2017-06-26 07:15:23 更新

概要

若葉が鎮守府内でシガーバーを開いてみました、という話。
若葉が色々な艦娘とシガーバーでお話していくという趣旨のSS。
更新はネタが浮かんだら。確定ではないです。
注意点としてこのSSには脳内設定が多分に含まれており、その中では艦娘は艦の守り神的な存在です。もはや、原作無視じゃねーか!という人は、戻るボタンを押してください。

某不知火の煙草SSに影響を受けています。あちらが更新ストップしていて煙草SSが読みたい欲が収まらなくなってきたので自分で書きました。あまり似ないように注意はしていくつもりです。


「チリン。」


ドアが開いて鈴が来客を告げる。マスターはそちらを見向きもせずに煙草を吸っている。

客はカウンターへ座り、文句を言う。

「マスターが客を気にせず、煙草を吸っているのはどうかと思うわ。」

「いつものことだ。」

マスターはそっけなく答えて、煙草を1本差し出す。

客はその煙草をゆっくりと吸って、

「まあ、いつものことだけどね。」

客の興味はマスターよりも煙草に移ったようだった。


ゆっくり時間をかけて煙草を吸い終わった後、

客の興味は再びマスターに移った。

「ねえ、マスターは何のタバコを吸ってるの?」

「気分で変わるよ。」

「今吸っているのは何?」

マスターは棚からタバコを取り出して客に渡す。

客はそれを味を確かめるように吸って、

「癖がないわね。メビウスかケントかしら。」

「ケントだ。」

「随分普通のを吸ってるのね。」

客は期待外れと言った。


「それじゃあ、私は部屋に戻るわね。」

客はそう言うと代金を置いて出て行った。

客が帰った後、そこには煙草の香りと火薬の匂いが残っていた。

マスターは煙草に火を付け、火薬のにおいを消すように煙草を吸った。


後書き

初霜のお話。
癒し系を書こうとしたらシリアスになった。煙草は何故かシリアスになってしまう。
そしてめちゃくちゃ短い。

出てきた煙草
・ケント 良くも悪くも普通のタバコ。癖がないため最初に吸う煙草としておススメ。これよりも甘いのがいいと思ったらキャスターを吸えばいいし、辛いのがいいと思ったらマルボーロを吸えばいいと思う。普段吸うにはいい煙草だけど、何かあったときは物足りないそんな煙草。


このSSへの評価

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Schnitzelさんから
2017-07-02 15:30:54

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このSSへのコメント

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1: Schnitzel 2017-07-02 15:32:50 ID: T26bQ-Lj

いいっすね~
アメリカのケミカルな風味のリトルシガーとか、
独特なイタリアンシガーとか、
期待です!


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