2018-01-13 11:01:16 更新

ある日、扶桑達は提督に呼ばれて執務室へ来た。主に西村艦隊の面々だ。

山城「一体何の呼び出しでしょうね、姉様…」

扶桑「何かの作戦かしら…」

山城「嫌な予感がします…」


提督が入って来る。

提督「突然集まってもらってすまない。今日はとある作戦について極秘に伝えておきたいことがあって集まってもらった」

扶桑「極秘の…?」

提督「ああ。君たちにはレイテ方面へと向かってもらう」

山城「…」

扶桑「それで…?」

提督「敵艦を発見し次第攻撃し


沈んでもらう」


山城「は…?」

扶桑「て…提督?聞き間違いでしたらごめんなさい…今何と…?」

提督「君たちはレイテで敵を攻撃し沈め、と言ったんだ」

山城「ふ…ふざけないでください!私たちに死ねと⁉︎」

提督「…連絡は以上だ。このことは極秘。出撃は明日。各自準備しておくように」

さっさと執務室を出て行ってしまう。

山城「ま…待ちなさい!」

追いかけようとする山城を扶桑が止める。

山城「姉様…!?」

扶桑「落ち着きなさい山城。きっと提督にも考えがあるのでしょう…」

山城「ですが…!」

扶桑「戻るわよ山城。準備もしなきゃいけないわ」

山城「っ…わかりました姉様…」

満潮「いったいどうなってんのよ…」

時雨「わかんない…」

各々部屋に戻っていく。


扶桑型の部屋

扶桑「あのようなことをおっしゃる方ではないのに…」

山城「今までのが演技だったのですよ!そうに違いないわ…」

扶桑「そんなはずは…」

山城「そうでなければ説明できません…!」

扶桑「嘘よ…そんなはずはないわ…私は提督を信じる…」

山城「姉様…」


時雨「離れ離れは嫌…」

満潮「私だって嫌よ!」


最上「…」


そして当日…

扶桑「はぁ…」

山城「…」

時雨「提督は来てないみたいだね…」

満潮「…」

そして出撃へ

明石「行ってらっしゃいです~」

扶桑「ありがとう」


扶桑「行くわよ…皆…!準備はいいわね」

山城「ええ…万全です…!」


出撃


提督「行ってしまったか…」


扶桑たちはしばらく順調に出撃していた。

しかし…


扶桑「敵発見!この数は…多すぎるわ…!?」

扶桑たちの眼前には数十に上る敵艦が広がっている。

山城「な…予定と違うじゃない…!」

時雨「どうするの…?」

扶桑「…戦うしかないわ」

山城「姉様がそうおっしゃるのならば…」

満潮「やるしかないわね」

時雨「皆で…生きて帰ろう」

扶桑「ええ…!」


扶桑「総員…!攻撃開始!!!!」


扶桑山城の主砲がまず火を噴いた。

山城「当たって…!」

射程距離に優れるのは扶桑たちなので先制攻撃を取れた。

そして、数秒したところで着弾をする。

扶桑「直撃したわ!」

山城「敵艦2撃沈!」


扶桑「もう少し先鋒を削ってから一気に突撃するわよ!」

山城「わかりました姉様!」

ほかの娘達「了解!」


次々に扶桑達の砲が火を噴く。

そして数分して敵先鋒が崩れかかった頃…


山城「姉様!だいぶ削れました!!」

扶桑「わかったわ!行くわよ皆!」


扶桑「突撃!」

一気に近づいて、時雨たちが魚雷を発射する。

と同時に最上たちの主砲も火を噴く。

当然近づいたため敵からの砲撃も少しずつ命中していく。


満潮「魚雷命中したわ!!三隻撃沈!!」

最上「敵戦艦1炎上したよ!」


しかし、彼女たちの奮戦むなしくあまりにも多い敵艦に徐々に被害が増えていった。

扶桑(皆疲れが出てきたわね…)

既に山雲、満潮、朝雲、最上は中破。扶桑と山城はもはや大破寸前。

無傷に近いのは時雨のみだった。


扶桑「敵に囲まれて…逃げられるとしたら一人だけね…」

砲撃しながらつぶやく。

山城「私は姉様とご一緒します」

最上「もちろん僕も一緒にいるよ」

満潮「私だって…!」

時雨「僕もみんなと…」

扶桑「いいえ。時雨。あなたは撤退しなさい」

時雨「い…嫌だよ!皆を見捨てるなんて!」

扶桑「あなただけなら逃げられるわ。皆で敵をひきつけるからあなただけでも生きて…!」

時雨「扶桑…」

山城「行きなさい時雨!」

時雨「っ…」

最上「そろそろ行かないと撤退できなくなるよ!」

満潮たちはすでに最後の力を振り絞って敵艦と至近距離で交戦している。


ほんの数刻迷うが…

時雨「…わかったよ…」

扶桑「元気でね、時雨…」

時雨「うん…さよなら…」

時雨は一気に敵中突破で撤退を開始する。

それを妨害しようとする敵艦を山城たちの砲撃が沈めていく。


そして時雨が敵を突破して見えなくなった頃。

扶桑「時雨は…行ったわね」

山城「ええ…姉様」

扶桑「私達は一隻でも多く沈めることに…」

超々遠距離から砲撃が飛んできて目の前の敵艦を沈める。

扶桑「何?!なぜ沈んだの…?」


突破してからしばらく最高速度で進んでいた時雨。

時雨「みんな…」

もう砲撃音も何も聞こえない距離まで来ている。

時雨「早く戻って援軍を出してもらわなきゃ…」


昼夜問わず移動し続けて鎮守府に着く。

もうそのころには疲労困憊であったが急いで提督の元へ向かった。


時雨「提督!!」

執務室の扉を叩く。

提督「時雨か。入れ」

時雨「提督!今すぐ援軍を出して扶桑達を助けて!」

提督「出撃ご苦労だった。休んでいいぞ」

時雨「提督!どうして…!」

提督「援軍は出せない。以上だ」

時雨「扶桑達が必死で戦ってるんだよ!このままじゃみんないなくなっちゃう…!」

提督「すまないが、何もできない」

時雨「っ…わかったよ提督…」


執務室から出ていくときに

時雨「提督には失望したよ…お邪魔ししました」


提督も時雨と話している間口調とは違って援軍を出したい気持ちが強かった。



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4件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2017-12-25 21:52:21 ID: ByniFYGQ

続きはよ

2: こけこっこ 2018-01-08 20:15:23 ID: EfGlafel

ごめんなさい!
年末にかけて行事が重なっていたのであまり更新できませんでした!

これから更新するのでお待ちください!
コメントありがとうございます!

3: SS好きの名無しさん 2018-01-09 19:05:17 ID: 0SAGpZnx

頑張ってください、このSS面白いです

4: こけこっこ 2018-01-09 22:01:46 ID: Xr1lQ7NP

コメントありがとうございます!

面白いと言っていただいて嬉しいです!
これからも頑張ります!


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