2018-02-17 00:31:19 更新

休日 凡矢理水族館


千棘 「わーー、大っきい水族館!

去年私がアメリカにスミレさんに着いて行くまではこんな水族館無かったわよね?」


楽 「ああ、ここ最近出来たんだ。

イルカみたいなメジャーなヤツから、深海魚まで幅広く飼ってるって評判なんだぜ。

一度来てみたかったんだ。」


千棘 「でしょでしょ?あんた動物好きだしねぇ。良かった、ここを今日のデートに選んで!」



6月も下旬に入り、俺は先週の日曜日はスマホゲームで集の盗撮行為をとっちめて終わったから今週の休日は水族館にデートに来ていた。

今回は珍しく千棘がプランを考えてくれた。




千棘 「じゃあ、どこから見て回る?」


楽 「そうだなぁ………まずは………」



イルカショー


イルカ 「キュン!キュン」


千棘 「わーー、見てよ楽、あのイルカ可愛い〜〜〜」


楽 「ああかわいいな。流石にイルカは凡高の飼育小屋には飼ってなかったからあんまり見てなかったぜ。」


千棘 「高校の飼育小屋でワニを飼ってた男が何を言ってるのよ。」



……………………そりゃ全くだ



そしてショーも終わり


千棘 「じゃあ楽、少しここで待ってて、私ジュース買ってくる?」


楽 「ああ、頼んだ。」



しかし、10分以上掛かっても千棘は戻って来なかった


楽 「何やってんだあいつ?………」


楽 (……………仕方ねぇ)


千棘side


千棘 「あーもう、楽はさっきどこにいたっけ?どうしよう………」


シルフ 「どうやら、心配する必要は無いみたいよ、千棘。」


千棘 「え?」


レオン 「あっ、いた!千棘姉、シルフ〜〜〜」


千棘 「あっ、レオ君!」


レオンが楽から離れて1匹で千棘を追って来た


レオン 「やっと見つけた……楽が心配してたよ?」


千棘 「レオ君、楽は?」


レオン 「あっちょっと待って、楽はもうじき止まったボクの星の光を追ってここに来るから。」


千棘 「えっ!?そんなのも分かるの?」


楽 「おーい、千棘ぇ〜〜!」


千棘 「あっ、楽!」


レオンの言った通り、楽はレオンが千棘とシルフを見つけてから3分も経たずに千棘達の元に来た


楽 「ったく……道がわかんねぇんなら最初から1人になるなよ。」


千棘 「ゴメン、近いし分かると思ったんだ。

にしても、ずいぶん早く着いたわね。」


楽 「えっ?ああ、シルフの星の光の気配がしな、ずいぶん知ってる感じだったから。」


千棘 「え?でも私が覚醒したのは誕生日だし、まだ2週間も経ってないわよ?」


楽 「いや、そーなんだが、どうもやっぱりお前の星の光だから、俺が前から感じて知ってるのとおんなじ感じだったからすぐに分かったんだよ。」


千棘 「え?」


楽 「その、なんつーか………俺がお前と一緒にいる時だけ感じてる………心地良さに」


千棘 「えっ!?」


楽 「まあ、面と向かって言うのは照れ臭いんだがな………」


アハハ………


千棘 (そっかぁ………楽、私といる時、そんな風に感じてくれてたんだ。)


千棘 「……………楽」


楽 「え?」


ギュッ


千棘は楽に抱きついた


楽 「わわっ!?」


千棘 「ありがと!私も楽といるの心地いいよ!」


楽 「千棘………」


ギュッ


楽は千棘を抱き返した、そのまま二人は数分間そのままでした


第47話 完


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