2017-12-03 00:22:03 更新

概要

艦これ×アズレンになる予定ですが、艦これ要素は弱くどちらかといえばアズレン要素が強くなると思われます
指揮官と仲間たちのラブコメになる予定です。 地の文ありです


前書き

記憶喪失の指揮官とアズールレーン陣営の仲間たちとのシリアス系ラブコメ学園物語にできるように頑張ります。
頭の中でこんな話を書きたいと構図はあるのですが文才がないので拙い文章になるのはお許し下さい。


 まるで夜空がそのまま堕ちてきたような暗く、どこまでも続くような海の中であの時僕は大切な誰かの手を掴むために手を伸ばした。

遠くで僕を案ずる声が聞こえた気がする。それが誰のものだったのか僕は思い出せない。

あの時僕は誰の手を掴みたかったのか、掴めたのか、それとも掴めなかったのか、それも今の僕には思い出せない。

自分が何者であったのか、全てが波に攫われてしまったが如く僕の記憶には何も残っていなかった。

 僕は空っぽだ、それこそ夜空が海に堕ちてしまったというなら空にあるであろう虚空のように人が自我を形成するためのなにかが

今の僕には欠落しているように思えた。

 それでも僕は海の上にいる。

ラフィー「指揮官、敵みつけた」

指揮官「ありがとうラフィー。レパルス、ロングアイランド、準備はできてるかな?」

レパルス「もっちろん、いつでも始められるよ」

ロングアイランド「ロングアイランドさんもー、やれと言われたらやれるよー」

指揮官「よし、全艦撃ち方はじめ」 


 それでも僕は海の上にいる、彼女たちの指揮官として。

華奢な身体には似合わない鉄の砲塔を纏った彼女たちの背中を見ていると何かを思い出せそうだったから。


レパルス「今日も快勝だったねー」

ロングアイランド「ロングアイランドさんつかれたー、指揮官さんーどうしてまっすぐ学園に帰らないのさー」


彼女が口にした学園とは所謂僕たちの母港としているところだ。名義上は学園と呼ばれてはいるがその本質は学生たちが通う

それとは大きく異なっていた。


指揮官「戦果の報告して帰らないとみんなにご飯を買ってあげられなくなっちゃうから、先に帰っていてくれて大丈夫だよ」

ラフィー「指揮官、そしたらまた迷子になる」

指揮官「さすがにもう大丈夫だよ。自信はないけど」

ロングアイランド「ロングアイランドさん閃いた、みんなで帰って報告書を提出すればいいのだー、ロングアイランドさんあったまいいー」

指揮官「普通はそれでいいんだろうけど、僕まだ信用されてないみたいだから。ちゃんと顔出さないとなんだ」


僕の言葉にロングアイランドが言葉を詰まらせてしまう。そういった思惑でいった言葉ではなかったのだが気を使わせてしまったらしい

こんなときはどんな言葉で場の空気の和ませるべきかと僕が気の利いた言葉を考えていると後ろから声をかけられる。


「騒がしいと思ったら、あなた達だったか」

指揮官「申し訳ございませんエンタープライズ閣下」

エンプラ「閣下はいらないとこの間も言ったはずだ。この間の戦いで私がを指揮して勝利したからみんなが面白がって呼んでいるだけだ」


恥かしそうに答えた彼女はエンタープライズ、僕が所属するアズールレーンの中でもトップクラスの実力の持ち主で、

少し理屈的なところはあるものの実力は身分関係無く接する物腰で誰からも慕われる存在だ


エンプラ「その様子だとまた勝利したみたいだな、あなたこそ閣下と呼ばれる日は近いのではないか?」

指揮官「そんな、恐れ多い。こうして牢から出していただいて居場所がもらえるだけありがたいことです」

エンプラ「その節は本当に申し訳なかった。こうして重桜と争っているときに良く似た格好をしたあなたが流れ着いていたものだから

     こちらとしても警戒せざる得なかったのだ」


彼女が言ったとおり、僕は数週間ほど前にこの辺りの海岸に流れ着いているところを話しに飽きてしまったのか服の袖をぐいぐいと引っ張ってきているラフィーに発見された。そこからは牢に入れられたりスパイかなにかを疑われ拷問さえされかけたのだが最悪の事態は回避しこうして監視という名目で指揮官をやらせてもらえている現状は幸運と呼ぶにふさわしいものだと思う。


エンプラ「戦果の報告は私がやっておこう、それよりも今度そちらにロイヤル陣営から一人配属されてくるようだ」

指揮官「ロイヤル陣営?」

レパルス「ひどい指揮官、私達のことだよ!エンタープライズさん、その人って私の知り合い?」

エンプラ「知り合いかどうかはわからないが私達ユニオン陣営以上に指揮官という存在そのものに疑問の念を抱いている彼女たちが

     わざわざ配属を申し出てきたくらいなのだから下手な人選はしていないとは思うが」

指揮官「やはり監視、ないしなんらかの思惑はあると」

エンプラ「あなたには申し訳ないがそうだろうな。自分のことだけでも大変だとは思うが許して欲しい」

指揮官「許すも何も僕がこのアズールレーンの中で異端な存在であることは事実ですから」


先ほど少し説明されたように基本的に争っている重桜にもアズールレーンにも指揮官と呼ばれる地位の者は極少数しかいない。

なぜならば指揮される彼女達自身がその場で臨機応変に対応をしたほうが有利に運ぶことが多いからである。

またエンタープライズのように指揮官としてすぐれた才能を持つ者も多く、戦闘そのものには参加できない生身の指揮官は人並みではない

才能を持つエリートか話題に上がったロイヤル陣営の中の格式高い家柄の者のみで構成されていた。

そんな中に突然何処の馬の骨かもわからない記憶喪失の男が一人増えたのである。贅沢を言える立場ではないがお世辞にも居心地は良くはなかった。


ロングアイランド「指揮官さん、用事はすんだんだからかえろー」

指揮官「すみません、それでは自分はこれで」

エンプラ「引き止めてすまなかったな、いつかあなたの指揮下で戦ってみたいものだ」

指揮官「私がエンタープライズさんを指揮できるような立場になる頃にはきっと平和な世の中になっていますよ」


 僕の言葉に彼女は違いないと短く年相応の笑みを浮かべて短く答えた。


 学園への帰路の途中ふと空を見上げると澄んだ空気のせいかそれとも季節相応の刺すような寒さの仕業か星が良く見えた。

よくこんな時期に海を漂い生きていたものだと我ながら自分の幸運を称えたくなる。僕が手を伸ばした人物は命を危険にさらしてまでも助けたい人だったのだろうか。

 身の引き締まる寒さに思考も少し冴えるような気がしたがやはりというか当然というべきかめぼしい事はなにひとつ思い出せなかった。

どんな顔をしていたのだろうか、僕を少し心配そうに見上げるラフィーの顔を見て代わりにといっては言葉が変なのだが彼女と出会った日

のことを思い出した。



後書き

ご意見、ご感想、批判でもお待ちしています。また登場させて欲しいキャラがいたらそちらもお願いいたします。
週に2回ほど2000文字程度の更新を予定しています
大湊で指揮官をやっているので ID673791398 よろしかったらフレ登録もどうぞ


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