2018-01-12 15:13:03 更新

概要

提督と艦娘たちが鎮守府でなんやかやしてるだけのお話です

注意書き
誤字脱字があったらごめんなさい
基本艦娘たちの好感度は高めです
アニメとかなんかのネタとかパロディとか
二次創作にありがちな色々
長い


前書き

47回目になりました
楽しんでいただければ幸いです お目汚しになったらごめんなさい
ネタかぶってたら目も当てられませんね

それでは本編を始めましょう


 ↑ 前 「提督とクリスマス(3年目」

 ↑ 後 「提督と佐渡」



提督と多摩



それはいつかの日


着任した多摩が姉に言われたのは


球磨「ちょっと そこで大人しくしてるクマ」


なんとも怪訝な指示だった。けれど、それよりも不可解だったのは


皐月「良いから、顔ぐらいだしなよ司令官っ」

提督「噛みつかれたらどうすんのっ!」

皐月「噛みつかないよっ」

提督「引っ掻くかもしれないっ」

皐月「もうっ、怒るよっ」


机の後ろから引っ張り出されている提督…いや、提督なのかあれは?

明らかに軍人の風体ではないのは良いとしても、あまりにもあんまりではなかろうか


皐月「ほら、良いから、手出して…握手握手」

提督「そんなのしなくたって別に…」

多摩「…」


恐る恐る…いや、今にも引っ込みそうな手を皐月が無理矢理に伸ばしてた

握手か…握手をすれば良いのか…。どうにか言って欲しくて姉の方を見やると「クマ」と1つ頷かれる

訳が分からん…。なら、訳が分からんなりに好きにするとしよう


多摩「…しゃーっ」


威嚇してみた。なんとなく、いや堪らずと言った方が正確やもしれない

あるいは頼りない提督への喝として、もしくはただの嗜虐心、ないし震える手が 逃げ出す獲物に見えたせいか

どうであれ、ただ挨拶代わりに声を上げていた


提督「皐月のバカっ、もう知らないっ…!!」

皐月「ああ、もうっ…」

多摩「…」


消えやがった…何とも面妖な

おかしいのは見た目だけじゃなく、それ以上の話だったよう


多摩「球磨…あれは何にゃ?」

球磨「球磨達の提督だクマ…」

多摩「大丈夫…なのか、にゃ?」

球磨「あれが大丈夫に見えたなら、ねーちゃんは 多摩の事を可哀想に思うクマ」

多摩「安心するにゃ。姉に憐憫を覚えさせるほどではないよ…」


ではないが、これはどうしたものかと悩ましい話になりそうだった


多摩「皐月…」

皐月「あ、ごめんね多摩さん。いきなり こんなんで…すぐ捕まえてくるから」

多摩「まてまてまて…逆効果だにゃ、きっと」


部屋を飛び出そうとする皐月の肩を捕まえる


多摩「ああいう生き物は背中を押しても しょうがないにゃ」

球磨「荒療治で、いけると思ったが…」

多摩「姉ちゃんは乱暴に過ぎるにゃ」

皐月「ほんとごめん…あんなんで」

多摩「別に…皐月が気にすることもない」


不安がないと言えば大嘘だが、二人の様子を見るに困りごとと言えばその程度の様で

そこそこサボれそうか、なんて思ってはいた




それからは特に何もは無かった

お互いに付かず離れず、近づき過ぎる事もなければ離れるでもない

部屋の隅と隅から様子を伺い合うような そんな関係が続いていた


提督「さーつーき?」

皐月「仕事中、邪魔しないでって…」

提督「そう邪険にされると邪魔したくなるよね…」

皐月「仕事して」

提督「皐月が構ってくれるのが先」

皐月「司令官が仕事するのが先」


1つ分かった事がある

あんなんでも、あんなんだからか、一度懐いたら随分とべったりになるらしい

皐月も皐月で嫌がってる風でもないし、むしろアレはアレで楽しんでるようにすら見えていた




球磨「で、どうだクマ?」

多摩「どうかにゃぁ…」


姉の端的に問いに一思案


多摩「ま、うるさく言われないのは助かるにゃ」

球磨「手が足りないと、案外と暇なものだクマ」

多摩「暇だからって子供のお守り?よくやるにゃ」

球磨「放っておくと 危なっかしくてしょうがないからな」


「しゃーねークマ」なんて、肩を竦めて締めくくる姉

存外と面倒見が良いらしい。酔狂だな、と一言で言えばそう、言ってしまえば その程度で


多摩「ま、多摩には関係のない話し…にゃぁぁ…」


あくびの1つを置いて、その場で丸くなる


球磨「だからって猫の手を遊ばせておく程 暇でもないクマ」

多摩「後でにゃ…」


目下のところ、海域の安定を図るのが最重要らしく、2・3日 球磨とのドンパチに付き合った後に猫の手も駆り出されていた




多摩「で、なんで提督も一緒?」


のんびりと近海を航行する多摩の艤装には、提督が引っ掛かって曳航されていた


提督「だって球磨が…」


「どうせ高みの見物してるなら、一緒に行ってくるクマ」」


提督「っていうんだもん」

多摩「もんって…」


年甲斐もない言動に、ますますコレの事が分からなくなりそうだった


「まあ、いいにゃ…」荷物と言っても大したものでもないし…

球磨が蹴り出すなら邪魔にはならないんだろう…多分…


提督「イヤじゃないの?」


その声は、存外と不安そうであった


多摩「どうして?」

提督「いや…なんか…」


質問で返した質問に答えはなく、ただ歯切れも悪く言い淀んでいる

近づいてみたは良いが、手の出し方が分からないと言った風だった


ここで、もしここで多摩が噛み付いたりしたら、きっと球磨達の所にすっ飛んでくんだろうな

二人の困った顔を見るのも まぁ楽しそうではあるけれど…

きっと そうはならないんだろう。コレがそう思うんなら最初から


多摩「そう思うなら多摩に取り憑いてない」


「そうだにゃ?」と、覗いた顔は口を尖らせていた


提督「ですけど…」


図星を付かれて気に入らないのか、そうやって態度を崩すくらいは馴れたのか

多分どっちも、艤装に掛かる重みが少しばかりと増したのは、きっと文句と甘えの分だろう




それから少しの間、静かな海で提督のお守りをしていると


提督「ん…敵」


ふと、思い出した様に提督が顔を上げると、遅れて偵察機からの無電が入る


多摩「早いにゃ…」


なるほどどうして、球磨が蹴り出したのは そういう事かと納得する

少なくとも、増えた排水量以上には高性能な電探として使えるようだった


提督「球磨が重しを蹴り出すわけがない」

多摩「邪魔なだけだったら、海に捨てるとこだったにゃ」

提督「流石妹君、言葉がきついね」

多摩「いるだけで冗談みたいなやつに言われてもにゃぁ」

提督「お互い様でしょう」

多摩「違いは無いが、アレはどうするにゃ?」


照準がてらに主砲を敵に向ける

ただの駆逐級に騒ぐ理由は無いけれど、一撃で落として見せれば格好も付くだろうか


提督「あれは、笑えない冗談だから…」


声が冷える。まるで別人、こんな声も出せるのかと感心するほどに


「邪魔なだけ」「にゃ…」




戦闘、という程の事も起きなかった

多摩が小さく頷くと主砲の一発が綺麗に飛んでいって…どかーんっとそれっきり


提督「凄いね。球磨なんかもう2・3発は打ち込んで粉々にしてるのに」

多摩「壊すだけなら一発でいいにゃ。弾がもったいない」

提督「多摩だけに?」

多摩「…」


つまらない、というか下らないも度が過ぎると口が塞がるのだと、この時初めて理解した


提督「なんとか言ってよ多摩ちゃん。恥ずかしいでしょう…」

多摩「家に帰るまで、悶てるといい」

提督「多摩のいけず」

多摩「やかましいにゃ」

提督「なはははは」


笑ったか。ようやくというべきか

その初めての笑顔の感想は、悪戯が成功した子供みたいだと そんな風に思っていた




そして今。多摩はこたつで丸くなっている

食堂の一角を占領したその こたつの間は、板間に置いては浮いて見えるはずなのに

2・3日もすれば、それも見慣れたものと当たり前に溶け込んでいた


多摩「にゃぁぁ…」


うつらうつらと目を覚まし、ぐっと身体を伸ばして再び丸くなる

仕事もない、誰もいない、静かに うたた寝が出来る、そんな毎日が続けばいいと


多摩「せまい」


そんな理想郷は一瞬で崩れ去った

何で わざわざと言わずにはいられない


寝てる いとまにいつの間に、提督が隣で転がっていた

こたつがあるんだ、そういう事もあるだろうが

わざわざ多摩がいる所に入る意味が分からない、4角もあって何でここに入るのかと

言った所できっと…


提督「でも温かいよっ」

多摩「やかましいにゃ、ひっつくにゃ、暑苦しい」


ほら こうなった

何が楽しいのか、少しばかり距離を開けると それを埋めるようによってくる所か抱きついてもくる

嫌がらない多摩が悪いって?そりゃ 嫌がったら余計に調子に乗るからにゃ…

頬擦りされようが、お腹を撫でられようが、うっちゃっとくのが正解

ただ、鬱陶しいのに馴れてしまえば、その撫で方は睦月達が喜ぶ程度には…


多摩「にゃぁぁぁ…」


あくびを もう1つ

子守りをする気もないけれど、目の届く所にいる分には まぁ、面倒もなくて良いかもしれない




夕張「なんだこれ…」


よく分からん。というのが正直な感想

こたつで丸くなっている多摩と提督、仲の宜しいことでと茶化しても良いけれど

この二人がラブコメをしてるのは とんと見ないし、そもそもどういう関係なのか今でも分からない

多摩は普段は1人で居る事の方が多いし、提督も積極的に構いにいくでもない

ただこうして、たまたま二人揃うと提督がじゃれついて、多摩があしらってる内に諦めて

一通り面白がった提督も その内に二人で寝息を立てているような

たまに小耳に挟む会話でさえ、中身のない ふっわふわ としたものだったりするし


なんて、首を傾げながらも こたつに足を突っ込んだ

別に遠慮することもありはすまい、これが皐月達だったらまあ考えたけど


提督「あれ…ゆうばりん?」

夕張「起こした?」

提督「ううん、今起きたとこ♪」

夕張「デートかっ」


というか、猫なで声をやめろ毛色が悪い


提督「そいや、夕張さんと したこと無いねぇ」

夕張「映画にでも行く?」


自分でも、意外と言えばそうだった

口を開いたあとで思う、自然と話しに乗ってるのは正月気分がそうさせたのか

いやいや、別に一緒に映画を見るくらいで何もある訳ないだろうけど


提督「…」

夕張「なに?」


急に黙りこくる提督

気になって覗き込もうにも、こたつの向こう側では窺い知れるわけもなく


提督「なんか、意識するとちょっと…」

夕張「やめてよ、中学生じゃあるまいし…」


そういうのは木曾さんとやってればいい

というか、こっちまで意識しそうになるから本当に…


提督「…」

夕張「…」


黙り込んでしまった

二人して何を言って良いのかわからない、そんな空気になってしまっていた




多摩「…」


起きるべきか、寝るべきか、肝心なのはそこだった

多摩の寝てる隣で急にラブコメを始めるのはやめて欲しい…

気まずさで鳥肌が…とまでは言わないでも、寝相が定まりゃしない

適当に話題でも振れば、この硬直も溶けるのだろうけど、さて何を言ったものか


1,映画の話し

1,もういっそ茶化してみる


そしてもう1つ、そう言えばと思い出す


多摩「夕張、改2の準備はどうなってるにゃ?」

夕張「そうそれっ、その話をしにきたのっ」


渡りに艦か、凄い食いつきようだった


提督「いつも事後承諾なのに?」

夕張「ダメとは言わないでしょ?」

提督「それはそう」

夕張「それに皐月たちは…ね?」


わかるでしょ?なんて、一つの間に言葉を挟んでみる

提督をびっくりさせたいだとかなんだとか、そんなささやかなお願いくらい幾らでも


夕張「で、準備は出来てるけど?」

提督「寒いから後で良い」

多摩「同感…」

夕張「…」


こたつの電源を引っこ抜く夕張さんだった




提督「そういえば、まだ多摩ちゃんにはしてなかったね…」

多摩「にゃ、やれるもんならやって見るにゃ。多摩パンチを御見舞してやるにゃ…」


改装自体はすんなり終わった

衣装は球磨型のシンプルなそれから、白黒の北方迷彩仕様にかわり

小さくまとまっていた艤装は大幅に改良されて、目立つものだけでも 大発動艇のスロープ、水上機用の装備一式と機銃群の増設

何より、アームの先についた魚雷発射管が目を引いた。そして、てんこ盛りにした装備を運用するために機関部も大型化してと…

ある種の機械的な発展の過渡期のようだった


だが、問題はそこじゃない

おっぱいか、そこはそうだろう。余裕のあった昔の衣装では分かりづらかったが

ぴっちりとサイズのあった今の衣装だとそれがハッキリと分かる

しかし そこでもない、提督して気になるのはもっと下

以前はショートパンツだったそれが、大分と丈の短いスカートになってる事だった

ショートパンツだと諦めていたそれが今はそうなっている。これを、捲らずに、いられるか…問題はその一点だった


一触即発、睨み合う二人。間合いを図りながらジリジリと押しては引いてを繰り返す


夕張「うん、上手く動いてるみたいね」


心配だった魚雷発射管のアームも、気持ち悪いくらいに蠢いている、中国拳法も真っ青だ

あとは戦闘中のデータが欲しいんだけど…この戯れあいが何時まで続くのかがわからない


夕張「ふぅ…」


コーヒーを1つ含んで息を吐く


夕張「あなた達。遊んでる暇あるなら、ちょっと海出てきなさいな」

多摩「えー」

提督「やだー」

夕張「…」


もはや何も言うまい

このサボり魔どもめ、そういうならこっちにも考えがあるわ


手近にあった工具を手にとって…投げた

それは綺麗な放物線を描き、あわや提督に当たるかもって所で真横に外れ明後日へと消えていった

遅れて、カラコロと床に落ちる工具


多摩「手が滑ったにしては…」


気づけば、提督を庇うように多摩の魚雷発射管が伸びていた


夕張「アレぐらい止められるでしょ?」


そうじゃなくても、女の子のスカートめくろうとするバカが悪いのは明白なのだし

当たった所で良心の呵責は最低限度。そもそもアレに物理攻撃が効くものかと


提督「暴力はんたーい」

夕張「そういうのは多摩の後ろから出てから言いなさい」


相変わらずの臆病だった

音にびっくりしたのか、飛んできた工具に驚いたのか、多摩が動くに遅れて背中に回り込んでいた




提督を曳航しながら夜の海原を行く多摩


多摩「ったく、提督が戯れるから多摩まで巻き込まれたにゃ」

提督「いや、割りと本気だったけど…」

多摩「随分と…」


何時ぞやの日は そんなに遠くだったか

曳航している提督は遠慮なく体重を預けているし

緊張する所か、魚雷発射管の上で布団みたいに干されている始末


本当に、随分と…


多摩「懐かれたものだにゃ…」

提督「かもね…」


「あ」「にゃ」


呆れ気味に多摩が息を吐き終えると、同時に二人が顔を上げた


提督「早いね…」

多摩「そっちも相変わらずにゃ…」


「敵…か」「敵…にゃ」


そうなればやる事は1つ、聞くまでもは無いがそれでも1つ聞いてみる


多摩「どうする?」

提督「どうにも。あれは笑えない冗談だから…」

多摩「邪魔なだけ、にゃ…」

提督「うん♪」


良い笑顔を、守る必要があるかは微妙だけれど




出力上昇、1・2・3・4・5…最大戦速


唸るエンジン、噴き出す蒸気、暴転を始めるスクリューが海水を捻じ曲げて推力へと変えていく


「前進一杯(エンゲージ)」


錨が外れると、いよいよと抑えが効かなくなり弾き飛ばされるように前に出る

海面を引きずる錨など気にもせず、出せるだけの速度を出しての加速

煙突からは煙の代わりに桜色の光が溢れ出し、それに押されて さらにさらにと加速していった


まずは1つ、狙いを定める

風に波に揺れる艤装に煽られて、照準なんて一処にとどまりはしないが

それでも、多摩の本能が囁くのだ…お前たちを…


「そこにゃ…」


そして1つ。爆炎を上げる駆逐級

だがそんなものには見向きもせずに横を通り過ぎると

足を前に出し、そこを軸にして、乱暴に身体を旋回させる。そうして、引きずってきた錨を目一杯に伸ばし…


掛かる


さらに鎖を手で掴み、身体に巻きつけるように引き込んで

その先端、釣り上げられた魚のように横滑りしていく駆逐級

錨が外れる。真円を描いていた軌跡は途切れ、軽巡級に叩きつけられた駆逐級が一方的に打ち上げられた

さらに1つ。その足(スクリュー)が海に付く前に砲弾が直撃し、残骸が一緒になって軽巡急の上に降り注ぐ

バラバラになった機関、砲塔、砲弾、それが一斉に爆発をし、どちらの区別もつかな残骸へと変えていく


鎖を掴んだままの腕を今度は後ろへ

波打つ鎖、その先端は大蛇の様に重巡級の後頭部に食いつくと一気に巻き上げる

一直線に伸びる鎖。その道筋を辿っていくと重巡級とご対面

駆逐級の様に簡単に倒れはしないが、一瞬でも体勢が崩れれば十分だった


「必殺…多摩パンチ…」


アームを動かし、魚雷発射管を振り上げる

飛び込んだ勢いのまま、そのどてっ腹を発射管で殴りつけた


大・爆・発


燃え盛る爆炎の中、押し出される様に多摩が飛び出てくる

尽きない勢いのまま海面を滑っていき、最後に身体を反転させるとスクリューを回して静止した


「いい感じだにゃ…」


改装された多摩の艤装は伊達ではなかったが

爆発の影響か、無理をした成果も知らぬが、艤装のそこかしこから煙やら蒸気やら噴き出していた

強引に回した機関は熱を帯び、掛かる海水を即座に塩と水に分解していき

魚雷発射管を支えていたアームの先はなくなって、力なく垂れ下がっている


それでも、とう本人には傷の1つもなく、爆炎に照らされる横顔は涼しいものだった




夕張「…」


「ただいまー」と、元気よく戻ってきた二人を見て、閉口するしかなかった

データは欲しかったけど、良いデータは取れるだろうけど…

よもや、中破大破の状態で戻ってくるとは考えてなかった


文句か…あるいは小言の1つでも言おうかと思ったけれど

そういうのは保護者の仕事のように思う


夕張「大鳳さーんっ、ちょっときてーっ」

提督「やっべ…」

多摩「逃げるが勝ちにゃ…」


受話器に向かって叫ぶ夕張を背に全力で逃げ出す二人だった





いつもの様に こたつで丸くなってる多摩

それを見ていると やはりと言うか、悪戯心がふつふつと湧いてくる

そっと、そーっと近づいて。ゆっくり、ゆーっくり手を伸ばす


気になるのはその紐だった

理由なんかない、引っ張れば解けるんだろうなって程度

ただの悪戯にはそれで十分で、子供心にそれは意外と楽しかった


多摩「何をしているにゃ…」

提督「いたずら」

多摩「隠す努力するにゃ」


真顔で言われても困るものがある

伸ばされた指先を追っかけるに目標は紐か。解きたくなる気持ちも分からないでもないが


多摩「少しは大人しくしてる…にゃっ」

提督「おっ」


羽交い締めにするように提督の首根っこを掴むとこたつの中に引きずり込む

首に腕を回し、1つ力をいれて固めると身動きの取れなくなった提督が漸くと大人しくなっていく


多摩「ふぅ…」


肩から力を抜くとそれっきり

形の悪い抱きまくらを抱いたまま、再び眠りにつく多摩だった



ーおしまいー



金剛さんと御神籤



金剛「きょぉぉぉぉ…ぅっぅぅっ」


新年早々 幸先が悪かった

喉以外の何処かから声が漏れ出し、力なく玉砂利の上に崩れ落ちる


睦月「大丈夫?睦月の大吉と交換する?」

金剛「さんきゅー睦月。ですが、これは金剛が抱えて行きますので…」

睦月「さよか」


そう、そうよ。睦月の不幸を私が持っていけるなら、それはそれで良いじゃないか

だいたいがして、よその神様に運否天賦を問うのが間違っている

帰ったら提督に あみだくじ でも書いて貰いましょう

これでノーカウント、ノープロブレムからのオールオアナッシングです


如月「金剛さん、落ち込んでないで おみくじ結んできましょう?」

金剛「ですね」


如月に促され おみくじを木に括る


金剛「ねぇ、如月…」

如月「なぁに?」

金剛「私のコレは…厄払いになるのよね?

如月「そうね…」


それは確認だった。帰国子女的には何か思い違いをしてる可能性もあったから

けどそうではないと如月は言う、だとすれば…


金剛「これ、提督が寄り付かなくなったりしませんかね…」

如月「あー…」


盲点だった。そんな風に声を上げて視線を彷徨わせる如月


睦月「だいじょうぶじゃないかにゃ?」

如月「どうして?」

睦月「だって提督。自分の取られるのすっごい嫌がるし」

如月「それもそうね。もしかしたら、ヤキモチ焼いて金剛さんにべったりになるかもね?」


それは、冗談でもあり半分本音でもあった

他の女の匂いがする…ではないにせよ、多分きっとそんな感じで

陰っていた金剛さんの表情も、それで明るくなるのなら安いものだったんだけど


水無月「でもさ…」


ふと、水無月が口を開く。頷くのではなく、何か別の意見があるような風だった


水無月「司令官なら、厄払いを払いそうじゃない?」

睦月 「それなー…」

如月 「…」


あり得た。一理どころか百理くらいありそうだった

そうしてトラブルに右往左往する金剛さんを楽しみつつ、泣きついてきた所で可愛がるんだろう


ただのマッチポンプじゃないのかしら…


金剛「こ、金剛は…どうすれば?」


指が止まる

ここで願掛けをして提督がヤキモチを焼いてくれるなら重畳だ

いつもの仕返しも出来るし、新年早々提督を独り占めできるし何も悪いことはないが

諸刃の剣でもある。厄払いを払われると結局はいつも通り、最後には私がからかわれるだけ

構ってくれるのならそれもいいが、物足りないものもある…


ならば結ばないという手はどうだ?

いや無い。それでは何も無い、からかう も からかわれる も何も無い

新年早々ラブコメも出来ないなんて、この金剛が許せるものか


金剛「気合っ、入れてっ…」


キュッと結んでビリっとなった

破れた…では人聞きが悪い故、破ったが正確で正解だ


金剛「ぁぁぁぁぁ…」


また、喉ではない何処かから声が漏れている


睦月「金剛さんっ」

金剛「睦月…」


手をひかれる、見下ろせばいつもの笑顔に少しばっかり心が軽くなった


睦月「明日があるよっ」

金剛「それが見えないのにーっ」


明日はどっちだっ




水無月「思うままにって…」


言われてもなぁ…

やっぱり おみくじ は おみくじだね。誰が引いても良いように ふんわりとした事しか書いてない

思うままに、出来たら苦労はないんだっての


如月「つまりイケイケって事でしょう?」


「良かったじゃない」なんて微笑む如月


水無月「ちょっ、勝手に見ないでよっもうっ」

如月 「うふふっ。隠さなくたって?」

水無月「じゃあ如月はどうだってのさ?」

如月 「私?私はね…はい」


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物凄い説得力だった

その得意げな姉の表情もあってか、たった2文字を鵜呑みにさせられてしまう


水無月「そんな事言って。金剛さん、家に帰ったら絶対…」

如月 「ええ、あの人が面白がるわね」


きっと金剛さんも無駄な抵抗をして主導権を握ろうとするんだろうけど

あの人がみたいのはそこだから、スルー以外の選択肢を取った時点で負けている


水無月「如月(さらら)は、それで良いんだ?」

如月 「やきもち?」

水無月「悪い?」

如月 「ううん?」

水無月「何、楽しそうに…」

如月 「それはだって、妹が可愛いんだもの。楽しくだってなるわ」

水無月「…お姉ちゃんの意地悪」

如月 「そういうのは提督に言ってあげて」

水無月「絶対やだ…」

如月 「うふふ…」




1・2の3っと踏み込んで、いつもの様に執務室の扉を叩っ開いた


金剛「へーいっ、てーいーとーくーっ!!」


引き直しを、そう、金剛は引き直しを要求するのです


だがいなーいっ!


そんなに金剛の思い通りになるのがイヤなんですか、あの人はっ


金剛「皐月っ、提督はっ、どこっ」


提督の代わりにソファに座っていた皐月に詰め寄る

これも習慣なのだろう、仕事始めもまだなのに何となくでも此処にいるというのは


皐月「司令官なら…その…」

金剛「?」


皐月の視線が泳いでいる

よくよく観察すれば、それは金剛の後ろ、くぐってきた扉の方へと行ったり来たりだった


「いま、あなたのうしろにいるの…」


金剛「っ!?」


ぞっとした…

耳元に掛かる声、不思議なほどに冷たく透き通っている

いつも聞き慣れた声なのに、薄氷隔てた後ろ側から囁かれているようだった


金剛「もうっ、また金剛のことからかっ…へ?」


振り返る。適当に文句を言って、勢いで抱きついてしまえば逃げられもしないかと思っていた矢先

脇腹に手、振り返った途端に両方をがっしりと掴まれる

気づいた時には足に掛かる重みが抜けて、ふわりと宙に浮いていた


提督「こんごーっこんごーっ」

金剛「ちょっ、なにっ、なんなのっ!?」

提督「あははははっ。たかいたかーい」

金剛「まってっ、おろしてってっ、やーもーっ」




皐月「なにやってんだか…」


止めるべきか、放っておくべきか

文字通り、司令官に弄ばれている金剛さん。あの見た目で「たかいたかい」は中々恥ずかしいんだろうなって思う

だからって、司令官の方は初笑いも手伝ってるのか、いつもより多めに楽しそうで

ていうか、どうして「たかいたかい」を始めたのかが分からないぐらいだし


金剛「さーつーきーっ、へるぷっへるぷっ」

皐月「ボクには楽しそうに見えるけど?」

金剛「そうだけどっ、そうじゃないのっ」

皐月「いいけど。それよりスカート、抑えたら?」

金剛「きゃーっ!!」


ただでさえ短いスカートだ

そんな事されれば、落ちる度に捲れそうになるってもの

さすがに金剛さんの身長じゃ、司令官からは見えないだろうけど

こっちからは中々に際どい光景だった


「てっ、心持ち高めにしてんじゃねーですよっ」




すとんっ


終わりはあっさりしたものだった

足が床に戻ってきても力が入らず、そのまま八の字に広げて へたり込む


提督「あははははっ、まんぞくまんぞくー」


提督はと言えば、悪戯がを成功させた後

いつもの様にソファに寝そべると、皐月の太ももに頭を乗せて くつろぎ始めていた


金剛「もうっ、何なんですかっ 提督(あなた)はっ!」

提督「提督ですが?」

金剛「知ってますよ、そんな事っ」


知りたいのはそこじゃぁない

スカートめくりだけならまだしも、いきなり「たかいたかい」なんて

どんな顔をしていいのか分かりゃしない

「嫌だった?」とか聞かれたって、嫌ではないけど脈絡がなさすぎて反応に困るのが本音

そりゃ睦月辺りなら 大はしゃぎだったでしょうけど、金剛はそこまで子供にもなれませんよって


皐月「それで、金剛さんは司令官に何か用だったの?」


司令官の頭を撫ぜながら、そんな事を聞いてみる

元気が良いのはいつもだけど、今日は何だか気合が入ってた様に見えたから

まぁ、その意気込みも司令官が全部吹っ飛ばしてしまったんだけど

まるで三途の川のアレみたいに…。あ、でも、好きそうだな司令官、そういう事するの…


なんて、割りと失礼な事を考えている皐月だった




何か用だったって、用ならあったけど

なんかもう忘れてたって言うか、どうでも良くなってはきていた


金剛「おみくじ…」


それでも口が動いたのは 凶 なんて厄介な出目を払拭したかったからか

もしかしたら、皐月と戯れている提督の気を引きたかったのもあるかもしれない


「「おみくじ?」」


金剛の答えに首をかしげる提督と皐月


提督「何?凶でも引いたの?」


そして当然の様に煽ってくる提督だったけど、今回に限って言えばそれは図星だった


金剛「…です」


頷く金剛に、少しの驚きの後 困った顔をして1つ


提督「厄払いは専門外だよ私?」

金剛「いえ、提督にそんな期待はしませんよ…」

提督「あら、地味に酷い…」

金剛「そんなの、厄を集める方でしょう…あなたは…」

提督「ですが?」


そんな小言をさも当然のように頷いて返された


金剛「じゃなくて…その…よそのより、どうせなら提督のが良い…です」


その言葉尻は気恥ずかしさも手伝ってか、だんだんと小さくなっていた


皐月「金剛さん…今度は大凶になるよ?」

金剛「でも…」


でも良かった。皐月の指摘はもっともで

この人に おみくじなんて作らせたら凶の方がマシだろうとは思うけど、思うんだけど

人に不幸と言われるよりも、提督に不幸だと からかわれる方がよっぽど良かった


提督「はいっ」

金剛「へ?」


目の前には提督、差し出されたのは1枚の紙片

それが おみくじ というには あまりにも粗雑な…というか完璧にチラシ(資料)の裏紙に見えるんだけど


金剛「雑だね…」

提督「急に言うんだもの」

金剛「ですけど…」

提督「いらない?」

金剛「どうせ、大凶でしょう?」


紙片を受け取る。同時に、提督との間合いを確認した

これでやっぱり 大凶 だったりした日には遠慮なく金剛パンチが繰り出せるってものを


金剛「…」


頭の中は白紙になりました

チラシ(資料)の裏の方がよっぽど情報が詰まっている程には真っさらになりました


大凶からの金剛パンチの勢いで抱きついちゃったりして

イチャイチャしてやろうと思ってたのにその予定が全部吹っ飛んでしまった

反応に困る?いえ、答えは決まっています。素直に「みーとぅー」と返せばいい、返せたらいいのに


ちらり…伺うように提督の顔を覗き見る

そこで視線が合ったのは、きっと提督も私の様子を伺っていたからで

その表情がやたら愉しげなのは、きっと私の反応が期待通りのものだったからで


握った拳を提督の方へと…パンチというにはあんまりにも辿々しい一発

結局、今年も…いや多分ずっと、この人に振り回されるんでしょうから…これはきっと大凶なんでしょうね




皐月「ねぇ、司令官?」


二人っきりの執務室

提督の 膝の上に頭を乗せて、常とは逆に くつろいでいる皐月


皐月「さっき金剛さんに渡した おみくじって結局何を書いたの?」


それはちょっとした疑問

不思議ではあった、不満そうだった金剛さんから一瞬で力が抜けた理由


皐月「やっぱり大凶?」


あるいは大吉だったかもしれないけど、それにしたって違和感が残る

いやさ、その2つだったら余計に妙だ。大凶を引いて「また金剛の事からかってっ」とかもなく

大吉だったとしても、それを見せびらかすでもなく懐の内にしまっていた

聞いても教えてくれなかったし、多分にお守り袋の中にでも入ってそうな気がする程だった


提督「皐月も欲しかったりする?」

皐月「まぁ…うん」


どうだろう?わざわざ大凶貰うのも「なんだかなー」って気もするし

仮に大吉だったとしても素直に喜べないし

ただ、中身が気になるのはそうだったから、興味本位の面白半分で頷いていた


びりびり…


聞こえてきたのはそんな音。資料(裏紙)だからってそんな雑に使わないでも…

というか、目の前で見せられたら有り難みも何もなくなってしまう


提督「はい」


そんな皐月の視線もつゆ知らず、何でもない風に紙片を皐月の手の平に乗せる提督


皐月「…」


あぁ、なるほど、納得した…

目の前で、司令官の顔を隠すみたいに持ち上げた おみくじ…だったもの

大吉でも大凶でも得心のいかなかった金剛さんの態度の答え


皐月「また…こんな事して…」

提督「こうでもしないと…中々、言えないでしょう?」

皐月「うそ…。司令官いっつも言ってるじゃんか」

提督「だって皆照れてくれるんですもの…可愛いいったら…」


それはまるで、そのためだったら多少の気恥ずかしさは飲み込むと言ってるみたいだった

相変わらずのチキンレース。幸いなのは司令官の防御力だってそんな高くない事か

これで司令官が大鳳さんみたいに鉄面皮だったら…

そうして思い浮かべたのは鉄面皮同士の からかいあい。それはなんかとっても、聞いてられそうになかった


皐月「司令官?」


紙片をポッケに片付けて、下から司令官の顔を覗き込む

「なに?」と不思議そうな顔をひとしきり眺めた後


「ボクも好きだよ、司令官」


途端に視線を逸らす司令官が可愛くて思わず笑ってしまった



ーおしまいー



後書き

はい、というわけで最後まで読んでくれた方。本当にありがとうございました
貴重な時間が少しでも楽しい物になっていれば幸いです

今回は縮小版でお送りしました
書きやすい反面、全員出せないジレンマ…



金剛「ねぇ…ほんとに何で「たかいたかい」だったの?」
提督「何でって…そうさね、金剛が「きゃーきゃ」言うのが見たかっただけよ?」
金剛「みれたの?」
提督「うんっ」
金剛「楽しそうで何よりですよ…」



提督「じゃあ、今回は拗ねてる金剛と一緒にコメント返しだね」
金剛「拗ねてませんー」

・水無月が可愛い回でしたね

金剛 「ヤキモチ焼いてモヤモヤしてるみぃちゃんも可愛いよ…ですって?」
水無月「…ヤキモチとかじゃないし」
金剛 「じゃあなぁに?」
水無月「なにって…普通だよ、水無月はいつもあんなだし」
提督 「うそ。昔は水無月の方から ちゅーしてくれたのに、今は手も握ってくれない…提督寂し…」
水無月「うそっ。いつの話ししてんのさっ」
提督 「想い出は作るものだよ?」
水無月「捏造すんなっ」
金剛 「Oh…。もうしばらくは からかわれそうですね…」

・やっぱ睦月型は最高だわ

睦月「もっと睦月達を褒めるがよいぞっ」
卯月「睦月型は最強、はっきり分かるぴょん」

金剛「気持ちはわかりますが。すぐに調子に乗るから程々にね」

・北上様

北上「そりゃ提督のことは好きさ…」
金剛「日本語はこういう時便利ですね」
北上「含みなどなーいっ」

・アーケード

一万…と聞けば高く感じるんだけど
ざっと計算したら、十数時間は遊べる感じなのよね
映画館5回分でもちょうど同じくらいと考えると…はたして安いのか高いのか…
けど、しっかり満足できたなら それで十分だとは思う

いっそ移植してくれればいいのに…無いだろうけど…

・多摩とラブコメ

金剛「出来ましたか?」
多摩「あれをラブコメというかにゃ?」
提督「人による。きゃっきゃっするだけがラブコメではないとは言えばそうだけど」
金剛「いっそ、スカートの1つでも捲れば良かったんですよ」
提督「良いの?」
多摩「…何を嬉しそうに…」
金剛「すとっぷっ。私じゃなくて多摩をですねっ」

「ちょっ、まっ、やーもーっ。提督のえっちーっ」

多摩「ラブコメなら金剛向いてるにゃ…」



さて、最後までご覧いただきありがとうございました
また、いつも コメント・評価・応援・オススメも合わせ、重ねてお礼申し上げます

新年明けまして おめでとうございます
旧年中は大変お世話になりました、本年も艦娘達ともども どうぞよろしくお願いします

ローソンのバレンタインコラボ…如月のバケツチョコとか どうかな?
マジでバケツが置かれてたら笑うけど、食べきれないし流石に無いな


ー以下プロフィール(長いー


提督
練度:神頼み 主兵装:刀 物理無効・神出鬼没
「触らぬ神に祟りなしって、言うだろう?」
長髪の黒髪、何時も気だるげな表情をしてる癖に、人をからかうときだけはすっごい楽しそう
一応、白い制服を着けてはいるが、上から羽織っている浴衣が全てを台無しにしている、不良軍人
そもそも、軍人どころか人ですら無い、元土地神様
覚えている人もいなくなり、ようやく開放されたと思えば、深海棲艦が湧いてきて…
3食昼寝付きの謳い文句も手伝って、提督業を始めだした
性格は、ほとんど子供。自分でやらないでいい事はまずやらない、明日できることはやらないで良い事
悪戯好きで、スカートめくりが好きなお年ごろ
また、結構な怖がりで、軽度は人見知りから始まり、敵は全て殲滅する主義

皐月ー愛称:さつきちゃん・さっちゃん・さっきー
練度:棲姫級 主兵装:12・7cm連装砲(後期型 好感度:★MAX
「え、司令官かい?そりゃ…好き、だよ?なんてな、えへへへ♪」
初期艦で秘書艦の提督LOVE勢。提督とは一番付き合いの長い娘
その戦闘力は、睦月型どころか一般的な駆逐艦の枠から外れている程…改2になってもっと強くなったよ
「ボクが一番司令官の事を分かってるんだから」とは思いつつも
まだまだ照れが抜けないせいか、ラブコメ時には割とヘタレである

睦月ー愛称:むつきちゃん・むっつー・むっつん
練度:褒めてっ 主兵装:12・7cm連装砲(後期型 好感度:★MAX
「提督っ、褒めてっ!」
わかりやすい提督LIKE勢、「ほめて、ほめて~」と、纏わりつく姿は子犬のそれである
たとえその結果、髪の毛をくしゃくしゃにされようとも、撫でて貰えるのならそれもよしっ
好感度は突っ切っているが、ラブコメをするにはまだ早いご様子

如月ー愛称:きさらぎちゃん・きさら
練度:おませさん 主兵装:12・7cm連装砲(後期型 好感度:★MAX
「司令官?ふふ…好きよ?」
提督LOVE勢。良い所も悪い所もあるけれど
むしろ、悪い所の方が目立つけど、それでも あなたが大好きです
だから、何度でも言いたいし、何度でも言われたいの、ね?司令官?

弥生ー愛称:やよいちゃん・やよやよ・やーよ
練度:無表情 主兵装:3式爆雷 好感度:★9
「司令官?好きだよ、普通に」
普通の提督LOVE勢。変わらない表情をそのままに平気で悪戯をしてくる娘
表情が変わらないならと、大袈裟なリアクションも いつもの澄まし顔で本気に取ってもらえない
結局は卯月の姉、卯月絡みで何かあったら半分くらいは弥生のせいと思っていい

卯月ー愛称:うーちゃん・バカうさぎ、うーちゃんねーさん
練度:ぴょんぴょん 主兵装:超10cm高角砲★MAX 好感度:★7
「司令官?そんなの大好きに決まってるぴょんっ」
ぴょんぴょんする提督LIKE勢。毎日ぴょんぴょんと、あちこちで悪戯しては怒られる毎日
主な対象は瑞鳳、「だって、からかうとおもしろいだもん」なんのかんので構ってくれる瑞鳳が好き
口が滑る水無月と違って、一言多いタイプそれもわかった上、いらん事をよく言う2人である

水無月ー愛称:みぃ・みーな
練度:うん、わかるよ 主兵装:12・7cm連装砲(後期型 好感度:★8
「司令官、呼んだかい?」
よく笑う提督LOVE勢。艦娘として姉として妹として仲間として
頼って欲しいと自己アピールは欠かさない。欠かさないけど裏目にでる
胸を張った途端の平謝りが板についてきた
一言多い卯月と違って、よく口が滑るタイプ、いらん事を良く言う2人である
自分が結構ツンデレ気味のやきもち焼きだと気づいたこの頃、降って湧いた恋愛感情と格闘中

文月ー愛称:ふみ、ふーみん、文月さん
練度:ほんわか 主兵装:12・7cm連装砲(後期型 好感度:★9
「しれいかん?えへへー…なーいしょっ♪」
ふんわりとした提督LOVE勢。ちゃっかりと美味しい所はいただくタイプ
ラブコメをする姉妹たちの背中を押したり、喧嘩の仲裁に入ったり
緩衝材みたいに立ち回りつつ、実際はプロレスのロープみたいに跳ね飛ばしてくる
二人っきりになるとそこはしっかりと、ラブコメだってやってみせる
本人曰く「大福餅」白くて甘くて…その先は内緒

長月ー愛称:なつき、なっつん、なっつ
練度:頼りになる 主兵装:5連装酸素魚雷 好感度:★8
「司令官…いや、まあ…いいだろ別にっ」
おでこの広い提督LOVE勢。司令官に ちゅーしてこの方
自分の感情を見ない振りも出来なくなり、最近は割りと素直に好意を見せてくれたりもする
自分の感情に振り回されるくらいにはラブコメ初心者。あと、シスコン(菊月)

菊月ー愛称:菊→菊ちゃん→お菊さん→きっくー→くっきー
練度:威張れるものじゃない 主兵装:12・7cm連装砲B型改2★MAX 好感度:★8
「ながなが?ながなが ながなが」
箱入り提督LIKE勢。おもに長月に過保護にされてるせいでラブコメ関連はさっぱり
しかし、偶に見せる仕草はヘタなラブコメより攻撃力は高い。やっぱり如月の妹である
大艦巨砲主義者、主兵装は夕張に駄々を捏ねて作らせた。それとシスコン(長月)
最近、司令官との共通言語が出来た。合言葉は「ながなが」

三日月ー愛称:みつき・みっきー
練度:負けず嫌い 主兵装:12・7cm連装砲(後期型 好感度:★9
「し、しれいかん…そ、その…好きですっ!」
おませな提督LOVE勢。どこで仕入れたのか変な知識は一杯持ってる
そして、変な妄想も結構してる。すぐ赤くなる、可愛い
提督と望月に、からかわれ続けたせいで、たくましくなってきたここ最近
ラブコメモードは基本に忠実

望月ー愛称:もっちー、もっち
練度:適当 主兵装:12・7cm連装砲(後期型  好感度:★MAX
「司令官?あー、好きだよ、好き好き」
適当な提督LOVE勢。とか言いつつ、好感度は振り切ってる
だいたい司令官と一緒に居られれば満足だし、司令官になんかあれば不言実行したりもする
ラブコメには耐性があるが、やるとなれば結構大胆

球磨ー愛称:ヒグマ・球磨ちゃん
練度:強靭・無敵・最強 主兵装:46cm…20.3cm(3号 好感度:★MAX
「提督?愚問だクマ」
突き抜けてる提督LOVE勢。気分は子グマの後ろに控えている母グマ
鎮守府と提督になんか有ろうものなら、のっそりと顔を出してくる、こわい
積極的にラブコメをすることもないが、昔は提督と唇を奪い合った事もある
大艦巨砲主義者。最近、私製46cm単装砲の命中率があがった、やったクマ

多摩ー愛称:たまちゃん・たまにゃん
練度:丸くなる 主兵装:15・2cm連装砲 好感度:★6
「提督?別にどーとも思わないにゃ?」
気分は同居ネコ。とか言いつつ、なんのかんの助けてくれる、要は気分次第
絡まれれば相手もするし、面倒くさそうにもするし、要は気分次第
特に嫌ってるわけでもないし、いっしょに昼寝もしたりする、要は気分次第
ラブコメ?何メルヘンなこと言ってるにゃ

北上ー愛称:北上様・北上さん
練度:Fat付き 主兵装:Fat付き酸素魚雷 好感度:★7
「提督?愛してるよん、なんちって」
奥手な提督LOVE勢。気分は幼なじみだろうか
このままゆるゆると、こんな関係が続くならそれで良いかなって思ってる
最近の趣味はFat付きをばら撒いて海域を制圧すること

大井ー愛称:大井さん・大井っち
練度:北上さん 主兵装:北上…53cm艦首(酸素)魚雷 好感度:★8
「提督?愛してますよ?」
分かりにくい提督LOVE勢。そうは思っていても口にはしない、絶対調子に乗るから
足と両手が埋まったなら、胸…艦首に付ければいいじゃない、おっぱいミサイルとか言わない

木曾ー愛称:きっそー、木曾さん
練度:悪くない 主兵装:甲標的 好感度:★7
「提督?まあ、アリなんじゃないか?」
カッコイイ提督LOVE勢。提督に赤くさせられたり、提督を赤くしたりと、まっとうなラブコメ組
そういうのも悪くはないが、本人はまだまだ強くなりたい模様
インファイター思考だけど、甲標的を使わせたほうが強いジレンマ

金剛ー愛称:こう・こうちゃん・こんご
練度:Burning Love 主兵装:Burning…46cm3連装砲 好感度:★MAX
「提督…Burning Loveです♪」
分かりやすい提督LOVE勢。提督の為ならたとえ火の中水の中
何時からだったのか、出会った時からか
ならそれはきっと運命で、この結果も必然だったのだろう
けれど、鎮守府ではオチ担当、艦隊の面白お姉さん
取り戻せ、お姉さん枠

瑞鳳ー愛称:ずいほー・づほ姉ちゃん
練度:卵焼き 主兵装:99艦爆(江草 好感度:★6
「だれがお姉ちゃんよっ」
気分は数ヶ月早生まれな幼なじみ。ラブコメルートもあった気がしたけど、何処行ったかな
卯月にからかわれて追っかけまわすのが日課。弥生に唆されてモヤモヤするのも日常
だからって、別に卯月を嫌ってるわけでもなく実際はその逆である

夕張ー愛称:ゆうばりん
練度:メロン 主兵装:軽巡に扱えるものなら何でも 好感度:★6
「ゆうばりんって…気に入ったのそれ?」
気分は一個上のお姉さん。卯月や菊月の駄々に付き合ったり
球磨や提督の無茶振りで、アレな兵装を作ったりと、信頼と安心の夕張さんである
特に決まった装備は無く、戦況次第でなんでも持ち出すびっくり箱、安心と実績の夕張さんである

大鳳ー愛称:大鳳さん
練度:いい風 主兵装:流星改 好感度:★9
「提督、愛してるわ」
素直な提督LOVE勢。金剛見たいにテンションを上げるでもなく、息を吐くように好意を伝えてくる方
ラブコメに悪戯にと我慢強い方だが、許容量を超えると…
その落ち着いた物腰からは、艦隊の保護者っぽくなっているが、内心は見た目通り歳相応だったりもする
最近は大人気ないと周知の事実、本人は一応否定してるつもり

U-511ー愛称:ゆー、ゆーちゃん
練度:ですって 主兵装:WG42 好感度:★8
「Admiral…提督さん、次は何をすれば良い?」
好きとか甘いは良く分からないけれど、Admiralの お手伝いが出来ればいいなって思います
素直、とても素直、素直すぎてすぐ手が出るくらい素直
鎮守府の番犬・猟犬・あるいは狼も通り越して、やっぱり番犬の位置に落ち着いている
如月に貰った三日月型の髪飾りは宝物

ポーラ-愛称:ポーラさん
練度:赤ワイン 主兵装:白ワイン 好感度:★7
「提督さん?面白い人ですよねー」
ゆーの舎弟。あんまりな言い方をすれば、そういう立場
酒は飲んでも飲まれるな。口も態度も緩くなるが、意外と理性は残ってる
酔が醒めると口も態度も固くなるのを気にしてか、平時はもっぱら酔いどれている


このSSへの評価

1件評価されています


SS好きの名無しさんから
2018-01-11 12:06:18

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SS好きの名無しさんから
2018-01-11 12:06:12

このSSへのコメント

2件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2018-01-08 06:40:24 ID: NJtFcaz0

あけましておめでとうございます‼アーケード提督です。
今回は多摩ちゃんの回という訳で、アーケードでも多摩ちゃんを使いまくりました‼新たな嫁候補…( ゚ε゚;)

多摩改ニが実装されましたね‼軽巡改ニでダントツの装甲…ヤバいなこれ
ズボンからスカートに!可愛すぎるよ多摩ちゃん‼

今回のssは登場人物が少なく、読みやすかったです。膝枕さっちゃん…ウヘヘ

次回のssも楽しみに待ってます‼
長文失礼しました~(^^)v

2: SS好きの名無しさん 2018-01-09 18:37:49 ID: rbWM7KoD

明けましておめでとう御座います。前前回のシビア好きな者です。                思ったよりも更新が早くてコメントし忘れてしまいましたw コメ返しありがとうございます♪多摩ちゃんと提督はなんというか長年連れ添った夫婦?同居人?友人?表現出来ませんがなんかほっこりしました             今回も安定して金剛ちゃんがウブで可愛いですね♪


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