2017-09-23 15:17:13 更新

概要

ふと思ってしまった。こんなものをSSと呼んでいいのかと…。


前書き

作品要素がラブコメとなっておりますが、なってればいいな〜という作者の希望です。怒りゲージの上限がマリアナ海溝より深い人だけご覧下さい。


「ねえ、社長。」

「ん?どうしたモニク。」

目の前の金髪碧眼の秘書が話しかけてくるが手の動きを止めずに書類に目を通し続ける。

「最近この社長室で書類を眺めるか依頼現場の往復ばっかりで、ずっと働いているように見えるけど大丈夫なの?」

そう言いながらモニクは仕事の邪魔にならない位置にコーヒーを置いた。

「お、ありがとうモニク。よく僕が喉が乾いてるなんてわかったね。」

「ふふん、これだけ会社が大きくなるまでずっと秘書をやってればなんとなく社長のことはわかるわよ。」

何かを勝ち誇るように胸を張るモニク。

「……。」

「どこ見てんのしゃちょ…小さくて悪かったわね。身長どころか胸までも…。」ボソ

い、いかん珍しいモニクの反応を見て変な所を見ていたらしい。

何故か勝手に手が動いたり目線がいやらしい場所へ移ったりすることがあってこういうセクハラ癖、直した方がいいよな…。でも自分の意志と関係ないことだけに難しいよなぁ…。

「そ、それで話を戻すけど向こうの世界の社長もこんなに連勤かつ激務なの?」

そんなことを考えていると先に沈黙を破ったのはモニクだった。

「あ、ああ。そ、そんなことないよ。最近の連勤はお得意さんの依頼が集中して舞い込んできただけだから。」

その言葉を聞いて少し嬉しそうにするモニク。

「よかった。このまま働き続けて倒れるんじゃないかと思って心配したわ。」

「はは、これはどうもご迷惑をお掛けしました。」

「これで少し休みでもとって気分転換でもしてきたら?」

…この話題は。焦った僕は、一瞬だが飲もうとしていたコーヒーカップを空中で止めてしまった。

「…あ、ああ。そ、そうさせてもらおうかな?」

「ん?なんか様子が変ね。休みを取るってとこに反応したわね。」

…勘の鋭いモニクにこんな反応したのが運の尽きか。逆によくこの三年間気づかれなかったものだ。

「よくよく考えてみると社長って休んだことって無いんじゃ…。私は何度も休みを申請して受理されてるけど…。」

これはほぼ確信をついてるな…。ここはあえて開き直ってみるか。

「そ、そうだな。日々大きくなる会社についていくためにトップにいる僕が休日だどうのこうの言ってられないからな。」

モニクの目は最初の内は休んだことがないと言った僕に驚いて見開かれていたが、だんだんジト目になっていく。だが、気にしない。

「最近はうちの評判も良くなってきて難しい依頼も請け負うようになった。だけど、みんながなるべく怪我をしないように僕がしっかり戦略や部隊編成を考えて…」

「社長はビジネスは得意だけどやっぱり嘘はとてつもなく苦手ね。」

……流石に喋りすぎたか?

モニクは元から不機嫌そうな顔をさらに不機嫌にして呆れたように言った。

「どうせ社長のことだから社屋に住んで仕事をしているから休もうとしても机が目に入ると皆をまとめないと、っていう責任を感じてついつい仕事に手を出しちゃうんでしょ?」

「ま、まったくもってその通りでございます…。」

ここまで正確に当てられると俯いて肯定するしかない。せめて少しでも反論をしてみるとしよう。

「だ、だがこの会社は僕がいないと成り立たないし…。」

「じゃあ尚更このまま無理をさせるわけには行かないわね。…約三年間の連勤をさせといて言うのもなんだけど。」

「僕が休んでいる間の依頼の受注や業務はどうするんだ?僕以外にはできないぞ?」

「確かに社長はあなたにしか務まらないと思う。けど、社長より優秀な社員もいるのよ?その子達に仕事を覚えてもらえば少しはこれからも休みが取れるようになると思うし…。」

「い、いや。しかし…」

いくら説得しても休もうとしない僕にどんな感情を持ってくれたかはわからないが少し涙声になりながらこんなことを言ってくれた。

「社長、あなたはこの会社の社員をただの社員だと思ってるのかもしれない。けど、私達はそうは思っていない。信頼、憧れ、友情、はたまた忠誠や恋愛感情なんかを持っている人も中にはいるわ。そんな皆を悲しませない為にもしっかりと休んで私たちを安心させてちょうだい?」

この時僕は目尻に涙をためて微笑んでいるモニクを見て約三年ぶりの休日を取る決心をした。


数日後。僕が急に休みを取りたいと言うと、文句こそ言う人はいたが誰一人咎めようとはしなかった。それどころか一部の社員はむしろいつも以上に動いてくれた。特にレッカ、チカ、ミュリアとかのいつも大人しくて僕のことを気に掛けてくれている子たちが率先して難しい依頼に向かってくれたおかげで予想よりはるかに早く休みが取れた。…個人的な感謝の気持ちとして欲しいものでも聞いてみるか。そんなことを幾分きれいになった社長室で考えていると今日一日僕の代理になってくれた貴婦人が入室してきた。

「あら、社長。まだこの部屋にいらしたの?あなたがこの部屋にいるのをあのかわいらしい当主様が見つけてしまいますと怒られてしまいますわよ。」

「はは、確かに。モニクなら必要なものを持たせてこの会社から今日の間出入り禁止にするに違いない。」

「ふふ、違いありませんわね。彼女はあなたに倒れられてしまっては困ってしまいますから。」

一日社長として任せたのは、少し褐色の肌、大き目の白い帽子、そして常にお嬢様言葉話すのが特徴的なカロルだった。僕の代理を見つけるのが一番難しいと思っていたが彼女がすぐ立候補してくれたのだ。しかも、彼女自身あらゆる分野で博識、スケジュールを立てて一日を過ごしているほど几帳面なので間違いなく僕の代わり…いや、それ以上に活躍してもらえると確信したからそのまま彼女に任せることにした。

「そうだな、今までモニクには会社の心配をしてもらってたからな。けど、これで僕が倒れても会社の経営が止まることはなくなったし少しは迷惑をかけずに済むかな。」

「…やっぱり駄目ですわね。この朴念仁と言って差し上げますわ。」

朴念仁?はて、僕がいつ誰の気持ちを汲み取ってないんだろう?

「カロル、僕が誰の気持ちを察していないか教えてくれな…」

「ふふふ、社長は今日の一日をわたくしと過ごしてくださいますの?そういうことであれば思う存分椅子になっていただいたり靴掃除をしていただきますが…。」

顔はにこやかな笑みなんだけど目が笑っていない。これは女の逆鱗に触れてしまったのか?

「い、いや。なな、何でもない。今日一日僕の代役を頼むよ!代わりと言っては何だけど欲しいものを僕の手の届く範囲で考えておいてくれ。また今度買って渡すから!」

「あ、社長!」

気圧された僕は逃げるように鞄を持ち逃げるように退室した。

「社長の手の届く範囲…ねぇ…。」

完全に締まりきる前の扉の向こうから少し嬉しそうなカロルの声が聞こえた。


中立国アルカレイア中央都市アルカレイアにて。

「…休みと言っても僕のいた世界ほど娯楽が充実してるわけでもないし。何をしよう…。」

「良ければ私が話し相手になりましょうか?」

「ああ、頼むよ。でも、話題がさっぱり思いつかないな何かあるか?」

「私、ご主人様がもともと住んでた世界の話を聞いたことがありません。…娯楽が充実しているとおっしゃたので少し気になります。良ければお聞かせ願えませんか?」

「んー。そうだな、娯楽だとトランプ…はこの世界にもあったな。」

「そうですね。私も簡単なゲームや手品などを心得ております。」

「上司に連れられてよくやったのは麻雀だな…簡単に言うと役通りに絵柄をそろえていくゲームだ。難しい役であるほど点が高いって感じだ。」

「なるほど、複数人でやるゲームとなると相手を出し抜くのがポイントのゲームといったところでしょうか。」

「今の説明だけでよく分かるな…。あとは将棋かな。将棋はチェスに似ているんだが少しルールが違って…ん?」

ふと疑問に思った。今、僕は誰としゃべっているんだ?最近は常に人がいるような状況だったから一人になったことに耐え切れなくなって幻聴でも聞こえるようになったか?

「?どうしたしましたご主人様。」

一応声の聞こえる左後ろに首を回す。そこに、全盛期彼女が着ていたであろう執事服に身を包んだ[幻影]がいた。

「…えっと、エルミ…さん?」

「さん付けなんて…。私とご主人様の間柄ですよ。よそよそしい感じがします。」

彼女にしては珍しいしゅんとした顔だ。

「あ、ああ。すまない。じゃあエルミ。」

「はい、何でしょうかご主人様。」

さっきとは打って変わり満面の笑みで答えてくれるエルミ。だが彼女に今思っている疑問をストレートに投げつけた。

「何でここにいるんだ?」

彼女はモニクの専属のSPであると同時に監視役でもあるのに何故僕についてきているんだ?

エルミは一瞬考え事をするように顎に指を添えたがすぐに答えが出たらしく、すぐ離した。

「ご主人様。もしかして今朝モニク様からお話をされてませんか?」

「ん、そうだな。今朝はモニクに会わなかったな。…もしかして会社中を探してた?」

「ええ、私にご主人様の護衛と監視を頼んだ後、私がついていくことを知らせるために探し回っておられましたが…。」

流石に社長室にいるとは思っていなかったんだろうな。そして部屋から出た後もダッシュで会社を後にしたから見つからない可能性のほうが高い。

「なるほどな、エルミがついてきた理由は分かった。でも、どうして護衛と監視の対象がモニクから僕に代わってるんだ?ワロキエ家からの命令はいいのか?」

「モニク様の護衛は間違いなく安全な社屋でしても意味が無いですし、監視といっても、もう既にお父様と自分自身の真実を知っておられますので必要無いかと。それに、モニク様の大切な居場所の一つとして会社があります。あの会社…それ以上にあなたを守ることが今日一番重要だと思ったためこうしてついてきております。…それに私も個人的にご主人様に興味がありますし。」ボソ

…ん?今良いことを言った後にぶち壊しにする一言が聞こえたり若干エルミの耳が赤くなっている気がするが気のせいだろう。

「さて、それはそうとしてご主人様。少し早いですがお昼にいたしませんか?良い店を昨日探しに行ってまいりました。少し早く行ったほうが混むことはないかと。」

「ん、そうだな。せっかくエルミが見つけてくれた店なんだ。行ってみるとしようかな。」

それを聞いて満足げな笑みを見せてくれた。

レストランに向かう間、さっきまでのような左後ろに女執事の[幻影]ではなく真横にご機嫌なエルミがいた。

三十分後。同じくアルカレイアの街にて。

エルミの先導でやってきた店は路地裏にOPENの看板を扉に吊り下げているだけのいかにも知る人ぞ知るといった感じの非常にこじんまりした店だった。裏路地に誰にも気づかれないように経営しているとも考えて一瞬、裏の人間がたむろしているんじゃ…。とも考えたが中に入ると内装は明るく、優しい雰囲気の老夫婦が接客してくれた。だが、安心したところで一つの疑問が急浮上してきた。


後書き

おかしな日本語を少し修正しました。え?少しじゃなくて全部修正しろ?無理言わないでください。おかしな人間がまともな日本語を操れるわけないでしょう?……すいません許してください何でもしますから。続きをほんの少し書くが先が全く思い浮かばず断念。……すいません許してください何でもs(ry


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2件応援されています


SS好きの名無しさんから
2017-09-09 20:10:06

名無しニキさんから
2017-09-08 22:38:50

このSSへのコメント

1件コメントされています

1: 名無しニキ 2017-09-08 22:38:46 ID: _QFPInte

早くたくさん続き書いて♡


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