2017-11-13 21:44:00 更新

概要

ロザリーとの会話、カトレアとの伏線回収です。


前書き

あれ、リリーはクールでカッコいいキャラにして真少年と絡ませるつもりだったのに‥


ゴシックは魔法乙女 短編集9




第23話 好き好きロザリー



真少年「と言うわけで市場だよ」


ロザリー「悪魔編第3話じゃないんだ」


真少年「立て続けに5乙女が活躍すると僕がただの賑やかしキャラになっちゃうでしょ?」


ロザリー「元々そうじゃないの?」


真少年「いやいやいやいや、ロザリー、覚醒した僕のパラレルアタック覚えてる?キュンキュンしてたよね」


ロザリー「そんなこともあったわねぇ‥今は見る影もないけど」


真少年「まあ、それを超える乙女ばかりだから‥」


ロザリー「あんた、過去の栄光話ばかりしてたら先が知れるわよ」


真少年「たかが知れてるけどねー」


ロザリー「まぁねぇ‥」


真少年「いやそこは励まそうよ、君のマスターだよ、ロザリー風に言うと『マスター!私のマスター!』だよ」


ロザリー「‥」


真少年「あ、やめて本気で見下すような視線はやめて」


ロザリー「じゃあしっかりしなさい」


真少年「それだよっっ!!!」


ロザリー「?!」ビク


真少年「基本、僕には厳しいんだけど、ちゃんと励ましてくれたり、助けてくれるのがロザリーなんだよ!」


ロザリー「えぇー‥決まってんの?!」


真少年「ロザリー僕の事大好きでしょ?」


ロザリー「は、はぁ?!何言ってんのよあんたっ」


真少年「僕はロザリーのことが大好きだよ」チカヅキ


ロザリー「ちょ、近い近い」


真少年「僕はロザリーのことが大好きだよって言ってるんだよ‥」テヲニギリ


ロザリー「うぁああう‥」ボッ


真少年「と、この様に強気で押せばチョロインな面もある」


ロザリー「‥この野郎ぉ」ギリッ


真少年「正直、まともな話が出来るのは、5乙女ではロザリーが断トツ、いや唯一と言っても間違いではない」


ロザリー「‥」


真少年「僕がアホな事をしたときのツッコミであり、話の回収役やオチ担当でもある」


ロザリー「あんたねぇ‥」


真少年「だから僕はロザリーのことが大好きなんだよ、この世界には絶対必要不可欠なんだ」


ロザリー「あ、え」ボッ


真少年「だからロザリー‥」テヲニギリシメ


ロザリー「な、なによ」


真少年「絶対にプルメリアやカトレアやラナンのようにはならないでくれ、絶対にっ!」


ロザリー「そんな期待をかけられても!」


真少年「ロザリーまでネタに走られたらこの短編集はマッハで崩壊する」


ロザリー「いや、まぁ、ねぇ」


真少年「僕も遊べなくなる」


ロザリー「おい」


真少年「て、言うか、多分心を病んで預かり所に逝くことになる」


ロザリー「行くではなく逝くの表現に切実さが表れてるわね」


真少年「頼んだよロザリー、僕の心のオアシス」


ロザリー「そんな話を聞いた後だと素直に喜べない」


真少年「僕の心の健康ランド」


ロザリー「馬鹿にしてる?」


真少年「してない、とにもかくにもロザリーがいないと困る」


ロザリー「えーでもカトレアとかでも大丈夫でしょ?」


真少年「カトレア?」


ロザリー「そう、なんか結構仲良くやってない?楽しそうにさー、話もまとめそうじゃん」


真少年「ハァ‥‥カトレアとは、少年にハァハァして、僕を膝の上でティロフィナーレさせようとしたり、一人イメージプレイが大好きで、隙あらば僕で性的欲求を満たそうとしたり、更には僕に料理を盛り付けて食欲と性欲を御満悦させようとしたカトレアのこと?」


ロザリー「あらためて羅列すると犯罪的よね‥」


真少年「其奴が話をまとめるとでも?」


ロザリー「まぁ無理‥か」


真少年「でしょ?カトレアとは、カトレアがハァハァと暴走して僕がツッコむパターンだよ」


ロザリー「むー」


真少年「あ、ツッコむってのは言葉のツッコミであって、僕の子マスターを‥」


ロザリー「私はそんな勘違いはしない」


真少年「ですよね、‥ほら、ロザリーだと安心してボケれる、今の会話、カトレアだと悪ノリしてくるよ」


ロザリー「うーん、あんたとカトレアが二人して悪のりするとすぐに18禁になりそうよね、じゃあラナンは?」


真少年「ラナン?」


ロザリー「そうラナン、仲いいじゃん、ラジオ番組とかやってたし」


真少年「ラナンは僕が真面目でも不真面目でもトラウマ発動だよ?唯一の回避ルートは二人してふざけ続けること、でもそうなると終わらない」


ロザリー「うーん、そうなのかなー」


真少年「そうなの、ラナンとの会話ほど言葉を選んでいる会話はないよ‥」


ロザリー「気は使ってるんだ」


真少年「あとラナンを対象としたエロに持っていきにくい、持っていったとしても潰されるか真面目に対応されそう、延びしろがない」


ロザリー「あんた何様?」


真少年「マスター様」


ロザリー「いや、まぁそうなんだけど」


真少年「上様?」


ロザリー「何の領収書切るのよ‥」


真少年「以上の点からラナンはないな」


ロザリー「うーん、ラナンもきついのかなぁ、スフレは‥」


真少年「ロリに何を期待しろと?」


ロザリー「よね」


真少年「あと、ロリと入力した後、ロザリーと入力しようとするとロリと予測変換されて少し微妙な気持ちになる」


ロリ「こういうこと?」


真少年「そうそう、ってノリいいな」


ロザリー「まあ、たまにはね」


真少年「と言うことでロザリー頼むよ」


ロザリー「?、綺麗なお姉さん枠のプルメリアを忘れてない?」


真少年「ラブマックスの度に僕のお尻に指を突き刺す奴に何を期待しろと‥?」


ロザリー「そうね」


真少年「今後悪魔もレギュラー入りしてくるかもだけど、話をまとめるキャラにはならないよ、多分」


ロザリー「分かんないわよー」


真少年「だって今のところ犬猫枠とカトレアの奴隷枠だよ?」


ロザリー「あ、何か先が知れたわ」


真少年「ね、ロザリーの重要性がよく分かるだろ」


ロザリー「納得できるようなできないような‥」


真少年「えー」


ロザリー「‥ま、まぁある意味大切に思ってくれてるのは分かったけど‥その‥私の求めてる大切さとは、違うと言うか‥なんと言うか‥」ゴニョゴニョ


真少年「ラブ?」


ロザリー「!‥何をいきなり言ってんのよっ!‥その‥‥」


真少年「ロザリーの僕に対するツッコミには、僕への愛が土台にあると信じてるけど」


ロザリー「なななっ」


真少年「無かった?」


ロザリー「‥‥‥‥‥‥‥‥無くはない」







第24話 いけない!カトレア先生  


カトレアがリリー相手に無双した後のお話


真少年「ん、んんー‥」


カトレア「!!、気が付きましたか‥?マスター?」


真少年「ふぁ‥ん、カ‥カトレア‥?」


カトレア「はいマスター、カトレアですよ」


真少年「え、あれ‥」


カトレア「どこか痛むところはございませんか?」


真少年「いや、大丈夫‥ここは?」


カトレア「放課後の教室ですよマスター」


真少年「ん?ちょっと待って‥頭を整理させて‥」


カトレア「はい」


真少年「えっと、たしか、悪魔リリーがいて‥」


カトレア「はい、マスターは私を庇ってリリーの攻撃を受けて気を失いました、‥申し訳ありませんでした」


真少年「あれ?何か僕、大笑いしていた気が‥」


カトレア「ああ、マスター、リリーの攻撃で記憶が混乱しているのですね‥」ナミダポロリ


真少年「え?そうなの‥かな‥あっ、リリーはっ?」


カトレア「!‥それも御記憶に無いのですか?」


真少年「あ、うん、記憶が飛んでる」


カトレア「‥あの後、私一人でリリーと戦っていたのですが‥劣勢となり叩き潰されようとした直前、マスターが意識を取り戻されリリーを撃破したのです」


真少年「え、僕が?」


カトレア「はい、とても凛々しいお姿でした」


真少年「いや‥本当に記憶にない‥」


カトレア「マスターと私が舌と舌を絡めることで発動するディープラブマックスのことも‥?」


真少年「それはない」


カトレア「?」


真少年「え、マジで?なにその技、ゴマ乙そんなになっちゃったの?!」


カトレア「私の初めてがマスターで良かった‥」ポッ


真少年「えぇー‥うわっ、本当に僕の口元カトレアの口紅だらけだ‥」


カトレア「まぁ‥ディープキスですから‥仕方のないことかと‥」


真少年「あ、ご、ごめんカトレア‥その、嫌とかそんなんじゃなくて、記憶がないからびっくりしちゃって‥」


カトレア「分かっておりますマスター」ニコリ


真少年「そうか‥(カトレアのファーストキスか‥今更って感じだけど)」


カトレア「‥はい(寝ているマスターをチュパチュパしたのは私だけの秘密です)」




真少年「で、何故放課後の教室?」


カトレア「?」


真少年「いや、リリーとの対決の場から何故放課後の教室に移動してるの?」


カトレア「マスターが誰もいない所で話を詰めたいとおっしゃってましたから‥」


真少年「首輪の話?!」


カトレア「はいっ、マスター」


真少年「とてもいい笑顔だ!」


カトレア「これを‥」ジャラリ


真少年「首輪と鎖だ‥」


カトレア「ええ、首輪と鎖ですマスター」


真少年「って、これファッション的な首輪じゃなくって、マジで犬用のやつじゃん!!」


カトレア「そちらの方がより恥辱感が増すかと‥」


真少年「真剣に考えてる!」


カトレア「プレイ用がよろしかったですか?しかしあれは首輪の内側に柔らかな当て布があったり、無駄な装飾が施されていたりとプレイ臭が‥」


真少年「楽しそうに一人でイメージプレイごっこしてたよね?!」


カトレア「失礼します」スルスルパサッ


真少年「ちょっ!なっ、カトレア?!何で服を脱ぐのっ!」


カトレア「お約束しましたから」


真少年「‥‥」エー


カトレア「‥‥」プチプチ スッスッ


真少年「‥‥」ワー


カトレア「はい、お待たせしました【女教師カトレア】」


真少年「‥‥‥わーい着替え完了ー、‥何か違う」


カトレア「さぁ、今こそ真のプロフィールストーリー【居残り授業】を」


真少年「待って待って、話が急すぎる」


カトレア「決まっていた話では?」


真少年「いや、あれはあそこで終わる話だよ?中オチみたいなもんだよ?」


カトレア「そのオチで私が落ちるのですね」


真少年「上手くないよ!」


カトレア「大丈夫ですマスター、私はマスターに技巧は求めておりません‥マスターの恥じらいと必死さがあれば私は昇天です‥」


真少年「僕のテクニックが上手くないと言ったんじゃない!自信はないけど!」


カトレア「ふふ、さぁマスター、女教師カトレアと首輪と鎖です、さぁさぁマスター」(;´Д`)ハァハァ


真少年「おちつけ」ペチ


カトレア「(;´Д`)ハァハァ居残り授業ですよハァハァ」


真少年「元に戻らないっ!?」


カトレア「(;´Д`)ハァハァ」メガコワイー






真少年「あれ?【首輪と鎖に繋がれた生徒真少年】」


カトレア「?【鎖を持つ女教師カトレア】」


真少年「ちょっと待て、何で僕が首輪を巻かれて鎖に繋がれてる?」


カトレア「?」


真少年「お互い認識に違いがあるようだな」


カトレア「これがデフォでは?」


真少年「いやいやいや、無いとは言わないけど、逆だよね」


カトレア「そうでしょうか?」


真少年「えー、だってカトレア、僕に脅されてエロエロされる一人イメージプレイごっこしてたじゃん」


カトレア「あれは二人の子供が結婚して家を出て完結しました」


真少年「無駄に長いな」


カトレア「今は逆パターンのエロ躾(しつけ☆)プレイに夢中です」


真少年「まて、いきなりそれは心が歪んでる、そんな属性になりたくない」


カトレア「マスター、一歩踏み出す勇気です」


真少年「踏み抜いてるよ!」


カトレア「こら、マスター君、授業中先生の胸とお尻ばかり見てたわね、いけない子」


真少年「いきなり始めやがった、ノらないよ‥?」


カトレア「マスター君、昨日あんなに甘えさせてあげたのにもう我慢できなくなったの?」


真少年「ノらないって」


カトレア「ふふ、マスター君は先生の胸やお尻を見てどこを大きくしたの?見せてみなさい」


真少年「あれ‥?楽しい‥?のか‥?」


カトレア「本当にマスター君はダメな子ね、罰として居残り授業よ」


真少年「カ、カトレアせんせ‥‥」



ロッカー「ガコンッ」



真少年「‥‥ねぇ」


カトレア「はい」


真少年「‥何を仕込んでる?ロッカーに誰が入ってるの?」


カトレア「‥いえ、特に何も‥麻雀部部長と雑用係では?」


真少年「それは違う話だ、‥黒パンストが秀逸だった」


カトレア「まことに」


真少年「で、誰が隠れてる?」


カトレア「誰もいませんが‥?」


真少年「とにかく開けるぞ」ガチャ



ロッカー「正座するリリー」フヒューフヒュー



真少年「カトレア」


カトレア「はい」


リリー「ーーーー」フヒューフヒュー


真少年「まず教えてくれ、何故リリーは目隠しをされている?」


カトレア「誤ってマスターの御尊顔を見ないようにです」


真少年「意味が分からないよ?!」


カトレア「視線があったりすればリリーの目を抉り潰します‥‥」


リリー「ーーーー」フヒューフヒュー


真少年「怖い!‥このギャグボールの猿轡を噛ましてるのは?」


カトレア「マスターがリリーの駄洒落をお気に入りでしたので‥‥気に食わないと思い‥」


真少年「素直だな、おい」


カトレア「道具が揃いませんので舌はまだ抜いておりません」


リリー「ーーーー」フヒューフヒュー


真少年「抜いちゃ駄目だよ!!手が後ろで縛られてるのは?」


カトレア「マスターに攻撃しました故‥まだ両手は落としておりません」


真少年「落としちゃ駄目!!」


カトレア「‥はい」


リリー「ーーーー」フヒューフヒュー


真少年「おでこの【雌豚悪魔】って書かれてるは‥」


カトレア「雌豚悪魔故に‥」


真少年「えー」


カトレア「何かご不満でもありましたかマスター‥?」


真少年「ロッカーには誰もいないって‥」


カトレア「リリーは物のようなものですから‥」


リリー「ーーーー」フヒューフヒュー


真少年「生き物だよ?!えっ、なに、持って来ちゃったの?」


カトレア「はい、リリーが私に仕え共に戦うと言いますので‥」


真少年「じゃあちゃんと扱おうよ!!」


カトレア「マスターお優しい‥!」


真少年「えー」


カトレア「では、リリーのことも一件落着しましたので続きを‥」ロッカーシメッ パタン


真少年「おい」


カトレア「はい」


真少年「首輪を付けられて女教師に躾プレイされ、そこに緊縛された女の子って、高度すぎるだろっ!!」


カトレア「でしょうか?」


真少年「でしょうよ!」


カトレア「はい」


真少年「まったく‥とにかくリリーの緊縛を解くぞ、流石に可哀想だよ」


カトレア「分かりました」ロッカーアケ



真少年「うわぁ、よだれだらけ‥ひもの痕もついちゃってるじゃん‥」ハズシハズシ


カトレア「綺麗‥」


真少年「やめろ、これ以上属性を増やすな」


カトレア「はい」ハズシハズシ


リリー「ハァーッハァーッ」


真少年「大丈夫?」


リリー「‥カトレア女王様ぁっリリーはっ、リリーは躾られて女王様の愛を知りましたっ!」


真少年「あ、こいつポンコツだ」










後書き

読んで下さってありがとうございました。リリーは駆け抜けます!


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