2017-11-06 22:02:06 更新

概要

これは【東方私立幻想学園高等学校】再開にあたって、幻想学園にある部活、誰かを助け隊に所属するメンバーが知恵を絞るという大変下らないssです。


前書き

ただいま。そして逝ってきます。


【EXTRA】シリーズ再開(未定)にあたっての作戦会議





既に忘れ去られたであろう水奈月セイヤと呼ばれる人物の部屋。

そんな彼の部屋で今、未定とは言え再開する気配のあるこの物語についての作戦会議が行われようとしており、約1年と半年ぶり位に主要とも言えるメンバーが再び集合していた。


セイヤ「はい。という訳で…どのツラ下げて戻って来たとか、こんなss今更誰も読まねぇよとかの野次はこの際無視するとして…取り敢えず作戦会議始めようか…」


コーヒーを一口啜り、そのコーヒーの入ったカップをテーブルの上に置いて神妙な面持ちで作戦会議開会の挨拶を述べるセイヤは、久し振りに突き合わせた懐かしい顔を見回し、何故か溜息を吐く。


霊夢「はい」


開会早々意見を述べる為に礼儀正しく挙手をした人物は博麗霊夢。

博麗神社の巫女で、学年は(元)主人公のセイヤと同じ2年生だ。以前読んでいた方はご存知だろうが、彼女は幼い頃から彼に好意を寄せている。


セイヤ「早速ですか…で?何?」


霊夢「先ずさ。Returnsって何?」


幼馴染の挙手に心底面倒臭そうな表情を浮かべ、彼のそんな表情を見慣れている霊夢は特に気にする事様子もなく、いきなりこの小説のタイトルについての質問をぶつけた。


セイヤ「アレだ。漫画やアニメでお馴染みの最遊◯だって、後ろにLE◯OADとかGUN◯OCKとか付けてるじゃん?アレと同じだよ」


霊夢の質問に対してかなり危険な例えを持ち出し、周囲の者達の冷や汗を物ともしないセイヤ。

だが、大抵シリーズ物の再開といえば後ろに何かしらの英単語が付くものである為、彼は決して間違った事を言っている訳ではない。


魔理沙「久し振りだっていうのに相変わらず危ない発言するなぁ…お前は…」


テーブルに頬杖を突き、金色の長髪にウェーブをかけた少女、霧雨魔理沙はセイヤの変わらぬ言動を懐かしむと共に成長していない事を若干嘆く。

因みに、彼女もまたセイヤと霊夢の2人と幼い頃から付き合いのある幼馴染であり、彼に好意を寄せている人物の1人でもある。


咲夜「このままセイヤに任せていては、またこの小説が終わってしまいそうですね。主に蜚蠊作者の機嫌的な問題で」


小説再開にあたっての作戦会議で、唯一この事態を重く受け止めているであろう十六夜咲夜は、口元に手を当てながら深刻な表情でそう呟く。

彼女の名前は十六夜咲夜。幼い頃からレミリア・スカーレットとフランドール・スカーレットの住む館、紅魔館で働くメイド長であり、同じく紅魔館で働くセイヤにとっては上司に当たる人物だ。


レミリア「あんな奴の機嫌なんて知らないわ。そんな事より、物語を再開するなら当然私とセイヤの絡みからって事になるのよね?」


そんな咲夜を従者とし、セイヤに対して言葉で表す事が出来ない程の好意を寄せる此方のちっこい少女がレミリア・スカーレット。

次期紅魔館主、世界有数のトップ企業であるスカーレット財閥次期社長という2つの肩書きを持ち併せた見た目を裏切る超絶怒涛のちびっこロリなのだ。


フラン「えー!?私もセイヤとラブラブしたい!お姉様だけズルいよっ!」


その場を立ち上がって実の姉であるレミリア・スカーレットの発言に異議を唱え、可愛らしく頰を膨らませたのはフランドール・スカーレット。

彼女は前述した通り、レミリア・スカーレットの実の妹であり、幼い言動とは裏腹に勉強もスポーツも万能な天才幼女だ。だが、セイヤの事になるとこうして我を忘れてしまうのがたまに傷である。


アリス「何だか…この2人は1度頭の中の記憶、ある程度弄って置いた方がいい気がするんだけど…」


冗談なのか本音なのかはさて置き、中々に物騒な事を口走る此方の少女はアリス・マーガトロイド。

趣味はお人形作りであり、幽霊部員扱いされそうな程に顔を出してはいないが一応演劇部にも所属している。学園でも屈指の人気を誇る美少女なのは、クラスの皆には内緒だよ?


早苗「アリスさんの言う通りです!この作品の低迷ぶりも、元はと言えばスカーレット姉妹が好き勝手やったからに他なりません!」


ティーカップに口を付けて紅茶を啜るレミリアを指差し、語気を荒立てながら心を偽る事無く暴言を吐き散らす此方の少女は東風谷早苗。

セイヤがまだこの学園に入学する前。つまり中学生の時に知り合い、何やかんやあって好意を寄せる結果になった彼女は、神社ごと引っ越すという離れ業と共に幻想町に住み始め、今ではこうして彼等と共にお馬鹿な毎日を繰り返している。天敵は言わずもがな、レミリア・スカーレットとその妹、フランドール・スカーレットである。


レミリア「ふんっ…それは読者が勝手に文句を付けてるだけじゃない。私は何も悪い事はしていないわ」


そんな彼女の言葉に微塵も興味を示さず、あろうことかレミリアは大切な読者様を侮辱するような事を落ち着いた様子で口にし、ティーカップをコースターの上に置いた。


早苗「どの口が言うんですか!?このちびロリ!」


反省の色が一切見えないレミリアの態度に怒り狂い、彼女が最も気にしているであろう身体的特徴を暴言に変える早苗。


レミリア「喧嘩を売っているなら買ってあげるわ!このミドリムシ!」


そして、これには流石のレミリアも堪忍袋の緒が切れたのか、東風谷早苗の特徴とも言える緑色の綺麗な長髪を見てミドリムシと称し、彼の部屋が一瞬にして戦場へと化す。


霊夢「ま、彼処の馬鹿2人は放って置くとして…本当に物語が再開するって言うんなら色々考えなきゃいけないわね」


1年半という時間を要しても未だ変わらぬレミリアと早苗の関係。

その関係に呆れを表す霊夢であったが、彼女は2人を放置して物語再開についての話題に再シフトする。


魔理沙「そうだなぁ…読者の獲得。簡潔でいて分かりやすく、且つ飽きの来ない重厚なストーリー。考える事は山積みだぜ」


両手をテーブルの上で組んで何処ぞの司令のような威厳ある立ち振る舞いを見せる魔理沙も、霊夢と同じで事の重大さを理解しているのか(?)真剣な表情を見せていた。


咲夜「あの…それって私達が考えなきゃならない事なのでしょうか…」


だが、咲夜は事の重大さを理解してはいるものの深入りし過ぎているのではと逆に不安になり、彼女らしくはないがやや後ろ向きな発言を目立たせる。


アリス「そんな考えじゃ駄目だよ咲夜。あの蜚蠊作者が簡潔でいて分かりやすく、且つ飽きの来ないストーリーなんて書けると思う?」


咲夜「それは……まぁ…無理でしょうけど…」


しかしそんな咲夜の発言に喝を入れたのは、魔理沙の台詞に納得の意思を示したアリスであった。

何故なら、彼女はこの約1年半という時間を無駄にしていた蜚蠊作者にかなりの憤りを感じており、顔を出そうものならその顔面に1発喰らわせてやりたいとすら思っていたからだ。


フラン「知能が蜚蠊並みだもんね〜…その癖読者が居ないと拗ねるなんて、もはや蜚蠊以下だよ!ミジンコにも劣る存在だよ!」


そして遂にはフランの発言により蜚蠊からミジンコへと格下げされてしまい、彼女の意見に他も賛成なのかレミリアと早苗すらも喧嘩を止めて何度も無言で頷いていた。どうやらこの8人は相当ミジンコ以下作者の事を恨んでいるらしい。


セイヤ「まぁ兎にも角にも…先ず大事なのは再開した際のインパクトだな」


霊夢・魔理沙・咲夜・レミリア・アリス・フラン・早苗「インパクト?」


少女達の物語再開に向けての意気込みに心を動かされたセイヤは、自分も負けてはいられないと物語が再開した際に大切なモノはインパクトだと口にし、その発言に対して他の7人は首を傾げる。


セイヤ「そうだ。ほら、エヴァン◯リオンの新劇場版Qみたいにさ…再開したら既に14年経ってました〜…みたいな?」


霊夢「それ完全に別物のインパクト起こってるわよね!?完っ全に1度世界滅亡してるわよねっ!?」


彼もまた真剣に何かしらのアドバイスを提供するのかと思いきや、やはり彼は相も変わらずギリッギリな発言で彼女達を焦らせ、挙げ句の果てには博麗の巫女である霊夢にツッコミ役を担わせる。


セイヤ「大丈夫大丈夫。何か言われたらこの物語はパラレルワールドでの物語なので〜とか言うから」


魔理沙「読者を馬鹿にするのも大概にしろだぜっ!!」


自分から作戦会議を開いておいて、最終的には開き直りますから的な発言をかますセイヤに、とうとう魔理沙も読者を馬鹿にするなと声を荒げて彼を叱り付けた。


咲夜「ですが、私もセイヤの言う通りインパクトは大事だと思います」


早苗「思わず読者が興味を惹かれるようなのがいいですけど…問題はそれをどう演出するかですよね…」


セイヤの出した【インパクト】という案だけは採用しつつ、そこから話題を発展させる咲夜と、読者が興味を惹く演出はどうすればいいものかと悩む早苗。2人共気合は十分のようだ。


フラン「タイトル変えてみるとか?」


レミリア「それじゃあ以前読んでいた人達が分からないんじゃないかしら」


作者の技量に唯一捉われないタイトル変更という案を提案するフランであったが、この案は以前の読者再獲得という目論見から離れてしまうと姉であるレミリアに指摘され、却下となる。


アリス「う〜ん…結構難しいんだね。作品を再開させるのって」


散々頭を悩ませ、知恵を絞ってきた彼女達も段々とアイディアの種が尽きてきたのか、作品再開という荒業に対しての愚痴を溢し、頭を抱える。


セイヤ「人気があればどんな状態で再開させても祝福されるものなんだよ。HUN◯ER×HU◯TER然り、ベルセ◯ク然りだ」


霊夢「あんたのそういう所が作品の質を下げてんのよ…」


しかし、この作品の主人公たる彼は、作品自体に人気があればどのような状態でも容易に再開が可能だと言葉にし、それに対して霊夢は彼自身がこの作品の質を下げているのだと正直な意見を口にした。実際その通りかも知れない。


セイヤ「えー…じゃあもういいよ。取り敢えず人類補◯計画起こった事にして、全く新しい世界作り直そ?槍でやり直そ?」


霊夢「あんたは好い加減エヴ◯から離れなさいよっ!」


霊夢の発言でかなりやる気が削がれたセイヤは、1度人◯補完計画が起こった事にして全く新しい作品にしようと画策する。が、当然彼女達がそんな事を認める訳もなく、この案も却下となった。


レミリア「うー…中々いい案が浮かばないわね…」


咲夜「再開するとしたらとても嬉しい事ですが、やはりそれなりに危険が付き纏うのは致し方無いのかも知れませんね」


出し尽くした知恵を更に搾り出そうと必死に新たな案を考える面々であるが、皆一様に諦めのような暗い雰囲気に包まれ、視線を床へと落とす。


「諦めるのはまだ早いですよ!」


「そうね。諦めたらそこで試合終了だもの」


セイヤ「そ、その声はまさかっ…」


と、その時。リビングへの扉が開いたかと思うと2人の少女が我が物顔で彼等の元へと歩み寄り、自信満々といった表情で決めポーズを取る。その2人の少女とは…


妖夢「水臭いじゃないですか。物語を再開させる予定があるのなら私達にも声を掛けて下さい」


さとり「困った時はお互い様よ。こういう時こそ、助け合いの精神を大事にしないと」


そう。彼等の前に姿を現したのは、白玉楼の庭師である魂魄妖夢と、他人の心を読む事が出来る特殊能力を持つ古明地さとりであった。

彼女達もまた、セイヤとは霊夢達と同様にかなり縁の深い者達であり、言葉から察するにどうやら力を貸しにわざわざ出向いてきてくれたようだ。


セイヤ「みょんみょん!さとりん!」


2人の姿を目にし、謎の渾名を呼びながら明るい表情を見せるセイヤは、2人との再会を喜ぶと共に助力に来てくれた事に心から感謝をし、その場で立ち上がる。


「セイヤさーんっ❤︎」


セイヤ「うおっ!?…ぶべらぁ!?」


しかしその喜びも束の間。次に現れた少女の繰り出す激しい抱き着き攻撃によって、セイヤは後方へと吹き飛ばされ部屋の柱に後頭部を強く打ち付けてしまう。


セイヤ「こ…こいしちゃんっ!?」


こいし「久し振りですね!セイヤさん!」


自分に抱き着き攻撃を行った少女の姿を捉え、目を見開きながら驚きを露にするセイヤは、その少女の名前を叫び、彼に抱き着いた少女は可愛らしい笑顔で再会の挨拶を述べる。

彼女の名前は古明地こいし。つい先程紹介した古明地さとりの実の妹で、方向音痴な上に1人でフラフラと歩き回るちょっと危険な癖を持つ少女だ。


フラン「こいしっ!」


こいし「フランちゃんっ!」


久々にセイヤの温もりを堪能したこいし。すると、フランが突然彼女の名前を呼んで近付いて来たかと思うと、それに合わせてこいしもセイヤから離れ、自分の方からもフランに近付いていく。


フラン・こいし「へーいっ!」


アリス『変わらずこの2人は仲良いな〜…』


そして、再会を喜び合う友情のハイタッチを交わしたフランとこいしを、アリスは人差し指を加えながら羨ましそうなモノを見る目で見詰め、心の中で小さな溜息を吐いた。


魔理沙「アリス。ほら、遠慮なんかしないで私にハイタッチしてもいいんだZE☆」


アリス「魔理沙…」


アリスの僅かな異変に気付き、彼女を気遣っているのか魔理沙は右手を肩よりも上に上げ、ウインクをしながらアリスにハイタッチをするよう促す。正直、主人公よりも主人公らしい男前な行動である。


魔理沙・アリス「へーいっ!!」


彼女の気遣いを快く受け取り、遠慮なくハイタッチを交わしたアリスは実に清々しい表情をしており、その表情を見て魔理沙も安心したのか歯を見せながら屈託の無い笑顔を浮かべる。これこそが正に心の友というものだ。


咲夜「さぁお嬢様!私に抱き着いてくれても構いませんよ!?」


この流れに乗るしかない。そう意気込み、敬愛するレミリアお嬢様を受け入れんと目一杯両腕を広げて声を上げた咲夜。だが、その鼻からは忠誠心(笑)が大量に漏れている。


レミリア「私はセイヤに抱き着きたいわ…」


咲夜「がーーーん…」


咲夜の目論見を知ってか知らずか、レミリアは視線をセイヤの元に移しながら彼女の要求をバッサリと切り捨て、敬愛するお嬢様に拒否された当の咲夜は、ショックを隠し切れず効果音を自らの口から吐いて昇天してしまう。


妖夢「咲夜に会心の一撃が…」


さとり「これは相当応えたわね…」


両腕を開きっぱなしで放心する咲夜に、妖夢とさとりは哀れみを込めた眼差し向ける。勿論、声を掛けるのはかえって逆効果だと判断した2人は決して彼女を慰める言葉を発したりはしない。


セイヤ「さて…それじゃあ妖夢にさとり、そしてこいしちゃん…君達3人の意見を聞かせて貰おうか」


すると、どうやら彼も2人と同意見らしく話を軌道に戻し、3人の意見を聞こうと真剣な表情に作り直す。


妖夢「そうですねぇ…それじゃあ先ずセイヤっ!」


セイヤ「えっ…俺?」


そして、暫く考える素振りを見せて彼の言う通り意見を出そうと立ち上がった妖夢は、そのまま彼を指差し声を上げ、少々戸惑った表情を見せるセイヤに続けてこう言い放った。


妖夢「貴方の場合は設定がごちゃ混ぜになり過ぎてますっ!」


セイヤ「な…なんだってーー!!」


情も好意も一切感じられない。そんなバッサリとした正当な意見を浴びせる妖夢と、頭上から雷が降り注ぐ演出と共にショックを受けるセイヤ。


霊夢「確かに…あんたって物語が進むに連れて段々と色々な設定付け加えられてったわよね」


魔理沙「私達を背負って戦ってるというより、最終的には設定を背負って戦ってた気がするぜ」


更に、追い打ちを掛けるが如く幼馴染から放たれたのは、薄々勘付いていました的な発言であり、セイヤの心をより深く抉る。


セイヤ「何その言い草ぁ!?背負ってないからね!?そんな余計なモン背負った覚え無いからねぇっ!?」


目尻に薄っすらと涙を浮かべながら、セイヤはあくまで設定過多の容疑を否認する。しかし、実際に読者から寄せられた意見にもこういった苦情があるのは事実な訳で、無視をするには余りにも難しい事案である事は間違いない。


さとり「後そのツッコミの仕方。何処ぞのシルバーソウルを意識し過ぎている感が否めないわ」


セイヤ「仕方ねぇだろ!最初からこんな感じなんだからっ!今更どうにもならねぇ事指摘すんなバッキャロー!」


この流れに乗じるように、お次に言葉を発するさとりの意見は、彼云々というよりも作品の根底を否定するかのような意見であり、これには堪らずセイヤも眉間に皺を寄せて言葉を返す。無論、彼女の言っている事に間違いなど微塵もない。


こいし『お姉ちゃんも妖夢先輩も再開されるか不安なのかな?』


フラン「ぷっはぁ!コーラ美味しー!」


その中で唯一、事態の重みを深く捉え切れていないロリっ娘シスターズは、相も変わらず和気藹々とした雰囲気でジュースを口にし、久し振りの再会とあってか談笑に花を咲かせている。


妖夢「他にも修正する所は多々ありますが、概ねこんな感じでしょうね」


セイヤ「人の心抉っといてまだあるのかよ…」


他にも修正箇所が多々ある事を告げ、取り敢えずは主人公たる彼の設定過多について話を戻そうとする妖夢に、セイヤはガクッと項垂れながら溜息を漏らす。


アリス「やっぱり新シリーズって形で再開させるのが1番いいのかな?」


早苗「私は文化祭編を最初からやり直すのを希望します」


今までの作品とは全く別物のシリーズとして再開するというアリスの意見に対し、早苗は未だ途中である文化祭編をリメイクしての再開を希望する。


レミリア「そんなの絶対に認めないわ!私は断固、途中から作品を再開させるのを希望するわ!」


しかしアリスと早苗の意見を真っ向から否定したのは、現在美味しい想いをしている最中であるレミリア・スカーレットだった。


霊夢「それはあんたが出っ放しだからでしょ!?私達の気持ちも少しは考えなさいよ!」


妖夢「自分だけ良い思いをしようなんて、虫が良過ぎます!」


これには当然、周囲の者達はブーイングの嵐をレミリアに浴びせ掛け、満場一致に近い形で彼女の意見は却下される事となる。


レミリア「うーっ!良い思いをして何が悪いのよっ!セイヤは私の旦那様なんだから、私が良い思いをするのは当然でしょう!?」


周囲の剣幕に押されて尻込みすると思いきや、あろう事かレミリアは開き直るような発言を叫び、彼は自分の旦那であると主張した。


さとり「当然な訳無いでしょ?貴女は本当に何も変わらないのね」


久し振りの再会であってもレミリア・スカーレットは変わらない。その事実を突きつけられ、呆れを通り越して逆に尊敬の念を抱くさとりだが、やはり彼女のみが良い思いをするのだけは許せないようだ。


フラン「お姉様だから仕方ないよ。頭はすっごく良いけど学習能力はないんだよねぇ」


レミリア「姉に向かってよくそんな口が利けるわね?フラン」


さとりの言葉に同調する意思を示し、姉に向かって結構無礼な言い回しをするフラン。そして、姉であるレミリアは冷静な態度で酷い事を言う妹をジト目で見詰め、その額には大量の怒りマークを浮かべている。


セイヤ「取り敢えずだ。先ずは再開するならするで一作か二作、クッション材となる作品をミジンコ作者に書いて貰おう」


こいし「クッション材…ですか?」


原因、元い当事者故か周囲の争いをさて置いたセイヤは、自身の案として再開する際に先ずは新たな作品をミジンコ作者に書いて貰い、それをクッション材としようと考えを告げる。


セイヤ「ああ。いきなり作品再開なんてミジンコ作者にはハードランディング過ぎるだろ?だから新規読者確保の為にも、先ずは全く新しい作品を書いて貰うんだよ」


新たな作品をクッション材するその理由。それは糞以下のミジンコ作者に対して設けられた最低限の配慮であり、新規読者確保の為だとセイヤは周囲の者達に訴え掛けるように語った。


セイヤ「つー訳でこの作品が再開された暁には、セイヤの奇妙な冒険がスタートするんでそこん所宜しく」


彼のタッチから雰囲気までが一新され、今にも奇妙な出来事が襲ってきそうな存在に早変わりしたセイヤは、早速次回作の宣伝へと乗り出す。


咲夜「何ですかそのタイトルはっ!」


魔理沙「他所の作品からパクる気満々だぜっ!四方八方から苦情来るのが目に見えてるぜっ!」


何処かで聞き覚えのあるタイトルに異議を唱え、ファンから八つ裂きにされる未来を予感した魔理沙と咲夜は、彼の頭上に浮き出たタイトルロゴを跡形も無く破壊し、事なきを得る。


セイヤ「大丈夫だ、問題ない。安心してドンと構えてろ、魔理ナレフに咲夜ブランドー」


咲夜「勝手に名前を変えないで下さいっ!」


だがそこまでされても尚、他人の作品に手を伸ばし続けるセイヤは、あろう事か彼女達の名前を勝手に改名し、その名前を口にして少女達の反感を買う。


霊夢「ちょっとセイヤっ!」


その時、彼の横暴にとうとう我慢の限界が訪れたのか立ち上がった霊夢は、セイヤに指をさして息を吸い込むと続けてこう言葉にした。


霊夢「私は3部派じゃなくて4部派よっ!!」


魔理沙「いやそういう問題かっ!?」


しかし彼女に訪れた我慢の限界は、どうやら3部を推しているという点だったようで、霊夢は物凄い形相で自分が4部派であると告げ、予想を裏切られた魔理沙は思わず大声で霊夢にツッコミを入れる。


妖夢「結局こうなるんですね…それならば、予てより要望の多かったるろうにみょんみょんを新作として…」


揉めに揉め始めるクッション材作品に、後から参加した妖夢も自らを主人公とする新たな作品を書いて貰おうと意見を出す。


さとり「そうはさせないわ。此処は折衷案でご注文は古明地姉妹ですか?にしましょう」


こいし「やった!遂に私も主要キャラの仲間入りだよっ!」


すると此処ぞと言わんばかりにさとりも自分達姉妹を主役とした作品案を提唱し、遂に主要キャラの仲間に入れると浮かれたこいしも、姉の作品案に賛成の意思を示して場が荒れに荒れる。因みに、この2人の作品タイトルもかなり危なげである。


咲夜「御2人共まだまだですね。時代はメイドを求めているんです…つまりっ!お嬢様と妹様にメイド服を着させ、私とイチャコラする作品が1番PV数を稼げるのですっ!」


そして、スカーレット姉妹を長年愛で続けた十六夜咲夜の欲望という名のベールが剥がれ、彼女は自分とレミリアとフランがメイド服でイチャコラするだけの作品を周囲の者達に提唱し、力強く拳を掲げた。


アリス「それって時代関係ないよね!?自分が美味しい思いしたいだけだよねっ!?ていうかPV数とか言っちゃうのってアリなのっ!?」


無論、時代がどうのPV数がどうのなどは咲夜にとっては二の次で、それを難無く見抜いたアリスはくどい位のツッコミを彼女にかます。


咲夜「アリスだけにアリアリでお願いします」


アリス「ドヤ顔してるとこ悪いけど全然上手くないよっ!?」


結局、彼女はドヤ顔でスカーレット姉妹とイチャコラ出来ればいいと認め、それを認めた際の言い回しに対して再びアリスが彼女にツッコミの言葉を叩き付ける。


魔理沙「まぁ取り敢えずクッション材にするなら全員が活躍出来る作品が望ましいよなぁ」


アリス「そうそう。皆より出番の少ない子が沢山居るんだからさ」


この中で真面な部類に入る魔理沙は、自分中心には考えず他の者達も出演する均等な作品が望ましいと漏らし、アリスもまた常識人である為その案に共感する姿勢を示す。


セイヤ「だったら俺の案が1番だろ。皆でエジプト目指して咲夜ブランドーを退治しようぜ?」


咲夜「ナチュラルに私を敵キャラにするのは止めて下さいっ!」


魔理沙とアリス、2人の要望に1番近いのは自分の案だと主張し、更には咲夜を敵キャラとして起用する事をさり気なく織り交ぜるセイヤ。

当然、咲夜は即座にこの事に意義を唱え、実力行使と言わんばかりに両手にはナイフを構える。


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sasuke204102さんから
2017-10-29 15:38:59

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SS好きの名無しさんから
2017-11-04 09:43:04

sasuke204102さんから
2017-10-29 15:38:51

SS好きの名無しさんから
2017-10-27 18:49:06

このSSへのコメント

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1: SS好きの名無しさん 2017-10-26 22:59:15 ID: Yz8uKoxV

久々に東方で検索かけたら戻って来ただと…!

2: SS好きの名無しさん 2017-10-28 07:09:45 ID: P8h1ZvXP

文化祭の話がスーパー気になります。

3: sasuke204102 2017-10-29 15:38:19 ID: 6KQHa2Iq

久しぶりに最初から読もうと思って調べたら追加されてた!!
\( 'ω')/ヒィヤッハァァァァァァァア!!!

4: SS好きの名無しさん 2017-10-31 23:33:06 ID: KXNMTMSI

咲夜ブランドー?・・・・ブランディー・咲夜!!PADIO (笑)

5: SS好きの名無しさん 2017-11-06 21:45:20 ID: K7mPvQvq

魔理沙がポル〇レフ…だと?
この流れ、セイヤがジョー〇ター家の配置か?w


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