2018-03-15 10:04:39 更新

AM:9:00 凡矢理大学 55号館


楽 「ふーう、やっぱりあの7人が揃うと心が何処か安心するわ〜〜〜」


? 「ん?どうした楽、お前が独り言なんて珍しい………」


楽 「あ、冬吾。オッス。」


教室で楽の隣の席に座って来たのは久野 冬吾(くの とうご)。楽の大学での級友の1人だ。


男性にしてはやや長めの耳を隠す程度に長く伸びた茶髪に、太枠の黒縁メガネを掛けている。


楽 「いや〜〜それがな、今日の朝の電車で高校時代にクラスで仲の良かったメンバーが久々に勢揃いしたんだ。

それも何の前触れも打ち合わせも無く。」


冬吾 「へぇ〜〜、そりゃいいな。俺なんか東京都に出て来てから、中高の奴らとは全然会ってねーからな。」


楽 「え?ああ、そっか。冬吾お前、他県から来たんだよな。何処の県だっけ?」


冬吾 「愛知県だよ。そこの江南市って市に住んでたんだ。」


楽 「愛知県かぁ、随分と遠くから来たんだな。

やっぱり、この大学がずっと行きたくて目指していた志望校だったからとか?」


冬吾 「いや、俺の場合は大学じゃなくてこの地方に来ること自体に意味があったんだ。

この大学は自分の学力レベルに合ってたから受けて受かっただけ。」


楽 「え?この地方自体?」


冬吾 「まあ、その内話すけど今は聞かないでくれよ。あ!教授が来たぞ、講義始まるぜ。」


楽 「ん?ああ………おう。」


そして楽と冬吾は講義を受け始めた。

その講義中に思いもよらない事態が起こるとはまだ知らずに………


第1巻 第90話 完


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