2017-11-25 13:20:59 更新

概要

神話生物忍者 ドラッグクッキング グロい人 鍛冶師 完全無欠の投擲 水弾使い リンク擬き エロい人 猫頭の黒スーツ 不可能を可能に致します7回だけ
孝太と彩都のgdgd進行VSαとくぅのテンポゲー エロい人VSグロい人 グロい人以外エロい人 くぅに仲間は居ないのか
KP夜内兄弟 逃れられない死 貴方の背後に這い寄る忍者 身内卓のテンションの恐怖


前書き

PL紹介。

くぅ・皆ご存じ、え?存じてない?本編の泊地開発のKPで孝太のキャラのモデルだったりする。
くぅが使うのは基本的に戦闘キャラの玖兇と探索キャラの玖零、今回は戦争とかがあるから戦闘キャラで挑む模様。

彩都・皆知ってるエロい人。本編では彩葉を使っている。
彩都が使うのは猫頭の彩葉とショタの彩都。え?意味わからん?今回は能力とかは彩葉を使って名前は彩都の模様。

KP紹介

孝太・本編での役割はPL、雨京の中身。
初KPをしたいとの事で、流石に孝太だけに任せるのは不安との事で俺とペアでKPをする事になった。

α・本編での役割は同じくPL、Dr.Tの中身。雨京との兄弟設定はリアルから持ってきてるので正真正銘の血の繋がった兄弟。
サブKPの筈なんだけど、メインKPでもある。地文がどっちか分からなくてもフィーリングで頑張れ。

取り敢えず、『』がリアルでの話「」がロール中って事は覚えておいてくれな。
システムはクトゥルフだけどクトゥルフ要素はくぅだけ。

それでは目録!

*第00稿00話・始めるその前に*
値切りで時間稼ぎした訳じゃないんだからね!!注意事項まで長いのはご愛敬ww

*第01稿00日・世界樹の聳える場所*
この樹、世界樹じゃないの!?

*第θ稿00話・世界樹の教典*
国と器の詳細。

*第01稿01日・ここは異世界*
何と異世界扱いだったわ。そして開始直後に惨劇を起こしてしまったくぅはルーニー

*第θ稿01話・世界樹の黙典~青ノ王ノ章~*
カイルさんのお話。

*第01稿02日・探索者は神話生物*
これ絶対、俺の事でしょう。そして孝太のポンコツ振り

*第θ稿02話・世界樹の黙典~灰ノ兇ノ章~*
くぅの幕間かな?これは…くぅの書いた黙典が侵食されてる!!

*第01稿03日・刀鍛冶をする者と出航する者*
鍛冶に勤しむくぅと何もしない彩都

*第θ稿03話・世界樹の黙典~金ノ猫ノ章~*
本当に彩都んの幕間なのか?黒スーツの猫頭だから?


*第00稿00話・始めるその前に*



はい、こんにちは。今回KPをする片割れの弟の夜内孝太です。

残りの兄のαだ。ちなみに弟の名前はリア名と読みは一緒なんだよ。だから俺も苗字はヤナイって読みだ。


今回、KPをする事になった経緯としては拓が一番忙しくて私達と彩都とくぅのメンツになった時に僕等が仲間はずれになるのかと言う点で私達が直談判したおかげです。

俺は別にそれでも構わなかったんだけどな。くぅと彩都のやり取りは見てるだけで噴けるし。


ちなみに今回の私達の基本システムはクトゥルーなのは変わりませんが日本ではありません。

くぅのパソコンを覗き見た時に世界樹の教典と世界樹の黙典とか言うファイルがあってちょろまかしたシナリオだ。


くぅ「は?お前ら勝手に人のパソコン弄るなよwwwしかもよりによってそれかよwwそれシナリオじゃねぇからww」


彩都(出番まだかな。)_(:3」∠)_


中身は悪ノPの曲をシナリオにしたみたいだったんだけど中々面白そうな内容だったのでやりたいなーと小説知らないけど。

Start地点は二ヵ所ある。あとで彩都にも説明するけどな。俺も小説読んでないけど。


くぅ「くぅも小説は中々、手が回らなくて読んでない。てかてか、そんなんで大丈夫なの?」


黙典に書いてあった分かりやすく歴史をまとめた幕間っぽいので大体分かった。

一瞬、こいつ頭大丈夫かと思ったけどお前の平常運転だと思った。


くぅ「ひでぇ、お前らも同じ血が流れているんだろうよ。血筋だ血筋」


あ、それ。悪ノ召使のフレーズだね。そう言う訳で最初に黙典の内容を公開するつもり。

ちょっと違くね?ちなみに教典には国の名前とかが書いてあったからな。素地は十分だろ。


くぅ「人の資料を勝手に盗んだ挙句、それを本人の前でやるなんて...まさか趣味の考察を晒し者にされるなんて…」


彩都(出番…と言うより。リプレイとして書く時点でこの流れ察していたかな?)(。´・ω・)?


くぅ(悪ノPの考察をよりによって盗み見るとは思わなかった。平和な俺ガイル世界のシナリオ持って行くと思ってた。クラスメイトに這い寄れニャル子さんがいるし)


彩都(何だそれ。そっちの方が楽しそう。ていうか悪ノ世界って絶対に人死ぬじゃん。NPC(人)にも死んでほしくない僕としてはやりたくないんだけど。NPC(神話生物)なら殺っちゃうよ。)フンス


くぅ(化け物がそうポンポン出現してもらって堪るか...一応、龍とか世界樹樣とか居るけどさ...信仰上の生物と思われてるから一般人的には存在してないという認識な訳だと思うんですよ)


さて、取り敢えず目的なんだけど。目的は大罪の器を集める事と。

歴史を変えずに歴史を変える事だな。黙典に書かれた内容は必ず起きる。しかし、これは一般人に伝わる情報と言う訳だ。それを偽造する事で死ぬはずの人物を生かす事は出来るって奴だ。これは彩都のやる気を上げる為に設けたぜ?と言うか教典の方に彩都のやる気を上げる為って書かれてたわ。二人の頑張り次第で生き残る人が増える訳だ。


彩都「くぅ!?やっぱり想定してたんじゃないか!?」


くぅ「いや、でも絶対彩とん血生臭いのに行かないじゃん?このシナリオって起きる事が確定してる世界だから期日制みたいなもんなのよ。そうすると動かない=BADEND直行なんだよ...まさかこれを選んでくるとも思ってなかったしさ」


あれ?それだと私達が資料漁るって事は想定されてた?

っぽいな~あっはっは、やっぱりくぅは用意周到だね。


くぅ「ちなみにくぅはやる以上ガチでやるので玖零は使いません。玖兇を使わせてもらおう。玖零はネタキャラだから戦闘力皆無...戦闘のある時代で戦闘力皆無なのはあかん」


彩都「僕は変わらず銃使いの彩葉を使うよ。こっちの特能は?」


特殊能力は有りで良いよ。と言うか流石に許可しないとガチシビアシナリオだからバッドエンド直行な気がするし。

ちなみにこの世界、銃って流通してるのか?まぁ銃技能はボウガンとか弓に変換しても良いぜ。こいつはサービスだ。


彩都「僕は水の能力で精度的に水弾撃てるでしょ?」


ペットボトルとか無いよな?そこら辺はどうする?

羊の胃袋だっけか?あれか?あと、瓶か?旅には向かなさそう。


彩都「課題は水を確保する奴か。あとボウガンか。あ、アサクリのナイフショットはあったりしない?」


くぅ「それの適正どちらかって言うと忍者キャラのこっちじゃね?」


彩都「…それもそうだね。マジックアイテムとか流通してるの?」


くぅ「ガチで言ってる事が出典がバラバラ過ぎてクトゥルーの面影ねぇなww」


マジックアイテムか、まぁ出目によってはって感じかな?

色々とそこら辺はアバウトに決めるから気にしなくて良いぜ。んで、くぅの能力は自分の血を与えた相手の肉体を操るで良いのか?


くぅ「え?それで良いの?」


玖零は違うけど何時もくぅも血の能力だよね。血で刀作る程度の能力とかかっこよかったけど。血合刀の元ネタだよね。

それないと死の偽造とか超めんどくさくない?


くぅ「面倒臭いけどあの能力、俺ツエー出来るんじゃね?って言う能力じゃん...魔術の魅惑の一段強化されてる奴な...孝太が俺の能力欲しがったんだろ…。あと玖零も血の能力だよ。彼女は知っていたじゃんww」


てことは彼女の方が予知持ちだったのか?

血を操る事が出来るのは俺ら夜内の共通項目だよな?んじゃ回復にする?


くぅ「うむ、二人にせやで。回復かー。でもそれαの好きな能力だからなぁ被りは避けたい」


でも私の能力とくぅの能力被ってるし。

むむむ…


くぅ「血を吸う能力は孝太に譲ったじゃん。孝太のは刀をアイテム化したいって事だったから能力のデメリットが大きくなったけどさ。俺の方は血で作った刀で斬ればそいつの血を頂けるって奴だったけど。そっちの対象は敵味方問わずの周囲じゃん?」


そう言えばそうだったね。今回くぅもアイテムにする?

アイテムの代わりに呪文でも良いぜ!!


くぅ「呪文ならSAN値使わない奴が良いなぁ。あっ、それなら技能値1つ80にしても良いかい?」


ふむふむ、別に構わないよ。その代わり特殊能力は無しになるけど。

技能値1つなら80、二つなら50、三つなら30、4つなら25にして良いよ。あと血を操る能力は俺らの基礎能力だから持ってるって事で良いよ。縄とかならその場で血で作れるで。


くぅ「このキャラはトライブメンバーじゃないからさぁ。値切り持ってないんだよねぇ」


彩都「マジかよ…今までのセッションで玖零が使ってるとこみたことないぞ…」


嘘でしょwwww

まさかの値切りに80振るのか!?www


くぅ「そりゃ、値切りますわ。値切らないと生きていけませんもの!値切りに80yryr」


彩都「オワター始まる前から諦める。オワターバッドエンドまで秒読み。」


くぅ「ぶっちゃけ対人のコミュ能力も戦闘技能もそれなりに持ってるからね。忍者ですから(キリッ。てか、そうすると値切りが一番高い技能になるな。精々使わせてもらいますかね」


本当Diceに身を任せるのが好きだよね。てか、さっきガチって言ってたよね。何処がガチなのか。

まぁどうするのか気になるけど…これで行こうぜ…さて彩都遅くなったけど注意事項をお願い。


彩都「出番!!」(/・ω・)/


彩都「では、このSSには以下の成分が入ってるよ。

*あやふやな悪ノ世界知識。('ω')ノ

*主観の変更多数・基本的な視点は玖兇と彩葉だよ。( *´艸`)

*オリキャラって居るのかなぁ。(*´ω`*)

*そもそも小説呼んでないんじゃキャラクターの中身自体がオリキャラだよね。_(:3」∠)_

*適当なストーリー設定・クトゥルフ被れな『くぅ』のせいで解釈が…( ゚Д゚)

*TRPG要素…果たして値切りを使う時は来るのだろうか(´・ω・)あと猥談がある可能性。

*小説呼んでない×2って事は当然キャラ崩壊と言うか元のキャラ知らないんじゃ崩壊も何もないか(/ω\)

*宇宙的恐怖の要素で登場人物にもSAN値ってあるの?え?ある?あるらしいよ。(。´・ω・)?

*僕の(*´ω`)まったりTimeとくぅのドラッグクッキング

*孝太のテンポの取れてないセッションとαのテンポセッション

と言う訳でセッションやってく?絶対僕は死ぬ。水の加護があるけど。」


ありがと、彩都。それじゃプロローグをやって行こうか。

んじゃ、くぅよ!!Queヨロシク!


くぅ「結局俺がQueするのか…KPがやるもんじゃないの?」


彩都「ワクテカミュート」


wktk!!

ミューツ!


くぅ「プロローグまで3 2 1 Q!」


Scene!!

Start!!



*第01稿00日・世界樹の聳える場所*



それじゃ、君達二人は起きたら大きな樹の下で二人して寝っ転がっていた。

普通にお前ら幼馴染でお互いの事を知ってるで良いからな。学園都市のシナリオの後だ。


玖兇「ん、お?おぉ?ここ何処だ?ん?彩葉じゃん。おい起きろよ」


彩葉は玖兇にガスガスと足蹴にされ起床する。ちなみに玖兇の外見は雨京の眼鏡有版だよね?

お、弟よ…その表現は彩葉が可哀そうなんだが。彩葉の方は猫頭で良いのか?


玖兇『そうだな。お前の方が背が高いけどな。眼鏡掛けてる書生さんですよ。』


彩葉『うん、猫頭の黒スーツで良いよ。肉体強い方のキャラで行くし』


彩葉「ん?あれくぅ、おはよう。」


玖兇「やっぱり何とは言わんが見慣れたハンネは良いね」


彩葉「言ってる言ってる。それだったら僕も彩都のまんまで行こう。彩葉って仮として思いついた奴だし」


玖兇「んじゃ次から彩都で」


彩都「おっけー」


やっぱ、血の繋がりよりもホモォの仲か…

ホモォ!ホモォ!!


玖兇『ホモじゃねぇし…普通だし』


彩都『ほ、ほもじゃないからぁ。キモイだけだから!!』


さて、いよいよやろうか。初めてのKPだけど頑張る!!

大丈夫だ俺様が完璧にサポートしてやろう!!


??「やっとですか。お待ちしておりました。玖兇様に四季彩都」

とローブ姿の眼鏡をかけた人物が話しかけて来たよ。


彩都『何で僕は呼び捨てでくぅは様なんやwww』


ん?何となくか?そうなるかなーと?

そんな細かい所は気にしちゃ駄目だぜ!


玖兇「様…?君は誰だ?」


グーミリア「そうでしたね。初めてお会いするんでした。私の名前はグーミリアです。この時をお待ちしていました」


玖兇『グミグミ来たwwそう言う導入かw良いね。てことはエルルカも居るのか?』


居ないよ。こういう導入にしてみた。

グーミリアを名乗った人物は薄汚れたローブに身を包んでいたぜ?


グーミリア「こちらをお渡しします。黄ノ国の城に着いたらエルルカに用があるとお伝えください。器についてと言えばお会いしてくださる筈です」


そう言って教典と黙典を渡された。

教典の内容は主要人物と国の地図と大罪の器の情報。黙典の方は起きる出来事が伝承風に書かれているぞ。


グーミリア「お二人は蛇国…茶ノ国の出身と仰っておりました。では私の役割はこれで終わりです。イレギュラーのお二人の幸運を祈っております」


玖兇「任せろー」バリバリ


彩都「止めて!!僕の幸運は15よ!!黙典の方は僕は見ないで行くよ。SAN値削られそうだし。」


玖兇『そう言えば学園都市の彩とんは幸運最低値だったなwww』


そう言ってグーミリアの姿が消えローブが地面に落ちたね。

さてここで選んで貰わないといけないんですぜ旦那方。


彩都『何を?』(。´・ω・)?


スタートラインの事だよ。私の方からにするか。

俺の方からにするか!


玖兇&彩都『孝太』


wwww

酷過ぎるぜ…まぁ。ルートの説明聞いてからでも遅くないぞ。


玖兇『続けて』


戦闘メインの要人護衛(化け物を倒す戦国無双)ルートが私のルートだ。金はかなり溜まると見た。

対人メインの愛憎暗躍(人を殺したり殺害阻止)ルートが俺様のルートだ。ちなみにどちらも18禁行動はしても構わないからな!


彩都『くぅ、何処スタートか分かる?』


玖兇『多分、要人護衛って言うのは金持ってる青ノ王のマーロンが黄ノ国に婚約の儀的な物に行く時の護衛じゃないかな?』


彩都『愛憎暗躍って言うのは?』


玖兇『多分、黄ノ国か...それとも隣の緑ノ国からスタートかな?緑ノ国からスタートだと緑ノ娘と同じように世界樹の下にほっぽり出されかねん...』


彩都『化け物メインなら孝太のルートが良いです。』


玖兇『奇遇だな。俺も孝太のルートの方が良いぜ。なんせαのルートを選びたくない』


彩都『…』_(:3」∠)_


玖兇『…』(・w・)


彩都『…』(。-`ω-)


玖兇『…』(`w ´c彡)


あの、二人ともどちらかが譲らないと進まなくない?

俺は泣いても良いんじゃないかな?


彩都『しょうがないここはじゃんけんで決めよう。』


玖兇『ここはDiceなんじゃないの?』


んじゃ兄さんも振って。二人も振って。

ん?おう。54だった。


彩都『96』


玖兇『44』


んじゃ兄さんに一番近いくぅが兄さんのルートで宜しく。

くぅ一名ご案内!!


彩都『ヤッターファンブルナノニカテタゾー』(/・ω・)/


玖兇『ぐ...やじ...いぃいい、FUMBLEに負けるのがこんなに悔しいなんて…』


思ったけど3人ともマネージャーの前だと比較的おとなしいよね。エロ方面は。

あいつは癒しだから、あいつの前で猥談するとあいつに嫌われまう。


彩都『お腹触らせてもらえなくなっちゃう』


玖兇『くぅは通常運転じゃないか?まぁ控えめになるのは確かかも』


マネージャーが居ない訳だから期待させてもらうよ。

ふっふっふ、俺のルートは…あっ察し。


彩都『わーい、殺って犯りまくるぞー』


玖兇『くぅは嫌だよ。そこまでロールに感情移入出来ないっす。くぅは正統派プレイヤーだからR18行動はグロだけで良いよ』


玖兇『それに彩都がそっち行くとしたら死人が出るけど良いの?』


彩都『それはくぅの責任であり僕のフォロー外なので問題が無い』


玖兇『チッ、しょうがない。』


と言う訳で、私のルートのスタート地点は青ノ国のマーロン国です。海を跨がないと黄ノ国に行けません。さらに言うと緑ノ国も経由します。

俺様のルートのスタート地点は緑ノ国の千年樹下だ。黄ノ国は隣だから黄ノ国に行くだけなら易いぞ。


彩都『船旅が終わるまでどれ位掛かるの?』


玖兇『取り敢えず黄ノ国の城門を目指す事になりそうだ…あれ?そう言えば、ここって世界樹の下だよね?』


緑ノ国までは長くて1週間かな?世界樹ではあるけど。千年樹では無いよ。

第一リミットまでは1ヶ月だからな。くぅの動きによるぜ。主要人物との好感度稼ぎだ。


彩都『2週間かぁ。王子のお付きで行くって事は食事とかは確保されそうよね』


玖兇『好感度制かよ。しかもくぅの方はツテが無いのか、野宿生活か?彩とんが来るまでに立派な野生児になってる自信があるぞwwww』


二人が教典と黙典をそれぞれ読み終わった時にとある現象が起きるよ。

二人が教典と黙典を閉じたと同時に君達の意識もプッツンするで!そして、次に目を開けたら別々の場所に移動してたよ。


さて、取り敢えずここで幕間かな。教典の内容を載せちゃおう各国の特徴と大罪の器の特徴。んじゃくぅに口上をお願いしようかな?

あぁ、くぅの方は黙典の内容把握してるで良いぜ。彩都は拒否ったからな。拒否ったなら幕間を待て。


玖兇『くぅに振らないでくれよ…では教典の内容まで3 2 1 Q!』



*第θ稿00話・世界樹の教典*



主要国

レヴィアンタ魔道王国・白ノ国

レヴィアンタの災厄により滅亡。その地方は現在は神聖レヴィアンタと呼ばれる宗教国家が占有している。


ルシフェニア王国・黄ノ国

王女リリアンヌが統治している国。迷いの森(千年樹の森)を緑ノ国と挟んでいる緑ノ国以外の隣国を全て焼き、自国の領地とした。


エルフェゴート国・緑ノ国

森林を多く所有する国。国民の大半が緑髪でそこから緑ノ国とも呼ばれるようになった。


ベルゼニア帝国・赤ノ国

飢餓が絶えない国であったがバニカ・コンチータによる改革により食料の国となった。


アスモディン地方・紫ノ国

悪魔発祥の地。傭兵などを多く輩出しているベルゼニア帝国の領地ではある。


マーロン国・青ノ国

大陸とは海を挟んだ国。ライオネス国を吸収し島を統括した大商の国。


ライオネス国・橙ノ国

ライオネス公家はバラを愛し領地の庭園を守り通したライオネス城だけはライオネス国である。


タサン大帝国・黒ノ国

一部の地域を除いてベルゼニアに吸収された廃れた地。レジスタンスが今も残っている。


蛇国・茶ノ国

遥か東方に存在する島国で大陸には時折キモノやカタナなど珍しい物品がもたらされる。



大罪ノ器


ヴェノムソード

「色欲」を象徴する蛇国様式の刀。契約者は顔を変えたり視線を合わすだけで女を虜にすることが出来る。

代わりに性欲が増大し性交をしなければならない。

最終確認位置・紫ノ国


グラスオブコンチータ

「悪食」を象徴するワイングラス。契約者は何でも食べることが出来るようになる。

その代わり異常な食欲の増大などの症状がある。

最終確認位置・赤ノ国


ルシフェニアの四枚鏡

「傲慢」を象徴する鏡。詳細不明

最終確認位置・不明


レヴィアンタの双剣

「嫉妬」を象徴する双剣。詳細不明。

最終確認位置・不明


マーロンスプーン

「強欲」を象徴する匙。所有者は金運に恵まれ、事業なども順風満帆になり。

対象のみを指向して狙って燃やす青い炎を発する事ができる。

最終確認位置・青ノ国


クロックワーカーズ・ドール

「怠惰」を象徴する人形。詳細不明。

最終確認位置・不明


グリムジエンド

「憤怒」を象徴する鍵。詳細不明。

最終確認位置・不明


*第01稿01日・ここは異世界*



玖兇『成程、大罪の器調べたのね』


WIKIを見たんだ。

便利だよな!WIKIって!


玖兇『WIKIぇ…どっちからスタートでせうか?』


彩都と私からスタートするからくぅは紅茶を宜しく。別にカイトが可哀そうだから友達を作ろうなんて思ってないんだからね。

んじゃ俺様はくぅの代わりに記録してるぜ!!


彩都『僕からかー』


彩都は気付くと、人通りの多い道の真ん中に立っていた。


「あんた邪魔だよ」


通行人に言われて道の端に避難する。


彩都「すみません。」


トルネコ「なぁ、あんた良い服を着てるな。道の真ん中に突然現れたけど何者なんだ?」

と、でっぷりしたどことなく拓に似ている商人が話しかけてくるよ。参考画像→トルネコの大冒険


彩都「あー、いきなり過ぎるテレポ的なのは止めてちょ。まじ、ファンタシーワールドですわ。僕?僕は…」


彩都『んー、護衛するんだったら戦闘できるアピールした方が良いよね。てかトルネコ…』


中身がロールに侵食してるよ…


彩都「旅をしているんだが路銀が少なくなってきててね。何か良い仕事無いかい?」


トルネコ「ふむふむ、あんた戦えるのか?」


彩都『そう言えば武器って何か持ってる?』


あぁ、流石にグーミリアが武器を用意してないのはおかしいし。石包丁を…


彩都『適正無いんだけど。俺、アーチャーでしょ?てかそれを初期武器で提供するゲームって存在するの?初期武器石ってレベルだよね』


玖兇『俺の方の武器も石包丁なのか?』


くぅの方は葉っぱのレリーフが彫られたグルカっぽいリーフなナイフだぜ。byα


玖兇『グルカかぁ。Tigerは無かったの?』


あれは現代的過ぎるフォルムが。byα


玖兇『Knifeだから良いとしよう。出来たら早く刀を入手したいな。あ、ヴェノムソードは嫌だけど』


それじゃぁ。彩都の方は特別に東方の小瓶を手に入れた。ちなみに水弾として撃つとしたら多く見積もって6発分です。


彩都『よっしゃー、何か初期武器が瓶ってどっかのゴロツキじゃないかwww』


彩都「まぁ、それなりって所ですかね。」


トルネコ「ふむ、綺麗な服を着て、強そうな外見。虎に見えなくもない…一つだけいい仕事があるぞ」


彩都「おぉ、本当?」


トルネコ「うむ、山の主が荒れていてな。山の主の相手をしてやって欲しい。ただし殺しては駄目だ」


彩都「山の主?」


トルネコ「大きな声では言えないが山に棲んでいるトレントと呼ばれる種族だ。トルネコに言われて来たと麓に居る青い髪の剣を腰に付けている仮面の男に言えば案内してくれる筈だ」


彩都「成程、ありがとう行ってみるよ。」


トルネコ「あぁ、頑張ってくれよ。何か入用ならトルネコ商店で是非買い物を!」


彩都『金は無いんだよね?』


この世界に通用する貨幣は一切持ってないんじゃないかなぁ。


彩都「仕事が成功して金が入ったら何か買わせてもらうよ」


トルネコ「待ってるよ!」


彩都は山の麓へ向かうで良いんだよね?


彩都『青い髪って絶対カイトだわーぁ。行くよ』


分ってても言わない。


??「トルネコさんが君に?まぁ、案内するよ」


山の中に木々をくぐって着いた場所は明らかにモンスター的な山の主が居たよ。


彩都『トレントだよね?木のモンスターだよね?』


うん、トレントって言ってたね。これが参考画像→完熟大王


彩都『プリンじゃないかwwwマジで登場する出典が闇鍋過ぎてヤバイんだけどww』


と言う訳で完熟大王と戦って。


彩都『せめてミュータントにしてから戦うんじゃ駄目かなww』


倒したらダメなんだって…取り敢えず戦ってよ。ここで死んだらくぅも死ぬけど。


彩都『まさかの責任重大!?』


玖兇『彩都だけには命を預けたくないものだ』


彩都『彩都は戦った!!くぅと』


玖兇『はいはい、くぅの負けで良いから進めてどーぞ』


彩都がくぅに勝ってる場面を見た事無いぞ。取り敢えず。戦闘スタートで。


完熟大王「パラッポゥ!!」


彩都「何で君、くぅになってるの?wwスキャットマンくぅなの?」


玖兇『何でくぅをディスりよるん?明らかに悪意を感じるん。スワットマンくぅだよ...』


完熟大王「(*´з`)」


彩都『敵意が感じられない…攻撃なんかできる訳ないでしょ!!』


完熟大王「(●´ω`●)」


彩都「満足そうな顔してるんですが。戦う必要あるんです?」


彩都が案内者を振り向くと彼は抜いた剣を彩都に向けていたよ。


??「成程、合格だね」


そう言って彼は剣を鞘に納めたよ。


彩都「あぁ、化け物の類を見た目で判断するのか試されてたのか…」


カイル「その通り、もし戦おうとしてたら後ろからバッサリいってたよ。私はカイル=マーロンだ。」


彩都「あれ?カイル?成程。この国の王様じゃないか。僕は彩都って言います」


まぁ教典で名前は知ってるもんね。


カイル「サイトかよろしく。君は旅人何だろう?それなら黄ノ国に一緒に行かないか?」


彩都「ぼーくの仕事はー?」


カイル「護衛だけだよ。それに道中の食事と移動手段付きだ。どうだい?」


彩都「僕の親友も黄ノ国に向かっていると思うから乗った!」


カイル「それじゃ出発は明後日なんだが今は何処に宿泊してるんだい?」


彩都「今日ここに来たばっかりなのでこれから探します。」


カイル「それじゃ出発まではうちの一室を貸してあげよう。それとコレで装備を整えておくように。君はもしかして格闘家なのかい?」


そう言ってカイルが銀貨を10枚渡してくるね。まぁ大神サクラみたいな体型してるから格闘家に間違われるのはね。猫顔だけどww


彩都「どちらかと言うとアーチャーですかね。」


カイル「弓を持ってない様だが」


彩都『能力見せるよ』


え?見せるの?


彩都『信用を手っ取り早く得るなら隠す必要のない秘密を教える事でしょう?』


彩都「水を操る程度の能力です。」


彩都は小瓶の中の水を操ると矢の形にするよ。


彩都「でも武器は調達しないと、と思っていたのでありがたいです。」


カイル「ふむ、成程。意外とそう言う事が出来る人は居るんだね」


彩都「二番煎じでしたか?」


カイル「いやいや、水を操るのを見たのは初めてだよ。取り敢えずうちに案内しよう」


そうして城にドナドナされました。取り敢えず私と彩都のターンはここまでだな。


彩都『わーい。戦闘してたら死んでたとか酷いデストラップだよ…くぅでもこんな酷い罠仕掛けないよwww』


玖兇『くぅは優しいからねー...』




そんじゃ俺らのSceneやってこうぜ!!くぅの紅茶でお腹タプタプだけどww


玖兇『何時から紅茶だと錯覚していた?』


え?紅茶じゃないのかよ?


玖兇『出涸らしで十分だろう。出涸らしは紅茶じゃないしな。ちなみに雑巾の汁は流石に彩都の家の雑巾を把握してないから入れてない』


あれ?待って目の前が歪んで前が見えない。


彩都『ほら、α涙拭けよ』


ありがと彩都。それじゃくぅは気付いたら世界樹の下に居たよ。


玖兇「ここは、世界樹。という事は緑ノ国かぁ。彩都んは何処だ?居ないな、まぁ黄ノ国で会えるか…」


玖兇「んー取り敢えず。近くに村があるとか無いとか?しかし白と緑は居るのかね?まぁ、村で街への行き方を知れば良いか」


玖兇『村に行くのに目星で獣道を見つける事は出来る?』


うん、おk振って。


玖兇『24だ。ギリギリ成功』


流石初期値でも臆せず振ってく、くぅは探索者の鑑だな。そうだね。くぅは獣道を見つけたよ。でも長い間使われてないようで、一見すると道には見えない。


玖兇「獣道か、道なき道を気分の赴くまま歩こうじゃないか」


そう言ってくぅは獣道を進み始めた。30分ほど歩くと幸運な君は人の気配のする家屋が並ぶ村に出たよ。


玖兇「すいませーん誰か居ませんかー」


声を掛けて出て来たのは賊っぽい恰好だったよ。明らかに剣を抜いて出て来たね。


玖兇『隠れるを連打させてくれ。道聞くだけが何故か山賊出現か…』


山賊を見た瞬間に身を翻してくぅは隠れたよ。山賊は声の聞こえた方に歩いてきている。そのままそこに隠れていると見つかるよ。


玖兇『見つかった瞬間に組み付いて片手で口を塞いで片手で首筋にKnifeを当てるぞ』


流石ナイファー。組み付きは成功か。見事その状態に持って行く事に成功したよ。


玖兇「騒げば殺す。君が叫んだ瞬間に首を斬る。君を切り刻んでからでも私は容易に逃げられるからな」


山賊のおっさんはコクコクと頷いている。首筋にリーフナイフを当てたまま口を塞いだ手をずらす。


玖兇「質問に答えよ。君達は賊なの?」


山賊1「あ、あぁ、そうだ。」


玖兇「何人居る?」


山賊「100人だ。」


玖兇「ダウト」


山賊「う、俺以外には9人だ」


玖兇「武器は何を持っている?」


山賊「全員剣だ。」


玖兇「そうか、協力感謝しよう。でも嘘ついたよね?私も嘘を吐くよ。永久に、眠れ♪」


くぅは話を聞いた後、口を再度塞いで首筋に当てたナイフを押し込んだ。彼は助けを発する事も無く死んだよ。


彩葉『速攻で殺してるぅううう』


玖兇『女子供以外には容赦する気は無いんだ。正直に答えてれば助かったのに…全員剣、何て言葉を信用するわけが無い。RIP』


彩葉『女子供でも容赦はしないに一票、てか命ごいすらさせてないよww』


玖兇「さて、あと9人か。このまま待ってれば一人か二人は出てくるだろうけど。武器がKnifeしかないからなぁ。あ、そう言えば君、剣持ってるじゃん。もう君には必要無いでしょ?貰うわ。それじゃぁ、君はこっちに居てね♪」


くぅはショートソードを手に入れた!!死体を見えない所に移動させて。さぁどうする?


玖兇『登攀で屋根の上に移動。哀れなカルロを探しに来た第二第三のカルロを待つよ』


んじゃカルロ2とカルロ3が出てきてカルロ1を探し始めたよw


玖兇『カルロがゲシュタル崩壊…取り敢えず、どっちかがカルロ1を隠してる方の家に近づいたら、そいつをショートソードで殺す。先手を取り続ければ何とかなる筈。部位狙いの命中低下がちょっと厳しいけど、不意打ちの命中補正で喉を割けば誰でも行動不能にはなるかな』


ではカルロ3が君のいる家に近づいて来たよ。


玖兇『では哀れなカルロ3を上から剣で殺します。』


投擲するの?


玖兇『剣と一緒に彼へ飛び降りまーす』


それじゃ跳躍判定で良いよ。狙い通りの所に落ちれば刺さるし。


玖兇「…」


それでは、くぅは屋根から彼に剣の切っ先を向けて飛び降りる。彼の脳天に剣が突き刺さり絶命する。しかし頭と地面を縫い付けた剣は直ぐに抜けそうにはないよ。


玖兇「では次は君の剣を貰いまーす。ごそごそーむ?死体の移動が出来ねぇ。まぁ良いか元々影になってるし」


カルロ2「ん?おい、どうしたんだ?」


と声が向かってきていますよ。


玖兇『完全無欠の投擲を見せてあげましょう。えい♪』


カルロ2が顔を出した瞬間にその首元にはカルロ3の持っていた剣が回転しながら突き刺さり、頭が自重で地面に落ちたよ。そして続いて倒れた身体の首の所から血しぶきぶっしゃーして辺り一面が真っ赤に染まったね。


玖兇『ヤッタゼ首無しいっちょアガリィ!さて、目星で死体漁りだぜ。』


玖兇「それでは恒例となりましたお前の武器は俺の物♪」


カルロ2の持っていた武器は弓だったよ。あと、3本のナイフを発見


玖兇「ほらほら、やっぱりあいつは嘘つきだ♪しかし、弓か…射撃はあまり好きじゃないんだよなぁ。良し君のKnifeを貰おう。これで投擲材料が増えた増えたっと。隠れなきゃね。隠れても意味が無さそうだけど辺り一面真っ赤ー」


サイコパスの手によって殺された哀れなカルロ3人を放置して屋根に移動。道徳が欠如なされてます。しかし、彼は途轍もない綱渡り状態なんです。成功値50以下を連続クリアしております。さてお次は4人の山賊が出てまいりました。


玖兇『ふむ、4人なら目星で相手の持っている武器を把握したい…30か失敗』


山賊達の武器は分からなかったぞ。


玖兇『くそー、それならこっちを放置して出て来た家に向かうよ。』


え?何で?


玖兇『死体を発見して4人全員が家に戻るとは思わないからな。精々戻ってきて二人。死体の所で二人って所だろう』


あぁ、そう言う。


玖兇『先に中に居る3人を始末する。』


では、どうぞ。そうだな。窓から見たら山賊っぽい男が緑の髪の女性とお楽しみっぽかったよ。女性はぼろ泣きしてるけど。


玖兇『お楽しみ(意味深。他の奴は見えないの?』


見えないね。取り敢えずどうする?


玖兇『窓が開いてたりしないよね?』


開けてみる?


玖兇『そっと開けてみるよ』


窓は開いたよ。


玖兇『何と。罠っぽいけどあんまり動作挟んでいて4人纏めて帰ってこられると面倒だ。行くか。窓を開けてそこから投擲で二本賊に向かって投げるよ。部位は右腕と右足。効き手が右手だと良いんだけど。』


それじゃ、二本とも狙った通りの場所にヒットするよ。そもそも、この窓に鍵何て無いんだけどね。


玖兇『ならば窓を開ききって突入』


「親父!?」


中では二人の男の子が音を聞きつけ剣を手に扉を開けたところだったね。


玖兇「子供?しょうがないが死んでもらおう。子供と言えども後ろから刺される事には変わりなし。」


彩葉『やっぱり容赦無いじゃないか!!』


玖兇『Knifeはリーチが短いからなぁ。投げれば関係無いけどwww』


「誰だテメェは!?ぐぉ!?」


親父ぃはくぅの方を向いた時に女性に何かで刺されたようだよ。


女性「死ね!!お前さえ居なければ」

とか何とか言ってるよ。


玖兇「そこまで。殺すのは私だ!」


くぅはリーフナイフで親爺の首筋にトドメを刺す。ダメージを負った鈍重な動きの親爺では避けられなかったよ。


玖兇「さて、お次は子供をどうしようか。」


くぅがドアの所を見た時には二人の子供は消え失せてたよ。


玖兇『マジかよ。まだ大人4人生きてるし子供と言えども逃がす訳にはいかんな。まぁ大人を先に始末しよう。子供に情がある訳じゃないけど大人さえ殺せば子供はこのご時世だと生きて行けんでしょう。窓から出て登攀して大人4人の居場所を把握したい。』


くぅは手頃の家に登攀しようとして落っこちたよ。つまり失敗。


玖兇「いてぇ、しょうがない馬鹿だから高い所に行こうとしたが馬鹿だから登れなかったわー地面を這いましょ」


それじゃ、歩いて路地から通りに出ると大人二人に鉢合わせるよ。どうやら落ちた時の音が、戻ってくる二人の耳に届いた様だ。


玖兇「あ、こんにちは。死ね」


くぅは不意打ちじゃなく純粋にDEXによる行動権利を使ってナイフ投擲頭狙い…CRITICAL!?頭貫通か…哀れな男1の眉間にナイフが突き刺さる。まぁ、脳味噌をナイフが抉って動ける筈が無いので男1は行動不能。


「てめぇ何しやがる!」

片方の男(2で良いや)が剣で反撃してくる。


玖兇「おっと、危ない。って切れてる切れてる!!自分で間合いに突入かご苦労さん。」


くぅは男2の攻撃を回避、し切れなかったけど男2の腕をリーフナイフで切り付ける。男2は痛みで剣を地面に落としたよ。


玖兇「と言う訳で剣を貰うよ。さて、剣と言うのは叩き切る物らしいんだけどどう思う?私的にはレイピアとかの刺突剣または刀が好みだ。あぁ、返事は期待していないから安心してね♪」


そう言って相手が戦意喪失中にリーフナイフで首を斬りつける。男はその痛みで気絶をしたよ。まぁ血がドパドパ首から出てるのでほっとけばスリップダメージで死ぬね。


玖兇「なんか、こうやって人を斬ってると通り魔に目覚めそうだよ」


彩都『もう目覚めてるでしょww』


玖兇「さて、あと二人か。次は何処だー♪」


ほっといたら死ぬ男を放置して。次の獲物の元へ向かうくぅ。その姿は周りのSAN値を削れる、お前が神話生物だ。


玖兇『神話生物。探索者か...更に進化したら狂人になるんだろう?それに雨京程でもない』


いやいや、私よりも狂ってるでしょwwwby孝太

狂人プレイが好きだからしょうがないな。雨京は殺す事に抵抗とか葛藤はあるけど、くぅには無いじゃんww


玖兇『殺らねば殺られる。なら殺すしかないのだろう。賊とか最早殺るしかない』


ルーニー過ぎて何も言えない。と言うか正統派プレイヤー何処行ったん?


玖兇『大丈夫大丈夫、殺るべき相手と殺らない相手は判別してるから…グレーが一人居るから試したいけど。流石に化け物相手に喜々として飛び込む訳でも無い。それに彩都が穏健派なんだからくぅがルーニーしたらバランス良いでしょ?』


さて、続けようか。男二人が声を聞きつけて来…


玖兇『来るのは分ってるから不意打ち扱いで投げさせてよ』


エー不意打ちしすぎ。


玖兇『蛮族相手に正攻法してもねぇ。決闘じゃないんだし。』


それじゃ投擲で剣投げるんでしょ?どうぞ。


玖兇『これが完全無欠の投擲だ!!』


またかよ…良くそれだけ?補正喰らってて成功するよな。曲がり角から出てくる先に出て来た男は胸元に投擲され回転して飛翔する剣が肋骨の隙間にかみ合ったようで突き刺さった。そして、そのまま地面に倒れる。Knifeならぎりぎり致命傷じゃない位置だけど剣に貫かれたら普通に致命傷です。ありがとうございました。


玖兇『んで戦闘スタートでDEXの行動権はくぅが先だよね。』


あ、そうだね。どうする?


玖兇『勿論凸KnifeですわーショックCでもあれば相手の足元に投げるんだけど』


出たよ。ナイファーの性。肉薄して相手の首筋に斬りつけようとしたけど、目測を誤り空振りする。


玖兇『おっと、この世界に銃が無くて助かったぜ!!』


相手の攻撃、相手はクロスボウを構えたよ。


玖兇『嘘ん!?セムテ付き?』


着弾した後に爆発するタイプでは無いよ…


玖兇『どちらにせよこれは回避しなければ...お願い女神様!!』


相手はクロスボウを撃つ前に横から乱入した緑の髪の女の子に体当たりされたよ。


玖兇「Niceだ少女よ!!後は任せろ」


玖兇は目測を修正してボウガンを持ってる腕に向かってリーフナイフを振り降ろす。舞う血飛沫、相手はボウガンを落とすよ。


玖兇「君以外は既に死んだ。投降したらどうかな?」


「ッッ」


腕を抱えて悶えてます。


玖兇「そうかそうか、投降する意思は無いと。まぁ君の仲間を私は殺したからね。残念だ。君も仲間の元へ行かせてあげよう」


「待ッカヒュ」


彼の静止は遅すぎた様だ。それによって生死は死へと決まってしまったぜ…。と言う訳で戦闘終了。この世界に来て一時間もしないうちに死体の山が出来ましたぜ!!


玖兇『被害は回避失敗の剣で叩かれた1ダメージ…切れない剣はただの鈍らだよね。くぅが使ったら普通に突き刺さったけどwwていうか、くぅのルートも戦い多そうだね?剣を投げる時の?補正がKnifeと比べ物にならない位大きかったんだけど』


いや、普通にこの村から立ち去ると思ってた。てか獣道の目星失敗で遠くの方に高い塔が建ってるのが見えたし。

獣道を探したが見つからなかった。空を仰ぐと塔が見える的な感じで。むしろ、この村に行くのが想定外

戦いと同じくらいシビアな情報戦があるから大丈夫。剣自体、投げるものじゃねぇよw完全無欠すぎます。


玖兇『ふむ、つまらぬ者を斬ってしまったと言えば良いのかな?取り敢えず死体集めて十字切っておけば良いん?』


取り敢えずこの村の村人が外に出てきて。お礼をめっちゃ言われるよ。


「ワシ等年寄りにはどうしようも出来んでのう…若い者らは直ぐに出て行ってしもうし」

等と言う供述を述べているよ。


玖兇「はっはっは、爺ちゃん婆ちゃん町に行きたいんだけどここから一番近い町って何処にある?」


「向こうに見える塔を目指して行けば迷わない」


玖兇「ありがとう婆ちゃん!それじゃ死体を片付けないとね。墓地とかってある?それともそこら辺に穴掘れば良い?」


「もうすぐ役人が来るから、そ奴らに任せれば良いんじゃ!あの役立たず共にはそれぐらいの仕事を与えんといけん」


玖兇「役人?」


「大丈夫じゃ、あんた様の事は偶然、居合わせた旅人って事にするからのぅ。ところであんた様の持ってるナイフを見せてもらえんかのう?」


玖兇「ん?これか?貰い物だから見せるだけな」


そう言ってくぅがナイフを見せる。


「そうかそうか、あんた様は大地神エルドの加護を受けておるのか」


玖兇「エルドの加護?」


「分らんのか。珍しいのう」


玖兇「んじゃ私はあの塔に向かおうかな。」


「これはお礼じゃ。」

銀貨2枚を貰ったよ。


玖兇「ありがとう婆ちゃん。森の中で銀貨使えるかな?」


「塔まで行けば近くに町もあるから何か買える筈じゃ」


玖兇「そっか、んじゃさようなら!」


くぅはちゃんと車の様な轍のある道を歩き始めました。まだ続くんだけど。少し歩いたところで馬車が前から走って来るね。


玖兇『え?ここでSceneChangeじゃないのか馬車…さっき話してた役人か…』


??「そこの者止まれ」


玖兇「はいはい、御用ですか?」


??「服に付いている血はどうしたのだ?」


玖兇「あぁ、向こうの村で道を聞こうとしたら賊に襲われまして。返り討ちにしただけですよ。それで町に行くのにあの塔に向かえば町に出れるって聞きまして」


鷹王「何?悪いが詳しく話を聞かせてくれないか?私はエルフェゴート騎士団のネツァワルピリだ。皆はこの兜から鷹王と呼んでくれている。」


玖兇『あらやだ脳味噌グラブってるわ。てか役人じゃなくて騎空団でもなくて騎士団...いや、この世界では役人と一緒か?てか爺婆にそんな区別つかないか』


ガウェイン「何を話している鷹王。ふん、そいつからは血の匂いがするな。俺はガウェインだ」


ヘイゼン「私はヘイゼンだ。うむ、話を聞かせてくれたら塔までこの馬車で送って上げよう。それでどうだい?」


玖兇『くぅの風パのメンツじゃないかwwwww』


玖兇「送ってくれるのなら有り難く♪お話しますよ♪」


そう言って玖兇は馬車に乗り込んだよ。


鷹王「まずは名を聞こうか!!」


玖兇「私の名前は玖兇と言います。多分発音が難しいのでくぅって呼んでくれて構いませんよ」


鷹王「ふむ、クウか良い名だな。名前的にアスモディン地方の者では無さそうだが」


玖兇「蛇国…茶ノ国出身です」


ヘイゼン「成程。見慣れない服だと思ったが、それは着物か」


玖兇「ですです。」


ガウェイン「それで賊と言うのは何人居たんだ?」


玖兇「数は10人内二人が子供でしたね。子供二人は生きてますけど」


ガウェイン「報告にあった人数と一致するな。確かに賊をとっちめたようだ」


ヘイゼン「子供二人は生きてる?」


玖兇「あぁ、はい。一応、投降を呼びかけましたがこっちを殺す気満々でしたので…」


そんな話をしてたら村に戻ったね。


「あんらまぁ、さっきの旅人様。どうして馬車に?」


玖兇「どーもどーも、さっき振りです。いや、賊についての話を聞きたいと言われまして」


「旅人様が賊をとっちめてくれたんですよ。役に立たないお役人と違って良い人なんです」


玖兇「なんか婆ちゃんの言いぐさが相当酷いんだけど。そうなの?騎士団さん」


鷹王「陳情を受けて時間が経ってるからしょうがないであろうな…」


ガウェイン「黙れ婆さん。好きでこんな遅くなったわけじゃない」


ヘイゼン「ガウェインはもう少し言葉遣いを…」


鷹王「まぁ、早く終わったのなら良しとしようぞ!」


ガウェイン「俺らが派遣されたって事はDoAだろ?ま、死んでても問題ないな」


ヘイゼン「止められなかったと私が怒られるんだが」


「あんたらの仕事ははい」


鷹王「これはスコップ?」


「死体を埋める為に穴を掘って欲しいんだよ。若い者が居ないのでな」


ガウェイン「やっぱりこれか…俺ら穴掘りばっかり上手くなっていくぞ」


ヘイゼン「これもご老体の為だ人肌脱ぎましょう」


鷹王「ヘイゼン殿は死体の状態を確認して貰えないだろうか?」


ヘイゼン「分かりました。それではクーさん一緒に確認をお願いします。これも仕事なので」


ガウェイン「閃刃乱舞!!」


鷹王「ソル・ルプトゥラ!!ヘイゼン殿やっぱり掘り終わったので一緒に行きましょう」


ヘイゼン「相変わらず早いですね。」


玖兇『奥義でどうやって…』


最初にガウェインの斧で地面を打ち鳴らしてひび割れを入れてからスコップを持った超高高度から地面ガッガッガっと掘っていくあのまんまです。


玖兇『これは酷い。鷹王がやっぱりボケ役なのかw突っ込み居なくね?』


ヘイゼンのおこモードが突っ込みじゃないかな?ヘイゼンは殴られても平然としてられるそうだし。


玖兇『その突っ込みは絶対に受けたくないわww』


まぁ流れ作業で。殺した状況を説明したよ。


ヘイゼン「ふむ、成程。そんな方法で8人を倒したのは少々信じられませんが。しかも武器を奪っていって。メインはそのナイフですか?これは…」


玖兇「ん?あぁ、これは貰い物なんだ。そっちの大きい樹の下に居たローブの女の人に貰った。貴方に必要な物とか何とか。まさかすぐに使う破目になるとは思わんかったがな。本当の獲物は刀なんだよ」


ヘイゼン「ふむふむ、さてここでの仕事は終わりました。塔の方に帰りましょう」


こうして、緑ノ国で起きた凄惨な事件は幕を閉じ彼らは塔へ戻った。


玖兇『ここで彩都の一句!!』


彩都『凄惨な 事件起こすは 解決者 何故か役人 疑問思わず』




さて彩都と私のSceneをやって行こう。


彩都『向こう血塗れなんだけど。服に返り血ついてたのに騎士団の反応あんなんだよ?治安とか大丈夫なの?』


だから塔にドナドナされるんじゃないの?騎士○○○でしょ?

おっと、弟よ!ネタバレはNGだぞ!!


玖兇『え?俺、連行されてる系なの?wwそう言えばそうだなwww』


カイル「ここが君の宿だ。好きに使ってくれ」


彩都「ありがとう。そうだ一つ質問なんだけど。どうして一般から募集したの?王族なら護衛の兵士に事欠かないと思うけど。」


カイル「耳を近くに、母上の息の掛かってない者が一人でも良いから欲しかったんだ。」


彩都「あぁ、成程。僕は王様のお眼鏡に適ったのかな?」


カイル「私の事は気軽にカイルと呼んでくれ。信用するには早いと思うが力も見せてくれたしね」


彩都「それじゃぁカイル。続けて質問。黄ノ国にはどんな用事で行くの?」


カイル「黄ノ国の王女の元に婚約の儀をしに行くんだ。母上の決めた事だから全く乗り気じゃないけど」


彩都「更に質問、さっきのトレントみたいなのに襲われると確信してる?」


カイル「海には何が居るのか分からないからね。外見で判断して斬り掛かって敵対するのは愚行だから君みたいな、敵意の判断が出来る者をと思ったんだ。うちの兵士達は皆、頭が固いからね」


彩都「そっか、カイルは良い奴だね。期待に添えれる様に頑張るよ」


カイル「期待してるよサイト」


彩都「そうそう、あとでトルネコさんの所に行くつもりなんだけど。」


カイル「あぁ、会長の所で買い物するのか。それなら良く吟味すると良いよ。見た目で判断したら失敗するからね」


彩都「会長なの?」


カイル「うん、青ノ国民営商会の長をしているんだ」


彩都「商会長がまさかあんな所で商売してるなんてw」


カイル「彼の店はこの国で一番広いんだよ。何せ陸のある所、全部だから」


彩都「そうなのか来たばっかりで物価が良く解らないんだけど此処だと銀貨ってどのくらいなの?」


カイル「ふむ、1銀貨あれば1ヶ月は食べるのには困らないかな。昔ある事件があってねベルゼニアに婿として行った王族が失踪してしまったんだよ。その少し後に当時の王女がお屋敷に居た者達も全員消えてしまった事件もあったんだ。それから意外と食料に関してだけベルゼニアが利益無視して設定してくれてるんだ」


彩都「ベルゼニア…赤ノ国かー激辛名物とかありそう行きたいな。」


彩都『これ、悪食娘か』


カイル「それなら向こうに渡ったら一緒に行こうか。商談も一緒にすませちゃおう。食料以外は本当高いのから安いのまでピンからキリまであるよ。銀貨1枚は銅貨100枚分何だ。銀貨の上に金貨もあるけどそれは銀貨の100枚分」


彩都「成程、おしえてくれてありがとう。早速行ってみるよ。」


彩都『彩都、宿を確保する』


玖兇『こっちそういや、まだ確保できて...豚箱で一晩過ごすのが濃厚だったわ』


彩都『さて武器を買いに行こう』


それじゃ、彩都は先ほどトルネコと会った通りに向かったよ。


トルネコ「おや?その顔は上手く行ったようだな。これでも人を見る目には自信があるんだ」


彩都「商会長だったんですね」


トルネコ「はっはっはカイルに聞いたか!!さぁ、今ある品はこんな所だ。思う存分見てくれ」


彩都『どんなのがあるの?』


えっと、取り敢えず候補は10個。ここでしか買えないから注意してね。

聖華の香水、5銀貨。古代の楽器、15銀貨。プレート装備一式、3銀貨。防水製バックパック、5銀貨。不思議な松明、3銀貨。アカシアのコート、6銀貨。ギアマンの入物、5銀貨。フックショット、7銀貨。サブKPの頭がおかしくなーる、100銀貨。偉大なるローズレンジャーウェルダーの紋章、1銀貨。


彩都『…僕は何も突っ込まないからね…古代の楽器が15銀貨って…高くない?』


トルネコ「それは古代の遺跡から発掘された代物でね。管の様な物が並んでいる事から楽器なんじゃないかって話なんだが。誰もその演奏方法を知らないんだ。しかも、その発掘者は暑い中発掘したのに凍傷で運ばれたとか言う曰くつきだ」


彩都『え?凍傷?…まさか噴霧器?』


トルネコ「この曲がりくねった管の合わさりは骨董品としても価値が高い」


彩都『マジかぁ。欲しいわぁ。カイルに5銀貨せびって来ようかなwww』


玖兇『むむん!!俺だったらこれ買えたんじゃない?』


彩都『どうして?』


玖兇『値切り80%w』


買えるよ。


彩都『マジだわwwww』


彩都「この100銀貨の奴は?」


トルネコ「君の友人の難易度がハードからエクストリームになるんだ」


彩都「…」


トルネコ「君の友人の難易度がハードからエクストリームになるんだ」


彩都「大丈夫ですか?」


トルネコ「ん?何か言ったか?100銀貨?どれの事だろう」


彩都「フックショットって?」


トルネコ「この先っぽを射出して引っかけてよじ登ったり出来るんだ。便利だよ」


彩都「ギアマンの入物?」


トルネコ「あぁ、これはガラスで出来た。黒ノ国地域で作られる瓶だよ」


彩都「それじゃぁフックショットとウェルダーの紋章で。」


トルネコ「嘘だろ。この紋章が売れるのか。ウェルダーと言うのはライオネス城の庭師でな。昔マーロンとライオネスが戦争をした時に城を守り切った英雄と言われているんだ。何でも今でも若々しい姿で健在らしい。ライオネス城の庭はとても美しい薔薇が咲き乱れている。ライオネス城は今でもライオネス国の物なんだ」


彩都「行ってみる事は出来るかな?」


トルネコ「カイルに頼めば連れてってくれるんじゃないか?」


彩都「頼んでみよう。」


彩都『成程、多分。ダクソのアルトリウスの紋章と同じ感じか。突っ込まないで買っていくスタイル。と言うかウェルダー居るのかwwwフォレストレンジャーは精霊だった』


それじゃぁ8銀貨を使って紋章とフックショットを買いました。ちなみにフックショットを武器として使う場合は弾数は1として扱うからね。リロードは∞だけど、ダメージは結構高めだよ。彩都の拳銃技能で良いよ。


彩都「では僕は戻りますね」


トルネコ「おう!また来てくれなー」


彩都は城に戻ったら門の所でカイルと合流したよ。


彩都「そういえばカイル。トルネコさんからライオネス城の庭が綺麗だって聞いたんだけど。」


カイル「あそこは綺麗な薔薇園だからね。そうだ明日、用事があって行くけど一緒に行くかい?」


彩都「ご一緒して良いなら行くよ。楽しみにしてる。」


彩都『こんな所?何かイベントあるかな?』


うーん、イベントかぁ。夕ご飯の時間じゃないかな?


彩都『それならくぅとαにパスしようか』


そうだね。




玖兇『なーにーもないっ。とーこーろっでっ。とつぜんつまずいてっなきだっしたー』


と言う訳で俺らか。


玖兇『ドナドナなうだっけ?』


もう塔に着いたぜ。


玖兇『あら速い』


鷹王「ここは我ら騎士団拠点。エルフェゴート要塞であるっ!!」


着いた場所は大きな門と塀で囲まれた城と言われても問題の無い建物だよ。


玖兇「すげぇ、広いね」


??「お帰り鷹王達。随分早かったね」


ヘイゼン「やぁハベル君、相変わらず重そうな鎧着てるね」


ハベル「ん?そっちの奴が賊の一人かい?賊には見えないけど。と言うか生きて連れてきたの初めてじゃないか?」


鷹王「彼は賊を退治するのを手伝ってくれた者だ!!」


ガウェイン「ちなみに賊は全員土の下だ。すまんな」


ハベル「謝るのはそれの書類を作成するジークリンデにするべきかな」


玖兇『ジークリンデってダクソか。重そうな鎧ってハベル装備の事かwこっちも随分、出典が闇鍋になって来たな。てか皆キャラが濃いよ...濃すぎるよ。あれ?これってグラブルの主人公枠がくぅかwwwちなみに私はスパルタン』


玖兇「ジークリンデ?」


鷹王「あぁ、彼女はその…個性的な鎧を着ていてな。我等の上司みたいな者なのだ」


ヘイゼン「ちなみにその重そうな鎧を着ているのはハベル君。ずっとここに立っていて素顔を知る物は居ないそうだ」


ハベル「はっはっは、僕の素顔を知っているのは先代の王くらいだよ」


玖兇「ほむほむ成程。気になりますなぁ」


ハベル「兜を取ろうとするのなら重すぎる腰を上げなければいけない」


玖兇「鎧が重くて自分で脱げないだけじゃないか!!」


ハベル「中々、良い突っ込みだね。騎士団の者達は突っ込み待ちだから是非、突っ込んであげて欲しい」


玖兇「それをすると命が削れるともう一人の私が囁いている」


ハベル「おまけに勘も良いと来た。面白い人を連れて来たね」


なんだかハベルの騎士に気に入られたぞ。重い腰を上げて初心者殺しする人じゃないぜ。


玖兇『敵対者には容赦が無いんでしょう?』


良くお分かりで。君の様な勘の良いガキは嫌いだよ。


玖兇『おいおい、そのフレーズはお返しかよww』


さて、話を戻そうぜ。


鷹王「さて我等は報告に行ってくるのでここまでだな。街に行くのならそこの道を行ったところだ」


玖兇「うむ、ありがとう」


ハベル「えー要塞の中は入らないのー?」


ヘイゼン「まぁ案内は出来ないが中に入れるのはハベルの許可を得た者だけだから大丈夫だろう」


ハベル「今日は珍しい人も居るんだよー見つけたらきっと幸せになれると思うよ」


玖兇「幸せ。ふむ、その幸せの人探しに挑戦してみるよ」


ガウェイン「まぁ、お前の戦闘力なら大丈夫そうだな。んじゃ俺達は行く」


玖兇「うん、ばいばい!」


くぅはホモパから離脱しました。


玖兇『ホモじゃないから...』


さて、どうする?


玖兇『宛も無く彷徨うよ。地図も持ってないし。幸運でも振る?幸せ力を出せば会えるの?』


ふむ、そうしようか。んじゃ幸運を成功した上でゾロ目を出せば良いよ。


玖兇『これが完全無欠の幸運だ!!44だよ!!』


完全無欠宣言禁止。それ言ってると本当に完全無欠だし。でも出目は不吉だなぁ


玖兇『えー、ただの口上なのに…4には好かれてるから良いんだ』


それじゃ、とある一室の前を通ろうとした時にドアがいきなり開いてぶち当たったね。その時にナイフを落としたよ。


??「ごめんなさい。大丈夫でしたか?」


玖兇「んぬぬ、目が回るん。いえいえ、こちらこそ失礼。ドアの近くを歩いてはそりゃぶつかりますな。というか構造上の問題ですな…普通は部屋の内側に開くべきだ」


??「あ、ナイフを落とされました…これは…」


玖兇「あぁ、すみませぬ。拾ってくれてありがとうございます」


さらに続けて出て来た黒髪?茶髪の人がこういったよ。


黒髪「大丈夫ですか?」


??「あぁ、はい。大丈夫ですよ」


黒髪「それはナイフ?君はナイフを出して何しているんだ!」


緑髪「王にナイフを!?そんな不届き者がこの砦内に居るとは!」


??「待ってエイン君。私が扉を開けたらこの方がぶつかってそれでナイフが落ちたんだ」


黒髪「…早とちりしてしまったようだ」


エイン「…これは失礼しました。」


玖兇「私がKnifeを故意に出したわけじゃない事を把握してくれてありがとう。それで王って事はここの王様だよね?という事はソーニ=エルフィン緑ノ王か、そちらの黒髪の方は…」


キール「先程はすまない。僕はキール=フリージス。しがない商人さ」


エイン「しがない商人って商業連合の総帥様だぞ!!お前みたいな…お前…誰だ?」


玖兇「これは失礼。今日この国に来たばかりでね。私の名前は玖兇という。まぁ言いにくいと思うから気軽にくぅとでも呼んでくれ」


ソーニ「ふむ、そうだな。クゥ、聞いてみたい事もあるし夕食にご招待しようどうかな?」


玖兇(幸運通常成功の待遇じゃないぞ...キーパーソンのキールさんか。緑ノ王は平和主義としか書いてなかったな)


玖兇「お話出来る事は少ないと思いますが。ただ飯なら有り難くかっ食らいましょう」


キール「ソーニ?まぁ君が良いなら僕も構わないけど」


ソーニ「では少し早いが私の城へ行こうか」


キール「幾らなんでも、身元が不明瞭な人物をエルツ城に招くのは問題だよ。難攻不落とは言えさ」


ソーニ「でもここのじゃ碌なの出ないよね?」


エイン「すみません…料理は不得手だから…殆どの人が」


キール「うーん、それじゃぁうちで振舞うよ。騒がしいけど、それで良いかい?」


ソーニ「城はどうせ静かで寂しいからね平和な騒がしさが一番だよ」


キール「それじゃ行こうか」


エイン「待て待て、まずお前何処から入った?」


玖兇「ハベルさんに挨拶して。詳しい事は鷹王に聞いて下され」


エイン「はぁ?ネツァワルピリに?」


玖兇「それじゃ、ただ飯が待っているので♪」


エイン「ちょ、」


くぅはエインを放置してソーニとキールについて行ったぞ。

さて、ここで彩都とカイルの夕食で良いと思います。




はい、バトンタッチされてやってこうか。やばいよ向こうの登場人物大量に出てるよ。こっちも出さないと。


彩都『無理しなくてもええんやで?』


ば、ばーろー。無理なんてしてないし!!超余裕だし。


さて、夕食時。名前はカイルに予め教えてもらってたって事で。アルカトイルとカイルの3人で夕食です。


アルカトイル「へぇ、君がカイルの護衛か。超強そう」プルプル


彩都「戦いは限りなく回避します。回避出来ないモノだけ僕の出番です」


アルカトイル「良い人っぽくて安心した」


彩都「アルカトイルさんとカイルはご兄弟なんですか?」


カイル「異母兄弟って奴だね」


彩都「成程。色々複雑なんですね」


アルカトイル「そう、本当に複雑」


アルカトイルさんは遠い目をしています。


カイル「複雑なのは母上のせいだ…あの人は気が狂っている」


彩都「どんな人何だろう…」


カイル「サイト、君は僕の力になってくれるかい?」


彩都「うーん、僕が出来るのはカイルを死から守ることくらいだよ。それでも良いなら」


カイル「そうかありがとう」


新キャラ一人出しただけで死にそう。


彩都『む、無理しなくて良いんだよ?』


それなら、お言葉に甘えて。カイルとアルカトイルと仲を深めました。


彩都『それと女の子。出してくれても良いのよ?』


…プリム=マーロン?


彩都『それカイルの母親じゃない?女の子じゃないよね。』


…予定が海の向こうまでない気がする。


彩都『ライオネス城も男だけなのかwwwそういや、向こうも村娘だけな気がした。』


玖兇『はっはっは、これからキール家だからミカエラとクラリスが居るはず。グレーを試すよ』


彩都『あ、これくぅが暴走するパターンや』




さてそれじゃ、やって行くぜ。馬車でフリージス邸に着いたよ。こっちも子供達の名前とかは教えてもらったで良いぜ。面倒臭い。


キール「…くれぐれもうちの娘達に手を出すなよ」


玖兇「娘さんが居るんですか?」


キール「そりゃもう可愛くてな!!って違う。」


ソーニ「気にしなくて良いよ。親バカなんだ。」


キール「お前らにうちの娘はやらんぞ!!」


ミキナ「あら、貴方お帰りなさい」


キール「人数増えちゃったけど大丈夫かい?」


ミキナ「今日、食材を買ってきて正解だったわ。クラリス、ミカエラお料理手伝って。」


玖兇「手が足りなければ私も手伝いましょうか?地元のデザートでも作りますよ。多分食べた事無いものを」


キール「君、料理出来るのかい?」


玖兇「まぁ人並には出来ますよ。材料があればですけど」


ソーニ「君の出身国を当ててみせよう!」


と言う訳で、探索そっちのけで料理作り始めやがったけど。


玖兇『まぁまぁ、これが子供達を懐柔する手だよ。片栗粉ってあるの?あと蜂蜜と砂糖、黒糖は期待できそうにないし?砂糖もここ裕福そうだしあると確信している』


ふむ、まぁ蜂蜜と砂糖はあると思うけど。芋の根っこから取れる成分の粉ならあるけど?


玖兇『芋粉か、植物の根から取れるデンプンってのは変わりないし問題ないかな。てか今の片栗粉ってジャガイモから取れるデンプン使ってるんだっけ?なら問題ない問題ない』


んじゃぁ、玖零と同じく料理85で振って、茶番システムだし共通で良いよ…げぇ。なんでこんな事が…


さて夕食時。


ソーニ「あれ?デザートは?」


玖兇「冷やしております。デザートは最後が何処の国も共通のルールだと思ってますので」


キール「違いない」


ユキナ「デザートたのしみーどんなのかな?」


クラリス「…そうですね。」


玖兇「おっと、そちらの白い方。ネタバレはNGですよ」


クラリス「材料くらいは…それに名前が解らない」


玖兇「ふぅむ、そのくらいのヒントなら良いですよ」


クラリス「料理にとろみを出す為に使う粉とお砂糖と蜂蜜を使ってましたね」


ユキナ「えーそれじゃ、わからないよ」


玖兇「そういえば、聞きたい事があるって言ってましたよね?」


ソーニ「うん、君のナイフの事だよ」


玖兇「これですか?」


玖兇『笑顔でKnifeを机の上に置くよ』


何で笑顔ww


玖兇『皆の顔色の変化を知りたい目星で良いのか?』


あ、うん目星。失敗したので分かりません


玖兇『まさかの失敗ww』


初期値でまさかって言う人は見た事無いよww


玖兇『目の前に居る。まぁこのKnifeについてソーニさんに教えてもらいますかー』


ソーニ「それは誰から貰った物なんだい?」


玖兇「これは大きな樹の下でグーミリアと名乗った人から貰ったモノです」


玖兇「その後で、樹の近くにあった村の賊に襲われて退治をしたら騎士団の人が現れて一緒に要塞迄送ってもらって、要塞を探検していたらドアがいきなり開いてお二人と会ったって訳です。」


聞き耳どうぞ。


玖兇『聞き耳来た!!これで勝てる!!勝った!!それにこう言えば大きな樹=世界樹とでも思ってくれるでしょう』


ミカエラ「グーミリアが?」

ぼそっと発言しました。


ソーニ「大きい樹って、千年樹の事か。成程」


ユキナ「ゾクタイジ?おもしろそう!!あとでおはなしきかせて」


玖兇『いや、余計なのまで釣り上げたwwん?世界樹と千年樹は別物?』


玖兇「あー、うん余裕があったらね。」


玖兇「村の婆ちゃんにも言われたんですけど、このKnife何かあるんですか?」


ソーニ「いや、特に無いけど?ナイフ自体じゃなく彫られた模様に意味があるんだ」


玖兇「模様…模様ねぇ…葉っぱにしか見えないですwww」


ユキナ「そろそろデザート!!」


玖兇「あ、了解持ってきますねー」


んで、何持ってくるの?


玖兇『葛切だよ。意外と簡単に出来るんだぜ。材料が無くても代用が一応可能だからな。』


ソーニ「ほう、これは見たことが無いな」


玖兇「こっちの蜜を付けて食べてください」


ユキナ「甘い!!でもコクがある、みためもおもしろいし」


クラリス「…むむ」


ミキナ「本当、美味しいわ」


キール「成程、確かに美味しい」


ソーニ「むむ、作り方は?」


玖兇「まず芋粉と水を1:3の割合で混ぜてそれを裏ごし。大きな鍋にたっぷりの水を入れて沸騰させてから火を抑える。薄い鉄の入物に先ほど混ぜたものを入れたら、鍋に浮かべて揺らして表面が乾いてきたらお湯に沈める。それから透明になったら引き上げて冷水で冷やす。そのあとに食べやすく切って冷蔵庫で冷やして完成」


ユキナ「こっちの甘いミツのほうをおしえて!!」


玖兇「こっちは白砂糖、蜂蜜、水を1:1:2.5の割合で鍋に入れて煮る。本当は黒糖と呼ばれるモノが良いんだけどやはり無くてね。蜂蜜で代用したんだ。それからアクを取りながら弱火で約8分程煮れば完成。黒糖よりもアクが無くて作りやすいけど。ちゃんとアクをとった黒糖黒蜜には負けるね」


玖兇『蜂蜜も高いしね。砂糖煮詰めたカラメルでも良いんだけど流石に葛切との相性はかなり問題であります。ザラメでも問題ないかも。今度試してみよう』


彩都『甘い試作品は大歓迎、辛いのも大歓迎』


ソーニ「へぇ、材料はそれだけなのか。蛇国の料理は奥が深いね」


玖兇「良くお分かりで」


ソーニ「まぁ、装束を見れば分かるよ」


玖兇『そう言えば書生服でしたね』


玖兇「そいつぁ、ずるいぜ」


ソーニ「そう言えば宿は何処だい?帰る時に送っていくよ」


玖兇「あー、忘れてた。まぁ、最悪、野宿でも何とかなるでしょう」


そういえば、この玖兇は髭伸び放題?


玖兇『まぁ無精で伸びているでしょう』


彩都『くぅの髪の毛と髭ってふわふわで気持ちいいよね』


玖兇『半径5mに近づかないで貰えますか?』


彩都『え?俺だけ?』


俺様も巻き込むな。否定はしないけど。


玖兇『んで、どうしてそんな事を?』


いや、特に理由は無い。


ユキナ「それだったらおそともくらいし、とまってったら?」


玖兇「あー、いや。迷惑でしょう。特にキールさんが」


キール「非常に迷惑だ。娘に半径5mに近づかないで貰いたい」


ミキナ「客間を使うと良いわ。クラリス、後で案内してあげて」


ちなみに、今更だけど100銀貨のアイテムに彩都が突っ込んだので一部がエクストリームになってたりする。


玖兇『彩都ぉ…例えば?そして、ナチュラルに無視されて行くキールさん』


黄ノ王女の前でFUMBLEしたらどんな内容であれ死が待ってる。


玖兇『酷過ぎる。だからと言ってDiceを振らない奴にはなりたくないな』


玖兇「ありがとうございます」


ユキナ「シャワーおわったらおはなし、きかせて!!」


玖兇「…気が向いたらな」


彩都『ロリコン』


玖兇『(´・w・)ざけんぬ。』


取り敢えず。クラリスに部屋に案内されるよ。


クラリス「…その、私もお嬢様と一緒にお話を聞いても構わないでしょうか?」


玖兇「別に構わないんじゃないかな?私よりもそのお嬢様に聞くべきじゃない?」


クラリス「あぁ、はい…そうですよね」


玖兇「白い髪と赤い目、ネツマ族だったっけ?先天的なアルビノの種族なのかな?」


クラリス「アルビノ?」


玖兇「あぁ、気にしないでくれ、ただの考察だ」


クラリスは出て行きました。


玖兇「今後の方針、黄ノ国行くかな。その前にミカエラ辺りが食いついてくるなら問題ないけど」


部屋にはシャワーがあるよ。入れ。


玖兇『えwwまさかの強制シャワーであるwww』


髭面で黄ノ国に行かれては困る。


玖兇『そう言う理由かよwww別に髭くらい問題なくね?』


と言う訳でシャワーを浴びてツルツルになったくぅはモテやすくなったでしょう。


玖兇『髭生えてても生えてなくてもそこら辺は変わるわけが無いwww』


くぅはもうちょっと身だしなみに気を使うと良いよ。あと水に触れたのですべての技能が?5%されるよ。


玖兇『絶対それリアルなセリフだよねwwwこの探索者水アレルギー有ですか…』


さて、そうしていたら部屋をノックされたよ。


玖兇「どうぞ」


ミカエラが入って来たよ。


玖兇『俺の取る行動は大体三つ。まず1にこんにちは死ね。まず2に丸坊主にして良い?そして3が話を聞く』


グレーってこの事かwwwしかし黙典にはミカエラがカイルに見初められるのは確定してるから3でお願いします。1と2をしようとしても世界を収束させるよ。


玖兇『収束?んじゃ1の後で3かな。』


第一印象最悪だよ。


玖兇「あぁ、ミカエラさん。悪いけど死ねたら死んでくれない?」


くぅはナイフをミカエラの胸に突き刺そうとして突き刺さる寸前で止まったよ。くぅはそれに何か大きな意志を感じたよ。SAN値削ってね。


玖兇「あぁ、やっぱダメか。別方面からどうにかしないといけない訳ね。小を殺して大を助けるとか出来ないのか。んで、何か用かい?」


ミカエラ「えっ?冗談ですか。良かった。」


一瞬呆けてたミカエラだがすぐに反応を返してくれたよ。


玖兇『世界の収束を体感する度にSAN値を削っていくのかww成程。それはつまり死ぬ時期ならば殺せるという事でもあるか』


玖兇「まぁ、分かり切った答えだったから問題ない。いきなり悪かったね」


ミカエラ「その、グーミリアに会ったって聞いて」


玖兇「あぁ、うん本を2冊とこのナイフ渡されてね」


くぅが持ってるのは固定で黙典の方だね。彩都がみてないから。


玖兇『え?黙典持ってるの?なら見せるよ』


ミカエラ「この本ですか?…え、これ。何も書かれてないよ?」


玖兇「嘘ん。貸して」


くぅにはちゃんと黙典に書かれている事は把握出来たよ。


玖兇『うーむ精霊に見えないのか…イレギュラーだけなのかな見えるのは』


玖兇「んー、良く解らんな。私には見えるけど」


ミカエラ「それで渡された後は?」


玖兇「消えちゃったけど」


ミカエラ「…そっかありがとう」


玖兇「何だか力になれなかったようですまんな」


ミカエラは退室しました。ダイスによって冗談だと思ってくれたようです。よかったな。


玖兇『失敗は成功に繋がる糧だ。さて、それじゃユキナの所行くか…』


ユキナの部屋に行きました。


ユキナ「え?お兄ちゃんぜんぜん顔ちがう」


玖兇「そうか?まぁそう思うんならそうんなんだろう。お前の中ではな」


くぅ、そのフレーズ好きねww


玖兇『そうか?そう思うんならそうなんだろう。お前の中ではな』


クラリス「…」


玖兇「そんで、賊退治の話が聞きたいんだったな。大きな樹の近くの村って言うのは話したよな?街に出る為に道を聞こうと思って声を掛けたら賊が出てきてな。纏めて来てたら死んでたなありゃ」


ユキナ「どうやって、たいじしたの?」


玖兇「あー、首元にナイフ突き付けて一人ずつとっ捕まえたんだよ」


そうだな、一人ずつぶっ殺して行ったね。


玖兇「そしたらエルフェゴートの騎士団が来てな。協力したお礼とかで要塞まで送ってもらって、要塞の中を探検してたら嬢ちゃんのお父さんと緑ノ王に会って今に至るって訳」


ユキナ「へぇそうなんだ」


ユキナとクラリスにお話ししました。


玖兇「おっと、そろそろ子供は寝る時間だ。随分、話し込んだな。早く寝ろよ。お休み」


そういってくぅとクラリスは一緒にユキナの部屋から出ました。出たらキールさんと鉢合わせたよ。


キール「あ、」


玖兇「どもども」


キール「や、やぁ奇遇だね。クラリスも一緒だったのか」


クラリス「はい」


玖兇「奇遇も何も完全に出待ち…」


キール「君はお酒を飲めるかい?」


玖兇「そこそこ、嗜みますよ」


キール「それじゃぁ、一緒に飲もうじゃないか」


キールが寝るまで酒に付き合わされました。


玖兇「かなり酒強かったな」


ミカエラ「あなたも強いじゃない」


玖兇「そろそろ私も寝る。お休みクラリス、ミカエラ」


くぅは自室に戻って。寝ました。


玖兇『それじゃ次は彩都のScene?』


彩都『僕のSceneは有りません。という事で次の日だよ』


玖兇『えぇ、何があったし』


彩都『雨京が疲れていたので寝た事にしました』


玖兇『そう言えば、子供ってユキナだけだっけ?』


ショウとアイルも居るよ。


玖兇『全然出てこなかったけどどうしたの?』


きっと大人しい子なんだよ。


玖兇『はぁ、それじゃ幕間行くの?』


そうだね。それじゃ今回は青か緑か白の章のどれかかな?


玖兇『くぅは全部知ってるから別にどれでも良いよ。彩とんの知りたい奴で』


彩都『そりゃ勿論。青を頼むよ。一番僕が近い人物だし』


玖兇『青ノ王まで3 2 1 Q!』



*第θ稿01話・世界樹の黙典~青ノ王ノ章~*



ある所に海の向こうの青い国を保有する青の王が居た


彼は母により黄ノ国の王女と婚約関係にあったが

緑ノ国の旧き友人を訪ねた時に美しい緑髪の娘と会う


彼はその緑ノ娘を見初め婚約を破棄したが

怒り狂った黄ノ王女により緑の国は戦火に包まれ

愛する人を失ってしまう黄ノ国に革命をするよう

自身も手を貸し革命を成功させ王女を死刑に追いやった


*第01稿02日・探索者は神話生物・2日目*



さて二日目。兵士が入って来たよ。


彩都「あ、おはようございます」


「王がお呼びです」


彩都「分かりました」



移動したよ。


玖兇『あの…二人共ツーカーなのは良いんだけどもうちょっと張り合いのある内容にしてくれない?ww』


カイル「やぁ、呼び出して悪かったね。準備は良さそうだね。それならすぐ出れるね」


彩都「おはようございます!薔薇園行くんですか?」


カイル「その通り。さぁ行こうじゃないか」



馬車に乗って移動したよ。


玖兇『地の文もっと頑張ってwww淡泊すぎるよw』


ライオネス城に着いた彩都は門を入った先に広がるとても美しい色とりどりの薔薇の光景と薔薇の香りに目を奪われるよ。


彩都「ふぉおお、凄い綺麗だ。」


変な奇声を上げながら彩都は薔薇を見ている、城に近づくたびに薔薇の花弁が大きくなってる気がしたよ。


ウェルダー「む、カイル王子早かったな。ロゼッタ様はまだ起床して居ないが起こして来るとしよう」


彩都『ロゼッタ様wwwここの主ロゼッタかw薔薇だもんねそうだよね。でもウェルダーが様ってww違和感そこまで無いわ』


カイル「今すぐ出なくても良いよ。早く来たのは彼にこの薔薇の庭園を見せたかったからなんだ」


ウェルダー「ふむ、そちらの方は?」


カイル「彼はサイトだ。私の護衛をしてくれる事になったんだ」


ウェルダー「そうかサイト、私は偉大なるローズレンジャー!!ウェルダーだ!!宜しくな!!」


彩都「よろしく。随分と若いね。」


ウェルダー「薔薇の香りに包まれ。薔薇と一緒に生きる。そうすれば若々しく何時までも元気だ!!」


カイル「ロゼッタ女王も母上より年上…」


ウェルダー「それ以上はいけない。ストレス発散にサンドバックにされる。主に私が」


ロゼッタ「ウェルダー、何を話しているのかしら?」


ウェルダー「!!ロゼッタ様、起きていらしたのですね。薔薇が綺麗だとそう言う話です」


ロゼッタ「久しぶりね。何の用で来たのかしら?」


カイル「明日、黄ノ国に向かうので挨拶をと思いまして。私と母に何かあったらアルカトイルの奴をよろしくお願いします」


ロゼッタ「私が必要ない様にちゃんと帰って来なさいよ」


カイル「帰ってくる予定はありますが保証はないのが旅ですから」


ロゼッタ「それもそうね。それでそっちの猫顔の人は何かしら?猫憑き?」


彩都「素顔です。素の顔です。」


ロゼッタ「猫と人間が合体に失敗した様なバランスね」


カイル「サイトと言って旅の護衛を引き受けてくれたんです」


ロゼッタ「そう、ウェルダー。薔薇を一輪、二人にプレゼントしなさい旅のお守りよ」


ウェルダー「何色にしますか?」


ロゼッタ「青にしなさい。特別よ」


ウェルダー「了解した!!」


ウェルダーの姿が一瞬ぶれた後、手には青いバラと剪定バサミを持っていたね。


彩都「早すぎィ」


ウェルダー「青いバラは本来は発生しないと言われているのです。なので青いバラは不可能とかそう言った花言葉なのです。しかし、咲かせた。その事実を持って不可能ではなく奇跡、不可能を可能に変えると言った花言葉に替わりました。貴方達の旅が不可能を可能にする旅になる事を祈っています」


ロゼッタ「ウェルダー貴方、私の台詞よそれ」


ウェルダー「こ、これは失礼しました」


ロゼッタ「まぁ、良いわ。何をしに行くのかは解らないけど頑張りなさい」


カイル「黄ノ王女との婚約の儀をしに行くんです」


ロゼッタ「ウェルダー、こいつらをたたき出しなさい」


彩都「なんとwww」


カイル「知ってた」


ウェルダー「すまない。帰ってもらえないだろうか」


ウェルダーの光の無い瞳でそう言われたカイルと彩都は大人しく城から出て行ったよ。


彩都『良い人だなーっと思ってたら一瞬のうちに僻みんになってしまったww』


こんな感じでどうでしょうか?笑いの渦、出来ましたか?私頑張りました。




と言う訳で俺らもやって行こうか。


玖兇『んむ…正直、緑ノ娘殺したり出来ないんだったら、ここに居る意味は最早無いのでさっさと黄ノ国行きたいな。好感度稼ぎ?そんなのまた後で来れば良いでしょ。と言うか彩都んがこっち向かってる訳だからそっちに任せても良いわけだし。またこっち来ることにもなりそうだし。ここで日和ってる場合じゃない。黄ノ国の方が広いんだから』


長い。三語。


玖兇『語?黄ノ国 先に 攻略』


おk、それじゃ朝食の時間にそれを言ってみれば?


キール「そう言えばクウは今日どうするんだ?うちに居てくれても構わないけど」


玖兇「えっと、黄ノ国に向かうつもりです」


玖兇『昨日と言ってる事が変わってるぞwwこれが好感度が上がっているという事なのか…w』


晩酌に付き合ったからだ。


玖兇『意外と好感度の上がり値ってがばがばだったのか…』


地味にポイントは稼げてるよ。ユキナとクラリスも結構上がったし。表示されてないちびっこ達はもう墜ちてる。甘いモノには勝てないだろう。


玖兇『ユキナはともかくクラリスは何故www』


料理して良い所を見せたから?それにユキナとお話に混ぜてあげたから?


玖兇『そんなんで好感度が結構上がるもんなのか…』


彩都『これが我の持っている者達の戦いか』


彩都はどうしたww鬱なの?


玖兇『まぁまぁ彩都んはロゼッタとお話が少ししか出来なくて落ち込んでるだけでしょ』


彩都『よくお分かりで。僕が結婚しますよロゼッタさん』


玖兇『取り敢えず、ここへの縁を予想以上に早く作れちゃったので黄ノ国に行くしかない』


成程、そう言う事か。


キール「ルシフェニアに?徒歩じゃきついと思うから馬を貸してあげようか?」


玖兇「本当ですか?助かります」


キール「今度、ソーニとエインが黄ノ国に式典かなんかで招待されてるから二人に馬は返してくれれば良いよ」


玖兇「分かりました。多分、お城の人に預かってもらう事になるので言っておいてください」


キール「お城?どんな用なの?」


玖兇「エルルカという人物に会ってその人のお手伝いをするだけかな」


キール「エルルカ?三英雄の一人に?」


玖兇「詳しくは自分でも解らないんですよね。どんな外見の人なのかも知らないし」


キール「あの国の王女には会わない方が良いよ。暴君だって聞くし。この国以外の隣国を全部焼き尽くして自分の領土にしちゃったんだ」


玖兇「この国はどうして焼かれなかったんです?」


キール「この国には大地神エルドの住まう神聖な森もあるし。何より防衛戦はとても強いんだ。ソーニの住む城はエルツ城って言うんだけど難攻不落の城なんだよ」


玖兇「成程、相手の王を落とし領土とする戦争では最強という事か」


キール「うん?今なんて?」


玖兇「何でもありません。馬、ありがたくお借りしますね」


キール「あぁ、どの馬かはクラリスに言っておくから教えてもらってくれ」


玖兇「はい、黄ノ国の予定が一段落したら恐らくまた、こちらに顔を出す事になるでしょう」


キール「そうか、その時はまたユキナに武勇伝でも聞かせてやってくれ」


玖兇『そういや、この人ユキナ&クラリスとのお話、全部聞いてたのかww』


玖兇「分かりました」


キール「それじゃ、僕は仕事があるから出るよ。怪我をしない様にね」


玖兇「そちらも気をつけてください。猫頭の人が来たら私の友人なのであんまり怖がらないでくださいね?」


彩都『ねぇα、これ良いの?』


俺でもこう言うと思うから許可しよう。くぅは黙典見てる訳だし。ここが物語の重要地点であるのも分かっているでしょう。


彩都『どうせ僕なんて…』


キール「猫頭?何のことか分からないけど取りあえず分かったよ」


ユキナ「お兄ちゃんどっか行っちゃうの?」


玖兇「おう、黄ノ国に用事があってな。まぁ一段落したらまた顔出しに来るから、そしたらまた武勇伝でも語ってやるよ」


彩都『くぅの子供に対しての砕け方がとてもフランクだと思います』


玖兇『外行の仮面なんて子供に付ける程、人間出来ちゃいないもん』


彩都『外行の仮面(電波)つまり、子供には素直?つまりロリコン?』


玖兇『まぁ論点ずらして喋る時が多いから電波と言われようが文句は言わない。女の子にだけじゃねぇから…』


彩都『ショタコンもあるのか』


玖兇『オゥ、ソウダナ。もう何も言わんよ』


さて朝食後、すぐに出発するの?


玖兇『クラリス捕まえて出るよ』


玖兇「クラリス、悪いけど連れてって良い馬を教えてくれ」


ダイスをどうぞ。そうだな幸運かな。


玖兇『49、まぁ成功だな』


それじゃ、ちゃんとした馬に案内されたよ。


玖兇『失敗だったらちゃんとしてない馬なのか?』


ラマだよ。


玖兇『馬じゃないじゃない!!馬とロバの混血だっけ?』


まぁ、ちゃんとした馬だから大丈夫。あと包みを渡されたよ


クラリス「気をつけてください。お腹が減ったらあけてくださいね」


玖兇「あぁ、君も気をつけて。あ、君にも言っとこう。猫頭の奴が来たらくぅは先に黄ノ国行ってるぜ。と伝えて欲しい」


クラリス「猫頭?分かった覚えておく」


玖兇「んじゃ取り敢えずはさよならー」



くぅは馬に乗り地を翔る。彼は果たして本当に黄ノ国へ向かっているのだろうか。


玖兇「やべぇ、道分かんねぇじゃん。まぁいっか適当で」


何処に向かっているのかは馬のみが知る。ここで孝太達にバトンタッチかな?


兄さん達。続けてどうぞ。本番は海に出てからだから急いでないby孝太


彩都『午後のネタがまだ思い浮かんでないからそっちやっちゃって良いって』


おぅ、マジか。それじゃくぅのダイスに任せようかな。


玖兇『それは馬が正しい方向に行ってるかどうか?』


うん、数字教えて。乗馬技能ね。


玖兇『01だよ。』


クリティカルか。それじゃこうなるな。

馬を走らせ森の道を進む玖兇。なんか遠くの方に小屋みたいのが建っていてその前に兵士が立ってるね。そして手を広げてとうせんぼして来たよ。


「そこの者止まれ。この先は黄ノ国だ。積み荷を確認・・・って馬車じゃないのか。その着物…鷹王の言ってた奴か。協力感謝する通って良いぞ。あ、賊の情報が入ってきてるから気をつけてくれ」


玖兇「仕事お疲れ様ーしかし、賊が多すぎやしませんか?」


「黄ノ国が他の隣国を焼いて治安が悪いんだよ。食べ物を求めにこっちの方に流れてくるんだ」


玖兇「成程、まぁ相手の力量を測れない者は死んでも文句は言えないでしょう?」


「腕に覚えがあるようだな。その分なら大丈夫だろう。そうだこれを持って行くと良い。狼煙の種だ」


玖兇「ありがとう、何かあったら使います」


くぅは狼煙の種を仕舞って馬を再度走らせる。


玖兇『賊に見つかる前に通るか。いや、馬に乗りながら目星、聞き耳をさせてくれ。見つかる前に見つける努力はしよう』


んじゃ両方-10%して振って。


玖兇『目星が24、聞き耳が40』


聞耳が成功か。それなら玖兇は鳥の鳴き声の様なモノが聞こえたよ。それと木から木へ何かが飛び移る音も。


玖兇「鳥の鳴き声?」


音源は結構近いね。どうする?


玖兇『そう言えば馬の名前って聞いてる』


グランサイファーだよ。


玖兇『空が飛べそうな名前ですね』


玖兇「グランサイファー、そっちの茂みに飛び込んでその場で待機。」


玖兇『茂みに飛び込んだらバレないようにちゃっちゃと登攀で木の上に登ります。忍者は見えない所で相手の予想外の位置へ移動するものだ』


それじゃバレない様になら忍び歩きとの併用で低い方を成功したら両方成功で良いよ。


玖兇『ふむ。22だよ』


それなら成功だね。馬と共に茂みに突撃したくぅは馬をその場で待たせ木に大蛇の様に音をたてずスルスルと上ったよ。


玖兇『ここで目星出来ない?』


うーん、?補正は無しで良いよ。


玖兇『78だったわ。失敗』


それじゃ何も分からなかったよ。


玖兇『何か向こうが反応するまで待機』


??「あら、馬の蹄の音が聞こえてたから人が居るのかと思ったけど。貴方一人?それなら貴方に乗らせてもらおうかな」


くぅは発言の対象が自分にじゃなく馬に向けられてる事を把握するね。


玖兇『れっつ!きりんぐたーいむ?飛び降りてKnifeで切り掛かろうコイツが女のようだけど賊だ!!』


くぅが飛び降りてナイフを振り下ろすと鉄と鉄の火花が散る。


玖兇「お前が関所で聞いた賊か!!」


目星しなくても分かるので言うけど、彼女は黒い服を着ていて腰にはナイフホルダーを装備してるよ。服装は綺麗で賊にはとても見えない。あと、その髪の毛は黄色だね。後ろ手に纏められていてとても長いポニーテールだよ。


玖兇「には見えないな。申し訳ない。早とちりしたようだ」


玖兇『キールと一緒に居たから早とちりが移ったんだそうに違いない。』


??「貴方は?」


玖兇「何だか名前を言うのが面倒臭くなってきたのでくぅと呼んでくれ。ちなみにその馬は私が借りてる仔なので乗って行かないでくれ」


面倒臭くなってるなよww


??「あたしからしたら貴方の方が賊です。いきなり斬りかかって来ましたし」


玖兇「普通の旅人は木から木を移動しないと思うんだぜ」


??「…それもそうですね。サドルが無かったので、この子一人かと思いました」


玖兇「サドル?サドルサドル…あぁ、座る所か。そういや無いな。」


玖兇『サドル無いのかよwww』


まぁ、乗馬初期値だから無くても分からないかなと。あ、スペシャルが無い代わりに5%以下は確定クリティカルと言う俺らのハウスルールです。(本来は15%以上の技能でしかクリティカルは発動しない)


??「ところで黄ノ国へ行くのですか?」


玖兇「あぁ、うんそうだけど」


??「でしたら馬に乗せてください」


玖兇「ここまで自力の足で来たんじゃないの?」


??「そろそろ疲れました」


玖兇「んー、では交換条件だ」


??「なんでしょう?」


玖兇「黄ノ国への道が解らない。黄ノ国のお城まで案内してくれ…」


彩都『そう言えばそうだねwwなんと不甲斐ない交換条件』


??「…ここまではどうやって?」


玖兇「そりゃもちろん馬が連れて来てくれたんだ」


彼女は頭を抱えているようだよ。


??「良いですけど、お城へは何の用で行くのです?」


玖兇「エルルカと呼ばれる人物の手伝いをするって言う漠然な理由で行く事になってる」


??「エルルカの客でしたか」


玖兇「そんなに有名人なの?」


??「三英雄の一人ですから」


玖兇「成程、そう言えば君の名前は?」


ネイ「ネイです。お城までよろしく」


乗馬技能はもう必要ないな。グランサイファーとさっきのクリティカルで心を通わせたから。


玖兇『やったぜ!!と言うかコイツ、ネルかww何でこんな所に居るん...メイドじゃなかったっけ』


彩都『くぅは女性と馬でドライブ。僕はカイルと馬車でドナドナ。うらやまじい』


玖兇『そんな事、申されましても。この人、相当強いよ。不意打ちの攻撃に受け流しで対応したって事は武術か技術を持ってる上に素早さもある。台詞からして何処かにくぅが居るって把握してた可能性もあるし』



それではくぅは黄ノ国へ入国しました。


玖兇『さて、この国でのポイントは王女の前になるべく出ない様にするのがまず1か。Diceを振るように強要してくるだろうから。目の前で王女が居る前でFUMBLEを出したら死ぬと言うお言葉も頂いてるし。強制で振ったDiceで死ぬよりも自分で振ったDiceで死んだ方がまだ自分的に納得できる』


まぁ、さっくり死ぬな。


玖兇『んで第2に主要面子との好感度稼ぎか。これはαの裁量次第っぽいし、積極的に関わってたら勝手に上がって行くでしょう。第3はエルルカのお手伝いか。器探しを手伝えば良いんだよな。後、武器を手に入れたい。でも刀って流通してないよねぇ。製作でワンチャン作るしかないか…』


そうなるかな。さて今度こそ孝太達の番だね。


うぁああぁ、ネタが思い浮かばないよ…あ、でも明日、海に出る時のネタは思いついた。でも午後のネタが…by孝太


彩都『カイルと仲を深めましたで明日に行っても良いんやで?』


玖兇『でた、彩とんの引きこもりたい』


彩都『ひ、引きこもりの何処が悪いんだ!!ただ、知らない人と話せないだけだから。くぅみたいに奇知ってれば良いわけじゃないんだからね』


玖兇『おれ、気違ってないし!!』


彩都『またまたご謙遜を』


玖兇『謙遜じゃねぇし』


カイルと仲良く…仲良くのネタを思いつく旅に出ます。そっち一日終わらせちゃっても良いよ。by孝太


了解、それじゃくぅ、やってこうか。


玖兇『城に着いたで良いの?』


おぅ、良いんじゃないかな?


玖兇「ここが黄ノ国の王宮?」


ネイ「そうです」


??「よう、ネイさんお帰り」


ネイ「カルさんただいま帰りました」


カル「お?ネイさんが男を連れてる」


ブレフロのカルです。


ネイ「この人はクゥと言うらしいです。エルルカの客なので連れて行こうかと」


カル「へぇ、エルルカさんのか。そう言う事ならどうぞどうぞ」


ネイ「いつも思うんですがそれで大丈夫なんでしょうか?」


カル「大丈夫大丈夫。まず不審者だったらネイさん連れてこないでしょう」


玖兇「wkwk」


ネイ「では行きましょうか」


玖兇「はーい」


ちょっと待ってシークレットダイスを振るから。時間は大体2時から3時位かな?クラリスから貰った包みにはおにぎりが入っていてネイにも分けて食べたことにしよう。ちなみに君の通って来た道は賊の出る道じゃなく迷いの森を突っ切ってきてたよ。運が悪かったら森から出られなくなるところだったぜ。


玖兇『あぁ、何か嫌な予感がする。賊の出ない道だったのか』



庭の前を通った時にネイが呼び止められるよ。


??「あら?ネイ帰って来てたの?」


??「夕方まで掛かるんじゃなかったッスか?」


ネイ「リリアンヌ様、こちらの方が馬に乗せてくれたので早く帰ってこれました」


玖兇『一番会いたくない方に会ってしまった。取り敢えず黙って会釈しておくよ』


ダイスの女神はくぅに微笑むのか。


玖兇「…」


リリアンヌ「誰?」


??「見たとこ蛇国の人ぽいッス」


玖兇『下手に喋ると行動FUMBLEとか言われそうだから喋りたくない』確信


喋らないの?


玖兇『しかし、喋らなくても難癖をつけられそうなので喋るしかあるまい。取り敢えず畏まっとこうww』


玖兇「リリアンヌ=ルシフェン=ドートゥリシュ王女ですよね。王女様相手に喋るのは恐れ多いですが、失礼して喋らせてもらいます。私は玖兇。こっちの地方の方には発音が難しいらしいのでくぅとお呼びください。エルルカの手伝いをしにこちらに来ました。」


…んー…こいつは怪しい匂いがプンプンしますぜ。


??「王女様の名前をフルネームで呼ぶ人は初めて見ましたッス」


玖兇『もう面倒臭いからデムパっとくわww』


玖兇「そちらの方はシャルテット=グレーさんですね。実は私、名前を聞かなくても大体分かるんですよ♪」テヘペロ


シャル「せ、正解ッス」


リリアンヌ「それじゃぁ、クゥ。今からここに来る者、名前を当てて見せなさい」


玖兇「え?それはちょっと解らないな…」


リリアンヌ「本当に当てられたならご褒美をあげるわ」


玖兇『これはマジで解らんぞ…いや、解る。解るぞ。恐らく時間的にTeaTime。優雅な午後の一時に顔のよく似た召使が居ない。なんて事はあり得ない。つまり来るのはアレンの筈。いや、しかし。…これって幸運振る?』


おう振るぜ。


玖兇『つまり出したいキャラ名を言え的な事か…これからエルルカに会う訳だから三英雄には会いたいよね。メイド長をしてるマリアムさんがアレンと一緒に来ても不思議はない良し来た来た来た』


玖兇「あー、アレン=アヴァドニアとマリアム=フタピエ。それが今から来る者の名前です。多分」


リリアンヌ達は少し驚いた様な顔をするよ。知ってる人物だったようだね。


玖兇『くぅが信じるのは幸運の女神ではない。信じるモノはくぅの掌!!これが完全無欠の投擲だ!!(サイコロ投げ)』( `w´)ノ^。コロコロ


(;゚Д゚)な、んだとぅ!?ここでもクリティカル!?マジで完全無欠じゃねぇか…イカサマダイスじゃないよね…


玖兇『くぅのLUCKYNumber4!!こいつは来たぜ!てんそん上がる!!』


アレン「リリアンヌ様、お待たせしました」


シャル「アレンだけッスか?」


アレン「いや、侍女長も一緒だけど?あれ居ない。」


玖兇「ズルい。絶対、私の声が聞こえたから現れない事にしたんだ」


マリアム「ズルいとは失礼な方ですね」


玖兇「誰も貴方の事とは言ってませんよ」


くぅの後ろに現れました。


マリアム「ネイ、こちらの方はどなたでしょうか?」


ネイ「エルルカに会いに来たとの事です」


マリアム「そうですか。エルルカなら今は外出中です。もうすぐ戻るでしょう」


玖兇「それで王女様、これってGAMEには勝てましたか?」


リリアンヌ「ご褒美としてお茶会に参加しなさい」


玖兇『ご褒美が命令形なんですが。嬉しすぎて涙が止まらないぜ。くぅ、まだ死にたくないよぅ』


彩都『くぅに死なれると困るから代わりに僕が振って上げよう』


玖兇『彩都んが振るとマジで死ぬから止めてwww』


彩都『(´・ω・`)』


アレン「シャル、この方は?」


シャル「エルルカの客人ッス。名前が解るって言ってたからリリアンヌ様が次に来る人の名前を当てろって言って見事に当選したっス」


玖兇「初めましてアレン君にマリアムさん。くぅと言います」


アレン「こっちの自己紹介は必要ないようですね」


玖兇「大丈夫だ。問題ない」


アレン「では紅茶をどうぞ」


玖兇「有り難く頂きます」


玖兇「あ、美味しい」


アレン「お口にあったようで良かったです」


マリアム「ネイ、随分と早かったのですね」


ネイ「はい、クゥの馬に一緒に乗せてもらったので」


玖兇「そういやネイさんは何か武術やってますよね」


ネイ「はい、一応はそちらもやっているようですが」


玖兇「私のはニンジツって奴です」


アレン「クゥはシノビなの?わぁ、シノビ初めて見たよ」


注意、比叡山仕様では決してございません。神話生物忍者!!アイエー不意打ちはあるけど1ターンに複数回行動とかは無いよ。戦闘ルールはハウスルールが沢山あるから複数回行動に見えるけど。部位攻撃でのボーナスが色々あるんだよ、その代わりに?補正とかが大きいけど。あと、普通の人なら戦意喪失しちゃうし…


ちなみに武術、忍術が対応する武器は組み付き、刀、投擲、ナイフ、鎖鎌や弓とかの忍者が使うような武器が適正があるよ。

彩都の武術はガンスリンガー。銃遣いで対応する武器は、銃火器と鈍器に適正があるよ。この世界ではクロスボウとか弓とか射撃系にも範囲を拡大してる。何で鈍器なのかは銃自体を鈍器として数えてるから。


ちなみに、孝太の武術は退魔術、適正は曰くつきアイテムだよ。武術じゃないよねー。

さらに俺様のは、医療武術。人体解体書を用いた武術だよ。回復するのにも使えるぜ。ちなみに小型メスとナイフと針とか包帯や紐が適正なんだよ。


玖兇『俺様言ってる奴が地味にアサシンに一番近いと思う。人体の急所を知り尽くしてるし。くぅは解らないから脳天か首をしっかり斬らなきゃ』


それで、アレンがめっちゃキラッキラッしてる目で君を見てるぜ。


玖兇「う、その目は昨日の夜も見たような…」


ユキナの事ですね分かります。まぁCRITICALボーナスをそろそろ上げよう。


リリアンヌ「あ、アレン!こっちに来なさい!」


??「よぅ、ガキんちょども、のんびりティータイムか?」


玖兇『誰よ。』


レオンハルト。


玖兇『おぉ、三英雄の一人かボーナスありがたやありがたや』


レオン「ん?お前は誰だ?」


シャル「シノビだって」


レオン「ほうほう、シノビか。確か刀を使うんだよな?」


リリアンヌ「レオンハルト、クゥと戦いなさい」


玖兇「何と…三英雄の一人とKnifeだけで戦うのはマジEXTREME…」


玖兇『おい、てめぇCRITICALボーナスじゃなかったのかよwww。殺さない戦いは趣味じゃないんだ』


彩都『あぁ、殺人癖の狂人ロールしてんのかwww』


玖兇『今頃気付いたのwwくぅの基本ロールは殺人癖だぜ!!自分より強い奴には下手にでます』


レオン「見たところ刀を持ってないみたいだが」


玖兇「Knifeしかありませぬ」


レオン「しかし、王女の命令とあればしない訳にもいかんな」ニコヤカ


玖兇「絶対、王女の命令関係無くて忍者と戦いたいだけでしょう!!」


レオンハルトは剣を抜いたよ。


玖兇『ここ庭だよね?登攀して二階に上がれる?』


…まさかの敵前逃亡wwwまぁ上がれるよ。


玖兇「上へ参ります」


パルクールの使い手のくぅにとってはなんなく壁をゴキブリの様に這い上がって二階に上がる。


レオン「くそ、上に行ったか!」


レオンは城の中に向かうよ。


玖兇『降りて後ろから追撃』


え?何それズルいwww


玖兇「と見せかけての後ろ!!」


くぅは光る何かを投げそれをレオンハルトが振り向きざまに剣で薙ぐ。


玖兇「これでCheck。Mateは言わない殺さないし」


レオンハルトは薙ぎ払った状態で停止する。薙いだ瞬間に下から潜り込んだくぅはリーフナイフをレオンハルトの首筋に当てていた。


レオン「ナイフは一本だと思ってたんだがな」


玖兇「投げたのはKnifeじゃないです」


くぅは弾かれた物を拾って見せる。


レオン「あー銀貨か…道理でナイフにしては小さいと…」


玖兇「光物としては十分でしょう?あれ、銀貨割れちゃった…Knife投げなくてマジでよかった」


くぅは1銀貨を失った!!


レオン「俺の負けだなぁ」


玖兇「勝ちました」


レオン「でも先に逃げたのはそっちだから最初は俺の勝ちな?」


玖兇「子供ですかww短剣と剣のリーチの差を埋める為にやっただけですから逃亡には値しません!!」


レオン「いやいや、二階に行く必要無いじゃないか!つまりあれは逃亡だ!」


リリアンヌ「うるさい」


玖兇「…はい、サーセン。まぁ本気出されてないし引き分けで良いですよ。」


レオン「…そうか」


玖兇『フェイントを受け流したんだから回避ロールが出来た筈、動かなかったという事は回避を行わなかったという事以外あり得ない。しかしCRITICALボーナスで銀貨失ったんだけど解せぬ』


その通りでございます。くぅの命の代金だ。


玖兇『無理矢理戦わせたのに何言ってるんだか…』



玖兇「それでリリアンヌ王女、これで満足でしょうか…」


王女は不機嫌な顔をしてるよ。


玖兇『なずぇ!?マジ王女様、難易度EXTREMEっすね…』


レオン「いやぁお前面白い奴だな!!気に入った!」


玖兇『なんか気に入られたから良しとしよう』


玖兇「何か不機嫌そうなんですけど…」


レオン「何時もあんな顔だから気にしなくて良いぞ」


マリアム「レオンハルト、この方をエルルカの工房に案内してください」


レオン「何だ、エルルカの客か。工房はこっちだ。ついて来い」


玖兇「それでは失礼しました。アレン君、紅茶美味しかったよ」


と向き直って王女に挨拶した後に幼気な少年に微笑みかけるショタコン。


玖兇『ショタとか関係無いでしょ。作ってくれた人に礼を言うのは当然の事じゃないか』


戦闘以外では常識を持っているようです。


玖兇『殺し殺されが戦闘中の常識でしょ。何処でもくぅは自分の常識を持って行動しているよ』


玖兇『命を懸け相手を殺し命を懸ける相手に殺される。それが戦闘である。戦闘で死ぬなら、ぶっちゃけ文句は無いよ』


極端過ぎるんご。


玖兇『まぁ、相手に基本拒否権は与えられないけど…生きてたら拒否は出来るよ。あの賊達みたいに死んだら拒否出来ないけど。拒否したいのなら死ぬ前に降参しないと話にならんよね』


強者合理主義じゃないですかヤダー。


玖兇『リアルでしないだけ常識が整ってるから安心して』


殺し殺されの前に半がつくだけじゃないですかヤダー。


玖兇『半殺し半殺され。語呂悪すぎィ』



レオン「ここがエルルカの工房だ。エルルカは今は居ないみたいだな。ここで待ってれば会える筈だ。そういや、名前聞いてなかったな」


玖兇「あぁ、私はくぅです。」


レオン「そうかクーよろしくな!所で刀は持ってないのか?」


玖兇「よろしくぅ。あー、そうなんですよ。鍛冶場を探してるんですけど良い所あります?」


レオン「んー、刀作れる鍛冶師には心当たりは無いな」


玖兇「あぁ、鍛冶場さえ借りれれば自分で作れるので材料を揃えるだけですね。」


レオン「何だ。クーは戦うブラックスミスだったか」


玖兇「忍者は道具を作るのも自分で作ります故」


レオン「そう言えばシノビだったな。分かった知り合いに借りれないか聞いてみるぜ」


玖兇「ですです。して、戦えと言われたから戦ったのにあの顔は無いと思う。お願いします」


レオン「多分、勝つのは想定外だったんじゃないか?」


玖兇「あぁ、だからわざと負けたんですね…」


レオン「受け流すだけ受け流そうと思ったらすぐに終わっちゃっただけだ」


玖兇「しかし、負けは負けです!」


レオン「おいおい、さっきのは引き分けじゃないのかよ」


玖兇「あれは」


グーミリア「うるさいですよ」


レオンハルト「おぅ!?グーミリア居たのか。エルルカと一緒に居るものと」


玖兇「サーセン、グーミリア…グーミリア?」


眼鏡掛けてないよ。


玖兇「あれ?眼鏡掛けてない。本当にグーミリア?」


レオン「グーミリアが眼鏡?かけてる所見た事無いぞ」


グーミリア「何処かで、お会いしましたか?」


玖兇『同一人物じゃないのか』


玖兇「これを渡されてエルルカの手伝いをして欲しいって眼鏡をかけてた君に頼まれたんだけど」


グーミリア「これは、エルドの短剣。どうして貴方が?エルフェゴートの王に授与された、この世界に一本しかない筈ですが」


玖兇『え?エルフェゴートの王ってソーニ?あぁ、だから見せろって言われたのか。あの婆ちゃんが何者なのか気になる所だけどww』


玖兇「大地神エルド?」


グーミリア「そうです。貴方は何者ですか?」


玖兇「くぅはくぅだけど」


そう言う返答は聞いてないからwww


レオン「ん?何か難しそうな話してるな。俺もう行くわ」


レオンハルトは空気を読んで離脱しました。


玖兇『離脱しないでぶち壊して欲しかった』懇願


グーミリアと二人きりになった玖兇はどうしますか。


玖兇『ちょっと、はぐらかせそうにもありませぬね。レオンハルトさんも出て行ったので黙典の方を渡すよ』


玖兇「あ、これも渡されました」


グーミリア「これは…本ですか。大罪ノ器の章?」


グーミリア「6つの器?大罪の器は7つのはず…あれ?最後には7つって書いてある?」


玖兇『何か新しい章が追加されてる。』


頑張ってWIKIと睨めっこして考えてる。by孝太


玖兇『孝太は自分のネタを考えなよ…』


グーミリア「これは…誰から?」


玖兇「君に渡された。そしてエルルカの手助けをしろと言われた」


グーミリア「私に渡されたと言うのは分かりませんが、エルルカの手伝いをしてくれるのは把握しました」


玖兇「把握してもらえて何よりです」


グーミリア「それで貴方は何者です?」


玖兇「シノビでござる。」


グーミリア「シノビってそんな存在しない職業じゃなく名前ですよ名前!」


玖兇「あぁww玖兇です。」


グーミリア「クキョーですか。分かりました。」


玖兇「やはり発音が奇声になるよね。くぅで良いよ」


グーミリア「良いじゃないですかクキョー」


玖兇「語尾にしなくても良いよ…」


エルルカ「人の工房で何遊んでるのかしら?」


グーミリア「あ、エルルカ。エルド様からの客です」


エルルカ「そっちのが?」


玖兇「初めましてー玖兇と言います。言いにくい上に呼ばれると奇声を発する認定されかねないので、くぅと読んでください」


エルルカ「何の用かしら?」


玖兇「器探しを手伝えと言われて来やした」


エルルカ「そう、残念ね。私にも今は情報が無いの」


玖兇『えぇ、何の為にここまで来たんや!!』


君、形状の情報は持ってるでしょ。


玖兇「器がどんなモノかって言う情報は有りますよ。今の形かどうかは定かじゃないですけど」


エルルカ「言ってみなさい」


玖兇「えっと、刀、ワイングラス、鏡、双剣、スプーン、原罪者の姿のゼンマイ仕掛けの人形、鍵かな」


エルルカ「見たことがあるの?」


玖兇「読んだ事があるだけですよ。そっちが書かれた奴は多分、海の向こうから来るのを待つしかありません」


エルルカ「海の向こう?」


玖兇「マイフレンドが持ってる方の本にそれが書いてあっただけです」


グーミリア「この本がもう一冊あるの?」


玖兇「向こうのタイトルは教典だったかな?」


エルルカ「その本を貸してくれないかしら?」


玖兇「えぇ、良いですよ」


エルルカ「原罪者ノ章?」


グーミリア「え?そんな章ありませんでしたよ!と言うより大罪ノ器ノ章しか書かれてませんでした」


玖兇「俺とあいつしか全部の章を閲覧できないって事かなぁ…ミカエラって子も白紙のPageばっかりだって言ってたし」


エルルカ「そう言う事ね…ならこれはくぅが持っていると良いわ」


グーミリア「ミカエラに会ったの?」


玖兇「うむ、殺してみたら黙典がどうなるのか気になって殺そうとしたけど絶対に殺せなかった」


グーミリア「え?」


エルルカ「つまり、ミカエラの章が黙典に書かれていたって事ね」


玖兇「緑ノ娘ノ章ですね。まぁ大体、殺せないのは分かってたけど、ちょっと試したくて」


エルルカ「それじゃ猫頭の子が来るまでのんびり待つとしましょう。それまでは自由行動ね」


彩都『エルルカさんhshs』


玖兇『うぜぇww早く来いよww』


玖兇「それじゃ仕事でも探して刀の材料費でも稼ぐかなぁ」


レオン「うっす、話は終わったか?」


エルルカ「最初から最後まで聞いておいて良く言うわね」


レオン「ははは、難しい話は聞いてないから大丈夫だ」


玖兇「それで、残ってたという事は何かあるんです?」


レオン「いんや、特に無い。基本的に見回りなんかは部下たちがやってくれるからな。基本的に暇人なんだよ」


エルルカ「それじゃ何しに来たのかしら」


レオン「暇人だからクーにさっきの銀貨1枚分の食事でもどうかと思ってな」


玖兇『くぅは義賊でもないのに銭投げをしてしまった…ルピが勿体ない…』


銀貨です。


玖兇「そう言えばこっちに来たのは今日で街を見て回ってないので分からないんですが銀貨1枚ってどのくらいなんです?」


レオン「そうだな。どんな物を作るか分からないが材料としての鉱石なら結構な量買えるんじゃないか?」


玖兇「ふむふむ、それなら千年樹近くの村で賊退治した時に婆ちゃんに貰った金で行けそうだな」


グーミリア「賊退治?」


玖兇「そうそう千年樹とか言う大きな樹の下にいつの間にか居て、近くの村で道を聞こうとしたら10人の賊が応対してくれた」


玖兇「その後で、エルフェゴート騎士団の人と話して要塞に行ったら緑ノ王と会って一緒に居た人の家に泊まって、今日こっちに馬に乗って来た」


エルルカ「良く解らないわね」


玖兇「てへぺろ」


レオン「んで、その賊はエルフェゴート騎士団に引き渡したのか?」


玖兇「あぁ、うんエルフェゴート騎士団の人が穴掘って埋めてくれた」


エルルカ「埋めた?」


玖兇「投降するように呼び掛けたんだけどしなかったから骸にしました!」


レオン「何で俺には寸止めしたんだ…?」


玖兇「戦えと言われたから手合わせしただけで、レオンハルトさんは私の殺戮レーダーには反応しなかった。もとい時期じゃないと思われます」


玖兇「どうやら、その黙典に記されている事を歪めようとすると私の脳味噌がギュルギュルされますので、あぁ比喩ですよ?」


エルルカ「つまりレオンハルトも黙典に掛かれているのかしら?」


玖兇「原罪者の章と大罪ノ器ノ章は、私がこれを最初読んだときには書かれてありませんでした。つまり重要人物、そう三英雄の一人とか重要そうな人物が黙典に追加されないと断言する事は出来ません。なので寸止めだったんでしょう。強いて言えば勘です。断罪出来る程、レオンハルトさんの事を知ってる訳ではありませぬ故。こんな返答でどうでしょうか?と言うか、脳味噌ギュルギュルはあんまり自分から受けたくないです」


レオン「お前面白いな!何言ってるのかは半分くらい解らなかったけど勘を信じる奴は嫌いじゃないぜ」


玖兇「あっはい」


エルルカ「時が進むと確定する事がある…成程」


グーミリア「クキョーさんは饒舌ですね」


玖兇『エルルカさんだけが理解出来たようだwww』


レオン「んじゃ、もう行こうぜ!」


玖兇「…」


グーミリア「…あ、そう言えば泊まる所は?」


玖兇「残金、銀貨1枚で長期的に泊まれる場所を求む。」


エルルカ「奥の部屋で汚くても良いなら寝泊り出来るわよ?」


グーミリア「え?エルルカ?」

何だか慌てているよ。


レオン「それなら、うちに来い部屋なら余ってるぜ」


玖兇「それならレオンハルトさんの所にお邪魔しようかな」


エルルカ「汚いのが嫌だったかしら?」


玖兇「そう言うわけでは無いです。強いて言うならグーミリアが慌てたのを見て先住民が居ると把握したのみです」


グーミリア「エルルカ!」


エルルカ「冗談よ。レオンハルトが家に泊まるように言うのは分かってたから」


玖兇「それじゃ、レオンハルトさん行きましょう!!」


玖兇『くぅのアイテム、葉っぱなKnifeと狼煙の種とグランサイファー何だが…そもそも狼煙の種って火元無ければ使えなくない?マッチが欲しいかな』


彩都『東方の小瓶とフックショットと偉大なるローズレンジャーウェルダーの紋章と不可能を可能にする青い薔薇だね』


玖兇『フックショットつおい(´・w・`)』


彩都『くぅの思考がつおい(´・ω・)』


玖兇『KPが許可してくれなきゃ死ぬ強さは嫌だ』


違いないwwwコマンド式の戦いだと描写が単調になりやすいけどくぅの細かい行動の指定のおかげで単調じゃないんだよな。リプレイ書くなら戦闘シーンは部位狙い推奨。何処に当たったのかDiceで決めるのも良いけど。


玖兇『単純なコマンドだけの強さだからフックショット…くぅも早くメイン武器欲しい!!目星で相手の武器をかっぱらうなんてもう御免だ!!てか目星しなくても相手持ってるんだから分かるだろww』


あぁ、それもそうだなwんじゃ次からは武器を構えていた相手から目星無してぶんどれるようにしよう。まぁ、あんな戦いよりもストーカー行為する方が多くなると思うけどw


玖兇『さんくー!!ストーカーって何だし!』


忍び歩きと登攀と隠れると隠すと跳躍が標準装備だからなくぅはどれも50%以下だけど。てか50%以上って値切りだけじゃね?


玖兇『忍術が一応50超えてる』


一応って言うか51%か…そんな些細なレベル…ちなみに全部、くぅは戦闘で使ってます。忍び歩きと登攀と隠れると跳躍は分かると思うけど、隠すはレオンハルトに投げる前に登った時に銀貨を手に隠し持つという事で使いました。それが成功して居なかったらレオンハルトさんは銀貨を切らないでくぅを叩き切っていた事でしょう。


玖兇『何だと…まぁ、そうか。』



レオンハルト「おぅ、ここだここ」


居酒屋『鳳翔』って書いてあるよ。


レオンハルト「ここは茶ノ国から来た家族が3年ほど前に開いた店なんだ。蛇国料理もあるからクーも満足できるかと思ってな」


玖兇「ほうほう、鳳翔ね。どっかで聞いた覚えがあるような無いような」


彩都『鳳翔さんが出るのか』


レオンハルト「ここの料理はもう絶品でな。ホッとする味がするんだ。なんてーの?家庭の味って奴?」


玖兇「早速入りましょう直ぐ入りましょう今直ぐ入りましょう。」


食欲に忠実過ぎるでしょwww


玖兇『三大欲求が食欲に振り切っていると定評のくぅです』


あぁ、でもそれはダウトなんじゃないか?


彩都『睡眠欲が食欲に振られてるだけである』


玖兇『それじゃくぅ三大欲は食欲、スリル感、ゾンビで良いよ』


彩都『そしたらもうゾンビ役で良いんじゃないかな。食欲満載でしょあの方達』


玖兇『流石にくぅでも人肉は吐いた』


彩都『あぁ、そうだったね。だから自分で料理出来るようになったんだっけ』


玖兇『元々、和菓子作るのは好きだった。それが料理に広がっただけ。フライパン系が結構苦手だったんだけど最近、克服した』


彩都『僕も料理は好きだからね分かるよ』


玖兇『彩都んの料理は辛味が…』


お前の料理はテロだろwww


彩都『くぅの試作品程じゃない』


でも殺人癖とその食欲を合わせたらゾンビにしか行きつかないよね?


玖兇『それを組み合わせちゃ駄目だと思うの常識的に…』


彩都『常識を持って常識を無くすのも駄目だと思うの』


玖兇『それはキャラデザだからしょうがないのww』


彩都『あぁ、狂人って設定だもんね…』


玖兇『一応、技能は狂信者だしね』


彩都『SAN値90初期値の狂信者って…』


玖兇『その代わり色々と?補正がつく恐怖症と言うか恐怖してないからアレルギーがあると言うかリアルから持ってこられた』


水アレルギーはくぅにはかかせないでしょう。


玖兇『飲むのは大丈夫なのに肌につくのはダメなんだよね。肌が弱いだけだと思うんだけど水アレルギーらしいよ。汗とかもやばいよ!すぐに拭かなきゃ地獄を味わう。てかそんな事どうでも良いから続けようよ』


はーい。それじゃはじめよう。


レオン「よう、豊臣のマスターやってるかい?」


豊臣「おぉ来たか。何時もので良いんじゃろう?ん?見慣れん顔を連れてるな。その服、着物じゃないか」


レオン「あぁ、今日こっちに来た奴でな。歓迎会として飲みに誘ってみたんだ」


豊臣「お主も暇じゃな、こんな時間から飲むとは」


玖兇『あれ?あれぇ。何で豊臣さんが出てくるの?』


家族だって言ったじゃん豊臣さんと誠君と優さんと鳳翔さんの家族だよ。


玖兇『あれ?くぅ家族って一言も言ってないよね?ってか豊臣は祖父なんだけど』


うん、そうだったね。何となくセットしたんだけどダメだった?


玖兇『まぁ大丈夫だけどさ。家族だし』


え?マジで家族なの?


玖兇『さぁ?この世界では家族なんだろう向こうの世界は解らないけど』


あぁ、そう言う。


玖兇「玖兇と言います。」


豊臣「よろしくな玖兇!!」


玖兇『あぁ、ちゃんと発音してくれるのね。マジで奇声にしか聞こえないんだよ。なんでキーが目玉の親父風なんだよ…』


豊臣「取り敢えず何が食べたい?」


玖兇「あるのなら牛筋を」


豊臣「おうあるぞ!!牛筋煮を一丁!」


玖兇「わーい牛筋だ!」


鳳翔「お待たせしました。牛筋煮込みです」


玖兇「頂きます!!」


真面目にくぅの食べ物を食べてるロール見てると腹が減ってくる。


彩都『これじゃまるで飯テロだよ…』


玖兇『食しました。んむ満足』


いや、実際は何も食べてないんだけど。


玖兇『くぅぐらいになると何も食べなくても想像だけで腹を膨らます事が出来るんだよ。主に家での修行によって』


あぁ、まともな母親だったら良かったのにな。親父とお袋にもお前と遊ぶな。あいつと関わりたくないとか言われてるし。


玖兇『それでもくぅと遊んでくれるのね』


そりゃ、ばっか今更だろ!!あ、そうだ幸運振って。


玖兇『おぅ?おぉ、調子良いぞCRITICALだ』


ほうほう、そしたらネイが店内に入って来たよ。


ネイ「やっと見つけました。エルルカの所に行ったらレオンハルトに連れていかれたと言っていたのでここかと思いましたが当たりでしたね」


玖兇「お?ネイさんどうした?」


ネイ「その何か欲しい物はありますか?」


玖兇「今は刀を作る為の材料が欲しいね。」


ネイ「必要な材料とは?」


玖兇「 2種のインゴットと細長い木材って所かな 」


ネイ「そうですか、分かりました。では、リリアンヌ様を待たせているので私はこれで」


玖兇「お仕事頑張ってね」


ネイは去って行きました。


玖兇『これはネイが調達してくれるのかなワクテカ』


レオン「モッテモテだねぇ。ほらクーも飲めよ!奢りだ奢り!」


玖兇「あ、んじゃ清酒あります?」


豊臣「勿論あるぞ!!米酒・霧埼だ!!」


レオン「キリサキって言うのはトヨオミさんの親友で一緒にこっちに来て米酒を作ってるんだ」


玖兇「なるほど…」


豊臣「それで玖兇は刀鍛冶師なのか?」


玖兇「いえ、私は忍者です」


豊臣「がっはっは、凄いな忍者とはニンニンってな」


玖兇『もう酔ってるんですけど、この爺ちゃんwwただの酔っ払いの絡みじゃないかw』


レオン「所でクーは独り身なのか?」


玖兇「まぁ、そうなりますね」


レオン「顔はそこそこ良いから居ると思ったんだが」


玖兇「居ませぬよシノビでござるから。」


くぅのAPPは15です。


レオン「へぇ、ふぅん、ほぉ」


玖兇「何でしょうか?」


レオン「済まないナイフを降ろしてくれ。手が早すぎないか?どうせなら女に手が早い方が…あぁ何でもない何でもない」


玖兇「1に食材2料理3に食料5に殺戮なので女っ気は有りませんよ。それにこれは銀貨です」


レオン「えっと4は?」


玖兇「秘密です」


レオン「あっはい」


玖兇「さて、折角の料理が冷めてしまう!喰わねば!!喰うぞ!!」


レオン「…殺気は無かったけど、銀貨をナイフだと思わさせられるとは。んぅむ、とても厄介な奴を連れて来ちまったかな」


玖兇「うまー」


暫く食べていると。


レオン「おい、そろそろ1銀貨行くぞ。まさかそこまで食べるとは思わなかった」


玖兇「そうですか?それじゃここまでにしておきましょう」


レオン「いや、まぁ良いんだけどな。どんどん食えー根こそぎ食えー」


玖兇「根こそぎ食べたら商売が大変でしょう…」


レオン「それもそうだな」


ジェルメイヌ「今日は早かったのですね」


延べ3時間程が経過していて外は暗くなっているよ。そして赤い鎧の女の人が話しかけて来たね。


レオン「おぉ、来たか」


ジェルメイヌ「そちらはどなたですか?」


玖兇「私は玖兇、言いにくいと思うからくぅって呼んでくれて構わんよ。君は…ジェルメイヌ=アヴァドニアだね」


ジェルメイヌ「レオンハルトから聞いたのでしょうか?」


レオン「いや、何も言ってないよと言うか俺も名乗ったっけ?」


玖兇「王女様が名前呼んでましたし、おすし」


ジェルメイヌ「成程、王宮の客人でしたか」


玖兇「いやいや、別にそんな畏まらなくても大丈夫だよ」


玖兇『むむ、この画像見る限りジェルメイヌとレオンハルトの剣技は別方面に見えるな。ジェルメイヌの方はレイピアみたいな感じじゃない?』


まぁそうだね。


玖兇「んむむ、レオンハルトさんとは流儀が違う様だ…」


レオン「あぁ、剣か。俺は教えてないからな。あ、そうそう、うちに暫く泊める事になったから」


ジェルメイヌ「そうですか。よろしく、くぅ」


玖兇「よろしくぅー」


レオン「あ、ジェルメイヌ、こいつ手が早いから気を付けるんだぞ。主にナイフが」


玖兇「口を縫い合わせておいた方が良かったでしょうか」


レオン「冗談だよ。冗談、銀貨はもう良いから」


玖兇「今回はご所望だったようなのでKnifeですが」


レオン「え?マジかよ。気付かなかった」


玖兇「2度ある事は3度ある時もあるし無い時もあるのです」


ジェルメイヌ「武術の心得があるようですね」


レオン「おう、俺に勝ったからな」


玖兇「あれ?引き分けじゃないんですか?」


レオン「そうだった引き分けだ」


ジェルメイヌ「マスター何時もの下さい」


玖兇「露骨に話逸らされてるで親父さん」


レオン「あれ?俺、娘だって言ったっけ?」


玖兇「あいや、言葉の綾って奴ですよ…」


レオン「あぁ、そうか」



取り敢えず飲みました。ひたすら二人の飲みっぷりを眺めた後、アヴァドニア邸に案内されました。

後は風呂に入らせてもらって部屋で寛いでいると部屋がノックされるよ。


玖兇「あれ?レオンハルトさんかな?どうぞー」


アレン「失礼します」


玖兇「あれ?アレン君だ」


アレン「夜分遅くに失礼します。起きててよかった」


玖兇「どうしたんだ?武勇伝でも聞きに来たのか?」


彩都『おっと、もうロリショタフェイスになってますよ』


玖兇『おいwwそれだと、くぅがロリかショタみたいな感じになってるぞww』


アレン「それも聞きたいですが。先に用事を、リリアンヌ様が明日、顔を見せろと言っていました」


玖兇「ふぇ?不機嫌そうな顔してたけど、それで放置したらまずかったとか?」


アレン「あ、それは大丈夫です。えっと、刀を献上しろとの事です。」


玖兇「ふぁ!?どういう事だってばよ…刀持ってないよ…」


アレン「言葉が足りてませんでした。鍛冶場と材料があれば刀は作れるんですよね?ネイに聞いて来てもらって2種類のインゴットが宝物庫に眠ってたので、それで作らせれば良いんじゃないかと。リリアンヌ様が言ってました」


玖兇「宝物庫のインゴットって使っても大丈夫なのか?」


アレン「素材のままにするよりも使える形にした方が良いと。それに刀と言うものはとても美しい芸術品の側面も持つと聞きます」


玖兇「何のインゴット?」


アレン「えっと確か太陽のインゴットとウーツのインゴットですね」


玖兇「ん?太陽とウーツ?」


アレン「輝き過ぎて黄色に見える赤色のインゴットです。あとウーツの方は黒っぽいですね」


玖兇『これってヒヒイロカネだよね?あとダマスカスの事?』


おぉ、解るのか…一応、ダマスカスで調べたらウーツって元々呼ばれてたっぽいからそっちで言ったのに


玖兇『まぁインゴットって言ったら貰えるかなーと密かに期待してたけどマジだった』


アレン「取り敢えず、明日、顔を出してください。門番の方には言っておくので」


玖兇「あい分かった」


アレン「では用事は終わったので後は寝るだけです!」


玖兇「お、おう?」


アレン「お話聞かせてください!」


彼はキラキラした目で君を見ている。


玖兇『子供のこの瞳には勝てないのだよ。この身でそれを知っている…』


どうして知ってるのwwwまさかマジでショタロリコン?


玖兇『何かしらんが子供に好かれるみたいでな…病院とかの待合室での人気者なんだ。主に絵本を読まされる』


あぁ、叔母さんの病院の付き添いか。


玖兇『と言う訳で語ってあげるんだ』


んじゃ語ってる間に寝ました。それじゃ今度こそ孝太と彩都の出番だな。




あぁ、等々私達の出番が来てしまったよ。どうする彩都?


彩都『ここまで引っ張っておいてネタが何も浮かんでないってやばすぎるでしょ』


私はKPに向いてないのかな…


彩都『まぁまぁ、カイルと仲深めたで良いんだよ?』


それじゃ、もう裸の付き合いしかないよね。男と男の裸の付き合い!!


俺と一緒にお風呂入ってくれないのにズルい!!byα


いや、私が入る訳じゃないから…

城のとても広いテルマエ・ロマエに出てくるような浴場です。


カイル「んー、やっぱり、このお風呂広すぎて落ち着かないんだよね」


彩都「あー、確かに広いですよね。」


カイル「そう言えば、サイトの友人ってどんな人なの?」


彩都「玖兇って言うんですけど」


カイル「クケウ?」


彩都『だれだそいつwww』


彩都「あぁ、あいつの事はくぅって呼んでやってください。」


カイル「ふむふむ、クゥか」


彩都「あいつはその、凶器みたいな奴ですね。」


カイル「狂気?」


彩都「あぁ、はい間違ってません。あいつは自分の気の赴くままに行動するんで。」


カイル「彼も特殊な能力を持ってるのかい?」


彩都「存在自体が特殊能力みたいなもんです。自分に刃を向けるのなら女子供でも殺します。」


カイル「何と、慈悲は無いのか?」


彩都「あいつは慈悲深いですよ。助けてと言えばきっちり助けてくれますし。くぅ的に言えば殺そうとするのならば殺されても文句は言えないだろうって話です。」


カイル「あぁ、それを実行するのって凄いね」


彩都「あいつは自分で狂った自分を演じてる様な奴ですからね。」


カイル「成程、でも仲が良いようだね」


彩都「腐れ縁ですから。まぁ、あいつとの出会いはパイナップルでしたけど。」


カイル「パイナップル?」


彩都「あー、気分が落ち込んでて集団旅行的なのに行った時、ずっと旅行先で死んでたんですよ。そしたらあいつが何故かパイナップルを素手で剥いて喰えって言ってきたんですよね。」


玖兇『恥ずいからそんな馴れ初め言わなくて良いからwwwスナックパインとか言う素手でも向けるパイナップルと勘違いしてたんだよ…修学旅行で沖縄行った時の話ねww』


何してんだよお前wwbyα


彩都「まぁ、そんな意味わかんないファーストコンタクトをして親友になりましたけど。」


カイル「パインの繋ぐ縁って奴か」


彩都「とても甘酸っぱそうですね。それだと僕がパインに釣られた様な感じじゃないですかw」


カイル「ふむふむ、サイトは彼女とか居たの?」


彩都「実はその集団旅行の1ヶ月位に別れたんですよ…」


カイル「ふむふむ、それは残念だね」


彩都「それで死んでたんですけど。その別れた直後辺りから元カノの周りでくぅを見かける様になって。」


玖兇『あぁ、彩都んが知ってるのに何でくぅに教えてもらうんだろうって思ってたあれか…くぅの方は彩とんと別れたって把握してなかったからね?』


彩都「ものすごく嫉妬してました。それはもう途轍もなく。」


カイル「恋敵?」


彩都「それがくぅは全くのフラットだったらしいですよ。」


玖兇『流石にNTRとかは全く趣味じゃないので。と言うか高校の時のくぅは恋愛即進詐欺師してましたし』


カイル『何それwww』


彩都『校内で噂の占い師だったんだよ。恋愛相談をしたら100%当たるとか』


玖兇『それで100%当たる占いは詐欺師だとか友達に言われて詐欺師になったんだよね。あー懐かしい。ちなみに玖零の未来予測はそこから能力来てます』


カイル「あぁ、という事は一方的に嫌ってたと」


彩都「それで本人に聞いたら僕の方と付き合いたかったと言ってました。」


玖兇『オイィッ!?ちょっと言葉違うwww』


カイル「えっと。同性愛かな?」


彩都『あれ?違ったっけww』


玖兇『くぅは彩とんと遊びたかったって言ったんだよwww』


彩都「あ、間違えました。遊びたいと言われたんです。」


カイル「遊びの関係!?」


玖兇『』シロメ


彩都「あいつはノーマルですよ?」


カイル「あぁ、良かった平然と話してるからつい、サイトもそうなのかと…」


彩都「あぁ、だから少しずつ離れてたんですね」


そんな感じの会話をして寝ました。


玖兇『ネタが完全にセッションと関係無いんですけど…』


しょうがないね。ちょっと半径5mに近づかないでね?


俺は近づくぞ!!byα


あぁ、いや兄さんには言ってアッー


彩都『僕以外忙しそうなので僕がキューしちゃおう!!』


彩都『幕間まで3 2 1q!!』


あ、はいはい、私が考えた幕間をだな。


玖兇『お前、自分のネタ考えろよwww』




*第θ稿02話・世界樹の黙典~灰ノ兇ノ章~*



彼は舞い、人を斬り人を助ける

彼は問う、人を見定める為に

彼は繕う、自分を正常と思う為に

彼は殺す、自分が兇だと知りながら

彼は×す、世界を識る為に

彼は知る、自身が正常でない事を

彼は逝く、そのまま消える世界から

彼は言った、殺すのなら殺される覚悟あれと殺さない事を誓って


*第01稿03日・刀鍛冶をする者と出航する者*



玖兇『なんだよ、この幕間…』


えっと、頑張ってみた。


玖兇『こっち頑張るより彩都のシナリオ頑張れよww』


えっと、確か兇って悪い人って意味だよね?


玖兇『おう、そうだよ』


つまり悪人って事だよ!!


玖兇『ワスレールバール使う?って忘れられても困るな』


ごめん。


玖兇『無理に難しい漢字使わなくて良いじゃん。悪の一文字で足りるじゃん』


彩都『それ君にブーメラン来てるブーメラン』


玖兇『このハンネの元は御御籤だよ。凶がこの漢字だったんだよ』


彩都『あぁ、何か言ってたね。てか凶とかおみくじに入ってるの?あれやらせでしょ?』


玖兇『俺は引いた。全然凶な内容じゃな…あぁ女運か…』


彩都『成程、それ以外は順風満帆だもんね』


玖兇『孝太は黙典考える前に彩都のシナリオをしっかり考えて』


はーい。それじゃ考えるからくぅ達から先にやってどうぞ。


彩都『( ゚Д゚)』


玖兇『これは酷いww』




それじゃやってこうぜ。


玖兇『αも言ってやってくれよ』


そんな。孝太を責めるなんて出来ないよ。


玖兇『いや、何で責める前提なんwwもう少しアドバイスとかをだな。』


くぅがアドバイスすれば良いじゃない。


玖兇『いや、だってくぅは進めながら考えてるから参考にならん』


それ言ったら俺もだし。


玖兇『!!彩都に任せよう』


彩都『え?自分がPLのシナリオを一緒に考えるのって本末転倒じゃ?』


玖兇『それもそうか…孝太一人で頑張ってもらうしかないな』


それじゃ、やりますぞー。


くぅが起床したら、アレンの顔が目の前にあったよ。


玖兇『朝チュンww』


玖兇「あぁ、あのあと語って寝てしまったんだな」


アレン「ん、あれ?ここは」


玖兇「おはよう、昨日はあのまま寝ちゃったようだ」


アレン「わわ、ごめんなさい」


玖兇「あぁ、構わんよ」


アレン「そうだ、今何時だろう」


玖兇「そこまで日は上がってない様だから7時前後じゃない?」


アレン「急いで王宮に行かないと、間に合うかな」


玖兇『そう言えば、グランサイファーどうした?』


アヴァドニア邸の馬小屋に居る事にする。


玖兇「急ぎならグランサイファーで送ってやろうか?」


玖兇『何か、この台詞ラカムっぽいwラカムゥウウ落ちがありそうww』


アレン「え?でも迷惑じゃ?」


玖兇「何、子供なんだから素直に大人に甘えておけ。まぁ俺が大人に見えないけどな!」


アレン「ではお願いします」


玖兇「おぅ、んじゃ早く出ないといけないんだよな?アレンの服はそれで良いのか?」


アレン「あ、着替えてきます」


玖兇「それじゃ玄関の所にグランサイファー連れてくるから準備が終わったら玄関に来てくれ」


アレン「はい、すみません」


玖兇「違う違う、こういう時はありがとうで良いんだよ」


アレン「ありがとうございます!」


アレンはダッシュで着替えに行ったよ。


玖兇『窓から外に出て馬小屋に向かうよ』


なんでww。跳躍どうぞ。


玖兇『ピョンピョンするんじゃー』


玖兇「シュター、ササササー」


くぅは華麗に飛び降りて馬小屋に這いずって行きました。


玖兇『馬の背後に這い寄る忍者。神話生物でございます』


グランサイファーの元にたどり着いた玖兇は玄関に向かう、玄関に着くとアレンが屋敷から出てくるよ。


玖兇「待たせたな!」


アレン「それは僕のセリフです。お待たせしました」


くぅは既にグランサイファーとソウルメイトになっているので、普通に走る分なら乗馬技能は必要ないでしょう。


玖兇「翔ろ駆けろーグランサイファー」


アレン「ちょ、早すぎませんか?人にぶつかっちゃいますよ」


玖兇「大丈夫大丈夫、グランサイファーとはツーカーだからな!」


そんな感じのBダッシュを町民に見せつけてお城に到着したよ。


玖兇「ほい、到着。間に合った?」


アレン「は、はい。大丈夫です。ありがとうございます」


カル「よう、アレン!今日は遅め何だな。急がないとメイド長に怒られるぜ」


アレン「うん、クゥは10時頃に顔を出してください。その時なら大丈夫だと思うので」


玖兇「ほいほい、んじゃまた後でな!」


アレンは去って行ったよ。


カル「随分、アレンと仲良くなってるじゃないか」


玖兇「随分、大人びてるよね。子供は子供らしくしてれば良いのに」


カル「まぁ、そこら辺は色々と事情があるんだよ。と言っても俺もあまり知らないけどな」


玖兇「ふぅん、そうなのか」


カル「所で王女様に呼び出されたんだって?何したんだ?」


玖兇「レオンハルトさんと戦えって言われたから戦ったら不機嫌になった」


カル「想像以上に面白い事してるじゃないか」


玖兇「レオンハルトさんが、わざと負けたせいだと推測」


カル「あぁ、そう言う事か…まぁ、それ位なら大丈夫だろう」


玖兇「刀を作って献上しろとか言われたんだよね。そもそも、上手く作れるのかも定かじゃないのに」


カル「マジか、忍者の上に鍛冶師とは中々多才だな。」


玖兇「何でそこまで知ってるんだww」


カル「ネイさんがペラペラと喋ってくれたよ」


玖兇「あぁ、意外とお喋り好きなのか、あの子…」


カル「取り敢えず。エルルカから許可が出てるから自由に城に入って良いよ。あ、でも死にたくなかったらあんまり怪しい事しない方が良いよ」


玖兇「例えば?」


カル「王女様に近づかない」


玖兇「あぁ、うん分かった」


ネイ「という事ですので城内を探索してみますか?」


玖兇「何時から?」


カル「何時も神出鬼没なんだよなぁ…ここのメイド達は瞬間移動がデフォだと思ってる」


ネイ「してみますか?」


玖兇「はいを選ぶ以外に選択の余地が無さそうなんだけど?」


ネイ「では行きましょう」


玖兇「強引過ぎィ」


ネイ「では、まずはパーティを集めましょう」


玖兇「パーティ?」


ネイ「探検は皆でした方が効率が良い」


玖兇「いや、効率は求めてないでしょ。あと探索から探検になってるよ」


ネイ「皆でした方が面白い」


玖兇「あ、はい…」


ネイ「まずはエルルカの工房へ行きましょう!恐らく惰眠を貪る二名が居ます。片方は触れたら死にます」


玖兇『ネイってこんなキャラだったっけ…』


何かこんなのになっちゃったwwでもまぁ良いかなってwwwどうせ原作読んでないんだからw


玖兇「アレー」


引き摺られて行くくぅ。エルルカの工房へと到着したよ。


ネイ「ではスニーキングです!目標はグーミリア、恐らく奥の部屋で寝てると思われます」


玖兇「行ってらっしゃい」


ネイ「クゥが行くんですよ?」


玖兇「何でくぅがww」


ネイ「行ってきてください」


玖兇「拒否権は無い模様、しょうがないね。行ってくるぜ」


くぅは忍び歩きで工房へと入る。エルルカは居ない様だよ。


玖兇「忍び歩きする必要無いんじゃないかなぁ…」


さて、くぅは奥の扉まで行って扉に手をかける。ここで幸運を振ってくれ。


玖兇『失敗、91...妖怪1足りない...』


それじゃ君がドアを開けると。グーミリアが、服に手をかけて脱いでる所だったよ。一応、下着姿だけど。


グーミリア「」


グーミリアはくぅに気付いて口をパクパクさせております。


玖兇「…失礼、着替え中であったか」


直ぐに扉を閉めるくぅ。そしてダッシュでネイの元へ戻る。


玖兇「おい、何が寝ているだ。あぁ?起きてるじゃねぇか!!しかも着替え中じゃねぇか!!」


ネイ「クゥ、キャラがぶれています。それと着替え中なのは、あたしも想定外でした」


玖兇「ふぅ、失礼。取り乱した様だ」


ネイ「大丈夫ですか?」


玖兇「貴女のせいです!」


グーミリア「あの、二人とも何をやってるのかな?」


ネイ「探検です」


グーミリア「探検って何を?」


ネイ「グーミリアの身体?」


グーミリア「クキョーもせめてノックをして下さい」


ネイ「あたしが寝てるから起こして来いって言ったのです」


玖兇「サーセン」


グーミリア「次からはノックしてください」


玖兇「はーい」


ネイ「それじゃ、次はシャルテットをパーティに加えましょう」


玖兇「まだ続けるのか」


くぅはネイの後ろにマリアムさんが来るのが見えた。


玖兇「そう言えばネイ遊んでても良いの?」


ネイ「王女に見つからなければ大丈夫。そして、見つかったらクゥを生贄にする予定です」


玖兇「…生贄にされるのは嫌なんだけど。マリアムさんってメイド長なんだよね?」


ネイ「あ、メイド長に見つかるのもダメ。生贄も通用しないし」


玖兇「そうか、生贄にされないなら良いや。マリアムさんにネイを譲りましょう」


ネイ「え?」


マリアム「では有り難く頂いて行きましょう」


ネイ「え?え?あっ、覚えておいてくださいクゥ」


玖兇「ばいばい」


ネイは引きずられてマリアムに連れていかれました。


グーミリア「ネイは元気ですね」


玖兇「最初、賊かと思って襲っちゃったんだよね」


グーミリア「はい?ちょっと構文間違ってませんか?」


玖兇「何か隠れてたら馬を連れてかれそうだったから襲い掛かっただけだよ。まさか防がれるとは思ってなかったけど」


グーミリア「中々に戦闘狂なんですね」


玖兇「自分からは求めはしないよ。ただ、殺られるなら殺られる前にヤる方なだけだよ」


どうぞ犯っちゃってください!!


玖兇『??滅殺!の方ですから…』


彩都『くぅは縛ってから恨み言言われながら無理矢理やるのが好きなんでしょ?クッコロフェチ?』


玖兇『デマを広げないよう、よろしく』


グーミリア「それでクキョーはどうしますか?」


玖兇「んー、十時までは暇だけど。そういや朝飯がまだだったな。飯でも食いに行くか?」


グーミリア「ええ、行きましょう」


玖兇とグーミリアは朝食を求めて城内の厨房目指して彷徨う事になりました。


玖兇『待ってwww御飯を食べに行くんじゃないの?』


だから厨房を。


玖兇『彷徨うって何ぞwww』


厨房を探してるんだよ。


玖兇『グーミリア知らないの?』


知ってるよ。


玖兇『何で彷徨うのww』


きっと城内が迷路みたいなんだよ。


玖兇『つまり?』


グーミリアのナビゲートが失敗したんだ。テヘペロ


玖兇『あぁ…分かった。ナビゲートに失敗したならしょうがないね。ポンコツだったんだね』


グーミリア「ポンコツじゃないです!」


玖兇「いきなり、何言ってるの?」


グーミリア「何でもありません!こっちの方だと思うんですけど、むむむ。」


玖兇「グーミリアって方向音痴?」


グーミリア「じゃありません!そんな筈は無いでしょう」


玖兇「ほうほう、それでここは何処なの?」


グーミリア「わかりません」


玖兇「おいおい、くぅもここ解らないんだけど…どうするの?」


グーミリア「んむむ、どうしましょう」


アレン「あれ?クゥこんな所で何してるの?」


玖兇「あ、アレン。ちょっと迷っちゃって」


グーミリア「厨房で御飯を食べようと思ったんですけど何処だか分からなくて」


アレン「あぁ、それなら僕も朝食を摂ろうと思ってたんだ。一緒に食べても良いかな?」


玖兇「よっしゃ、グーミリアの奴が方向音痴で困ってたんだ。助かるわ」


グーミリア「酷いクキョー」


アレン「あ、あはは、厨房はこっちだよ」


3人パーティになったくぅ達はやっと厨房についたぜ!


玖兇『やったぜ!』


アレン「ここで働いてる人はここに入ってる材料で各々で調理して食べてるんだ」


玖兇「職員専用か。ん?俺、食べたら駄目じゃない?」


アレン「大丈夫大丈夫、多分、一緒に食べるなら問題ないです」


玖兇「ふむ、ならば私が朝食を作ってやろう」


アレン「料理も出来るの?」


玖兇「勿論、忍びだからね!」


グーミリア「シノビは関係ないと思います」


玖兇「さってと、何にしようかなぁ。そういやお米はあるのかな?無かったらパンか?」


アレン「パンならあるよ」


玖兇「ふむ、オーソドックスにスクランブルにでもするか。鍋とかあるのかな?」


アレン「鍋ですか?それならならここに」


玖兇「あぁ、ありがとう、やっぱり勝手が解らんね」


アレン「いえいえ、油も出しておきますね」


玖兇「紅茶の茶葉とかもある?」


アレン「あっはい、ありますよ」


玖兇「カップはこれか」


玖兇「鍋に水を入れて沸騰させて沸騰したら火を止める、そしたらポットとカップにお湯を注いで少し放置ー」


玖兇「金属製のボールに油を軽く塗って沸かしたお湯に浸けて溶いた卵を投入、グールグル固まってくるのをどんどん剥がして行きます。これでふわふわスクランブルエッグの完成。あぁ、しまったなスープも作っておくべきだったか。」


玖兇「カップのお湯の温度を見て丁度良かったらカップのお湯を捨ててポットに茶葉を投入!そして少し蒸らしてカップに注ぐ。これでまぁ不味い事は無いでしょう。面倒臭いから色々端折ったけど」


玖兇「おぉ、ちゃんとしたドロドロじゃないジャムか。それなら、ちょっと深い小さなお皿に盛りつけてっと果肉はデザートにも良いからな。汁が美味いんだよ汁が」ジュルリン


そうしてテキパキと軽い朝食を用意したくぅは皿を並べていくよ。


アレン「手際が良すぎる」


玖兇「忍びは手際が良く無きゃ生きてけないからね」


グーミリア「シノビは…あぁ、それだと関係ありますね」


玖兇「と言う訳で召し上がれ」


ドロドロじゃないジャムってどんなの?


玖兇『煮崩れしないでちゃんと果肉が原型留めてる奴。うちで作るのは大体そのタイプよ。砂糖が果汁を吸う位煮るんだよ。うちの梅ジャムは朝食代わりに口の中で転がして食べてるよ』


それジャムなの?


玖兇『解んないけど一応煮てるからジャムなんじゃないの?』


梅ってパンにあうの?


玖兇『バタールとかの細長いフランスパン系のには合うよ。ほらガーリックトーストとかにするタイプのパン』


へぇ、梅か。あぁ、お祖母ちゃんの畑の梅で作ってるのか。梅酒とか梅ジュースとか作ってるよね


玖兇『大体、体調崩してる時に食べれば次の日には治る。氷砂糖でね。でも梅ジャムは凄い酸っぱいとかじゃないから結構、梅干し苦手でも食べられるんじゃないかな?』


ふんふん、今度食べさせてよ。


玖兇『うむ良いよ。って言うかそろそろ話をw』


あぁ、そうだったそうだった。


アレン「このスクランブルエッグ凄いふわふわしてる…」


グーミリア「こんなふわふわのスクランブルエッグ食べたことない」


玖兇「卵は熱いとすぐに固くなっちゃうからね。油は本当薄く塗る程度で良いんだよ。あと湯煎する事によって100度は超えないからガチガチになっちゃうことも無い」


アレン「へぇ、そうなんだ、今度試してみよう」


グーミリア「もぐもぐもぐもぐ」


玖兇「実はパン食はあまりしないからパンに合うオカズはそこまで分からないんだよね」


アレン「そうなんだ」


玖兇「スープならポンポン作れるんだけどね」


アレン「そうだ、食べ終わってるならリリアンヌ様に会う?」


玖兇「大丈夫なのか?」


アレン「多分、大丈夫かな。」


玖兇「それなら行こう」


グーミリア「私は部屋に戻ろうかな」


玖兇「うむ、分かった」


それでは食事が終わったぜ!!それでは謁見しますか。



アレンに連れられて王女の居る部屋に案内されたよ。


アレン「失礼します。リリアンヌ様、クゥをお連れしました」


リリアンヌ「あら?随分早いのね」


玖兇「失礼します」


リリアンヌ「呼び出した理由はカタナを作ってもらいたいからなの。隣の緑ノ国からの友好の品とかで貰ったのだけれど。インゴットには興味が無いの。カタナは美術品としても最上級のモノもあると聞いたわ。このインゴットで作った1本のカタナを献上しなさい。もし、材料が余ったのならそれは好きにしなさい」


玖兇『成程、二本作ってどっちか一本を献上して一本は自分のって事か…』


玖兇「畏まりました」


リリアンヌ「それとインゴット以外の材料はアレンと一緒に調達しなさい。アレン、分かってるわね?」


アレン「畏まりましたリリアンヌ様。ではクゥ、行きましょう」


玖兇「下がらせてもらいます」


二人は王女の居た部屋から離脱しました。


アレン「一応、城の中に鍛冶場があるんだ。一応掃除はしておいたから案内するよ」


玖兇「何だか至れり尽くせりだな」


アレン「昨日の件での褒美だと思うよ。父さんがわざと負けたとは言え勝ったんだから」


玖兇「成程。それなら、一本は確実に仕上げなきゃな」


アレン「カタナがどんなのか出来上がったら見せてよ!」


玖兇「おぅ!上手くできるかは自信がないけど頑張るぜ」


アレン「ここが鍛冶場だよ。かなり昔に王宮専属の鍛冶師が居たんだって。暗いから灯りを付けよう」


アレンは中に入ると机に置いてあったランプに火を付ける。仄かに照らされた室内は結構な広さがあったね。

鍛冶場としての設備は全部そろってる感じだね。


玖兇「ふいごもある。ここで精錬も出来るんだな。今回は必要なさそうだけど」


アレン「燃料の木材は外の木材小屋のが湿気てなかったら使えると思う」


玖兇「ふむふむ、中々良い場所じゃないか。昼でも真っ暗になるから焼き入れも出来るでしょう。先に炉を稼働させるか」


木材置き場の木材は湿気てなく使えたよ。


玖兇「炉に火を入れたから後は材料の確保か、そういやインゴットは?」


アレン「机の上に」


玖兇「む、この包みか。てか、この布も高級そうだな。何かに使っちゃおうかなw」


くぅが包みを剥がすと、太陽の様に輝くインゴットと独特な模様の入っている黒色のインゴットが姿を現したよ。

十分、刀を二本作れる位の量はあるね。


玖兇『一本の刀と一本の脇差と刀と脇差の差位の短刀を作れるかな?』


つまり、インゴット全部を10として5:3:2の刀を作るの?ナイフ持ってるんだし短刀は要らないんじゃない?


玖兇『それもそうか、んじゃそれぞれのインゴットを3分の1ずつ分けておくよ』


えっと、どうゆう事?


玖兇『3分の1の方は刀身の中に使うあるよ。伝説のインゴット片方だけを中に埋めるなんてズルすぎる』


ん?つまり、どういう事だってばよ。


玖兇『3分の1の方を鉛筆の芯にするよ。刀の強度を上げる為に硬さの違う素材を埋めるんだよ。』


あぁ、そう言う事。


玖兇『本当は芯にするのは柔らかい方なんだけど、この二つがどちらが硬いのかは神様しか知らないから両方作る』


玖兇「よし、これでおk。あとは鞘に使う木材だな。片方は白色の木材、片方は黒色の木材を使おう」


アレン「それじゃ街に行ってみる?」


玖兇「そうだな。グランサイファーでちゃっちゃと行こう」


それじゃ、木材屋につきました。


「おぅ、いらっしゃい!」


玖兇「おやっさん、白い木材と黒い木材はあるかい?節の無い奴が出来れば良い。あと鉋と鋸もくれ」


何だか、頭が四角いスティーブと名乗るおっさんはこう答えたよ。


「それなら白樺とダークオークかな?これとこれだ」


玖兇『マイクラかよwww』


友情出現です。


玖兇『出演じゃないのかよww』


玖兇「おぉ、中々良い木材ばっかりだな」


アレン「ごにょごにょ」


アレンがスティーブに耳打ちしました。


「は、はい。すぐ用意します」


スティーブは道具一式を持って来たよ。


「こ、こちらもどうぞ。」


そう言って馬用のソリも持ってきてくれたね。


玖兇「こんなにして貰っても良いんですか?」


「はい、大丈夫です。早く行ってください」


玖兇『とても、値切りを使う場面が無いんご』


玖兇「ありがとうございます」


アレンとくぅは鍛冶場に戻ってきました。


アレン「これで材料は揃いましたか?」


取り敢えず道具一式は全ての道具一式だよ。どんなものでもあるよ。


玖兇『至れり尽くせりだな。本当』


玖兇『ニス買ってない...まぁ良いか』


ニスも道具の1つだよ。面倒臭いからそう言う事にしとこう。


玖兇『漆は?』


漆もあるで良いよ。もう何でもあるから製作振るの?


玖兇『2回振るの?』


何工程位で出来るの?


玖兇『一本に付き6工程位?』


面倒臭いから刀身と鞘の2回ずつで良いよ。言わなくても分かると思うけど刀身の方は失敗したら替えが効かないからね?


玖兇『せめて一本は完成すれば良いんでしょ?』


そう言う事。


玖兇『それじゃ献上目的の奴から振るよ。22、まぁまぁ成功。』


それじゃ、作業を始めてください。


玖兇「先に献上する奴を作ろう」


玖兇「まずは炉に入れて柔らかくしよう。それで片方は細くして、もう片方はU字に被せる様に合体させるっと。それから先端の方を斜めに切って反対方向に…それが終わったら15センチ幅毎に炉で赤くしてで菱形になる様に整形。それから土を塗って覚ます。取り敢えずここまで」


2時間経過しました。


玖兇『んじゃ自分用を振るよ。01。CRITICALだぜこの野郎!!』



くぅはもう一本に取り掛かった時慣れてきたのか途轍もない速度で工程を終えました。


1時間だよ。


玖兇『超速www』


玖兇「ふむ、後は冷ましてから焼き入れするだけだな」


お昼1時半位だね。


玖兇「んんー!飯でも食いに行きますかぁ」


レオン「おう!そうだな!」


玖兇「うわ!?レオンハルトさん居たんですか?」


レオン「ふふふ、随分集中してたじゃないか。しかも中々、手際が良いな。うちの剣も鍛え直して欲しい位だ」


玖兇「いえいえ、流石に加工が難しいインゴットですよ。初めて扱うので中々いう事を聞いてくれません」


レオン「しかし、中に別の種類の金属を入れるんだな」


玖兇「本当は玉鋼と言うものを製鉄して使うんですけどね。砂鉄と灰で硬さが変わるんです。柔らかい玉鋼をコーティングするように硬い玉鋼をって言うのが定石なんですけど、どちらも硬すぎなんですよ。この工程を行わない奴は無垢って言われてるようです」


玖兇「夕陽の方は実際に使うにはとても軽くて使うには、かなりの練度が必要になると思います」


レオン「ふむ、練度か。セキヨウ?」


玖兇「取り敢えず。鳳翔行きます?」


レオン「そうしようそうしよう!」


ネイ「それでは、あたしもご一緒します」


玖兇「げ、ネイが来た…」


ネイ「げ、とは何でしょうか!あたしをよくも売ってくれましたね」


玖兇「そうだ。仕事は良いの?仕事は!」


ネイ「食事休憩の時間です」


レオン「まぁ取り敢えず行こうぜ」


ネイ「罰としてグランサイファーの後ろ乗せてください」


玖兇「まぁ、それくらいなら」


玖兇『好感度下がるような事しかしてないのに色々な人上がってない?着替え中に部屋開けたり初対面で襲い掛かったりしてるのに』


これが主人公補正と言う奴ですよ。


玖兇『んじゃそれ切って』


切れません。


玖兇『くぅ奥手だからギャルゲーしたくない』


彩都『奥手だからの意味が解らないよ。』


玖兇『性癖は隠すモノだろ...』


彩都『性癖何て掃いて捨てれば良いんだよ』


ちなみに好感度上がってるのはナチュラルな誘いと受け答えのおかげだから。


玖兇『なんすか。そのナチュラルな誘いって。そんな事しましたか?』


グーミリアを朝食誘ったり、クラリスの意見を聞いてあげたり、ネイを後ろに乗せて連れてったり、鷹王達のお願いをサラッと承諾したり、ユキナやアレンにお話ししてあげたり、ミカエラの質問に答えてあげたり。何だかんだで君の探索者、敵意の無い奴には素直じゃん。


玖兇『す、素直な訳じゃないんだからね!』


ツンデレ乙。まぁ、主人公補正っていうのはこういう所からにじみ出てくるんだよフインキ主人公的な?


玖兇『そうか雰囲気じゃないのか…』


レオンハルトとネイと共に鳳翔で食事をしました。


玖兇『食事が終わったならすぐ戻って作業するぜ』


それじゃまた鍛冶場に籠ったくぅは続きをしていくよ。


玖兇「さて、次は焼き入れだな。2本ぶっ続けでやってやる!」


どれくらいかかるか分からないけど2本纏めて3時間で良いや。


玖兇「ふぅ、後は研いで行こう」


さらに2時間後、日が暮れて来たよ。


玖兇「後は木材を真っ二つにして刀の形を写して…良し。木彫りの時間だ」


それでは纏めて振っちゃってー。


玖兇『両方成功、こう続けて低い数字が出てると怖いね。』


それじゃ鞘と柄の方も問題なく出来たよ。4時間かな。


玖兇「よし、抜き差しも問題ないようだな。刃が太陽のインゴットの奴を夕陽《セキヨウ》、刃がウーツの奴を灰月《カイゲツ》と名付けよう」


玖兇『銘も彫っておくよ』


玖兇「そんで灰月の鞘に、布を紐状に編んだ奴を付けて。これで良し。余った木材で飾り台も作ってしまおう」


くぅは飾り台をどうしても作れなくて気付いたら。朝に目を覚ました。


玖兇『やっぱりィ。ここでFUMBLEかよww』


王女の目の前じゃないから安心したまえ。今回は時間を奪うだけにしとく。と言う訳で彩都と孝太の番だな。




ま、任せろ!バリバリ


彩都『止めて!』


それじゃ、また兵士に起こされた彩都はカイルの元へ。


彩都「おはようございます。」


カイル「うん、いよいよ今日出発だよ」


彩都「やっとですね!逝きましょう逝きましょう。」


カイルと馬車で港に行き船に乗り込む。


??「お前が王子の護衛か」


彩都「誰?」


リリィ「俺はリリィだ。王妃の護衛だ」


彩都「よろしくね。」ニコヤカ


リリィ「余計な事はすんなよ」


彩都「僕がするのはカイルを守る事だけだからそれ以外にする事は無いよ。あっ御飯とかは食べるけど。」


彩都『女の子?』


うむ女性だね。20歳よ。


彩都『画像はよ!!』


はい、こんな感じ。


彩都『成程成程、俺っ娘かぴちぴちか、でも胸は無いのか。』


えっと彩都?


彩都『大丈夫だ問題ない』


彩都「彩都だよ宜しく。」


リリィ「ふん、余り慣れ合うつもりは無い」


彩都『_(:3」∠)_なんでこんなにトゲトゲしいの?』


プリムに何か仕込まれてるからじゃ?


彩都『くぅは女の子の好感度高いのにズルいよ(´・ω・)』


玖兇『くぅ的にはそこまで敵意を見せてくれる方が有難い。探索者は疑ってなんぼだからな。純真な瞳に見られるのは疑う事の出来ない余地だ。と言うか疑ったらダメージを良心に受ける』


彩都『しょうがないここは大人しく波風は立てないようにしてエルルカさんといちゃつこう。早く海の向こうへ行くぞー』


玖兇『エルルカといちゃつくって…』


ふむふむ、それではダイス振っちゃって!


彩都『何を振るの?』


何でも良いよ。


彩都『幅が広すぎて辛い』


それじゃ幸運で。


彩都『幸運は失敗ほぼ確定しててつらい。』


なら目星で。


彩都『よし成功。』


水平線を見ても何もない事が分かったよ。


彩都『何それ。』


つまり暇人だよ。


彩都『それなら午後にスキップして良いよ』


了解、それじゃまた目星振る?


彩都『んー幸運振ってみようかな。FUMBLE…』


それじゃくぅと一緒で時間を奪おう。


はい、こっちの今日は終わりだよ!!


玖兇『待て待て待てwwどうしてそうなるww。もっと何かあるだろう、折角、新キャラも出したのに。』


終わりだよ。


彩都『ふぅ、今日も無事過ごせた』


あ、ちなみに船長はラカムって事にしておこう。


彩都『(;´・ω・)沈没しないよね』


それじゃ幕間やってこうか!今度は彩都の幕間だよ。



*第θ稿03話・世界樹の黙典~金ノ猫ノ章~*



金猫笑う、その先に青ノ王が微笑んでる

金猫走る、その先に手招きをする狂人が

金猫縋る、その先に骸の死骸が朽ちている

金猫鳴く、その先に死人の前で大合唱

金猫轟く、その先に異形の屍、山となる

金猫叫ぶ、その先にあるのは遠くの彼女

金猫消えた、その世界。彼等は何処に消えたのか

金猫は言った。僕は人の為に逝く。僕は人の為に生く。


後書き

go to next page 悪ノ世界、第一稿二頁に続く。


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