2017-09-15 22:29:43 更新

概要

1名くらいで集まって出来たSSです☆


前書き

この東方ヴォイスドラマが元ネタのSSです。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm9720246

クッキー☆本編が29分39秒もあるため、苦痛と感じる人の為のSSでもあります。
時間がないときや本編が見れないという方向けのSSです。ご了承ください。


霊夢「(ずずずっずぞぞぞぞ~)ぷはー☆ 今日もいい天気」



アリス「あ、霊夢。またサボり?」



霊夢「休憩中よ」



魔理沙「きっと今日は休憩の日なんだよ」



アリス「じゃあ、明日は?」



魔理沙「神社閉店の日」



霊夢「くぉら!」



魔理沙&アリス「きゃっ」



霊夢「……あ~、アンタたち、ホントに仲いいわね…」



アリス「そうそう、今日は霊夢のために、おみやげを持ってきたのよ!」



霊夢「あら、ありがとう。それじゃあお茶を用意するわね」



魔理沙「霊夢ぅ~、特級茶葉で頼む!」





霊夢「はいはい……⑨番茶でいいわね」



魔理沙「やっぱりアリスが作るブラウニーはうまいな。生地がしっとりしていて、それでいてベタつかないスッキリした甘さだ。ココアはバンホーテンの物を使用したのかな?」



アリス「フフフ、ありがとう魔理沙」



霊夢「ホントに美味しいわね。でも、作るのはいつもアリスね。……魔理沙が作ったりとかしないの?」



魔理沙「えー?私だって作ることはあるぜ?」



アリス「あら?魔理沙が作ったお菓子なんて食べたことあったかしら?」



霊夢「アリスが食べたことなかったら誰も食べたこと無いんじゃない?」



魔理沙「そんなことないだろ!?この前、作ってやったハズだぜ!ほら、この前もらったバレンタインのおか……え……」



アリス「もらったかしら?」



魔理沙「あーっ……」



霊夢「わたしもあげたけど、お返し無いわね~……義理だけど」



魔理沙「あああああああああ!!忘れてたああああ!」





アリス「わっ!ちょっと魔理沙!?」



魔理沙「ホワイトデイ!ごめん!!忘れてた!そこでだアリス!悪いがもう少しだけ、追加で待っててくれないか?待っていたらたぶん、魔理沙さんの素敵なプレゼントが先着1名様にもれなく配られることになるはずだ!たぶん!」



霊夢「先着1名……私には無いのね」



魔理沙「霊夢はたくましく生きていてくれ!」



霊夢「ちょっと待て!!!」



魔理沙「では諸君っ!さらばだー!!」



霊夢「恋する乙女のパワーは凄いわね~」



アリス「え!恋なんて……そんな、もう!霊夢ったら……ばかぁ~」



霊夢「はいはい、ごちそうさまでした」



アリス「お粗末さまでした(ペコリ)」



霊夢「……」



アリス「……」







霊夢「あーっ……、でも魔理沙がお返しを忘れてたとはねー」



アリス「いいのよそんなこと。私は魔理沙といっしょにいるだけで幸せを感じられるんだから」



霊夢「はいはい、ごちそうさま」



アリス「お粗末さまでした(ペコリ)……」



萃香「霊夢ぅ~、客か?」



霊夢「アリスよ」



アリス「萃香、こんにちわ。よかったらこれどう?」



萃香「イカスミ焼き?」



霊夢「お菓子よ!この酒飲みが!」



アリス「はい、萃香☆」



萃香「あっ……まい!!」



霊夢「お菓子だからね」




アリス「はい!霊夢も」



霊夢「えっ!?わっ、ちょっ……(ハグ)……おいしい。じゃあ、アリスにも。(クイッ)」



アリス「(はぐぅ)ぅんぐっ!じゃあ、霊夢にもう一回~(ニヤニヤ)」



萃香「わたしも食べさせる~」




霊夢「おまえら……」





(  立  教  大  学  )




チルノ「あたいー」



ルーミア「そーなのかー」



大妖精「隣の垣根に囲いが出来たんですって!」



美鈴「へー」



咲夜「お仕事の最中におしゃべりとは、随分と大層な御身分ね~?」



大妖精「あっ!……どっ、どうも(ぺこり)」



美鈴「……さっ咲夜さん!!……やっ、その、え~とですね……そう!門の中には進入させていません!」



咲夜「そう、仕事は全うしていると言う訳ね」



美鈴「……進入されてしまいました~」



魔理沙「よー、パチュリー!遊びに来たぜ!」



パチュリー「ゲホッ、ゲホッ……あなたはいい加減、ドアから入るって事を覚えなさい」



魔理沙「それで……今日は本を借りに来たんだ」






パチュリー「ギャー!!もってかないでー!」



魔理沙「大丈夫!ちょっと借りるだけだ」



パチュリー「借りる?盗むの間違いじゃない?」



魔理沙「いや返す気はある」



パチュリー「気だけでは帰ってこないわ」



魔理沙「気持ちだけでも受け取ってくれ」



パチュリー「モノをよこせ」



魔理沙「現金だなーパチュリーは。うぉっ!」



咲夜「魔理沙、また泥棒に来たの?」



魔理沙「よう咲夜!今日も素敵な手品をありがとう!」



咲夜「あなたは相変わらず騒々しいわね~」



小悪魔「はぁはぁ……、パ、パチュリー様。また魔理沙さんが、やらかしたんですか!?」





パチュリー「その言い方だと、漏らしたみたいね」



魔理沙「わたしは子猫じゃないぜ!」



小悪魔「それは大変失礼しました(ペコリ)……じゃなくて!魔理沙さんいい加減壁を突き破ってくるのやめてくださいよぅ!」



魔理沙「そうだ咲夜、あとで厨房貸してくれないか?」



小悪魔「って魔理沙さん全然わたしの話聞いてないし。わたしイジケちゃうし」



咲夜「なにか作るのかしら?貸すのはいいけど、さすがに厨房はあとで返してね」



魔理沙「ああ、アレは私のポケットには、ちょっと大き過ぎるからな」



パチュリー「あっ!(ポン)、本をでかくすれば盗まれない?」



小悪魔「そーいう問題ではありません!」



咲夜「……で、アリスかしら?」



魔理沙「いや……まぁ……そう、アリスに、美味しいお菓子をプレゼントしようと……」



パチュリー「あら、あなたにも可愛いとこ、あるのね」





魔理沙「可愛いの?」



パチュリー「うん」



魔理沙「照れるぜ」



咲夜「私も作ろうかな」



三人「え!?」



小悪魔「えーと、お嬢様にでしょうか?」



咲夜「さて、誰のでしょうね~」



咲夜「というわけで、一緒に作りましょうね、魔理沙☆」



魔理沙「ええっ!い、いいよ!ひとりで出来るって!」



咲夜「あなただけだと、料理が出来ても厨房が大惨事になりそうだから」



パチュリー「うんうん、まさに推して知るべしね」






小悪魔「あの~、私もご一緒してよろしいですか?」





咲夜「パチュリー様に?」



小悪魔「えっ!……は、はい!」



パチュリー「小悪魔のお菓子は好きよ。やさしい味がするから」



小悪魔「はい!!精一杯がんばらせて頂きます!」



魔理沙「厨房には女3人……女3人で姦しい(かしましい)ってヤツだな」



パチュリー「魔理沙……あなた意味を分かって言っているの?」



魔理沙「知らん!」



咲夜「いばるな!で、魔理沙は何を作りたいの?」



魔理沙「そーだなぁ~このクレープ・マリエットってヤツにしようかな」



咲夜「アンタねぇ……お菓子作り初心者がそんな難しいの作ろうとしたら、どうなるか分かる?」



魔理沙「そんなもんか?うーん……じゃあこのクッキーは?チョコクッキー」



小悪魔「へ~、プレーンクッキーにチョコソースを付けるのですか」





魔理沙「ああ、チョコで顔とか描いたりな」



小悪魔「あ、それ面白そうですねぇ」



咲夜「そうね、それくらいが妥当かしら……あら?」



魔理沙「ん?どうした?」



咲夜「おかしいわね……」



小悪魔「どれどれ?(ひょい)あーこれはこれは」



魔理沙「だから、どうしたんだよ?(ひょいっと)あっ……」



咲夜「チョコが無い」



小悪魔「タマゴも無くて」


魔理沙「作れない……」



三人「あぁ~あ」



レミリア「あら?三人そろって珍しい」






咲夜「あ、お嬢様。いえ実は、クッキーを作ろうとしたら材料が無くて困ってたんですよ」



魔理沙「まったく品揃えの少なさにビックリだぜ」



小悪魔「魔理沙さん、うちはお菓子材料の店ではありませんよ」



レミリア「ああ、材料が無いっていうのは、私とフランで使ったから無いのよ」



咲夜「え!?お嬢様は料理をされるのですか?」



レミリア「私じゃなくて、フランがどうしても作りたいって言うから。わたしは現場責任者として居ただけよ」



咲夜「それで出来たものは?」



レミリア「無いわ」



魔理沙「つまり無を生み出したワケだな」



小悪魔「魔理沙さん、深いですね~」



レミリア「深くはなくて、浅いわよ。結局散らかして、片付けて終わりよ」



魔理沙「遊んでポイか」






咲夜「もー、食べ物を粗末にしないで下さい」



レミリア「フランに言って!」



咲夜「あ~しょうが無いわね~」



魔理沙「どうする、材料がないとクッキーが作れないぜ?」



小悪魔「そうですねぇ……」



咲夜「よし、魔理沙。材料の調達をしてきて」



魔理沙「まて咲夜、お前も一緒に来い」



咲夜「わたしは適任ではないわ」



魔理沙「なぜ私だけなんだ?」



咲夜「魔道シーフだから」



魔理沙「お前も盗んでただろ。ロケット作るのに、うちに忍び込んで八卦炉を取ろうと。得意の手品を使うんなら、私より適任だ」



咲夜「逃げ足で言えば、魔理沙が最速で適任よ」





小悪魔「あの~、盗むの前提なんですね~」



魔理沙「払ったら負けだ」



小悪魔「たまには負けましょうよぅ~」



咲夜「ふむ、私も同行しましょう」



魔理沙「どうした?」



咲夜「あなたの負ける姿が見たい」



魔理沙「私は負けない!!」



小悪魔「それは結局、盗むということじゃあないですか~」





アリス「あら?魔理沙と咲夜?」



咲夜「こんにちわ、アリス」



魔理沙「あれ?霊夢のとこにいたんじゃないのか?」



アリス「二人とも酔って寝ちゃったから」



魔理沙「なんで緑茶飲んでて、酔っぱらうんだ?」



アリス「萃香がいたから」



魔理沙「なるほど、飲んだのか」



アリス「ふたりは、お菓子の材料買いに来たの?」



魔理沙「そーだが、ココはアリスのよく来る店か?」



アリス「そうよ、大抵のモノが揃うからね」



魔理沙「そーなのかー……う~ん」



咲夜「何かまずいの?」





魔理沙「美味しいものを作ろうとしてるが……ちょっとまずいな」



咲夜「まずいのはダメね」



魔理沙「アリスには今まで食べたことの無い味を堪能してもらいたいんだ」



咲夜「なるほど!ここのお店の味は、アリスは知ってるわけね!」



アリス「店の味って……材料屋だけど……」



咲夜「全部じゃなくても、どれか1つでも奇抜な材料があればいいんじゃない?」



アリス「……その、奇抜な食材を食べるのは私なんだけどー」



魔理沙「あ、そうだ!」



咲夜「どうしたの?」



魔理沙「タマゴも無かったよな?」



咲夜「そうね」



魔理沙「買ったのではなく、産みたてなんかどうだ?」






アリス「誰が産むの?」



咲夜「魔理沙が産むの?」



魔理沙「私は鳥ではない。だが、鳥の知り合いはいる」



咲夜「夜雀(よすずめ)ね!」



魔理沙「ちょっ!食材の出所は知っときたいから、私も付いてく!」






ミスティア「ぎゃーーっ!!」



魔理沙「待てーーーーっ!!」



咲夜「おとなしく卵を産んでくれれば危害は加えないわ!」



ミスティア「無理無理無理っ!産めない!というか危害すでに加えてるじゃないかー!」



アリス「……」



魔理沙「ちょこまかと!ええい!!マスタースパーク!」



幽香「あらー?面白い花火を上げる輩がいると思ったら……懐かしい顔ね」



魔理沙「なっ!?幽香」



アリス「魔理沙!」



咲夜「どうやら、厄介なところに紛れ込んだようね」



ミスティア「ひーーーーーーーーーっ!!」



幽香「お久しぶり、魔理沙。ところで、あれが何か説明してくれない?」





魔理沙「(咲夜、アリス)」



咲夜「(うん、わかった)」



アリス「(みんな無茶しないで)」



幽香「どうしたの?答えられないの?なら……答えられるようにしてあげるわ!(早口)」



魔理沙「咲夜!」



咲夜「はい、タネ無し手品でございま~す。幻在「クロックコープス」!」



幽香「フン」



魔理沙「恋符「マスタースパーク」!」



幽香「あらハズレよ。お返し、マスタースパーク」



魔理沙「うわあああぁぁぁぁぁぁぁっ!!」



アリス「魔理沙ぁぁぁあぁぁーっ!」






魔理沙「う、う~ん……あれ?ここは?」



アリス「魔理沙!?」



小悪魔「気付かれたんですか?」



咲夜「おはよう魔理沙」



魔理沙「幽香は?」



咲夜「花畑を荒らしたのは私たちです。ごめんなさい。と言ったら許してくれたわ」



魔理沙「そーか……うん、よし!次は勝とうぜ!」



咲夜「何気にタッグを組もうとしないで」



アリス「そうよ!もう危ないからやらないでね!」



小悪魔「そーですよー、もしリベンジするにしても、私は巻き込まないで下さいね~」



魔理沙「お前には100年早い」



小悪魔「ひどっ!」






魔理沙「アリス……そーだな、自重するよ」



アリス「うん!」



咲夜「それでは、お菓子作りを始めましょうか」



小悪魔「そーですね」



魔理沙「というわけで、プレゼントされる人は出てって下さい」



アリス「はい!……あ、出て行く前にコレを!」



魔理沙「これはどうしたんだ?」



咲夜「気絶したあなたを連れ帰る途中で、蓬莱人に会ったの」



魔理沙「永琳?」



咲夜「そう、たまごを探してるって事情を話したら恵んでくれたのよ」



小悪魔「永琳さんのたまご?大丈夫ですか?」



アリス「地獄カラスのたまごinビックリセット!だって」






小悪魔「びっくり?」



魔理沙「危険そうな……」



アリス「なんでも……5個中、1個がハズレだって」



小悪魔「こわっ!?」



魔理沙「ハズレはどうなるんだ!?」



咲夜「割ってみてからのお楽しみね」



小悪魔「魔理沙さん、お湯ください」



魔理沙「おう、粉と混ぜるのか?」



小悪魔「混ぜないで下さい!!バターを湯せんするんです」



咲夜「天ぷらじゃないんだから」



魔理沙「クッキーの天ぷら?」



小悪魔「気持ち悪いです」






咲夜「じゃあ、わたしはチョコを溶かしておくわ。魔理沙、こっちにもお湯」



魔理沙「よっしゃ!」



咲夜「だからお湯を入れるな!」



小悪魔「で……でわ、たまごを入れます」



魔理沙「ドッキドッキ」



咲夜「ごくり」



小悪魔「ここは思い切って……えい!ゲホゲホガハゲホッ!」



魔理沙「ぐぇーーーー、か、辛い~~~っ!?」



咲夜「けほけほ……からしの~霧~」



魔理沙「ひっどいぜ(げほげほ)」



小悪魔「ギャー、目が~目が~。では気を取り直して、他のたまごを入れます」



魔理沙「それは大丈夫なのか?」






咲夜「味見したら?」



小悪魔「怖くてできません」






アリス「なによ?顔に何か付いてる?」



パチュリー「な、なんでもない(アセアセ)(死相が見えた気が……)」






魔理沙「お湯はいらんか~?」



小悪魔「もー要りません!」



魔理沙「ケチー」



咲夜「魔理沙、オーブンの用意!」



魔理沙「おう!さて、嬉し恥ずかし、チョコ落書きタイム!」



小悪魔&咲夜「おーっ!」



魔理沙「さて、何を描こうか?」



咲夜「オーソドックスに、愛の言葉とかどう?」



小悪魔「『君の瞳に映る、わたしが美しい!』というやつですね」



咲夜「ただのナルシストね」



魔理沙「え~と……『好きだよ』」



咲夜「わたしは顔を描くわ」






小悪魔「あっ!わたしもパチュリー様を描く!」



魔理沙「あっ!ちょっ!?それならわたしもアリスだ!」



小悪魔「そーいえば、チョコで描いても、固められなかったらベタベタなままですよね~」



咲夜「時を止めて凍結する?」



魔理沙「そしたら破壊不可能なクッキーになるぞ」



小悪魔「硬度10以上の難攻不落のクッキーですか!?」



魔理沙「それではヤバイのでこれを使う」



チルノ「魔理沙、あたいは何をするんだ」



咲夜「なるほど」



小悪魔「冷えたら美味しそうですね」



魔理沙「よっしゃああ!完成だぜ!」



咲夜「うん、上出来!」






小悪魔「魔理沙さんおめでとうございます!」



パチュリー「騒がしいと思ったら、やっと完成したようね」



小悪魔「あ!パチュリー様!そうです!出来たんです!だからコレを!」



パチュリー「わっ!わたしの顔!?」



小悪魔「そーです!」



パチュリー「うまく描けてるわね」



小悪魔「ありがとうございます!わっ!?」



パチュリー「うん、美味しいわよ、小悪魔」



小悪魔「あ……美味しかったですか」



咲夜「食べても大丈夫みたいね」



魔理沙「これで安心だぜ」



パチュリー「……何やら不安な会話が……」






魔理沙「パチュリー、アリスはまだ図書館か?」



パチュリー「あー、少し焦らすのもいいかもねって、博麗神社に行ったわ」



咲夜「逃げたのかしら?」



小悪魔「食べても大丈夫だって伝えないと」



魔理沙「そうだな!行ってくる!いろいろアリガトなー!」



パチュリー「本は大事に扱って!」



小悪魔「返すなんて珍しいです。感謝の気持ちですかね?」



咲夜「もー料理する気が無いだけかも。爆発したり、死に掛けたり」



パチュリー「危険ね」



小悪魔「普通、料理で命に危機は訪れません!」






魔理沙「そーこーをーどーけーーっ!」



お空「うにゅ?」



魔理沙「いててて、どけって言ったろ空……」



お空「いたたたた、どけと言われてどくヤツがあるか!?」



魔理沙「普通はどくぞ」



お空「知らなーい」



魔理沙「なんなんだー?うん?……あっ」






霊夢「お、来たみたいね」



アリス「うふふふふっ」



魔理沙「……アリス~」



霊夢「おや?」



アリス「どうかしたの?」



魔理沙「これ……」



霊夢「ハートが見事に割れてるわね」



魔理沙「ごめんな、こんなプレゼントで。ハート型、がんばったんだけどね、ハートのクッキーを、アリスに食べさせたかった……」



霊夢「魔理沙……」



アリス「……魔理沙」



魔理沙「うん?」



アリス「これ持って」






魔理沙「お、おう」



アリス「それとこれ。ね、こーして合わせると」



魔理沙「あは、はーと☆」



アリス「ほら、全然壊れてないよ。魔理沙の気持ち」



魔理沙「ありがとう、アリス!」



アリス「じゃあ、がんばったご褒美!」



魔理沙「あんぐっ。おいひい」



アリス「おいしかったんだ!」



魔理沙「うん!おいしいよ!」



アリス「じゃあ、わたしも食べて平気だね!」



魔理沙「……わたしで毒見させるな!させるなら霊夢にしろ!」



霊夢「待てコラガキ!」





アリス「アハハハハハハッ☆」





( エンディング )






美鈴「グーグー。ギャーー!」



咲夜「寝てるな!」



美鈴「ごめんなさいー」



咲夜「どーして寝てるのかしら?」



美鈴「ごーめーんーなーさーいー」



咲夜「門番の仕事をちゃんとやりなさい」



美鈴「はい!がんばります!!」



咲夜「これからがんばってくれるのね?」



美鈴「はい!」



咲夜「じゃあ、がんばってくれるんなら、」



美鈴「はぐっ……」



咲夜「プレゼント」






美鈴「……おいしい」



咲夜「そう、よかった☆」



美鈴「咲夜さん、すみません」



咲夜「なに?あっ……」



美鈴「お返しです」



咲夜「うん、ありがとう」


後書き

終わり!閉廷!以上!皆解散!


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