2018-02-12 10:54:41 更新

概要

俺ガイルの恋愛ifストーリーです。
ヒロインはまだ決まってませんが。


俺の日常が戻ることは無かった。


一色がうちに泊まることになってから、特に何かしらのイベントが発生したりなどはなく今日は金曜日である。


変わったことといえば、小町が一色を『いろは先輩』と呼ぶようになったことと、

一色がこのままだとただの居候だということで毎日料理を振舞ってくれるようになったことくらいだ。


一色は料理のレパートリーも多く、特に昨日の肉じゃがはなかなかのものだった。


この様子で何事もなくストーカー被害も影を消してくれればいいなぁと油断していたのだが…


今日も今日とて部活である。

依頼もなくいつものように雪ノ下の入れた紅茶を飲みながら本を読んでいると奴が来た。


「どーもですー」

「やほーいろはちゃん」

「紅茶、いるかしら?」

「はい!お願いします」


この光景にも馴染んだ。

最近一色はよく部室に来る。学校行事も特にないこの時期は生徒会も手持ち無沙汰なのだろう。


生徒会の雑用を持って来ることも無いから別にいいのだが…なんて思ってると、一色がとんでもないことを口に出した。


「そういえば先輩、今日の晩御飯どうしますか?」

「…」

「…」


雪ノ下と由比ヶ浜が固まった。

そして、やっちゃったーという顔をした一色がまた口を開いた。


「きょ、今日の晩御飯なににするんですかー?」

かなり慌てていたが、俺もこのビッグウェーブに乗るしかない。


「そうだな、肉じゃがとかいいんじゃないか」

「それ昨日も食べたじゃないですかー」


「…」

「…」


いやまあ今のは俺も悪い。「さて」と俺は一言置いてから

「んじゃ俺はこの辺で…」

「待ちなさい」


腰を上げた瞬間雪ノ下に阻まれた。

ですよね。


「一色さん、今この男に晩御飯をどうするかと聞いたわよね」

「い、いやー…」

「それに、昨日も肉じゃがを食べたそうね」


ゴメンなさいとばかりにこちらをチラチラ見る一色。俺にはもうどうしようもない。


俺は事情を話すことにした。

「実はな…――――」




「それにしても泊まるというのは…一応その、男女というのもあるのだし」

「そ、そうだよ!羨ましい…じゃなくて!お母さんとかお父さんとかすごく心配してるんじゃない?」


「まあ、お前らの言うことはわかる。男女といってもほとんど小町が相手をしてたんだがな」


「お騒がせしてすいませんでした。今日から家に帰ります。」


「ストーカーもそろそろ諦めついてるかもしれないしな、しばらく様子見ってのもいいんじゃないか」


誤って口を滑らしたからか、小町と会えなくなるからか分からないが一色はかなり落ち込んでいる。


俺にとっては、いつもの日常が帰ってくるだけだ。名残惜しさなんてない。






一色が口を滑らせてから一週間が過ぎたが、どうやらストーカーは収まったようである。


それからというもの、俺はいつものようにぼっちライフを満喫した。

最近戸塚と話してないなぁ…。と、思いながら登校していると―――


「あ、八幡!」

「女神様…」

「え?」

どうやら神様は俺の味方みたいだ。これも日頃の行いのおかげだな。


「八幡と話すの久しぶりだねー。そういえば、一緒に登校するの初めてじゃない?」

「ああ、そうだな。これからも毎日登校してくれ」

「僕もそうしたいんだけどね、朝練が忙しいんだよね…」

「そ、そうか…」

振られた気分である。

「で、でも!朝練がない日は一緒に登校しようよ!!」

戸塚が慌ててる。とつかわいい。


朝から幸せな気分になり、玄関で靴を履き替えると一色が来た。


「あ、せんぱーい!」

「やだ」

「まだ何も言ってないじゃないですか…おはようございます!」

「ん、おお。んじゃまた」

「はい!また部室で!」

今日も来るのか、とは言わずに教室に向かう。


6限目の現国を終えた後、平塚先生に部活に行く前に職員室へ来いと言われた。

嫌な予感しかない。


帰りのホームルームを終え重たい足をなんとか運び職員室へと向かう。

自席に座っている平塚先生に声をかけようとしたが、かなり負のオーラを醸し出している。

「おい比企谷」

「な、なんすか」

「聞きたくはないがお前、彼女が出来たのか?」

何を言い出すのかと思えば、何言ってんだこの人。


「どうしたんすか急に」

「最近、生徒会長と目の腐った男が登下校を共にしていると噂になっててな…」


酷い言われようだな。てか先週の話だろそれ。


「色々あったんすよ。部活の依頼といいますか。正義の味方と言いますか」

ドヤ顔で言ってやった。


「なんの依頼があって一色と帰ってたのかは知らんが、節度を持って行動するんだぞ。君はその点においては心配いらないかもしれないが」


「じゃあなんで呼んだんすか…」

「いや何、ちょっと羨まし…じゃない。部活の顧問としてだな…」


今羨ましいって言いかけましたよこのひと。

誰か!誰か早くもらったげて!!


「用件は以上だ」

「は、はぁ…」


ほんとこの先生暇なのか寂しいのか孤独なのか、可哀想に思えてきた。


俺は職員室を後にし、部室へ向かう。

部室に入ると、1人の見覚えのない女の子が席に座っていた。


依頼人のようだ。



部室には俺と、由比ヶ浜、今日は由比ヶ浜の右側に座った一色と雪ノ下。そして向かい側に依頼人の計5人がいる。


女の子はショートカットで色白、身長は一色より少し小さいくらいか。たぶん、同じ学年。

清潔感が溢れている。


「では、依頼とはなんなのか聞かせてもらってもいいかしら」


まだ雪ノ下たちも依頼の内容は聞いてないみたいだ。


すると、女の子は――――


「私、比企谷くんが好きです」


後書き

一色ルートでいくつもりです。
まだわかりませんが。


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2018-02-10 16:44:11

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