2015-08-06 02:25:41 更新

概要

高坂 穂乃果 17歳 音ノ木坂高校に通う高校2年生…と表では華やかな高校生を演じてるけど本当は殺し屋の長女、私はそんな自分が嫌いだから私は私の道を進む為におばあちゃんもお母さんも通った音ノ木坂の廃校を阻止するのにカッコ付けてスクールアイドルを始めた。1年の時は何も出来なかったけど私変わるったら変わる


通学路


穂乃果 「海未ちゃん、ことりちゃん おっはよう」


海未 「おはようございます。朝から元気ですね その前にいう事はありませんか?」


ことり 「穂乃果ちゃん おはよう…遅刻しちゃうよ」


穂乃果 「ご、ごめん!昨日ちょっと夜更かししちゃった ステップとかアライズのDVDとか見てて…えへへ」(昨日の夜の仕事はちょっときつかったな…やめたい)


海未 「まぁ次は気を付けて下さい!学生の本分は勉強なのですから」


穂乃果 「うぅ、分かってるって海未ちゃん」


海未 「本当に分かってるのですか!!」


ことり 「ちゅんちゅん、そろそろ本当に危ないよ」


穂乃果 「よーし、二人とも走るよ!」


海未 「まったく、あなたは…もっと反省してください」クス


ことり 「二人とも待って ことり走るの苦手だよ~」


メンバーはまだ三人、自分たちの曲もない、でも今が楽しい怒られても血を見ることがない笑顔がありふれている今を…守りたい


教室 昼休み


穂乃果 「部をつくるには…何人いればいいんだっけ?」


海未 「生徒手帳をみると5人以上みたいですね」


ことり 「あと3人ってことだね!」


穂乃果 「同好会には…なるのかな?」


海未 「同好会は…認められそうですね」


穂乃果 「よし、同好会として活動しよう…でとうすれば同好会つくれるの?」


海未 「え~っとですね…って少しは自分で調べて下さい」


穂乃果 「え~今生徒手帳開いてるの海未ちゃんじゃん…けちんぼ」


海未 「あなたは…もうまぁ馴れっ子ですけどね!生徒会長の許可を取れればいいみたいです。特に顧問もいらないそうです」


ことり 「あはは…でことりもう衣装のイメージ絵を描いてきたんだけどどうかな?」


穂乃果 「ことりちゃんナイスだよ…どれどれ…ふむふみ…可愛いね」バッチリ


海未 「こここれをきて踊るんですか、駄目です絶対駄目です。無理ですよこんなの駄目です」


穂乃果 「そんな事ないよ!可愛いじゃん」


ことり 「ことりもそう思うな」


海未 「嫌です。破廉恥ですこんなの…アイドルはなしです」


穂乃果 「えぇ海未ちゃんOKしてくれたじゃん」


海未 「こんな破廉恥な服を着るとは言ってません。駄目です」


ことり 「そんな…ことり一生懸命考えたのに」涙目


穂乃果 「あ~海未ちゃん、ことりちゃんのこと泣かした」


海未 「い いえことりの服が可愛くないといったわけじゃありませんよ」ワナワナ


ことり 「じゃあ、着てくれる?」上目使い


穂乃果 (勝った!)


海未 「分かりました…でもスカートの裾はひざ下でお願します」 (ことり…ずるいです)


穂乃果 「分かってるよ!ひざ下ね」(スカート何て当日短いのを持って来れば着てくれるし)


ことり 「うん分かった!ちゅん」(穂乃果ちゃん分かってるよ!短いの作るよ)


海未 「では、衣装はことりに任せてもいいですか!手伝ってほしい時は行ってください 私が手伝います」(ことりと二人っきりで共同作業…)


穂乃果 「穂乃果は?」


海未 「作業の邪魔なので、家で寝てて下さい」


穂乃果 「そんなことないよ!穂乃果も手伝うよ」


海未 「それにあなたは実家の和菓子店も手伝わなければならないでしょうが」(これは譲れません)


穂乃果 「そういう海未ちゃんだって弓道部も行かないといけないじゃん」(ことりちゃんの毒牙から守らないと)


海未 「それにあなた家庭科 2で不器用ではありませんか」


ことり 「大丈夫だよ!穂乃果ちゃん今からでも裁縫の練習すればうまくなると思うよ!今日とか一緒に買い出し行かない?」(念願の二人っきり…スクールアイドル様様だね)


穂乃果 「そうだね!今から練習すれば大丈夫だよね ことりちゃん行こう」(女の子みたいな趣味があれば少しは…役に立つかな 抜けた時)


海未 「駄目です!今日はほむらの週一の特別な特製ほむら饅頭の販売日…忙しいはずです」にこ(ことりが取られてしまします!その時は手段を選びませんけど…)


穂乃果 「分かったよーもう…うち帰って手伝いするよ!ことりちゃんそういうことだからごめんね」(裁縫教えてもらいたかったな)


ことり 「ううん、大丈夫だよ!」(海未ちゃん最近ちょっと異常じゃないかな?ちゅん。でも もうすこしちゅん)


教室 放課後


海未 「では、私は弓道部と同好会の申請を行ってきます」


ことり 「ことりは、衣装の買い出しだね」


穂乃果 「穂乃果は自分の家のお手伝い…でいいんだよね?」


海未 「では、各自自分のやるべきことを行ってください…絶対ですよ」ガラガラ


ことり 「海未ちゃん ああ言ってたけど…二人で買い出しいかない?」(ことりは諦めないよ)


穂乃果 「う~ん…どうしようかな?」(海未ちゃんに怒られるの嫌だし…)


ことり 「大丈夫だよ!ことりもいるから海未ちゃんも許してくれるよ」


穂乃果 「あれ、穂乃果声に出てた?」


ことり 「穂乃果ちゃんを見てればわかるよ」


穂乃果 「う~んどうしようかな?」(ことりちゃん心読める人なんだ…すごいな)


ことり(こうなったら…)


穂乃果 「やっぱり…」


ことり 「穂乃果ちゃん…おねが~い」涙目


穂乃果 「うわ~」(流石…ことりちゃん凄まじい破壊力…ちょっとくらいならいいよね)


ことり (ドキドキ…反応は良さそうだけどどうかな?)


穂乃果 「うん、やっぱり行こうか… ちょっと待ってね…はい 穂乃果だよ………うん、分かった」携帯


ことり 「どう?」(何か用事かな?)


穂乃果 「ごめん!やっぱりいけないや家の手伝いしないと…忙しいみたい」(また仕事…でも私がやらないと雪歩が…)


ことり 「それならしょうがないね!じゃあね 穂乃果ちゃんまた明日!!!」


穂乃果 「うん じぁあね!ことりちゃん」(大丈夫、学校でまた会えるよね!きっと)


ほむら 地下


ほのママ 「また道草食ってたでしょう、早く帰って来なさいよ」


穂乃果  「別にいいじゃん!高校生だよ…で仕事ってなに?」


ほのママ 「うーんとね!今回はとなり町の暴力団の組頭がターゲットよ 何でも最近シマを荒らしてて近隣が迷惑してるみたいなの」


穂乃果  「それって穂乃果がやらないとダメなの?」


ほのママ 「どうもそこ自体はそんなに強くないらしいのよ!でもね最近雇った用心棒がすごいらしいのよだから高坂家に回ってきた」


穂乃果  「用心棒?どんな人なの?」


ほほママ 「名前は分からないけどコードネームは麒麟で武器は日本刀で特徴は鈴の音色ってことしかまだ…分かってないわ」


穂乃果  「今の時代でチャカじゃなくて日本刀なんて珍しいね!穂乃果と同じで近距離タイプ…」


ほのママ 「それに運動神経もすごい高いみたいね」


穂乃果  「あ、本当だ!ランクSS…穂乃果より強い…これ大丈夫なの?」


ほのママ 「大丈夫よ!高坂家の長女でしょあなたは、技術でカバーしなさい あと今回は雪歩も行くから幾分楽にはなるんじゃい?」


穂乃果  「えぇ雪穂もくるの!穂乃果足でまといは連れてかない主義なの、嫌だ」


雪穂   「私だって訓練してそれなりに強くなってるもん、最近の仕事もちゃんとこなせるようになってきたし…」


ほのママ 「そうよ!雪穂も着々と力をつけてるわ!足でまといにはならないと思うわ」


雪穂   「そうだよ!」(お姉ちゃんの役に立ちたい…)


穂乃果  「う~ん」(この敵どう見ても雪歩は足手まとい…お母さんの考えが読めないけどこうなったら…)


穂乃果  「じゃあその前に雪穂の実力をみるから準備して道場に来て」


雪穂   「うん、分かった」


穂乃果  「それとお母さんこの仕事って今週中?」


ほのママ 「期限はそうね…決まってないけど今週中の方がいいわ、早目に越したことはないけど失敗は許されないわよ」


穂乃果  「分かってるって!心配しすぎ」


道場 地下2F


雪穂   「準備OKだよ!いつでもいいよ」ぴょんぴょん


穂乃果  「うん、分かった審判はお母さんお願いね」


ほのママ 「分かったわ…ルールはナイフ一本による近距離格闘で時間無制限 相手が降参というまでよ 穂乃果も準備いいの?」


穂乃果  「その前にこの試合で穂乃果が雪穂に勝って力不足と感じたら今回の仕事…一人でやっていい?」


ほのママ 「そこは穂乃果にまかせるわ」


穂乃果  「分かった…こっちも準備OKだよ、久しぶりの組手楽しみだよ」


ほのママ 「それでは試合開始」


雪穂   (まずは距離を間合いの把握…)ジリジリ


穂乃果  (まずは間合いからか…そんなの戦う前から分からないと実践では通用しないよ)ジリジリ


雪穂   (お姉ちゃんの間合い…分かった!よし次は、攻撃はカウンターが良さそうだから仕掛けようシュミレーションも30通りしたうんいける)構え


穂乃果  (この構えは高坂家のカウンターの構え…あからさまだからフェイントかな?まあどうでもいいか)構え


雪穂   (今日こそ勝って認めてもらう!お姉ちゃん)突撃


穂乃果  (このタイミングで突撃…少しは成長したみたいだね…でも)ヒュン


雪穂   (かかった!いける)懐に入り


穂乃果  (うわぁ早い、懐に入られた…やっぱりカウンターだったのか)


雪穂   (これで終わりだよ!背負い投げ)ヒュ


穂乃果  (強くなったね!雪歩でも…)宙を舞い中


雪穂   「やった!勝った」首にナイフ


穂乃果  「穂乃果はこっちにいるよ」


雪穂   「え、いない…」体制立て直し


穂乃果  「雪歩強くなったね!相手が普通人間だったら雪歩の勝ちだよ…でも高坂家が戦う相手はこういう人間だよ」シュ


雪穂   「え、消えた…」ぞわぞわ


穂乃果  「穂乃果は一歩も動いてないよ!前にいるよ」


雪穂   「見えないよ…怖い怖いよ」ガタガタ


穂乃果  「これが恐怖、支配されたらもう終わり」


雪穂   「うぅうわぁーー」突撃


穂乃果  「単調な攻撃…穂乃果を絶望させないでよ」腹パンチ


雪穂   「ぐふぁ」


穂乃果  「早く防御しないと死んじゃうよ?」ゲシゲシ


雪穂   「やめてやめて」蹲り


穂乃果  「実践でそんなの通用しないよ!それでも高坂家の人間ですか?」


雪穂   「ごめんなさいごめんなさい降参します降参します」


穂乃果  「こんな役立たずが高坂家の次女…クズですね」ゲシゲシ


ほのママ 「穂乃果、試合は終わりよ」


穂乃果  「そう!約束通りこのクズは足でまといだから連れていかない…話にならないよ」


ほのママ 「いいわ!それで」


雪穂   「うぅうぅ」


穂乃果  「あと、役立たずのクズこれに懲りたら調子乗るんじゃねえぞ!返事は?」


雪穂   「うぅうぅ…」


穂乃果  「返事は?」髪引っ張り


雪穂   「は、はい分かりました」ガタガタ


穂乃果  「分かればいいんだよ!じゃあ穂乃果寝るから10時に起こしてね」スタスタ


ほのママ 「分かったわ」


部屋


穂乃果  「はぁまたやっちゃった…でもこれも雪穂を守る為たもん…雪穂ごめんね」ベット


となり町の組 近くの家の屋根の上


穂乃果  「とりあえず今日は情報収集といきますか…といいたいけれど どちら様ですか」


???    「誰でも屋根の上に人がいたら怪しいと思うな、泥棒さん?」チリンチリン


穂乃果  「私は赤狼だよ!」(顔は布で隠れてるから分からないけど身の丈以上の長物、腰の鈴間違いない…)


???    「赤狼?赤狼?…あの赤狼!!!すごい本当に来たんだ…私は麒麟さんだよ」


穂乃果  「てことは私達、戦うのかな?」


麒麟   「う~ん、私はこれからラーメン食べたいから出来れば引いてもらいたいけど…いい?」


穂乃果  「私もあまり戦いたくないから今回は引こうかな」ナイフ投げ


麒麟   「ナイフいきなり投げるなんて危ないな」パシ


穂乃果  「ちょっとした腕試しのつもりだけだったけど…もうちょっと遊んでいこうかな」


麒麟   「奇遇だね!ちょっと麒麟も油断できる相手じゃないことが分かったにゃ」


穂乃果  「私、ナイフ投げただけだよ?」


麒麟   「ナイフの刃に猛毒が塗られてて取っ手の所には超小型起爆爆弾が仕込んであれば誰だってそう思うにゃ!解く身になってほしいね」


穂乃果  (さっきの一瞬で解除したんだもん!思った以上に厄介、だけど麒麟さん組頭守る気あるのかな?)


麒麟   「こないならこっちから行くよ」シュ


穂乃果  「やっぱ、早いでも近距離戦なら私も負けないよ!」


麒麟   「うおぉぉ麒麟特製猫パンチ」


穂乃果  「えぇ、刀じゃないの?」ナイフでガード中


麒麟   「まだまだスピード倍増」にゃにゃー


穂乃果  (早いでも穂乃果も負けないよ)反撃


麒麟   「麒麟のスピードについてくる何てすごいよ、久しぶりに楽しめそうにゃ」


穂乃果  (このスピードで息切れなし、伊達に運動神経SSってわけじゃないね)


麒麟   「赤狼ちゃんはもうお疲れかな?麒麟は遊び足りないよ」シャー


穂乃果  「流石は、麒麟さんだね!でもこれな~んだ?」手りゅう弾


麒麟   「手りゅう弾!!!」バーーン


穂乃果  (この爆風の中でなら鈴の音色で…敵の位置がわかる)チリーン「そこだ!高坂流 鎌鼬」グサグサグサ


麒麟   「…」


穂乃果  「え、無傷?」


麒麟   「ううん、無傷じゃないよ!右腕が動かないみたい」ぽたぽた


穂乃果  (あの技を受けて腕1本…恐ろしい子、あれ…あれって組頭…)


麒麟   「万全で使いたかったけど、いいよね?」刀抜き


穂乃果  (まずい、これ以上長引くと穂乃果の方が不利になるしナイフと爆弾しか持ってきてない…残りはナイフが3本と爆弾3個…)


麒麟   「赤狼ちゃん、覚悟は良い?最後の言葉くらい聞くよ?」構え


穂乃果  「麒麟ちゃん…私帰るね!」手りゅう弾


麒麟   「同じ手には引っかからないよ」スパン


バーン もくもくもく


麒麟   「煙玉だ!視界が白い…」


穂乃果  「じゃあね!麒麟さんまたどこかで会おうね」


麒麟   「逃げるなんてずるいにゃ、麒麟ともっと遊んでよ!」


煙が消えた後


麒麟   「逃げられた上に組頭も殺されてたにや…どうしよう」がたがた


???    「まったくあなたは何をしていたのですか?それでも用心棒ですか? 凛」


凛    「海未ちゃん…ごめんなさい!なんせ相手が赤狼だったから…凛頑張ったけど逃げられちゃった…」


海未   「まぁいいでしょ!ここの組頭には手を焼いてましたから、近い内に消す予定だったので丁度良かったといえば良かったんですけどね」


凛    「今度は勝つよ!」


海未   「凛、期待してますよ…でもその前に闇医者に右腕治してもらいましょう」


凛    「学校、1週間位休まないといけないにゃあ」


海未   「そうですね!あと報酬の方は銀行に入れたので確認してください」


凛    「わかったにゃ!今日も凛頑張ったよ!」


海未   「あ、そうそう…今日のけじめはつけてもらいますね」


凛    「にゃ!け けじめ…」ガタガタ


海未   「当然です!仕事的には失敗しているのですから」


凛    「けじめって…指とか?凛指なくなっちゃうの?」アオザメ


海未   「いえ、私と山頂アタックです」


凛    「山頂アタック…いやにゃ~」


海未   「後日日程を送りますので楽しみにしていてください」にこ


凛    「分かりました」ガクリ


海未   「それでは闇医者には連絡したのでくれぐれも気を付けて行って下さい


凛    「は~い」てくてく


ボロボロの小屋


凛    「おじゃまします」


???    「やっと来たわね!早くこっち来て怪我みせなさい」


凛    「真姫ちゃんイタイにゃもっと優しくしてよ」


真姫   「まったく、何回いえば言いの今の私は真姫じゃなくて闇医者マッキーよ」


凛    「分かってるよ!でも今は凛と二人だからいいじゃん」


真姫   「まぁそうね!いいけど…今回の傷は一段とひどいわね、遊びすぎよ!どうせ凛の事だからまた片手縛りとかやってたのでしょう」消毒中


凛    「違うよ!赤狼と戦ったんだよ」


真姫   「へぇ大物じゃない、でどうだったの?」


凛    「逃げられたよ!守ってたターゲットも殺されたし…」


真姫   「てことは…山頂アタックかしら」


凛    「そうだよ!凛やりたくないのに総裁の趣味に付き合わないといけないなんて」


真姫   「ふふ、頑張りなさい!でもあまり無茶しちゃ駄目よ」包帯グルグル


凛    「大丈夫だよ!今度は最初から刀で戦うから油断しないよ」


真姫   「あんたが刀使うなんて相当な実力者ということね…いいわ赤狼の情報をあげるわ」


凛    「本当!なになに?聞きたい」キラキラ


真姫   「赤狼の武器は基本ナイフなんだけど赤いナイフを出したら全力で逃げなさい」


凛    「凛はそんなに弱くないよ!逃げないよ それに凛にはこの刀があるし」


真姫   「凛が弱いって言ってるんじゃないの…次元が違うって言ってるのよ」


凛    「真姫ちゃんの分からず屋!!凛の方が強いもん 今回だってあのままやってたら凛勝ってたもん」


真姫   「今回はたまたまよ!凛、分かってちょうだいあなたがいなくなったら悲しむ人がいることを」


凛    「真姫ちゃん…でも凛やらなくちゃ赤狼クラスを殺せば報酬金でかよちんの治療費払えるもん」


真姫   「だったら私と約束しなさい」


凛    「約束?」


真姫   「そう私はあなたがどんな重症でも必ず治してみせるわ!だからあなたはどんな怪我をしてもここに着てちょうだい!死ぬんじゃないわよ」治療完了


凛    「うん!わかったにゃ いつもありがとう真姫ちゃん」ばいばい


真姫   「気を付けるのよ」ばいばい


ほむら 地下


ほのママ 「あんた、武器忘れていったでしょ」桐の箱


穂乃果  「違うよ!置いて行ったの戦うつもりなかったから」


ほのママ 「にしてはボロボロ見たいだけど…」


穂乃果  「麒麟とやったけどやっぱり穂乃果にはちょっと厳しい相手だったね」


ほのママ 「でも仕事は終わったみたいね」


穂乃果  「うん、そっちは片づけたよ!それより穂乃果が襲撃すること相手は分かってたみたいでけど…なんで?」


ほのママ 「どうやらあっちにも優秀な情報屋がいるみたいね」


穂乃果  「まあいいや!面倒なのはお母さんに任せるね、穂乃果アバラ折っちゃったから医者に行ってくるね」


ほのママ 「予約は入れておいたからいってらっしゃい」


ボロボロの小屋


穂乃果  「ごめんください」


真姫   「来たわね狼ちゃん」


穂乃果  「マッキー久しぶり!」


真姫   「あんた、思ったとおりふらふらね!強者と戦闘したのね」


穂乃果  「麒麟さんと戦ったんだ…」


真姫   「へ~麒麟と戦ったのね!麒麟って言ったらあの長刀を使う天才じゃない、その傷で済んだのなら不幸中の幸いね」


穂乃果  「ううん、刀じゃなくて殴られた傷だよ!穂乃果ガードするのが精いっぱいだった…」


真姫   「そうなの!例のあれつかわなかったの?」


穂乃果  「あ~あれは極力使いたくないから置いてきたんだ…家に」


真姫   「そう…まぁ死ぬんじゃないわよ!死んだら給料減っちゃうから」


穂乃果  「うわぁーマッキーひどーい」ブウー


真姫   「ふふ、冗談よ!気を付けなさい 数日おとなしくしているのとこの薬を飲んでればすぐ治るわ」治療完了


穂乃果  「うんありがとう!流石ドクターマッキーだね」


真姫   「どういたしまして」


次の日 朝


穂乃果 「海未ちゃん、おはよう」


海未 「おはようございます!穂乃果」


穂乃果 「あれことりちゃんは?」


海未 「朝、メールがあったのですが用事があって今日はお休みみたいです」


穂乃果 「ええそうなの!知らなかった…じゃあいこっか、海未ちゃん」(久しぶりの二人きり!よーしアピールするぞ)


海未 「そうですね!行きましょう」(ことり用事とは?なんでしょう)


教室


穂乃果 「そういえば同好会の話はどうだった?」


海未 「そのことなのですが見事にけられました!認められないそうです」


穂乃果 「えぇそんな、何でなの?」


海未 「はい、この学校にアイドル研究部という類似した部活があるからと言われました」


穂乃果 「そこを潰せばいいってことだよね」


海未 「なに物騒なこといってるんですか!もっと他の意見をお願いします。妥協案としては話合いですかね」


穂乃果 「穂乃果…そういうのはちょっと…」


海未 「分かってます、大丈夫です!私とことりでいきますから」(ことりと帰りに何処か寄りたいですね…もちろん二人きりで)


穂乃果 「なんでそこでことりちゃんがでるの?」イライラ


海未 「それは私一人よりは二人の方が何かと都合がいいからです」


穂乃果 「じゃあ穂乃果が行く」


海未 「さっき話し合いは無理だといったではありませんか!」(私の計画が…)


穂乃果 「穂乃果が放課後、部室に行って話し合いしてくる」


海未  「では、私も行きます」


穂乃果 「いいよ!海未ちゃん部活あるんでしょ、大丈夫だよ」(少々荒くいくから…)


海未 「分かりました、無理はしないでくださいね!話がこじれると面倒なので」(失敗してください失敗してください)


穂乃果 「失敗するのが前提」ガーン


放課後


海未 「では、私は部活の方に行くので粗相のないようにお願いします」


穂乃果 「うん分かった」にこ


部室前 


穂乃果 「おじゃまします」


??? 「何か用かしら?」


穂乃果 「ここがアイドル研究部の部室でよろしいですか?」


??? 「そうよ!もしかして入部希望者?私は、部長の矢澤にこよ」


穂乃果 「2年の高坂です!突然ですがここをどいてくれませんか?」


にこ 「いきなりね~なんでかしら?」


穂乃果 「私達スクールアイドルやりたいのですがここがあると同好会申請できないので」


にこ 「あんた、アイドル舐めてるでしょ 嫌よ帰りなさい」


穂乃果 「いえ、帰るのはにこ先輩の方ですよ」ナイフ


にこ 「あ あんた何って物騒なもの持ってるのよ!置きなさい」


穂乃果 「命までは取りません!にこ先輩もう一度言いますアイドル研究部を廃部にしてください」


にこ 「それは嫌…ここはにこの居場所なの」涙目


穂乃果 「ちょっと痛い目に会う必要がありそうですね!にこ先輩…まだ間に合いますよ」にこ


にこ 「アイドルは私のすべてなの!」


穂乃果 「強情だね!不登校くらいにしないとね」シュ


にこ 「うぅ」グサ


穂乃果 「ドアに鍵かけたからこれでゆっくり話合えるね」ガチャ


にこ 「そのようね」


穂乃果 「あれ、にこ先輩 恐怖のあまり開き直っちゃった?」


にこ 「まぁそんなところね。あんたナイフ10本と爆弾2つってしけてるわね」


穂乃果 「あれ…いつの間に穂乃果の武器盗んだの」


にこ 「さっきよ!さっきあんたがドアの鍵かけたときよ」


穂乃果 「でもその時ナイフが刺さってたはず」(ちょっとやばいかも)


にこ 「演技よ!すごいでしょう、これがアイドルよ」


穂乃果 「こうなったらしょうがないね」構え


にこ 「流石高坂家の長女ね!それともコードネームで呼んだ方がいいのかしら」


穂乃果 「!!!にこ先輩…あなたはいったい何者なんですか」


にこ 「にこ…にこは~宇宙ナンバーワンアイドルにこ」


穂乃果 「寒くないですか」


にこ 「寒くないわよ」机ドン


穂乃果 「今だ」バシ


にこ 「にこ~」


穂乃果 「ごめんね!にこ先輩死んで」ナイフ振り下し


にこ 「何であんたそんなに必死なのよ…人を殺す時は躊躇してはいけないって習わなかった?」パシ   


穂乃果 「穂乃果は…穂乃果は…」涙目


にこ 「隙ありよ」ロープで縛る


穂乃果 「穂乃果は人殺しなんかしたくないよ~」大泣き


にこ 「あんたそれでもあの高坂家の長女なの」


穂乃果 「そうだけど穂乃果小さい頃から仕事してたけどこの世界は廻りの人はすぐいなくなるし血しかながれない冷たい場所」グズグズ


にこ 「まぁそうね」


穂乃果 「でも、アライズのPVをみて穂乃果思ったの笑顔があふれる場所は作れるんだって」


にこ 「あんた分かってるわね」


穂乃果 「だから私、スクールアイドルになって廻りを笑顔にしたいの!暖かい場所にいきたいのもう冷たいのは嫌」泣き


にこ 「それでにこを襲ったわけね」


穂乃果 「それは…ごめんなさい!私このやり方しか知らなくて…」


にこ 「それは…これから大変よ!分かった、あんたアイドル研究部に入部しなさい。にこが面倒みるわ」ロープ解き


穂乃果 「え、いいの?穂乃果スクールアイドルできるの?」


にこ 「そうよ!一緒に暖かい場所を作りましょう、あなたはもう一人じゃないわ。にこがいるにこ」


穂乃果 「にこ先輩、ありがとうございます…でも私とはすむ世界が違いすぎますよね」


にこ 「すむ世界が違う?」


穂乃果 「はい、だって殺し屋と女子高校生ですよ!環境も生活自体も違いますよ」


にこ 「あんたは私の正体知らないみたいね」


穂乃果 「正体?」


にこ 「にこは世界…嫌、宇宙を又にかける大怪盗にこにーよ」


穂乃果 「え…えぇぇぇえぇぇ…大怪盗にこにー」


にこ 「そうよ!そしてあなたと同じで私も親に役目を押し付けられて怪盗してるの!にこはアイドルになりたいの」


穂乃果 「私と…同じ人…うんよろしくね、にこちゃん」


にこ 「こっちこそよろしく…穂乃果」


穂乃果 「でもなんで怪盗続けているの?逃げればいいじゃん」


にこ 「にこも逃げたいけど…妹と弟がつかまってるの」


穂乃果 「つかまってるんだ…って大変なことじゃん」


にこ 「だからにこはこうして怪盗続けているのよ」


穂乃果 「どこに捕まってるの?穂乃果も手伝うよ」


にこ 「え…手伝ってくれるの?」


穂乃果 「当然だよ!だって友達だもん」


にこ 「ありがとう…でもまだ情報がないの…じゃあ仕事手伝ってくれない?にこも穂乃果の手伝うから」


穂乃果 「うん分かった!」


にこ 「さっそくだけど今日の午後8時にここの屋上でいい?」


穂乃果 「うん、今日は特になにもないからいいよ」


にこ 「ありがとう、仕事の内容はその時に話すけど戦闘する準備はしてきてね」


穂乃果 「了解しました!」


にこ 「じゃね」バイバイ


穂乃果 「ばいばーい」手振る


穂乃果退出後


にこ 「これでいいの?希」


希 「ありがとう、にこっち はい情報」


にこ 「どうも、これで少しは足掛になるわね!」


希 「大丈夫や!でも、これでうちの敵がまた増える…」


にこ 「ギブ&テイクでしょ!ちゃんとあんたの依頼やってあげたでしょ」


希 「うんうん!そうやね にこっちはしらないと思うけど赤狼の情報は高く売れるんよ…なんせ戦った相手のほとんどがいなくなってるから」


にこ 「そうなの!そんなに強そうにはみえなかったけど」


希 「それは覚醒してなかったからなんよ、今回はそれがみたいからにこっちに依頼したんよ」


にこ 「これからもよろしくね!希」


希 「当たり前やん、うちは情報屋なんだから」


その夜 音ノ木坂 屋上


穂乃果 「ここでいいんだよね!」ガチャ


??? 「あら、情報通りに来たわ ハラショー!流石スピリチャルガールだけあるわね」


穂乃果 「あなたは誰ですか?」(スピリチャルガール?)


??? 「あ~ごめんごめん これでわかるかしら?」勲章


穂乃果 「白い熊に中央で交わっているツインのトカレフ…もしかしてロシアのスノーベア?」


??? 「ハラショー!日本でもこの勲章がわかるのね よかったわ正解よ でも元よ 元スノーベアよ」


穂乃果 「そうだよ!スノーベアは3年前に全滅したはず…確か仲間の裏切りによって」


??? 「なるほど世間ではそうなっているのね!まぁいいわ 遅れたけど私は元スノーベアのエリチカよ」


穂乃果 (エリチカってあのエリチカ!?これは…まずいんじゃない?)


エリチカ 「あなたに恨みはないけれどこっちにも事情があるの!おとなしく死んでくれないかしら」


穂乃果 「あはは、穂乃果人を待ってるので…日を改めてくれないかな…なんて」


エリチカ 「日本のジョウクは…全然笑えないわね」カチャ ダダダダダ


穂乃果 「うわぁああぁ」キンキン


エリチカ 「すごいは弾丸弾くなんて面白いわ」ダダダダダ 


穂乃果 (こんなの無理…にこちゃん助けてよ!もう8時10分だよ!遅刻だよ)隠れ


エリチカ 「あはははは!いいわもっと踊りなさい」


穂乃果 (それに何あの人麻薬でもすってるの?ラリッてるの?)


エリチカ 「あら 弾切れしちゃった」カチカチ


穂乃果 (速攻で決める)シュ


エリチカ 「冗談よ!やっと姿を現したわね」ダダダダダ


穂乃果 「うわぁぁああ、はめられた!!!」カンキン


エリチカ 「遅い遅い遅すぎるわ!もう時間の問題ね」


穂乃果 「はぁはぁ逃げるので精一杯…右足が動かない…マッキーに怒られる…どうしよう…」


エリチカ 「もうおしまい!隠れてないで出てきなさいよ!そうね~今なら命だけは助けるわ」


穂乃果 「えぇそれ本当ですか?エリチカさん」


エリチカ 「本当よ!あなたほどの実力者だもの殺すのは惜しいわ」(そこにいるのね)


穂乃果 「よかった!」


エリチカ 「でも条件があるわ!私のペットになりなさい!」


穂乃果 「穂乃果!ペットになるの?」


エリチカ 「そうよ!裸でよつんばえになって首には赤いリールを付けるの大丈夫よ慣れれば病み付きになるわ!私がちゃんと優しく調教してあげるから心配しないで」


穂乃果 「穂乃果ペットはいやかな~」


エリチカ 「そういっていられるのは今の内だけよ!1週間もすれば私なしでは生きていけないようになってるわ。あなたを調教した後で妹も一緒にしてあげるもちろん私好みに調教してからね」


穂乃果 「穂乃果の妹を知ってるの?」


エリチカ 「知ってるわよ!可愛い妹ね、調教のし甲斐がありそうね」


穂乃果 「私だけ犠牲になるのは駄目…かな?」


エリチカ 「う~ん、私気に入ったものは逃がさない主義なの強欲なのよこう見えて」クスクス


穂乃果 「エリチカさん、ごめんなさい!」


エリチカ 「あら、降参する気になった?色々準備しないとこれから楽しくなるわ」


穂乃果 「私、降参しません!戦います」スゥ


エリチカ 「あら、そんなにボロボロで威勢がいいわね!どうせペットになるんだから…足と腕はいらないわよね」ダダダダ


穂乃果 「もう効きませんよ!そんな弾丸…遅すぎて」シュシュ


エリチカ (嘘…正面からナイフ一本ですべて弾くなんて、赤いナイフ…長官がいってたわ!あれを見たら逃げろと…でも)


穂乃果 (すべてが遅くなるこの感覚…冷たい…早く前の敵を殺して暖かい世界にもどらないと)スタスタ


エリチカ 「銃が駄目なら鞭でいくわ」パシン


穂乃果 (殺す殺す殺すコロスコロス)スタスタ シュシュ


エリチカ 「そんなエリチカの鞭がこんなに簡単に見切られるなんて…こうなったらこれならどうかしら特製の爆弾よ」ピン シュ


穂乃果 (ピンを抜いて投げるまで4秒目標ポイントまでに着地に3秒、構造的に考えてTOTAL10秒後に爆破、私の移動に3秒、解除に2秒)ダッシュ 


がちゃがちゃ カチーン(爆弾解除音)


エリチカ 「そんな、私の爆弾までいとも簡単に解除…ハラショー」


穂乃果 (はぁはぁもう少しもってね…穂乃果の体 ちゃんと敵コロスから)


エリチカ 「最後は体術かしら」構え


穂乃果 「遅いよ」ドス


エリチカ 「グファ」(躊躇なく一発で急所!体が動かないわ…長官の言う通りね!逃げればよかった)


穂乃果 「あんたの墓場はここだよ」にこ


エリチカ (亜里沙ごめんね!お姉ちゃん駄目みたい)


穂乃果 「最後の言葉ぐらいなら聞くよ」にこ


エリチカ 「静かに家族で暮らしたかっただけなの!戦いわもう嫌なの」ポタポタ


穂乃果 「なんで、そんなこと言うの?」


エリチカ 「き…聞いてくれるの?」ガタガタ


穂乃果 「最後の言葉だからね!でも穂乃果が無駄だと思ったら殺す」ギラン


エリチカ 「私は小さい頃から戦闘訓練を受けたの最初は勝てばおばあちゃんもお母さんも喜んでくれて私もうれしくなってどんどん訓練を積んでいった…そして私はロシアで力を付けいつしか自分の隊を持ちトップに君臨していたわ」


穂乃果 「…」


エリチカ 「ある日、私はいつも通り制圧任務をしていたわ!敵拠点には子供もいたわ…上からの命令は制圧…殺さなくてもよかったはずなのに私の部隊の隊員は見つけた瞬間、躊躇なく殺してた!その光景を見た時なにかが私の中で変わったそしていままで何で今まで戦っていたのか分からなくなったの」


穂乃果 「…」


エリチカ 「だから私はスノーベアを抜けることにしたの!戦っている理由がわからなくなったから…でも、そんな事上役や隊員達が許すはずがなかった、当たり前よね!重要な情報を持っている人間を生かしておけるほど甘くないものね」


穂乃果 「…」カチャン


エリチカ 「隊を抜けるための方法は一つ…隊員全員との戦闘、無謀だけど私は受けたそして勝ったのよ!無事…とはいえない状況だけどなにわともわれスノーベアの隊員を全滅させた、殺したわけじゃないわ!ちゃんと全員生きてるわ」


穂乃果 「…」プルプル


エリチカ 「でも、実質この一件でメンツは丸つぶれでスノーベアは解散した!みんなは別の部隊に配属されて戦ってるらしいわ…」


穂乃果 「あなたは何でまだ戦い始めたの?」ニラミ


エリチカ 「私には亜里沙っいう妹がいるの三つ下の!今は人質になっていてあなたの首と引き換えで解放してくれる事になっているのよ」


穂乃果 「穂乃果の命でその子…助かるの?」


エリチカ 「そうね!でも話はここで終わり!さあ殺しなさい、あなたに殺されるなら天国…いや地獄でも胸を張れるわ 亜里沙出来れば死後の世界でも姉妹がいいわ」


穂乃果 「一ついい?」


エリチカ 「何かしら?」キョトン


穂乃果 「私の妹も一緒に亜里沙ちゃんと暮らしてもいい?」


エリチカ 「ええ?いいわよ?」


穂乃果 「ありがとう!じゃあうちの妹をよろしくね エリチカさん」グサ ドクドク


エリチカ 「あなた…え…なんで自分を刺してるの」


穂乃果 「…亜里…沙ちゃん…と…静か…に…楽し…く…暮らし…てね」にこ


エリチカ 「まちなさいよ!そんな事なんでするのよ!おかしいでしょ」ポロポロ


穂乃果 「穂乃…果と…似てい…るから…大丈…夫明…日から…」ポロポロ


エリチカ 「もうしゃべらなくていいわ!今手当するから待って、死なないで」ハァハァ


穂乃果 「妹…を…よろし…く…ね」ガク


エリチカ 「絶対に助けるわ!死なないで…そんな簡単に死なせないわ」涙拭きチカ


穂乃果 「…」血ダラダラ


ボロボロの小屋


真姫 「今日は閉店ね!あ~あ疲れた、帰って早くピアノ引きたいわ」


絵里 「真姫助けて」ハアハア


真姫 「私は真姫じゃなくてドクターマッキーだって言ってるでしょって!何よエリーボロボロじゃない」


絵里 「私の事は後でいいわ!この子をお願い助けて、死にそうなの」


真姫 「ヴェエ、重症じゃない、早くこっちの手術台に乗せて!エリーも手伝いなさい」


絵里 「分かったわ」


八時間後


真姫 「何とか…成功…したわね」ハアハア


絵里 「お疲れ様、真姫」


真姫 「私は寝るわよあなたも寝た方がいいわよ!」


絵里 「私は穂乃果近くにいるわ」


真姫 「かってにしなさい!私はとなりの部屋で寝ているからなにかあったら呼びなさい」


絵里 「わかったわ!ありがとう」


さらに五時間後


穂乃果 「う~ん!っていたたた…あれ天国?ふかふかのベットにボロボロの部屋…意外と天国も住みにくいとこなんだな」


穂乃果 「って、エリチカさん、えぇエリチカさんも死んじゃったの?殺されちゃつたの?妹はどうしたの」ユサユサ


絵里 「穂、穂乃果 穂乃果よね?痛い所はない記憶とか大丈夫?本当によかったよかった~」号泣


穂乃果 「う、うん大丈夫だよ!しいていえば体全体が痛い…そんなことよりここは天国じゃないよね?」


絵里 「そうよ!ここは天国じゃないわ」プルプル


穂乃果 「まさか…地獄?」ガタガタ


絵里 「違うわ!生きてるのよ」


穂乃果 「え、穂乃果生きてるの…じゃあエリチカさんの妹助けられないじゃん」


絵里 「ありがとう、でもやっぱり人を殺してまで助けたら亜里沙が泣いてしまうわ!もう少しロシアの駒になって隙をみて助けるわ」


穂乃果 「そんなことしなくていいよ!穂乃果が手伝うよ、穂乃果強いんだから」


絵里 「ふふ、知ってるわよ!あなたは他人にも全力なのね」


穂乃果 「それしか取り柄がないから」


絵里 「それで私…まずは謝らせてごめんなさい、事情はともわれあなたを襲ってしまったわ!本当にごめんなさい」深々


穂乃果 「穂乃果もごめんね!はい、これでお相子だよ」


絵里 「それで…もしよかったら私をあなたのそばにおいてくれないかしら」俯き


穂乃果 「ええっとどういうこと?」


絵里 「私、あなたに惚れちゃったの」頬赤らめ


穂乃果 「…えぇええぇええええ」


絵里 「こう見えても料理・洗濯・掃除もちゃんとできるのよ…夜の方も…」ポォ


穂乃果 「ええっと、気持ちはうれしいけど…エリチカさんにはもっとふさわしい人がいると思うよ…」


絵里 「もしかして、好きな人がいるの?」


穂乃果 「う、うん幼馴染で綺麗ですごく強いの!あぁエリチカさんも綺麗で強いよ」


絵里  「絵里よ!絵里でいいわ!わかったわ、穂乃果に気に入られるように頑張るわ」


穂乃果 「そんな、今でも十分魅力的だよ!」


絵里 「ありがとう!もっと磨いて穂乃果を振り向かせてみせるわ」


穂乃果 「うん!ファイトだよ」


真姫 「その様子じゃ、大丈夫そうね!狼ちゃん」


穂乃果 「あ、マッキー治してくれてありがとう…ってすごい隈」


絵里 (真姫も心配で寝れなかったのね…素直じゃないわね)


真姫 「いみわかんない」


穂乃果 「ぶぅ、今日もマッキーは冷たい」


真姫 「おとなしくしてなさい」


絵里 「そうよ!私が付っきりで看病してあげる」


穂乃果 「そんな流石に悪いよ!でも…確かにこの体じゃあ生活するのはキツイかも」


真姫 「完治するまで1年かかるわよ」


穂乃果 「ええぇえぇぇぇええええいちねんもかかるの?穂乃果の高校生活が……終わった!!!」


絵里 「真姫、方法はないの?すぐに治す…方法は」


真姫 「あるわよ!でもただではわたせないわよ」


穂乃果 「そんな…なんでそんないじわるするの?マッキー」


真姫 「これ作るの大変なのよ!」


絵里 「力づくでいこうかしら」


真姫 「冗談よね?エリー…冗談よね?」ビクビク


穂乃果 「絵里ちゃんお願い!」


絵里 「分かったわ」ギラン


真姫 「……嫌、やめていじわるしないから!お薬あげるから」ポロポロ


絵里 「じゃあ渡しなさい」


真姫 「ははい」ポイ


穂乃果 「兵糧丸みたいな薬…」ごくん


絵里 「どうかしら?よくなった?」


穂乃果 「流石にすぐには…すごい、体の痛みが引いていく全身動くよ!完全に回復してる」


絵里 「ハラショー!流石は真姫ね」


真姫 「…」ガタガタ


穂乃果 「マッキー」


真姫 「ははい」涙目


穂乃果 「それで報酬はなにがいいの?」


真姫 「何もいりません」ポロポロ


穂乃果 「ごめんごめん!マッキーが意地悪したからちょっとからかっただけだよ…だからそんな怯えないで」


絵里 「そうよ!私達ここ以外で治療できない身だしあなたの腕はそこらの闇医者よりずっといいわ!これでも信頼しているのよ」


真姫 「ふふん、わかってるわよ!演技に付き合ってあげただけよ」髪クルクル


穂乃果 「本当に素直じゃないんだから」クスン


絵里 「そうね!素直じゃないわね」


真姫 「もう、からかわないで…で本題なんだけどある人を捕まえてきて欲しいの」


絵里 「捕まえるということは生きてってことね!足の一本位は折ってきてもいいのかしら」


真姫 「無傷でお願い!五体満足で」


穂乃果 「うん分かった!で誰なの?」


真姫 「大怪盗にこにー」


穂乃果 「大怪盗にこにーってあのにこにー…難易度高くない?」


絵里 「そうね!高いわね正直無理に近いわね」


真姫 「ねぇそこを何とかお願い!…穂乃果の命を救ったのは私よ」


穂乃果 「そういわれても…ねぇ?」


絵里 「そうよ!怪盗にこにーの伝説しらないわけないでしょ!」


穂乃果 「でも…受けるしかないよね、幸い潜伏場所はしってるし」


絵里 「えぇそうなの!ハラショー、その情報高く売れるわよ…1億くらいかしら」


穂乃果 「いいちおくってすごい…売ろうかな?穂乃果あそんで暮らせる…」ごくり


真姫 「そんな事どうでもいいから!捕まえてきてよ」


穂乃果 「じゃあさっそく明日、接触してくるよ!絵里ちゃん大丈夫?」


絵里 「いいわよ!穂乃果となら何処へでも付き合うわ…」


穂乃果 「OK!じゃあ明日7時に音ノ木坂高校の校門前で待ち合わせで」


絵里 「校門前?教室まで行くわよ!」


穂乃果 「2年生の教室案外わかりずらい所にあるから!迷うと大変だからいいよ…それに在学生が一緒の方が学校の許可も取りやすいし」


絵里 「あなた…何か勘違いしていない?」


穂乃果 「?穂乃果…何か変な事いった?」


絵里 「だって私…そこの生徒よ!3年生だけど」


穂乃果 「そうなの!あ~穂乃果社会人かと思っちゃった!大人っぽかったから」えへへ


絵里 「よく言われるわ!じゃあ放課後2年の教室にいくわだから待っててね」ウィンク


穂乃果 「うんわかった!」にこ


真姫 (私は行かなくていいのかしら?まぁあとは任せましょう)


さかのぼること穂乃果とエリチカの戦闘前


ビル屋上


にこ 「希はどっちが生き残ると思う?」


希 「さぁ予想つかへんな!しいていうなら引き分けになるんやないかな?」


にこ 「本当にあんたは掴めないわね!どうせにこの情報も筒抜けなんでしょ」


希 「そんな事ないで…ただ分かってしまうんよ!情報収集の時に…」


にこ 「そう、あまり無理するんじゃないわよ!妹達のことがあるんだから」


希 「にこっちが良ければ…またコンビ組まへん?」


にこ 「その話は終わったはずよ」


希 「あの時はそうせざるおえない状況だったわけやし…正直にこっちに未練があるってもいえるんや」


にこ 「私の流儀に反するわ!希 駄目よ、後ろをみないで前だけ見てなさい」


希 「でも、うち諦めきれへん!なぁもう一度組んでや」


にこ 「あんたもしつこいわね!はっきりさせるわ、にこは希に未練はないのあの時すべて終わったわ…今は情報屋と怪盗の仕事の関係ただそれだけよ」


希 「そうやね!でもええん…そんな態度とって 妹の情報はうちしか探せへんよ」ニヤ


にこ 「なによ…脅す気」


希 「いやならいいんやで…うちは別に…」


にこ 「そんな脅しには乗らないわ!あんたもにことの繋がりが唯一それなのを知ってるわよ」


希 「あちゃー痛いとこ突かれたわ~!そうやね分かってるで」


にこ 「じゃあこの話は本当に終わりよ」


希 「でもうちは諦め悪い女なんよ!覚悟しいや」


にこ 「はいはい!そんな事百も承知よ!」


希 「今夜は寒くなりそうやね」


にこ 「いきなりね!そうね、寒くなりそうね」


希 「うちに来る?」


にこ 「いかないわよ!何されるかわかったもんじゃない」


希 「前みたいに二人で一つ屋根の下で暮らそうや…うち寂しいと死んでしまうんよ!うさぎと一緒で」


にこ 「にこは大丈夫よ!寂しくなんかない」


希 「そんなこと言って意地ばっかはってると疲れてしまうやん、なぁうちにはわかるでにこっちが寂しがってること」


にこ 「それ以上は流石に怒るわよ」


希 「怖いやん!使いたくなかったけどこの手段を使うしかないようやな」


にこ 「なによ!手段って」


希 「にこっち…お母さんの情報…欲しくない?」カードピシ


にこ 「え…ママの情報…ママの情報があるの!そうなの、希」


希 「そんなにあわてないで!今日偶然手に入れた最新の情報や!信頼できる筋からの」


にこ 「欲しい…数年前から行方不明のママの情報…」うるうる


希 「そうやろ!どうやろ、妹達を取り戻るまでうちで生活するのとコンビ再結成で情報売るで」


にこ 「……足元みるわね」


希 「にこっちにプラスの事ばかりだとうちは思うけど」


にこ 「…やっぱりいいわ!ママの事は今は…妹が優先よ」


希 「うちの計画が台無しやん、了解」


にこ 「まぁ遊びに行くくらいなら考えなくないわよ」


希 「ありがとう!にこっち…でもそれじゃあうちがいやなんよ」


にこ 「え?どういうこと」


希 「希パワー注入~」プシュ


にこ 「にこ~あんた…にこになにしたの」ヨロヨロ


希 「やっぱりにこっちはうちのものにしたいんよ」


にこ 「うぅぅぅ眠くなってきた…覚えてなさい」バタ


希 「流石は真姫ちゃんの薬…即効性が高いやん、よっこらせっと」


希 「うちに帰ろうかにこっち♪」


???


にこ 「う~ん、体が固定されてる…ここは何処かしらって希に部屋ね」


希 「正解!流石にこっちやんうちの部屋やで、監禁されてるんだからもうちょっと怯えてもええで?」


にこ 「怯えるわけないでしょ!逆に居心地が良くて二度寝したいくらいよ」


希 「それじゃあここに一生いてもええで」


にこ 「せっかくの誘いだけど断るわ!にこはやらなくちゃいけないことがあるの、それは希が一番知ってるはずよ」


希 「それはそうだけど…なぁにこっちさっきの条件飲んでくれへんか?なんならこれからの情報料も安くするからなぁにこっち~」ぷにぷに


にこ 「あんた…なんでそんなににこに依存してるの?相談くらいは乗るわよ?」


希 「単純にうちが寂しいんよ…にこっちと暮らしていた時が恋しくなったん」


にこ 「そう…でにこを監禁してるわけね」


希 「そうや!大丈夫やで衣食住すべてそろってるし不自由させないで!にこっちが望むものなら大体のものはそろえられる、だから首を縦に振ってくれへん?」


にこ 「できないわ!同情を誘うやり口変わってないわね…にこは家族を取り戻すの、こんなところでにこは立ち止まらない」


希 「同情なんて誘ってない!またにこっちとやり直したいんや」


にこ 「時間切れよ!にこもう行くわ」カチン


希 「えぇでにこっち!これが本当に最後や」


にこ 「まだあるの!あんたもしつこいわね…まぁ知ってるけど、でもにこもういくニコ」


希 「最近、お気に入りの子がいるらしいやんにこっち」


にこ 「なんでそのこと知ってるの?」ピタ


希 「可愛い赤毛の子、闇医者、素直そうな子やな~」


にこ 「…何がいいたいの」わなわな


希 「カードで占ったら死神が出たんよ…三日後くらいかな」


にこ 「あんたまさか…」


希 「うちの狙撃の腕にこっちはよーく知ってるやん」


にこ (まずいわ!こんなに本気だったなんて…)


希 「うちもこんな方法使いたくないんよ…なぁにこっち」


にこ 「いいわよ、しょうがないわね…もう負けたわよ!」


希 「…ありがとう」ポロポロ


にこ 「はいはい、泣かない泣かないもうにこが近くにいるから」ぎゅ


希 「うち本当に寂しかったんよ」大泣き


にこ 「そう悪かったわね!寂しい思いさせちゃって」ナデナデ


希 「うん、大丈夫もうにこっちが近くにいるから!今日は再結成パーティや」


にこ 「わかったわ!それじゃあ久しぶりににこがお料理作るニコ」


希 「わかった!じゃあうちはお皿とサポートするで」


にこ 「お願いするニコ」


夕食後


希 「いきなりだけどこれ見てくれへん」


にこ 「本当にいきなりね!五円玉?催眠術でもする気?」


希 「その通りや!にこっちはだんだん眠くなるにこっちはだんだん眠くなる」ふるふる


にこ 「そんな子供だまし本気な…」すやすや


希 「にこっち…催眠状態のまま起きて返事して」


にこ 「はい」ムク


希 「あなたのお名前は?今何してるの?」


にこ 「私の名前は矢澤にこ、希とおしゃべりしています」


希 「うちとにこっちの関係は?」


にこ 「コンビの関係、仕事上の付き合い」


希 「やっぱりそこが嫌なんよ、うちそうやな…修正 恋人」


にこ 「…恋人は……真姫ちゃん…が…いい…」


希 「あ~赤毛の子にゾッコンってわけか…その子のこと忘れてくれへん?」


にこ 「……嫌、嫌」ツゥー


希 「ええ子やから言うこと聞いてな」なでなで


にこ 「……了…解」


希 「ええ子やね!それとにこっちはうちなしでは生きられないほどゾッコンで命令には絶対服従や」


にこ 「…希…ゾッコン…絶対服従…了解…」


希 「よしこれで、にこっちはうちのもんや」ぱん


にこ 「あれ、いつのまに寝ていたのかしら」


希 「今日は疲れたんとちゃう?いろいろあったしお風呂入って寝よう!」


にこ 「そうね!ねぇ希一緒にお風呂入らない?」


希 「今日のにこっちは積極的やん」


にこ 「うるさいわね!どうするの入るの入らないの」


希 「入るやん」


にこ 「最初からそういえばいいのよ!まったく」


希 「はいはい」


風呂の中


希 「なぁにこっち…」


にこ 「なによ!改まって」


希 「青い龍倒しに行かへんうちと一緒に」


にこ 「それは急な話ね…どうして?」


希 「うち今が幸せなんよ!青龍を倒せば莫大なお金と情報が入るそれで誰もしらない土地に引っ越ししてにこっちの妹達とにこっちとうちの5人でゆっくり暮らしたいなと思って」


にこ 「そうね!希が言うならにこはいいわよ!希となら何処へでもいくわ」


希 「それじゃあ明日は休日だから明日準備して明後日戦おうやん」


にこ 「そうね!これから大変だけどにこと希なら大丈夫よ」


希 「にこっちが言うと頼もしいやん」


にこ 「当たり前でしょう!にこ達は最強のコンビよ負けたりしない」


希 「今夜は寝させんよ」


にこ 「にこだって負けないわよ!」


明後日 日曜日 夜


希 「準備ええ?にこっち」


にこ 「作戦も武器も道具もばっちりOKよ」


希 「それじゃあ青龍倒しにいこうか」


にこ 「そうね!私達の未来の為に」


富士の樹海


凛 「海未ちゃん、ここ何処?凛達もう4時間近く歩いてるんだけど…」


海未 「どうやら迷ってしまったようですね!しょうがないですがここで野宿しましょう」


凛 「昨日も野宿で今日も野宿、凛達野宿しにきたわけじゃないにゃー」


海未 「も もちろん分かってますけど…迷ってしまっては仕方ありません」


凛 「凛だから行きたくなかったにゃー、もう我慢の限界、いつもはいわないけど何でいつも山頂目指してるのに山頂着く前に下山するの?海未ちゃんと山頂アタックして山頂に着いたこと一度も無いにゃ!ふざけてるの?凛をバカにしてるの?」


海未 「落ち着いて下さい!私はふざけていません!いつもは…大丈夫なのですが…」


凛 「いつもっていつ?凛と海未ちゃん結構登山してるよね?」


海未 「一人の時とかですかね」


凛 「じゃあもう一人で登山してよ!凛もううんざりにゃ、いつもいつも景色見る前に気づいたら下山しるんだもん」


海未 「そんなこと言わないで下さい…本当にわざとではないのです!地図通りに進んだつもりでしたがどうやら道を一本間違えてしまってようです」


凛 「もうその言い訳も聞き飽きたよ!それ前回も前前回もいってたことだよ!凛の記憶力なめてんの?」


海未 「ええっとそんなことありません!本当に間違えただけで…」


凛 「三時間の分岐点…あれを間違えたからじゃないの?」


海未 「そんなことありませんよ」ギク


凛 「やっぱり、海未ちゃんの顔芸みればすぐわかるよ!やっぱりあの時凛が正しかったんじゃん」


海未 「顔芸とは失礼です!」


凛 「こんな状態でそんな顔するほうが失礼にゃ!なんであの時あんなに強気で左って言えたの、右が富士山山頂って標識に書いてあったじゃん」


海未 「それはですね!この地図に複雑なので注意と書かれたいたもので…」


凛 「それはこの分かれ道の次の次の分かれ道にゃ…言わなかったけどこれも前登った時も間違えた所にゃ」


海未 「そんなことありません」ギク


凛 「もう嘘はやめて!顔見れば分かるからもう総裁やめて芸人になりなよ!今からなら流行語大賞に残るよ」ニャー


海未 「そんなことできません!誰があの連中を束ねるのですか?私にしかできません」


凛 「じゃあもっとちゃんとしてよ!ふさけないで」


海未 「わ わかりました…ので…落ち着いて下さい」


凛 「もう!」


海未 「分かりました…今日の晩御飯は凛の好きなラーメンにしますので手を打ってもらえませんか?」


凛 「今日の晩御飯ラーメン、やったにゃー海未ちゃん大好き」


海未 「あはは、ありがとうございます」(どうにかおさまりました)


凛 「それじゃあ準備しよう」


海未 「そうですね!準備しましょう」


凛 「お湯を注いで三分で出来上がり♪」ズルズル


海未 「本当に凛は美味しそうに食べますね」ズルズル


凛 「だって凛ラーメン大好きだもん…でも一番好きなラーメンは…」


海未 「その話はあとでゆっくり聞きましょう」スッ


凛 「海未ちゃんいきなり般若の仮面被って着物に着替えてどうしたの?」


海未 「気配が不気味なほど静かで逆に不自然ですね…1KM内にはいますね!凛も早く準備してください」


凛 「海未ちゃんが気配を感じないなんて…強敵?それとも幽霊とか?」


海未 「後者の方が今回はいいかもしれませんね!こんなことできるのは日本…いや世界でも限られてます」


凛 「海未ちゃんの絶対域の1KMまで気配を消せる人…元ホワイトベアーのエリチカ、大怪盗にこにー、暗殺者赤狼くらいじゃないかな?」


海未 「そのくらいでしょうか!あと関係あるかわかりませんが30KM内にもう一人いますね…最悪を考えるなら」


凛 「魔法使いスピリチャルガールと絶対のフルハウスのどちらか…」


海未 「まず、狙撃者ですが多分二人のどちらかでしょう、動く気配がありません」


凛 「じゃあ、必然的にもうひとりはにこにーか女王のKIRAってこと?」


海未 「そうですね!でも乙女式恋愛塾はあの事件で実質、解散したはず…それにKIRAも私達を襲っても利益はないはずですけど…」


凛 「今の所どっちが出てくるかわからないってことかにゃ?」


海未 「そうですね…できればにこにーの方がこの場合マシですが無事ではすみませんね…」


凛 「そんなこと分かってるよ!でもただでは死にたくない」


海未 「そうですね!私も死ぬ気はありませんよ…そろそろ100M近づいてきてます」


凛 「…」ゴクリ


海未 「…」


??? 「もうなんなのよ、早く帰りたいわ!って総裁と麒麟じゃない」ガサガサ


麒麟 「真…マッキーちゃんにゃ」


総裁 「闇医者でしたか脅かさないで下さい」


マッキー 「それはこっちのセリフよ!あんた達なんでこんな所にいるのよ」


麒麟 「総裁が道に迷ったから麒麟達、野宿中にゃ」


総裁 「そんなことはどうでもいいです…闇医者こそこんな夜中どうしたのですか?」


マッキー 「雪月花っていう薬草の採取よ!この時間じゃないと取れない上に日本じゃここにしか咲かない珍しい花よ」


総裁 「そうですか!大変ですね」


麒麟 「スルーされたにゃあ」


マッキー 「道ならここ真っ直ぐいけば道路に出るわよ!20KMくらいあるけど…」


総裁 「分かりました!明日の朝に下山します」


麒麟 「そうだね!もう暗いしそれに仕事もあるし」


総裁 「そうですね」


マッキー 「あんた達働き者ね!私も手伝おうかしら 報酬は山分けね」


総裁 「いいですよ!じゃあ闇医者そこを動かないで下さい、麒麟」にこ


麒麟 「にゃあ」ギラン スパァン


マッキー 「危ないじゃないいきなり切りつけるなんてどうしたの二人とも」


総裁 「流石は大怪盗にこにーですね!全然変装に気づきませんでしたよ」チャキン


麒麟 「マッキーはそんな変な香水つけないにゃ」


にこにー 「ばれちゃあしょうがない!そうよあんた達の言う通りにっこにっこにーあなたのハートににこにこにー笑顔届ける矢澤にこにこーにこにーて覚えてラブにこ」


麒麟 「寒くないかにゃ」フゥ


にこにー 「寒くないわよ」木ドン


総裁 「出来ればあまり戦いたくないのですが引くことは可能ですか?」


にこにー 「あんたの7本の刀と金の弓…国宝ものね!それに麒麟の長物と鈴」


総裁 「武器が目的ですか?…それとも…」


にこにー 「そうよ!青龍あんたの首が欲しいの」


総裁 「私の首ですか…安くありませんよ」(スナイパーが邪魔ですね)


麒麟 「麒麟が相手するにゃあ」


総裁 「麒麟…大怪盗は私がスナイパーの方をお願いします!あなたの感性なら見つけられるはずです」


麒麟 「…分かったにゃ!死ないでよ!総裁」スッ


総裁 「麒麟も出来るだけ無茶しないようにしてください」コン


麒麟 「…」シュン


にこにー 「どうやらにこにーの相手はあんたみたいね!麒麟に見つけられるかしら?」


総裁 「心配してませんよ!麒麟が見つけられなくてもこっちを早く終わらせて助けにいけばいいだけの話ですよ」カチャン


にこにー 「敵に不足なしね!」構え


総裁 「行きますよ!大怪盗にこにー…」


にこにー (さて油断できない相手ってのは重々承知だったけど…やっぱり隙がないわね)ジリ


総裁 (大怪盗…気配があるようでない、まるで煙や霧といった類のものみたいですね)スッ


にこにー (いつも通り仕事をこなすだけ!お守りもある)


総裁 「こっちから行きますよ」スパン


にこにー (スピードより抜刀術の速さの方が厄介そうね…それに重い、あれは切れ味を司る怠惰の刀…これが怠惰の威力…力の憤怒がでたらキツイわね)キーン


総裁 (怠惰を一太刀受けて相手の武器が壊れなかったのはいつ振りでしょうか!!!いいでしょう!参謀よりやっぱりこっちのほうが私らしいですね)スゥー


にこにー (二刀流…もう一本の方は最速の嫉妬…園田流中堅ノ型 皐月ってとこね!スピードと切れ味重視の最速の型…いいわ!やってやろうじゃない)


総裁 「行きますよ!園田流 皐月」(3分で決める)シュ


シュシュキーンカン…キンキンシュッシュキーーン


にこにー (なんで速さ…反撃の隙がないわ…でも避けるのと防ぐことくらいは出来るわね)カーン


総裁 (このスピードでも当たりませんか、私の体もって下さいね)ぶちぶち「うおぉぉぉおお」


にこにー (更に速度が上がった!!! 筋肉が切れる音って穂乃果と同じでなんでそんなに必死なの?それににこの最近の相手はこんなやつばっかなのよ)


総裁 (私は守る、ことりも穂乃果も凛も家族も私の暖かい場所を)


にこにー 「動きが鈍ってるわよ、今度はにこにーのターンね」(実際は鈍ってないけど…)


総裁 「そんな事させません!オリジナル 楓一閃」ザッ


にこにー (楓一閃これはやばいわね…でもにこにーには効かないわよ)ヨット


総裁 「はぁはぁまだです!まだこれからです」(登山帰りということで万全ではありませんが相手が悪いみたいですね…刀も今の体力だと二本しか使用できませんし…これしかありませんね…)


にこにー 「ボロボロじゃないにこにーは余裕だけど」(正直ギリギリね!こいつも化物の領域にいるのね!あんなの避けれる人なんて多分世界でも数えるほどよ)


総裁 「スゥーハァースゥーハァー 大怪盗…終わりです」きりきりきり


にこにー (はっ…ラブアローシュート…でもそんな体で打ったら…最低でも腕が一生使えなくなるんじゃない、なんでそんなに簡単に投げ出せるの自分のすべてを)


総裁 「ラブアロー…」(もう腕は駄目そうですね!でもやれることはまだいっぱいあります死ぬわけじゃありません腕がなくなるだけです。ことりや穂乃果や凛、家族にまた会えるならこれくらいの代償なんて安いものです…だから悔いはありません)


にこにー 「やめなさい!打っちゃ駄目よ」(にこのスピードじゃあ間に合わない)


総裁 「シュート」シュ(さようならにこにー)


にこにー (避けるのは簡単だけど当たったらたまったもんじゃないわよ!でもにこが避けたら希に当たる…計算通りということね)


総裁 (大怪盗か魔法使いか…一番は大怪盗が倒れてくれることですが…さぁ?どうでますかね 大怪盗にこにー)


にこにー (にこが避けて希に当たった場合、即座に前の瀕しの青龍を倒せる…そして希が倒れて麒麟と一対一ならにこの方が少しだけ優勢 この傷でも勝機はなくはないわね)


にこにー (にこが倒れた場合、希と麒麟が戦い勝負は五分五分状況にもよるけど麒麟の方が少し優勢、戦闘の間に青龍に逃げられる可能性がある…こんなこと考えるまでもないか…助かる方法はもう分かってる)


にこにー 「ラブアローシュートを…」


総裁 (避ける?受ける?)


にこにー 「止める」ガシッ


総裁 「そんな…血迷いましたか、この状態なら迷わず避けるが一番勝機がある選択…」


にこにー 「そうよ、でももう失うのは懲り懲りなのよ!後悔したくない、もううんざり…だからリスク承知でどっちも助かる僅かな光を掴むのよ」ざざざぁぁぁぁ 


総裁 「そうですか…あなたとは違う形で出会いたかったです」スク


にこにー (嘘…まだ動けるの…これは本当にピンチね…この矢どんだけ威力持つのよ全然スピード落ちないんだけど)ググググ


総裁 「今、楽にしてあげますよ!大怪盗にこにー」キラン


にこにー (やばいやばい、本当にやばいどうしょう…手を放す…駄目、希に当たる…なにかあるはず…)ググググ


総裁 (一振りが限界そうです!それで充分です)フラフラ


にこにー (冷静になりなさい!にこにーそう今は大怪盗にこにー慌てては駄目よ…よし!まず状況は総裁はフラフラ多分あと一振りが限界…にこは今この矢を受け止めて両手が塞がっていて後ろは木で板挟み状態…動けない)ググググ


総裁 「はぁはぁ」フラフラ


にこにー (…木…そう木よ!そうと決まれば…あとはタイミングを計るだけ)


にこにー 「あんた、守りたい人はいる?大切な人はいる?」


総裁 「…」ピタ


にこにー 「あなた夢はないの?」


総裁 「ありますよ!守りたい人も大切な人も夢も…でも私はこんな家業、表舞台にはでれない身…だから裏から私は守るすべてを」プルプル


にこにー 「にこにーはアイドルやりたいの一緒にやらないかしら、結構楽しいわよ」ミシミシ


総裁 「アイドルですか!そういえば友人に誘われていました…」  


にこにー 「丁度いいじゃない、にこにーアイドル部で部長やってるのよ!ついでにその友人も一緒に入れなさい、私が面倒みるわ」


総裁 「そうですか…やはり来世ではこんな闇の中でなく明るい所で出会いたかったです…」フラフラ


にこにー 「あんた…上からなにか降ってくるわよ」ミシミシミシ


総裁 「…あれは木てすか…まさか…あの最初の木を叩いた時に…」


にこにー (にこもさっき木が倒れそうなの気づいたけどね)


総裁 「く…あなたの勝ちですね!…園田流 杯」スパン


総裁 (やはり、体の限界でしたか…)ドサ


にこにー 「総裁倒れたら…矢の威力が急に落ちたわね…助かったわ…でもにこも限界…あんた命拾いしたわね!」ドサ


??? 「まったく何してんのよ!雪月花取りに来ただけなのに…もう…」ガサガサ


その頃 のぞりん


スピ (うちの相手は麒麟みたいやん!油断できる相手やないけど相性から考えても問題ない)


麒麟 (感性ってなんだろう?何か雰囲気で返事したけど全然わかんなかったにゃ)タッタッタ リンリン


スピ (近いづいてきてる…気配は隠す気ないみたいやな!動物と同じやん…でも確実に近づいてきてるのは不気味な所やな)


麒麟 (こっちの方から気を感じるような気がする…凛の絶対領域は100Mどう考えても相性は最悪にゃ…)リンリン


スピ (そろそろうちの射程圏内の10KMやん!うちはそこら辺の狙撃者より甘くないで)ガチャ


麒麟 (嫌な予感がする…総裁の話だと20KM…今の時点で10KM位進んだから残り10KM…あ、そうだ)ピタ


スピ (あれ…麒麟が止まった…それもうちの射程圏内の一歩手前でまさかうちの場所を把握してるとか?…いや麒麟には無理や…万が一ってこともあるし!様子見やな)


麒麟 (そういえば総裁が凛に教えてくれた…狙撃者との戦い方)


回想 


海未 「いいですか!凛、あなたは近距離相手では上の中くらいまで上り積めました」


凛 「やったにゃ!やっと海未ちゃんに認められた!今日はラーメン食べて帰ろう」スク


海未 「誰がもう帰っていいといいましたか!それに昨日も同じこと言ってましたよ」


凛 「え、まだ続くの?もう凛疲れた…」


海未 「手短に終わらせるのでもう少し待ってください」


凛 「海未ちゃん…」ジッ


海未 「なんですか?凛」


凛 「分かったにゃ!海未ちゃんは凛のことを大切に考えているのは分かってるから、だからとことん付き合うにゃ」


海未 「あなたのような部下を持って私も幸せてす!では本題に入りますけど相性の悪い遠距離と超遠距離との戦いです」


凛 「もともと凛の武器が長物だからどう考えても攻撃できないよ、戦えって方が無理だよ」


海未 「そうですが、やはりこれから敵も増えてターゲットにされることも多くなります、その時凛はどうしますか?」


凛 「凛、迷わず逃げる」


海未 「そうですね!でもどうしても戦わなければいけない状態にもこれから陥る可能性はゼロではありません」


凛 「戦わないといけない状態?そんなのあるわけないにゃ!」


海未 「そうですね…例えばですけど2対2で相手はスナイパーと近距離のコンビと戦う時でしょうか」


凛 「それなら凛、近距離の方と戦うにゃ!無理してスナイパーと戦う必要はないよ」


海未 「もっと具体的にいうとですね!私と凛、相手は大怪盗にこにーと魔法使いスピリチャルガールの場合です」


凛 「すごいピンポイントな例だね…どうしてこの二人が例なの?」


海未 「このコンビ通称乙女式恋愛塾が一番私達と相性が悪いからです」


凛 「凛…まだよく分からないんだけど…」


海未 「ええっとですね…まず大怪盗ですけど必然的に私が戦うことになります」


凛 「異議あり…凛が戦わないと狙撃者の方になるよ!凛の対戦相手が」ピシ


海未 「そうですね!でも大怪盗相手では…私でも引き分けか最悪命を落とします」


凛 「…海未ちゃんが…どうして…そんなこというの…海未ちゃんらしくないにゃ」ガタガタ


海未 「これが現実なのです!私達二人で戦ってやっと勝機が見えるくらいです!それくらいの実力者なのです」


凛 「分かった!じゃあにこにーの相手は海未ちゃん…そして凛の相手はスピリチャルガールだね」


海未 「そうです!魔法使いは超・遠距離タイプ正確な距離は不明ですが10KMでの命中率は約80%…」


凛 「10KMで80%ってもう無理じゃん確実に近づく前にやられちゃうよ」


海未 「普通の人ならそうですがあなたは類稀にみる運動神経と感性を持ち合わせています!ので…避けれます」


凛 「避ける!!?弾丸をそれは流石に凛には無理にゃ」


海未 「まぁそれはおいおい練習していきましょう」


凛 「…」(凛死なないよね?)


海未 「それで弾丸は避けるとして…次は心理戦です」


凛 「心理戦…凛が一番苦手な分野、頭が痛いにゃ」


海未 「多くのスナイパーは相手の膨大な情報を持ち合わせています、相手の攻撃パターン 攻撃範囲 技の種類 体格 体重 性格などです!そして身を隠し相手に自分の場所を悟られないように移動しながら絶好の機会を待ち敵を仕留めます!魔法使いもこの場合例外ではありません」


凛 「こそこそされるのが嫌だ!正々堂々と正面からぶつかってほしいよ」


海未 「それは凛の希望ですが敵は嫌な所ばかりつついてきます!」


凛 「それで凛どうすればいいの?」


海未 「同じことをこっちもすればいいのです!!!」


凛 「同じこと?」


海未 「ええ!スナイパーは膨大な情報を持っているゆえに臆病なのです!私達はあまり考えない状況まで考えてしまい迂闊に攻撃してきません」


凛 「う~んと…攻撃パターンを変えるとか?」


海未 「そうですね!いつもと違う動きをするのもいいかもしれません!でも一番嫌なことは場所が見つかることです」


凛 「そんなの凛でも分かるにゃ!場所がわかればそこにいって切ればいいだけだけど…肝心の場所が分かんないから厄介なんじゃなん」


海未 「だから相手にそう思いこませればいいんですよ」


凛 「思い込ませる?どうやって?」


海未 「射程圏内近くまで行ったら一旦止まって凛が敵が狙ってきそうな方を向いて笑うんです!」


凛 「それ…本当に意味あるの?立ち止まったら狙われてヘットショットされるにゃ」


海未 「そこは避けるか弾くかして下さい」


凛 「そんなの無理にやゃゃぁあぁぁぁ」


海未 「さっそく明日その練習で山頂アタックです」


凛 「山頂アタック嫌にやゃぁぁぁ」


回想 終了


麒麟 「…」にこ(これで良いのかな?)


スピ (こっちを向いて笑った…まさか場所が割れてる…いやそんな事ない…絶対ないやん!一発で仕留めてあげる)


麒麟 (ここからは弾丸が飛んでくる領域…場所はわかんないけど進みしかないね)ダッシュ


スピ (流石麒麟やん!恐ろしいほど早いスピード、でも…なんも問題ない…は~いプシュ)プシュ


麒麟 (何かくる…この感覚…斜め右から)スカ


スピ (避けるんか!さぁいつまで持つかな?)


麒麟 (次は右下、三秒後に後ろから…)スカスカ


スピ (動きからするとやっぱりこっちの場所を把握してるというよりは弾丸に反応して避けてるような感じやん!それ自体もすごいことやけど)


麒麟 (こっちだと思うんだけどもう少し進まないとわかんないにゃ)


スピ (無駄撃ちは禁物やん!少し移動してみようかな…情報通りの動きやったから次は百パー仕留められるな)スク


??? 「…あなたがスピリチャルガールさん?」スウ


スピ 「…!!!」(いつの間か首元にナイフ…赤いナイフってことは…)


スピ 「赤狼がこんなところに何用なん?」


赤狼 「それはいえませんが、どうです取引しませんか?」


スピ 「取引?」


赤狼 「はい、私は麒麟の首を狙っています!なので命と引き換えに引いてくれませんか?」


スピ 「そうやね…まぁしゃあないか!えぇで取引成立や、ほなさいなら」バァーン(にこっち先戻ってるで)


麒麟 (バァーンってものすごい音がしたんだけど…そっちなの?)


赤狼 「久しぶりだね!麒麟ちゃんまた会えるとは思っていなかったよ」


麒麟 「赤狼ちゃん!うん、久しぶりまた遊んでくれるの?でも凛今、仕事中でからまたあとでね」


赤狼 「スピリチャルガールさんなら帰ってもらったよ」


麒麟 「麒麟を騙す気?」


赤狼 「ううん、違うよ!さっきの大きな音が証拠だよ、あれは退却の音」


麒麟 「そうなのかにゃ!じゃああとはにこにーを倒すだけ」


赤狼 「それは無理だよ」


麒麟 「それはどういう意味かにゃ?」


赤狼 「麒麟ちゃんは私と戦うから…だから助けにいくのは無理」


麒麟 「前は遊んじゃったけど今度は麒麟本気でいくから赤狼ちゃんを倒してから助けにいくにゃ」カチャ


赤狼 「ねぇ麒麟ちゃんは霧とか雲とかと戦ったことある?」


麒麟 「にゃ?そんなもの戦えるわけないにゃ!」


赤狼 「そう!私はそれに似たような人と戦ったことあるんだ!」


麒麟 「頭おかしいのかにゃ!一気に決めるよ、楓一閃」スパン


赤狼 「その技…どこで覚えたの?」キーン


麒麟 「いっぱい練習したにゃ!まだまだ真似程度だけどこれでも大分近づいているんだよ」


赤狼 「麒麟ちゃんは頑張り屋さんなんだね!でも私には今のままじゃ勝てないよ」


麒麟 「技の一つ防いだくらいでいい気にならないで!さっきのはまだ未完成だもん」リンリン


赤狼 「…いいよ!私早く終わらせたいからちょっと本気出すね」


麒麟 「スゥゥウ…星空秘技 流星」シュシュシュ


赤狼 「…楓一閃」スパン


麒麟 「嘘…楓…一閃はあの人の技…の…はず」バタ


赤狼 「…違うよ!もう忘れちゃったけど昔穂乃果ともう二人で考えた技だよ」ヨッコイショ


合流


マッキー 「これでよし!総裁とにこにーの応急処置はこれでいいわね…」


赤狼 「マッキー!麒麟捕獲してきたよ!」


マッキー 「ありがとう!スピリチャルガールはどうしたの?」


赤狼 「マッキーの言った通りにいったら引いてくれたよ!」


マッキー 「良かったわ!麒麟をこっちによこしなさい…治療するわ」


赤狼 「いまこの三人殺した方がいいよ!危険なだけだもん」


マッキー 「あんた、また入ってるわよ」パン


赤狼 「いたーい!はっ…私また入ってた…」


マッキー 「入ってたわよ!もう勘弁してよ私戦闘できないのよ」


赤狼 「ごめんごめん…」


マッキー 「これで麒麟の方は治療完了…にこにーと総裁持って」


赤狼 「えぇ二人も…」


マッキー 「その二人はとてもじゃないけどここでは応急処置が限界…一刻を争うわ、お願い狼ちゃん」


赤狼 「う うん分かった!麒麟ちゃんは?」


マッキー 「可哀そうだけどここにおいていくわ!あなたのおかげで一晩眠れば大丈夫なくらいの軽い怪我よ、さっさといくわよ」


赤狼 「了解」ヨッコイショ


ボロボロの小屋


マッキー 「総裁はそっちの台でにこにーはこっちの台に乗せて…で、狼ちゃんは総裁のとなりの台に横になって」


赤狼 「総裁はこっちで、にこにーはこっちの台…で私はこの台って私も治療されちゃうの?私特に負傷してないよ?」


マッキー 「治療じゃないわ!輸血よ総裁の血は珍しの幸い狼ちゃんの血と同じ種類なの…文句ならあとで聞くわ、だから今はおとなしく私のいう事を聞いて」


赤狼 「にこにーの方は輸血あるの?」


マッキー 「にこにーも珍し種類だけど大丈夫…私の血を使いながら手術するわ」


赤狼 「それは危険すぎるよ!そんなことしたらマッキーが…」


マッキー 「大丈夫よ!私の腕を信用できないの?」


赤狼 「分かった…信じるよ」


マッキー 「うん!じゃあ麻酔打つわよ」チュー


マッキー 「見てなさい!私は親と違う、すべてを助けて見せる」シャキン


1時間後


マッキー 「よしまずはハァハァ…総裁の方の治療完了…あとはにこにーの方があと三分の二残ってるここから輸血開始…持って三十分かしらいくわよ」


30分後


マッキー 「クラクラする…駄目あともう少しなのにもう少しなのにハァハァ…ごめんね、にこちゃん」バタ


ガチャ


??? 「本当に無茶ばかりするわ!黒服、真姫を車へそのまま病院の特別室のベットに寝せときなさい!輸血と点滴も忘れずに」


黒服 「ハッ、了解しました!西木野様」


西木野ママ 「そういえば手術中だったわね!いいわ娘が戻ってきたお祝いに治してあげるわ!この私直々に」


翌日


ボロボロの小屋


赤狼 「う~ん…はっマッキー」キョロキョロ


赤狼 「いないみたい…微かに香水の匂いが残ってるにこにーと総裁のじゃない」スンスン


赤狼 「その後にスピリチャルガールさん…麒麟ちゃん…違う…これは…」


赤狼 「西木野先生の香水…西木野先生がここに来たの?ってことは…マッキーもしかしてさらわれた…?」


赤狼 「って…穂乃果しかいない…どういうこと?」キョトン


赤狼 「こうしちゃいられない回復次第…マッキー助けに行かないと…でも流石に一人はキツイから…」


赤狼 「雪穂…は無理だから…絵里ちゃんに頼もう…急だとあっちもあわてちゃうから2日後でいいかな」 


希の部屋 同時刻


にこ 「ありがとう…希助かったわ!」


希 「でも…本当によかったの?赤狼と青龍は昏睡状態だったのに、絶好のチャンスやったんじゃない?」


にこ 「ええそうね!でも…ちょっと引っかかりことがあるの…もう少し泳がせてみるわ」


希 「にこっちがそういうならまぁええけど」(何を考えてるか読めへんのはあいかわずやん)


希 「それでこれからどうするの?」


にこ 「体が動き次第…マッキーを盗みに行くわよ!助けてもらったお礼を返しに」


希 「了解やん…じゃあうちは情報集めとにこっちの回復も含めると最短で2日後ってとこやん」(チャンスがあったらマッキーを…) 


園田家 同時刻


凛 「海未ちゃんが合図だしてくれればスピリチャルガールなんかこの刀の錆にしたのに…」


海未 「近距離戦なら凛の敵だはありませんが…大怪盗の考えが読めませんでした それに、襲ってくるようなら合図を出しましたが敵意はなかったので」


凛 「じゃあ、赤狼ちゃんの方は?あっちは完全に無防備だったよ」


海未 「赤狼…よくはわかりませんが今が殺す時ではないと感じたんですよ」


凛 「海未ちゃんの気まぐれ…」


海未 「凛…学校に3日休むと伝えてください」


凛 「とてもじゃないけど3か月の間違いじゃないかにゃ?凛でも分かるよ…傷の状態」


海未 「こんな時の為に闇医者に兵糧丸をもらっておきました!これを飲めば一晩で」


凛 「二日目は?」


海未 「情報収集を行います!」


凛 「ってことは三日目に…」


海未 「闇医者を奪還しに行きます!仁義を通す為に」


凛 「了解」


二日後 夜 西木野病院 正面玄関前


ほのえり 


穂乃果 「ごめんね!急に呼び出して…絵里ちゃん」


絵里 「なに言ってるのよ!あなたには返しきれないほどの恩があるわ、もっと頼りなさい」


穂乃果 「うん、でも情報収取と作戦まで考えてくれてありがとうね…穂乃果、戦闘以外からっきしで…」


絵里 「いいのよ!そういうのは結構得意なの…あと昨日入った情報なんだけど…どうも私達以外もマッキーを狙ってるみたい」


穂乃果 「そうなんだ…目星は付いてるの?」


絵里 「私の情報筋からすると…今の所…雷撃の麒麟と鱗粉の鳳凰が来てるみたい」


穂乃果 「…ってことは、その相棒の」


絵里 「大罪と祝福の青龍くらいかしら鳳凰の方はコンビはいなかったと思うけど」


穂乃果 「そうだねって鳳凰も狙ってるの?」


絵里 「そうみたいね…当然といえば当然ね!マッキーの腕は世界でも指折りの実力の持ち主…医療に関してなら薬、治療どれをとっても一級品」


穂乃果 「鳳凰の目的は…依存性の高い麻薬の製造って所かな?」


絵里 「多分それで間違いないわね!マッキーの腕ならそれも可能よ」


穂乃果 「でも総裁の方が読めないね」


絵里 「そうね!私の予想だけど筋を通す為に来たんじゃない?」


穂乃果 「あっそうか!助けてもらったからかな」


絵里 「それじゃあ…時計合わせて作戦通り正面からいくわよ」ガチャ


穂乃果 「いきなり銃撃戦にならないよね?」ガチャ


絵里 「大丈夫よ!私達のスニーキングなら例えカメラに写っても確認できないわ厄介なのはセンサーと私達の事が見えるほどの実力者くらいね」


穂乃果 「センサーなら任せて…穂乃果見つけるの得意だから」


絵里 「そうね!あなたなら問題ないわね」なぜなぜ


穂乃果 「絵里ちゃん…///」


絵里 「穂乃果がセンサーを見つけて私が解除する…じゃあいくわよ…西木野病院の地下へ」


穂乃果 「うん…待っててね!マッキー」


同時刻 西木野病院 裏口


海未 「準備はよろしいですか…」


凛 「…」


海未 「顔をあげて下さい!闇医者の場所と私達以外の何者かが狙っていることだけ分かればそれで十分です!」


凛 「でも…凛…詳細の場所まで分からなかった…それに狙ってる人の情報も」


海未 「大丈夫ですよ!多分狙ってるのは大怪盗とその相棒魔法使い…それに暗殺者と鱗粉だと思うのです」


凛 「何でそう思うの?」


海未 「大怪盗の方は助けてもらった借りがありますからそれをかえす為だと思います!あの人は自分の流儀がありますから」


凛 「赤狼ちゃんは?」


海未 「大怪盗と同じでしょう!一番動きが読めないのは…」


凛 「鳳凰ちゃん?」


海未 「そうですね!…鱗粉がいるとしたら目的は2つあると思ってます」


凛 「2つ?」


海未 「はい、まず1つ目暗殺者 赤狼の殺害…前回凛が守ってた組頭ですけどあれから調べてみたら裏で鱗粉と繋がっていたんですよ!…だから」


凛 「麻薬の販売ルートがなくなって恨んでいるってことかにゃ」


海未 「正解です!それもかなり重要なポジションだったみたいです」


凛 「なるほど…もう1つはやっぱりマッキーの奪還?…マッキーの腕なら上質な麻薬や依存性の高い麻薬が大量に生産できるようになるから…」


海未 「そうですね…確かに普通に考えればそう思いますけど…私は違うと思います」


凛 「え…違うの?」


海未 「これは私のカンなのですが暴君の解放だと私は思います」


凛 「暴君ってあの…暴君?でもあれは噂じゃ…」(…)


海未 「火がないところに煙は立ちません…前々から西木野病院には人体実験や改造などの黒いうわさがあります…ゼロとは言えません」


凛 「海未ちゃんがそこまでいうなら…気を付ける」


海未 「それで…闇医者の詳細な場所は分かりませんけど私と凛の感性があれば問題ありません!凛この病院…最上階と地下どちらに行きたいですか?」


凛 「凛…最上階に行きたい」


海未 「最上階というと医院長の部屋ですね!いいでしょう…私もそう思います」


凛 「ありがとう…凛頑張るね」


海未 「はい!期待してますよ」


同時刻 西木野病院 付近のビルの屋上


のぞえり


にこ 「情報通り…赤狼が正面玄関に堂々といるわね…もう一人は…情報ではなかったけどエリーチカかしら」


希 「そのようやん!これは誤算やな…で裏からは麒麟ちゃんと青龍を確認したで」


にこ 「了解!あとは…動きが読めない鳳凰かしら」


希 「うちの情報やと昨日の内に潜伏してるみたい、どんなのに化けているかは分からないけど」


にこ 「大丈夫よ!それだけの情報があれば大丈夫よ」


希 「それじゃあ!作戦通りうちは駐車場から地下にいくやん」


にこ 「そうね!にこは見つからないように病棟2階から忍び込むわ!目指すはマッキーがいる地下の特別病棟…そこで合流よ」


希 「分かってるで!じゃあ作戦開始や」


にこ 「了解」(希には悪いけど…にこは最上階の医院長の部屋にいくわ)


同時刻 ???


鳳凰 「待っててね!私の可愛いおもちゃさん」


西木野病院 1階 ロビー


ほのえり


赤狼 「今の所は問題ないね!」


エリーチカ 「そうね!気配も探ってるけど特に近くには感じられないわ」


赤狼 「それにしても絵里ちゃん…本当に器用だよね!穂乃果には無理だよ…自動ドアのセキリュティー解除しちゃうんだもん」


エリーチカ 「大丈夫よ!訓練すれば穂乃果でも出来るようになるわ」


赤狼 「そうかな?…えへへ」


エリーチカ 「…でもなんにかおかしくないかしら」


赤狼 「どうしたの…絵里ちゃん?」


エリーチカ 「流石に静か過ぎない?本当に人の気配がないわ…」


赤狼 「西木野病院は確か…ほぼすべてが機械で管理されていて人は…この大きさでわずか数十人だったのばず」


エリーチカ 「穂乃果は気配感じる?」


赤狼 「う~ん…特に感じないかな!!!」


エリーチカ 「こういうのは大体…どうなるか相場は…決まってるわよね」


赤狼 「もしかして…」


西木野病院 手術室


麒麟 「総裁…ここ本当に手術室?…」


総裁 「どうやら今は…違うみたいですね」


麒麟 「どうみても…実験室や解剖室の類のものだよね?」ガタガタ


総裁 「ええ!人間のすることではありませんね…焼き払っていきたいですが今は闇医者優先です」


麒麟 「そうにゃ!それに…うかうかしてられないね」


総裁 「そうですね!あのドアに隠れてる狂人を倒さないといけません!…四体くらいいますね」


麒麟 「麒麟が倒してくるにゃ」


総裁 「いえ!私が行きます」


麒麟 「あんなの総裁が出るほどの相手じゃないよ!麒麟がやる」


総裁 「いえ私が…最近まで寝たっきりなので少し体を動かさないといけない気がしたもので」


麒麟 「寝てたの一日じゃん大丈夫だよ!麒麟がやる」


総裁 「あなたは体力温存してください…私が戦います」


狂人 「グワァァァァァ」


麒麟 「襲ってきたにゃ…総裁には悪いけど麒麟が行かせて…」ガチャ


スパン…ギャァァ…ザシュ……グファ…


総裁 「行きますよ!麒麟」にこ


麒麟 (…え…早い…刀の刀身も見えなかった…)


総裁 「この四体以外は特にいないようですね!油断はできませんが…襲ってきたということは…やはりばれていますか…進むしかありませんけど…」


麒麟 「さっきの技…楓一閃だよね?」


総裁 「さっきの技見切ったのですか!成長しましたね…そうですよ楓一閃です」


麒麟 「その技って総裁だけのものなの?」


総裁 「不思議な事を聞きますね!違いますよ!忘れてしまいましたが大切な人二人と作った技です」


麒麟 「そうなのかにゃ」(もしかして…)


総裁 「それでは行きますよ!麒麟」


麒麟 (なんか今日の総裁…テンション高いにゃ)


西木野病院 2F


にこにー 「完全に外れを引いてしまったわ」


フルハウス 「そんなこといわないでよ!あなたと私の仲じゃない」


にこにー 「短答直入に聞くわ!目的はなに?」


フルハウス 「言うと思う?」ニヤニヤ


にこにー 「聞いてみただけよ!で、なんで付いてくるの?」イライラ


フルハウス 「だってこっちに私も用があるんだもん」


にこにー 「まさか…にこにーが標的じゃないでしょうね…」


フルハウス 「う~ん!流石にこにー…正解よ」髪クルクル


にこにー 「でも…攻撃してこないということは休戦ってことでいいのかしら?」


フルハウス 「それは私の質問に答えられたらの話よ」


にこにー 「ここであんたとドンパチするほどにこにーはバカしゃないわ」


フルハウス 「さぁ…それはどうかしら!質問は2つ…嘘はなしよ」


にこにー 「分かってるわよ!」


フルハウス 「じゃあ最初の質問…なんでまたコンビ組んでるの?希と…」


にこにー 「…それは…」オロオロ


フルハウス 「二つ目…あなたにとって大事な人は誰?」


にこにー 「……希…」


フルハウス 「嘘はなしっていったはずよ」


にこにー 「嘘…じゃ…ない」


フルハウス 「じゃあ…私の目をみて言える?」


にこにー 「……」俯き


フルハウス 「これはお仕置きが必要みたいね」スゥ


にこにー 「もうあの時とは違うわよ!私はあれから強くなったの」


フルハウス 「大きく出たわね!じゃあお手並み拝見といくわ」


フルハウス 「じゃあ昔やったあのゲームで決着付けましょう」


にこにー 「懐にコインと入れてすれ違うと同時に自分のコインを守りながら相手のコインを盗むやつね」


フルハウス 「そうよ!あなたの成長が見れると良いけど…」


にこにー 「油断できるのも今のうちよ」


フルハウス 「私が勝ったらにこにーはお仕置きを受けてもらうわ」


にこにー 「にこにーが勝ったら引いて頂戴」


フルハウス 「いいわよ!契約成立ね!じゃあいくわよ」


にこにー 「いいわよ…」


フルハウス (あなたは悪くないわ!悪いのはあの時止められなかった私…)コツコツ


にこにー (もうあの頃の私とは違う…私は過去を捨ててここにいるの…負けない)コツコツ


フルハウス (あの時もし私は嫌われるのを覚悟で止められていたら…)コツコツ


にこにー (大事な人…希に決まっているじゃない…?何か…引っかかる…)コツコツ


フルハウス (いいわ!また鍛え直してあげるわ…一人でもやっていけるように)コツコツ


にこにー (希よ!絶対希が一番…あの時だって助け…てくれた…)コツコツ


フルハウス (強靭な体はもってるから…あとは心だけね!そこを強くすればもうあなたに敵はいないわ)コツコツ


にこにー (違う…違う…違う…何が違うの…ねぇ答えてよ…私)


フルハウス (どうしたのかしら…立ち止まって…様子をみようかしら…もしかしてこの状態で入ったのかしら?)


にことにこにーの世界 精神世界


ヒューン ザッバーン


にこ 「…ここに来るのは久しぶりね!」


にこにー 「久しぶりニコ」


にこ 「久しぶりね!にこにー!ここににこがいると言うことは…またあなたと争うのかしら」


にこにー 「そうニコ!早くあなたの体にこにーに渡しなさいよ…どうせにこにーの力使わないと駄目なんだからニコ」


にこ 「なんですって!にこだってあんたから力奪えるほど強くなったんだから」


にこにー 「そうね!実際ににこにーの三割の力は自由に使ってるみたいだし…でも今のあなたは前のような覇気が全然感じられないニコ」


にこ 「そんなことないわ!…全然そんなことないわ」


にこにー 「いいニコ!あなたが…あの頃よりどれ位弱くなったか今から証明するニコ」


にこ 「いいわよ!来なさい…返り討ちにしてやるんだから」


にこにー 「いくニコ」にこ


ザシュ…キーン…キンカン…シュシュ…カーン


にこにー 「あなたのスピードはこんなものニコ?」


にこ 「まだまだよ」ハァハァ


にこにー 「にこにー特製乱れ切りニコ」ザシュザシュ


にこ 「ハァハァ」グサグサ


にこにー 「どうしたニコ?あの時とは正反対みたいだけどニコ」


にこ 「ハァハァ」(あの時より…強い)膝まづき


にこにー 「どうして弱くなったと思うニコ?」


にこ 「そんなの知るわけないでしょ!にこが聞きたいくらいよ」


にこにー 「にこ恐ーい!にこにー泣いちゃうニコ」


にこ 「やっぱり…あんた腹立つわね!」にこパンチ


にこにー 「あははにこにー…そんな遅いパンチ当たらないニコ」クスクス


にこ 「見てなさい!まだ…にこは…負けてないんだから」ごごご


にこにー 「少しは戻ってきたニコね」


にこ (さっきより体が軽いわ!…これなら…)


キーン…ザンザン…キューン…キンキン


にこにー 「どうしたのさっきの威勢は?なくなってきてるニコよ」


にこ 「まだよ…ハァハァ…まだにこは…戦える」


にこにー 「もう…そんな見た目からして疲れてるのばればれニコ!にこ…可愛くないニコ」


にこ 「にこは可愛いのよ!なんたってアイドルになるんだから…たとえ一人になっても」ごごご


にこにー 「あはは…やっと前のにこに戻ったみたいニコそうにこよ!あなたはコンビ組んでいるより一人の方が何倍も強いニコ」


にこ 「私はあんたなんかに…ううん誰にだって負けない!にこはアイドルの頂点に立つのよ」ごごご


にこにー 「うんうん!その調子ニコ」


にこ 「ウオォォォォ」


にこにー 「流石!にこにーの力を三割は自由に使うだけあるニコ!でも…力が制御できない所まで力を出したらどうなるのかしら」にこ


にこ 「ウオォォォォ」(駄目全然制御できない)


にこにー 「じゃあね!にこ今度はにこにーの番にこ」


にこ 「ウワァァァァ」(飲み込まれて行く…)ズズズ


にこにー 「にこの事恨んでいないニコよ!でもうらやましかったニコ」


にこ 「…」(私はなんで負けたの…あの頃の私と今の私はいったい何が変わったっていうの)


にこにー 「暗い底で今回の敗因でも考えてるといいニコ!外の世界はあなたの代わりのにこにーが夢と目的をかなえてあげるニコってもう…聞こえてないニコね」


暗い底 


にこ (ここなかなか居心地いいわね!一生ここにいてもいいわ…眠くなってきたわ)フワァァ


にこ (なんで私ここにいるのかしら…ええっと確か…う~ん思い出せないわ)


にこ (何か大事な事をやっていたような…まぁ忘れてしまう事だから大したことないことね…適当にあとで思い出すでしょう)


にこ (スヤスヤスヤ)


バッチーン


にこ 「イッタ!!!誰よ!にこの可愛いほっぺた叩いたの?」プンスカ


真姫 「私よ!にこちゃんなんでこんなところにいるのよ!」


にこ 「にこ~!!!真姫ちゃんこそなんでここに…?」


真姫 「そんな事どうでもいいのよ!さっさとこんな所からでなさいよ」


にこ 「でも…ここ何処?なんでにこ…こんなところにいるの?」


真姫 「重症ね!じゃあ教えてあげる!まぁどうせ聞こえないと思うから」ポイ


にこ 「…手紙?これを読めってこと?」


真姫 「そろそろ時間みたいだから行くわ!今度は外で会いましょう」シュン


にこ 「外?」キョトン


にこ 「まぁいいわ暇だし手紙みようかしら」


にこ 「あれ…なんでにこ手紙なんかもってるのかしら?」


手紙 「質問は二つ…でも答えは一つ コンビの再結成と大切な人について!考えて答えをだしなさい…全力で抗いなさい」


にこ (コンビの再結成…希との事かしら!それはもちろん希とやり直したいから)


にこ (もう一つの方は…当然希よ!答えは…希簡単じゃない…)


にこ (…………何か引っかかる…何かが違う…何かがおかしいッ…違う気がする…違うの…分からない)


にこ (分からない分からない分からない…いいえ希…希のはず…でもなんでこんなにモヤモヤするの?)


にこ (どうすればいいの!…希…大切な人…違う?…嫌…違くないわ)


にこ (希にはいつも助けてもらってた!あの時もこの時も…いつも近くにいてくれた!暖かかった)


にこ (このお守りだって…希が私の安全を願って…違う…このお守り…希のくれたもの…じゃない)


にこ (このお守りにこは無意識に大事に持ってる…誰からもらったんだっけ?)


にこ (う~んと…生意気な子で…赤い髪…ツンツンしてて…完璧に見えてそうでもない)


にこ (そうそう!たまに甘えてきたりにこに料理を教わりにきたりなかなか向上心のある頑張り屋な所もあったわね)


にこ (それに…あの子もにこと同じで自分の今状況を良くしょうと抗って何度も何度も壁にぶつかってかってに傷ついて…また壁に挑戦してたわね)


にこ (あの子とにこの違い…あの子は今も戦っている…でもにこは戦いに疲れていつしか諦めていた…)


にこ (そうだった…にこも隣りにいたのは…希じゃなかった…前からずっと…真姫ちゃんだもんね!にこの右側には!)


にこ (思い出した!すべて…って事にはいかないけど…少なくても今すべきことは)


にこ (再結成した理由…真姫ちゃんを忘れたかったからなのね!希の催眠術があれば忘れられるし希がいつも近くにいてくれていたから…希に甘えていたわ)


にこ (大切な人…もう嘘はつかないわ!私の大切な人は真姫ちゃん…真姫ちゃんを華麗に助けてメロメロにしてみせるわ)


にこ 「すっきりしたわ!ここから出てもう一度大怪盗にこにーと対話しないと」シュ


にことにこにーの世界 精神世界


にこにー 「早かったニコね」


にこ 「何であんたここにいるのよ!」


にこにー 「そんな事より…ここに戻ってきたということは…答え見つかったニコ?」


にこ 「あんたのおかげでバッチリ見つけて来たわ!今度はさっきみたいに行かないんだから」構え


にこにー 「にこにーは戦う気ないニコ…ただプレゼントを渡したいだけニコ」


にこ 「あやしいわね!そうやって攻撃してくるあざとい作戦はあんたの十八番でしょ!にこは良く知っているわ」


にこにー 「そんな構えない構えないニコ!…構えてもどうせ…」シュ


にこ (消えた…後ろに回り込まれた…)


にこにー 「にこは私の力三割しか使えないんだから!」シュルル


にこ (何をする気?)


にこにー 「はい終わり!受け取ってほしいニコ…にこにーからのプレゼント」


にこ 「受け取ったわよ!あんたの赤いリボン」シューン


にこにー (にこにー…あの子に嫉妬してたニコ!それとあの子に夢中になって私の事忘れてしまうかもしれないって不安な所もあったニコ)  


??? 「にこにーあんたとにこは一身同体よ!今度は争い抜きで遊びにいくわよ!」


にこにー 「ありがとうにこちゃん!ひどい事言ってごめんね…」(私の本当の力…2割だけどちゃんと使いこなすニコよ)ツゥー


現世


にこにー 「ありがとう!にこにー…私の大切な人…見つかった」フキフキ


フルハウス 「ツインテールのリボンの色が変わった…」(見ない間に本当に良く成長しているわ…あの時止めなかったのは正解だったのかしら)


にこにー (もう迷わない)コツコツ


フルハウス 「…」コツコツ


にこフル シュ


にこにー 「…」


フルハウス 「…」


にこにー 「にこ」コイン


フルハウス 「完全にフルハウスね」コイン


にこにー 「引き分け…師匠と引き分け…やった…やったー」


フルハウス 「このわたしが…引き分け…」クス


フルハウス 「そういえば引き分けの時は言っていなかったわね」


にこにー 「やり直し…?」(まずい浮かれていたけどやり直しされたらかてないニコ)


フルハウス 「いいえ!私は引くわ…でも…」


にこにー 「ても…」


フルハウス 「これが終わったらあなたの大切な人と一緒に私の隠れ場にきなさい!パーティしましょう」


にこにー 「師匠…ありがとうございます!はい分かりました」


フルハウス 「健闘を祈るわ!」


にこにー 「…」ペコリ


フルハウス (生きてこの病院を出ることが出来たら…ね)


希 「そうか…にこっち!やっとうちから離れることができたやん!これでにこにーの依頼は完了…あとはマッキーの方の依頼をこなさんと!…その前に…」コソコソ


警報~警報~エマージェーシ~エマージェーシ~侵入者捕捉~要塞モードに入ります~繰り返します~


ほのえり


赤狼 「予想通りだね…絵里ちゃん」


エリーチカ 「そうね!見渡す限りのシャッター…まさに八方塞りね」


赤狼 「どうしょう…」アセアセ


エリーチカ 「大丈夫…みたいね」


赤狼 「…何か来るね…?え…上から?」


ファサ トン


鳳凰 「どうも!皆さんお元気ですか~?」


狼エリ 「…」


鳳凰 「あれ…鳳凰すべっちゃった?この登場なら大丈夫だと思ったんだけどな~」


エリーチカ 「いきなり過ぎてびっくりしたわ!」


鳳凰 「びっくりした?う~ん鳳凰とはちょっと感じかた違うみたい…感動して欲しかったな~」


エリーチカ 「でもあなた…そんな余裕ぶっていていいの?単純に考えて2対1よ!」


鳳凰 「エリーチカちゅん…頭悪いの?かわいそう…」シクシク


エリーチカ 「何ですっていわせていけば…赤狼いくわよ」カチン


赤狼 「…」ガタガタ


エリーチカ 「…赤狼?」


赤狼 「嫌、嫌…戦えない…」


エリーチカ 「どうしたの?赤狼あなたらしくないわよ…何でこんなに怯えてるの?」


鳳凰 「うふふふ!これで1体1だね!」


エリーチカ 「まぁそうなるわね!しょうがない…いいわよ戦ってあげる…鱗粉の鳳凰さん」


鳳凰 「うわぁ!鳳凰の肩書まで知ってるなんてうれしい」パァ


エリーチカ 「私の情報だとあなた…戦闘員ではないわよね?この私と勝負になるのかしら?」ニヤ


鳳凰 「あはは!そうだね…鳳凰じゃあ元スノーベアのエリーチカさんにはどうしても勝てないね!」


エリーチカ 「分かってるならおとなしく脱出の仕方を教えなさい!いまなら腕一本で許すわよ」


鳳凰 「でもね…」ニヤニヤ


エリーチカ 「でも…」


鳳凰 「赤狼ちゅんが相手ならどうかな?」


エリーチカ 「え…赤狼が…」


赤狼 「…」ユラユラ


鳳凰 「一緒に倒そう!赤狼ちゅん…ファイトだよ」


赤狼 「そうだね!鳳凰」シュ


鳳凰 「これで2対1さっきとは逆だね!エリーチカちゅん」クスクス


赤狼 「グゥゥ」


エリーチカ (あらら2対1ってことは…に不利ということかしら!)


エリーチカ 「5分待ってもらえるかしら?」


鳳凰 「何?もう諦めるの?それともなんかの準備?」


エリーチカ 「精神を統一したいの!駄目かしら…あと遺言もかかないと」


鳳凰 「クスクス!いいよ鳳凰やさしいから待ってあげる…なんたって人生の最後だもんね!」


赤狼 「グルル」


エリーチカ 「ありがとう!優しいのね」


エリーチカ (さて!5分あれば十分ね…さっさと終わらせましょう…)


絵里とエリーチカの世界 精神世界


絵里 「どういうことか説明してもらおうかしら?」にこ


エリーチカ 「…ええっと…なんの事でしょうか?」ビクビク


絵里 「分かってるでしょ!溜めておいてっていった力が何でこんなに少ないの?」ビシ


エリーチカ 「エリーチカにも分からない…チカ」あはは


絵里 「あはは…じゃないわよ!だからポンコツって言われるのよ!」バンバン


エリーチカ 「ポンコツはひどい…」涙目


絵里 「まったく…何でこんなことするの?」


エリーチカ 「…構ってくれないから」ボソ


絵里 「聞こえないからもうちょっと…大きい声で言ってくれるかしら?」


エリーチカ 「…知らない!絵里ちゃんのバカ!アホ!ポンコツ」


絵里 「もう…いきなりどうしたの?」


エリーチカ 「鈍感な絵里ちゃんは知りません」


絵里 「そう…ごめんなさい!あなたに知らない間に嫌な思いをさせていたのね」


エリーチカ 「…そうよ!エリーチカ嫌な思いしてた!絵里のせいで」


絵里 「本当にごめんなさい」


エリーチカ 「もういいよ!…///それで許すチカ」


エリーチカ 「で…怒りに来ただけ?見た感じピンチそうだけど…」ポワポワポワ


エリーチカの妄想 


絵里 「そうなの!すごくピンチなの…ねぇあなたの力が必要なの」涙目


エリーチカ 「ピンチだよね!まぁでもエリーチカの力があればあんなの楽勝だけどね」ドヤ


絵里 「心強いわ!ハラショー!やっぱりあなたがいないと私は駄目ね」


エリーチカ 「絵里ちゃんも頑張ってるよ」


絵里 「そんな…もったいないお言葉!感無量です!」


エリーチカ 「それとエリーチカと一つ約束してくれない」


絵里 「なにかしら?」


エリーチカ 「エリーチカと1週間に一度必ず遊ぶ事チカ」


絵里 「うんうん!そんなことなら全然歓迎よ!1週間と言わず毎日遊びましょう」


エリーチカ 「絵里ちゃん…大好き!!!」ダキ


絵里 「私もよ!エリーチカ大好き!!!」モギュッと


エリーチカ 「これからもずっと一緒だよ」


絵里 「ええ!ずっと一緒よ」


ポワポワポワ


エリーチカ 「クフクフクフ…」ニヤニヤ


絵里 「エリーチカ…気持ち悪いわよ」


エリーチカ 「はっ…でなんだったっけ?そうそう絵里ちゃんピンチだね!」


絵里 「あなた…私がピンチになるのがそんなに楽しい?私がピンチの時、いつもこんな感じね」


エリーチカ 「エリーチカそんなに悪い子じゃないチカ」


絵里 「そうね!」クスクス


エリーチカ 「もう笑うな~チカ」プンスカ


絵里 「ここに来た理由は一つよ!!!」


エリーチカ (絵里ちゃんの可愛い涙目♪それともツンデレでくるのかな♪楽しみ~)


絵里 「私の体から出て行ってくれないかしら」


エリーチカ 「……え…どういうこと?」


絵里 「今回の相手は強敵二人…大抵の敵なら私一人でも勝てるけど…赤狼と鳳凰が相手で逃げ場も見当たらない!あなたの力も空に近い」


エリーチカ (そんな言葉が聞きたかったわけじゃないよ…)


絵里 「幸いまだ敵は待ってくれているわ!今ならあなただけでも逃げられるわ」


エリーチカ 「何で…そんなこと言うの?」


絵里 「あなたと今までお話したり戦って私は結構…楽しかったからよ!今まで恥ずかしくて言えなかったけど…ね」


エリーチカ 「…」


絵里 「だからあなただけでも生き残ってちょうだい!今まで一緒に戦ってくれてありがとう」


エリーチカ 「…」テクテク


絵里 「あなたとはなぁなぁで終わらせたく無かったのもあるわね!これで心起きなくいけるわ!あなたも今度は優しいご主人様の所に行きなさい」


エリーチカ 「…」パシン


絵里 「いったー!もう何するのよ!そんなに私に対して不満が溜まってたの!!!」


エリーチカ 「本当…バカみたい」ボソ


絵里 「え…何っていったのかしら?」


エリーチカ 「絵里ちゃんの…」


絵里 「私の…」キョトン


エリーチカ 「どんかーーーーん」パンチ


絵里 「グファ」


絵里 「不満があるからって殴ることないじゃない」スリスリ


エリーチカ 「不満だらけよ!何でいつもいつも一人でやろうとするの?なんで私に頼まないの」


絵里 「それは…あまり迷惑かけてはいけないと…思って…」シュン


エリーチカ 「しかもたまにこっちに来たと思ったら力を溜めといてってそんな簡単な事しか頼らないし」


絵里 「流石に負担をかけるのは駄目かなと…思いまして…」


エリーチカ 「そんでもって…大体のピンチの時は一人でかってに切り抜けるし」


絵里 「ごめんな…良い事よね?」


エリーチカ 「だから私が言いたいことはもっと私を頼りなさい」


絵里 「そう…ね!でも…今回はもう手詰まりよ」


エリーチカ 「…手詰まり?この状況が?」


絵里 「そうよ!なんたって称号もちとの対決よ」


エリーチカ 「そう!で…エリーチカに言うことないかしら?」


絵里 「言うこと?だから…私の体から出て…」


エリーチカ 「そっちじゃないそっちじゃない!もうこの流れでいうことは一つでしょ」


絵里 「冗談よ!エリーチカ…私に力を貸して」


エリーチカ 「…///分かればいいのよ!遠慮なんかしないで私とあなたは一身同体なんだから」


絵里 「分かったわ!今後は気をつけるわ」


エリーチカ 「よろしい!じゃあ私いくね!!!」


絵里 「行くってやっぱり出て行っちゃうのね!さようなら」シュン


エリーチカ 「出て行くわけじゃないチカ!絵里ちゃんはそこでおとなしくしててほしいチカ」キューン


絵里 「ええ…分かったわ」ポカ~ン


現世


鳳凰 「そろそろ5分だね!エリーチカさん♪」


赤狼 「グルググググゥゥゥ」


鳳凰 「赤狼ちゃんもそろそろ我慢の限界みたいだね」クスクス


エリーチカ 「そうみたいね!質問したいことがあるんだけどいいかしら?」


鳳凰 「エリーチカちゅん、注文多いな~うんもちろん良いよ!なに?」


エリーチカ 「本当にこの私と…戦うの?」ゴゴゴゴ


狼鳳 「…(ちゅん」)」


赤狼 「鳳凰…あれ今ある?」


鳳凰 「…あるけど…穂乃果ちゅんは起きてるんじゃないの?」


赤狼 「今眠ってもらってるから記憶の方には残らないから大丈夫!ことりの方は?」


鳳凰 「今回は眠ってもらってるからこっちも大丈夫だよ」


赤狼 「じゃあ…使っても大丈夫だね!」


鳳凰 「うん」刀手渡し


エリーチカ (あれは…七つの大罪の一つ…怠惰と嫉妬…今は青龍が持ってるものと思っていたけど…)


赤狼 「ありがとう!レプリカだけど…今はしょうがないね…鳳凰には…はいこれ…あとで返してね」


鳳凰 「久しぶり!!!!私のリッカー…会えてうれしいちゅん」スリスリ


エリーチカ (スナイパーライフル…通称リッカー…ずば抜けた正確さと抜群の威力の反面で変な癖があるから使う人はいない…で有名な武器ね)


赤狼 「行くよ!鳳凰…相手が悪すぎるから手を抜くのはなしだよ!」


赤狼 「うん!分かってるって…行くちゅん」


エリーチカ (なるほど…そういう事なのね!これは面白いわ…絵里ちゃんには悪いけどちょっと遊びましょう)


赤狼 「久しぶりだな…うん大丈夫そう!」チャキン


鳳凰 「バク天してくるっと右に一回転…カチャン…装填完了」


エリーチカ 「行くわよ!赤狼、鳳凰」シュ(本当に変わった装填の仕方ね)


赤狼 「鳳凰!作戦はBでいくよ」(あれやらないと装填できないんだ…大変だね)


鳳凰 「は~い!ちゅんちゅん」バーン


エリーチカ 「っ…」(何て威力なの!!??シャッターがへこんだチカ)


エリーチカ 「遊んであげるわ…妹達」ゴゴゴゴ


最上階 医院長の部屋 前


うみりん


麒麟 「特に何もなくここまでこれたね!」


総裁 「そうですね!まぁ窓がシャッターで塞がれてしまった以外ですけどね」


麒麟 「でも…麒麟…このドアあまり開けたくないにゃ…」リンリン


総裁 「そうですね!私もそう思います…」


麒麟 「やっと…戦闘できるにゃ」リンリン


総裁 「あまり体力は消耗したくありませんが…しょうがないですね」シュ


麒麟 「じゃあ…開けるにゃ」カチャ リンリン


総裁 「…」


麒麟 「…」ガチャガチャガチャ リンリン


麒麟 「…開かないにゃ…総裁…このドア鍵かかってる…」リンリン


総裁 「そのようですね!どうすれば良いと思いますか?」(麒麟…早くドアごとぶった切ってください)


麒麟 「ああ!ピッキングするにゃ…ちょっとまってくれにゃ…難しいにゃ」カチャカチャ… リンリン


総裁 「…」(ピッキングするんですか!!??流石に…無理じゃないですか?…でも麒麟は器用な所もありますし…もしかして…)


麒麟 「やっぱり…無理にゃあ~」リンリン


総裁 (やっぱり無理でしたか…)


総裁 「…あなたは誰ですか?」


麒麟 「?麒麟は麒麟だよ!どうしたの…総裁」リンリン


総裁 「質問の仕方を間違えました!なんで凛ではなく麒麟あなたがこっちに出てきているのですか?」


麒麟 「総裁…冗談きついにゃ!凛は凛だよ」リンリン


総裁 「あくまでも…シラを切るつもりですか!」シュ


麒麟 「…にゃあ」シュタンタン


総裁 「今の斬撃…避けますか…」


麒麟 「誰で避けるよ!総裁ひどいよいきなり切ってくるなんて」リンリン


総裁 「…さっきのですべて読めました!ここであなたを倒していかなくてはなりませんね」


麒麟 「…良く分かったにゃ…今の私は凛じゃなくて…麒麟にゃ」リンリン


総裁 (あの腰のうるさいくらいなる鈴の音が聞こえないのでしょうか!)


総裁 「って…あれ…私の刀が…足りない…?」


麒麟 「こっちから行くにゃ」リンリン


総裁 (私…あの二本と憤怒と暴食しか使ったことないんだけど…どうしましょう…あの二本は出来るだけ使いたくない…)


麒麟 「避けるだけかにゃ…にゃにゃにゃ」シュシュ


総裁 (こうなったら一旦退却です)ダッ


麒麟 「もっと麒麟と遊んでよ♪逃げるのはずるいにゃ」キャキャ


総裁 (一旦ここに隠れましょう)


麒麟 「もしかして…かくれんぼ?麒麟すごく得意だよ!まっててね…総裁」


総裁 (完全にやばい状態ですね…精神統一して力だけ引っ張りますか…どうせ会話なんか成立しませんし…)


西木野病院 ロビー


バーンバーン…キンキン…カーン…キンカーン


エリーチカ 「まずは一人ね…ハァハァ」


赤狼 「グファ…ハァハァ…ク」


鳳凰 「赤狼ちゅん…大丈夫?」


赤狼 「ちょっと…急所に入っただけ…まだ…行ける」


鳳凰 「う、うん分かった!バックアップはまかせて」


赤狼 「うん!信じてるよ…」


エリーチカ 「攻撃していいのかしら?」


赤狼 (やっぱり他人の体では…全力は無理か…ごめんね穂乃果!)


??? 「謝っても許さないよ!」


鳳凰 「…ちゅん?赤狼ちゅん?」


エリーチカ (仲間割れかしら?)


赤狼 「まずい…鳳凰…隠れて…早く…」


鳳凰 「…分かったちゅん」あたふた


??? 「あなたなの?私の友達をいじめるのは?」


エリーチカ 「あら?赤狼じゃないみたいね!あなたはだれかしら?」


??? 「穂乃果…高坂穂乃果だよ!」


エリーチカ 「あぁ…高坂家の長女の穂乃果ちゃんね!知ってるわ」


穂乃果 「私の友達の赤狼ちゃん泣かしたのはあなた?」ユラ


エリーチカ 「まぁ案外間違ってないわね!」


穂乃果 「穂乃果…久しぶりに激おこ…だよ!」


エリーチカ 「威勢はいいみたいね!でもそんなボロボロでなにができるのかしら?」


穂乃果 「鳳凰ちゃん…いるんでしょ…刀…穂乃果の刀…すべて渡して…」


鳳凰 「…本当にいいちゅん?」


穂乃果 「…早く…頂戴」ギロ


鳳凰 「ちゅん」ビクビク ポイ


穂乃果 「ありがとう…」カチャン


エリーチカ 「あれが…高坂穂乃果…すごいボロボロなのにあんなに輝いて見えるなんて…」


~1分後~


エリーチカ 「これが…高坂穂乃果…」ガク バタ


穂乃果 「…終わりだよ!エリーチカさん」にこ


鳳凰 「駄目だよ!穂乃果ちゅん」ダキ


穂乃果 「はなして!こいつ殺せない…」ジタバタ


鳳凰 「そんなことしちゃ駄目だよ!穂乃果ちゅん」


穂乃果 「許さない…絶対許さない…」


鳳凰 「駄目…駄目」


穂乃果 「放して…放してよ!」


鳳凰 「こうなったら…」プシュ


穂乃果 「…」バタ


鳳凰 「後は…私達の問題だね」プシュ


穂乃果と赤狼と鳳凰と青龍の世界 精神世界


赤狼 「穂乃果…話合いで解決できない?」


穂乃果 「赤狼ちゃんを傷つけた人だよ!許せない絶対許せない!」


鳳凰 「そうちゅん!相手だってなにか理由があったんだよ!きっと…」


青龍 「…」ズウゥ


穂乃果 「放して!」グググ


鳳凰 「一回落ち着くちゅん!落ち着くちゅん」あたふた


赤狼 「そうだよ!そうだよ!落ち着け!落ち着け!って青龍もお茶飲んでないで手伝ってよ!」あたふた


青龍 「…」ズゥゥ


穂乃果 「…分かった…」ストン


赤狼 「はぁ…分かればいいんだよ!…分かれば…」フゥ


鳳凰 「良かったちゅん」ヒヤヒヤ


穂乃果 「…で…赤狼ちゃんはこのままで良いと思うの?」


赤狼 「いや…確かにボロボロには…されたけど穂乃果が仇を取ってくれたからいいよ…もう」


鳳凰 「赤狼チュンもこう言ってるし…駄目ちゅん?」


穂乃果 「…今なら殺せるよ!赤狼ちゃんの願い…叶うよ」


赤狼 「それは…」


鳳凰 (願い?…何の事ちゅん?)


青龍 「…」パリパリ


赤狼 「あの時は…熱くなっちゃっただけで…今は…」


鳳凰 (まだ…気にしてるんだ…あの時のこと…)


青龍 「…」ズズゥ ゴホゴホ


穂乃果 「まぁ…赤狼ちゃんがそういうなら…穂乃果は無理にとはいわないけど…」


赤狼 「ありがとう…穂乃果」


鳳凰 「よかったちゅん、じゃあ鳳凰は戻るちゅん」バイバイ


赤狼 「鳳凰もありがとう」


鳳凰 「ちゅんちゅん♪」


青龍 「…」バリバリ


倉庫


総裁 (やっぱり…私とは話をしたくないようですね…力はこの位で問題ないでしょう)


麒麟 「総裁…どこにいるのかな~」スパーン リンリン


麒麟 「なかなか見つからないな~」ざくざく リンリン


総裁 (さてと…このままやり過ごすのも有りですが…)


麒麟 「総裁どこ?ここ…違うみたいにゃ」ざく リンリン


総裁 (やり過ごしましょう…駄目だったら戦えばいいだけの話しです…とりあえず廊下に移動しましょう)


西木野病院 ロビー


穂乃果 「……あれ…ここは何処?…ええっと…」スク


絵里 「ようやく意識が戻ったみたいね!大丈夫?意識失ってたみたいだけど…」


穂乃果 「う~ん…まだちょっと混乱してるかな?そういえば鳳凰さんは?穂乃果…記憶ないんだけど…」


絵里 「ごめんなさい…私も鳳凰を見た所までは記憶があるんだけど…そこから記憶ないの!」


絵里 「私も起きたら体が手当されていて廻りはガレキばかり…推測するに戦ったみたいね…」


穂乃果 「勝ったのかな?…負けてたら穂乃果達死んでるもんね」


絵里 「少なくとも引き分けみたいね!生きてるし…」


穂乃果 「早くマッキー助けにいかないと…」


絵里 「いや…くやしいけど…退却するわ!」


穂乃果 「…え…退却するの?」


絵里 「ええ…この傷と時間も時間みたいなんの…これ以上は流石にきついわ」


穂乃果 「でも…マッキーが…大変な事になるよ」


絵里 「それは多分だけど…大丈夫だと思うわ!」


穂乃果 「何で…そう言い切れるのさ…」ブゥ


絵里 「あとで説明するわ!今は退却が最優先よ」ヨッコイショ


穂乃果 「放してよ!穂乃果…マッキーを助けるの」ジタバタ


絵里 「…時には引くことも大事よ」


穂乃果 「…うん」


絵里 「聞き分けが良くていいわ…ありがとう」


西木野病院 医院長の部屋


スピ 「完全にしてやられた感じやん…」


女帝 「自分の運命を恨むのだな」


フルハウス 「完全にフルハウスね」


スピ (完全に手詰まりやん…)


女帝 「無駄な抵抗はよしてくれ!手荒な真似はしたくない」


スピ 「降参します!」


フルハウス 「完全にフルハウスね」


女帝 (フルハウスの使い方あってるのか!!??)


スピ (フルハウスってどういう意味でつかってるのかな?)


西木野病院 2F 廊下


にこにー 「今日のにこにーは何でこんなに運が悪いのかしら?」


総裁 「そうですね…ちなみに私も運が悪いみたいですね…」


にこにー 「どう?共戦といかないかしら?」


総裁 「いいですね!私も同じことを思ってました…」


にこにー 「捕まったら終わりと思いなさい」


総裁 「それは重々承知してます!」


西木野ママ 「あら…私と戦うのかしら!」


にこにー 「戦うわよ!まだ死にたくないもの」


総裁 「あなたに捕まったら実験台になるにが関の山です」


西木野ママ 「私のイメージ最悪みたいね!あなた達なら私が求めている結果に近づけそうね」ジュル


麒麟 「麒麟も総裁と久しぶりに思いっきり戦いたいにゃ」リンリン


総裁 「にこにー…少し時間を私に下さい…」


にこにー 「…いいわよ!あんたが力溜めてる間に終わっちゃうかもしれないけどいいかしら?」


総裁 「それは死亡フラグですよ!」


にこにー 「そういう意味じゃないわよ」壁ドン


西木野ママ 「仲間割れはあとでね!あっ…もうできないかも…」フフフ


麒麟 「麒麟の相手は総裁?それともにこにー?どっちでもいいけど」


にこにー 「ちゃっちゃとやりなさい!」ポイ


バーン もくもく


麒麟 「もう煙幕は大丈夫だよ!麒麟の先制攻撃にゃ」スパーン


にこにー 「あんたの相手は私よ!来なさい」キーン


総裁 (せっかく大怪盗が作ってくれたチャンスです…かけてみます…)シュン


海未と青龍と鳳凰の世界


海未 「いつ来ても和風の大きい屋敷ですね…気配は2人ですか…変わりないようですね」


海未 「さて…何時も通り…門をくぐれば…やはりいますか…鳳凰」


鳳凰 「ようこそお越しいただきました!海未様…ご用件を承ります」


海未 「あなたに話すことはありません!姫と直接話をしたいのですが…」


鳳凰 「確認してきますので…客室の間でお待ちください…どうぞこちらです」


海未 (ここまでは…いつもと同じですね…ここからです)


5分後


鳳凰 「大変申しわけありませんが…姫は体調が悪いそうでお会いになれないそうです」


海未 「あの…」


鳳凰 「力の方はたまっているので使っても構わないそうです…どうぞ」


海未 「本当に会えないのですか?」


鳳凰 「はい、会うことは出来ません…あなたの事がお嫌いというわけではありませんけれど体調が優れないようで」


海未 「そうですか…」スク


鳳凰 「…出口はあちらになります…どうぞこちらへ」


海未 (今までなら素直に帰ってましたが今日は違います…場所は気配で把握してます)


鳳凰 「草履でございます…お使いください」


海未 「ありがとうございます…でもまだ帰りません…」ダッシュ


鳳凰 「え…ええぇぇ…駄目だよ!海未ちゅん本当に駄目だよ止まってよ」ダッシュ


海未 「鳳凰あなたには悪いですけど今日という今日は青龍に合わせてもらいます」ダダダ


鳳凰 「海未チュン本当に止まって…今は本当に会っちゃいけないの…大変なことになるから」あたふた


海未 (この角を曲がって…3つの部屋位奥にいますね)


鳳凰 「やばいやばいやばい…もう鳳凰にどうしろっていうのこの状態…」あたふた


海未 (そういえば…私…客室の間以外は入ったことありませんね)ガラ


海未 「全面に…の写真…」


鳳凰 「やっと追い付いた…駄目だよ!海未ちゅん部屋に入っちゃ……」


鳳凰 「海未ちゅん…見た?」


海未 「鳳凰…その質問はずるくないですか?」


鳳凰 「うわぁぁぁん…見られちゃったよ」


海未 「えっと…ファンなのですか?」


??? 「鳳凰ちゃんそこにいるの?どうこのコスプレ似合ってる?」ガラガラ


鳳凰 「青龍ちゅん!今来ちゃ駄目」


青龍 「…え何で~?…」ビク


青龍 「海未ちゃ…ん…何でここにいるの?…」ガタガタ


海未 「…なるほど!そういうことでしたか…帰ります…」シューン


鳳凰 「…」


青龍 「…」


鳳凰 「可愛いよ…青龍ちゅん…」なぜなぜ


青龍 「…うわぁぁぁん絶対嫌われたよ~変な人だと思われたよ~」大泣き


鳳凰 「あはは」なぜなぜ


現世


総裁 「…」


にこにー 「やっと起きたのね」


総裁 「なぜ…私はあなたに担がれているのですか?」


にこにー 「状況が変わったわ!今は逃げる事に専念してるからよ」


総裁 「あまり状況が呑み込めないのですが…とりあえず降ろしてください!自分で走りますので」


にこにー 「そうしてもらえると助かるわ」


総裁 「で…大怪盗…どこにいくのですか?」


にこにー 「とりあえず…逃げるわよ!逃げ道はにこにーが調べてあるから…付いてきなさい!」


総裁 「分かりました…あなたを信じましょう」


にこにー 「助かるわ!正直…一人じゃあキツイ所があったのよ」


総裁 「それで…今の状況を確認したいのですが…よろしいでしょうか?」


にこにー 「良いわよ!まずは麒麟の事だけど結果的には…にこにーの圧勝したわ」


総裁 (これは…強化山頂アタックですね…)


にこにー 「それで…その後に西木野先生の後ろから大量の気持ち悪い人の形した何かが奇声をあげてにこにー達に襲いかかってきたの」


総裁 「人に形をした何か…ですか?」


にこにー 「そうよ…あれを人間っていえばそれはあの人達を侮辱してるようにしか聞こえないニコ」


総裁 「そうですか…麒麟はそのままですか?」


にこにー 「助けてあげたかったけど…西木野先生の方が近かったのと…大量の化け物がいたから無理だったわ…言い訳よね…責めるならにこにーを責めなさい」


総裁 「…いえ…私ももしその状態ならば同じことをしてました…」


にこにー 「だから…自分を責めちゃ駄目ニコ」


総裁 「ええ…ありがとうございます!」


狂人 「グワァァァァァ」


総裁 「前方に大量の敵ですね…私が行きます」スパーン


狂人 「グファ」


にこにー (早い…樹海の時よりも力を上げてる…恐ろしいわね)


狂人 「グワァァァァ」


総裁 「限がありませんね…どうしますか?」


にこにー 「500m行った先の曲がり角を右に曲がってそのまま直進100M行った所に非常階段があるわ…そこまで強行突破するわよ」


総裁 「力押しですか…分かりました…一気に一掃するの少し時間と廻りの一掃お願いします…それと…私の合図でじゃがんでください」


にこにー 「分かったわ…任せなさい」ザシュザシュ


にこにー 「にこにー特製回転切りニコ」ニッコニッコニー


総裁 「精神集中…スゥーハァースゥーハァー」


総裁 「行きますよ~…ラブアローシュート」シュ


総裁 「大怪盗…しゃがんで下さい」


にこにー 「…」しゃがみ


ザアァァァァ バーーーン ブワァァァァァ


にこにー (あの時…よくこれを止められたわね…敵としては厄介だけど仲間だと頼もしいニコね)


にこにー 「あんたのおかげで窓ぶっ壊れたわ…作戦変更してそのまま直進して飛び降りるわよ…大丈夫ニコ?」


総裁 「分かりました…良いです!構いません」


にこにー 「よし…じゃあこんな所はもうおさらばのようね!」ダッシュ


総裁 「そうですね…」ダッシュ


にこにー 「麒麟の事は気がかりだろうけれど…今は我慢する時よ」


総裁 「…そうですね」(待ってて下さい…麒麟)


にこにー 「それとこれ…にこにーの連絡先ニコ」


総裁 「そうですか…これは私のです…」


にこにー 「了解…じゃあね…また会いましょう」


総裁 「そうですね…今度は味方として…ではまた…」


その後 2時間後


西木野病院 特別病棟 地下


凛 「はっ…ここは何処にゃ…って凛…縛られて動けないににゃ…」


真姫 「やっと起きたわね…凛」


凛 「…マッキー?それとも…真姫ちゃん?」


真姫 「今は…真姫よ!」


凛 「ねぇ真姫ちゃん…何で凛は縛られているのかにゃ?動けないのは苦しいな~」


真姫 「それは凛が逃げない為よ!」


凛 「えっと…凛は逃げないよ…解いて欲しいんだけど…」


真姫 「もうちょっと我慢してね!もう少ししたら外してあげるから」にこ


凛 「真姫ちゃん…ちょっと笑顔が怖いんだけど…凛なにかした?」


真姫 「この真姫ちゃんの笑顔が怖いなんて…もう凛どうしちゃったの?」


凛 (凛でも分かる…真姫ちゃんぶっ壊れているにゃ…何とかしないと…とりあえず話題を変えよう…)


凛 「そういえば…今日の真姫ちゃんの運勢は最高だったよ!朝のニュースで言ってたよ」


真姫 「そうね!こうやって凛と二人で一つの部屋で一緒に居られているのだもん!占いもたまには当たるのね」


凛 「ちょっと寒くないかにゃ」


真姫 「凛…寒いの?なら…私が暖めてあげるわ」ギュウ


凛 「にゃにゃぁぁ本当にどうしちゃったの?」あせあせ


真姫 「凛暖かくなった?」上目使い


凛 「あ 暖かくなってきたにゃ…熱いにゃ」あせあせ


真姫 「今度は熱いの?もう我儘ね♪じゃあ服脱がないとね」


凛 「…え…真姫ちゃん…今なんて言ったの?」


真姫 「だから…今から服、脱がしてあげる」


凛 「冗談きついにゃあ」あはは


真姫 「冗談じゃないわよ」ビリビリ


真姫 「もう本当に綺麗な体ね…うっとりしちゃうわ」ポォ


凛 「///…毛布とか掛けてくれないかな…恥ずかしいにゃ!」


真姫 「そんなことしたら凛の可愛らしい体が見れないじゃい」


凛 (本当にどうしちゃったの?真姫ちゃん…変だよ!!!…こうなったら…)


凛 「真姫ちゃん…今度は凛寒くなってきたな~」ガタガタ


真姫 「そうなの?大変!凛が風邪引いちゃう」


凛 「凛…風邪引いちゃうにゃ」


真姫 「じゃあまた抱きしめてあげるね…今度は横からからじゃなくて上から」ギュウ


凛 (うわぁぁ!!!真姫ちゃんの顔ものすごく近いにゃ…ドキドキしてきた…それにいい香りもしてきてクラクラして来たにゃ…)


真姫 「どう?暖かくなったかしら?」


凛 「うん…暖かくなったよ///」


真姫 「よかったわ…」ハム


凛 「にゃゃゃくすぐったいにゃ///」


真姫 「ハムハム…凛の耳とてもおいしいわ」


凛 「///」


真姫 「こっち方はどうかしら…あら濡れてるじゃない」


凛 「///…真姫ちゃん…今日変にゃ」


真姫 「ねぇ何でこここんなに濡れてるの?もしかして私で興奮してるの…うれしいわ」ボソ


凛 「にゃ~///」(もう無理…我慢できない…)


真姫 「逝きたい?凛」クチャクチャ


凛 「…逝きたいにゃ///」


真姫 「逝かせてあげるわ」ザグ


凛 「ニャァァァ…イタイイタイよ~」


真姫 「あら…あなたに痛いとかそういう神経があったことにビックリだわ」グリグリ


凛 「イタイイタイ…グゥゥ」


真姫 「うるさい口ね!これでも咥えてなさい」グィ


凛 「うううぅぅ…うぅぅう」ジタバタ


真姫 「やっとおとなしくなったわね!じゃあ新作の薬の成果を試しましょうか」ビュー


凛 「うぅぅ…うううぅぅ」ジタバタ


真姫 「そんなに暴れて凛は元気がいいわね!そんなあなたが好きで好きでたまらないわ」


凛 「うぅぅうううう」ジタバタ


真姫 「そんなに怖がらなくても大丈夫よ!今回の薬は快楽の方がすごく強いから…頭吹っ飛んじゃうかも」ウフフ


凛 「う~んう~ん」ジタバタ


真姫 「さぁ終わらないパーティ始めましょう」プシュ


凛 「ビクンビクンビクン」プシャー


真姫 「すごいイキッぷりね!まるで噴水みたい…」クスクス


凛 「ビクン…ビクン…ビクン」チョロチョロ


真姫 「おっと心臓が弱ってるわ!心臓マッサージっと」ドクンドクン


凛 「…ビクン………ビクン」グッタリ


真姫 「あら…完全に壊れたみたい…しょうがない子ね」プシュ


凛 「U's」ビクン


真姫 「もぅ…うふふ…凛ったらなに言ってるのか分からないわ!笑わせないで」クスクス


凛 「s&(&$''(='(%%#」ビクンビクン


真姫 「あはは!もう最高よ…凛私の眼にクルいわないわ…本当に最高」


凛 「ビクン………」ボタボタボタ


真姫 「でも…汚物を漏らすのは最低ね!また実験は失敗みたい!焼却炉にいれて焼こうかしら」


真姫 「それとも見せしめに磔にして飾ろうかしら?」


真姫 「それともそれとも…あぁ迷うわ!」


真姫 「そうだ!すべて造ればいいんじゃない…流石真姫ちゃん頭いい」


真姫 「あなたもそう思わない?オリジナルの凛」


凛 「真姫ちゃんなにがしたいのか分からないよ」ポロポロ


真姫 「あら?凛たらそそる顔してるじゃない!泣いてる凛…いいわね」


真姫 「今度のNO103クローン凛は極度に力を下げて弄って苛めてみようかしら」


凛 「ねぇ真姫ちゃん何がしたいの?凛には真姫ちゃんが遠くに行っちゃったみたいでよ」


真姫 「凛?どうしたの私はこんなに近くに居るのに?遠くにいる?大丈夫?」


凛 「真姫ちゃん…まだやり直せるよ!凛といっしょにやり直そう?」


真姫 「…」


凛 「真姫ちゃんがなんでそうなったのかは…凛わかんないけど絶対間違ってるよ!優しい頃の真姫ちゃんにもどろ…ね」


真姫 「私は私よ今日の凛は変ね!」クスクス


凛 「真姫ちゃん…」


ブスュー


真姫 「あら…出来たみたいね!NO.103クローン凛が」パアァ


凛 「うぅ…真姫ちゃん…」ガク


うみにこ


にこにー 「どうやら行ったみたいね!」


総裁 「そうですね…でも驚きました!私と同じことを考える人がいるのですね」


にこにー 「にこにーもびっくりよ!あんたまで壁から脱出するふりして飛んだらすぐに壁に張り付いてダミーの人形落とすんだもん」


総裁 「えぇ…本当は脱出を考えてましたがやはり凛が気になります!嫌な予感がするんです」


にこにー 「分かるわ!その気持ち…真姫ちゃんも気になるのよね寂しがってなければ良いけど」


総裁 「流石はコンビを組んでいるだけありますね」


にこにー 「あんた達だっ組んでるじゃない…リリーホワイト」


総裁 「そうですね!スピリチャルガールには今日のことは言っていませんですがあの人のことです多分この建物のどこかにいるはずです」


にこにー 「私と一緒にきたからいるはずよ」


総裁 「やはりそうですか…そんな気がしました!」


にこにー 「本当に仲が良いニコね!にこも早く取り戻さないと…仲間…真姫ちゃんを」


総裁 「あなたは本当に闇医者の事を好いているのですね…エリチカがヤキモチやきますよ」クスクス


にこにー 「エリチカ?何でそこにエリチカが出てくるのよ?確かに同じ戦闘学校同じだけど?」


総裁 「にこにー…あなたエリチカとコンビ組んでませんでしたか?」


にこにー 「にこにーが組んでるのは真姫ちゃんと希よ!」


総裁 「…気になっているのですが…良いですか?」


にこにー 「なによ!」


総裁 「希なぜとコンビ組んでいるのですか?」


にこにー 「そんなの当たり前じゃない!にこと希の付き合いは長いのよ…乙女式恋愛塾もなんだかんだ長いわね」


総裁 「乙女式恋愛塾は…解散したはずでは」


にこにー 「はあぁ?あんた何いってるのよ!そんなわけないでしょ…現ににこにーは希と組んでいるじゃない」


総裁 「それともう一つ私と戦ったことありますか?」


にこにー 「あんたの般若の仮面なんか迫力があって忘れるなんてできるわけないゃない…軽くトラウマになるわ」


総裁 「では…私と何回戦ったことがありますか?」


にこにー 「えぇっと…戦ったのは実質一回かしら!島の時は邪魔がはいったし」


総裁 「…」


にこにー 「なによ~」


総裁 「記憶喪失してませんか?にこ」シュルル


にこにー 「なによ!いきなり仮面外して…もしかしてさっきのにこにーの言葉傷ついたニコ?」


総裁 「私の顔を見てなにも思いませんか?」


にこにー 「中々美人ね…」


海未 「そいうことではありません///」


にこにー 「恥ずかしがるのも…中々いいわね」ゴク


海未 「もぅからかわないで下さい///」


にこにー 「にこにーはからかってないわ!本当にあんた美人よ」


海未 「…///」


にこにー 「まぁでもにこにーの方が可愛いからあんたは2番ニコだけど…2番でも光栄よ」


海未 「やはりにこはにこですね」ボソ


にこにー 「?」


海未 「にこにー…いえ…にこ」


にこにー 「うん…?…ってなんでにこにーの名前知ってるのよ」


海未 「当たり前です!なんたって私達は仲間ですもの」


にこにー 「にこにーと総裁が仲間?そんなのあるはずないじゃない…だってにこにーは怪盗であんたはヤクザよ」


海未 「えぇそうですね!ここでは…」


にこにー 「ここでは?なんかあるみたいね言い方ね」


海未 「えぇ…にここれが何か分かりますか?」ピィ


にこにー 「青い羽根?そんなの見覚えはないニコ」


海未 「そうですか!ちょっと失礼しますね」スウゥゥ


にこにー 「あれにこの胸元が光ったニコ」


海未 「胸元になにかありませんか?」


にこにー 「胸元はっと…お守りをぶら下げてるくらいニコ」


海未 「そのお守り開けてもらってもいいですか?」


にこにー 「構わないニコ」パカ


ファサ ヒラヒラ


にこにー 「あっ白い羽根…綺麗ニコ」


海未 (白い羽根ってことは完璧に記憶喪失してるみたいですね)


にこにー 「総裁とは色が違うみたいだけどにこにも羽根があったニコ」


海未 「これからあなたの記憶を戻します!その方が手っ取り早いので…」


にこにー 「良く分かんないけど頼むニコ」


海未 「ではその羽根を私の羽根に重ねて下さい」シュ


にこにー 「羽根を重ねればいいのね!分かったニコ」シュ


シューーン


にこ 「思い出したわ…なるほどね」


海未 「私の名前は?」


にこ 「園田海未…思い出したわ!はぁにこ何やってるのかしら」


海未 「にこ…しょうがないです!記憶がなかった上にこんな状態ですから」


にこ 「それで海未…ミューズのメンバーで記憶が戻ってる奴は何人位いるの?」


海未 「今にこが戻ったので…穂乃果くらいですかね!穂乃果の条件は特殊なのでこれは私とことりに任せて下さい」


にこ 「分かったわ!じゃあやっぱり海未はこのまま帰りなさい!穂乃果の方に集中しなさい」


海未 「ですが…ここには真姫と凛が…」


にこ 「にこを誰だと思ってるのよ!宇宙ナンバーワンアイドルよ」にこにこにー


海未 「いえ…ここでは大怪盗にこにーです」


にこ 「冷静な突っ込みありがとう…いいから任せなさい」


海未 「分かりました!ではまかせます…くれぐれも用心してください」


にこ 「分かってるわよ!」


海未 「それでは…成功しても失敗しても三日後に音ノ木の部室で」


にこ 「分かったわ!」


海未 「健闘と祈ります」


にこ 「あんたも頑張りなさい」


にこ 「どりあえず絵里と合流しないと」ポチ


プルプルプルプル


絵里 「はい!エリチカです…どうしたのにこにー」


にこ 「にこでいいわよ」


絵里 「あら!記憶が戻ったみたいね…」


にこ 「そうよ!さっきだけど…今そっちに海未が言ったわ」


絵里 「えぇ来たわよ!穂乃果なら渡したわ」


にこ 「じゃあ話が早いわ!にこと絵里で凛と真姫助けるわよ」


絵里 「そういえば希は?にこと一緒だったはずよね」


にこ 「希は…分からないわ!単独行動だし…でも希のことだからひょうひょうと動いてるはずよ」


絵里 「扱いが雑ね」


にこ 「それほど信用してるって事よ」


絵里 「まぁいいわ!それに関しては私も同意するわ…なんせ大体は希のおかげで記憶が戻ってるから」


にこ 「そうなの?」


絵里 「まぁそういう私も希に戻してもらったのよ!にこが真姫と組んで仕事していた時にね」


にこ 「ちゃんと帰れたら飯くらい奢らないとニコね」


絵里 「その時は私も呼びなさいよ」


にこ 「分かってるニコ」


絵里 「話はそれちゃったけど今どこにいるのよ」


にこ 「にこは今2階の東の壁の外」


絵里 「分かったわじゃあ二階の食堂で会いましょう!余裕思って三十分後に」


にこ 「分かったニコ!因みに絵里は今どこにいるのよ?」


絵里 「私は…一階のロビーよ」


にこ 「気を付けなさいよ!バケモノとかいるから」


絵里 「そんなこと分かってるわよ」


にこ 「本当に?にこも苦戦するくらい強いから気を付けてね」


絵里 「忠告ありがとう!にこじゃあ電話切るわね」


にこ 「分かったニコ」ピッ


にこ 「じゃあにこも移動しょーっと」ノビィー


その頃 絵里


絵里 「…」ピィ


絵里 「さてと」


狂人達 「グアァァ~グゥゥ~ギュュュ」


絵里 「もういるのよね…目の前にでも真姫と凛…それににこと希の為のに頑張りますか」ゴク


絵里 「それにしても真姫の薬は本当に便利ね!」


絵里 「じゃあ行こうかしら!」


絵里 「あら?あれは…希?」


希 「ハッハッ…ッハッ……」


絵里 「希…どうしたのかしら?…あれはあんじゅさんと英玲奈さん」


絵里 「キツイ相手だけどやるしかないのね」


希 「ハッハッ…ハッ…どうにか逃げたけどハッ…時間の問題やん」


英玲奈 「くそ…完全に油断してたな」


あんじゅ 「英玲奈ったら完全に不意をつかれてたわよ」


英玲奈 「元々はあんじゅがあんな事してるからだろ」


あんじゅ 「私のせい?そもそも英玲奈があそこで…」


英玲奈 「分かった分かった!私が悪かった」


あんじゅ 「最初っからそう言ってるじゃない」


絵里 「その前にとりあえずにこにラインしておきましょう!先に行ってて下さいっと良し」ポチポチ


絵里 「あと…場所の添付ファイルを添付して」ピィ


絵里 「さて私の愛しの希を助けるわよ!」シュ


戻って 2階食堂 にこ


ブルブル


にこ 「なになに…はぁなんでにこ一人なのよ!」


にこ 「いいわよ!どうせ絵里のことだから希でも助けてるんでしょう」


にこ 「ええっと添付によると地下にいるみたいね」


にこ 「!!!…だから食堂に集合なのね…賢いわよ絵里」


にこ 「そうと決まれば…さっさと終わらせて帰るニコ」


にこ 「でもこれってにこしか出来ない事じゃない?」


にこ 「絵里はどうやってここから地下に行こうとしたのかしら…やっぱりさっきの言葉は撤回するわ」


にこ 「絵里は…どこか抜けてるわね」ヒョイ


ガァガァガァガァガァ


西木野病院 特別病棟 地下


真姫 「今日はこれくらいにしましょう!もぅ最高の気分」


真姫 「あら?なにかくるみたいね」


にこ 「ふぅ…やっぱりこれにのれるのにこくらいじゃなないかしら」ヨッコイショ


真姫 「あなたは確か大怪盗にこにーじゃないかしら?」


にこ 「あっ真姫ちゃん…発見!これは幸先がいいわね」


真姫 「にこにー」ダキ


にこ 「!!!…真姫ちゃん///もう」ナデナデ


真姫 「待ってたわ」


にこ 「待たせたわね!さぁ帰りましょう…」


真姫 「帰る?どこに?」


にこ 「真姫ちゃん!何言ってんのよ…とりあえずここからでて…そうね~にこの部屋に行くニコ」


真姫 「にこちゃんの部屋もいいけど!私の部屋に行かない?」


にこ 「真姫ちゃんの部屋?あぁあのボロ小屋のことね」


真姫 「違うわよ!こっちよこっち」ヒョイヒョイ


にこ 「そっちってなによ!ここから出ないつもり?」


真姫 「当たり前じゃない!だってここが私の部屋なんだもん」


真姫 「にこちゃんは特別だから真姫ちゃんの特別な部屋に招待してあげる」


にこ 「特別な部屋?そんなことより早く出るわよ」


真姫 「まぁまぁそんなに焦らないの!凛も中にいるわ」


にこ 「凛もいるの!良かった~無事なのね」


真姫 「えぇそれにこの部屋はさっきもいったけど特別なの!だから安全なのよ」


にこ 「そう言うのはもっと早く言いなさいよ」


真姫 「さぁ早くきて」


にこ 「でもね…真姫ちゃん」


真姫 「なに?どうしたの」


にこ 「にこは行かない…」


真姫 「どうして!この部屋は安全なのよ」


にこ 「じゃあこれ出せる?」ピンクの羽根


真姫 「えぇ出せるわよ!」赤い羽根


にこ 「えっ…にこてっきり記憶がないんだと思ってたけど!色がついてるってことはあるのね」


真姫 「当然じゃない!」


にこ 「それなら信用できるニコ」


真姫 「早く入るわよ」


にこ 「分かったわ」


ガチャ


にこ 「あれ…中は真っ暗ね」


真姫 「入ってすぐ右に電気のスイッチがあるはずよ」


にこ 「う~ん…あったこれかしら」ポチ ピカ


凛 「う~んう~ん」ジタバタ


にこ 「!!!!」


ガチャ


にこ 「ちょっとどういう事よ!」ドンドンドン


真姫 「やった!凛だけじゃなくてにこちゃんも手にいれたわ」


にこ 「あんた!にこをだましたわね」


真姫 「にこちゃんがこんなに簡単に騙されてくれるとは思わなかったわ」


にこ 「なにが目的なの?にこと凛を閉じ込めて…」


真姫 「目的?そうね…私のおもちゃかしら」


にこ 「にこがあんたのおもちゃ?笑わせてくれるじゃない!にこはあんたなんかに屈しないわ」


真姫 「強気なにこも好きよ!実際にはにこちゃんのクローンと遊ぶんだけどね」


にこ 「にこのクローン?ますます分からなくなって来たわ」


真姫 「実際に見せた方が早いわね!でも今日は疲れたから真姫ちゃんは寝ます!」


にこ 「ここ開けなさいよ」


真姫 「お休みなさい♪にこちゃん!凛」


にこ 「ちょっと!待ちなさい待ちなさいって」ドンドンドン


シ~~~ン


にこ 「本当に行っちゃったみたいね!何考えてるのよ…もぅ」


にこ 「にしても!特に狭くもなく広くもなく…冷蔵庫…洗濯機…キッチン…ベット」


にこ 「とりあえずは生活用品はそろってるみたいね」


にこ 「まったく本当になに考えてるのかしら…凛もそう思わない」ベリ


凛 「ふぅ~にこちゃん…会いたかったにゃ~」ウルウル


にこ 「まってなさい!今解いてあげるから…と言いたいんだど…」


凛 「だけど…」


にこ 「さっきの真姫ちゃんの件もあることだし…とりあえず羽根はあるかしら?」


凛 「まぁ~しょうがないよね!凛のは確か後ろのポケットに入ってるよ!」


にこ 「ちょっと失礼するわ」ゴソゴソ


凛 「にゃ~~///」


にこ 「変な声だすんじゃないわよ」ペシ


凛 「ちょっと痛いにゃ」


にこ 「あったわ!確かにあんたの羽根みたいね」黄色の羽根


凛 「じゃあ早く解いてよ」


にこ 「はいはい…ちょっとまってなさい」シュシュ


凛 「はぁ~やっと自由だな」


にこ 「で…どうすんのよ!これから」


凛 「海未ちゃんが助けに来てくれるとおもうけど」


にこ 「海未はこないわよ!穂乃果ほ方に行ったから…助けが来るとしたら絵里と希くらいかしら」


凛 「絵里ちゃんも希ちゃんも来てるんだね…良かった」


にこ 「それで本題だけど…真姫ちゃんはここでなにしてるの?」


凛 「凛にもくわしくは分かんないんだけど…何かを創ろうとしてるみたい?」


にこ 「何かを創ってる?…なによそれ」


凛 「凛にも分からないにゃ!少なくともここ最近の話なんだけど何かに取りつかれたように実験をし始めたみたい」


にこ 「まさか…実験の失敗作が…」


凛 「そう…あのバケモノだよ」


にこ 「なんで真姫ちゃんを止めないのよ!!!!」


凛 「凛だって止めたよ!でも聞いてくれなかった…もぅ真姫ちゃんが真姫ちゃんでないみたい…」


にこ 「…にこが説得する!」トン


凛 「にゃ!!!」ドキ


にこ 「その前に準備するわよ!」


凛 「なにをするの?」


にこ 「あの世界へ」


凛 「あ~うん!分かったにゃ…にこちゃん」スゥ~


にこ 「…」シュ~


にことにこにー 凛と麒麟 精神世界


にこ 「短答直入にあんた達に聞くわ!」


にこにー 「にこにこにー~何か用ニコ」


麒麟 「なにかにゃ?」


にこにー 「って!にこちゃん…言わなくていいニコ…にこちゃんと凛ちゃんが知りたいこともう知ってるニコ」


麒麟 「麒麟も知ってるにゃ!あれでしょ…麒麟達の正体にゃ」


にこ 「話が早くて助かるわ!そうよ…特ににこにーあんたよ」


にこにー 「ニコ~?」


にこ 「あんたは最初こころでこころはにこの力になったはずじゃなかったかしら?」


にこにー 「そうニコ!その時は『にこにー』ってこころが名乗ってたニコ…名乗ってただけで最初っからにこにーはにこにーニコ」


にこ 「なるほど…ってことはこころやここあ虎太郎より先ににこにー…あんたがにこの中にいたって事ね」


にこにー 「そうニコ」


にこ 「そう…って事はあんた…フム」


凛 「…うん」


麒麟 「おぉどうやら…気づいたみたいだにゃ」 


にこにー 「流石にヒント出し過ぎたニコ!」


凛 「でも…そう考えるのが一番妥当だよね」ウン


にこ 「そうね!うん…もしそれが本当だったとして…にこにー」


にこにー 「う~んニコ!」


にこ 「そしたら…にこが記憶を取り戻した時に消えるはずじゃない?」


麒麟 「ご名答にゃ!本来なら消えるんだけど…二人とも記憶を取り戻したはずなのに…」


にこにー 「にこにーも麒麟もいるって事はまだ忘れている事があるってことニコ」


凛 「凛達が忘れている事?にこちゃん分かる?」


にこ 「ここまでの記憶を辿ると…ミューズとアライズが関係あるのかしら?」


凛 「アライズの人もいたね!えぇっと綺羅ツバサさんと優木あんじゅさんと統堂英玲奈さん」


にこ 「いたわね!何回か戦ったわ」


凛 「凛達は希ちゃんに海未ちゃんでリリーホワイト」


にこ 「にこと絵里それに真姫ちゃんでBIBI」


にこにー 「穂乃果ちゃんとことりちゃんでプランタン」


麒麟 「ミューズ全員だにゃ」


にこ 「そうね…にこ達が忘れてることなにかしら?」


凛 「それとも何かほかのことかな?」


にこ 「その可能性の方が高そうね」


凛 「あっ分かった!まだみんな記憶が戻ってないからじゃないからじゃないかな?」


にこ 「それもありえるわね!現に穂乃果は戻ってないみたいだし」


凛 「そうだよ!穂乃果ちゃんが戻ってないからだよ」


にこ 「そういわれればそうかもね」


にこにー 「どうやら…結論は出たみたいニコね」


麒麟 「じゃあ解散するにゃ」


凛 「うん」


にこ 「そうね」


にこにー 「じゃあね!」


現世


にこ 「さてと…とりあえず穂乃果のことはことりと海未にまかせるとして」


凛 「凛達は真姫ちゃんを正気に戻すにゃ」


にこ 「そうすれば終わりね!このゲームも」


凛 「そうにゃ」


にこ 「じゃあさっさとこんな部屋ですわよ!」


凛 「えっ…にこちゃん出れるの?」


にこ 「当たり前よ!行くわよ」ガチャ


凛 「にこちゃんすごいにゃ」


にこ 「ま~ね」にこ


ゴトゴト…ゴトゴト


凛 「にゃ?」


にこ 「何かあっちの奥の方からゴトゴトって音しなかった?」


凛 「したにゃ…なにかな?」


にこ 「凛…ちょっと行ってきなさい」


凛 「えぇ~凛が行くの~!怖いよ一緒に行こう?」


にこ 「それもそうね…でも何が出るか分からないから凛はにこの後ろを歩きなさい」


凛 「了解にゃ」


ゴトゴト…


凛 「この扉の向こうから聞こえるね」ゴク


にこ 「そうみたいね!にこが開けるから…下がってない」ゴク


凛 「うん」


にこ 「…」ドキドキ


凛 「…」ドキドキ


ギイィィーー


にこ 「えっ…何であんたがここにいるのよ?」


凛 「どうしたのにこちゃん」ヒョイ


凛 「あっ…真姫ちゃんだ」


後書き

最後まで読んでもらいありがとうございました!よろしければアドバイスや感想をコメントしてくれるとうれしいです。


このSSへの評価

8件評価されています


SS好きの名無しさんから
2021-06-13 19:30:17

ZEROZEROさんから
2018-02-18 01:04:04

SS好きの名無しさんから
2015-06-01 17:51:51

SS好きの名無しさんから
2015-05-03 11:12:12

SS好きの名無しさんから
2015-04-05 18:47:42

xxxvさんから
2015-03-13 14:15:43

SS好きの名無しさんから
2015-03-10 00:13:23

カヤックさんから
2015-02-28 18:18:11

このSSへの応援

5件応援されています


SS好きの名無しさんから
2015-05-03 11:12:08

SS好きの名無しさんから
2015-03-19 20:15:02

SS好きの名無しさんから
2015-03-10 00:13:17

xxxvさんから
2015-03-05 20:39:02

カヤックさんから
2015-02-28 18:18:12

このSSへのコメント

6件コメントされています

1: ss読み 2015-02-23 21:32:41 ID: VojmYqID

今更だけど雪歩じゃなくて雪穂ですよ

2: いまてる 2015-02-28 17:52:15 ID: wYOyt85y

訂正ありがとうございます!直しました

3: SS好きの名無しさん 2015-03-10 00:58:28 ID: NtITEttP

面白かったです続きが読みたいです

4: xxxv 2015-03-13 14:20:59 ID: 7SOpIiTd

バトルシーンの描写、いいですね。

設定が詳細に作り込まれているので、本編前後のエピソードも読んでみたいです。

5: SS好きの名無しさん 2015-03-25 02:41:45 ID: pvHeH1qI

この穂乃果ってさあ、烏間先生や死神より強くない?

6: SS好きの名無しさん 2015-05-31 06:56:00 ID: tJKa7R6E

イキたいの字が違う!?
何か意味が…?


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