2017-09-22 08:17:17 更新

概要

この作品はオリジナルキャラクター【江西気郁弥】と霧雨魔理沙をメインにした作品です
ゆっくり見て言ってくれだぜ!


前書き

江西気郁弥

幻想郷全体に広まっている殺人鬼
過去に何千と超える数の人や妖怪を殺してきたと言われている大犯罪
右腰にはいつも刀を付けている
能力 結界を張る(主に存在を知られないようする)程度の能力
能力 ?


霧雨魔理沙

普通の人間で普通に魔法を使う魔法使い
元気でよく盗みをするが根はいい人 強い奴と弾幕勝負するのが好き
能力 魔法を使う程度の能力































…人里 とある本屋



店員 「テメェ!今本を盗もうとしたよな?」


魔理沙 「違うぜ?借りていこうとしただけだぜ!」


店員 「ふざけるな!金も払わないで持っていこうとしてなにが借りていこうとしただ!」


魔理沙 「まぁまぁそんなに怒るなって?別に借りるぐらいいいじゃないか?」


店員 「だからそれが盗みって言ってんだよ!!」


店長 「っち!これだからこの女は…悪いが盗みを見逃すほど俺らは甘くないぞ?金払っても遅いからな」


魔理沙 「っお?私とやるか?やるなら相手に…」


ガシッ!!


魔理沙 「…っえ?」後ろから腕を掴まれて身動きできなくなる


店員 「悪いがお前の行動パターンは全て異変の時に何度も見てるから読み切ってる 魔法が使えなければお前はただの女だ?」


魔理沙 「ちょっ!?卑怯だぜ!不意をつくなんて!」


店長 「盗みをしたやつが何を言うか?さぁて、こいつをどうしようかなぁ?」


店員 「縛って殴りまくるのはどうですか?」


店長 「っお!それいいな?その後いろんなことして使ってやろう!」


魔理沙 「なっなにをする気だ!」


店長 「てめぇには少々痛い目を見てもらう 安心しろ?殺しはしねぇからよ?」ニタァ


魔理沙 「ひぃっ!?」ビクッ!!


店長 「それじゃ早速裏に連れてって犯してやるか?連れてこい」


店員 「へい!」


魔理沙 「やっやめろ!こんなして、お前らタダで済むと思うなよ!」


店長 「ならそうなる前にお前の精神を壊すまでだな?」ニヤッ


店員 「ほら歩け!」グイッ!!


魔理沙 「やめろ!離せっ!」ズルズル…


店員 「暴れても無駄だ 男の力に勝てると思うなよ?」


店員 「心配なんかするな 痛いのは最初だけだよ!」ニヤッ


魔理沙 「いっ、いやだ!やめてくれ!」


魔理沙 「わるかった!わたしが悪かったから!だからやめてくれ!」


店長 「今さら何を言うか?早く連れてこい」


店員 「へーい!」ズルズル…


魔理沙 「いやだ!だれか!だれかーっ!!!!」



…オイ ナニヤッテンダ?


店長&店員 「「っ!」」


魔理沙 「…っえ?」


? 「女の腕を掴んで引きずって…一体何をしてるんだ?」


店長 「お前には関係ないだろ?こいつは本を盗もうとしたから捕まえただけだ」


? 「盗人か ならなんでそんなに嫌がってるんだ?裏に連れていくだけならそんな拒絶な仕方はしないと思うが?」


店員 「てめぇには関係ねぇって言ってんだろ?なんだ この女の知り合いか?」


? 「いや?まったく知らん 俺はただ本を買いに来ただけだ」


店員 「だったら一々口出ししてくんじゃねぇよ!目障りなんだよ!」


? 「客に対して目障りとはなんだ?こっちは金払う側だぞ」


店員 「今は取り込み中だ 後にしてくれ!」


? 「…その女をどうする気だ?」


店員 「だからてめぇには関係ねぇって言ってんだろ!何回も言わせんじゃねぇよ!!」


? 「そうか ならこの店は女を裏に連れてって犯すことをしてるって噂を流してもいいんだな?噂じゃなく事実だがな」


店長 「…っあ?てめぇ今なんてった?」ピクッ


? 「だって本当のことだろ?今現に裏に連れて行って犯そうとしてるんだろ?さっき聞いちまったからな!」ニヤッ


店長 「…お前、少し調子に乗ってるな?少々痛い目見ないとわからないみたいだな?」


店長 「カッコつけてるがお前みたいな貧相なやつ すぐ殺すことなんて容易いから殺してやろうか?」


? 「…へぇ?そいつはおもしろい 受けて立つぜ!」ニタァ


店員 「…っ!! てっ店長!そいつは…っ!!!?」


店長 「っん?どうした…っ!!!?」ゾクッ!!


魔理沙 「?」


魔理沙 「(なんだ?二人の顔が一気に真っ青になったが…どうしたんだ?)」


店長 「…っお、お前は…まさか!!」ガタガタ…


郁弥 「…江西気郁弥だ?よろしく」ニヤッ


店長 「ーっな、なぜお前がこんなところに!ここにはお前が欲しがるようなものなんてなにもないぞ!?」


郁弥 「いんやぁ?さっきも言った通り、本が欲しくてきたんだ もちろん普通の客としてな?」


店員 「あわわわわわっっっ!!!!!?」ガクガク…


店長 「なっなんの本が欲しいんだ!言ってみろ!」


郁弥 「…そうだな?とりあえず…」チラッ


魔理沙 「?」郁弥に目線を向けられる


郁弥 「あの金髪の女が盗もうとしてた本でも貰おうかな?」


店長 「その本でいいんだな!わかった 今すぐ用意する!」


郁弥 「それと金は倍で払ってやるからその女も解放しろ 利益が倍に入るんだからそっちの方がいいだろ?」


店長 「そっそれはだめだ!あの女を離すことは…」


郁弥 「あぁっ?」ギロッ


店長 「ひぃっ!!わ、わかった!おおい 離してやれ!」


店員 「はっはい!」スッ… 魔理沙から離れて解放する


魔理沙 「あっ…」


店長 「ほっほら!この本があの女が盗もうとしてた本だ!」スッ


郁弥 「(…なんだこれ?魔術書?全然おもしろくなさそう…)」スッ


店長 「値段はーーーーー円だ!その倍だからーーーーー円になる!」


郁弥 「たけぇな!?…まぁいい ほらよ?」スッ


店長 「たったしかにちょうど受け取った…」スッ


郁弥 「そこの女 さっさとこっちにこい?」


魔理沙 「っえ?あっうん…」タッタッタッ…


郁弥 「騒がして悪かったな?そんじゃ、二度と来ないようにしといてやるよ あばよ」


タッタッタッ…


店員 「…てっ店長 まだ、足の震えが止まりません…」ガクガク…


店長 「おっ俺もだ…なんであいつがこんなところに寄るんだよ おかしいだろ!」ブルブル…


店員 「…でも、俺たち生きて追い返すことが出来て良かったですね 追い返せてなければ、今頃俺たちは…」


店長 「…殺されてたな あの殺人鬼に…」













人里道中ー本屋から少し離れた場所



郁弥 「ほらよ これお前にやるよ」スッ さきほど買った本を魔理沙に差し出す


魔理沙 「…っえ?」


郁弥 「欲しかったんだろ?俺にはなんて書いてあるかわからないから読めないし、魔術書なんて興味ない お前にやるよ」


魔理沙 「…いいのか?助けてもらったうえにもらっちまって?」


郁弥 「別に助けた覚えはない 俺は当たり前なことをしたまでだ」


郁弥 「俺が持ってても読むことはないだろうし、読むやつにあげたほうが本も喜ぶだろうしな?」


魔理沙 「…そうか わかった!それじゃありがたく貰うぜ!ありがとな」スッ


郁弥 「どういたしまして?それじゃ 俺はこれ以上ここにいるとまずいから帰らせてもらうよ」


魔理沙 「…っえ?ここにいるとまずい?」


郁弥 「…そう言えば、お前は俺の顔見えてるよな?なんで怖がらないんだ?」


魔理沙 「っは?怖がる?お前を見てか?」


郁弥 「あぁ 普通のやつは身体を震えさせるんだが…もしかして、俺のこと知らないのか?」


魔理沙 「全然知らないぜ どこかで会ったことあったっけ?」


郁弥 「…いや、あったことはないが…?」


魔理沙 「?」


郁弥 「まぁいい それより、もうあんなことするなよ?今回はたまたま俺が通りかかったからよかったものの、次やったら助けないからな?」


魔理沙 「大丈夫だぜ!次はバレないようにすっから!」


郁弥 「…あのねぇ?」ハァ…



里の民 「…ねぇ、あの人 なにか似てない?」ヒソヒソ


里の民 「えぇ 似てるわね?でも何か違うようにも見えるけど…」ヒソヒソ


里の民 「でもあいつだよな?顔がよく見えないけど…」ヒソヒソ



郁弥 「っと?そろそろまずいな それじゃ、俺は行くから次はないようにしろよ じゃあな!」


タッタッタッ…


魔理沙 「…」


魔理沙 「…なんか、不思議なやつだったな?それにしても長時間いるとまずいって言ってたけど一体どういう…」 タッタッタッ!!…


慧音 「魔理沙!」タッタッタッ!!…


魔理沙 「慧音 どうしたんだ?そんなに急いで」


慧音 「今さっきこの辺で江西気郁弥が現れたと聞いたんだ しかもお前の近くにいたと聞いてな!」


慧音 「それで奴はどこに行ったかわかるか?知ってたら教えて欲しい!」


魔理沙 「っえ?えっと、向こうの方にあるっていったが…」スッ


慧音 「向こうか!わかった 情報感謝する!」タッタッタッ!!…


魔理沙 「ちょっ待て慧音!なんで郁弥を追いかけるんだ?あいつは一体何者なんだ?」


慧音 「【あいつは無差別大量殺人鬼だ!過去に人や妖怪を大量に殺してきた大犯罪者だ!!】」


魔理沙 「…っえ?あいつが?」


慧音 「皆の衆!今この辺で江西気郁弥がうろついてるそうだ!今すぐ避難してくれ!」


ナンダッテ!ウソダロ!?アノサツジンキガ!?


ハヤクイエニカエッテミンナヲマモラネェト!


ニゲロニゲロ!!


キャーキャーッ!!


慧音 「魔理沙 お前も早く家に戻って身の安全を確保しろ!今人里は危ない!」


魔理沙 「ちょっと待ってくれ!あいつが無差別殺人鬼なんて私は信じれないぜ!何かの間違いじゃないのか?」


慧音 「間違いではない あいつは正真正銘殺人鬼だ!現に人里の民が何十人も殺されている!」


魔理沙 「私はそんな話聞いたことないぜ!いつからそんな話が広まってたんだ?」


慧音 「もう随分経つ かれこれ一年は経つだろう?」


魔理沙 「1年!?嘘だろ!そんな話一度も聞いてないぜ!」


慧音 「嘘などついてない!何度も言わせるな!」 タッタッタッ!!…


妹紅 「慧音!」タッタッタッ!!…


慧音 「妹紅 どうだ?そっちには居たか?」


妹紅 「だめだ!どこにもいない もう逃げた後だ!」


慧音 「くそっ!自警団の者に強い警戒態勢に入るよう申し出てくれ!空を飛べる者は空から警戒するよう言ってくれ!」


妹紅 「わかった!」タッタッタッ!!…


慧音 「絶対に逃がすわけにはいかない!必ず捕まえて処刑せねば!」タッタッタッ!!…


魔理沙 「待て慧音!まだ話し終わって…」


慧音 「うるさい!さっさと帰れ!!」


魔理沙 「っ!!」ビクッ!!


慧音 「…悪いが今は早く帰ってくれ お前の言いたいことはわかるが…早く帰れ」


魔理沙 「…慧音?」


慧音 「…すまない」


タッタッタッ…


魔理沙 「…一体、どうなってるんだよ?1年も経ってたら少なからず耳にするはずなのに…私はそんな話今日初めて聞いたぜ」


魔理沙 「それになんか慧音もなにか知ってるかのような言いぐさだったし…なにかあったのか?」


魔理沙 「…なにかありそうだな とりあえずあの江西気郁弥って奴を探すか!」ヒュンッ 箒を出して手に取る


魔理沙 「探すなら上空からの方が見つけやすいぜ!」ビュンッ!!


? 「…」…?













上空



魔理沙 「…」キョロキョロ…


魔理沙 「…いねぇ どこにいるんだ?空から見ればすぐ見つかると思ったが…」


魔理沙 「(にしても、さっき里の奴らが郁弥の顔がぼやけてるって言ってたけど一体どういうことだ?私は普通に見えたのに)」


魔理沙 「…まぁあって見ればわかることか?早く見つけて本当に殺人鬼なのか聞かないと!」ヒュー…











数時間後… 現在 夜



魔理沙 「…全然見つからねぇ…一体どこいったんだよ?」


魔理沙 「里の自警団はまだ警戒して至る所に張ってるのになんであいつ見つからないんだ?どっかに隠れてるのか?」


魔理沙 「…もう暗いし見つけるのはキツいか?しょうがない 今日はあきらめよう」


魔理沙 「(また明日も会えればいいが…)」


ヒュー…
















? 「…どうだ?あいつはまだ逃げ回ってるか?」


? 「はい頭 未だに捕まらずに逃げています」


頭 「ふふふっ!結構けっこう ずっと捕まらずに逃げてくれていればこっちも助かる」


頭 「今やつは?」


? 「現在、能力をつかって人里内に居るかと存じます かなりの警戒網を張られているので逃げられないかと」


頭 「はっはっはっ!袋の鼠状態か!そいつはおもしろい!」


? 「笑いごとじゃありませんよ頭 これでもし捕まったら処刑されるんですよ?」


頭 「殺されればまた別のやつに罪を押し付ければいいだけだ」


頭 「【俺の能力でな!】」


? 「…」














朝ー魔理沙の家



魔理沙 「…っん」スゥ…


魔理沙 「…ふあぁ…んんっ?」ムニャムニャ


魔理沙 「…朝か よっと!」スタッ ベッドから降りて立ち上がる


魔理沙 「さてと!飯とか食って昨日の再開だぜ!今度は見つかればいいが…」タッタッタッ…













人里近く上空ー空の上



魔理沙 「…」ヒュー…


魔理沙 「…いないな?まだ警戒網は解けてないからどこかにいると思うんだが…」


魔理沙 「(早く見つけて本当にあいつが殺人鬼かを確かめないとな!本人から聞かない限り私は信じないぜ!)」


魔理沙 「(人里のみんなは郁弥が殺人鬼だって言ってたが私にはそう見えない 殺人鬼が人を助けるかふつう?)」


魔理沙 「(私なら助けない 助けると見せかけて助けたやつを殺してるぜ!でもあいつは私を助けてくれて殺さなかった)」


魔理沙 「(この借りは絶対に返さないと気が済まないぜ!見つけ次第安全な場所に逃がしてやんねぇと!)」


魔理沙 「…っん?あれは…」



郁弥 「…」寺子屋の裏側の隠れている



魔理沙 「…見つけたぜ!」ヒュー…











寺子屋ー裏側



郁弥 「…」草むらに隠れてじっとしている


郁弥 「(…まいったな まだ警戒網が解けないな…これじゃ外に出れないな?)」


郁弥 「(いくら結界を張ってるからここにいることを知られてないといっても長時間使ってると疲れるからそろそろ体を休めたい…昨日の夜からずっと起きてるから眠気が…)」ファァ…


郁弥 「…眠い…」(´-ω-`)))コックリコックリ…



ミツケタゼ!


郁弥 「っ!!」ビクッ!!


郁弥 「(やべっバレたか!?つい眠気が襲ってきたから能力を切っちまったか!?)」


郁弥 「(とっとりあえず逃げねぇと!!)」ダッ!!


魔理沙 「まっ待て!私だ郁弥!」


郁弥 「…っえ?」


郁弥 「(…この子、昨日の盗人…なんでここに?)」


魔理沙 「やっと見つけたぜ!昨日から探してたのに見つからなくて焦ったぜ」


郁弥 「…何のようだ?俺になにか用か?悪いけど今俺は取り込み中で…」


魔理沙 「…お前、殺人鬼なのか?昨日慧音から聞いたんだが」


郁弥 「っ!」ギクッ


魔理沙 「妖怪、人間を大量に殺した無差別大量殺人鬼だって聞いた …正直、私はお前がそんなやつには見えないぜ」


魔理沙 「聞かせてくれ お前は本当に殺人鬼なのか?1年前から殺してるって聞いたが私は昨日初めて知って、過去にそんな話聞いたことないんだ」


魔理沙 「1年も経ってるなら少なからず私の耳にも情報が入ってくるはず、それなのに何一つ入ってきてない」


魔理沙 「それに無差別殺人鬼なら私を助けたとしてもすぐ殺してるだろ?それなのにお前は殺さないで私を助けてくれた」


魔理沙 「…本当に、お前は殺人鬼なのか?」


郁弥 「…」


魔理沙 「…」


郁弥 「…そうだ 俺は殺人鬼だ みんなから妖怪、人間を合わせて100を超える数を殺してきたと言われている」


魔理沙 「っ!」


郁弥 「お前が俺のことをどう思ってるかは知らないが俺は殺人鬼だ ここの先生や自警団はもちろん、他の奴らからも追われている」


魔理沙 「…そうか お前…本当に殺人鬼なんだな」


郁弥 「…俺を捕まえるか?」スッ… 腰につけてる刀に手をかける


魔理沙 「…いや、そんなことしないぜ お前には助けられた借りがある 1度だけお前を助けるぜ!」


郁弥 「…っえ?」


魔理沙 「借りた恩は必ず返さないと気が済まないんだ だから1度だけここから別の場所に連れてってやるぜ!」シュンッ…スッ 魔法で箒を取り出して跨る


魔理沙 「乗れ!早くしないと誰かにバレる!」


郁弥 「ちょ、ちょっと待て!お前本気で言ってるのか?」


郁弥 「俺を助けるってことは犯罪者に手を貸すことになるんだぞ!そんなことして、もしバレたりしたら…」


魔理沙 「言っただろ?わたしは借りを返さないと気が済まないって」


魔理沙 「借りを返せば私は気が済むんだ だから助けるのはこれっきりだけだ?1回だけならなんとかなるだろ」


郁弥 「…見つかっても知らないぞ?」


魔理沙 「いいさ 見つかったら見つかったで正直に借りを返しただけと言えばいいだけだ」


郁弥 「…わかった すまない、恩に着るよ」タッタッタッ…スッ 魔理沙の後ろに跨る


魔理沙 「っよし!それじゃ、しっかり掴まってろよ!」ビュンッ!!!!


郁弥 「うぉっと!」空を飛ぶ勢いが強くて風の抵抗をもろ食らう


郁弥 「(はっ早い!さっきまで地上に足ついてたのにもう人里があんなに遠くに!)」


郁弥 「(…これが、空から見た人里か こうして見ると人里って以外にちっちゃいもんだな?)」


魔理沙 「郁弥 お前の家ってどこにあるんだ?そこまで送ってやるぜ!」


郁弥 「…」


魔理沙 「…郁弥?」


郁弥 「…っえ?あっわるい ちょっとボーッとしてた」


郁弥 「俺は空飛べないから地上から見る景色と全然違うなと思ってな?うっかり見とれてたよ」


魔理沙 「…見とれてるところ悪いがそんなに時間はないぜ?早くしないと誰かに見られるぜ?」


郁弥 「いや、それは平気だ?今能力をフルで使ってるから間近で見られなければバレる心配はない」


魔理沙 「…能力?」


郁弥 「あぁ 俺は自分の周りに結界を張ることが出来るんだ!主に俺の存在を知られないようにするだけだがな?」


魔理沙 「っえ!?お前そんな能力使えるのか!?なら私が助けなくても1人で逃げれたんじゃ…」


郁弥 「誰にも近づかなければバレることはないけど、誰かの近くに寄れば寄るほど能力が効かなくなってバレちまうんだ?」


郁弥 「人里から出るとなると絶対に見張りのいる出入口からでないといけないから出るに出れなくてな?」


魔理沙 「なるほど そういうことか?それじゃ今は私しか近くにいないから平気か」


郁弥 「そういうことだ?それじゃそろそろ頼めるか?俺の家は魔法の森ってところにあるんだ」


魔理沙 「…っえ?魔法の森に?」


郁弥 「あぁ 危ないけどお願いできるか?」


魔理沙 「…お前もあの森に住んでるのか?」


郁弥 「…も?もってことは…お前も?」


魔理沙 「あぁ 私もあの森に家を建てて住んでるんだ?他に住んでる奴もいるがまさかお前も住んでるとは思わなかったぜ」


郁弥 「…よくあんな危ないところで住んでるな?お前みたいな奴があんなところで住んでたら妖怪とかに襲われるぞ?」


魔理沙 「悪いが私をあまり見くびらない方がいいぜ?こう見えても結構やる方なんだからな!」


郁弥 「よく言うぜ?昨日本屋の店員に捕まってたくせにそんな強気見せなくていいよ」


魔理沙 「むっ疑ってるな?なら今からでもお前と弾幕ごっこしてもいいんだぜ?」


郁弥 「あいにくだが俺は弾幕ごっこはしないんだ?どうも弾幕を使うのは苦手でな」


魔理沙 「っえ?そうなのか?それじゃ私の実力を見せることができないぜ」


郁弥 「逆にできたとしても俺には無縁だからな?殺人鬼相手に弾幕ごっこをやりたいと言うやつもいないしな」


魔理沙 「…」


魔理沙 「(…こいつ、本当に殺人鬼なのか?今私は背後をがら空きにしてるのに殺そうとしてこない…それどころか、刀に手をかけようともしてない)」


魔理沙 「(無差別殺人鬼なら今私を殺しにかかってもおかしくないのになんで殺しにこない?…ほんとに殺人鬼なのか?)」


郁弥 「…そろそろお願いできるか?ずっとここに留まってると怪しまれるかもしれないからな」


魔理沙 「…わかった(調べる必要がありそうだな)」


ヒュー…


? 「…」













魔法の森ー郁弥の家



ヒュー…


魔理沙 「よっと!着いたぜ?」スタッ


郁弥 「おう すまないな?助かったよ」


魔理沙 「礼には及ばないぜ それより、ここが郁弥の家か?こんなところに家が建ってたなんて知らなかったぜ」


郁弥 「能力使って隠してたからな?とは言っても、寝る時には能力切っちゃうんだけどな」


魔理沙 「っえ?それじゃ夜捜索されて、この家がバレたらまずいんじゃないのか?」


郁弥 「そこもちゃんと考えてある 俺の唯一の仲間がいるからその子に頼んで夜はここら一体を隠してもらってるんだ」


魔理沙 「…その子?」


ノダー!!


郁弥 「っお?噂をすれば来たな」


魔理沙 「…っえ?」



ルーミア 「のだー!おなかへったのだー!」フワー…


郁弥 「おっす!ルーミア 昨日はすまなかったな?晩ご飯の用意出来なくて」


ルーミア 「ほんとなのだ!おかげで昨日はみすちーのところで食べてきたんだぞ!」


郁弥 「悪いわるい 今日はちゃんと作ってやるから許してくれっな?」


ルーミア 「のだー!」•:*+:.\( °▽° )/.:+*:•


魔理沙 「…ルーミア?」


ルーミア 「あっ魔理沙ー!こんなところでなにしてるの?郁弥になにか用があるのかー?」


魔理沙 「…いや、私は郁弥をここまで送ってきただけだ?それより、お前こそなんでここに?」


ルーミア 「ご飯を食べに来たんだー!」


郁弥 「数ヶ月前に俺の家の前で倒れててな?腹減りすぎて倒れてたらしく、ご飯を食べさせたら元気になったんだ」


郁弥 「そこから晩ご飯を用意する代わりに夜ここら辺を暗くして侵入者の視界を妨げてもらってるんだ ルーミアの能力は闇を操る能力だからすごく助かってるんだ!」


ルーミア 「のだー!」


魔理沙 「…」


魔理沙 「(殺人鬼がルーミアと仲良くしてる…?妖怪や人間を殺してる殺人鬼が?)」


魔理沙 「(まじでこいつなんなんだ?無差別殺人鬼なのになんでルーミアを殺さないで仲良くしてるんだ?)」


魔理沙 「(ほんとにこいつ殺人鬼なのか?マジで疑うぜ)」


郁弥 「…そうだ?魔理沙 お前も夕飯どうだ?なんだったら食っていけよ」


魔理沙 「っえ?いいのか!?」((๑✧ꈊ✧๑))キランッ!!


郁弥 「あぁ!ここまで送ってくれた礼だ よかったら食べてってくれよ!」


魔理沙 「食べてくぜ!」


ルーミア 「魔理沙も食べるのかー?」


魔理沙 「あぁ!ちょうど腹減ってたからな!」


ルーミア 「郁弥のご飯はすごく美味いのだー!人間を食べるよりうまいから最高なのだー!」


魔理沙 「マジでかっ!?人食い妖怪のお前が人間を食べるより美味いなんて相当だぜ!?」


郁弥 「別に普通だと思うけどな?別に特別なものは使ってないし、材料だってこの辺で採れるキノコや果実、山菜しか使ってないぞ?」


魔理沙 「でも相当だぜ?ルーミアが人間を食べるより美味いなんてありえない事だぜ?」


郁弥 「そうなのか?ルーミア」


ルーミア 「さぁ?知らんのだー」


郁弥 「…」


魔理沙 「…まぁ、本人は気づいてないみたいだな?」


郁弥 「…まぁとりあえず上がってくれよ?すぐに準備するから!」


魔理沙 「了解だぜ!邪魔するぜー!」タッタッタッ…



? 「…」


ヒュー…
















頭 「…そうか あいつに協力者ができたか」


? 「はい 1人は妖怪のルーミア、もう1人は何度か博麗の者と異変解決に関わった霧雨店の娘 霧雨魔理沙が江西気郁弥と関わっています」


? 「ルーミアの方は前から関わっていたみたいですがその妖怪は闇を操ることができ、夜の時間帯はその妖怪が郁弥の家の周りを闇を張っていたらしく、確認が遅れました もうしわけありません」


頭 「かまわん それにしても、霧雨店の店主の娘が郁弥と関わるとは…予想もしていなかったな?」


? 「今後、どういたしますか?」


頭 「今は泳がせておけ なにか余計な事をしない限りは手出し無用 見張りは常にしろ」


? 「はい わかりました」


頭 「下がれ」


? 「失礼します」スッ…


タッタッタッ…ストンッ


頭 「…くくくっ!面白くなってきたな?まさか霧雨店の孫娘が郁弥と関わるとはな」


頭 「一体どうなることやら?くくくっ!」











昼間ー博麗神社



霊夢 「…」ズズ…


霊夢 「ふぅ…やっぱりお茶はうまいわね?」


霊夢 「いつもの騒がしいやつはいないからゆっくり飲めるわ」ズズ…


ヒュー…スタッ


魔理沙 「おーっす霊夢!遊びに来たぜ!」


霊夢 「…うるさくなったわね」


魔理沙 「なんだ?今日はお茶だけか?茶菓子はないのか?」


霊夢 「金欠だからないわよ…」ハァ…


魔理沙 「…ご愁傷さま」


霊夢 「それでなにしにきたの?今日は茶菓子ないからここにいてもお茶しかないわよ」


魔理沙 「それじゃお茶だけでも飲むかな!」


霊夢 「はぁ…ずうずうしいにも程があるわ 今用意するわ」スクッ タッタッタッ…


魔理沙 「サンキュー!」


霊夢 「…そう言えば、昨日は来なかったけどどうかしたの?あんたほぼ毎日ここに来るのに珍しいじゃない」コポポポポ…


魔理沙 「なんだ?来て欲しかったのか?」(・∀・)ニヤニヤ


霊夢 「別に?逆に来たらきたでうるさいから来ないでほしいわ」カチャカチヤ タッタッタッ…


魔理沙 「ひどいぜ!」


霊夢 「はい お茶」スッ


魔理沙 「おう!ありがとな」スッ


霊夢 「…」スッ… 魔理沙の隣に座り込む


魔理沙 「ーっはぁ…やっぱりお茶はうまいなぁ?毎日でも飲みたいぜ!」


霊夢 「だったら自分で買って入れればいいじゃない?」


魔理沙 「やだ めんどい」キッパリ


霊夢 「あんたね…」ハァ…


魔理沙 「…なぁ霊夢 ちょっと聞きたいことがあるんだが?」


霊夢 「なによ?」ズズ…


魔理沙 「…今人里で騒がしてる江西気郁弥って殺人鬼知ってるか?」


霊夢 「」ピクッ


魔理沙 「もし知ってるならそいつの事を教えて欲しいんだ なにか知らないか?」


霊夢 「…なんでそいつの事が聞きたいの?あの殺人鬼のことを聞いてもつまらないでしょ」


魔理沙 「まぁ 確かにつまらないかもしれないけど、それでも聞きたいんだ?知ってたら教えてくれ」


霊夢 「…あまり気が進まないわね まぁいいわ?知っておいて損はないわね」


霊夢 「江西気郁弥 あいつは元々人里の住民で、過去寺子屋で勉強を受けていた元慧音の教え子らしいわ」


霊夢 「親も兄弟も妖怪に殺されて、引き取り手もいなかった郁弥は慧音に拾われて育ったらしいわ」


霊夢 「とは言っても、慧音は郁弥とは一緒に住まず、郁弥の家にご飯や勉強などを教えに行ってほとんど1人暮らしをさせるようにしてたみたいよ?」


魔理沙 「…それからどうなったんだ?」


霊夢 「その後は勉強もある程度できるようになった郁弥は寺子屋に通わなくなってごく普通に働いて暮らしていたらしいわ」


霊夢 「…でも、それから数ヵ月後に事件は起きたわ」


魔理沙 「…事件?」


霊夢 「郁弥は呉服屋で働いていたんだけど、そこの店主を殺したのよ」


魔理沙 「っえ!?」


霊夢 「理由は定かじゃないけど、なんか揉め事があってムカついたから殺したって話しよ?その揉め事の内容は知らないけど」


霊夢 「それから郁弥は幻想郷全体に指名手配されてどこに住んでるかわかっていないらしいわ わかり次第襲撃して抹殺するって話しよ」


霊夢 「呉服屋の店主を殺してから人里の住民を何十人も殺して妖怪も無差別に殺し回っているからなお殺さないといけないってみんな言ってるわ 私にも退治依頼が来てるわ」


魔理沙 「…あいつがムカついたから人を殺した?そんなことするような奴には見えなかったが…」


霊夢 「…? どうかしたの?」


魔理沙 「…いや、なんでもないぜ 気にするな」


霊夢 「?」


魔理沙 「ちなみに郁弥が騒ぎを起こしてからいつぐらい経ってるんだ?」


霊夢 「…半年ぐらいだったかしら?あんまり覚えてないけど」


魔理沙 「…っえ?半年?」


霊夢 「たしかね?私の記憶が正しければ」


魔理沙 「(おかしい 慧音は1年は経ってるって言ってたのになんで霊夢は半年って言ったんだ?話しが合わない)」


魔理沙 「(まだ1ヶ月~2ヶ月違うならまだしも、さすがに半年違うのはおかしい 一体どういうことだ?)」


霊夢 「…? 魔理沙?どうかしたの?なんか今日のあんた変よ」


魔理沙 「…いや、なんでもないぜ 気にしないでくれ」


霊夢 「?」


魔理沙 「わるい霊夢 ちょっと急用ができたから帰らせてもらうぜ」スクッ


霊夢 「っえ?あっうん わかったわ」


魔理沙 「(なにかが引っかかる 一度呉服屋に行って調べてみよう!)」シュンッヒュー… 箒を出して空を飛ぶ



霊夢 「…急にどうしたのかしら?」


霊夢 「…まぁいいか お茶お代わりしよっと!」スクッ タッタッタッ…



? 「…」


霊夢 「…」ピクッ


霊夢 「(…? 誰かに見られてる…?なにか視線を感じるけど)」


霊夢 「(妖気は感じない…神気も感じない 変な感じもしないし、もしかして人間?)」


霊夢 「(でも、人間がここに来るなんて魔理沙や咲夜、早苗たち以外には考えられない 視線からして1人って感じだし、1人でこんなところに来る人間なんてそうそういない)」


霊夢 「…誰かしら?そこで私を見てるのは?」


? 「…」


霊夢 「…」


ザザァ… 弱い風が辺り一面に吹いて草木を揺らす


? 「…」


タッタッタッ…


霊夢 「…気配がなくなった 行ったのかしら?」


霊夢 「(一体何しに来たのかしら?なにか偵察するために来たのかしら?)」


霊夢 「(でも、偵察だけだとしても私を偵察する意味なんてないはず そんじゅそこらの人間が私に勝てるはずがない)」


霊夢 「(…一体、なにしに来たのかしら?)」













人里ーとある呉服屋



カランカラン…


魔理沙 「じゃまするぜー」


店員 「いらっしゃいませ!」


魔理沙 「なぁ、ちょっと聞きたいことがあるんだがいいかな?」


店員 「はい なんでしょうか?」


魔理沙 「あまりでかい声で言いたくないんだが…」


魔理沙 「ここの元店主って江西気郁弥に殺されたって聞いたんだが本当か?」ヒソヒソ


店員 「…はい 本当です」


店員 「1年ほどぐらい前に元店主、黒田岳(くろだたけ)様は元ここの店員 江西気郁弥に刀で右肩から左腰まで切られてお亡くなりになりました」


魔理沙 「その男が殺されて理由ってなにか知ってるか?」


店員 「…いえ、残念なことになにも」


魔理沙 「…そうか」


魔理沙 「なら他の店員で知ってる奴はいないか聞いてきてくれないか?あいつを捕まえる前になんでここの元店主を殺したのかを知りたいんだ」


店員 「…少々お待ちください」スッ タッタッタッ… 立ち上がって他の店員に聞いてくる


魔理沙 「わるいな?」


魔理沙 「(あいつが本当に元店主を殺したのかを知りたいからここに来たが、さすがに一人ぐらい理由を知ってるやつはいるだろ?)」


魔理沙 「(1年前ならまだここで働いていたやつはいるだろうし、その時の状況を知ってる奴がいれば なんで郁弥はここの元店主を殺したのかを聞ける)」


魔理沙 「(私にはあいつが殺人鬼なんて到底思えない たしかに腰には刀をかけてたがそれだけで殺人鬼なんて判断はできない)」


魔理沙 「(それに無差別殺人鬼ならなんでルーミアと仲良く接してるのかがわからない 妖怪も殺す奴なら利用価値があったとしてもすぐに殺すはず)」


魔理沙 「(…そう言えば、霊夢から聞いた話だと郁弥は寺子屋に通ってたって言ってたな?)」


魔理沙 「(となると慧音の奴も郁弥のこと知ってるんだよな?後で聞いてくるか)」


店員 「大変お待たせしました 今ここにいる従業員の皆さんに聞いたところ、理由を知ってるものは誰もいないみたいで…」


魔理沙 「…っえ?誰も知らないのか?」


店員 「はい 申し訳ございません」


魔理沙 「(誰も知らないなんておかしくないか?誰か一人ぐらいは知ってると思ったのに…)」


魔理沙 「(…仕方ない ここは置いといて、慧音のところに行くか 慧音ならあいつの事知ってるだろ?)」


魔理沙 「わかった 知らないなら仕方ないな?仕事の邪魔をして済まないな」


店員 「いえいえ、こちらこそお力になれず申し訳ありません」


魔理沙 「それじゃ、失礼するぜ!」タッタッタッ…


店員 「またのご来店をお待ちしております」


店員 「…」


店員 「よけいなことを…っち!」













寺子屋ー教室



慧音 「ーっであるからして?この式はこのようになる ここまではいいかな?」


生徒 「「はーい!」」


慧音 「それじゃ次の問題だが…」


コンコンッ オーイケイネー!


慧音 「っん?窓の方から誰かに呼ばれ…」


魔理沙 「慧音 ちょっといいか?」窓から顔を出して慧音を呼ぶ


慧音 「魔理沙 どうしたんだ?今授業中なんだが?」


魔理沙 「ちょっと郁弥の事で聞きたいことがあるんだ できれば今すぐに?」


慧音 「…ちょっと待ってろ」


慧音 「みんな、すまないが今から自習にする 各自、勉強をしてくれ」


生徒 「「はーい!」」


慧音 「職員室で話そう ここだと話しづらい」


魔理沙 「わかった」


タッタッタッ…












寺子屋ー職員室



慧音 「お茶だ」コトッ


魔理沙 「悪いな!」スッ…


慧音 「…」カタッ…スッ 椅子に座る


魔理沙 「ーっぷはぁ!やっぱりお茶はうまいぜ!」


慧音 「…手短に話してくれ まだ授業があるからな?」


魔理沙 「…そんじゃ、さっそく本題に入るか?」


魔理沙 「正直に答えてくれよ?郁弥は本当に殺人鬼なのか?」


慧音 「…いきなり聞いてくる内容がそれか なぜそう思う?」


魔理沙 「この前 私が本屋で盗みをした時にバレて、店員たちに捕まった時に助けてくれたんだ」


慧音 「まて お前また盗みをしようとしてたのか?いい加減やめろと何度も言っただろ」


魔理沙 「…まぁ、それは置いといて?」


慧音 「置くなよ…まぁいい それは一旦置いておこう」


慧音 「郁弥がお前を助けたというのは本当か?あの者に脅されてそう言ってるのではないのか?」


魔理沙 「違うぜ!私は脅されてなんかないぜ!」バンッ!! 机を強く叩いて険しい顔をする


魔理沙 「あいつは無差別殺人鬼なんだろ?だとしたら、私を助けた後に殺してるはずだろ?」


魔理沙 「でも私は生きてるぜ あいつは刀に手をかけるどころか殺意とかも出してなかった!無差別殺人鬼なのにおかしいと思わないか?」


魔理沙 「本当に、郁弥は殺人鬼なのか?慧音 正直に答えてくれ!」


慧音 「…」


慧音 「…そうだ 郁弥は殺人鬼だ?誰がどう言おうと…あいつは殺人鬼だ」


魔理沙 「…本当、なんだな?」


慧音 「…あぁ」


魔理沙 「…そうか 殺人鬼なのか…私にはそうは見えなかったんだが…」


慧音 「…魔理沙…」


魔理沙 「わるいな 授業中に聞いちまって?それじゃ、私は行くぜ」カタッ


魔理沙 「情報ありがとな 慧音」


タッタッタッ…


慧音 「…」


慧音 「(すまん魔理沙 本当のこと話せなくて…)」


慧音 「(今はまだ話せる時じゃないんだ 今話したらお前が…)」チラッ 窓側の方に視線を向ける


…ガサッ


慧音 「(…やはりいたか しかも、今の様子だと魔理沙を追いかけに行ったな)」


慧音 「(…目をつけられたのか?魔理沙のやつ、一体何をしたんだ?)」


慧音 「(あの者達が目をつけている者は郁弥だけのはず なのになぜ魔理沙にも目をつけた?)」


慧音 「(私は記憶を消すことや変えることができるから監視程度に目をつけられているがなぜ魔理沙も目をつける必要がある?)」


慧音 「(…まぁいい 今は奴らが尻尾を出すまで警戒せねばならん 魔理沙のことは一旦置いておこう)」


慧音 「(それまでの間、生きていてくれよ?郁弥)」













空の上



魔理沙 「…」ヒュー…


魔理沙 「(…ほんとにあいつ、殺人鬼なのか…私には全然見えないんだが、慧音が言うんだからそうなんだよな?)」


魔理沙 「(…ならなんで、私やルーミアを殺さないんだ?ルーミアは利用価値があるからまだ殺さないとして私はなにもないだろ?)」


魔理沙 「(それに昨日だって家に招いてくれて夕飯までご馳走してくれたし、もし私を殺そうとしてたなら夕飯に毒を盛ったりしてるはず それなのにあいつはそんなことしてこなかった)」


魔理沙 「(…わけがわからないぜ 霊夢と慧音の話しには合わない点があるし、無差別殺人鬼なのに私やルーミアを殺そうとしない)」


魔理沙 「(あいつ本当に殺人鬼なのか?慧音が嘘を言うわけがないしな まして、元自分の教え子ならなおさらつくわけがない)」


魔理沙 「…とりあえず、もう1度あいつのところに行ってみるか?」ヒュー…


魔理沙 「…っん?」チラッ













霧の湖



郁弥 「」ゴクッゴクッ… 湖の水を手にすくって飲んでいる


郁弥 「…ふぅ やっぱりここの水は新鮮だな ただの水なのにかなり美味いな?」


郁弥 「…早く桶に水入れて帰ろう ここら辺は人里の連中だけじゃなく、妖精や妖怪も通ることが多いから急がないとな」ザブンッ… 桶を湖につけて水をすくう


郁弥 「よいしょっと!」スクッ 水を入れた桶を背負う


オーイ!フミヤー!


郁弥 「っ! だれだ!」スチャッ バシャンッ 桶をひっくり返して刀を抜き構える


郁弥 「(能力使ってるのになぜバレた!?バレるとしても、もっと俺の近くに寄ってこなければ俺だってわからないはず!)」


郁弥 「(とっとにかく一旦逃げよう!)」ダッ!! 森林の中に駆け込もうと…


魔理沙 「まて郁弥!私だぜ!」スタッ 地上に降りてくる


郁弥 「…っえ?」


魔理沙 「おっす!また会ったな?」


郁弥 「…なんだお前か 一体何のようだ?俺を捕まえに来たのか?」


魔理沙 「生憎だが、私はお前を捕まえる気ないぜ!」


郁弥 「それじゃ何しにきたんだ 別にないなら帰ってくれないか?」


魔理沙 「まぁまぁそんなこと言うなよ?少しお前と話がしたくてきたんだ」


郁弥 「俺と一緒にいると自分の首を絞めるぞ?バレた時、お前も同罪になるぞ」


魔理沙 「ただお前と話をしてたと言えばいいだけだぜ!別に私は郁弥に協力してるわけじゃないんだからな?」


郁弥 「…それで通用すればいいがな?」


魔理沙 「それより郁弥はなにしてたんだ?桶に水なんか汲んでたが?」


郁弥 「水の補給をしてたんだ 家に水がなくなったから取りに来たんだよ」


魔理沙 「…お前の家からここまで来たのか?しかも歩いて?」


郁弥 「そうだよ?俺は空飛べないからな」


魔理沙 「お前の家からここまでかなり距離あるだろ?よくここまで歩いてきたな」


郁弥 「仕方ないだろ?人里でまともに買うことができないんだからこうやって自分の手で集めないといけないんだ」


郁弥 「こうでもしないと水や食料を調達できないからな?…まぁ、一時毒キノコ食って死にかけたこともあったが…」


魔理沙 「…お前、食べれるキノコの種類知らないのか?」


郁弥 「キノコはちょっとな?知ってるやつは知ってるんだが…」


郁弥 「まぁそんな話はいいとして?お前は俺を捕まえる気がないなら俺はさっさと水を汲んで帰るからもう俺とかかわらない方がいいぞ」スチャンッ…スッ 刀を鞘に収めて桶を手に取る


魔理沙 「…送ってってやるよ?お前の家まで」 ザブンッ…ヨイショット


郁弥 「…っえ?」


魔理沙 「ここからその水を持っていくの大変だろ?私が空飛んで持っていけば重さなんて関係ないから運んでやるよ」


郁弥 「…お前、俺の話聞いてなかったか?」


郁弥 「俺と関わってたらまじで死ぬぞ?犯罪者に手を貸してたらなお殺されるぞ?」


魔理沙 「ただ荷物を運んでやるだけだ 別に手助けはしてないぜ?」


郁弥 「いやそれは手助けしてるって言うからな?」


郁弥 「まして、この前も警戒中の人里から俺を連れ出してくれたのだって手助けしてるのと一緒だからな?恩があったとしても手を貸したことには違いない」


魔理沙 「そんじゃあの後に飯をご馳走になったからその恩を返すと言うことにしよう それなら納得するだろ?」


郁弥 「…お前、本当に人の話を聞かないやつだな?」


魔理沙 「恩は必ず返さないと私は気が済まないんだ 危なかろうがなんだろうが関係ないぜ!」


郁弥 「別に恩を売ったつもりはないんだが…」


魔理沙 「まぁいいじゃないか!それより早く行くぞ ここら辺はいろんな奴がくるから急いで行かないとバレるぜ?」


郁弥 「…どうなっても知らないからな?」


魔理沙 「バレたら素直に言うまでだ 恩を返しただけだってな?」


郁弥 「この前もその言葉聞いたよ …はぁ それじゃお願いしようかな?」


魔理沙 「任せとけ!」スッ… 箒に跨る


魔理沙 「乗れ!水は前の方に引っ掛けるからかけてくれ」


郁弥 「わかった」タッタッタッ…スッ 箒の先端部分に水の入った桶を引っ掛ける


郁弥 「それじゃ、また俺ん家まで頼む」スッ 魔理沙の後ろに乗る


魔理沙 「任せとけ!」


ヒューッ!!…



? 「…」













郁弥の家



ヒューッ…


魔理沙 「よっと!」スタッ 静かに地上に降りる


郁弥 「すまないな おかげで助かったよ」ヨット 箒の上から降りる


魔理沙 「構わないぜ!それより、遅めに飛んできたけど水はこぼれてないか?けっこう気にして飛んできたが?」


郁弥 「ちょっと見てみる…よっと!」スッ…ドスッ 箒に引っかけていた桶を地面の上に下ろす


郁弥 「…大丈夫そうだな 水の量は減ってなさそうだから平気だよ 運んでくれてありがとな?」


魔理沙 「どうってことないぜ!」


郁弥 「それじゃ、俺はこの水をろ過しないといけないから家に入らせてもらうよ じゃあな?」タッタッタッ…


魔理沙 「あ、ちょっと待ってくれ!」


郁弥 「っん?なんだ」


魔理沙 「…少し、話がしたいんだがいいか?」


郁弥 「…もう俺にはかかわらない方がいいぞ?バレたら本気でまずいぞ」


魔理沙 「家の中で話せば平気だろ?それにお前の能力を使えばバレることもないだろうしな!」


郁弥 「…はぁ なにいっても無駄のようだな?何回も言ってるのにお前は本当に聞かないやつだな」


魔理沙 「いやー!照れるぜ!」


郁弥 「褒めてないよ…」ハァ…


郁弥 「まっここまで水を運んできてもらったんだからお茶の一つぐらい出すのが通だな」


郁弥 「わかった 中に入ろう」


魔理沙 「そうこなくっちゃ!」


タッタッタッ…



? 「…」













郁弥の家ーリビング



郁弥 「ほいお茶だ」コトッ


魔理沙 「サンキュー!」スッ…


郁弥 「…」カタッ スッ…


魔理沙 「ーっぷはぁ!苦いぜ!」


郁弥 「そりゃお茶だからな 苦いのは当たり前だろ?」


魔理沙 「そりゃそうだ!」


郁弥 「…それで、話がしたいと言ってたがなにか聞きたいことでもあるのか?それともただ単に世間話をしたいのか?」


魔理沙 「…また同じことを聞いてもいいか?」


郁弥 「…俺が本当に殺人鬼だと言うことか?」


魔理沙 「あぁ」


郁弥 「…はぁ またその話か?」


郁弥 「何度も言うが俺は正真正銘殺人鬼だ 誰がなんと言おうと妖怪と人間を合わせて100を超える数を殺してきたと言われてる」


郁弥 「お前が俺のことを殺人鬼だと思えないと思うのは勝手だが、俺が殺人鬼だと言うことには変わりはない 人は見かけによらないと言うだろ?」


魔理沙 「だったらなんで私やルーミアを殺さない?無差別殺人鬼なら私たちを殺してもおかしくないだろ」


郁弥 「…利用価値があるからだ 価値があるのにすのはまだ惜しいからな?」


魔理沙 「私にも利用価値があると言うのか?たまたまこの前と今回は恩を返しただけで次はもう思うだろ それなのにまだ利用価値があると思うのか?」


郁弥 「…」


後書き

重要参考部分

1ー郁弥「…そうだ 俺は殺人鬼だ みんなから妖怪、人間を合わせて100を超える数を殺してきたと言われている」【重要理由 なぜ疑問形?自分で殺してきたとは言っていない】

2ー慧音 「もう随分経つ かれこれ一年は経つだろう?」
霊夢 「…半年ぐらいだったかしら?あんまり覚えてないけど」【重要理由 慧音の話と霊夢の話が合っていない】

3ー慧音 「(…やはりいたか しかも、今の様子だと魔理沙を追いかけに行ったな)」【重要理由 魔理沙が出ていった後に誰かが追いかけに行った 一体何のために…?】

4ー魔理沙 「私にも利用価値があると言うのか?たまたまこの前と今回は恩を返しただけで次はもう思うだろ それなのにまだ利用価値があると思うのか?」【重要理由 魔理沙の言う通り、ルーミアはまだあるとしても魔理沙はないに等しいため、生かしておく理由がない】


このSSへの評価

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sasuke204102さんから
2017-08-21 17:54:29

2017-08-08 11:55:53

このSSへの応援

3件応援されています


sasuke204102さんから
2017-08-21 17:54:33

SS好きの名無しさんから
2017-08-21 17:52:01

2017-08-08 11:55:56

このSSへのコメント

2件コメントされています

1: 誰だお前 レフト4番 2017-08-08 11:55:37 ID: x2iw5d92

続き楽しみ~\(´ω`)/
頑張って下さいね~☆

2: ダイル・クライス 2017-08-08 13:37:43 ID: NzBweDed

誰だお前 レフト4番さん応援ありがとうございます!
期待に応えられるよう頑張ります!


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