを見せてくれるのか!?   おや、ようやく執務室に入るようです!」





曙「し、失礼するわ!クソ提督」コンコン



提督「はーい、どうぞー」



ガチャ・・・バタン



漣「入った!ではドア越しの盗聴を慣行!」






曙「・・・あれ?クソ提督?」



提督「曙ーこっちこっち」



曙「和室?アンタまた黙って休ん・・・で・・・・・」



提督「よう」



睦月「Zzz・・・」



如月「Zz・・・しれい・・かぁん・・・zzz」



卯月「・・・・」



弥生「うづ・・き・・・やめ・・・・zzz」



皐月「Zzz・・・・ううん・・・」




文月「Zzz・・・」



曙「・・・いつから執務室の和室は仮眠室になったのかしら」



提督「いやぁ・・・こいつら午前の訓練組でさ、みんな疲れたっていうから・・・」



提督「俺ももう執務終わりそうだったし、ちょうどいいからみんなで仮眠を、と思ってな」



曙「そういうことじゃない!どうしてこの子たちと一緒に寝る必要があるの!?」



提督「うおっ!?曙、抑えろ、みんな起きちゃう」



曙「っ・・・この子たちにも部屋があるんだからそこで寝させればいいじゃない」



提督「いいじゃんか、別に   それともなんだ?お前の一緒に寝るか?」ニヤニヤ



曙「ふんっ!そんなのこっちから願い下げよ」



曙「それじゃ失礼するわ」



提督「あ、おい待てい  なんか要件があったんじゃないのか?」



曙「アンタのアホ面みたら忘れちゃったわよ!」バタン!




提督「・・・・アホ面って・・・」ガーン



卯月「きゃはははははは! しれいかん、アwホw面wとwかw  ざまぁぴょん!」



提督「・・・この際お前でもいいや・・・慰めろぉ!!」ダキッ



卯月「うぴゃぁぁぁ!?離せ!キモいぴょん!」



提督「慰めてくれー卯月ぃ~!」



卯月「キモイキモイキモイ!いい加減にしろぴょん!憲兵呼ぶぞ!」




ワーギャーワーギャー




曙(・・・またやっちゃった)



曙(私もあんな風にアイツと遊んだりしたいだけなのに・・・・)



曙「はぁ・・・帰りましょ・・・」トボトボ




潮「はぁはぁ・・・危なかったね、もう少しで聞いてたのバレるところだったよ」



漣「ねー・・・でもこれまた面白ぼのが・・・メシウマ!」



朧「う~ん、いつも通りなんだけど・・・なんかかわいそうになってきたな」









扶桑「で・・・じゃれあってる間にこんなに執務室を荒らしたと・・・」



提督&卯月「「こいつが悪い(ぴょん)」」



扶桑「卯月さんはともかく提督はキチンと反省してください」



卯月「ふふふ・・・許されたっぴょん」



扶桑「卯月さんも明日からメニュー追加です」



卯月「許されてなかったっぴょん・・・」



扶桑「まったくあなたたちは昔から・・・いつになったら落ち着いてくれるんですか?」



提督&卯月「「こいつの生意気な態度がなおったら」」



提督&卯月「「・・・・・」」



扶桑「小学生ですか本当に・・・」



卯月「実際卯月は小学生みたいなもんだぴょん」



提督「俺だってまともに学校行ってたの小学校までだもん」



卯月「さすが不良ぴょん!どーりで目つきキツイと思ったぴょん!」



提督「不良じゃねぇしー!十三の時軍に入隊しただけだしー!」



卯月「こんなんが軍に入れるって・・・この国も終わってるぴょん・・・・」



提督「おう、クソガキ、ここじゃなんだから表の海出ようぜ・・・久々にキレちまったよ・・・」



卯月「上等ぴょん・・・やれるもんならやってみろ」



提督 グヌヌヌヌ



卯月 グヌヌヌヌ



扶桑「・・・・」スッ




げ★ん★こ★つ!!      げ★ん★こ★つ



卯月「ぬわぁぁぁぁぁ!!?? 痛ってぇぇぇ!???」



卯月「扶桑さん何するぴょん!  ホラ司令官だって白目向いて倒れて・・・」



卯月「あれ?ってことは卯月の不戦勝ってこtげ★ん★こ★つ



卯月「・・・・」ドサッ・・・チーン



扶桑「まったくもう・・・・このおバカさんたちは・・・」








提督「・・・・はっ!?俺はいったい・・・?」



卯月「・・・・」チーン



扶桑「あら、おはようございます提督」



提督「・・・・そうだ、俺は卯月といつも通りなケンカをして・・・それから・・・」



提督「うっ!  それからが思い出せない・・・!」



扶桑「もう一発いっときます?」スッ



提督「ああ思い出しました思い出しました!!!はい!ええ!!ケンカはダメってことですよねはい!」



提督「で?あいつらは?帰っちゃったかな?」



扶桑「いえ、まだ寝ていますよ、あんなにうるさかったのにまだぐっすりですよ」フフフ



提督「よかったよかった、つってもそろそろ起こさないと・・・飯にしないとな」



扶桑「ですね、では起こしに行きますか」



提督「おう       このクソウサギは・・・いいか」




オーイミンナオキロー ゴハンガオワッチャイマスヨー  ウーン  ネムイー  オハヨーシレー



ンジャ、ミンナデショクドウニムケテ、レッツゴー




バタン!




卯月「・・・ムクリ」



卯月「あれ?   みんなどこいったぴょん・・・?」








夕食を終えて・・・



提督「失礼するぞー」コンコン



比叡「おお!司令  もしかしてまた私のカレーの味見、します?」



提督「いやいいから、もういいから」



霧島「ではどのようなご用件で?」



提督「そうだそうだ、榛名はいるか?」



榛名「はい!榛名ならここに!」ヒョコ



提督「ちょうどよかった、ちょっといいか?」



榛名「?はい?」スタスタ





廊下・・・



榛名「それで、どのようなご用件でしょうか」



提督「いやーデートするとかなんとか言ってたじゃん?それいつにするかなーって」



榛名「?・・・・・!?・・・・!!」



提督(忘れてたやーつか)



榛名「はははは、はい・・!で、デートの件ですよね  どうしよう・・・」



榛名「すみません、榛名、すっかり忘れていて何も案とかないんですけれど・・・」



提督「まぁ俺も忙しかったしな    ちょいと急だが明日とかどうだ?」



提督「確か榛名、明日は何も予定なかったよな?」



榛名「は、はい・・・予定はないですけれど・・・提督はよろしいのですか?」



榛名「その日の指令や執務もありますよね?」



提督「本音を言えば  それらをサボりたいだけです・・・はい」



榛名「やっぱりですか・・・」



榛名(少しでも喜んだ私がバカでした・・・)



提督「ってわけだから、急で悪いが明日行きたいところとか調べといてなー」



榛名「あ、はい・・・楽しみにしていますから!」










提督「と!いうわけで明日は留守だ!」



扶桑「何が『明日は留守だ!』ですか!?やっと遠征中の執務が終わったというのに!」



提督「スマンチ」



扶桑「・・・・」ブチ



提督「すいませんすいません」



扶桑「別に息抜きが悪いとは言いませんけど・・・」



提督「一応家具を見に行くという大義名分が・・・」



扶桑「ないですよね?」



提督「・・・ハイ」



扶桑「まぁ正妻の余裕で理由は聞かないでおいてあげますけど、」



提督「・・・・」



扶桑「今度は私と一緒に、行きましょうね・・・?」



提督「・・・当たり前だよ」












翌日・・・



提督「お待たせ!アイスティーとミルクティー買ってきたけどどっちがいいかな?」



榛名「提督が好きな方取っちゃってください、私はもう一方のやつでいいので」



提督「正直俺もどっちでもいい」



榛名「んー・・・では榛名はアイスティーで」



提督「はいよーっと・・・     で?次はどうするよ」



榛名「はい!  え~と次は、映画に行きたいです!」



提督「見たい映画とかの時間は?やってる本数少ないと時間合わないとかよくあるぞ?」



榛名「だいじょぶです!見たいものは決めてきたので!」



提督「そうか、ならよし!では映画館に向けてしゅっぱーつ」






映画館にて・・・




オマエノコトガスキダッタンダヨ!  センパイ!  


  二人は幸せなキスをして終了・・・





提督(・・・ありきたりだったなぁ・・・)



榛名「・・・・」ホロ・・・



提督(ってのをちょい泣きしてしてる人の前で言うのはあれだしな・・・)



提督「おーい榛名ー」



榛名「あっはいすいません!少しボーっとしてました」



提督「そうか、まあ映画終わった後はボーっとするの、わかるわかる」



提督「さて、次はどこに・・・つってももういい時間か」



榛名「あ、すいません提督!あまり時間は取らせませんので・・・一ヶ所よろしいですか?」



提督「ん?まぁ全然かまわないが・・・」












鎮守府近くの浜辺・・・



提督「・・・なぁ榛名?こんななんもない砂浜で何するんだ?」テクテク



榛名「もう少しです!・・・・・ほら、提督!見てください!!」




提督「・・・・?・・・!」



榛名「きれいですよね、夕陽・・・」



提督「ああ・・・そういえば、ここか・・・・」



榛名「?提督もこの場所を知っていたんですか?」



提督「・・・いや、前に少し見ただけだよ」



榛名「そう・・ですか・・・」



提督「・・・・・・・」



榛名「・・・・・・・」



榛名「・・・・・・さて!」



榛名「提督!」



提督「?なんだ?真剣な顔で」




榛名「ずっと・・・ずっと好きでした!」



提督「・・・・・」



提督「・・・だよな」



榛名「はい」



提督「答えはNOだ、決まってる」



榛名「随分ときっぱりというんですね」



提督「御託を並べたところでそれはただ回答を先延ばしにするだけだ」



提督「無理なものは無理、きっぱり言うのが礼儀だ」



榛名「ふふ・・・そう、ですか」



提督「俺も聞こう、無理だとわかっていたはずだ・・・何で今なんだ、何で無理だと知っていて今なんだ」



榛名「・・・苦しいだけなんです」



榛名「ずっと心の底に押しとどめていたんです・・・でもそれってつらいだけなんですよ」



榛名「だって、だって絶対にかなわないから!提督には翔鶴さんがいる!扶桑さんがいる!好意を持ってる娘たちがたくさんいる!」



榛名「そうやって何も言わないまま、自分に言い訳して過ごしていたら、いつの間にか扶桑さんがあなたの隣に居ました」



榛名「自分をだましてるうちに!どんどんとあなたは遠くなる!」



榛名「もう限界なんです!自分をだますのは!つらいんです!」



榛名「だから告白してみました・・・どんな答えであっても、いえ、NOだと知っていましたけれど」



榛名「これでスッキリしました!」



提督「・・・・・・・・・」



榛名「では帰りまs「待てよ」



提督「待てよ、なんだそれ」



提督「まだ足りないだろ、用があるだろ」



榛名「・・・無い、ですよ」



提督「なら別の人間探して好きになればいいじゃん」



提督「わざわざ俺に愚痴みたいな告白して終わりか?」



提督「俺だって暇じゃないんだよ、愚痴は居酒屋で姉妹に聞いてもらえよ」



榛名「それは・・・」



提督「わざわざ俺を呼ぶ必要はないだろ!?」



提督「最近お前に元気がないからこうやって付き合ってやったよ、鎮守府のことほっぽって」



提督「それの結果一方的に告白してスッキリしたから帰るだ!?」



提督「お前上官なめんのもいいかげんn「ドゴォ!」



榛名「この・・・馬鹿ァ!!」ドス!ドス!



榛名「わかってるくせに!どれだけ榛名がつらい思いしてたのかわかってるくせに!!」ドス!ドス!ドス!



提督「・・・・」



榛名「何か言ってくださいよ!!」ドゴォ!



榛名「・・・もう!いい!  死んじゃえ!死んじゃえ!!」ドス!ドス!



榛名「大嫌いです!あなたなんか!提督なんか!」ドス!ドス!ドス!



榛名「大っ嫌い!!!」ドゴォォ!!




ザザーン、ザザーン




提督「・・・・・・・謝らないからな」



榛名「いいですよ、別に・・・」



榛名「・・・本当に謝らなければいけないのは榛名ですから」



提督「・・・・これですっきりしたか?」



榛名「今度こそ本当にすっきりしました」



榛名「今度こそ・・・未練とか恋心とか・・・苦しいのもどこかにいっちゃいました」



提督「俺のおかげだな」ハハ



榛名「提督のせい、ですよ」フフ



榛名「やっと・・・終わりましたよ、榛名の初恋」



提督「そか・・・・ならほら、こんな最低男はやく忘れてはよいい男を見つけろ」



榛名「最低男のせいで当分恋する気も起きませんよ」



榛名「私何でこんな人を好きになったんでしょう」



榛名「特にかっこいいわけでもなくて、デスクワークがうまいわけでも、指揮がうまいわけでもない人」



提督「やめて、さっきのパンチより効く」



榛名「恋は盲目ってことですかね?」



提督「・・・俺は艦娘たちのそれは盲目ってより呪縛だと思ってるけどな」



榛名「そうかもですね・・・ともかくこれで、よいしょ」スクッ



榛名「これから悩まずに過ごせます」



提督「・・・そうか、良かったよ」



榛名「はい!提督、ご協力ありがとうございました!!」



提督「はは・・・結局うまく使われたな、俺は」



榛名「ええ、うまくサンドバックとして使えました!」



提督「たく・・・帰ったら全身湿布だらけだよ」



榛名「湿布貼るの手伝いましょうか?」



提督「そうしてくれるとうれしいな」



榛名「はい!   では帰りましょう!私たちの家に!!」



提督「だな!」




ボロボロの男と顔の晴れた女は、笑いながら陽の沈む浜辺を歩いたのだった・・・
















提督「だいまー」ガチャ



扶桑「おかえりなさ・・・ってなんでそんなにボロボロに!?」



提督「あー・・・階段でコケた?」



扶桑「疑問形の時点で噓バレバレです・・・救急箱持ってきますね」



提督「あ、いいよいいよ、もう貼ったし」



扶桑「そうですか・・・で、こればっかりは聞かずにはいられません・・・なんでそんなにボロボロなんですか?」



提督「えー・・・どっから話せばいいんだ・・・」




~~~Explaining Now~~~




提督「てなわけです」



扶桑「提督が悪いですね」



提督「だろうな、当たり前だ」



扶桑「榛名さんがいい娘だったからよかったものの・・・殺されても文句言えませんよ?それは」



提督「まぁあれが榛名じゃなかったらそうかもな」



提督「でも榛名は・・・大丈夫かな!って!」



扶桑「楽観しすぎですよ・・・いつか後ろから刺されても知りませんよ?」



扶桑「と、まぁおじゃべりはこの辺にして・・・」



提督「あ・・・・俺急用をおm「逃がしませんよ?」



提督「・・・・・ハイ」



扶桑「では、これが今日分の書類です」



扶桑「あと極秘の書類があるとかで私も手が付けられないものがあったの持ってきますね」



提督「極秘ー?特に大規模作戦はなかったはずじゃ?」



扶桑「さぁ・・・?私も本当にわからないんです」





提督「秘書官すら開封不可か・・・本当に心当たりがない・・・」




扶桑「はい、これですね」スッ



提督「サンキュー、じゃあ扶桑はもう上がっていいよ」



扶桑「ではお言葉に甘えて、お先に失礼しますね」



提督「はーい乙~」



ガチャン



提督「さて・・・・何が出るかな何が出るかな~っと」



提督「・・・なんだこれ、まるで意味が分からな、ああ、暗号か」



提督「面倒なんだよ暗号解読、俺頭悪いんだからさー・・・ええっとー」




提督「・・・・『特殊討伐作戦』?」



提督「目標は・・・!?『赤』、だと!?」



提督「わざわざ俺を使う必要はないだろ!」



提督「クソッ他に誰かいないのかよ・・・誰かアテは・・・」



提督「・・・アイツしかいないか・・・・・・」



提督「はぁ・・・元帥に直談判しねぇと」












食堂にて・・・




提督「疲れたわー、あの人すげぇ話長いんだもん」



山城「そうですか、よかったですね」



提督「冷たくない?」



山城「別に普通でしょう、そもそもなんで私が提督と一緒にご飯を食べなきゃいけないんですか」



提督「はい俺今傷ついたー部下の心無い発言で傷ついたー」



山城「うるさいです、目立つんでやめてもらえます?」



提督「・・・お前そんな態度でいいのかー?んー?」



山城「・・・どういう意味ですか?」



提督「ほら~お前の大好きな扶桑姉様の写真だぞぉ~?」



山城「・・・・いや、それはいらないです」



提督「え・・・マジで?扶桑一人の写真だぞ?」



山城「ほらほら、私を黙らせたかったらもっといい写真を持ってくるんですね」



提督「くっ、もうこんなものしかありません・・・何卒、何卒ォ・・・!」スッ



山城「どれ・・・!いいじゃないですか!」



提督「いいのか?俺写ってるけど」



山城「写っているっていっても半身だけじゃないですか・・・」



山城「それよりも扶桑姉様がとてもとてもいい笑顔で佇んでいらっしゃって・・・」



山城「ぐへ、ぐへへへへ・・・・」ニヤニヤ



提督「お、おう・・・山城、鼻血」



山城「おっとすいません、少しはしゃぎすぎました」



山城「まぁ今日のところはこの辺にしておいてあげます、ではごちそうさまでした」スタスタ



提督「はいよー・・・ったくしっかりもらえるもんだけもらっていきやがって」




川内「お、提督ー、今ご飯?」



提督「川内か、お前も今晩飯か」



川内「ううん違うよ、今から朝ご飯!!」



提督「あっ・・・(察し)   きれいなほど昼夜逆転してんなおい」



川内「朝ご飯はパワーの源だからね!」



提督「お前今晩は何もないはずだが?」



川内「なら訓練しまくるだけだよ!水雷戦隊で!」



提督(付き合わされる奴らが不憫すぎる・・・)



提督「お、お手柔らかにな・・・」



川内「まぁほどほどにしておいてあげるつもりだから安心して」



提督「全然安心できない不思議」



川内「もー、ひどいなー提督は」



提督「君には駆逐の一部を夜型に変えようとした前科があるから」



川内「未遂じゃん」



提督「まったく反省していないようだな・・・青葉と一緒に陸に行くか?」



川内「あはは・・・それはさすがに勘弁かな」



提督「まぁほんとにほどほどにな~」



川内「うん、提督もがんばってねー」



提督「おう、じゃあな」  



川内「ばいばーい」フリフリ


















提督「んっ・・・ふぅ~」ノビー



提督「さーて、まあ一通り執務も終わったし、寝るとしますかねー」



提督「はー疲れたーつかr・・・・」ガチャ



扶桑「お疲れ様です、提督♪」ニコッ



提督「・・・あー、ああ、うん」



提督「まぁいいか、隣、失礼するぞ」



扶桑「ふふ、提督のベッドなんだから失礼しますもなにもないでしょう」



提督「なんか言っちゃうんだよ、お前が隣にいるわけだし」



扶桑「・・・何故か不安になったんですよ」



提督「?何が?」



扶桑「平静を装っていましたけど・・・あなたが榛名さんに告白されて・・・正直不安だったんですよ?」



提督「なんだそのこと、俺には扶桑がいるんだから断るに決まってるじゃん」



扶桑「ふふ、こういうの、世間的にはバカップル、っていうんですよね」クスクス



提督「そう、なのかな?・・・まぁどうでもいいじゃん」



提督「明日も早いし、もう寝よう」



扶桑「ですね、おやすみなさい提督」



提督「ああ、おやすみ」





一方そのころ扶桑型の部屋・・・



山城「あああああ!!姉様!どこですか!?どこにいるんですかぁ!!!!???!」



  ・・・そののち何事かと駆け付けた大淀に拘束されたらしいがそれはまた別のお話・・・・・










提督「ふぁ~・・・ねむ・・・」



扶桑「Zzz・・・・」スゥスゥ



提督「起こさないようにそーっとそーっと・・・」



ガチャ



提督「よし」



提督「さて・・・そろそろ行かないと長門がキレるし・・・剣道しますか」





提督「失礼します」



長門「ハァハァ・・・む、やっと来たか」



提督「おっす、すまんよ」



提督「とういか増えたおい」



長門「ふん、当然さ  」



提督「まぁ案の定駆逐勢はあまりいないけどな」



長門「それは仕方のなきとこだ、子供はよく寝てよく遊べばいいのだから」



長門「だが見ろ、ビックセブンにかかれば布教もばっちりだ」



提督「いやしなくていいから、現にここがもう手狭だし」



長門「敷地を増やせばよかろう」



提督「簡単に言うな・・・結構面倒なんだぞ」



長門「そういうものなのか・・・まぁそろそろおしゃべりもいいだろう」



提督「・・・だな、まぁ俺は寝起きだからな」



長門「なんだ?負けた時の言い訳か?」



提督「いや?・・・むしろ目覚まし代わりになるといいなって」



長門「フン!言っていろ、提督よ」



ザワザワ・・・   ナガトサント・・・テイトク!?   テイトクシンジャウ・・・



提督(なめやがって、見とけよ見とけよ~)



天龍「・・・提督お前よ」



提督「おう天龍か、どうした」



天龍「死ぬなよ、マジで・・・・」



提督「?  まぁご忠告どうも~」




長門「さぁ始めよう!!提督!!」



提督「ああ、来いよ」



長門「・・・てぇぇぇァァァ!!」ブゥン!



提督「ぐっ!?」ガツン!



テイトクガトメタ!?   アノイキュウヲイッパツデゲンケイトドメナイモノニシタアレヲ!?



提督(イ級に剣術使うなし・・・)



提督(とはいえ・・・相変わらずの力と、今回は速さが加わって最強に見えるな)



長門「フン!!」ブン!



提督「はっ・・・てァァ!!」スッ・・スパン!



長門「くっ、ふん!」カッ、ブン!



提督(生半可な攻撃ではダメか・・・なら)



長門「ハァ!!」ブォン!



提督「こ・・こ!!」ガツン、グォン!



長門「っつ!?はやい、が!」スコン!



提督「くそっ!?決まったと思ったが・・・」ギリギリ・・・



長門「まぁ今のは私も危なかった、あれほど綺麗で素早い胴とは素晴らしい」ギギギギ・・・



長門「だが!」グッスカン!



提督「くっ、胴ががら空きに・・・!」



長門「もらったァ!!」ブォン!



提督「・・・なめるなァ!!」ズォン!



    ガキィン!!



長門「なっ!?私の竹刀を力で抑えている!?」



提督「見くびったな、長門・・・」



長門「クソッ!!面が防御できん!」



提督「ふ・・・チェックだ・・・」



提督「面ェェェェン!!!!」スパァン!!





・・・・・・・・・・・・・・



ナガトサンガマケタ!??!??   ウソデショウ!?   ソウヨ、タブンツカレテイタノヨ!?!!   テイトクガソンナニツヨイワケナイモン!!



提督(なんで俺こんなに評価低いん?)



提督「ほれ長門、立てるか?」



長門「う、ううん・・・すまない」



長門「まさか提督にあんな力があったとはな」



提督「まぁ押さえつけの形だったし、力は強くできるよ」



長門「まったく、今回は完敗か・・・正直初撃で決まると思っていたんだがな」



提督「ふふ、それは俺を甘く見過ぎというやつさ」



長門「全くその通りだな・・・慢心か」



テイトクーツギワタシトヤッテ!   ワタシモワタシモ!   ヤリターイ!



提督「しゃあねぇなー、じゃあ稽古つけてやるか!」



ワーイ!   コレデカテバナガトサンニカッタコトニ・・・!   ゼッタイタオシテヤルシ・・・





長門「はぁ・・・疲れた」



アイオワ「オ疲れ様~」フリフリ



アイオワ「ジャパンのケンどーうというのは見てるだけでも面白いわネ!」



長門「ふふ、貴様もやるといい、ジャンクフードばかりのその腹にはいい運動になるぞ」ハハ



アイオワ「エ・・・Meそんなにフトッテル?」



長門「あんな食事ばかりではいつか太るから事前に注意しておけということさ」



アイオワ「ケイケンがおありで~・・・?」ニヤニヤ



長門「・・・慢心しているとどうなっても知らんぞ」



アイオワ「Hahaha  It is American joke!」



長門「・・・知らんからな・・・・・」










その後執務室・・・・




提督「ふぅ・・・今日はあまり書類がなくて楽だな」



扶桑「ですね・・・あ、ここ間違えていますよ?」



提督「おっと、すまんすまん」




カリカリカリカリ・・・




提督「あ!そうだ」



扶桑「どうしたんですか?提督」



提督「今日俺の知り合いがくるんだよ」



扶桑「そう・・・・え!?今日ここに!?」



提督「そう、今日ここに」



扶桑「何時くらいですか?」



提督「ん~・・・たしか昼過ぎくらいだって言ってたな」



扶桑「あわわわわ・・・・」



提督「どうした、そんなに慌てて」



扶桑「どうしたもこうしたもありませんよ!」



扶桑「提督のお知り合いということは・・・軍の上層部でしょう!?」



提督「え・・いや違うけど・・」



扶桑「じゃ、じゃあ別の鎮守府の提督の方ですか・・・?」



提督「いやいや違うよ、心配すんな」



提督「今から来るのはな・・・」




提督「太平洋戦線で単騎で深海棲艦狩ってる・・・・・・ただの民間人だからさ」
















ザワザワ・・・   シンカイセイカン!?   デモフツウノヨウフクキテルシ・・   デモデモミタメガカンゼンニシンカイセイカンダヨ!?



???「♪~~~」



グラーフ「おい貴様、待て」



???「ん?私のことかな?」



グラーフ「ああ貴様だ、どうやってここに入った?」



???「どうやってって言われてもねぇ・・・・普通に?」



グラーフ「・・・なるほど、普通に正門から守備の憲兵を殺して入ってきたということか」



???「え、いやそういうことじゃn「問答無用!!」



グラーフ「貴様がこの鎮守府を破壊しようというのなら私が守らねばならない!!」シャキン!



グラーフ「まだまだ剣術は未熟だがこのグラーフ・ツェッペリン、皆のために戦おう!」



ウソ!?    グラーフサンヤルンダネ!?    テ、テイトクヨンデクル!



グラーフ「ああ、任せておけ、この上陸した深海棲艦は・・・私が斬る!」ブン!




      カキーーン!



???「まったく、大口をたたくからどんなものかと思ったが・・・」ギリギリ・・・



グラーフ「!?ナガトにも称賛された速さである私の剣を・・・防いだ!?」




ウソデショウ!?    マズイヨ!ハヤクテイトクヲ!     イヤモウコノバアイハリクセンタイヲ!




???「ふふ・・・お姉さん、あなた肉を斬ったことないだろう」ギリギリ・・・



グラーフ「・・・だからどうした」ギリギリ・・・



???「やはりね・・・本物の剣ってのはねぇ・・・こう使うのさ!!」ジャリィン!




グラーフ「ぐあっ!?」ドサァ・・



グラーフ(こいつ・・予想以上に強い!!)



グラーフ(逃げなくては・・・逃げなくてはいけないのに・・・・なんだこいつの眼は・・なぜ私の足は動かない!?)



グラーフ(恐怖か・・?この私が恐怖で動けなくなるなど・・・!)



???「フヒヒ・・・まァ、一度『殺すための剣』ってのを・・・味わってみてよ」ズォン!











グラーフ「・・・死んで・・・いない!?」




提督「よぉ、ちょいとおいたが過ぎるんじゃぁねぇか?」ギギギ・・・



???「・・・・ったく、別に斬る気はなかったよ」



提督「ダウト、眼がマジだった」



???「いやー斬るっつっても腕位のつもりだったし・・・セーフで・・・?」



提督「アウトだから、完全に」



周りの人々「ポケ―――――――」



提督「あ・・・そうか、あんな狂気の沙汰見せられた後でみんなポケ―っとしてるじゃん」



???「あーあーさーせんした~・・・」



グラーフ「え、ええとアドミラール、そいつは何者なのだ?」



提督「ああ、こいつは俺の知り合いでな、名前は・・・」



???「おっとすまない、名前は契約的にNGだ、提督」



???「その代わりにネルソンとでも呼んでくれ」



グラーフ「ネルソン?あの紅茶の国のネルソンか?   いやたしかネルソンはまだ・・・」



ネルソン「ああ、いや、単に私がネルソン級が好きでこの名前にしているだけさ、気にしないでくれ」



グラーフ「む、そうか・・・・それで何の目的で?」



提督「実はこいつに頼みたいことがあってな、近くまで来てるっていうんでちょっと来てもらった」



グラーフ「ふむ、つまり客人だったわけか・・・これは失敬した」ダツボウ



ネルソン「いやいいっていいって、私よく間違われるし・・・」



ネルソン「んじゃパパッと要件済ませたいから、提督、執務室まで案内しろ」



提督「へいへい、わかりましたよーっと」






グラーフ「だがあの眼・・・普通の人間が発していいものではなかったが・・・」



周りの人々「ウンウン   コクコク   ソウダヨネ」










執務室にて・・・・




ネルソン「でぇ?ご用件は?」



提督「ああ、これを見てくれ」スッ



ネルソン「ほうほう、『赤』の討伐司令か・・・それで?これを俺にやってほしいと」



提督「察しがよくて助かる」



ネルソン「察しがいいのも何も、お前から頼むことなんてこれくらいじゃん」



ネルソン「だが・・・お前ならできないこともないだろう?これ」



提督「いや・・・しかしだな・・・」



ネルソン「チッ、いいよなぁ!どーせ「みんなが心配するから」とか言いたいんだろうなァ!!」



ネルソン「はいはいわかりましたよー!孤独なネルソン様はひとり怪物殺しの任を負うのでしたー!」



提督「毎度ホントにすまん」



ネルソン「いいよ別に、好きでやってることだしー」



提督「んじゃこれ、いつもの小切手だ」



ネルソン「お、あざーす!・・・まぁどうせ金なんてあっても使わないけどな」



提督「なら返せ」



ネルソン「やなこった~、お前に金を返すのが癪だ」



提督「ったく、ほら暇じゃないんだろ?帰った帰った」



ネルソン「はいはい帰りますよー、んじゃまた~」



提督「精々死なないようにな」



ネルソン「てめぇとは場数がちげんだよ」バタン






扶桑「もうお帰りになったんですか」ガチャ・・・



提督「ああ、精々世間話程度だったしな」



扶桑「・・・そうですか」




扶桑「『赤』ですか・・・」



提督「なんだ、やっぱり聞こえてたか」



扶桑「すみません、聞くつもりはなかったんですが・・・」



提督「まぁいいさ、そこまで隠すことじゃない」



提督「太平洋のことは太平洋の奴らに、俺たちは俺たちの管轄内でやってればいいのさ」



扶桑「ですが提督、『赤』の出現それすなわち・・・」



提督「ああ、大規模な行動を起こすかもしれないな、奴ら」











グラーフ「まけぇたーぞー・・・」



ビスマルク「・・・・はいはいドンマイよ、次は勝てるわ」



グラーフ「長門にすら称えられたほどの剣なのに・・・ぐすっ・・」



ビスマルク「ああもう面倒だから泣かないで!」



プリンツ「グラーフさんはお酒はいると泣いて愚痴るタイプですからね・・・」ハハハ



Z1「いいじゃないか、練習をつめば」



Z3「レーベ、そう簡単なことじゃないのよ、多分」



グラーフ「しょうだ~・・・アイツの剣は止められる気がせん・・・」



ビスマルク「でもプライドのかなり高いグラーフがそういうって相当よね」



プリンツ(ビスマルク姉さま、あなたも相当プライド高めな人ですよ・・・)



グラーフ「だって・・・だって、正直に言うとな・・・」



グラーフ「こわかった」



ビスマルク「~~~」プププ



プリンツ(抑えて!ビスマルク姉さま、笑い堪えて!!)



ビスマルク「だ、だってあのグラーフが「怖かった」よ!?衝撃的過ぎたわよ」ヒソヒソ



Z1「僕は近くに居なかったから何とも言えないけど・・・マックスはどうだった?」



Z3「正直怖かったわ・・・」



ビスマルク「そう、本当に恐ろしい奴だったのね・・・どんな姿だったの?」



Z3「そうね・・・一言でいうなら『深海棲艦』そのもの、しかも姫のようなね」



ビスマルク「それが笑顔で剣をふるってくるのね、それは怖いわ」



プリンツ「ええ、下手したらアオオーニとかいうのより怖いかも」



Z1「アオ・・・なんだって?」



プリンツ「あー、気にしないで、ヤーパンのゲームらしいの」



Z1「ふぅん・・・そういえばグラーフ」



グラーフ「ぅん?なんだレーベ・・・」



Z1「いっそその人に剣を習いに行けばいいんだよ!」



グラーフ「!そうかその手があった!  そうと決まればさっそく・・・!」




プリンツ「あ、あの~・・・」



グラーフ「ん?なんだプリンツ」



プリンツ「鎮守府のラインにですね・・・こう書いてあったので・・」スッ




提督『客はもう帰りました、みんなに迷惑かけたみたいで・・・ごめんな』15:32



グラーフ「・・・・・・・」







グラーフ「何故だぁ・・・!そんなにこのグラーフに剣を教えたくないというのかぁ~!!」ズビー



ビスマルク「また始まったわ・・・」



プリンツ「あはは・・・」











提督「さて・・・まぁ今日のところはこの辺にして、寝るか!」




扶桑「・・・あの、ネルソンさんが壊した施設の修繕費は・・・」




提督「知らん!!  あいつに請求書送っとけ!」




扶桑「まぁ当然ですね」





大淀「提督!大変です!!」バァン!




提督「んー?敵襲か?」




大淀「とりあえずこれを!!」スッ




提督「えーとなになに・・・」




提督「なるほどね・・・」




大淀「どうしますか!?ご決断を!提督!」




提督「うむ・・・これは如何ともしがたいことだ・・・」




扶桑「さっきから何を悩んでいるんですか?」



大淀「これです」




扶桑「・・・『ズイウーン教からの挑戦状』!?」




提督「ああ、ズイウーン教・・・最近活発になってきた新興宗教だ・・・」




大淀「瑞雲の素晴らしさを広めるためには非道な行為すらいとわないと聞きます」




提督「さすがに名指しで挑戦状が送られてくるとなると・・・まずいな、一気に布教される可能性すらある」




扶桑「ですがむしろチャンスでは?ここが狙われていると分かっている以上、訓練を重ねれば・・」




提督「明日なのさ・・・」




扶桑「・・・え?」




大淀「明日なんですよ」




扶桑「・・・・・・え??」




提督&大淀「ズイウーン教の作戦実行日、明日なんだよ(なんです)」




扶桑「・・・・・・・」フラッ・・・チーーン








会議室にて・・・




提督「今この場に集まってもらったのは他でもない…明日来るであろうズイウーン教対策のためだ」




大淀「そのためにまずはズイウーン教の説明をさせていただきます」




大淀「お手元の資料の2pをご覧下さい」




熊野「なんですのこれ?『ズイウーン教にのめりこみ過ぎた者は瑞雲以外のものに興味を抱かなくなる』?アホらしいですわ、こんなの」




長門「だが実際にズイウーン教に洗脳されていた者の証言と書いてある…これは軍の作った資料だしウソではないのだろう」




熊野「そもそもなぜ瑞雲なんですの?  確かに瑞雲はいい機体ですけれど……」




提督「ああ、それは次の3p、教徒から師匠と呼ばれている創始者、日向の説明に書かれているな」




熊野「ふむふむ……理解不能ですわ、航巡や航戦が瑞雲をあがめるのはわかりますわ、ですが」




扶桑「ええ、戦艦や空母、駆逐艦たちもが、というのは理解できません、提督」




長門「思い当たる節はあるか?提督」




提督「いや俺も知らんわ…ただ何か非合法な、そう例えばサブリミナル効果による集団洗脳とか……」




熊野「ありえますわね……まぁ私はそんなものには影響されることはないですわ!」




提督「お、頼もしいじゃねぇか」




長門「…だが提督、この会議はその対策について話しに来たのではないだろう?」




提督「っとそうだった、明日の対策だったな」




提督「資料5pを見てくれ、これまでのズイウーン教のテロの手口だ」




提督「これまでの手口を鑑みるに、明日も同様の、つまりズイウーン教戦闘員による鎮守府の強襲」




提督「そして強制的なズイウーン教への改宗という流れだろう」




長門「………強襲、つまり武力行使だろう…? となるとこちらも近接戦をしなければなるまい」




提督「ああ、集団で固まって、戦闘員に対応すれば難なく対処可能だろう」




扶桑「ではチーム分けですね、さすがに鎮守府の全員が一ヶ所に集まるわけにはいきませんから」




提督「だな…ではチーム分けといこうか」




提督「あ、大淀 念のため伊勢日向は幽閉しておいて」




提督「『教祖の日向』がうちの日向である可能性も捨てきれないから」




大淀「あー確かに……了解です」




提督「頼んだ」













翌日・・・




提督「長門!!目標集団リアンダー、そちらに向かっているぞ!」




長門『ああ、知っている…というか交戦中だッ!………………ふぅ、取り敢えず鎮圧だ』




提督「よくやってくれた」




長門『ああ、だが妙だな…こんなにも散発的に攻撃してくるとは……何か策があるのか?』




提督「ふむ………………………」




長門『まぁいい、いったん切るぞ  うまくやってくれ』




提督「そっちこそ」ピッ












提督「なんか暇~・・・」




提督「強襲とか言ってたから俺も久々格闘とかできるかなーって思ってたんだが」




扶桑「いけませんよ、こんな時にも皆さんは必死に戦っているかもしれないんですから」




提督「いやでも所詮はズイウーン教もただの元気な若者の集まりだったってこt「大変です提督!」




提督「……どうした?」




大淀「はい!報告します、目標グリゴール、こちらの部隊を沈黙させたしたようです!」




提督「グリゴール…熊野がいる隊が……!?」




大淀「はい、カメラの映像を確認したところ、キレイにズイウーン教に染まった熊野さんが・・・」




提督「くぅぅぅぅまぁぁァァァのぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」




提督「アイツ昨日自信満々に『そんなものには影響されない』だのなんだの言ってたよなァ!!」




提督「即堕ち二コマ漫画じゃねぇんだからよ…勘弁してくれ」




大淀「ですが嘆いている暇はありませんよ、提督」




提督「ああ、ズイウーン教のやり口は覚えている…一部の艦娘がズイウーン教になったとたん」




提督「パンデミックのように拡散するようだからな、すぐに行こう」




大淀「!? て、提督ご自身で止めに行くんですか!?」




提督「俺が止めねばなるまいよ…あいつらを」




大淀「ホントに昔から、面白そうなことがあるとすぐ飛びつきたくなるんですね」




提督「あ、バレたー?」




大淀「顔に出ていますよ・・・『久々のCQCだぜヒャッハー!!』って感じです」




提督「まぁ大淀のお許しも得たから、ちょちょっと行ってきまーす!」




大淀「許してないんですがそれは……扶桑さんはどうするんですか?」




扶桑「私にもここにいる子たちを守る義務がありますから…」




大淀「…上司が適当な人って、疲れますよね」




扶桑「………………………ハイ」





















提督「……クソ…」←普通に捕まった




日向「ふふふ、私を甘く見たな、提督よ」




日向「あの程度の拘束では私への瑞雲への愛は止められぬ!!」




提督「…!! まさかとは思うが日向…お前……」




日向「そう!何を隠そうこの私!日向こそがズイウーン教の教祖!!」




提督「くっ! 日向てめぇ!何が目的だ!?」




日向「目的…? そうだな、強いて言えば…世界を瑞雲で埋め尽くすことか…」




提督「おまっ!? なんてマッドでクレイジーで非現実的な目的を…!」




日向「ふふ、強がらなくてもいいぞ?提督よ…   君もこちら側に来たいんだろう?」




日向「別に私は構わないぞ…?  むしろ歓迎するさ」




日向「さぁ提督、世界を瑞雲で埋め尽くs「あ、スマン無理だわ」




提督「俺さ、あんまり航空機好きじゃなくてさ、特に瑞雲とかってほら、フロートついててさ…」




日向「……そうか…では致し方ない……………瑞雲を愛する同志諸君よ!提督を連行しズイウニストにして差し上げろ!」




ゾロゾロ・・・・・・・・・・・・・・・




提督「なっ!?てめぇら何しやがる! おい熊野!目を覚ませ!!」




熊野「怖がらなくてもよろしくてよ?  うふふ、私と提督はこれで志をともにするのですわ…!」




熊野「瑞雲という素晴らしい神の具現のために!」




提督(こいつはダメなやつだ…)




榛名「ぷ、ぷぷぷ……面白いです……!」プルプル




提督「てか榛名ァ!お前絶対瑞雲に染まってねぇだろ!  あれか?あのときのことまだ根に持ってんのか!?」




榛名「いいえ~  榛名はズイウーン教ですよ~」




提督「白々しいわ!    ……てかマジ誰か助けて(必死)」




日向「それは叶わないな! 大淀には君の無線を使って無事と偽って報告した…君を助けられるものは、もうどこにm「ここにいるわ!!」




日向「………………………!!!  お前は……!!」




伊勢「航空戦艦、伊勢! 提督を助けるため、また日向を止めるため、ここに…見!参!」




提督「伊勢ぇ…!」




日向「何故だ…なぜおまえがここにいる!  しっかりと閉じ込めたはず…」




伊勢「ふっふっふー…甘いよ日向、甘すぎるよ!!」ペカー




日向「その紋章…まさか!!??」




伊勢「そう…これは瑞雲を極めたものにした顕現しない証…」




日向「だが何故だ!なぜおまえがそれを…!」




伊勢「言う必要があるかな? わかっているでしょう、日向」ニヤッ




日向「くっ! …認めない、認めんぞォ!!  」ズォ・・・




提督「なんだ…!?日向の周りを…黒いオーラのようなものが…!」




日向「ゥオォォォォ!!  食らうがいい!!これは我が瑞雲への魂の咆哮!!」




日向「  愛 し き 瑞 雲 の た め の 号 砲 ! !」ドゴォォォォォォン!!!




提督「っ!? 伊勢、危ないぞ…!」




伊勢「日向…あなたは心の底から瑞雲を思っていたのね…でも…」




伊勢「『愛することを、強制してはいけない』わ……!」




伊勢「これは裁き、あなたの狂ってしまった瑞雲愛の…報いよ」




伊勢「 主よ、瑞雲よ、願わくば我に哀れな子羊を救う権利を、力を与えたまえ…!」




伊勢「 我 が 瑞 雲 は こ こ に あ り て(リュミノジテ・エテルネッル)!」




        ズォォォォォン!





提督「くっ、どっちが勝ったんだ・・・!?」




日向「うッ…なぜ…私が……」




伊勢「残念ね、日向…」ハァ・・・ハァ・・・




日向「すまん、伊勢…私にはお前に負けた理由がわからん……教えてはくれないか?」




伊勢「ええ…あなたと私は共に瑞雲を極めようとした仲間よ…でもね……………」




伊勢「あなたには決定的なものが足りなかった…それは…」




日向「それは……?」




伊勢「…瑞雲を本気で使おうとすること……」




日向「!!!」




日向「そうか、そうだった! 私は瑞雲を愛するあまり…崇めるだけで瑞雲を実戦で使おうとはしなかった…!」




伊勢「そう、それこそが私とあなたの、違い」




伊勢「瑞雲はね…突き詰めれば戦うためのものよ」




伊勢「ならば戦いの中で戦果を挙げることこそ瑞雲への最大の敬意だと私は考えた…」




日向「…私は考えなしだったな…瑞雲の気持ちなど一つも考えなかった……やはり私には瑞雲を愛する資格など…!」




伊勢「それは違うわ、日向」




日向「何…?」




伊勢「確かにあなたは瑞雲のことを考えなかったかもしれない…でも」




伊勢「でも…あなたの瑞雲への愛が失われない限り、あなたはいつまでも瑞雲を愛していいのよ!!」




日向「!!  そう…か………わたしはまだ…瑞雲を愛して………よいのだな…」




伊勢「ええ、だからまた1から始めましょう…」スッ




日向「ああ! 今度こそは極めて見せるさ!!!」グッ!





熊野「ゔっ! か、がんどうでぎですわ……!」ズズズ




提督「…………なんだこれ」





こうしてズイウーン教は活動を停止・・・  首謀者日向は罰として艦としての消去、つまり解体処分となった・・・















提督「と、いうことになっている………が」




日向「見てくれ提督!」バァン!




日向「昨日徹夜で伊勢と作り上げた完璧な瑞雲の改装設計図だ!」




日向「これによりまた瑞雲の力がアップする…!  ああ、心配するな、改造案ではあるが完全に瑞雲だからな、まずここは~」





提督「とまぁ、よりマッドでクレイジーなサイコズイウニストへと進化しましたとさ」




日向「なぁ!扶桑もいいと思うだろう!?」




扶桑「え、ええっと…いいんじゃないでしょうか?」




提督「FUSOOOOOOOO!  適当なこと言わないで!!」




提督「お前秘書官!! 結構権限重いんだよ!? 扶桑の一声でそのアホな案の試作が承認されちゃうくらいには!!」




扶桑「まぁまぁ、いいじゃないですか」




扶桑「だってこの鎮守府は…」









扶桑「平和なんですから♪」
















平和で適当な鎮守府の日常は、まだまだ続きそうである・・・・・・








後書き

お読みくださってありがとうございます!   とりあえずはこのSSは完結(笑)として全く同じ鎮守府での日常をまたグダグダとお送りする『提督「平和だなぁ~」Part2』を始めるつもりですのでそちらもどうぞよろしくお願い致します!


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2020-10-22 21:16:28

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2020-05-26 11:41:51

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2017-11-15 11:50:43

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2017-07-09 19:05:41

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2017-06-23 02:15:55

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2020-01-12 04:17:34

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このSSへのコメント

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1: SS好きの名無しさん 2017-06-08 21:03:33 ID: OHAw2v5q

扶桑かわええなぁ。続き楽しみにしてます。頑張ってください。

2: たくちゃん 2017-06-08 22:20:15 ID: ExvnAE_Y

1さん、コメントありがとうございます!
本当に初めてのSSなので、こういうこと言ってもらえると励みになります
これからもこのSSをよろしくお願いします!

3: SS好きの名無しさん 2017-06-13 21:56:15 ID: URZz_cbk

とても面白いです!
リクエストいいんですね?なら、提督にデレデレの響が見たいんじゃ〜〜!

4: たくちゃん 2017-06-13 23:29:52 ID: L6kZvU2q

3さん、コメントありがとうございます!
響ですね、了解です。出来るだけいい作品にするつもりなので応援よろしくお願いします!

5: Sh1Gr3 2017-06-23 02:19:09 ID: c1NfMlzR

やっぱどこの鎮守府でも青葉は青葉なんだな…あと響のセリフから何から全部かっこよかったです。

リクエスト、もし可能でしたら叢雲をお願いします!

6: たくちゃん 2017-06-23 21:33:20 ID: 74lLVqb-

5さん、コメントありがとうございます!
真面目な青葉でもいいんですけどやっぱりふざけてる青葉の方が書いてて楽しいですしw
あ、リクエスト了解です!

7: Sh1Gr3 2017-06-25 12:32:43 ID: fdt3-zwx

いい叢雲が見れた…リク応えありがとうございました!

8: SS好きの名無しさん 2017-06-27 15:30:16 ID: uLOzx3OJ

曙を...是非ともぼのやんを...!

9: たくちゃん 2017-06-27 22:47:28 ID: JcZPofs6

リクエストありがとうございます!
ぼのたんかぁ~・・・正直絶対来るだろうなとは思ってたんですが・・・
できるだけがんばってみますね!

10: Hazime 2017-07-09 19:08:42 ID: JRGm05Xw

ほんわかして楽しかったです。
リクエスト舞風お願い出来ますか?
(難しいかも。すみません。)

11: たくちゃん 2017-07-09 20:51:59 ID: oPxCj8EH

10さん、コメントありがとうございます!
ですね・・・このノリと勢いで書き始めてしまったアホなズイウーン教のやつが終わらん限りはリクエストの反映はできませんね・・・
ですがこのSSの続きの方では出そうと思うので少しお待ちください!

12: SS好きの名無しさん 2017-07-20 07:39:04 ID: 8bc0Y7Et

瑞雲。
罪深き男よ。
汝もまたタラシなり。

13: たくちゃん 2017-07-20 22:33:23 ID: OqevR4Ti

12さん、コメントありがとうございます!
瑞雲って男だったのか・・・
艦娘とのカップリング不可避ですね、クォレハ・・・


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