2017-08-16 22:42:14 更新

概要

命を救ってもらった忍野扇だったが、暦にベタ惚れになってしまう。そこで扇が暦をデートに誘うが...?

青春は、命懸けだから面白い


前書き

艦これの北上を書こうと思いましたが、終物語下のアニメを見て扇ちゃんに惚れたので、書かせて頂きました。いきなり書いたのでまとまっていないところも多々ありますが、是非よろしくお願いします!


忍野扇「本当に、愚かですね。ふふっ」







阿良々木暦「さて、卒業式も終わったことだし、どこかに遊びに行ってみるか?いや、まだ疲れてるし家にいた方が...」ブツブツ


斧乃木余接「鬼いちゃん。独り言言ってる時に申し訳ないけど、お客さんが来てるみたいだよ。」


暦「うあぁ!いつの間にっ!?」ガタッッ!


余接「やれやれ、僕は今来たところだよ。少なくとも『さて、卒業式も終わったことだし』てとこからだよ。」


暦「それって最初っからじゃん!!」



閑話休題



暦「って、確かお客さんがどうとか」


余接「うん。お客さんが来てる。」


暦「そっか、今日はみんな家にいないのか、ごめん、直ぐに行くよ」バタバタ


ガチャ


暦「待たせてすいま...お、扇ちゃん?」


忍野扇「おはようございますです。阿良々木先輩。」


扇。忍野扇。彼女は元怪異。否、僕自身である。今は忍野メメの甥として生活している。休日に女の子と会うのは、彼女がいる身で些か問題がありそうなものだけれど、友達だから大丈夫、だよね?ごめんなさい!ひたぎさん!


暦「お、おう。おはよう。僕に何か用か?」


扇「はい。今日は戦場ヶ原先輩から阿良々木先輩を奪いに来ました。」


暦「待て待て!?それは扇ちゃんが彼女になってくれるって事!?」


扇「はぁ、なんで浮気を肯定してしまっているんですかね?この愚か者は」


暦「いやそれは冗談として、彼女がいるからそれは無理だけれど、友達として、後輩としてなら、家の中で話さないか?外は寒いし」


危ない危ない。もう少しでひたぎさんを殺人鬼として新聞に載せるところだった。


扇「そうですね。但しこの家を出る時には愛人関係になってますけどね」


暦「誰かさんと同じような事を言わないでくれ。早く入ろう」


ガチャ バタン



暦「はい、ココア。甘いものとか苦手じゃないか?」


扇「大丈夫ですよ?たとえ嫌いでも先輩の出すものならなんでも食べますし、飲みますよ?」ニコ


暦「そ、そうか。えっと、どうだ?その後の身体の調子とかは」


扇「何も問題ないですね。ですが、新しい感情に戸惑ってますけどね。特に恋愛感情の方には。」


扇「好きなんですよ。先輩のことが。率直に、直球に、素直に、正確に言いますと。惚れました。ベタ惚れです」


暦「それは、わかったけど。ごめん。今は好きな人...って言うか付き合ってる人がいるから無理、かな。」


扇「まぁ、そう言うと思いまして。今日は先ず友達になって頂こうと思って登場したのです。」


暦「先ずってのが怖いけど...いや、それは間違ってるぜ扇ちゃん。何故ならもう僕達は友達以上の仲じゃないか!」カベドン


扇「はっはー、顔が近いですが、これはキスをしろ、ということですか?」


暦「っ/// 違う違う!ごめん、扇ちゃん///」


扇「ふふっ、本当に可愛いですねぇ、この愚か者は」


なんか調子狂うなぁ


暦「そうだ、扇ちゃん。これから何かゲームでもしないかい?」


扇「いいですよ。但し、勝ったら......なんでもいうことを聞いて下さいね。阿良々木先輩。」


暦「わ、わかったよ。でも何をしようかな、うーん。花札なんてどうかな?」


扇「いいですね、花札。はっはー、日本の伝統的な遊びを選ぶなんて、幽趣佳境(ゆうしゅかきょう)なんですね。又々尊敬します。」


暦「まぁ最近はゲームとかいろいろ流行ってるからなぁ。でも本気でこないと、負けるかもしれないぜ?なんせあの神原と戦って連戦連勝なんだからな!」


扇「ほほう。それはそれは。ですが阿良々木先輩、先輩の方こそ注意した方がいいんじゃないですか?だってこれまで先輩がわからないことも、大抵は私が知っていたではありませんか」ニコニコ


暦「た、確かにな。だがこれに関しては負ける気がしねぇ!行くぜ扇ちゃん!」


扇「望むところです。」ニヤ










30分経過




暦「.........」


扇「..........」


暦「ごめん、扇ちゃん。あともういっ」


扇「ダメですよ?駄目です。もう何回してると思ってるんですか。その七転八起は素晴らしいと感じますが。これは賭け事ですからねぇ。ここで終わりです」


暦「ぐぬぬ〜」


扇「はっはー、まさに漫画のキャラのような擬音をつかいますねぇ。ところで、忘れたわけではありませんよね?なんでも言うことを聞くという罰ゲームを」


ハッ!しまった!久しぶりにする花札が楽しすぎてすっかり忘れていたぁ!

このままだと、絶対に彼女にしてとか言われるに決まっている!


暦「えっと、扇ちゃん?僕に出来ることなら、喜んで受けるけど。ひたぎを殺人鬼にする事だけはよしてくれよ?」アセアセ


扇「大丈夫です。バレなければ罪には問われませんから」


暦「南無阿弥陀仏」


そうだ、遺書を書こう


扇「今日は私とデートをしませんか?阿良々木先輩。」


暦「南無...んえ?デート?」


扇「はい。あくまで私は転校生なので、この街を案内すると思って、ダメですか?」


暦「それなら大丈夫だけれど、あんまりデートプランに期待するなよ?なんせ彼女とのデートに廃墟を選ぶような奴だからな」


扇「構いませんよ。あ、それからもう1つ。お願いがあるんですが...」


暦「ん?お願い?」


扇「はい。デート中は腕を組んでも...いい、ですか?」


ヤベェ。いつもこんな事言わないし、こんな照れ顔見た事ないからドキドキするなぁ


暦「わかったよ。だけど周りには気をつけないと、いきなりナイフが飛んできてもおかしくないから」


暦「じゃあ、取り敢えず少し街にいって、お茶でもしようか?いや、その前に北白蛇神社に寄るかな」


扇「そうですね。じゃあ行きますか」


暦「ああ!仕方ねぇなぁ!全く可愛い後輩だぜ!」ガチャ


扇「凄く楽しみにしてるじゃないですか。では、お邪魔しました。行ってきます。」バタン



トコトコ


暦「じゃあ、扇ちゃん。腕を...」


扇「扇と呼んで下さい」


暦「へ?」


扇「ズルいですよ、翼とか、ひたぎとか...私も呼ばれてみたいと、思いまして///」




暦「ほら、扇。腕組もう。ん」クイ



扇「カッコいいなぁ。先輩」ぼー


暦「恥ずかしいから早くしろぉー!」


扇「はいはい。急かさないで下さいよ。か弱い女子を」




十分後



暦「ううぅ。着いた〜、寒くないか?扇」


扇「いいえ?全然平気です」ギュー


ううっ!まずい!惚れちまう!


暦「ここに来たのは、まぁ八九寺に会うためなんだが...大丈夫か?」


扇「いいですよ?もう前みたいに環境を変えるような、バランスを保とうとするような事はしないですし、出来ないのです。心配ご無用です」


暦「よし、じゃあ行くか」


コツコツコツ


扇「まさか、海蛇の神様とはいえ、こんな山に納められるとは思わなかったでしょうねぇ。」


暦「うーん。でも蛇だから馴染めたりもするんじゃないのか?」


扇「はっはー、相変わらず愚か者ですねぇ。貴方は。では、まず人間で考えてみましょ..むぐ」


暦「わかったから。寒いからもっとちかくに寄ってろ」ダキ


扇「ふぁい。」


コツコツコツ...



暦「さて、ロリな神様がいるとこに着いたぞ。」


暦「おおーい!八九寺ー」


八九寺真宵「ここですよ、みたらしさん。」


暦「人の名前を団子につけるタレみたいに言うな。僕の名前は阿良々木だ」


八九寺「失礼、噛みました」


暦「違う、わざとだっ」


八九寺「神はいた」ピカピカ


暦「説得力が違えぇっっ!」ポヨーン



閑話休題



八九寺「で?何か用ですかね?この浮気者は?」ゲシゲシ


暦「地味に足を蹴るのをやめてくれ。ただの友達としてだよ」


扇「いいえ?既に一線は越えたじゃないですか〜」テレテレ


暦「扇!八九寺は意外にネットワーク持ってるんだからやめろ!」


八九寺「これはこれは、また阿良々木さんを強請る弱みが出来ましたね。で?今日はどうしたんですか?」


暦「し、死んだ......まぁ、今日は扇に街を案内しようと思ってな、」


八九寺「なるほど、それで浮気がバレないようにお祈りに来たと...」


暦「ちがうちがう!お前のとこに少しでも顔を出しときたかったからな。その、寂しくないか?神様は?」


扇「そうでもないんじゃないですか?だって昨日も会いましたし、ね?真宵ちゃん」


八九寺「はい!神様とは言えども、場所が縛られると言うことではありませんからね。何処へでも行けますし。いつでも帰ってこれます。昨日は扇さんに会った後、阿良々木さんの家に行って、斧乃木さんと遊びましたしね」


暦「おいおい、めちゃくちゃ自由じゃねーか」


もう少し神様らしくしないでいいのか?と言う言葉を、僕は八九寺に言える立場ではない。言える程正しくはないと、少し暗くなってしまう


扇「では、そろそろ行きますか?またね。真宵ちゃん。今度は何か美味しい物でも持って行くよ」


暦「またな、八九寺。今度は容赦なくスカートをめくりまくるからな!何かあったら...相談してくれよ」


八九寺「はい。頼りにしていますよ。阿良々木さん!」


そう言って、ニヤけ顔のロリ神様を背中に、少し心が温かく、ほっこりした気分で、僕達は神社を後にした





コツコツ...トンッ



さて、次は街でお茶か


暦「さて。このまま街に行くか?それとも、近くの公園で休憩でもするか?」


扇「そうですね。私も多少疲れました。なんせ帰宅部ですしね」


暦「それは僕もだよ。じゃあ、そこの公園で休むか」





五分後




暦「くっ、くあぁ〜」


暦「じゃあそろそろ行こう。バスの方が速いから、バスで行ってもいいか?」


扇「はい。歩くのは少し退屈ですからね、それにお腹も空きました」



バス移動ーーー


プシュー ブゥゥーン



扇「さぁ、手始めに何か食べましょう。ですがここには全く来たことありませんし、案内してもらいましょう。」


暦「そうだな、あっちに美味しいバイキングのお店があるから、行ってみようか。」



イラッシャイマセー


暦「すいません、2名です、...はい、あそこの席か」




扇「先輩、今回はここまでみたいですよ?」


暦「へ?なんの?」


扇「これを書いている人が柔道の練習中に二回も嘔吐するというお恥ずかしいことをしたみたいですねー」


暦「それは、仕方ないな」


扇「今回はここまでですが、何かお気付きの点や、アドバイス、感想など待っているそうですよ。」


暦・扇「よろしくお願いします!」


















後書き

二人が言った事が後書きの代わりなので、ここでは楽しんでもらえたら嬉しいと思いますという事だけお伝えしておきます。


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2023-07-09 10:51:24

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