2017-08-02 16:24:01 更新

概要

ようやくスタートにこぎつけました、今後も頑張って載せ、無事ラストまで描き切ろうと思います。


前書き

聖杯戦争番外編ここから始まる。


第1話開始の狼煙


1日目 午前10時


キャスターサイド


結城未来「さて、ここだよ、キャスター」


キャスター「ほう、ここがかい?」


未来「今後僕達が聖杯戦争中の拠点にするアパートだよ」


キャスター「なぜアパートなんか借りたんだい?」


未来「正直な話、ホテルに泊まるとどれだけ滞在するかわからないのです、だからお金が足りません(真顔)」


キャスター「お、おう、・・・と言ってもわざわざ人がいるような場所を拠点にしなくてもよかろう」


未来「そこらへんはご安心をこの場所も一応知り合いのコネで提供してもらった場所で、人が住んでないから安心して潜伏できる場所でもあるし、格安で借りれたからね」


キャスター「一応考えなしてわけではないのだね、坊や」


未来「だ・か・ら、その呼び名やめてよ」


キャスター「だったら、私を認めさせなさい、認めさせなければその程度だってことだから」


未来「絶対に認めさせてやるからな、・・・とりあえず入ろうか、キャスター」


キャスター「それもそうだね、せっかくだから入ろうかい」


ガチャッ・・・キィーッ バタンッ


キャスター「ほぉ、いい感じだね」


未来「でしょ、内装もわざわざキャスターが好みそうな洋式の物をそろえたし、ここなら静かにキャスターも小説が書けるでしょ」


キャスター「・・・」


未来「どうしたの、キャスター?」


キャスター「ちょいあざといが65点ってところかの」


未来「何の点数?」


キャスター「坊やの私に対する心構えや人に対する感じの点数」


未来(そんな点数つけてたのね・・・)


キャスター「とりあえず、部屋はいいとしてこれからどうする」


未来「とりあえず今日中にあそこにもよりたいけど現状確認をしよう」


キャスター「現状確認とな、聞こうじゃないか」


未来「とりあえず僕に出された依頼はこの聖杯戦争を無事に安全に終わらせる方向にもっていくこと、これはキャスターも同意してるよね」


キャスター「まぁ、わざわざ私を召喚したんだ多少は協力する気でいるさ、で他には?」


未来「後は僕たちの現状戦力かな」


キャスター「・・・正直なんで私を召喚しちゃったか知らないが正直戦力にするなら私はほぼ今回のせい馳印相ならダントツの弱小と呼べるね」


未来「・・・それは十分承知の上だよ、それでもキャスターの宝具があれば戦闘には介入しやすいのもあるからキャスターを呼んでよかったよ」


キャスター「・・・私の価値はそれだけかい?」


未来「違うよ、さっきの言い方はキャスターの宝具に関しての期待もあるけど、きゃう⒮ターがいい人だって僕は知ってるから」


キャスター「唐突に何を言うかねこの坊やは」


未来「ごめん、ごめん、それに他にも便利な事もできるしね、キャスター」


キャスター「まさか、戦前学んだ医学が役に立つとわね、まぁ、それでもすごい薬は作れないが」


未来「それでも交渉する場合の手土産にはいいかなと思うし、何かあった時に使えるしね」


キャスター「まぁいいが、それで坊やの方の戦力はあるのかい」


未来「これでも実力はまだまだだけど魔術使いとしてはそこそこの腕はあるよ、その気になれば相手マスターの動きも止めれるし、後は知り合いの伝手から使い捨て礼装を毎日送ってくれる連絡はついてるし、闘争のテクもそこそこあるよ」


キャスター「ふむ、そこだけ聞けばそこそこできそうだがまだ一手足りぬが、何か秘策でもあるのかい?」


未来「一応、知り合いから貰った特殊な礼装服をもらってるけど」


キャスター「けど、何だい」


未来「・・・切り札にはなると思うけど、うまくはまるかどうかによる、そんな装備だよこれ」


キャスター「なーに、私だって正直宝具の一部を使うのを嫌って縛りプレイしてるようなもんだ、ちゃんと聞いてあげるから言ってみな、坊や」


未来「う、うん、この装備はね3回だけなら・」プルルルルッ


キャスター「おい、坊やそのすまほだか何か鳴ってるぞ」


未来「あ、本当だ、えっと、宝城、美香、美香ちゃん?」


ピッ


未来「もしもし、どうしたんだ・」


宝城美香「た、助けて、お兄ちゃん!!」


未来「・・・どうしたの?」


美香「何か変な二人組が私の家の前にいて、それに片方サーヴァントが」


未来「わかった、すぐ行く」


キャスター「どうしたんだい、坊や?」


未来「キャスター、僕の知り合いのセカンドオーナーの子がピンチだ、すぐに向かうぞ」


キャスター「やれやれ、早速仕事かい」


未来「後でできる事なら埋め合わせするから手伝ってキャスター」


キャスター「わかったよ、いい埋め合わせじゃなきゃ許さんからね、坊や」


未来「ほどほどに頼むよ、キャスター(汗)」


ガチャッ バタンッ 


バイク起動 ブルンブンブンブンッ


キャスター「これで行くのかい」


未来「早めに行くならこの方が早いからね」


ブーーーーンッ!!


ライダーサイド


美香「早く、早く来て、お兄ちゃん」


ライダー「にしてもあの二人は何者だろうか」


美香「わからないわ、ドア開ける前に監視の使い魔で見たけど、一人は実力的にはまぁまぁのマッチョの大男だけど問題は」


ライダー「私としてもあのサーヴァントはまずいです」


美香「・・・多分遠目で見たけど、ライダー勝てる?」


ライダー「1回だけなら勝てますが、そのあとは多分自力の差が出ますね」


美香「えぇ、いくら私も魔力供給なら今回の規模なら大きい方だけど、それでも」


ライダー「あの三騎士が一人、アーチャーには勝てないと」


美香「悔しいけれど、勝利するなら正攻法じゃ駄目なのは確か」


ライダー「正直私も生前は友の力を借りているのでそこまで王道の方ではありませんが」


美香「正直言うならお兄ちゃんが来てくれれば、2対1でこちらが有利になって同盟木目れば今後も多少は楽になると思う」


ライダー「・・・前から思いましたが、その方は強いのですか」


美香「強いよ、めっちゃ強い、昔私を助けてくれた時にも」


ライダー「そうですか」


キキーーッ


ライダー「誰か来ましたね」


美香「もしかして、やっぱりお兄ちゃんだ」


ライダー「さて、これでどう状況が動くやら」


アーチャーサイド


城之内武留「なぁ」


アーチャー「どうしたんだい、マスター」


武留「これ、下手に壊さない方がいいよな」


使い魔×20ズラッ


アーチャー「まぁ、どうやら俺達は今疑われている立場だからな」


武留「いや、別に怪しくねーから、てか、なんでお前そんな笑顔なんだよ」


アーチャー「いやいや、ここの主人は相当俺の実力を買ってるみたいだからな」


武留「お前、変わってるな」


アーチャー「なーに、こういう時はどっしりと待つのが・」


キキーーッ


武留「誰だ、って未来じゃねーか」


未来「よう、武留、お前も参加してるのか」


キャスター「誰だい、この汗臭い大男は?」


武留「あ、汗臭い・・・」


アーチャー「まぁまぁ、落ち込むなよ、ところであなた達はも参加者だよな?」


キャスター「・・・坊や、この男は」


未来「あぁ、すごい、気を向くと倒れそうだよ、お聞きしたいのですがどこの大英雄ですか、あなたは?」


アーチャー「おぅ、俺の事かい、いやいや青年も俺の実力を買ってくれるのかい、うれしいね」


武留「そうだ、武留、俺ここのセカンドオーナーに会いに来たんだけど入れなくて」


未来「大丈夫だよ、武留、あちら側から来てくれたから」


スタッスタッ


美香「ようこそ、我が宝城家へ、何か御用でしょうか」


未来「久しぶり、美香ちゃん」


武留「へっ、未来、お前の知り合いか、この子」


美香「来てくれてありがとう、お兄ちゃん」


武留「お、お、お兄ちゃんだと、・・・羨ましいな、未来君~」


未来「気色悪い声出すなよ、武留・・・」


美香「ねぇ、お兄ちゃん、この人知り合いなの?」


未来「あぁ、そうだけど、ここで話すのは何だから家に上がっていいかな、誰に聞かれたり見られたりしても困るし」


美香「そ、そうだね、ではどうぞ我がお屋敷へ」


キャスター「お邪魔させてもらうよ、お嬢ちゃん」


美香「お嬢ちゃん!!」


アーチャー「ハッハッハッ、じゃ僕達も入ろうか、行くぞマスター、そんなことせず」


武留「くそ、羨ましいぜ、サーヴァントもめっちゃきれいな美女だし、お兄ちゃん呼びする妹分もいるし」


ガチャッ キィーー バタンッ


・・・ハイッタカ、マダヨウスミダ


ジーーー


午前11時13分


宝城家屋敷内リビング


武留「広いなー、初めて見るぜ」


未来「まぁ、僕も正直なかなかに圧巻してるね」


キャスター「なかなかだね、お嬢ちゃん」


美香「あのさっきからお嬢ちゃんて言いますけど、その呼び方はなぜですか?」


キャスター「そりゃ、私から見ればみんないい子どもさ、坊やもお嬢ちゃんも」


美香「あの、もしかして坊やってお兄ちゃんの事ですか?」


キャスター「そうだが」


美香「その呼び方やめてくれませんか、いくら何でもひどいです、人を馬鹿にしてます」


キャスター「・・・」


美香「やめないのならこの部屋から出て行ってくれませんか、そんな言い方する人と話し合いしたくはないです」


キャスター「ほぉ、なかなか威勢のいいお嬢ちゃんだね」


美香「今そういうの関係ないですよね、訂正するか、出てってくれますか」


未来「い、いいんだよ、美香ちゃん」


美香「なんでよ、お兄ちゃん、悔しくないの、あんな言われ方して」


未来「あれもキャスターなりの線引きの仕方なだんだよ、僕のことを認めてくれるまでこの呼び方なだけで認めてくれれば呼んでくれるからさ」


美香「・・・とりあえずキャスターさんですよね」


キャスター「そうだが?」


美香「とりあえずその呼び方をやめる気がないのなら他の言動や行動なりでもしお兄ちゃんにひどいことしたら許しませんので」


キャスター「おやおや怖い怖い」


美香「・・・話が進まないので本題に入ります」


アーチャー「そうだな、で話と言うのは何だ?」


武留「あぁ、俺も気になってたがなんで俺達も交渉の席に入れてくれたんだ?」


美香「・・・皆さん、これを見てください」


スッ ある情報をまとめた書類


未来「これって!!」


美香「今回の聖杯戦争の首謀者と思わしきリストです」


武留「このヴァンと言う男は何者なんだ」


美香「情報を洗ってみましたが元傭兵だったらしく戦闘的にもダーティープレイが得意らしいです」


キャスター「よくここまでの情報を入手できたねお嬢ちゃん」


美香「・・・それでもこの男はせいぜい黒幕の知り合いです、この男が今回の首謀者と関係しているのですが現状この男が第一に要注意リストになってます」


未来「結構露骨にこの男が怪しくさせてるよな、どう見ても魔術師ぽくないし」


美香「やるにしてもこの男はできません、魔術師ではない事は確認できているので絶対にいるはずなんです、真の首謀者が絶対に」


未来「・・・とりあえずはこの男ともう一人を抑えれば無事に終わる可能性があるんだよね、美香ちゃん」


美香「えぇ、おそらくこの推定二人を止めれれば七割は無事に終わることができると考えております」


未来「残りの三割は?」


美香「今この場にいない二組の陣営が何をするのかわからないからです」


武留「そりゃ、まぁ、その残りの陣営も危険なのか」


美香「一応、目星はついていて、一人は裏の情報屋、もう一人がこの町に住む土着の退魔士です」


アーチャー「そりゃ、なかなかに面白そうだな」


キャスター「別にそいつらが何もしてこなければいいのだがね、まぁ、推定敵さんも嫌だけど」


美香「とりあえず、私としての頼み事ですがこのヴァンともう一人を倒すまでの長期の協力を申し入れます」


アーチャー「ほぉ、また大胆に言ったね」


未来「それでどのような事をすればいいのかどのような報酬があるんだい、美香ちゃん」


美香「協力としましてはこの屋敷にいてもいなくてもかまわないので連絡を取り合えるようにしたいです、後は報酬としては私達の協力と私達の戦力、後前払いで使い捨て礼装をできる限り要望を聞いて用意します、後の報酬は私とライダーの願い事と無事聖杯を回収できたならば私は後でいいので聖杯の使用権を先に渡します」


未来「いいのかい、そこまで出して」


美香「大丈夫だよお兄ちゃん、この報酬は協力しない場合は渡さないから」


キャスター「甘いね」


美香「なっ、何が甘いですか、キャスターさん」


キャスター「甘いよ、くどすぎるくらいね、なんで聖杯の使用権を先に渡すんだい、あんた達には願い事がないのかい、せめて願い事を先に話してもいいだろ、その口ぶりからじゃ」


未来「ちょ、キャスター、何言って」


キャスター「黙りな坊や、今交渉してるんだよ、で私的には報酬としては先にあんた達お嬢ちゃんとライダーの願い事も聞きたいのだが」


ライダー「・・・私は言ってもいいですよ、後はマスターの判断で」


美香「・・・私達の願いは・・・」


ビービービー


未来「何だ!!」


美香「使い魔からの発信音だわ、これは!!」


武留「どうした、何か来たかい」


美香「件の男、ヴァン・キルシュタインとサーヴァントがこの近くの町に来ました」


未来「な、何でこのタイミングで何か考えがあるのか?」


美香「分かりませんが、私はライダーと共にその二人の場所に急いでいきます」


武留「待てよ、嬢ちゃん、俺らも行くぜ」


アーチャー「俺は何時でも構わないぞ、マスター」


未来「僕も行きます、何をしようか考えてるかわかんないけどこれを止めるのが僕の仕事だ」


キャスター「めんどくさいけど私も行くかの、坊やがこの私を認めさせれるか見抜いてやんよ」


美香「・・・ありがとうございます、では皆さん、行きましょう」


オー!!×6


11時45分


???サイド1


???「どうするのですか、マスター」


???「とりあえず様子見だ、いちいちでっかいことに構ってらんないからな」


???「いいのですか、それでは相対的に心象が悪くなってしますが」


???「別に戦闘だけが協力じゃないだろ」


???「そ、そうですか」(何を考えているのだ、このマスターは?)


???サイド2


???「行かなきゃいけないかな?」


???「戦わないにしろ、見るにしろ、行っといたほうがいい、見るのもいい訓練になるからな」


???「えー、ちょ、引っ張んないでよー」


ヴァンサイド


ヴァン「では頼むぞ、アサシン」


アサシン「・・・別に僕は楽しければどうでもいいよ」ニコッ


ヴァン「そうか、では始めるぞ、お嬢様のためにも」


続く


次回予告


遂に始まった聖杯戦争、敵は元傭兵と怪しげな暗殺者


それぞれの思惑が動く中、我らが主人公は何を思う


うなれ鉄拳、轟け雷鳴 今ここに紅き稲妻が降臨する


次回 第2話 紅き稲妻


英雄譚を君は目撃する


現状状態


キャスター陣営、ライダー陣営、アーチャー陣営

詳細不明


???陣営1、???陣営2

詳細不明


アサシン陣営

詳細不明


???陣営

???












後書き

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