2017-11-28 18:35:45 更新

概要

いつも真面目な霧島だが、たまには1人の女性として見てもらいたいらしく・・・


前書き

注:超短編です。


「今日の任務資料はこちらです・・・後は今日の作戦ですが・・・」


秘書艦の仕事は忙しい・・・霧島は提督の補佐を欠かさず行う。


「見事だ霧島! 流石は艦隊の頭脳だな! この調子でこれからも補佐を頼むぞ!」


「はい! お任せください!」


霧島は元気よく返事をした。


・・・・・・


「はぁ~・・・」


霧島の口から大きなため息が出る。


「確かに頼って下さるのは嬉しいのですが・・・」


霧島はぼそっと呟く。


「何と言うのですか・・・私をこう、艦娘ではなく・・・1人の女性として扱って欲しいものです。」


いつも秘書艦に従事し、提督を支えていた霧島。 他の鎮守府のように執務中に執務以外の行為や、


違う部屋に隠れての愛の交わし等を一切やった事が無い・・・


「それは・・・確かに、執務中に破廉恥な事をするのはどうかと思いますが・・・」


霧島は悩んで、


「でも・・・たまには・・・それもアリですかなぁ・・・って思うのですが・・・」


普段真面目でつかみどころがない霧島だが、やはり女性・・・イチャイチャの1つや2つをやってみたいようだ。


「でも・・・司令が根が真面目ですからね・・・さて、どうしたものか。」


霧島が考えていると横から、


「どうしたんですか、霧島さん?」


村雨だった。


「きゃっ!? ・・・あら、村雨さん。」


「・・・どうしたんですか? そんな乙女みたいな叫び声しちゃって・・・」


「・・・・・・」


「悩みでもあるんですか? 良ければこの村雨、相談に乗りますが・・・」


「・・・・・・」


霧島は悩んだ末、村雨に悩みを打ち明けた。


・・・・・・


「なるほど~、提督に艦娘としてではなく女として見て欲しいと。」


「ええ・・・でも、イメージが崩れて軽蔑されるのが嫌で・・・」


「そんなことないですよ、提督はきっと喜ぶと思いますよ!」


「そ、そうですかね。」


「はい♪ 霧島さんの新しい一面が見られて喜ぶかもしれませんよ!」


「・・・・・・」



新しい一面・・・なるほど・・・普段と違う行動をすればいいのね。



「よし、ではこの霧島・・・司令にアタックしてみます!」


「そうです、その意気ですよ!」


霧島はやる気満々であるが・・・


「具体的には、一体何をしたらいいのでしょう?」


そこでまた壁が立ちはだかる、


「そうですね~・・・」


村雨が少し考えて、


「例えば・・・語尾を付けてみるのはどうですか?」


「語尾・・・ですか?」


霧島は首を傾げる。


「夕立みたいに「っぽい」っと何か付け加えるのはどうでしょう?」


「いやいやいや・・・それは流石に恥ずかしいわ!」


「え~・・・でも霧島さんが語尾付けたら何か可愛いかもです。」


「・・・私が可愛い?」


「はい♪」


悩む霧島・・・


「わかりました・・・参考にしてみます・・・後は何をすれば?」


「そうですね・・・」


村雨は再び考え、


「甘え言葉を言ってみるとか・・・」


「甘え言葉ですか?」


「はい、例えば・・・「提督、私今日は夜が寂しいのぉ、一緒に寝てくれませんかぁ?」とかとか♡」


「・・・・・・」


「無理!!」と思った霧島。


「他の案は無いですか?」


「却下ですか・・・つまんないです・・・後は・・・」


村雨は必死に考え、


「思いつきませんね・・・男を堕とすならこの2つがお勧めなのですが・・・」


「・・・・・・」


また霧島は悩む。


「それじゃあ頑張って下さい・・・村雨は陰で応援してますから♡」


そう言って、村雨はその場から去った。


・・・・・・


「語尾を付ける・・・甘え言葉ねぇ・・・」


今まで言った事が無い霧島にとってはこれ以上の難題は無かった。


「夕立さんみたいに「っぽい」かぁ・・・後は甘え言葉・・・う~ん・・・どうしましょう・・・」


霧島は休憩中にいつも読んでいる女性雑誌に目を向ける。


「なになに・・・甘え言葉の一例・・・と。 ふむふむ・・・」


霧島は読んでいき・・・


「これは・・・私には厳しいかな・・・この言葉なら・・・司令と2人でいる時なら・・・可能かもしれません。」


霧島は色々参考にして・・・


「後は・・・語尾ですね・・・なになに・・・男は猫語でときめく事もある・・・なるほど、参考になりました!」


霧島は納得したようで、


「よし! 実行は今夜の執務作業が終わった直後! 司令に甘えて見せます!」


霧島は作戦を立てた。


・・・・・・

・・・



「以上が明日向かう海域の敵部隊の情報です。」


「ふむ・・・敵部隊も空母や戦艦と火力編成で襲来か・・・明日の戦闘は激戦となる、皆気締めて取り掛かるように伝えろ!」


「了解しました、司令!」


夜になっても忙しい・・・霧島は付きっきりで提督の補佐を行う。


・・・・・・


「23時・・・今日の秘書艦は終了します、司令・・・ご苦労様です!」


「ああ、毎日悪いな! 明日も秘書艦をよろしく頼むぞ!」


「はい、司令!」


「明日も早い! 今日は部屋に戻って体を休ませろ。」


「はい! ・・・あの、司令!」


「? どうした霧島?」


「・・・・・・」


霧島の作戦が決行されようとしていた。


「あの・・・司令・・・その・・・」


「・・・・・・」


提督は首を傾げ、


「・・・・・・」


霧島は大きな深呼吸をして・・・言った。



司令ぃ~ん・・・今夜は一緒にぃ~夜戦してくださいませんかにゃあ~♪



「・・・・・・」


「・・・・・・」


執務室内の時間が一瞬止まり・・・


「あ、あ・・・あの、司令(恥)」


「霧島・・・お前・・・今何と?」


「ご、ご、ご、ごめんなさい! 申し訳ありませんでした! 忘れてください!」


顔から火が出る程熱くなり、執務室から出ようとした霧島。


「おい、霧島! 待て!」


提督に呼ばれて、立ちすくむ霧島・・・


「お前・・・」


「・・・・・・」



流石に引かれてしまったかな・・・私的には上手く行ったと思ったのですが・・・ああ、恥ずかしい!!



「お前も・・・可愛いこと言うんだなw」


「ほえっ!?」


「わかったよ、今夜夜戦な・・・時間があるから入浴でもしてこい。」


「は、はい・・・では・・・」


そう言って、霧島は執務室から出た。


・・・・・・


入浴後、再び執務室へ・・・


その後、滅茶苦茶夜戦したwww


・・・・・・


翌日、


「おはようございます、司令!」


「ああ、おはよう。」


「今日も1日頑張って行きましょう!」


今日も忙しい・・・霧島は頑張って補佐をする。


「・・・霧島。」


「はい、何でしょう?」


「昨日言った言葉・・・もう一度言ってみてよw」


「!? いやいやいや、無理です! 忘れてください!」


「そんなこと言わずにさぁ・・・ほら、もう一回!」


「嫌です、許してください! 恥ずかしいんですよぉ!」


提督からの必死のお願いに、また言った霧島・・・


「し、司令ぃ~・・・こ、今夜は・・・い、一緒にぃ・・・夜戦してくださいませんか・・・」


「・・・くださいませんか?」


「・・・く、くださいませんかにゃあ~。」


提督は「うん、うん」と呟き、


「霧島にも、乙女な一面があったんだな・・・いいことだ。」


提督は満足げだ。


「・・・・・・」


当の霧島は、早朝から顔から火が出る程恥ずかしかったのは言うまでもない。










「提督に構ってもらいたい霧島」 終










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SS好きの名無しさんから
2018-11-05 12:53:23

SS好きの名無しさんから
2017-11-28 23:11:52

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