「クリスマス？」

イ「ってなんだ？」

フ「きっと美味しい物だよ～。」

イ「いや、絶対に違う気がするぞ..,」

コ「その、"くりすます"って何なんだ？」

プ「この時期になるとヒトは、美味しい物を食べたり飲んだりして、みんなで楽しむことをする日のことをクリスマスと言うらしいわよ。」

ジ「それにプレゼントも貰えるらしいですよ。」

イ「プレゼント！？」

ジ「はい。」

コ「誰から貰えるんだ？」

ジ「"さんたくろーす"という人から貰えるらしいです。博士が言ってました。」

イ「へぇ～。その"さんたくろーす"って人、すっげー良い奴だな。」

プ「夜寝る前に靴下に欲しい物を書いた紙を入れておくと、次の朝には紙に書いた物が靴下の中に入ってるらしいわ。」

フ「へぇ～。私、じゃぱりまんが欲しい～。」

イ「そんなんボスに頼めばくれるだろ。もっと別の物にしろよ～。」

フ「別の...う～ん...」

ジ「確かに、これが欲しいっていう物はないですね...」

コ「そういう場合って書かなくてもいいのか？」

プ「多分そうだと思うけど...」

「う～ん...」

「みなさ～ん！」

コ「マーゲイ。」

マ「みなさん悩んでどうしたんですか？」

フ「"さんたくろーす"に何を貰うかみんなで考えてたんだ～。」

マ「"さんたくろーす"？」

プ「実は...」

...

マ「なるほど..."そのさんたくろーす"は凄い人ですね...」

イ「だけど、欲しい物がぜんぜん思いつかなくってさ～。」

マ「みなさんは物欲がなくて羨ましいです！私は欲しい物いっぱいありますよ！」

ジ「例えばどんな物ですか？」

マ「そりゃ勿論、みなさんの汗が染み込んだ服や靴下！それにみなさんがかじったじゃぱりまん！それらが貰えたらもう私、私...ｳｴﾍﾍﾍ...」

イ「お、おう...」

フ「これ欲しいの？」

マ「欲しいです！！！くれるんですか？？！！」

フ「あげてもいいy」

プ「だめよ！」

フ「何で～？」

プ「あげたら...ダメな気がするからよ...」

コ「確かに...」

ジ「何か危ない気がします...」

イ「うんうん...」

フ「だって～。」

マ「しょ、しょんなぁ～...」

プ「と、とりあえずクリスマスについてもう少し博士から聞いてくるわ。」

コ「私たちも行こう。」

イ「だな～。暇だし。」

ジ「じゃあ今からみんなd」

「ぃよっ！」

コ「うわああああ！！！」

イ「あ、ジャイアント先輩！」

ジャ「何してんだ？」

ジ「今から図書館に行って、クリスマスについて色々と調べようかと思いまして。」

ジャ「クリスマス？あぁ、あれか。懐かしいなぁ。」

プ「懐かしいって、ジャイアント先輩知っているんですか？」

ジャ「勿論！クリスマスは楽しい日だぞ！」

フ「へぇ～。どんなことするの？」

イ「それはさっき、プリンセスたちが言ってただろ...」

ジャ「サンタクロースは知っているか？」

コ「さっき聞きました。」

ジャ「じゃあ欲しい物があるなら、サンタクロースに書けばいいし、なければ書かなくてもいいんだ。」

フ「あと美味しい料理は～？」

イ「それは覚えてるのかよ...」

ジャ「料理か。自分たちで作れるなら、用意してもいいと思うぞ。」

ジ「それは厳しいですね...」

コ「マーゲイ作れたりしないのか？」

マ「えぇ！？私ですか？！私は～...出来ないですね～...」

イ「だよな～...」

ジ「かばんさんにお願いするのも何か悪いですし...」

ジャ「別に料理がなくったって、サンタクロースからプレゼント貰えたらそれだけでも十分だよぉ。」

プ「じゃあプレゼントを考えましょ！」

「おー！」

～～～～～～

へ「ライオンよ。知っているか？」

ラ「何を？」

へ「クリスマスというものを。」

ラ「お～、クリスマスね～。知ってる知ってる～。」

へ「もうすぐクリスマスだが、私たちはどうする。」

ラ「そうだな～...あ、じゃあ私サンタクロースやりたい！」

へ「じゃあ私もサンタクロースになろう！」

ラ「...なんで？」

ヘ「誰が一番多くプレゼントを届けられるかという勝負をしようではないか！」

ラ「うーん...そういうことじゃないんだよね～。」

ヘ「では、どういうことをしたいんだ？」

ラ「ちょっと来て。」

へ「ん？」

...

ラ「じゃじゃーん！」

へ「私のこの立ち位置...トナカイか...」

ラ「いや～だって～、何となく見た目にてるじゃん？」

へ「しかしだな！」

ラ「それに、ヘラジカが引っ張ってくれたらその...楽しそうだと思ったから...さ。」

へ「む...そうか...ならこの私が、今引っ張ってあげようではないか！！」

ラ「え、今は平気だy」

へ「しっかり掴まっていろ！」

ラ「ちょ、まっ！」

へ「うおおおおおおおおお！！！！」

ラ「うわああああああああ！！！！」

へ「どーだ！これなら園内のフレンズ全員にプレゼントを届けられそうだろ！」

ラ「そんなことより止めて！速すぎて怖い！」

へ「そう簡単には止まらないぞ！」

ラ「お願いだから止まって！」

へ「まだまだ走るz」

ラ「へっ？」

(ドーン)

ラ「...」

へ「...」

ラ「大丈夫か？」

へ「あ、あぁ。ライオンは？」

ラ「私も平気だよ。...あ。」

へ「ん？...雪か...」

ラ「だね～。...ﾍｯｸｼｭ」

へ「寒いのか？！」

ラ「え、大丈夫大丈夫～。くしゃみしただけだって～。」

へ「風邪をひいたら折角のクリスマスが楽しめなくなるから帰るぞ！」

ラ「も～、そんなに慌てなくてmってなになになに！？何してるの！？」

へ「おぶってやるぞ！こっちの方が早く帰れるからな。」

ラ「また走るの...？」

へ「いや、今度は歩いて帰る。2度もライオンに負担はかけたくないからな。」

ラ「...そっか...ありがと...」

へ「寒いか？」

ラ「ん～...寒いけど、温かい...かな...」

へ「？ならよかった。」

ラ「...クリスマスっていい日だよね。」

ヘ「そうだな。ライオンはプレゼント決めたのか？」

ラ「あ～、なぁんにも決めてないや。」

ヘ「そうなのか。因みに私は決めてあるぞ！」

ラ「マジで？なになに～？」

ヘ「フッフッフッフッ...ライオンや他のフレンズ達といつまでも居られるようだ！」

ラ「それ、プレゼントじゃなくてお願いじゃん...」

ヘ「む？確かにお願いだったな！」

ラ「まぁ、ヘラジカがそれ欲しいならいいんじゃない？私もそれでいいや。」

ヘ「そうか！一緒か！ならもっと、クリスマスはいい日になりそうだな！」

ラ「だね～。」

～～～～～～

ギ「吹雪になったわね。また、雪掻きをしなくちゃいけないわね...」

キ「えぇ～、ボクはやらないよ。」

ギ「だーめ。キタキツネも手伝ってね。」

キ「ボク、ゲームで忙しいから手伝えないよ。」

ギ「何言っているのよ...」

キ「そういえば、もうすぐクリスマスだって。」

ギ「もうそんな時期なの？時間が過ぎるのって早いわね。」

キ「ねーねーギンギツネ。ボクにプレゼントちょーだい。」

ギ「(絶対言ってくると思ったわ...)そうね～...雪掻きを手伝ってくれたら考えてあげるわ。」

キ「えぇ～？！ギンギツネのケチィ...」

ギ「というか、私にねだらないで普通はサンタさんにお願いするものでしょ？」

キ「そうだけど～、来るまで待てない。」

ギ「貴女ねぇ...キタキツネは何が欲しいの？」

キ「新しいゲーム！」

ギ「えぇ！？ゲームって、今あるのじゃダメなの？」

キ「遊びすぎて飽きた。まんぞく。」

ギ「それスナネコじゃない...しかもゲームって何処にあるのよ？」

キ「わからない。けど、博士とか知ってそう。」

ギ「そうね...じゃあ博士の所に聞きに行きましょうか...」

キ「今から！？」

ギ「今からなわけないでしょ！外は吹雪なんだから。」

キ「えぇ～...温泉が止まった時は吹雪の中でも行ったのに～。」

ギ「温泉は大事だもの。」

キ「ボクのことは大事じゃないの...？」

ギ「大事よ。けど、重要なことじゃないもの。」

キ「む～...」

ギ「さっ、吹雪はしばらく止みそうにないし、お風呂に入ってくるわ。キタキツネは？」

キ「いい。入らない。」

ギ「そ。わかったわ。」

...

キ「いいもん...ギンギツネが行かないならボク一人でも行くもん。」

...

ギ「ふ～...気持ちよかった。キタキツネ～、お昼ご飯食べるわよ～。...キタキツネ？寝てるの？...あれ、いない...いじけて隠れてるの？キタキツネ出てきなさい。キタキツネ～。......まさか！......やっぱし！もう！あの子ったら、バカなんだから！！」

...

キ「ハァ...ハァ...結構歩いた気がするけど、全然山の麓に辿り着かない...いつも歩いてるから大丈夫だと思ってたのに...そうだ、磁場を感じればいいんだ。...こっち。」

...

キ「あれ...全然わからない...ていうか同じ所を歩き続けてる気がする...まさか...迷子...？...吹雪がさらに強くなってきたし...帰ろ...」

...

キ「来た道戻ってるのに、全然着かない...本当に迷子になっちゃった...ギンギツネには黙って出てきちゃったし...ギンギツネ助けてくれるかな...こんな所で一人寂しく死ぬのかな...そんなの嫌だよ...ギンギツネェ...ヒック...ギンギツネェ...」

...

「...ネ～！」

キ「ヒック...ギンギツネ...？」

「キタキツネ～！」

キ「！ギンギツネ！」

ギ「キタキツネ～！...もう...どこ行ったのよ...あの子私がいないとダメなのに...もしかしたらもう...ううん！まだきっと！キタキt」

キ「ギンギツネ～！！」

ギ「きゃああああ！！！」

(ドサッ)

ギ「キタキツネ！？」

キ「うえ～ん！！！こ゛め゛ん゛な゛さ゛い゛～！！！」

ギ「このバカキツネ！こんな吹雪の中、勝手に一人で行くなんて何考えてるのよ！」

キ「だって...だって～...」

ギ「だってじゃないわよ...私だって...私だって心配してたんだk...うわ～ん！」

...

ギ「ヒック...落ち着いた？」

キ「うん...」

ギ「まったく...2人で泣いちゃうなんておかしいわね。」

キ「もう、怒ってない...？」

ギ「えぇ。でも、もう2度とこんなことはしないでよ。」

キ「うん...わかった...」

ギ「じゃあ行くわよ。」

キ「何処に？」

ギ「何処って博士の所よ。」

キ「え、いいの？」

ギ「もちろんよ。それにもう山の麓だし。」

キ「あれ...ボクいつの間にか来てたんだ。やっぱボク凄い。」

ギ「何が凄い、よ。一番泣いてたのに。」

キ「泣いてないよ。一番泣いたのはギンギツネだよ。」

ギ「はいはい。」

キ「ほら、行こ。」

ギ「あ、ちょっと！待ちなさい！キタキツネ！こらー！」

～～～～～～

「ﾍｸﾁｯ」

助「風邪ですか？」

博「違うのです。寒いだけです。」

助「そうですか。あまり無理はしないでください。ダルければダルいと早めに言ってください。」

博「風邪なんて引かないのです。われわれは賢いので。それにもうすぐ、クリスマスなのです。」

助「そういえばそうですね。」

博「それに外を見るのです。雪が降っているのです！」

助「だから余計に寒くなったのですね。」

博「この静かな感じ、凄く好きなのです。」

助「何だか以前の感覚が出てきそうな気がします。」

博「以前とは、動物の時のことなのです？」

助「はい。耳を澄ませば...誰かこっちに向かってます。」

博「それは本当です？」

助「はい。この声は...かばんとサーバルですね。」

博「クリスマスだからここでパーティーをやるのもありですね。この際、かばんに美味しい物をたくさん作ってもらうです。じゅるり。」

助「そうですね博士。じゅるり。」

...

か「こんにちは～。」

博「よく来たのです。」

助「かばんを待っていたのです。」

か「ボクを、ですか？」

サ「かばんちゃんに何か用があるの？」

博「もうすぐ何が行われるか知っているのですか？」

か「もうすぐ...？」

サ「あ！私知ってるよ！」

助「サーバルにしては珍しいですね。じゃあサーバル答えるのです。」

サ「ふっふーん。クリスマス、だよ！」

か「クリスマス...？って何ですか？」

博「クリスマスというものはですね...」

...

か「なるほど。...てことはボクを待っていた理由って、まさか...」

博「そのまさかなのです。」

助「期待してるですよ。」

サ「？？？」

...

か「う～ん...本には書いてあるけど、これどうすればいいんだろ...」

サ「なになに～？どうしたの～？」

か「あのね、クリスマスには鳥の丸焼きを食べるんだって。その鳥をどうしよっかなぁって。」

サ「私に任せて！」

か「え？」

サ「狩りごっこなら得意だから！鳥を捕まえてくればいいんだね？」

か「う、うん...けど、いいの？」

サ「任せて任せて～！」

か「...行っちゃった...でも博士とか鳥食べるのかn」

「何をするですかあああああ！！」

か「(ﾋﾞｸｯ)何が起こったの！？ってサーバルちゃん！もう戻っt...ってそれ博士だよ！」

サ「みゃ？でも鳥をって...」

か「鳥は鳥でも、フレンズの鳥じゃないよ！」

サ「そんなぁ～！」

博「当たり前なのです！！私を食べたってまったく美味しくないのです！いいから降ろすのです！！！」

(ドサッ)

サ「ごめんなさい...」

博「まったく...何で鳥と言ってわれわれを最初に思い浮かべるのですか？！」

サ「一番近かったから...」

博「そんなの理由にならないのです！それにわれわれフクロウは食べても美味しくn」

助「美味しいです。」

博「...助手？」

助「博士は食べると美味しいです。今すぐにでも食べたいです。」

サ「ほら！助手も言ってるよ！」

博「だからと言って、私を食べることにはならないのです！」

か「それに助手の言っていることは、少し違うかなぁ...」

サ「そうなの？」

助「さ、博士。夜はこれからです。」

博「まだお昼なのです！」

助「お昼でも、関係ないです。」

博「関係あるのです！」

か「う～ん...」

「こんにちは～。」

サ「ねぇねぇ！誰か来たみたいだよ！」

博「い、今行くのです！」

助「あ...チッ...逃げられた。」

か「(怖い...)」

...

博「ん？キタキツネにギンギツネですか。」

ギ「こんにちは。」

か「こんにちは、って凄い雪ですね。」

キ「...寒い...」

ギ「当たり前よ。調子に乗って動物の時の真似をするんだから。」

サ「動物の時の真似ってどんなことしたの？」

キ「雪に顔を突っ込むんだよ。それで餌を取ってたんだ。多分。」

サ「へぇ～。面白いね。」

博「で、何か捕れたのですか？」

ギ「キタキツネの行動は無意味だったけど、こんな物を捕まえたわ。」

か「わぁ。これフレンズ化していない鳥ですね。」

サ「へぇ～。鳥ってこういう姿してるんだ～。何の動物なの～？」

博「わからないのです。」

助「初めて見たのです。」

サ「じゃあ何の動物かわからないの？」

博「心配するななのです。」

助「ここは図書館なのです。鳥の図鑑ぐらいあるのです。」

博「というわけでかばん。頼んだですよ。」

か「えぇ～...ってこの鳥...」

博「かばんが居て助かるのです。この動物が何の動物か調べられるのですから。」

助「その通りなのです。かばんなしではわれわれは生きられないのです。」

ギ「流石にかばんに頼りすぎじゃないかしら...？」

博「平気なのです。かばんは唯一、字が読めるヒトなのですから。」

ギ「それ答えになってないわよ...」

か「あの～...」

助「何ですか？もう調べ終わったのですか？」

か「まだ調べてないですけど...」

博「早く調べてくるですよ。」

か「調べる必要がないと思うんです。」

博「何故です？」

か「さっきクリスマスの料理について調べてたんですけど、その鳥に似た鳥がいて...その...その鳥は...多分食用です。」

「！？」

～～～～～～

「ｴｰｷｼｯ!」

フェ「アライさ～ん、くしゃみの仕方がオヤジくさいよ～。」

ア「仕方がないのだ～！寒いからくしゃみが出るのだ！ｴｰｷｼｯ!」

フェ「も～、女の子らしいくしゃみをしようよ～。」

ア「女の子らしいくしゃみってどんな感じなのだ！？」

フェ「う～ん...」

ア「...」

フェ「わからないな～。」

ア「じゃあ、女の子らしいくしゃみなんてものはないのだ！」

フェ「そうかな～...ﾍｸﾁｯ...あ。」

ア「今のフェネックのくしゃみなのだ？！」

フェ「う、うん。」

ア「全然アライさんのとは違うのだ！アライさんのより可愛いくしゃみなのだ！」

フェ「何だか恥ずかしいなぁ～。」

ア「でもくしゃみが出るということは、寒いってことなのだ！早く図書館に行って暖を取るのだ！」

フェ「お～。」

～～～～～～

か「あ、あの...」

「(ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ)」

か「あのぉ...」

「(ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ)」

か「う～...」

サ「かばんちゃんは悪くないよ！」

博「ですが、今食用って言ったのです！」

か「ヒトはお肉も食べていたことを既に知っているのかと...」

助「博士は知らなかったのですか？」

博「(ﾊｯ)し、知っていたのです！ひ、ヒトはお肉も食べると知っていたのです！わー...われわれも動物の時にはお肉を食べていたのです！」

か「じゃあもう怯えたりは...」

博「しないのです！」

か「よかった～...」

キ「じゃあこれから料理するの？」

か「はい。」

サ「かばんちゃんの料理楽しみ！私も手伝っていーい？！」

か「ありがとう。ただこれからすることはあまり見ない方がいいかなぁって...」

「？」

...

ア「着いたのだ～！こんにちはなのだ！」

(シーン...)

フェ「何だか静かだね～。」

ア「部屋の中は暖かいから何処かに居るのは間違いないのだ！」

フェ「じゃあ探そっk」

ギ「もうだめ～！」

サ「かばんちゃんは何であんなに平気なの！？」

ギ「わ、わからないわよ！鳥を...思い出しただけで吐き気が...」

サ「博士と助手は端っこの方で丸くなってたし...あ！キタキツネは？」

ギ「あの子は興味津々に見てたわよ...」

サ「すっごーい...」

ア「二人ともどうしたのだ！？」

ギ「あら、アライグマにフェネック。いつからいたの？」

フェ「ちょうど今来たところさ～。」

ア「そんなことよりも、どうしたのだ？」

サ「えっとね～...言いにくいかな～...」

ア「えぇ！？」

ギ「奥の部屋に行くとわかるわよ...」

ア「今から確かめに行くのだ！」

フェ「えぇ～、私はいいかなぁ～。」

ア「じゃあ、アライさん一人で行ってくるのだ！」

フェ「行ってらっしゃ～い。」

ギ「何となく察したの？」

フェ「そうだね～。それに何だか聞いたこともない音がしてるからね～。」

サ「フェネックの耳ってすっごいんだね！」

フェ「そうなのさ～。」

...

キ「...食べないの？」

ギ「え！？あ、た、食べるわよ？！」

キ「折角かばんが作ったんだから、食べないと。」

ギ「わかってはいるけど...」

ア「何でギンギツネは食べないのだ？この、鳥の丸焼きっていう食べ物はとっても美味しいのだ。」

フェ「アライさんは結局、関係の無い部屋に入っていったから何も知らないんだね～。」

ア「どんなことなのだ？」

フェ「それは知らない方がいいかな～。」

キ「も～...はい。」

ギ「え？」

キ「あーん。」

ギ「ふえ？！なななな何やってるのよ！？」

キ「だって食べなさそうだから、ボクが食べさせてあげる。ほら、口開けて。」

ギ「う～...あ、あ～ん...」

キ「どう？」

ギ「お...美味しいわ...」

か「本当ですか？！」

ギ「えぇ！とても美味しいわ！」

キ「よかったね。」

か「うん！」

フェ「...アライさん、美味しい？」

ア「かばんさんが作る料理は、とっても美味しいのだ！」

フェ「そっか～、よかったね～。」

キ「博士も食べてる？」

博「当たり前なのです！こんな美味しい料理...食べないわけないのです！」

助「やみつきなのです！」

か「よかった～。みなさん喜んでくれて。」

サ「ねぇねぇ、かばんちゃん！」

か「なぁに、サーバルちゃん？」

サ「はい！」

か「これは？」

サ「クリスマスプレゼントだよ！」

か「クリスマス...プレゼント？」

サ「うん！」

ア「でもクリスマスプレゼントってサンタさんから貰う物じゃないのだ？」

サ「私もそういうものだと思ってたんだ。だけどね、大切な人にもプレゼントしていいって少し前に助手から聞いたんだ。だから、かばんちゃんに私からのクリスマスプレゼントだよ！」

博「助手、いつの間に。」

助「少し前のことです。」

か「サーバルちゃん...ありがとう！あ、でもボク何も用意してないや...」

サ「大丈夫だよ！かばんちゃんからはいっっっつもプレゼントを貰ってるから！料理だってかばんちゃんが作ってくれるし、楽しい毎日だってかばんちゃんがいてくれるから楽しいんだもん！」

か「何か照れるなぁ...」

サ「だから、今日は私がかばんちゃんに何かお礼をしたくてこのクリスマスプレゼントを用意したんだ！」

か「ありがとう、サーバルちゃん。」

サ「えへへ。」

キ「中身は何なの～？」

サ「あー、だめだめ！ここでは開けないで！その、他の人に見られたら恥ずかしいから...」

か「わかったよ。あとで開けるね。」

キ「ちぇ～...あ、そうだ。博士、ゲームってある？」

博「ゲームですか？多分外の倉庫にあると思うのです。もしかしてここに来た理由って、ゲームを取りにきたのですか...？」

キ「そうだよ。」

助「ですが、今は外が暗いのです。倉庫は電気が点かないので、明日にするです。」

キ「えぇ～...わかったよ...」

ア「フェネック！」

フェ「なぁに、アライさん？」

ア「アライさんもフェネックに何かプレゼントしたいのだ！いつもいつも、フェネックはアライさんを助けてくれるから何かお礼をしたいのだ！」

フェ「その気持ちだけで十分だよ～。ありがとうね～、アライさん。」

ア「え～、でも何かを...そ、そうなのだ！...」

フェ「(料理覚えたら、アライさんに美味しいって言ってもらえるかな～。)」

ア「フェネック！」

フェ「何だい、アライさん？」

ア「はい、あーん！」

フェ「え...？」

ア「今はこれくらいしか出来ないのだ...だから食べて欲しいのだ！」

フェ「あ...あ...あ...」

ア「フェネック？」

フェ「しゅきいいいいい！！(アライさぁぁぁぁぁぁん！！)」

ア「フェネックゥ！？」

博「まったく...かばん、おかわりを所望するのです！」

か「あ、わかりました。」

助「そういえば、ケーキもあるのですか？」

か「はい。今作ってる途中ですが。」

博「ヘーヒまえ(ﾓｸﾞﾓｸﾞ)作うとは(ﾓｸﾞﾓｸﾞ)はふあ(ﾓｸﾞﾓｸﾞ)かわんへふえ(ﾓｸﾞﾓｸﾞ)。」

助「口に入ってる時には喋ったらダメですよ、博士。」

サ「ケーキって何？」

か「えっとね、ふわふわしてて甘い食べ物だよ。」

サ「甘いの！？」

か「うん、そうだよ。」

サ「わー！私、食べたーい！」

か「待っててね。もうちょっとで出来るから。」

サ「うん！」

...

か「ふぅ。あとはクリームを周りに塗って～...」

フェ「何か手伝うことある～？」

か「フェネックさん！じゃあ、クリームを塗ってください。」

フェ「はいよ～。」

か「でも、急にどうしたんですか？」

フェ「ん～、何となくかな～。」

か「あ、わかりました。」

フェ「？」

か「美味しいって言ってもらうと、すっごく嬉しいですよね。」

フェ「かばんさんはやっぱ凄いな～。」

か「そうですか？じゃあ、ここからは全部フェネックさんがやってみてください。」

フェ「え？私に出来るかな～？」

か「塗り方が綺麗なので大丈夫ですよ。ボクはここで見ているので、安心してください。」

フェ「それは実に頼もしいね～。」

...

か「お待たせしました。」

博「遅いのです！早くケーキを食べさせるのです！」

か「今切るので待っててくださいね。」

博「早くするのです！」

か「はい、どーぞ。」

サ「わー！美味しそう！」

ギ「見事ね...流石だわ...」

キ「これがケーキっていうんだ。何か色々乗ってるね。」

ギ「これは、イチゴだったかしら？」

キ「あー、いいな～。かばん、ボクにもイチゴちょーだい。」

ギ「ワガママ言わないの。」

か「はい、どーぞ。」

キ「やったー。」

ギ「もぉ～...」

助「こ...これは...」

博「美味しいのです！」

ア「流石かばんさんなのだ！」

か「えへへ。でも実はこれ、ボクは作ってないですよ。」

サ「え？」

博「じゃあ誰が...？」

か「フェネックさんが作りました！」

ギ「凄いじゃない、フェネック！」

助「かばんが作ったと思ってたのです。」

キ「ボクもそう思ってた。」

フェ「どもども～。」

博「フェネックにしては、よく出来てると思うのです。」

サ「いーなー！ねね、かばんちゃん！今度は私にも作り方教えて！」

か「うん、いいよ。」

ア「フェネックは凄いのだ！」

フェ「そうかな～？」

ア「そうなのだ！賢いし、こんなものまで作れるからフェネックはとても凄いのだ！」

フェ「ありがと～。それと、ケーキ美味しい？」

ア「とっても美味しいのだ！作ってくれてありがとうなのだ！」

(バターン)

ア「フェネックゥ！？」

フェ「アライさ...ん...最高の...プレゼントを...ありがとう...」

ア「目を覚ますのだ、フェネック！」

フェ「あとは...よろしく...」

ア「フェネック？！フェネックゥゥゥ！！」

か「ふふふ、喜んでもらえてよかったです。」

ギ「あれ、どうするのよ...」

か「う～ん...無視しといていいと思います。」

ギ「え、えぇ...」

博「かばん！おかわりを寄越すのです！」

か「はーい！」

...

か「今日はとっても楽しかったな～。」

サ「スゥ...スゥ...」

か「ふふっ、サーバルちゃんも疲れて寝ちゃった。あ、そういえばサーバルちゃんからのクリスマスプレゼント開けてないや。何が入ってるんだろう。」

(ガサガサ)

か「わぁ、綺麗な羽。あとは...これは、手紙？サーバルちゃん字が書けるようになったのかな？えーっと...『かばんちゃんえ。いつもいつも、はかせやじょすゅのわがままにつきあってて、なれないこともやっててすごいね！わたしもなにかなれないことおちゃれんぢしたくて、てがみおかいたんだ！ぢがきたないかもしれないし、よみにくいかもしれないけど、がんばってかいたことおかばんちゃんにしってもらいたくてこのてがみおかばんちゃんにぷれぜんとするね！これからもよろしくね！いつもありがとう！あときれいなはねおあげるね！さーばるより』...サーバルちゃん...最高の...最高のクリスマスプレゼントだよ...ありがとう...サーバルちゃん...嬉しくて涙が出ちゃった......さ、ボクも寝よ。...ありがとう、サーバルちゃん。」

～～～～～～

「さて...今宵は満月。この素晴らしき日に、皆の願いの物を届けられることは実に幸いな事ではなかろうか！今宵だけではあるが、幸福を届ける者となろう！夢の中でこの鈴の音色を聴くとよい！さぁ、行くぞ！」

～～～～～～

フ「う～ん...ん～...？あ～、プレゼントだ～。欲しかった物がちゃんと入ってる～。」

イ「ふわ～。フルル起きるの早いな。」

フ「ねぇねぇ、クリスマスプレゼント入ってたよ。」

イ「マジで！？ホントだ！すげー！サンタクロースってマジでいたんだな！」

プ「もぉ～...朝から何なのよ...」

イ「プリンセス！クリスマスプレゼント入ってるぞ！しかもちゃんと書いた物が入ってるぜ！」

プ「本当に？」

フ「うん。見てみて～。」

プ「...わぁ～、本当だわ！凄いじゃない！」

ジ「おはようございます～...朝から皆さん元気ですね。」

コ「ちゃんとプレゼントが靴下に入ってたらしくて、朝からこの調子だ。」

ジ「へぇ～。サンタクロースは本当にいたんですね。」

コ「だな。因みにジェーンは何をお願いしたんだ？」

ジ「私ですか？私は、新しい耳当てです！今のでもいいんですけど、ちょっと寒いっていうか。なので耳当てにしました。コウテイは？」

コ「私は、全員分のマイクにしたんだ。」

ジ「マイクですか？」

コ「あぁ。しかも博士からオススメされたやつでな、今までのとは違うんだ。」

ジ「どんなのですか？」

コ「今までは手に持っていたが、新しいのは耳に掛けるタイプなんだ。これを腰に付けて、こっちを頭に付けると...こんな感じだ。」

ジ「わぁ～、とてもいいですね！これなら両手が空いて自由ですね！」

コ「だろ？私はこれはとても良い物だと思ってこれにしたんだ。」

ジ「流石リーダーです。みんなの分もお願いするから尊敬します。」

コ「尊敬だなんて...でもありがとう。」

イ「なぁなぁ2人とも見てみろよ！洋服一式って書いたら結構イケてる洋服がきたんだぜ！」

コ「すっごく似合ってるじゃないか。」

ジ「素敵です。」

イ「だろ～。サンタってすげーよなー。こんな似合う洋服までくれるんだから。」

プ「そうね。いつか、会えないかしら。」

フ「会ってどうするの？」

プ「今日のこと感謝したいのよ。何だか、ただ書いただけで物をくれるっていうのはちょっと、ね。」

コ「プリンセスらしい考えだな。」

プ「それ、どういう意味よ！」

コ「そのままの意味だ。だけどわからなくもないな。感謝したい気持ちは私にもある。」

ジ「私もあります！」

フ「私も～。」

イ「みんな同じ気持ちってことだな～。」

プ「貴女たち...やっぱ持つべきものは仲間よね。」

イ「そういえばプリンセスは何を貰ったんだ？」

プ「へ！？そ、それは内緒よ！」

フ「え～、教えてよ～。」

プ「嫌なものは嫌よ。」

イ「う～ん...よぉし、フルル！」

フ「おー！」

プ「へ？！ちょっと、フルル！？離しなさい...！ってなんでこんなに力あるのよ...！あ、ちょっとイワビーやめ...！」

イ「取ったーー！...ぁ～？何だこれ？」

ジ「これは、熊？」

コ「にしては小さくないか？それにフワフワしてるし。」

フ「何これ～？」

プ「そ、それは...ぬ...ぬいぐるみ...よ...」

「ぬいぐるみ？」

コ「これぬいぐるみっていうのか。」

イ「へぇ～。でもよ～く見ると普通の熊より可愛い顔してるんだな～。」

ジ「確かにそうですね。ぬいぐるみって可愛いんですね。」

プ「なんだ...」

「？」

プ「てっきり笑うのかと思ってたわ...私らしくない、とかで。」

イ「なんだよそれ。プリンセスにとってオレたちはそこまで酷く思われてたのか～。」

プ「え、違っ」

ジ「他人のプレゼントを笑う程私達は冷酷ではないですよ。」

コ「プレゼントは誰がどんな物を貰おうと自由だからな。」

プ「...そうよね。私が勘違いしてたわ。」

フ「いいなぁ。私もぬいぐるみにすればよかった～。」

コ「そういえば、フルルは何にしたんだ？」

フ「私はね～、じゃぱりまんだよ～。」

コ「結局じゃぱりまんにしたのか...」

プ「フルルはフルルね...」

ジ「それがいい気がしますけどね。」

イ「だな～。」

フ「？じゃぱりまん美味しいよ～？」

プ「じゃあ、朝ご飯にじゃぱりまんでも食べましょうか。」

コ「そうだな。」

イ「じゃあ今から取ってくるぜ！」

ジ「あ、私も行きます！」

フ「...みんなでじゃぱりまんを食べるの、すっごく大好き～。今日はいい日になりそうだな～。え～っと、こういう時何て言うんだっけ～......あ～、忘れちゃった。」

プ「フルル～、朝ご飯食べるわよ～。」

フ「あ、待って～。」

～～～～～～

ラ「う～...寒いなぁ...そういえば朝起きたらこんな物があったけど、何が入ってるんだろ。...開けてみるか。」

へ「ライオンよ！朝起きたらこんな物が置いてあったぞ！」

ラ「お～、よかったねぇ～。私の所にも同じやつがあったよ。」

へ「む？ということはこれはライオンからではないのか？」

ラ「違うよ～。その反応だとこれはヘラジカからではないね。」

へ「うむ。私はそんな物送った記憶はないぞ。」

ラ「ということはこれって、サンタクロースからじゃない？」

へ「何もお願いをしていないのに、プレゼントをくれるのか。やはりサンタクロースは偉大だな！」

ラ「だね～。中身なんだろ。」

へ「開けてみるか。」

ラ「お？これは...」

へ「手袋...？」

ラ「しかもお揃いじゃ～ん。」

へ「おぉ！ライオンと同じか！これは良い物だ！」

ラ「お～！手が暖かいなぁ～。」

へ「これなら外で走っても手が冷たくなる心配はないな！」

ラ「え～、走ったら暑くなるだけだよ。」

へ「む？そうか？」

ラ「そんなことより、この手袋を付けて散歩しようよ～。」

へ「散歩か？別にライオンがそれを望むのであれば私は付き合うが。」

ラ「じゃあ行こ行こ～。」

...

へ「しかし何故急に散歩を？」

ラ「そういう気分なの。」

へ「そうなのか？私には理解し難い気分だな。」

ラ「...気付いて欲しいんだけどなぁ。」

へ「何か言ったか？」

ラ「別に～。あそこの木まで歩いて、誰が一番早く辿り着けるか勝負ね。」

へ「勝負か？！いいぞ！本気でいくからな！」

ラ「よーい、ドン！って走っちゃダメだよ！」

へ「うおおおおおおおお！！！！」

ラ「...まったくもう、ヘラジカはヘラジカだなぁ。」

～～～～～～

「...ーちゃん...」

「...ーんちゃん！」

「かばんちゃん！」

か「ん～...？あ、おはようサーバルちゃん...」

サ「ねぇねぇ、見て見て！靴下の中にプレゼントが入ってたんだよ！」

か「ホントォ？」

サ「うん！ほら！」

か「わぁ～！」

サ「サンタさんって本当にいたんだね！」

か「ね。サーバルちゃんは何をお願いしたの？」

サ「私？私ね～、これだよ！」

か「これってマフラー？」

サ「うん！この時期は寒いからマフラーにしたんだ！かばんちゃんは？」

か「ボクはね、え～っと...これだよ。」

サ「なぁにこれ？」

か「百味ビーンズっていうお菓子だよ。」

サ「ひゃくみ...み...みんみ...」

か「違うよ、百味ビーンズ。百味っていうのは100種類の味って意味だよ。」

サ「100種類の味！？すっごーい！1個ちょうだい！」

か「うん、いいよ。」

サ「ありがと～！いただきま～す！」

か「どう？」

サ「...何か...変な味する...」

か「さっきサーバルちゃんが食べたのはほうれん草味だね。」

サ「ほうれん草...？」

か「野菜の種類だよ。」

サ「そ、そうなんだ...何か口の中変だよぉ...」

か「じゃあ起きてお水飲みに行こうか。」

サ「みゃ～...」

...

か「おはようございます。」

博「おはようなのです。」

か「博士、朝から嬉しそうですね。」

博「そ、そんなことはないのです。至って普通なのです。」

助「朝起きたらクリスマスプレゼントがあったので、テンションが高いのです。」

博「そそそそんなわけないのです！」

か「博士は何をお願いしたんですか？」

博「これなのです！」

助「お菓子の詰め合わせですか。よくこんな物がありますね。」

博「サンタさんは凄いのです！これぐらいちょいちょいで持ってきてくれるのです！」

か「ボクもお菓子にしたんですよ。」

博「どんなお菓子なのですか？！」

か「百味ビーンズっていうお菓子です。」

助「ほぉ～。」

博「あとで交換してやらなくもないのです。」

か「ふふっ、じゃああとでお菓子を交換しましょうね。」

ギ「おはよう。」

助「おはようなのです。キタキツネは？」

ギ「起きたらすぐに倉庫に向かっていったわよ。朝から元気よね。」

助「倉庫...確かに昨日ゲームがあるとは言いましたが、絶対にあるとは言えないのです。」

ギ「じゃあ無駄足になることもあるってこと？」

助「有り得なくはないですね。」

キ「ただいま。」

ギ「あら、おかえり。どうだった？」

キ「見て見て。こんな小さなゲーム機がこの袋の中に入ってたよ。これ、博士たちが用意したの？」

博「そんな物知らないのです。」

ギ「じゃあそれって...」

キ「サンタクロースからだ。」

ギ「サンタさんはキタキツネが倉庫に行くことも知っていたの？！それって何か怖くないかしら...？」

キ「そんなことどうでもいいんだよ。今はこのゲーム機で遊ぶから、部屋に戻るね。」

ギ「あ、ちょっと！朝ご飯食べてからにしなさい！」

キ「え～、ボクお腹すいてないよぉ～。」

ギ「それでもいいから少しは食べなさい。」

キ「え～...じゃあ少しだけだよ。」

フェ「おはよ～。」

か「おはようございます。」

フェ「みんなクリスマスプレゼント貰ったんだね～。」

か「フェネックさんも貰いましたか？」

ア「貰ったよ～。」

サ「何貰ったの？」

フェ「それは秘密なのさ～。」

サ「え～、何で～！」

ア「さぁね～？じゃあみんなで朝ご飯食べようか～。」

サ「も～！」

博「ところでアライグマはどうしたのです？」

フェ「アライさんならまだ寝てるよ～。」

助「起こさなくていいのですか？」

フェ「そうだね～。いい夢を見てるっぽいし～。」

か「じゃあ起こすのも悪いですね。」

博「じゃあさっさと朝ご飯を食べるのです。」

助「われわれはお腹が空いたのです。」

か「今から用意してきますね！」

サ「あ！私も手伝うよ！」

ギ「私も手伝うわ。」

か「ありがとう！」

フェ「...(アライさん、最高のクリスマスプレゼントありがと～。アライさんも私からの最高のクリスマスプレゼントをちゃんと受け取ってね。)メリークリスマス。」

～fin～