2018-02-24 03:51:57 更新

楽 「スーースーー」


パチッ


楽 「ムニャ?」


楽が目を覚ますと、外はもう夜で皆んな寝ていた


スースー グーグー………


楽 「……………ああそうか、皆んなで宴会やって酒飲んでたんだ。

そのまま寝ちゃってたんだな。」


ムニャ


千棘 「うー………ん………」


楽 「!お、千棘。お前起きてたのか。

皆んな随分酔いつぶれたな〜〜」


千棘 「ねぇダーリン、あんた私のホントの彼氏よね?」


楽 「は!?何だよいきなり、そんなん今更………」


千棘 「………じゃあ、何で皆んなを連れてくるの?」


楽 「は?」


千棘 「あんた私の恋人でしょぉ?なら、なら……………何で小咲ちゃん達まで呼ぶのよバカァ!」


ムキーー


楽 「え?どうしたんだよ千棘?そんないきな………!」


楽は千棘の顔が真っ赤なのに気付いた


楽 「…………え?お前まさか…………酔ったのか?」


千棘 「えへへ………えへへへへ……………」


楽 「そっか、幾らお酒に昔より強くなったからって、こんだけ飲んだらまた高校1,2年の正月の時みたいに………」


楽 「ハッ!てことはまさか他のみんなも?」


楽は辺りを見回した


集 「楽、起きたか」


楽 「あ!集、大変なんだよ。実は皆んなが………」


集 「分かっている。俺のミスだ。

皆んながこんだけ酒を呑めばこうなる事を見落としていた………ここはおれがなんとか………」


橘 「んなもん………あんたにできよっとかぁ!」


バシーン


集 「うぐぁ〜〜〜!」


集は万里花のビンタで吹き飛ばされてしまった


楽 「わわっ、集?」


橘 「らっくん………邪魔者の舞子さんはいなくなりよったばい……」


楽 「た…橘?」


橘 「らっくん……らっくん……何でウチは友達やけん?」


楽 「ウチはらっくんが大好きやけん………何でちとげしゃんと?ウチじゃダメばい?

ウチは髪は短いけどちとげしゃんより全然女の子らしいけん!

ウチと結婚してくれろ〜〜」


楽 「落ち着けって橘………お前は今酒が入ってて………」


橘 「愛羊天皇(あいようてんのう) レム」


レム 「うーん、万里花もう夜なのに呼び出さないでよ………」


楽 「あ! レム、いいところに。

橘を何とかしてくれよ。そいつ酔っちまって………」


レム 「ムニャムニャ………えへへ……えへへ」


楽 「? レム?お前も何かいつもと雰囲気違う………」


レオン 「これはマズイよ楽!」


楽 「あっ!レオン?」


レオン 「どうやら………万里花姉(ねえ)だけじゃなくて レムまで酔ってるみたいだよ。」


楽 「は?星獣って酔うのか?」


レオン 「人間の食べ物は口にしないけど、契約星獣は星神と感情が繋がってるから、星神が酔ったら当然、契約星獣も酔うんだよ!」


楽 「なにぃ〜〜!?」


レオン 「気を付けて楽! 天皇ヒツジのレムは治癒以外にも相手を眠らせる能力もあるから、楽が レムにねむらされたら、後は万里花ねえに好きにされちゃうよ!」


楽 「ええ〜〜!?」


橘 「らっくん………らっくん………」


楽 「くっ!」


カシャンッ


楽の星匣 「籠手の札(コテノフダ)」


楽 「紅炎(プロミネンス)!」


ボウッ


万里花・ レム 「うわっ!」


タタッ


楽 「やべーぞ………鶫もいるし、千棘だって今はシルフがいる………このままじゃあ………」


第61話 完


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