2018-03-19 22:19:17 更新

ー学校登校ー


善子「……まただわ。」


いつも運の悪い私は、今日で既に3回も酷い目にあっている。


善子「ホントなんなのよ!朝からつまづいて転けるし、犬からは追いかけ回されるし、そして今バスに乗り遅れたし……」


善子「遅刻は確定…はぁ……」


いつも通り、って言えばそうなんだけど、今日は何故だかいつもよりイライラしていたの。



善子「とりあえず、時間を確認しよう…」



………。



善子「ケータイ!わすれたぁぁぁぁぁぁ!!!!!」



ー学校ー


ルビィ「善子ちゃん…大丈夫?」



善子「大丈夫じゃないわよ…見ればわかるでしょ、あとヨハネ…」



花丸「ほんとにその運はどうにかならないずらか?」



善子「なってたらとっくにそうしてるわよ!!!!!」



善子「はぁ…まあ、今日の体育で気分転換でも出来たらいいんだけどね……」



ー体育(ドッヂボール)ー


善子「クックック、さあ来なさい!このヨハネが……全て受け止めてあげるわ!!」ギラン


ボールが私めがけて飛んでくる。


善子「はぁぁぁぁぁぁぁぁああああ!!見えた!このヨハネの目n……」


ボールは、顔面に直撃した。



ー保健室ー



花丸「善子ちゃん…大丈夫ずらか?」



善子「ヨハネ、ほんとになんなのよ…もう……」



花丸「ルビィちゃんも心配してたよ、次の授業はとりあえず保健室で休んだ方がいいって言ってたずら」



善子「そうね、そうさせてもらうわ。」




ー昼休みー


ガラガラ(扉を開ける音)



花丸「あ!善子ちゃん!!」



ルビィ「善子ちゃん、大丈夫?」



善子「ヨハネよ…うん、もう大丈夫みたい。午後からはちゃんと授業受けるわ。」



花丸「あ、そうだ!ルビィちゃんが、善子ちゃんにあげたいものがあるって!」



善子「あげたいもの?」



花丸「ほら!ルビィちゃん渡すずら」



ルビィ「うゆ…これ、昨日お姉ちゃんと作ったんだ。善子ちゃん、元気ないみたいだし、良かったら食べてみて……」



そこには、とても美味しそうなクッキーが入った袋があった。



善子「ほんと?ありがとう!あとヨハネね!」



そして私は袋を開けて、中にあるクッキーを食べてみた……しかし、不運は続いていた。



ルビィ「どう?善子ちゃん…」



善子「ん……んん!」



花丸「善子…ちゃん?」



善子「からぁぁぁぁあい!!何よこれ!辛すぎよ!!」



花丸「え、辛い!?まるのは甘かったよ?」



善子「辛いのよ!あんたこれ何入れたのよ!?」



ルビィ「多分…間違って唐辛子か何か入れちゃったのかも……」


善子「どうやったら、私のだけ間違えて唐辛子なんて入るのよ!!!!!あんた達、わざとやってるでしょ!!!!!」



ルビィ「ち、違うよ!ルビィはそんな事しないよ!」



花丸「そうずら!決めつけは良くないずら善子ちゃん!」



今思えば、ほんとにくだらない事だったって分かる。でもこの時は、イライラは限界に来ていた。そして私は思ってもない事を言ってしまった。



善子「本当に今日はなんなのよ!私が何か悪いことしたわけ!?なんでこんな目に合わなくちゃいけないのよ!1人だけ間違えて唐辛子が入っていたなんて…本当に信じられない。元気になるものもこれじゃむしろ悪化してしまうわよ!」


すると、そばで聞いていた花丸の口が開き


花丸「……その言い方はないずら、善子ちゃん。」


善子「何が間違っているのよ!今日はいいことひとつ無い、最悪の日よ!」



花丸「せっかくルビィちゃんが作ってくれたのに、その言い方はないずら!!!!!ルビィちゃんだってわざとじゃないって言ってるずら!」


花丸「少し運が悪いからって、人に当たるのは最低ずら!」


善子「ずらまるに私の気持ちが分かるわけないわよ!」


私は、まだ頭に血が上ったまま。これ以上はまずいと思ったルビィちゃんは止めに入った。


ルビィ「花丸ちゃん!いいの。ごめんなさい善子ちゃん…本当にごめんなさい……」



善子「もういいわ!私の気持ちが分からない人と話していても埒(らち)が明かないわ!他のところで食べてくるから!」



花丸「こっちだって、そんな最低な人と一緒に食べるご飯なんてお断りずら!!!!!」



今まで生きてきた中で1番の不運と言ってもいい。なんであんなこと言ったのだろうと、今でも思うの。


ー部活ー


果南「」ツンツン


千歌「うん?どうしたの果南ちゃん?」


果南「なんか、空気重くない?」


千歌「言われてみれば…なんか分かる気がする…」


千歌「ルビィちゃん」コソコソ


ルビィ「どうしたの?」


千歌「何か空気重くない?」


ルビィ「う、うん、実はね……」コソコソ


…………。


千歌「えぇ!?花丸ちゃんと善子ちゃんが喧嘩!?」コソコソ


ルビィ「そうなんだ。昼休みにね、善子ちゃん、花丸ちゃんと口論して…そこから今までずっと話をしてないんだ。」


果南「あの二人が?へぇ〜、珍しい事もあるもんなんだね。どうしてそうなったの?」


ルビィ「実は今日、ルビィが善子ちゃんにクッキーをあげたんだけど、ルビィそれに間違えて唐辛子入れちゃって…今日は特に不運が続いているから、多分それで怒ったんだと思う……」


ルビィ「そして、それを聞いた花丸ちゃんが、言い返したら……」


果南「今の状態になった……と」


ルビィ「うゆ….ルビィ、どうすればいいのか分からないよ。」


千歌「とりあえず、このまま様子を見てみようよ」


果南「そうだね、今はそうするしかないね」


ルビィ「善子ちゃん…花丸ちゃん……」


ー数分後ー


ダイヤ「それでは、ここのポジショニングをどうするか…ですわ。」


鞠莉「ここは息の合う2人を持ってきたい所ねぇ、例えば!私と果南とか!」


ダイヤ「それじゃあ、他の所でボロが出てしまいますわ!」


鞠莉「うーん、じゃあ、千歌っちと曜?」


ダイヤ「それもダメですわ、既に決まっていますもの」


曜「アハハ、息の合う……か。んー、じゃあさ!善子ちゃんと花丸ちゃんはどうかな?」


ダイヤ「いいですわね!それでいきましょ….」


花丸「却下ずら」


善子「同じくよ」


曜「えぇ!?どうして!?」


善子「私達は息の合うどころかむしろ逆よ、合わせる方が無理があるわね」


花丸「まるも、恐らく息は合わないも思うずら」


曜「2人とも、どうしたの?」


善子・花丸「どうもしてない(ずら)」


ルビィ「……」


結局ポジションは決まらず、次に持ち越された。



ー黒澤家ー


ダイヤ「ルビィ…ちょっとお話が」


ルビィ「何?お姉ちゃん」


ダイヤ「善子さんと花丸さん、何かあったのですか?あまりにも違和感があったというか…」



ルビィ「うゆ、実は……」


ー省略ー



ダイヤ「そう、そんな事が……」


ルビィ「全部ルビィが悪いの…ルビィがあんなものあげなければ、きっと2人は喧嘩しなくて済んだのに……」


ダイヤ「ルビィ、そう気に病む事はありませんわよ」


ルビィ「お姉ちゃん……でも!」


ダイヤ「ルビィは、善子さんの事を思ってあげたのでしょう?そのことは善子さんも充分に分かってくれてると思いますわよ」


ダイヤ「ただ、少し意地を張っているだけですわよ……善子さんが謝ればきっと花丸さんも、許してくれるはずですわ」


ルビィ「そう、なのかな…」


ダイヤ「きっとそうですわ。だからあなたが、2人を仲直りさせるのです」


ルビィ「分かった、ルビィ頑張る!!」


ダイヤ(ここは私達が2人を、と言いたいところですが、今回はルビィ達の問題…私達が出る幕ではないですわね……)


ー翌日ー


花丸「おはようずら、ルビィちゃん」


ルビィ「お、おはよう…花丸ちゃん」


善子「おはよう、ルビィ」


ルビィ「おはよう、善子ちゃん….」


善子「ヨハネよ」


ルビィ「あ、ごめん……」


花丸「」


善子「」


ルビィ(お、重い……)


ルビィ(どうしよう、話しかけずらいよ…)



ー部活ー



善子「さあ!リリー!今日も張り切っていくわよ!!」


梨子「誰がリリーよ、また勝手に決めちゃって……」


花丸「今日ものっぽパンが美味しいずら〜」


ルビィ「ほんとにいつも食べてるね(笑)そんなに食べて飽きないの?」


花丸「飽きないずら!1日何回食べてもいけるずら!」


ルビィ「ね、ねぇ…花丸ちゃん」


花丸「なにずら?」


ルビィ「よ、善子ちゃんとそろそろ仲直りしてくれないかな?やっぱり喧嘩したままなんて良くないよ…」


花丸「いやずら、こっちからは絶対あやまらないずら、向こうが悪いから向こうがあやまるべきずら」


ルビィ(ダメだ、分かってくれそうにない…)



ー数分後ー



ルビィ「よ、善子ちゃん!!」


善子「なに?」


ルビィ「あの、ちょっと話が…」


善子「仲直りならしないわよ」


ルビィ「え、どうして……」


善子「確かにルビィ、あなたには悪いと思っているわ、 私の勝手な考えだけであなたに思ってないことを言ってしまった……ほんとに悪いと思ってる…」


善子「でも、ずらまるはもう私の話すらきいてくれないじゃない…そんなんじゃ話も何もないわ」


ルビィ(善子ちゃんも、ダメだ…どうしよう)


ダイヤ(頑張るのですよ、ルビィ…)


鞠莉「ダーイヤ!」


ダイヤ「ピギャ!!!!!・・・鞠莉さんでしたか…」


鞠莉「どうしたの?もしかして2人のこと?」


ダイヤ「はい、どうしても心配で…」


鞠莉「うーん、そんなに心配なら、2人から話を聞いてみたら?」


ダイヤ「いえ….これはルビィ達の問題ですから、私達が出るべきではないですわ」


果南「そう?私は、Aqoursの問題と思うけどな」


ダイヤ「か、果南さん…」


果南「このまま2人が仲直り出来なかったらどうするの?これからのこと」


ダイヤ「そ、それは…」


鞠莉「そうそう!果南の言う通りだよ〜!今後の為にも、そろそろダイヤが行った方がいいんじゃない?」


ダイヤ「う…分かりましたわ。でも今日1日だけ待ってください、そこでルビィ達が解決できなければ私がいきますわ」



ー数分後ー


ダイヤ「では、昨日決められなかったポジショニングを決めたいと思うのですが…誰かいい案の人はいませんか?」


千歌「うーん、難しいよね〜こういうこと決めるの」


ダイヤ「まあ、そうですわね。でもこれも、次のステージをより良いするための工夫…そんなこと言ってる場合ではないですわよ」


千歌「それは分かっているんだけど〜」


ルビィ「は、はい!!!!!」


8人「」ビクッ


ルビィ「あ、ごめんなさい…」


千歌「どうしたの?ルビィちゃん?」


ダイヤ「何かいい案でも浮かんだのですか?」


ルビィ「ルビィ…や、やっぱり花丸ちゃんと善子ちゃんにするべきだと思うの!!!」


善子「ッ!?………ちょ、ちょっとルビィ!?」


花丸「何言ってるずらルビィちゃん、まるたちじゃ無理って前にも言ったずらよ!」


ルビィ「そんな事ないもん!ルビィは、花丸ちゃんと善子ちゃんなら出来るって本気で思ってるよ!」


善子「何言ってるのよ、そうだとしても、私はやらないわ」


花丸「まるもこんな人とやりたくないずら」


善子「……ちょっと、それどういう意味?」


花丸「言ったままの意味ずら、すぐ人のせいにする最低な人と一緒にやりたくないって言ってるだけずら」


善子「な…あんたがまともに話を聞いてくれないから、いつまで経っても話が進まずにいるのじゃない!!!!!」


梨子「ちょっと、2人ともやめて……」


曜「そうだよ、喧嘩は良くないって」


鞠莉「出なくていいの?ダイヤ」コソコソ


ダイヤ「もう少し、見守っていますわ…」コソコソ


善子「分かったわよ、あんたがそこまで嫌っていうなら………」


善子「私、Aqoursを抜け……」


ルビィ「善子ちゃん!!!!!!!!!!」


善子「………」


ルビィ「なんてこと言うの!善子ちゃん、酷いよ!」


ルビィ「花丸ちゃんも!なんで話すら聞いてあげようとしないの?善子ちゃんずっと謝ろうとしていたのに……」


花丸「………」


ルビィ「実はね…ルビィ、今日善子ちゃんが朝コンビニに入ってたくさんのお菓子を買うところを見たの」


善子「そ、それがどうしたのよ…」


ルビィ「あれ、花丸ちゃんに謝るためのものだよね?」


花丸「!?」


善子「そ、そんな事じゃないわよ!1人で食べるのよ」


ルビィ「あんな量を1人で食べるのは多すぎるよ……それに、のっぽパンも買ってたよね」


善子「あんた、良く見えたわね……」


花丸「………」


善子「わ、悪かったと思ってるわよ!ルビィにもあんたにも!でもあんたは話すら聞いてくれないじゃない……だから色々買って、手紙で謝ろうと思ったのよ!!!」


善子「そ、そのだから………ごめんなさい…」


花丸「……………」


花丸「」ヒック


善子「ずらまる?」


花丸「こっちこそ…ごめんなさいずらぁぁぁぁあああ!!!!!」シクシク…


善子「あんた、顔凄いことになってるわよ!?」


花丸「まる、あのあと言いすぎたなって思ってて…でも意地を張っちゃってなにも言えなかったずら、、、」シクシク…


善子「も、もういいのよ!それより早くその顔どうにかしないと」アタフタ


8人「」アハハハ!


鞠莉「どうにかなったね、ダイヤ♡」


果南「妹を信じて良かったって思ってるんじゃない?」ニヤニヤ


ダイヤ「フフ、そうですわね………」


ダイヤ(ホントによく頑張りましたわ…)


ダイヤ「はい!それじゃあ、少し逸れてしまいましたが、、、ここは花丸さんと善子さんで決定ですわね!」


花丸「頑張るずら!」


善子「承知……って!ヨハネよ!!!!!」



あぁ、今思えばほんとにくだらない話だったなって……笑えてくるわ(笑)

ありがとう、ルビィ、褒美にリトルデーモン第2号にしてあげてもいいわよ♡



終わり


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