2017-12-10 21:17:57 更新

概要

艦娘が母親の提督のお話し


病院に産声が響く。


赤子を抱いているのは黒髪の美しい若い娘だ。

落ち着いたころに、夫が様子を見に来る。

赤城「提督っ…!」

提督「赤城…よく頑張ってくれたな…!」

赤城「ええ…♪見てくださいこのかわいらしい娘…」

提督「赤城似で凛々しい娘になるといいな…!」

赤城「提督似でしっかりした娘になってほしいです」

窓の外の満開の桜を見る。

赤城(そういえば…提督と出会ったのも桜が満開のころだったわね…)


提督(新しい娘が着任したらしいが…どんな娘なんだろうか…)

コンコン

提督「入ってくれ」

ガチャ

赤城「初めまして提督。航空母艦赤城です。よろしくお願いします」

提督(か…可愛いな…)

赤城「提督…?」きょとん

提督「あ…ああ。よろしく頼む」


一か月たったころ。

赤城「秘書艦…ですか?」

提督「ああ。今日から秘書艦を頼みたい」

赤城「私でいいんですか…?」

提督「もちろんだ」

赤城「…わかりました。頑張りますね」


ある日の夜

提督「多いな執務…」

赤城「ですね…」うつらうつら

提督「ただもう少しで終わりそうでよかった。赤城のおかげだな」

赤城「…」すやすや

提督「おや…疲れたのか…当然だな。もう終わるし私が片付けよう」

そっと赤城に毛布を掛ける。

数時間後

赤城「ん…私…寝てた…?」

ゆっくりと身を起こすと隣には提督が机に突っ伏して眠っていた。

赤城「あらら…かわいい…じゃなくて風邪ひいちゃうからなんか被せないと…」

そこでかけられていた毛布に気がつく。

赤城「あら…これ…。ふふっ ありがとうございます提督…」

そっと提督に掛け直す。


またまたある日

提督「そろそろ帰って来る頃だろうか…」

そわそわしている。

コンコン

提督「入ってくれ!」

赤城「ただいま戻りました。提督」

ススだらけで怪我もしている。

提督「怪我してるじゃないか!早く入渠してこなきゃ!」

赤城「ご心配には及びません。そこまで深くないので…」

提督「そういうことじゃなくて…!いいから早く入渠してきて!怪我治して!」

赤城「わかりました…ありがとうございます」

赤城が入渠へ向かう。


提督「赤城さん経験値もうちょっと…で99…」


暫くして赤城が入渠から戻ってくる。

提督「おかえり」

赤城「ありがとうございます提督」

提督「そういえば…赤城さんもう少しで練度最大になる…ね」

赤城「そういえば…そうですね」

提督「すごいね…赤城さん」

赤城「提督のおかげですよ。提督がいるから…みなさんがいるからここまでこれたんです」


またある日

赤城「大本営からお手紙が届いていますよ提督」

提督「ん?なんだろう」受け取ってガサゴソ

書面にはこう書いてある。

簡単に言うと

『練度が最大となったものと強い絆を結ぶことができる。疑似的に結婚という形をとる』

提督「なるほど…へぇ…」

赤城「何が書いてあったのですか?」

提督「んー…もう少し秘密!」

赤城「もう…わかりました」


提督(99になったら言おう…!)


そして

とある海域にて

加賀「敵艦隊撃滅を確認。勝利です」艦載機からの通信を聞く。

赤城「やりましたね加賀さん!」

加賀「ええ。今回もうまくいきました」

金剛「お疲れさまネ~!」

利根「さあ早く帰投するのじゃ!」

赤城「ええ。そうしましょう」


帰投中

鈴谷「そういえば赤城さん今の戦闘で練度最大になったんじゃないですかー?」

赤城「そういえば…そうですね」

鈴谷「おめでとうございま~す!」

加賀「おめでとうございます…!」

赤城「ありがとうございます」


全員無事に母港へ帰投する。

赤城「私先に報告に行ってきますね」

鈴谷「は~い!」

加賀「よろしくお願いします」


赤城(練度最大になったこと言ったら提督褒めてくれるかしら…だといいなぁ♪)

執務室の前に来るが改めて練度最大になったことを思い、一つの区切りになったのでで少し緊張してしまう。

コンコン

提督「入ってくれ」

ガチャ

赤城「失礼します…」

提督「作戦お疲れさま赤城さん」

赤城「ありがとうございます」

提督「ついに練度最大になったんだね…」

赤城「ええ…!みなさんのおかげで…ここまで来れました…」

提督「おめでとう…赤城さん!」

赤城「提督…ありがとうございます!」

提督(よし…渡すぞ!)

提督「あの、赤城さん!」

赤城「はい?」

提督「言いたいことがあるんだけどいいかな…」

赤城「もちろんです」

提督「今まで一緒にいて私を支えてくれてありがとう。いっつも凛々しくて優しい赤城さんを見てて思った。


好きだよ赤城さん。結婚してほしい!」

そう言って指輪の入った箱を開けてこちらに見せる。

赤城「て…提督?!結婚!?」いきなりのことで混乱し、赤面している。

提督「うん。結婚してほしい」

赤城「わ…私なんかでいいんですか…?!」

提督「赤城さんがいいの!日常で見てる赤城さんすべてが好きなの!」

赤城「提督…ありがとうございます…!」


赤城「これからよろしくお願いします…!!」目に涙を少し浮かべながら笑顔で答える。


その日のうちに鎮守府内にこのことは伝わった。

加賀「赤城さん…おめでとう…!」

赤城「加賀さんありがとう…!」


隼鷹「提督やるじゃ~ん!おめでとさん!」

提督「あぁ…ありがとな!」


甘味処では

間宮「赤城さんおめでとうございます!めでたいので特盛にしておきますね!」

特盛あんみつドン

赤城「間宮さん…!ありがとうございます!!!!」


明石「それで提督結婚式いつにしますー?」

提督「そーだなぁ…いつがいいだろうか」

明石「んー…この日なんていかがでしょう」

提督「確かにその日なら予定が合いそうだ」

明石「じゃあこれで企画しますね」

提督「頼む」


結婚式当日

加賀「とても綺麗ですよ…赤城さん」

赤城「ありがとうございます…加賀さん」


そして提督と強い絆を結んだ。


赤城(ケッコンした後少ししてこの子を授かったのよね…)


青葉「号外です号外です!赤城さんが提督との子を身籠ったそうです!!!」

鎮守府内が騒然となる。


赤城「やりました・・・提督!私たちの子供です…!」

提督「やったな…!大切に育てよう」

赤城「ええ!」



提督「どうした赤城?ぼーっとして」

赤城「ああいえ提督。提督と出会ったときのことを思い出してて…」

提督「なるほどな。そういえばあの時も桜満開だったな」

赤城「ええ・・・きれいですね」

提督「うんうん」

赤城「そういえばこの子の名前はどうします?」

提督「一応いくつか候補はあるんだが…」

赤城「教えてください!」

提督「緋城…なんてどうだろうか」

赤城「緋城…いい名前だと思います!」

提督「じゃあこの子は緋城で決定だな」

赤城「はいっ!」


数日して

提督「そうだ。写真とってもいいか?」

赤城「もちろんです!」緋城を抱いて。


パシャッ


満開の桜をバックに二人の写真を撮った。


赤城「元気な子に…育ってね」


提督「そういえば…先に必要になりそうな物買っておくか」

赤城「よろしくお願いしますね提督」

提督「任せてくれ!」


さらに数日後

赤城が退院して鎮守府に戻ってくる。

赤城「ただいま帰りました」

提督「赤城おかえり!」

加賀「赤城さんおかえりなさい」

赤城「提督、加賀さん、ありがとう」

加賀「可愛い赤ちゃんですすね」

赤城「でしょう?今度加賀さんにも抱っこさせてあげますね」

加賀「ありがとうね」


こうして、提督と赤城の赤ちゃんは鎮守府で大切に大切に育てられた。

皆が皆この赤ちゃんを可愛がっていた。

そして数年の月日がたった。


緋城「ままー!」

赤城「なーにー緋城?」

緋城「だっこ!」

赤城「だっこね。よいしょ」緋城をだっこする。

緋城「わーい!」


加賀「緋城ちゃんはあまえんぼですね」微笑む

赤城「そこが可愛いんですよ~」

緋城「あー!加賀ねーたん!」


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2017-11-27 22:41:52

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2017-11-19 09:31:36

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