2017-08-20 00:04:20 更新

概要

初投稿ですm(_ _)m
読みにくいかもしれませんが最後まで読んでいただけると幸いです。
善子ちゃんと鞠莉ちゃんはほとんど出ません。
梨子ちゃんはノンケです。


千歌side


夏休みまであと2週間のタイミングで梨子ちゃんが太っていたという事実が発覚した。

原因は松月でスイーツを食べすぎたせいだ。

梨子ちゃんも自分なりに危機感を持っていたみたいで、1ヶ月前から毎日朝練の前にランニングをしてるみたいだった。

聞いた話だけど結構早い時間から始めてるみたい。


梨子ちゃんが太っているという事実が発覚したが、結構頑張ってるからなのか、体重は元に戻っていた。だけど、彼女はまだランニングをしていた。

理由を聞くと、『体力がつくし、朝走ると気持ちいいから』と慌てながら言われた。

これは怪しいと思った私は、毎日走ってる曜ちゃんと、果南ちゃんを誘って追跡することにした。


2人には前日泊まってもらい、次の日梨子ちゃんが家を出た後をついて行った。

彼女はどこかに行くためなのかペースが速い。

私達は見失わない程度のスピードでついて行った。

やがて、目的の場所についたのか、彼女が立ち止まったので、建物の中に隠れて、見ることにした。

彼女が、立ち止まってから15分くらい経って何事も起こらないので、帰ろうかと建物を出ようとしたら突然曜ちゃんに肩を叩かれたので振り返ると、驚いたように彼女がいる場所を指さしてたので見てみると、そこには




同い年くらいの男の人と仲良さそうにお喋りをする梨子ちゃんがいた。




曜side


まさか、梨子ちゃんに男友達がいるとは思ってもいなかった。

別に仲良くするのが悪いとは思わないが、とても仲良さそうに喋ってる姿を見てると、驚きを隠せない。

しかも、あの梨子ちゃんが男の人にグイグイ行ってるのをみると、ぼーぜんとするしかなかった。


その日の登校してる時に、千歌ちゃんと思いっきって朝のことを話したあと、彼のことが好きか聞いてみた。

梨子ちゃんは一瞬固まった後、顔を真っ赤にして必死に反論していたが、私たちがニコニコしながら聞いていると、やがて観念したのか、俯いて小さく頷いた。

それから告るのか聞いてみたら、勇気が出ないと言われた。


梨子ちゃんの秘密を知ってから数週間が経った。

既にAqoursのみんなに知れ渡っていたから、鞠莉さんや、善子ちゃんにいじられては顔を赤くして怒るのが日常となっていた。

そんなある日のことだった。


梨子「私、告白する。」


それは千歌ちゃんが家の用事のため部活を休んだ日、私と梨子ちゃんと善子ちゃんでバスに乗っていた時の事だった。私達は驚きながら、て梨子ちゃんに理由を聞いた。

これ以上、好きの気持ちを抑えているのは苦しいということだった。

そういった後、どうやって告白したらいいかわかんないと泣きついてきた。

当然だが、私達も告白したことはないので善子ちゃんと頑張って方法を捻り出した。

と言っても、ランニングの後に告白するだけである。

梨子ちゃんは最初不安そうにしていたが、私達が頑張って説得したら、勇気が出たのか前向きになっていた。












それから1週間後、梨子ちゃんは告白した。

そして、相手がOKをし、2人は付き合い始めた。











今思ったら、この行動が行けなかったのかもしれない。







果南side


梨子に続き、今度は千歌が太った。恐らく原因は一緒だろう。


私に泣きついてきたので、一緒に朝ランニングをしようかと誘ったところふたつ返事でOKと言われたのですることになった。

あと2日で夏休みだ。時間は沢山あるので、何とかなるだろう。


次の日いつもより早起きしているのかとても眠そうな千歌と一緒にランニングをしていたときだった。

この前、梨子と梨子の彼氏が待ち合わせに使っていた場所には、彼氏しかいなかった。過去に1回あったことがあるので、彼氏は私たちのことを見つけると、近くに寄ってきて梨子はどうしたのか聞いてきた。

私達は会っていないと答えると、彼氏はがっかりしたように帰っていった。


学校に着いてから、遅刻ギリギリで梨子が来た。今日の朝はどうしたのか聞いてみると、珍しく寝坊した様だった。

なので彼氏のことを、話すと梨子は顔を赤らめて千歌を叩いていた。

明日は絶対寝坊しないと、心に誓っている梨子を置いて私は教室に戻った。


次の日、千歌の家の前で待っていると、梨子は家から出てこなかった。

スマホで知らせた方がいいのかと思っていると、千歌が来たので先に行ったと考え、それ以上考えるのはやめた。

それからしばらく走っていると、また、待ち合わせ場所には彼氏しかいなかった。

彼氏が私たちを見ると、帰ろうとしたので、梨子が来るまでお喋りしませんかと提案したところ、のってきたので3人でお喋りをしていた。

だけど、梨子は遅刻ギリギリまで待っても来なかった。


学校に行ってみると、既に梨子は机に突っ伏して寝ていた。

よく見ると泣き腫らした跡がある。

後で千歌から聞いた話だと、梨子は夏休み中東京に行くそうだった。

1ヶ月彼氏に会えないとなるとあの梨子でも流石に泣いてしまったのだろう。

梨子本人が彼氏さんには伝えにくいとの事だったので、千歌が代わりに伝えることになった。





次の日、千歌は梨子が来ないことを伝えなかった。






曜side


夏休みが始まった。

梨子ちゃんは東京に夏休み中はこっちに帰ってこないとのことだった。

次のライブは夏休み中なので、梨子ちゃんを抜きでしないといけない。


果南ちゃんから聞いた話だと、千歌ちゃんは毎朝ランニングを頑張っているみたい。

果南ちゃんと一緒なので、ペースは早めだが、しっかりとついて行っているみたい。

梨子ちゃんの彼氏さんともすっかり仲良くなっていた。

果南ちゃんよりも千歌ちゃんと仲良くなったみたい。





…まさか、、、ね?



千歌side


私は今、ランニングを特に頑張っている。

理由は、、、体型維持と体力作りだ。

体重はすっかり元に戻った。

果南ちゃんにも付き合ってもらっているので、もっと頑張らないとね。


今日も、果南ちゃんに迎えに来てもらって、一緒にランニングをしている。

次のライブまであまり日数がないので、ダンスも頑張らなきゃ。


いつもの待ち合わせ場所に行くと梨子ちゃんの彼氏さんはいた。

彼氏さんと話していると、とても楽しい。

なんて言うんだろう…馬が合うって言うのかな。

話しているだけでとても幸せな気分になって、ついつい果南ちゃんを放っといてしまう。

果南ちゃんも話せばいいのに。


お盆辺りになると私の家と果南ちゃんの家にはお客さんが沢山入るので忙しくなる。

なので、果南ちゃんとは一緒にランニングをしなくなった。

今日も彼とお喋りをするために、1日の中で一番楽しいひとときを過ごすためにランニングをしている。


夏休みもあと2週間だ。


あと2週間で梨子ちゃんが帰ってくる。


そうなれば、この楽しい時間も終わる。


そんなの嫌だ。


彼ハ私ノモノ。


ダレニモアゲナイ。



梨子side


親に無理を言って、夏休みが終わる1週間前に内浦に帰ってきた。

理由はもちろん彼に会うため。

親は仕事の都合上10月まで東京なので

1ヶ月は一人暮らしだ。

帰ってきた初日は、掃除をしたりして過ごした。


そして2日目。

彼にドッキリを仕掛けるため、連絡をせず、いつもランニングを始める時間よりも遅めに出発した。

そして、集合場所についた瞬間、私は驚愕の事実を知った。

集合場所には彼氏がいる。

そこまではいい。


なんで千歌ちゃんもいるの?

なんで千歌ちゃんと話してるの?

なんで楽しそうなの?


そんな考えが頭の中をぐるぐるしている。


ふらふらしながら歩いていたら家に着いた。


ベッドの上に寝転がる。


さっきの光景が頭から離れない。

あなたがどこか行くなんて嫌。

あなたがとられるのも嫌。

あなたが他の女と喋るのも嫌。

あなたが私の前から居なくなるのも嫌。

あなたが、他の女と仲良くするのも嫌。




嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌









ならば、どうすればいい。











その考えに辿り着いた時点で私は既に私ではなかったのかもしれない。





曜side


夏休みが終わった。

クラスのみんなはとても憂鬱そうなのが顔を見るとわかる。

だけど、千歌ちゃんだけは違った。

頬杖をつき、外を見ながらニヤニヤしていた。

心なしか、顔が少し赤い。

その姿を見ていると夏休みが始まった直後に思った事が思い出される。






、、、まさか千歌ちゃん、




梨子ちゃんの彼氏を取らないよね?









結局この日、梨子ちゃんが学校に来ることは無かった。



果南side


部活の時間、集まったメンバーを見て梨子がいないことに気づき、曜に聞いてみた。

担任の先生が言うには体調不良らしい。

昼休みに連絡したら、そんな大事じゃないから、大丈夫、お見舞いはいらない。

と返ってきたらしい。


本人が大丈夫と言っているので、お見舞いには行かず、8人で練習をした。



早く梨子が来ないと、曲が作れないのになぁ、、、。





それから1週間、梨子が来ることは無かった。



千歌side


梨子ちゃんが休んでから1週間が経つ。


Aqoursの中で流石にお見舞いに行った方がいいのでは、と案が出た。

全員で押しかけるのは迷惑なので、行くメンバーは私と、果南ちゃんになった。


バスの中で果南ちゃんと話をした。

梨子ちゃんの話、次のライブの話。

そして、梨子ちゃんの彼氏の話。




私は既に、彼氏さんに恋愛感情を抱いていることは知っていた。

だけど、梨子ちゃんの彼氏なので、告白はしない。

ただ、毎朝傍にいるだけで幸せだった。

毎朝、他愛もない話で盛り上がるのが好きだった。


そんな話をしていたら最寄りのバス停についた。

バスから降りて、梨子ちゃんの家のインターホンを鳴らす。


・・・誰も出てこない。


携帯に電話してみる。



・・・でない。


誰も出ないので、きっとお母さんは買い物に行ってて、梨子ちゃんは寝ているんだろう。

そう結論づけ、解散した。


果南ちゃんが見えなくなるのを見届けてから、もう1回梨子ちゃんの家に行ってみた。

そして、恐る恐るドアを開けてみる。



、、、開いた。


中に入る。

とても静かだ。

梨子ちゃんは寝てるのかな?

そんなことを思いながら、梨子ちゃんの部屋に行ってみる。

部屋のドアの前に立って一応ノックをしてみる。


反応が無かったので、中に入る。





そこは、いつも私の部屋から見えた梨子ちゃんの部屋ではなかった。

部屋1面を埋め尽くす大量の写真。

その全てが、彼氏さんの写真。

しかも、全て盗撮、、、。













そこまで考えた瞬間後ろから頭を何かで殴られその場に倒れる。


意識が無くなる前に見たのは、バットを持った梨子ちゃんが誰かに連絡する姿だった。




彼氏side


目が覚めた時、俺は知らない場所にいた。

周りは薄暗く、よく見えない。


・・・確か、梨子に呼ばれて砂浜に行ったんだよな。そしたら梨子が来て、、、

そこまでは覚えているのだがそこから先の記憶が無い。

そこまで考えた時、俺は椅子に縛られていることに気づいた。


自力での脱出は不可能なので助けを読んでみる。


そうすると、現れたのは、、、



彼氏「…梨子。」


梨子は俺が起きているのを見たあと、嬉しそうな顔をして言った。


梨子「良かったぁ、、、あなた、3日間寝てたのよ?ふふっ、お寝坊さんなんだから。」


彼氏「3日間!?親はなんか言ってなかったのかよ?」


梨子「あぁ、それなら大丈夫。私の家でお泊まり会してることになってるから。」


彼氏「泊まるって、、、3日は長すぎじゃないのか?」


梨子「あら、もっと泊まってもいいのよ?」クスクス


俺は、梨子から漂う不気味な何から背けるために言った。


彼氏「それに、ここはどこなんだ?」


梨子「ここはね、私とあなたの家。これからはここで2人で生活するの。」


彼氏「おい、お泊まりはどうなった。」


梨子「そんなの、ただの口実。一緒に住むためだもの、何だってやるよ。」


彼氏「ちょっとまて、何だってやるのは分かった。だが、俺を拘束する必要はあるのか?」


梨子「だって、あなたはここまでしないと逃げてしまうもの。そんなの嫌。誰にも渡さない。」


彼氏「渡すもなにも、俺は梨子の彼氏じゃないのか?」


梨子「そうだよ。だけど、それでもあなたは話すよね。例えば、、、高海千歌と。」


彼氏「!?」ビクッ


梨子「とっても仲良さそうに話していたよね?あれを見たとき、どんな気持ちだったかわかる?分かるわけないよね。とっても楽しかったもんね。」


彼氏「ち、ちがっ」


梨子「何が違うの!?じゃあ、どうだったの!?答えてよ!」


彼氏「……。」


梨子「やっぱり楽しかったんだね。知ってたよ。」


梨子「確かに、地味な私より元気で明るい千歌ちゃんの方が話やすいよ?」


梨子「でも、あなたは私の彼氏なの。」


梨子「だからね、罰があってもいいんじゃないかな?」


そう言いながら、梨子はテレビをつけた。

テレビはニュースをやっていた。


梨子「あなたが起きる前に、千歌ちゃんと少しだけ『おはなし』したんだ。」


梨子「そしたらね、やっぱり彼女、君のことが好きだったみたい……私の彼氏なのにね。馬鹿みたい。」


梨子「でも、千歌ちゃんは君のことを何もわかっていない。」


梨子「君のこと、何もわかってないのにね…ふざけないでよって思った。」


梨子「そんな軽々しい気持ちなら好きにならないでよって言いたかった。」


梨子「でも、もういいんだ。」














梨子「モウ、キミハ、ワタシノモノ、ジャマモノハ、ダレモイナイ」















梨子「さあ、これからなにしよっか」ニタァ








そう言って笑う梨子の後ろで静かにテレビはニュースを伝えていた。























-次のニュースです。一昨日の夕方から行方が分からくなっていた高校2年の高海千歌さんが昨日、山の中で死体で見つかりました。死因は絞殺と見られます。

警察は殺人の方向で捜査を進めています。-


後書き

いかがだったでしょうか?
文章が下手なので意味不明だったかも知れませんが、最後まで読んでいただきありがとうございますm(_ _)m
感想、文章のアドバイスお待ちしております。


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