2018-04-21 01:01:01 更新

概要

これはある青年と艦娘の繋がりの物語。


前書き

前々から書きたかったSS初投稿です。
よろしくお願いします。


【プロローグ】


僕は提督であった父が嫌いだ。

危険な勝負を率先して受ける父が。

どんな困難も乗り越えようと挑戦する父が。



あの日僕たち一家を壊した父が。



結局、父はーー海に吠えただけだ。


元帥「ーーーー」


あれ、なんで俺ここにいるんだっけ


元帥「ーーーーー?


あぁ、父を継げって言ってるんだっけ

バイトの途中だったのになぁ…


元帥「ーーと言うわけだ。ここまで理解出来たかな?」


青年「あ、すみません。もう一回お願いします」


元帥「さっきからその返しを何回したかね?…まぁ良い。それで君は提督を担ってくれるのかい?こちらもそれなりの支援はするつもりだ。何せ民間人を無理に誘っている訳だからね。」


青年「正直決め兼ねます。元帥も僕の学歴と過去は分かっているのでは?」


元帥「もちろんだ。だが、これは君にしかできない」


青年「お言葉ですがそれは買い被り過ぎですよ。僕より優秀な提督は海軍学校にごまんといますよ?」


元帥「ふむ。何故そう思うかね?」


青年「それは僕が馬鹿でなんの取り柄もない能無しだからですよ?」


元帥「だが、君は妖精が見えている。そうだろ?」


青年「まぁ、そうですが…。でもたったそれだけで提督になれたらそこら中の人が提督ですよ?あと僕、妖精のことは誰にも言ってなかったはずですが何故ご存知なんですか?」


元帥「答えは一つずつ言おう。まずは妖精を見る能力についてだが、これは海軍学校にもまず見ないような能力なのだ。特に君のような後天的に見えるようになった人は君以外確認されていない」


元帥「次に妖精については君の父から聞いた。妖精も驚いていたと聞いている」


青年「父は妖精と話せたんですか?」


元帥「いや、精々意思の疎通が限界だっただろう。君はどうなんだい?」


青年「僕も同じ感じですね。明確な言葉は聞き取れません。」


元帥「かく言う私もそうだ。妖精と話すにもなにか必要な能力があるのかも知れないと言うことにはなっているがな」


青年「それで…結局この場に父がこないと言うことは引退や引継ぎの話では無さそうですね。やはり父は」


元帥「まだ決まったわけではない。可能性は捨てるでない」


青年「…あの襲撃から2年が経つんですよ?生きてるとお思いですか?」


元帥「2年か…もうそんなになるのか…本当にすまない」


青年「いえ、元帥が謝ることではありませんよ。結局は父が望んだことでしょうし」


元帥「…彼は勇敢だった。艦娘の指揮は当然、コミュニティにおいても群を抜いていた」


青年「はぁ、僕たち家族への連絡は月1くらいだったのはそれが原因ですか」


元帥「彼は仕事熱心だったからな。暇がなかったのかもしれん」


青年「仕事熱心な人ほど家族を大事する人だと思うのですが…」


元帥「まぁ彼の話は時が来たらまた話そう。今は君のことだ」


青年「なら、父が勝てなかった存在に僕が勝てると思ってるんですか?」


元帥「あぁ、思っているよ」


青年「…無責任ですね。答えはNoです。どっかのアニメやゲームの存在でないので親より優れた子など存在しませんよ」


元帥「君は家族を奪った深海棲艦が憎いだね?」


青年「これまた唐突ですね…まぁ、家族を奪われたんです。憎くないといえば嘘ですね」


元帥「そして…それは父親のせいにして根本的な問題から自分は何もできないと目を逸らしてるんじゃないかい?」


青年「…何が言いたいんです?僕は頭が悪いので早く本題を言ってください」


元帥「ふむ。そこまで冷静に考えられる人材は頭が悪いとは思えんが。では本題だ。君がもしあの時力があれば、家族を、友達を守れた…そうは考えられないか?」


青年「もちろんそうですね。全ては守れないにしても為し得るものは少なくはなかったでしょう。でも僕は力がなかった。それだけです」


元帥「君にはそれが出来た…と言ったら?」


青年「…そんなこと出来たら青い狸でも呼んで過去に戻って守ることも可能になりますよ。全ては結果論ですね」


元帥(気づいてないか…)


元帥「そう卑屈になるな。君は良い眼をしているよ。復讐の色に染まりきっていない。自分を冷静に見れる瞳だ」


青年「恐縮です」


元帥「…今の君に必要なのは守りたいものだ。彼が最後に命を賭して守れたものがある。確かめてくるといい」


青年「…その為に提督に?」


元帥「これは国からの命令でもある。申し訳無いが拒否権はないぞ」


青年「最初から退路が断たれてるなんてなく出来てますね。いいですよ。引き受けます」


青年「その代わりなんですが、人探しをお願いできますか?」


元帥「ほう?随分と控えめじゃないか。いいだろう。それくらいは引き受けてやるが他にもっとないのか?」


青年「いえ、結構です。といってもこちらからも情報は出したいところなんですが、ほとんど情報は持ってなくて…」


元帥「ふむ。それでどんな人なんだい?」


青年「そうですね、僕の命の恩人でーー。」




青年「ある約束をした人です」




【艦娘】


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


元帥「では、向こうの鎮守府に着き、準備ができ次第連絡をくれ。」


男→提督「はいはい、りょーかいです」


元帥「建造の仕方は分かるな?戦える艦娘のいない鎮守府など敵地に肉を投げるようなものだぞ。」


提督「…無謀と言えばいいじゃないですか。いちいち変な言い回ししないでください」


元帥「それと大変すまないのだが、初期艦がこちらも不足していてな。初期艦の到着は少し遅れるだろう」


提督「了解しましたよ。ではまた後ほど」



『鎮守府』


提督「…ここが僕の鎮守府…そして父の居た、過ごした…鎮守府。」


一通り掃除等はしてあるそうだ。

家具も撤去されていて執務室はアパートの一室のようだった。


提督「と、そうだ。建造しなくちゃならないんだっけ。」


早速工廠へ。

すると桃色の髪をした人が機械いじりをしていた。


提督「すみませーん。」


カーンカーンカーン


…?なにかの装備の開発だろうか。

それより声が届いてないみたいだ。もっと声を張るしかないか…。


提督「すみませーーん!」


カーンカーンカーン


まだ駄目か…ならこれでどうだ!


提督「すっみっまぁせえええええええん!!!」


??「さっきから煩いです。何か用事ですか?」


ただ無視されてただけだった。

え?初対面でこんなに冷たいの?艦娘ってこんな感じなの?


提督「あ、どうも。この度この鎮守府に着任した提督です。」


??「あぁ、例の。よろしく。」キッ


うわ、鋭い眼光だな…。かっこいい?かな?


提督「あの、失礼ですがお名前は?」


??「チッ、あのハゲ人の説明も出来ねぇのか…」ボソッ


舌打ちした何この人!やっぱ怖い!怖いよぉ!


??→明石「あたしは明石。この工廠での仕事を任されてる。工廠のことなら質疑応答くらいならするから」


あれ?意外と優しい…。


提督「早速なんですが建造っていうのはどこでやればいいんですか?」


明石「あれ、秘書艦からの説明はなかったのか?そもそも秘書艦はどこだ?」


提督「色々事情があって、ここで建造する娘が秘書艦になることになってるんです。」


明石「ふーん、そんな人が居るんだ…。あ、建造なら向こうのドックでよろしく。やり方分からなければ最初だし教えようか?」


提督「あ、それなら大本営から嫌という程教習を受けたので大丈夫です。では」トコトコ


明石「…面白そうな人だね…。」ボソッ


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


意外といい人だった。眼光で決めつけようとした自分が恥ずかしい。


提督「ここがドックかぁ。うちのドックは…3つ。まぁまぁあるね」


提督「ええっとなになに…『最初は資源効率の良い駆逐艦が良い』か、なるほど」


どうやら駆逐艦は最小限の資源で出来るし、資源効率もよく初心者には最適とも言える艦娘らしい。


提督「これでいいのかな…」ガラガラガラ


提督「よし!いざ建造!」ポチッピカッ


うわっ、なんだ?ちっさい人がいっぱい…あ、これ妖精さんか。いつもと格好が違うから気付かなかった。


提督「妖精さん。あとどれ位で艦娘さんに会えるの?」


妖精(ユビサシ-)


あっ、タイマーが置いてあった。20分か…。待ち遠しいな。


妖精(…コンカイハトクベツ!)


提督「え?妖精さんいきなり何を…うわ!何コレすごい火力!い、いきなり何をしてるんだ!?」


妖精(コウソクケンゾウダヨ!コンカイハトクベツ!)


へ、へぇ。こんなすごい火力に物怖じしないなんて…僕の近所の妖精さんが見たら腰を抜かしそうだな…。


提督「あっ、タイマーがストップしてる。てことは…」




プシューー





響「響だよ。その活躍ぶりから、不死鳥の通り名もあるよ。」


…響…。


…なんだろう。初めてなのにこの安心感は…。


響「貴方が司令官かい?よろしく頼むよ。」


提督「あ、うん。よろしく、響。」


響「それで、司令官。私は何をしたらいいんだい?」


提督「えーっと…最初は俺の秘書艦をやってもらっていいかな?あとから初期艦も来ると思うんだ」


響「秘書艦?司令官の執務を手伝えばいいのかい?」


提督「そうだね、暫くよろしくね、響」


響「了解」


提督「早速だけど、響。もう1人建造しようと思うんだけどどうかな?」


響「そうだね。初期艦の到着が遅れるようでは私一人じゃ遠征に出ることもできないし、資源が得な駆逐艦をもう一隻くらい建造したほうがいいと思うよ」


おお、丁寧な説明でわかりやすい!


提督「分かったよ。じゃあ準備してくるね」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ガラガラガラ


提督「ふぅ」


響「終わったかい?」


提督「うん。せっかくだし建造が終わるまでこの鎮守府でも見て回ろうか。俺もまだ把握しきれてないんだ。」ポチッ


響「Да」


…?今のは…ロシア語?…気のせいか。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


一通り鎮守府を周り、食事処に着いた。


提督「ん、そろそろお昼時か。食事処間宮…ここで食事していこうか。響、奢るよ?」


響「いいのかい?それでは遠慮なく。」


響と一緒に周っていて思ったのはとても静かな娘だなぁ。俺にまだ心を開いていないのか、少し距離は遠い。なにか彼女と仲良くなれるきっかけはないかなぁ…。


提督「あのー、すみません。注文いいですか?」


??「はーい、今伺いますねー」


??→間宮「お待たせしました。あなたが新しく着任した提督ですね?はじめまして間宮と申します。主にこの食事処で働かせてもらっています。」


提督「あっ、これは丁寧にどうも。はじめまして提督です。こっちは…」


響「響だよ。今は…司令官の秘書艦さ」


間宮「あら、早速建造してきたんですね。よろしくお願いします響ちゃん」


提督「あ、それで注文なんですが、この日替わり定食ひとつと、響は?」


響「私も司令官と同じのでいいよ。」


提督「いいのか?食べ切れる?」


ゴチュウモンウケタマワリマシタ‐ジャアツクッテキマスネー


響「子供扱いしてもらっては困る。余裕さ」


提督「無理なら僕に渡しても良いからね?責任もって食べるからさ」


響「司令官は知らないだろうけど間宮さんの料理はとってもおいしいんだ。艦娘はみんな大好きなんだよ」


提督「そっか、それならいいんだ」


その後僕らはたわいのない会話を交わしていたが、やはり距離を感じる。なんだろこの子の異様な感じは…


間宮「何やら話し込んでたようですけど、お食事出来ましたよ!冷めないうちに食べちゃってください!」


提督「あっ、ありがとうございます」


響「うん、これはいいな」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


??(ふーん、まぁ最低ラインってとこね)


??(そうね、とにかく響の安全が保証されたわね)


??(…気を抜いちゃダメよ。人間なんて所詮艦娘を道具としか見れないものなのよ…)


??(…〇〇姉、そろそろ人間を認めてもいいんじゃない?)


??(慢心は1番危ないとむかし赤城さんに教わったわ)


??(むー。まぁ〇〇姉の気が済むまで付き合うよっ)


??(ありがとう〇〇)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


提督「ご馳走様でしたー。」


食事処間宮をあとにした俺たちは見回りの前に建造したドッグへと足を運んでいた。



提督「明石さーん、建造終わってますかー?」


明石「あ、提督か…いやー、それが実はだね」


提督「何かあったんですか?」


明石「妖精さんたちが建造してる最中、部品がドッグの変なとこに入ったみたいでね…動かなくなっちまったんだ」


提督「えぇ!?建造中の艦娘は大丈夫なんですか!?」


明石「あぁ、それなら建造を始める前の資材調達の段階でやらかしたみたいだから安心しとけ」


提督「よかった…ん?てことは」


響「暫く建造で艦娘は仲間にならないね」


提督「おうふ…」


明石(…妖精さんがミスするなんてこと初めてだ…。しかもピンポイントでドッグが停止するところに部品が入り込むだろうか?そもそも何処に入ったらドッグが機能を止めるんだ?…)


(オレハワルクネェ…ワルクネェンダヨォ!)

(デモトマッテルジャン)

(ウワァァァァァァア)


提督「え、他に艦娘を仲間にする方法ってないのか!?」


響「大本営でもっと勉強してきた方が良かったんじゃないかい?」


提督「百聞は一見にしかずとも言うだろ?そういうことだ!」


響「つまり司令官は馬鹿と」


提督「やめてっもっとオブラートに包んでっ!」


響「…方法は無いわけじゃない」


提督「あぁ!この際だ、俺の全力を尽くs…」


響「提督にはできないよ」


提督「…え?」


響「他に艦娘を仲間にするにはドロップ艦と呼ばれる戦闘海域中に浮いてくることのある艦娘を連れてくるだけだよ」


提督「ドロップ缶?飴で引き寄せるってことか?」


響「私の話を聞いてたかい?浮いてくるのは艦娘本人さ」


提督「でもそれって今は出撃は響しか行けないんだ。艦隊が組めないし…無茶じゃないか!」


明石「…私が出るよ」


提督「え?明石さん戦えるんですか?」


明石「本来戦うことは不向きなんだけどね。こういう事態になっては仕方ない。私の監督不行届でとあるしね」


提督(明石さん艦娘だったのか…)


提督「明石さんは実戦経験あるんですか?」


明石「暫く海には出てなかったけど近海相手くらいなら余裕があると思うよ?」


提督「うーん、こういう時どうしたらいいか僕いまいちまだよく分かってないんですけど、任せちゃっても大丈夫ですか?


明石「あぁ、指揮くらいなら私でも出来ると思うよ。提督にはその間勉強でもしててもらおうかな。当然響は付いてきてもらうからね。用意しとくんだよ?」


響「だー」


提督(また勉強かぁ…)


提督「まぁ勉強はともかく、ありがとうございます!響は…練度もまだないし明石さんサポートお願いしますね?」


明石「ほいきた、明石参る!」


響「了解。響、出撃する」


提督「では…」キュッ


提督「これより艦娘増員作戦の要項を説明する!出撃は明日、マルキューマルマルより鎮守府正面海域の探索を開始する!各員、今日は十分な休息を取るように!」


明石「なんか提督に言われると癪だね」


響「わかる」


提督「そんな!?折角かっこよかったのに!」


明石「自分でかっこいいって言うあたり相当ダサいよ」


響「ふっ」


提督「ついに響までそっちサイドに行っちゃったじゃん!明石さんどうしてくれるのさ!」


響「私は最初からこっち側だよ?」


提督「最初から味方なんていなかったのか!?」



こうして1日目のこの鎮守府の日が暮れて行った


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


【出撃】


昔、僕はヒーローになりたかった。

どこからともなく現れて人を助けて消えていくーーー

そんなヒーローに憧れていた。

何もかもを守りたかった。

正しくありたかった。


しかしその資格は不意に、突然に消えていった。


あの時、僕は…なぜ?


後悔しか生まれてこない。


どうすれば助けられた?どうすれば評価が貰えた?どうすればーーーーが救えた?


心の底ではもう1人の僕が問いかける。


「お前に力がなかったんじゃないか」

「お前はなにもできないよ」

「お前はーーーーを救えなかったよ」



「お前が犠セいになレばヨカッタんダヨ…」


僕は生きるべきじゃない。

ほんとに自分が醜い。



だから…これは…償いかな。


全てを終えたら俺は命を絶とう。

全てを終えるのに何年かかっても。

偽善者と呼ばれても。

ただの理想論であっても。


昔、あの父から教わったひとつの言葉を信じて



提督父「ーーにはーーがーーだ。ーー、ーーーーをーーーー、ーーーーーーーーーーーーーー。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


提督「…ハッ!」


外はいつの間にか朝になっている。

2人を戦場に出す後悔からか、寝覚めは最悪だ。


提督「…久しぶりに見たな。マルゴーマルマルか…。少し早めだけど業務でもしておこう…。」


顔を洗って目をピシッとさせる。


提督「よし!今日も一日、明るく行こう!」


そうだ。これは僕の…償いなんだ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「ひ…き……ひ…び……」


あぁ、またこれか…。


「ひ……び……ひ…びき…」


また?でも私は…何度も…なんども?


「~〜!?」


「ーーー!!ーーー!?!?」


あぁ、そうか。私は…【守れなかった】

私たちの日常も。海も。何もかも。


誰だ?これは私の記憶?


私は兵器だ。仕方の無いことなんだ。


でもあの人は私を女の子と呼んだ。


ありえない。人は愚かなんだ。

君は騙されてる。そうだろ?


でも私は…彼には値踏みするに値すると思う。


…ありえない。ありえない。ありえない。ありえナい。あリエない。ありえナイ。アリエない。アリエナイ。アリエナイ。アリエナイアリエナイアリエナイアリエナイアリエナイアリエナイアリエナイアリエナイアリエナイアリエナイアリエナイアリエナイアリエナイアリエナイアリエナイアリエナイアリエナイアリエナイアリエナイアリエナイアリエナイアリエナイアリエ…


私は暫く、彼を信じてみたい。


………ショウキカイ?


あぁ、これは貴方の意思じゃない。私の…私の意思だ。邪魔をしないでくれよ。


………。

……。

…。



あぁ、今度はしくじらない。今度こそーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー【守る】。

だから…私を信じてくれてありがとう。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ピピピピ ピピピピ ピピピピ ピピッガチャ


マルロクマルマル。出撃まではまだ時間があるね。なら、彼に会いに行ってみようかな。


特三型ピンを付けて考える。


大丈夫だよ。前の私。私はやれる。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


コンコン


提督「うん?早いな。誰だろ…どうぞー」


響「失礼するよ司令官」


提督「お、響か。何の用だい?出撃についての首尾でも聞きに来た?」


響「忘れたのかい?私は秘書艦だよ?仕事をしにくるのは当然じゃないか」


提督「あ、出撃のことが気がかりで完全に忘れてた」(そそそそんな忘れるわけないだろ!?)


響「ベタなボケはやめてくれるかな?」


提督「え?忘れてないよ?」(やべ、声に出てたか!?)


響「まぁいいさ。それより私に仕事をくれないか?私も少し出撃に緊張してるようだ」


提督「ん、それなら僕とゲームでもしない?」


響「…げーむ?」


提督「うん、なんていうんだろ、暇潰し、かな。響はやったことない?」


響「具体的には何をするんだい?」


提督「チェスさ。ルールは説明するから百聞は一見にしかずだ!やろう!」


響「チェス…。うん、いいよ。やろう」


提督「そうこなくっちゃ!」


響「でも、司令官。書類仕事はいいのかい?」


提督「心配するな!響たちが出撃に行ってる間になんとかするよ!」


響「…やっぱり司令官はユニークだね。とってもおもしろい」


提督(?なんで書類仕事するだけでおもしろがられるんだろう?まぁ、気にしない方がいいな!)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


マルハチマルマル


明石「うーっす提督。出撃1時間前だから一応装備の整備報告に…って何してんの?駆逐艦に土下座して」


提督「たった2時間でもうチェス勝てなくなった…」


響「司令官は浅はかだね」


提督「響は天才型なんだなぁ…はハッ」ナキワライ


明石「ほら響、提督いじめてないで艤装の調整でもするよ」


響「うらー」


提督(かわいい)


明石「ほら提督も響をいやらしい目で見てないで書類仕事でもしたら?響がいなくなる分、書類も響の分もやらなきゃでかなりの量になるでしょ?」パサッ


提督「いやらしくない!これは我が子を見守る父のような眼差しだ!って、ちょっと待って、響の分の書類仕事!?え!?聞いてないよ!?」


響「言う前に司令官がチェスの準備はじめたから、言わない方が幸せだと思ったんだよ」


提督「え!?とっても不幸!ねぇちょっと待って響ぃ!」


明石「これから艤装の調整って言ってんでしょ?アンタは一人で仕事するの!」


提督「そんなぁ…響ぃ…」


響「ふふっ」ドヤガオ


提督「響ぃ!チェスでボロボロにされた挙句、仕事から逃げるなんてずるいぞ!僕だって仕事なんかしたくねぇよおおおおお!!!!」


明石「響の策略にハマった提督かぁ…行き先不安だね。じゃ行くよ響」ガチャ


響「ふっ」ドヤガオ


提督「ウワァァァァァァアァァァァァァア」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


明石「うん、うん。さすが新品だ。いい艤装だよ。ただ、練度がない分扱うのは少し難しいかもね」


響「ハラショー。練度を積むためにもこの出撃はとても大事だね。いい指示を頼むよ」


明石「響もあまり無理をしないように。いいね?」


響「…なるべく心がける」


明石「なるべくじゃなくて絶対。分かった?」


響「…」


明石(この子はどの記憶を引き継いだのだろうか。確率は相当低いけど彼女のような響である可能性も0ではない。慎重に指示を出す必要があるね)


明石(それにしてもなぜ彼女はあそこまで力が引き出せたのにも関わらず…いやこれ以上はやめよう。辛くなるだけだ)


提督「響ぃー、明石さーん」


明石「あれ提督だ。書類仕事が嫌で逃げてきたの?」


提督「それもあるk…違いますっ!2人に用があってきたんですぅ!」


明石「本音が漏れたね。でなんの用?それとも響に書類仕事の仕返しでも思いついてきた?」


響「司令官はわかりやすいから仕返しされても100倍返しできる自信がある」


提督「いやそれも違うから!え?響嘘だよね?俺の帰投後の仕返し計画は無駄にならないよね?」


明石「完全に無駄だね」


提督「あ、あぁ…20分がぁ…」


響「20分も使うなんてほんとに司令官はおもしろいね」


提督「うわ泣きそ。響さらっとひどいよ?泣くよ?」


響「司令官、はやく用件を言ってくれないかな?」


提督「そうだった!はいこれ」スッ


明石「これは…お守り?」


提督「そう、俺の住んでた所の近くに神社があってそこで拾ったものなんだ」


響「拾った?司令官は泥棒でもあったのかい?」


提督「半分正解だと思ってる。一応交番には届けたんだけど半年たっても落とし主が現れなかったから交番から送り付けられてきたんだ。」


明石「そんなものを私たちに持てと?泥棒の肩なんて持ちたくないよ」


提督「でも、張り紙を神社に貼ってたんだけど2年経っても現れなくて…だから本来の使い方をした方がお守りも浮かばれるかなぁって思ったんだけど…やっぱ駄目…かな?」


響「…司令官。ひとついいかい?」


提督「ん?なんでも言ってくれ」


響「このお守りを拾ったのはいつだい?」


提督「2年半前だね」


響「お守りが落ちてたって言ったけど落ちてたときの状況は?」


提督「神社の鳥居のそばにまるで隠すように置いてあったよ」


響「これで最後。その神社の名前は?」


提督「△△神社だね」


明石「△△神社!?」


提督「はい、それがどうかしました?」


明石「…△△神社は艦娘の墓場とも言われる場所よ。それに…」


響「このお守り、ポリエステルの布で出来てる。一般的なお守りは金襴布地という生地で出来ているんだ。しかも汚れを吸いやすいポリエステルなのに、地面に置いてあったのにも関わらず、ほとんど新品みたいだ。この綺麗な縫い目からも素人が作ったとは思えない…」


提督「え?そんなに不思議なものなの?ていうか響詳しすぎない?」


明石「ほんとに不思議なお守りね…。ほんとにあの神社の地面に落ちてたものなの?」


提督「はい、確かにあの…△△神社で拾ったんです」


明石「…持っとく価値はありそうね…」


提督「えー?明石さん泥棒の肩は持ちたくないって言ってたのにぃー?」


明石「実際泥棒だよね?泥棒提督?」


提督「ぐっ…反論の余地もないです…。でも泥棒提督はやめて!」


響「泥棒司令官、この出撃が終わったらお守りを返してくるといい。今回は一応を考えて持ってかせて貰うよ」


提督「…!あぁ、有難く持っててくれよ。無くさないでくれよ?じゃ執務に戻るよ!あと泥棒を何でもかんでも付ければいいってことじゃないからね!?」タッタッタ




提督「…これでいいのかな」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


??「貴方が艦娘と巡り会ったらこれを渡してあげて?」


青年「…これは?」


??「艦娘のいざと言う時に必要なものよ。でも、私の存在は話さないでね?」


青年「え、じゃあどうやって渡せば?」


??「落ちてたとか言って渡せば?」


青年「泥棒じゃん!そんなやり口嫌だよ!?」


??「じゃあそれまでに上手い言い訳でも、考えたら?」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


提督「上手い言い訳…思いつかなかったな…」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

??「ほら!あの人はちゃんと渡してくれたでしょ!私の信じた通りよ!」


??「結局、△△の言葉を鵜呑みにしただけじゃない!あの人そのうちお守り返しに来るわよ!?いいの!?」


??「まぁ、あの人は良い意味でも悪い意味でもまっすぐだからね…仕方ないわ!」


??「はぁ…この先が不安でたまらないわ…」



【遺したもの、遺されたもの】


提督「…2人は行ったか」


結局、父が守ったものとはなんなのだろう。昨日一通り鎮守府を回った感じ、目に見えて残っているものでは無さそうな気がした。


提督「…間宮さんにでも聞きに行くか」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


提督「間宮さん、いま大丈夫ですか?」


間宮「あら、提督さん。朝食ですか?それならオススメはお茶漬けですよ!」


提督「いえ、今回は食事ではなく聞きたい件があって来ました」


間宮「そうなんですか!私のわかることならなんでも聞いてください!」


提督「前のここの鎮守府についてなんですけど何か知ってることはありませんか?」


間宮「…すみません。私は前の間宮が居なくなってから着任した間宮なので前の鎮守府のことは分かりませんが、ここの提督さんは良い噂が溢れてたと聞いてます」


提督「そうですか…ありがとうございます…」


間宮「あまりお力になれなくてすみません…」


提督「あ、いえ!何も情報がない状態だったので、とても助かります!では僕はまだこの鎮守府をあまり知れていないので見回りでも行ってきますね!」


間宮「朝食はよろしいのですか?」


提督「うーん…彼女たちが戦場で戦ってる中では食事はあまり気が進まなくて…すみません…」


間宮「でも少しは食事を取った方がいいんじゃないですか?」


提督「そうですね…なんか、軽食とかあります?」


間宮「それでしたら、急いでおにぎりを作ってきますね!」


提督「あぁ、ありがとうございます!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


間宮さんからおにぎりを貰って再び鎮守府探索。なんだこれ、桃太郎かな?いや、団子じゃないしおむすびころりんか?とどうでもいいことを考えながら歩いていると気になるものを見つけた。


提督「…これは?」


どうやら石碑みたいだ。見た感じだと意外と最近のものだと思う。周りには花が備えられているが…ん?よく見たらこの石碑何も書いていないぞ?


提督「…」


??「は、はわわ!」


提督「ん?」


サッ


今、人の声が聞こえたような…?でもここは鎮守府だし普通の人は憲兵さんに止められて入れないハズ…


…普通の…人は…?


提督「…」


よく見ると辺りの草が微妙に凹んでいる。誰かがここに来たんだ。


提督「…僕はこの鎮守府の提督だ!君に危害を加えるつもりは無い!できれば話がしたい!姿を見せてくれないか!」


辺りに俺の声が児玉する。


??「はっ、話だけならしてもいいのです!」


向こうの茂みから声が聞こえる。どうやら、姿は見せてはくれないようだ。それはそうだ、彼女にもプライベートはあるだろう。無理に姿を見せてもらえなくても話をしてくれると言うんだ。有難く聞かせてもらおう。


提督「君はどうしてここに来たんだい?」


??「えと…あの…明確な理由は言えないのですが…お参りなのです!」


提督「お参り?ここはパワースポットか何かなのかい?」


??「そこは…艦娘達の…お墓なのです…」


お墓?お参りというのはお墓参りのことか。やっぱり、うちの親父は信じてくれた艦娘でさえ沈めてしまったということか。そしてこの子は…恐らく親父のとこの…


提督「君は…父を知ってるか?」


??「は、はわわ!お、父さんを知ってるのですか!?」


やはり父を知っている…。父は海軍以外の関係はほとんど持っていなかったハズだ。つまり彼女は…艦娘だ。


提督「僕は父の息子の提督という者です。姿は見えないけど宜しくね?」


??「えっと…よろしく…なのです!」


てかこの子語尾可愛いな。うちの艦隊にもこんな真面目そうな子が着任してくれないかなぁ。


提督「…」


??「…あのー、提督、さん?」


提督「あ、ごめん。少し考え事をしてた」


??「…もう、女の子と喋ってる時に気をそらすなんて提督さんはひどい人なのです!」


提督「はは…ごめん」


??「その、落ち込んだのなら謝るのです!」


提督「す、すぐに謝ってくれるのか…ありがとう、僕は大丈夫だよ」


??「争いごとは好まないのです!」


こんな子が親父によって戦場に出されてたのか。可哀想に…。


??「あの、そろそろ退いて貰ってもいいですか?」


提督「あぁ、君はお墓参りに来たんだったね。それはすまなかった。今すぐ執務に戻るとするよ」


??「ありがとうなのです」


提督「最後に…君はどうして姿を見せてくれないんだい?」


??「…時が来ていない…とだけ言っておくのです!さぁ早く退いた退いた、なのです!」


提督「う、うん、喋ってくれてありがとう。楽しい時間を過ごせたよ。それじゃ」


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??「…」ガサガサ


??「行ったのです…」


息子さん…ですか。


??「…これは…?おにぎり…ですか?」


恐らく、お供えとして置いてくれたのです。でもこのままだと腐っちゃうのです…。


??「…なのです」


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これは予想外の収穫だった。姿は見えなかったとはいえ、父のことを知る艦娘がまだいたなんて。誰だかは知らないけど時が来たらってことは、また会えるってことだよな。


前にどこかで聞いたこともあるような…?


そんなことより、そろそろ艦隊の帰ってくる予定のヒトヒトマルマルか…あっ。執務してない


僕はこの後のことを思って気が重くなりながら残ったおにぎりを食べつつ、港へ向かった。


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【航行】


ザザー


懐かしい潮の香りだ。海風が気持ちいい。

思えばあの人が居なくなってから海には出てなかったな。


明石「どうだい?初めての航行は?」


響「…あぁ、これはとてもいいな。気持ちいいよ」


明石「ツーツー」


響「それは?」


明石「本来提督が指示用に司令室にはレーダーがついてるんだけど、それをコンパクトにして持ってきてみたんだ」


響「それはすごいな。明石さんは何でもできるんだね」


明石「あの無能提督じゃ機械いじってぶっ壊しそうだったからね、保護と考えていいんじゃないかな?」


響「そうか、保護か。明石さんは機械を守っているんだね…。守るものがあるんだね」


明石「そんな対したものじゃないさ。…とと、そろそろ目的地かな?」



《鎮守府正面海域》


明石「いいかい?私たちの目的はあくまで艦娘の確保。敵と遭遇しても無理追いはしないように。安全優先でいくよ」


響「了解」


明石「ほかの鎮守府の情報によると敵艦との遭遇はここから少し先の海域で起こるみたいだね」


響「深海棲艦…」


明石「…気を引き締めな。そろそろ敵艦と遭遇してもおかしくないからね…」


響「…」


………ツーツー


明石「…!!敵艦見ゆ!相手は…駆逐艦2隻!」


響「…!!了解」


明石「いいかい?目標はあくまで敵艦じゃなくてドロップ艦だからね?無理はーーって響!」


響「大丈夫、私はやれる」ザッザーッ!


明石「ちょっとそういう問題じゃ…!!あぁ、もう!だから言うこと聞いてって言っておいたのにぃ!」ザッザーッ!


イ級「ガシャコン」


響「無駄だね」


ドオーーーンドーーンドーーーン


イ級「」中破


響「くっ、この程度か…」


ロ級「」ドンッ


響「っ!横からっ!」


明石「危ないっ!」

ドオオオオン


響「明石さん!大丈夫かい!?」


明石「まぁ、私はだいぶ鍛えてるし、ある程度はね…」小破


響「くっ、よくも明石さんを!!」ドンッ


イ級「」ガバッ


明石「!?イ級がロ級を…庇った!?まさか今の私たちの行動を即座に生かして…」


イ級「」大破


明石「まずい!響!体制を立て直しーーー」


ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ


明石「!?魚雷!?そんな…どこから…!?」


ロ級「」ニタァ…


…イ級で隠れてる状態から魚雷を打ったのか…!くそっ完全にやられた…!


明石「響!大丈夫かい!?…はあっ!」ドンッ


イ級「」轟沈


明石「よし!」


響「くっ…完全に油断したよ…」大破


明石「響!よかった!ここは一旦引くよ!」


響「で、でも、ドロップ艦がまだ」


明石「あんたを失うことを提督は望んでない!ここは残りの燃料全て使い切ってでも逃げ切るよ!」


幸い今の隠し魚雷でもう魚雷は打てないだろう。あとは主砲を躱すだけ…。


響「…」スッ


明石「響?何してーー」


響「」ドンッ


明石「!!」


響はまだ戦おうとしている!!なんでこんなに執着して…!


明石「」ガシッ


響「…明石さん、危ないから離れてくれないかい?」


明石「」グッバキッ


響「っ!!主砲の先端を壊すなんて!!私はアイツを…アイツを沈めなきないけないのに!?」


明石「駄目よ。撤退する。そんな状態じゃ砲弾も出ないわよ」


響「くっ…!こんな…こんなところで…!!」


響の深海棲艦への敵対意識は練度1にしては高すぎる…。一体どんな子の記憶の断片を貰ったんだ?ひとまずここは撤退以外に選択の余地はない。私の指示で彼女をここに眠らせるわけには行かない。


響「くっ…くそっ…!!!」


ロ級「…」


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ヒトヒトマルマル。


後書き

更新は気が向いたら!これからよろしくお願いします!

4月18日更新
先日艦これアーケードにて響およびヴェールヌイとのケッコンカッコカリができるようになってましたね。僕は艦これアーケードはまだまだ初心者なのでケッコンカッコカリはまだまだ先になりそうです…。それと提督が僕と俺を使い分けてるのは仕様です。使い分けるタイミングが難しいので後後吟味で直していく予定です。

4月21日改稿

主な修正部分
・提督の一人称を「僕」で統一しました
・ある場面が気に入らなかったので削除しました
・プロローグが性格改変のため大幅に変わりました
・その他

展開的には一緒なんですが、前回を知ってる人は読み直してみると違ったストーリーが楽しめると思います!あと航行では何故提督の指示が無いのか?という問題を発見し改変しました!


このSSへの評価

3件評価されています


SS好きの名無しさんから
2018-04-19 10:27:29

ゆっくりffさんから
2018-04-08 15:08:31

SS好きの名無しさんから
2018-04-09 13:06:49

このSSへの応援

2件応援されています


ポテ神提督さんから
2018-04-11 20:29:01

SS好きの名無しさんから
2018-04-07 03:54:46

このSSへのコメント

1件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2018-04-20 07:47:33 ID: OGvdHvQu

すみません!航行のプロットで必要部分が欠けていました!明日までに改稿予定です…。


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