2017-12-06 11:16:56 更新

概要

どうも皆様、狐です! お久しぶりです。
異常な提督の鎮守府物語、最終章の開幕です。
興味がある方、ぜひ読んでくださると嬉しいです。

*まだ作成段階です。これからどんどんと更新していく所存です。


前書き

 何だかんだで遅くなりました。申し訳ありません。

 と言うわけで、最終章の方を始動していきたいと思います。
 以下のことが大丈夫な方、ぜひ見ていってくださると嬉しいです。

*提督が異常なほど強い。
 オリジナル設定含む。
 誤字、脱字、ありえるかもです。


0811 執務室


提督「それ本当か!?」


 提督は誰かと電話をしていた。

 どうやら何かに喜んでいる様子だ。


提督「ついにお前も提督かぁ…………。何かあったら言えよ。出来る限り助けになるからさ」


 電話の相手は提督の同期であるAだった。

 この時期に行われた提督適性試験に合格したことを伝えるために電話をしてきたらしい。


提督「おう、それじゃあ」ブツッ


 電話を終える。

 提督は執務机に座り執務を再会するも、嬉しさを隠しきれない様子だった。


  コンコン


飛龍「提督! 飛龍です! 入ってもよろしいでしょうか?」


提督「ん、もうそんな時間か。いいよ、入って」


 飛龍が執務室へと入ってくる。

 今日の秘書艦担当は飛龍なのだ。


飛龍「提督、おはようございます!」


提督「ああ、おはよう飛龍」


飛龍「……………………………」


提督「……………………?」


 飛龍は挨拶をした後は黙ってこっちを見てくる。

 どうしたんだろう?何か俺の顔についてるかな?


飛龍「……………あ、あれ? 提督、仕事は……………?」


提督「ん、あぁ、そうゆうことか。そうだな。飛龍、俺はお前に大事なことを伝え忘れていたようだ」


 急に提督が真面目な雰囲気を作り出す。

 それを見て、飛龍はただ事ではないと思い、身構えてしまう。


飛龍「な、なに?」


提督「実はな、今日の仕事なんだが…………」


飛龍「………………………」ゴクッ


提督「無いんだわ」


飛龍「………………………え?」


提督「書類仕事に関しては、今日の仕事は1つも無しだ」


飛龍「え? え!? そんことあるわけないでしょ提督!! 書類は毎日大本営から送られてくるって聞いてるよ。たまたま今日だけ送られてこないなんて、そんなこと」


提督「飛龍、あそこ見てみろ」


 そう言って、提督は執務室の端っこの方にある棚を指差した。

 何の変鉄もない棚のように見える、が………………、よく見たらその上に大量の書類が積まれている。


飛龍「あ! なんだぁ、ちゃんとあるじゃん」


提督「確かにあれの中には今日中に終わらせなければいけない書類もある」


飛龍「それなら、早速はじ」


提督「記入済だがな」


飛龍「…………………はい?」


 飛龍にとって、本日2回目の驚きだった。


提督「いやぁ、何でも先にやればいいという訳ではないと改めて学んだよ」


飛龍「え? ちょっ、どうゆうこと!?」


提督「ん、そうだな。飛龍、まず俺のモットーから説明するな」


飛龍「あ、うん」


提督「俺のモットーは、午前仕事、午後は休む、だ」


飛龍「それ、軍人の前に社会人としてどうなの?」


提督「午前中に全ての執務を終わらせれば文句無いだろ?」


飛龍「う、う~ん…………」


提督「で、そんな感じで毎日午前中だけ真面目に仕事してきたわけよ」


飛龍「なるほど」


提督「そしたらああなった」


飛龍「いや、意味わかんないんだけど」


提督「他の人曰く、執務をしている俺の集中は異常らしい」


飛龍「は、はあ」


提督「で、その日の分の執務が終わっても、まだ午前中だからと次の日の執務にも手を出していっていたら、いつの間にか先にやれる分は全て終わらせられてしまったというわけだ」


飛龍「……………そんなことってあるの?」


提督「事実だから仕方ない」


飛龍「え、じゃあ何? もしかして今日は仕事無しってこと?」


提督「いや、執務以外にも2つ、仕事がある。」


飛龍「あ、そうなんだ」


提督「あぁ、実は今日な、新しい子が着任するらしいんだよ」


飛龍「おお!」


提督「で、その子達の出迎えと、言わなくても分かると思うが」


飛龍「サプライズパーティーだね!!」


提督「そうゆうことだ」


飛龍「その子達はいつ着任するの?」


提督「予定では1000に着任予定だ。」


飛龍「まだ時間あるね」


提督「まあ、ゲームでもしてるか」


―――――

―――



0957 R鎮守府正門


川内「ここがR鎮守府かぁ」


神通「前に1度崩落したと聞いていましたが、結構綺麗ですね」


那珂「那珂ちゃん的には、鎮守府よりもお兄ちゃんの方が気になるかな!」


神通「那珂ちゃん、それは私も川内姉さんも同じですよ」


川内「でも、なんか元帥にはそれ、隠しとけって言われたよねぇ~。何でだろ?」


神通「さぁ? けれど、提督だっていきなり兄呼ばわれされたら困ると思うので、その指示には従っておきましょう」


川内「そうだねぇ……って言ってるそばから来たみたいだよ」




提督「君達が新しく着任する子で間違いないかな?」


 10時ピッタリ、提督と飛龍は正門の方に到着する。


神通「はい、川内型二番艦神通です。よろしくお願いします提督」


提督「うん、よろしく。

 …………で、この子はさっきから何してるんた?」


 提督は、先程から自分の周りをうろちょろして、興味深そうに眺めてくる川内の方に目を向ける。


神通「あ、えっと、姉の川内姉さんです。初対面で、その、警戒しているんだと思います。

 お気を悪くされたのでしたら申し訳ありません」


提督「あ、いや、別にいいんだけどさ。

 コホン。で、そっちの君は?」


那珂「ん? 那珂ちゃんのことかな?

 えへへへ、それじゃあ自己紹介だね! 川内型三番艦の那珂ちゃんだよ! よろしくね、提督! キャハ」


提督「…………う、うん。よろしく……」


 横の大人しそうな神通とは対照的に、那珂は元気が非常に良く、提督は、あまりのその元気に少し面食らってしまう。


提督「と、とりあえず、鎮守府の案内は飛龍に任せてあるから、彼女にこの後はついていってね。まあ広いから、それなりの時間はかかると思うけど……」


神通「分かりました提督。お気遣い、ありがとうございます」


提督「うん。

 それじゃあよろしくね、飛龍」


飛龍「了解だよ、提督」


 そうして、提督は再び鎮守府の方へと戻っていく。


飛龍「え、えっとぉ、とりあえずよろしくね」


神通「はい。……なんかすいません」


飛龍「ははは………」


 なんとも個性的な初対面だったからか、彼女達の間には妙な雰囲気が流れていた。



―――――

―――



1756 食堂


提督「皆、分かっているとは思うが、これは絶対に失敗は許されない任務だ」


艦娘一同「ゴクッ」


提督「予定では、もうすぐ対象がここに到着する。皆、そろそろ配置に着くように」


艦娘一同「了解!」


 艦娘達が、食堂へ入るためのある一つの出入り口を囲むように円状に広がる。


 その出入り口の奥からは、コツ、コツ、という足音が聞こえてきた。

 提督が言っていた対象が、もうすぐ到着するという証だろう。


 提督は皆の方にもう一度目配せすると、いくぞと言うように首を縦に振った。


川内「あぁ~、もう疲れたぁ~。

 飛龍さん、意外に説明長すぎだよ~」


飛龍「ごめんね。

 やっぱり大切なことだから、しっかりと理解しておいて欲しかったんだよ」


神通「もう姉さん!

 飛龍さん、本当にすいません」


飛龍「ううん、気にしてないから大丈夫だよ」


那珂「あれ? あそこが食堂だよね?

 なんか真っ暗だよ?」


飛龍「アレー? オカシイナー?」


神通「………?」


川内「まあ、とりあえず入ろ!」


 そうして、川内達が食堂に入ったところで、



  パッ


提督「せーの!」


一同「ようこそ! R鎮守府へ!!」



川内達「「………え?」」


 いきなりの歓迎に、川内達三人はついてこれいないようだった。


提督「ウチは毎回、新しい娘が着任したり、何か特別な日になると、こうやってパーティーをやるんだよ」


神通「パーティー、ですか?」


提督「そう!

 やっぱり、めでたい時なんかはこうやって皆ではしゃぐのが一番良いと、俺は考えるんだよね」


神通「…………」


 提督のその言葉に、神通は驚きを隠せないようだった。




 今まで、いろんな鎮守府でいろんな提督を見てきた彼女達だが、ついぞ、彼女達のためにパーティーを開いたりしてくれる提督は一人もいなかった。


 結局のところ、彼らは私達が大本営から送られてきた特別な存在だったから丁重に扱っていただけであり、兵器ではなく個人として歓迎はされていない。


 彼女達はこう考えるようになっていた。


 だから、こんな風に歓迎してくれる提督は初めてで、どんな対応をすればいいのか分からないのだ。


提督「………? どうしたんだ?」


神通「え? あ、いや、その、」


川内&那珂「…………」


 神通はどう返答したらいいか分からずにまごついており、川内と那珂は呆然と突っ立っている状態。


 その現状に見かねてか、曙が助け船(?)を出す。


曙「なに突っ立ってるのよ。

 貴女達が早く来ないとパーティーが始められないじゃない」


潮「あ、曙ちゃん、そういう言い方はよくないよ」


曙「ふん!」


提督「………、と、とりあえず。

 さあ! パーティーの時間だぁ! 思いっきり食って飲んで楽しんでこうぜぇ!!」


一同「イェェェーーイ!!」


提督「ほら! 行こ! 川内、神通、那珂」


 提督がそっと彼女達に手をさし伸べる。


川内「………う、うん」


 川内がそう言って提督の手をとったのをきっかけに、神通と那珂も食堂の奥へと進んでいった。


―――――

―――



 あれから数時間後、無事パーティーは終了した。川内、神通、那珂も、最初の方はぎこちない感じだったが、一時間したぐらいからは完全に馴染んでいるようだった。那珂に関しては、途中で歌って踊り出すものだから、提督合わせて数人は戸惑ったものだ。まあ、駆逐艦の子達には大盛況であったが。




2302 執務室


提督「ふぅ、疲れたぁ」


 ドサッと提督は執務椅子に座る。

 今日のパーティーは思いの外、苦労が多かったのだ。那珂が踊り出してからというもの、駆逐艦の子達のテンションが吹っ切れてしまい、宥めるのに大分体力を使うこととなったのが始まりだ。


 ……………これ以上はやめておこうか。


提督「さて、明日に備えて俺も今日は―――」


 そこで、プルルルと執務室にある外部連絡用の通信機が音を出した。


提督「………え?」


 提督は慌てて受話器を取った。

 外部連絡用の通信機は緊急の時にしか鳴らない。しかも、こんな時間だ。


 つまり、何か急を要する事が出来たってことだ。


提督「こちら、R鎮守府。どうしました?

 ………はい、はい。……はい。………え?」


 その連絡は、提督が思っていた以上に最悪なものだった。


提督「はい、分かりました」


 提督は受話器を置き、頭を整理するため、再び執務椅子に座る。


提督「…………っ、何で今なんだよ……」


―――――

―――



0700 食堂


提督「皆、朝食前に話しておかなければいけないことがある」


雷「話しておかなければいけないこと?」


提督「あぁ、昨日の夜、緊急の連絡があったんだ。

 要件は二つ。一つ目は、S鎮守府が深海棲艦の手によって陥落したことだ」


一同「!?!?!」


 いきなり伝えられたこの情報に、食堂にいた全員が一気に動揺を見せ始めた。

 当然のことだろう。S鎮守府は、この国の中で一番成果を出していた鎮守府だ。艦娘のレベルもトップクラスで、提督との仲もかなり良好だったらしい。

 そんな鎮守府が陥落したのだ。驚かないわけがない。


提督「皆、動揺するのは分かるが、まだ終わりじゃないんだ。

 二つ目の要件はな、この国の全勢力を上げて深海棲艦と対峙することが決定したことだ」


一同「!!?」


提督「そのこともあり、今日の仕事は全て取り止め、同じ区域にあたることとなった鎮守府と顔合わせに行くこととする。

 俺からの報告は以上だ」


 提督が言い終わると、一瞬の沈黙が食堂の中に響き渡る。

 突然の凶報に突然の決定。混乱するのも無理はないだろう。


提督「あのだな」

川内「はーい、皆ちゅーもーく!」


 提督が何か言う前に、川内が先に皆の視線を集めた。


提督「川内?」


川内「クヨクヨしない。終わったことはどうせ変えられないんだから、今はやるべきことをやる。それしかないじゃん。

 分かったら、とっとと今日の朝ごはんしっかり食べて、全力で仕事にあたろ!」


神通「……姉さん、もう少し良い言い方はないんですか?」ハァ


川内「えー、これ以上に良い言い方ってある?」


那珂「もー、なってないな、川内ちゃんは。

 見てて、那珂ちゃんがお手本を見せてあげるよ!」


 川内、神通、那珂は平常運転のようだった。それどころか、他の皆を鼓舞するためにあえてふざけあっている。


提督「お前ら……」


蒼龍「飛龍」コクッ


飛龍「うん、そうだね蒼龍」


時雨「………うん、彼女達の言う通りだ」


青葉「あちゃー、なんか青葉の役をとられた気分です」


 彼女達のおかげで、皆の頭が晴れ、決心が固まっていくように見える。

 流石は大本営から送られてきた最高練度の艦娘だ。


提督「よし! じゃあ今日のためにも早速朝ごはんを食べるとしよう!

 せーの!」


「「いただきます!」」


―――――

―――



1136 A'鎮守府


提督「よぉ、まさかこんなに早く顔合わせることになるなんてな」


同期A「本当だよなぁ。

 まあお互いにまだ着任してから日が浅い者同士、カバーし合えってことなんだろうな」


 R鎮守府と合同で任務にあたる鎮守府、それはこの前着任した同期Aがいる鎮守府だった。

 丁度今、二人は再会を果たし、挨拶代わりの軽口を言い合っていた。


提督「それにしたってお前、まだ着任したてだろ? それなのに、もう戦場に駆り出されるとか………随分お粗末な指令だよな」


同期A「全くだ。

 というわけで、司令のレベルも未熟で艦娘の練度も低いから、フォローよろしくな」


提督「わぁってるよ。そこらへんは任せな」


同期A「そんじゃあ早速、親睦会とでもいこうかね? 艦娘達はすでに食堂の方に待機させてるから」


提督「そうか

 よし、お前ら! 食堂の方に向かうぞ!」


R鎮守府艦娘一同「了解!」


 そうして、全員食堂の方に歩き出す。


同期A「………にしても、驚いたよ。まさか艦娘がこんなにも感情豊かな子達なんて。

 ずっと兵器だのなんだの聞かされていたから、何かの間違いなんじゃ、と何回も疑っちまったよ」


提督「……お前は、どう思ってるんだ? 艦娘を」


 正直、これの答えはとても重要なものになる。

 だってそうだろ? 提督は艦娘のことを仲間同然と考えている人だ。でも、もしここで同期Aが兵器だと答えてしまえば、今後の二人の関係はどうなると思う?

 絶対に相容れない相手だと認識してしまい、二人の関係は破綻してしまうだろう。


 だから、この答えはかなり重要なものになってしまう。


同期A「……ハァ、兵器」


提督「!?」


同期A「って言えれば楽だったんだけどなぁ」


提督「! それってつまり」


同期A「何だろうなぁ。つい思っちまうんだよ、死んで欲しくないって。

 それで分かっちまったよ。俺は、彼女達のことを仲間として見てるって」


提督「………そっか」


 その答えに、提督はつい顔をほころばしてしまう。

 嬉しかったのだ、彼がそう答えてくれて。艦娘達のことを、きちんと見てくれている男だと分かったから。


提督「……はは、お前らしいな」


同期A「んだよ、悪いか」


提督「いいや、全然」


 そうして二人は笑いながら食堂まで歩いた。

 一方、後ろで――――――


雷「あの人、司令官とどういう関係かしら?」


霞「さあね? 別にどうでもいいでしょ」


満潮(……司令官の知り合い、か。

 ………あの人と仲良くなれば、もしかしたら提督の色々なことが聞けるかも)


満潮「って、何考えてるのよ私!」


愛宕「満潮ちゃん? 大丈夫?」


高雄「ブツブツ」


愛宕「高雄? アナタもどうしたの?」


高雄「へ!? べ、別に! 大したことは考えてないわ!」


愛宕「?」


 後ろで、提督の友人と仲良くなり、より提督との仲をつめようと、艦娘達は色々と画策していた。


後書き

 現在、他サイトで自作小説の作成、投稿にかなりの時間を注いでいるため、かなり遅くなってしまいました。
 出来れば、3日に1度のペースで更新出来たらなと考えております。
 完結はしますよ! ………多分。


このSSへの評価

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2018-01-11 10:22:13

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2017-12-02 01:37:43

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2017-12-01 20:01:49

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2017-11-30 22:03:30

このSSへのコメント

4件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2017-12-01 12:20:51 ID: sJ20aF2R

よっしゃー続きだー!!

2: SS好きの名無しさん 2017-12-02 01:40:55 ID: UQErssQe

待ってました!

3: SS好きの名無しさん 2017-12-02 19:06:20 ID: eozkS4-a

困惑するよねw
視察だと普通は警戒するのに歓迎会去れたらねw

4: SSまにあ 2017-12-04 20:24:44 ID: NGhEZbzk

「艦これ 大好き」です!展開を採用していただきありがとうございました!更新頑張ってください!


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