2018-05-20 14:37:59 更新

概要

深海棲艦によってすべてを奪われた提督が復讐をする話です。
初めてのSSです、自分が仕事中とかにふと思いついたことを書いているので、
前後の設定とかめちゃくちゃだと思います。あと語彙力とかも死んでいます。
それでも読んでもらえるとうれしいです。応援、コメントもお待ちしています。
更新はかなり不定期です。


父「ほら付いたぞ」


そういいながら父は車を脇に留める。


母「ふふっあなたの見たいものはすぐ目の前にあるわよ」


母は、車から降りてその温かい大きな手で僕の手を引く。

車から降りると風の流れに沿ってほのかに潮の香がするのがわかる。山に囲まれた自然の風との違いに

僕は感激する。ここは横須賀、内陸部に住んでいる僕にとって、海というものを初めて見たときだ。

一面に広がる波打つ青い海、見たこともない白くて大きな鳥が何十羽と大空を羽ばたいている。

ここからすぐ近くに見える市場のような場所では多くの人がにぎわっているのがわかる。


父「父さんの言う通りだっただろう?ここには多くの人でにぎわっているのさ!」


確かにその通りだった。これだけの人を僕は見たことがない。

数十年前に突如として現れた深海棲艦 と呼ばれる人類と敵対する生物。

人類がそれまで所持していたすべての兵器を使い、対抗を試みたが、そのすべてが失敗に終わり、人類は制海権を失ってしまう。

内陸部へと拠点を移し細々と暮らしていた人類にこれまた突如として現れた艦娘と呼ばれる存在に窮地を救われた。

深海棲艦に対抗できる唯一の存在として、その後多くの人類から重宝されてきた。現れた当時は制海権はまだ敵の手の中にあり、

海伝いの川からにも出没することもあり、海の周辺で生活していたのは艦娘とそれらを指揮する軍人程度のものだった。

しかし、数十年たち、艦娘の数も増え練度も上がり、装備も十分に整ってきた。

日本海周辺の制海権は人類の手にあり、安全が整ってきた。

それに伴って、内陸部にに避難していた人たちは徐々に引っ越しをはじめ、今や内陸部に住んでいる人間のほうが少ないくらいだ。

僕が生まれたときにはすでに人類は海岸付近への引っ越しが完了している状態だった。だから僕はこれだけの人を見て感激しているのだ。

そして…僕がどうしても見てみたかったものが…


父「おっ…運がいいみたいだね。あっすみませんちょっとよろしいでしょうか?」


父は大きな声を出して、下の砂浜を歩いている人影に走り寄っていく。

長く黒い髪に白と灰色の露出の多い服、そして何より目立つのはその背中について大きい装置のようなものだ。

背中と並行して縦に伸びている筒状のようなもの、そしてその筒状から黒い輪が彼女の体を包むように左右に広がっている。

その輪先端には円盤が付いていて、細長い棒のようなものが計8本伸びている。これが噂に聞く艤装というものだろうか。


???「ん?失礼あなたは?」

父「突然呼び止めてすみません…えーと艦娘のお方…ですよね?」

???「ああ、そうだ。えーと…軍の関係者ではないだろう?」

父「ええ、えっと息子がどうしても艦娘を見てみたいといって…少し話をしてくれませんか?」

???「ああ、そんなことか。最近一般人に会う機会も増えてきたからな外出も少し気を付けなければ……

っと話だったか、執務があるので少しだけでよければだがいいだろう」


と彼女は前で腕を組んで歩いてくる。そう、僕が合いたかったのはこの艦娘だ。

村に住んでいる大人たちより小さい女の子たちが、砲弾飛び交う戦場で戦っている。艦娘の気持ちをいろいろ知りたかったのだ

僕はこの日のためにいろいろ質問を考えてきたけど

彼女のその凛々しい姿に茫然として考えてきたことが頭からすっかり消えてしまった。

陸に打ち上げられた魚のように口をパクパクしていると


???「とおおおおおおおおう!」


僕は後ろから誰かに抱きつかれて地面に一緒に倒れる。

よろよろと起き上がって後ろを振り返ってみると、オレンジと黒の服をきたお姉さんがたっていた

右手にレールのようなものが取り付けて合って、肘付近に小さい飛行機が付いていた。


???「誰この子?超かわいい!ねぇねぇ知り合い?」

???「こら!失礼だろ!それにお前は演習の最中だったんじゃないのか?」

???「休憩中だったけど、監督が離れていくの見たから、ちょっと散歩を…ははは…」

???「はぁ…まったく、あとで教育が必要なようだな……すみません」


と両親と話を始めてしまった。


???「ねえねえ、あなた名前なんていうの?」


後ろから肩を抱きしめられて、横から顔をのぞかせる。

あっけとられてる僕のことなんかお構いなしにぐいぐいと顔を近づけて彼女は名前を聞いてくる。

彼女からは女性特有のいい匂いがする、抱き着かれているせいか決して小さくない胸も当たっている。

思春期男子にはうれしいシチュエーションだけど、いきなりこんなことされて僕の口はさっき以上に呂律が回らなくなる。

何とか名前を言うと彼女は嬉しそうに


川内「へぇ~…いい名前だね!私は川内っていうの軽巡洋艦よ。よろしくね!」


軽巡洋艦?っていうのはわからなかったけど、その人間っぽくない名前どうやら彼女も艦娘のようだ。

僕はまだ震えている口を動かして聞いてみたいことを聞いてみた


川内「えっ?何のために戦っているかって?うーん…私さ艦娘として生を受けて日が浅いからさ、特に理由はないかな…

守りたい人もいるわけじゃないし…あっでも妹たちは守りたいかな?」

川内「だから今のところ艦娘としての目標、制海権の奪還とか人類を守るのが今の私の目標かな?先輩たちはいろいろ個人的な目標あるみたいだけど」


その真面目な答えを聞いて火のついた僕はさらに質問を重ねる


川内「うーん………そりゃあ怖いよ。怖いに決まってるよ。敵はまだまだ未知、知らないことのほうが多い。

私が慕っていた戦艦さんもこの前味方をかばって沈んじゃって…」

川内「怖いもあるけど…許せないっていう気持ちのほうが大きいかな…」

川内「ん?…ふふっわかってるよ復讐って気持ちにのまれちゃいけないことくらい…君はすごいね。

そんな年でもそういうことしっかりと理解しているんだ。」ナデナデ

川内「もうちょっと話してみたいけど…そろそろ休憩時間も終わっちゃいそう…じゃあね~」


と彼女は僕の肩をたたいて走り去っていた。笑顔を浮かべながら顔だけをこちらに向けて手をブンブン!と振っている。

急に消えた温かみに少し寂しさを覚えていると、ちょうど父たちも話を終えたみたいだった。あいさつをして艦娘と別れる


父「どうだ?相手がちょっと変わっちゃたけど聞きたいことは聞けたかい?」


僕はうなずいた。納得いく答え…とは少し違ったと思うけど、それでも話を聞けて良かったかなって思っている。


父「ははそうかそうか。せっかくここまで来たし、鎮守府のほうと市場のほうも回ってみるか!」

母「そうね~私も鎮守府のほうに興味があるわ。艦娘ってあんなにも話しやすい人なのね。兵器と聞いていたけど

あれじゃあ普通の女の子と変わりないわ」

父「なんだ母さん。母さんも父さんの話を信じてくれなかったのか?」

母「大丈夫よ。ちゃんと見て確認したから今度から信じられるわ」

父「それって父さんのことは信じていない…ってことかよ」


両親はそう言って笑いながら市場のほうに足を進める。僕は両親の手を握りながらついていく。

母は僕のために歩幅を合わせてくれるが、父はそういうのが苦手みたい。すぐに僕はつらい体制になって文句を言う。

母もそれにのって父をからかい、申し訳なさそうに父が歩幅を合わせようとする。

僕はこんな平和な日々がずっとずっと続くのだろうと思っていた。終わりなんてきっと来ない、そう信じて疑わなかった。

でもそんなことはない。忘れてはならない。今は戦争中だということに


それが起こったのは帰り道の途中だった。いや帰り道…というほど進んでいない。

市場に鎮守府といろいろ周り、満足して帰ろうと車に乗った時だ。僕は鼓膜が張り裂けそうになるほどの爆音と

目が焼けそうなくらいの強烈な光と、全身を溶かしそうなくらいの高熱と

体がバラバラになるのではないかと思える衝撃を受けて気絶をしたらしい。

気絶したらしい…というのは僕はその時の記憶があいまいになっていて、思い出せないからだ。でも記憶がないってことは多分気絶

していたんだと思う。


次に目を覚ましたのは病室だった。目が覚めるまず見知らぬ光景が目に入る。近くにいた人に聞いてみたらここは病院…というらしい。

病院…確かケガをしたときに治療してくれた建物をそう呼んでたような…と僕が思っていると、突然男の人が入ってきた。

その男の人の隣には女性が立っている。艤装?をしているので艦娘の人だろうか

彼は自ら提督だと名乗った。提督…?確か艦娘達を指揮している人…とテレビで見たような気がする。

女性のほうは古鷹と名乗ってくれた。


提督「君は…自分の身に何が起こったか…わかるかい?」


わかるわけがない、僕は必死に両親を探した。近くに見当たらないから提督にも聞いた。


提督「…………すまない、君の両親は…深海棲艦の砲撃にあって…亡くなってしまったのだ」


亡くなった…?僕は彼の言葉が理解できず必死に両親はどこ?といった。

いや理解できないではなく、理解したくないというのが本当のところだろう。


古鷹「私たちがもっと哨戒をしっかりとしていれば………ごめんなさい」

提督「まて、それ以上は言うな…これは君だけの責任じゃない。私たち横須賀鎮守府の皆すべての責任だ」


隣にいた女性が頭を下げそれを手で静止させ、提督も頭を下げる。

しかし、そんな光景は僕には見えていない。僕は必死に声を出し、両親はどこだと聞き続ける。

それを聞いてもすまないとしか言わないので、しまいには叫びながら狂乱した

どこ!どこ!と頭を振って、手でかきむしり、泣き叫び続けた。

いったいどれほどそうしていたのだろうか。僕は徐々に冷静さを取り戻していた。提督は僕が変わるまで、ずっと

頭を下げていた。何とも律儀なのだろう。時計を見るともうすでに30分は確実に経過していた。

僕は提督に詳しい状況説明を頼んだ。


提督の話によると、哨戒中の艦隊が深海棲艦を補足、駆逐艦のみのはぐれ部隊だったため、即座に戦闘に入りこれを撃破。

しかし、駆逐艦に気を取られ、本体の接近に気がつくのが遅れてしまった。その場所が不幸にも先ほどの砂浜のかなり近いところだった。

近くには鎮守府があるため、そこからすぐに迎撃部隊が送られ、その部隊はあっけなく轟沈した。

しかし、不幸にも敵の艦隊が放った砲撃が浜を超えて道路に止まっていた1台の車に着弾した。

車は即座に爆発し炎上した。中にいる人はまず間違いなく助からないだろうと思われていたが、

僕だけが道路に放りだされていた。どうやら最初の砲撃で、車から放り出されて車の爆発に巻き込まれなかったのが幸いしたらしい。

その後即座に病院に搬送、懸命な治療により一命は取り留めたようだ。


提督「と…いうことだ。…改めて…本当にすまない!君が不自由なく生きれるように我々もできる限り支援をする。」


僕は冷静になった頭で提督に言葉を発する。


提督「ッ!すまない…確かに今これを言ったら相手を怒らせるだけだな…今日のところは引き上げるとする…

君から会いたいと思ったときに呼んでほしい」


そういって彼は頭を名一杯下げて、部屋を出た。古鷹と名乗った彼女も頭を深く下げて、提督に続いた。

僕は妙に冷めた頭でこれからのことを考えた。何をしようか、どこで暮らそうか。しかし、何をどう考えても

いい気分にはならず、代わりに心の中はとある感情でいっぱいいっぱいになる。


この日僕は精神が崩壊しかねない悲しみとそれを紛らわすための深海棲艦への復讐心、そして

提督になる決意を手に入れた。しかしその代わりにあるはずだった平和な未来、両親、そして右腕を失った…










数十年後横須賀鎮守府…

長門「提督お疲れさまだ」


私は執務室に赴き提督に敬礼をする。堅苦しいのは嫌いと提督は言っていたが、私が慣れているし、何より

職務中に態度を崩すのはよくないと考えている。言葉遣いで少し崩しているのだ姿勢くらいは正しておきたい


提督「ああ君もお疲れ様。今回の出撃結果も大変すばらしいものだったよ。君にとっては…あの程度朝飯前かな」

長門「…提督何度も言っているが提督の指揮があってこそだ。今回も提督の事前の作戦のおかげで被害がなくて済んだんだ」

提督「そう言ってもらえるのはうれしい…この老いぼれ最後の指揮も見事に完遂できたというわけだな」

長門「…………………」


そう、この提督は艦娘が発見され、ここに鎮守府が置かれたときからここの艦隊指令官を務めている。

鎮守府立ち上げに携わってきた一人だ。すでにそのころから三十後半という年齢。そこから20年ほどが経過して

60歳を迎えようとしていた。提督はそれをきに引退すると決めていたようだ。


長門「なあ…提督やはり…考え直してくれないだろうか?私たちにはあなたが必要なのだ。」

提督「書類ミスを少しづつだが増えてきている。老眼でメガネをかけなきゃいけない、力がなくなり前は出来た荷物の整理も

今や艦娘達に任せている状態…」

長門「それは…そうだが、老化なのだ仕方がないだろう…その分私たちがしっかりと補佐を…」

提督「そうだ。老化だこれは人間である以上避けることができないものだ。これからもっともっとひどくなるだろう。

なら私もフォローができるうちに若いものに任せて経験を積ませたほうがいい」

長門「しかし……………………」

提督「はぁ…長門よ気持ちは素直にありがたい。私もお前たちを途中で投げ出すのはつらいさ…」

提督「でもな、これはさけることができない別れだ……最後に提督としてみるお前の顔がそんなんじゃ俺もさみしい

どうだ?笑って送ってくれないか?」

長門「…………………」

長門「ああ、………またいつか会える日が来るといいな!」


私はさみしい気持ちを押し殺し、提督の要望に応えられるように最大限の笑顔を見せた。


提督「まあそれには少し早いけどな、引継ぎもある」


早とちりした私はそのまま顔が赤くなってしまった。恥ずかしくて提督から視線をそらす。


長門「お、おほん!……で、私を呼んだのには何か理由があるのだろう?その話を持ち出すということは

新しい提督の話…なのか?」

提督「よく、わかったな。次に来る提督が決まったから君にはいち早く見せておきたいと思ってね。」

長門「私に…か、それは何か特別な理由があるのか?私が最古参の艦娘だからか?」

提督「いや、そっちの理由もあるけど少ない。こっちが理由」


と提督は私に書類を渡してくれた。次期提督の詳細プロフィールのようだ。


長門「ふむ…む、まだ二十歳じゃないか…そうか、いよいよあの学校から卒業生が出たということか。」


学校。将来提督になるために作り上げられた専門学校のようなもの。通常提督の職に就くためには将官以上の階級が必要となる。

しかし、ここ数年では艦娘に限定してだが艦隊司令を務めるのに将官以上の階級が必要なくなっている。

若いころから艦隊指令官を務めさせ、経験を積ませる狙いがあるようだ。ただそれ以外にも公表していない理由もある。

艦娘は艦娘でいる間は歳をとらない、艤装の完全解除をして艦娘としての力を失って初めて歳を取るり始めるのだ。

なので、経験を積み艦娘としての実力が向上しようが、根本的な思考回路は思春期女子そのものだ。

そのため、若い提督のほうが艦娘の士気も上がるのではないか。という別の狙いもある。

要するに艦娘のご機嫌取りをしているのだ。

学校ができたのはつい最近。今年度から始めてその学校から卒業生が出るということだ。


長門「ここの鎮守府は規模や位置の関係上相当重要なポジションにあたるぞ…大丈夫…なのだろうか?」

提督「正直なところ私もそれは大丈夫…と断言はできない。ただ成績表だけを見てみるとかなり優秀のようだね」

長門「訓練だけではどうしようも………お、おい提督!……ここに書いてあることは本当か?」

提督「ああ………一切の不備がないことを約束しよう」

長門「鎮守府襲撃事件の唯一の被害者…そうか、彼は提督になったのか」


あの頃に比べて艦娘の練度や艤装もさらに強化され続けてきた。もう2度とあの事件が起きることはないだろう。

しかし、過去に一度それは起こっている。その事実を忘れてはならない。

私は彼の人生を狂わせてしまったことを今更ながら後悔している。あの時は迎撃作戦で忙しく、彼については後で

事後処理の一環として聞いた程度だったのだ。


長門「……………………」

提督「あまり、悔やむなよ、これも何度も言っていることだが、あの事件はこの鎮守府皆で償っていかなければならない問題だ…

と、近いうちにやめてしまう私が行っても説得力はないかな?」

長門「いやそんなことはない、少しでもには軽くなる。ありがとう提督」

提督「ふふ、それを聞いて安心したよ。…っと少し話し込んじゃったね。執務…手伝ってくれるかい?」

長門「ああ、もちろんだ。しかしこの量はまた一段とおおいな、誰れか手伝ってくれる人がいないか少し探してくるとする。」

提督「よろしく頼むよ~」バタン

提督「………………………」

提督「君にはつらい役を押し付けてしまったね…」

提督「……起きてしまったことは、仕方のないことだ…がんばってくれ、長門…みんな…」







数か月後横須賀鎮守府正門…

長門「ふう・・・いよいよこの日がやってきたか………」


そういいながら私は大きく伸びをする。提督がやめて1か月ほどは仕事のほとんどが執務仕事だった。

手伝っているとはいえ、1人でやるのは初めて。提督と同じ仕事をするのは正直かなりきつかった、慣れていないせいだろうか。

提督はずいぶんと余裕そうにやっていたし…


古鷹「お疲れ様です。長門さん早いですね。予定時間まだ20分くらいありますよ?」

金剛「私たちも人のことはいえないネ」

加賀「これから長い間お世話になるかもしれない人です。少しは気分も高揚するというもの」

時雨「歓迎会の準備もバッチリだし、いつ来ても大丈夫だね」


そういってやってきたのは鎮守府立ち上げから長い間提督に仕えてきたメンバーたちだ。

今回の新しい提督の着任のために、引継ぎ作業や艦娘の指揮などかなり力を貸してくれた。


長門「なんだ、みなずいぶんと乗り気だな、提督がやめると知ったときの泣き具合は半端じゃなかったと思っていたのだが…」

時雨「や、やめてくださいよ…\\\」

金剛「たしかにそうネー…でも提督もいっていたから…別れるのはしょうがないって…前を向いてって…だから

私は今新しい提督に期待してるってことデース!」

時雨「それにどんな人かなって想像したら少しわくわくもするし…優しい人がいいなぁ」

金剛「私はおもしろい人がいいネー!Tea Timeがもっと楽しくなるネー…加賀はどんな人がイイ?」

加賀「えっ?私は…別に……まあそうですね…強いて言うなら頼れる人が……いえ、何でもありません」

時雨「加賀さん可愛い♪でも頼りがいがある人もいいよね~」


長門「ははは、盛り上がるのはいいことだがあんまりハードルを上げすぎると、いい人なのに来たときにがっかりするかもしれないぞ?」


詳しい事情を知らない艦娘達が騒いでいるのを横目に古鷹が長門に話しかける。


古鷹「えーと長門さん、今回の提督ってあの…」

長門「ん?ああ…さすがに覚えていたか、あったのは一度だったのだろう?よく覚えていたな」

古鷹「まあ…あれだけ大きな事件ですもの、よく覚えています。彼は大丈夫ですかね?片腕を失っているはずですが…」

長門「さあ…私もあの後彼がどんな人生を送ったかわからない、義手でもつけているとは思うが…まあ生活は不自由になったと思う。

むろん、これからは私たちで補佐していかなければならないがな」

古鷹「はい!それはもちろんです!…でも、どんなふうに育ったんでしょうね…そこは少しだけ、楽しみで…ちょっと怖いです」

長門「……そうだな。彼が取り乱したのは、事件直後だけだったんだろう?あの年であんなこともあれば、だれでもいいから甘えたい

と思うだろうに…ところでまだ誰にも言っていないよな?」

古鷹「ええ…でもなんで提督からのご要望なんですよね?どうして片腕と事件のことは黙っててほしいなんて言ったんでしょうか?」

長門「まあ…あまり聞かれたくない話なのは確かだが、ここに着任する以上片腕のことは会えばすぐに気が付くし、それに合わせて 

事件のこともすぐに気づくだろう………っと、はやい到着だな。」


遠くのほうから一台の黒い車が見えてくる。大本営が所有している車のようだ。間違いなく提督を載せているだろう。

全員が固唾を呑んで見守る中、車は鎮守府の前に到着する。助手席から憲兵が下りてきてドアを開ける。

まるでVIPでも扱うかのようなそのしぐさ、中の人はそれは階級の高い人なのだろうか?


事情を知らない艦娘達「えっ…」


と彼女たちは声を出すのを我慢することができなかった。

白い制服を身にまとった青年だった。歳は20くらいだろうかがっちりとした体形でそれなりに鍛えているのがわかる。

提督が体を鍛えているのはかなり珍しい、顔立ちも整っていて、見た目はかなり好印象を持てるだろう。

ただ提督の右の服の袖はふらふらと風に揺れていた。要するに右腕がないのだ。

そして提督から感じる雰囲気というか感じが何かおかしいと感じた。怖い雰囲気だったのだ。


艦娘「…………………」

憲兵「大丈夫か?」

提督「…心配するな。何年この体で生活してきたと思っている」

憲兵「そうだったな…じゃあ頑張れよ」


そういいながら憲兵は助手席に乗りこみ、ほどなくして車が出発する。


提督「……………」

金剛「あ、…エート…」加賀「…」時雨「あー…その…」

長門「初めましてだ、提督私は戦艦長門だよろしく頼む」

古鷹「あ、私は古鷹です。よろしくお願いしますね。」


と2人は臆せず提督に近寄り手を差し出す。


加賀(あの近寄りがたい雰囲気の方にあそこまで堂々と近づくなんて…)

金剛(さすがネ。私もあれくらい積極的にならないといけないのかな…?)

時雨(…なんか覚悟してた…って感じがするなぁ、もともと知ってたのかな?)


しかし提督はその手を取らず代わりに艦娘達を見て鋭い声を上げる


提督「…おい」

時雨「は、はい!」(とっさに反応しちゃった…)

提督「執務室に案内しろ。あいさつは後でいいだろう」

時雨「え、あ…うんわかったよ…ついてきて…」

長門「全員で行く必要もないだろう。私も案内をするほかの人はとりあえず待機だな、時間になったら着任の挨拶がある

   ……と思うからその時にな」


とそんなやり取りも気にせず提督は足早にその場をさる。時雨と長門もそのあとを急いで追う


金剛「なんというか…正直、がっかりネ」

加賀「そう…ですね。でも片腕しかありませんでしたし、もしかしたら過去に何かあったのかもしれませんね」

金剛「うーん、これから一緒に暮らして一緒に戦うだから、挨拶くらいはしてほしかったネ…」

金剛「古鷹は何か聞いてたりする?提督について」

古鷹「えっ!?わ、私ですか?」

金剛「さっきも話てた時、妙に落ち着いていたように見えたのデス。だから、もしかしたら…って」

加賀「それについては私も気になっていました。詳しく…とは言わなくても、せめて片腕がないとか

その程度くらいなら言ってくれてもよかったのではないですか?」

古鷹「…す、すみません。提督からの要望で…内緒にしててほしいと…あ、私が行ったことは内緒に…」

金剛「ふーん…?自分の口から言いたかったんでしょうかネ?」

加賀「まあ、いつかは言ってくれると思います…とりあえず挨拶まで…何してますか?」



横須賀鎮守府は最前線。となればそこの拠点はそれなりのものとなるのも必然。

執務室までの10分ほど、私たちは無言で歩いていた。

やたらと歩く速度の速い提督に私は必死でついていった。先頭の長門さんもそれに合わせて歩幅を大きくしている。


提督「…ここの艦娘は戦闘において何を重点的においている?」

時雨「ふぇ!?」

提督「……?」

時雨「あ、………すみません」


急に話かけられたからびっくりして変な声を出してしまった…恥ずかしい


時雨「えーと…戦闘において……何より連携を大切にしています。すべての艦種とどのように組んでも大丈夫なように

いろいろな方との連携の演習を行っています。あとは………」

長門「ほかと違うといえば、引き際だろうか…別の鎮守府よりも撤退のタイミングが早く設定されている。

前任が何よりも轟沈を恐れてのことだったが…まあそれによってうちの士気も大きく上がった。

戦果もかなり良かったと思うぞ」

提督「……そうか」

時雨「て、提督は…どういったことを大切にしていきたい…?」


それは新しい提督になって、一番艦娘達が懸念していたことのだ。昔はそこまでもなかったが、今は、艦娘の扱いが

だいぶ改善されてきている。提督と艦娘の間で、本当の結婚もあるみたいだ。

しかし、それでもごく一部ではまだ、艦娘の扱いが改善されていない場所もある。休みもなく入渠もままならずとにかく目先の戦果

を狙う人だ。もし、そういった提督だったら………


提督「………やつらを数多く倒す。それだけだ」


どっちとも取れないその発言に時雨は顔を少し険しくする。


提督「あそこか。お前たちは下がっていろ、それからヒトロクマルマルに全員を集会室に集めておけ」

時雨「…………」

長門「了解だ。時雨」と手をツンツン

時雨「あ、りょ、了解です」ビシッ

時雨「………………」バタン

時雨「長門さん、あの提督は大丈夫かな?…少しだけ不安を感じます。」

長門「大丈夫…と断言はできないな…あそこまで変わっていたのか、前にあったときの面影はもうすでに残っていないな…」

時雨「前…?」

長門「機会があったら話す、しばらくは様子を見ておこう」

時雨(大丈夫かな…ちょっと後で夕立にも相談してみようかな…でも、相談って何相談すればいいんだろう)


ヒトロクマルマル鎮守府集会場~

広い集会場にはこの鎮守府にいるすべての艦娘が集められていた。

すでに提督のことは知れ渡っていて、艦娘達は動揺というか不安な気持ちに包まれている。


夕立「提督さんそろそろくるね…大丈夫…かな?」

時雨「それはどっちの大丈夫って意味?」

夕立「わかってて聞くなんてひどいっぽい!…時雨の話を聞いた限りじゃ、遅刻とかそういうことはしないと思うから

もう1つ…私たちの扱いについてっぽい…」

夕立「あれから提督にあってないんでしょ?なんか変なことととかしてなかった…かな?」

時雨「見てないから…わからない、けど執務室から1歩も出なかったみたいだね」

夕立「な、なんで知ってるの?見張ってたぽい?」

時雨「僕じゃなくて別の人がね…あそこにいる好奇心の塊さんだよ」


そういいながら時雨は重巡洋艦が集まっている場所に目配せする。

青葉、もはや説明は不要であろう。別に新聞を作っているわけではないが、その持ち前の好奇心と情報収集能力で

横須賀鎮守府はおろか、ほかの鎮守府のいろいろな事情を知っている。頭の回転もそれなりに早く、

しっかりとした準備をしてあげれば危ない秘密も抜いてきてくれるとか


青葉「大丈夫ですよ。っていっても、部屋を出ていないだけで、中でなにしてたのかまではちょっと…」

古鷹「もう、またなの?でも……その何かわかったら私にも教えてほしい…な」

青葉「ほうほう、古鷹も気になっているんですね。まあ、提督かなり男前ですからね…イケメンですし!」

古鷹「え!?ちょ、…そっちじゃないよ~」

加古「お、まじか、古鷹がそこまで思うなんてそっちの意味で少し気になってくるな!」

古鷹「もう…ちょっとは真面目に…」

加古「ははは、わかってるって…でもそこはもうなんていうか祈るしかないんだろ?しょうがねーっていうか…」

青葉「少しだけ推測してみるならここがどれほど重要な場所かなんて大本営が把握してないはずない。

そしてほかにも実績のある現提督がいる中、それを押しのけて着任した提督なので…大丈夫だと思いますけどね」


そんなふうに話をしていると、急にざわめきがなくなった。集会室に提督がやってきたのだ

提督の情報は事前に艦娘の間に流れているので、片腕がなかったり、雰囲気が怖いといったことで

驚いて声を上げる人はいないが、それでも全員が息をのむ


提督「ふう…堅苦しいことは嫌いだ、だから単刀直入に俺この鎮守府で何がしたいかだけを言わせてもらう

俺は深海棲艦を殺して回る。そのすべてがいなくなるまでだ。悪いがお前たちには俺の復讐の道具として

使われてもらう。以上だ」


着任式にしては異例の内容、異例の短さで、言いたいことだけを言って提督はさっさと集会室を離れてしまった。

艦娘達は即座にざわめき始める。当然だ。面と向かって道具扱いすると宣言されたのだ、これからのことも心配になるだろう。


時雨「提督………」

夕立「時雨、その、とりあえず部屋に戻ろ?」肩をぽんとたたく

時雨「うん…そうだね」

夕立「大丈夫っぽい、何があって私が守るもん!」

時雨「うん、そう…だね!僕もだよ夕立」

青葉「それにしても、あそこまで堂々と言い切るんですね。あれでは艦娘も離れてしまいますよ」

古鷹「でも、その、そんなに悪い人じゃ…」

青葉「ふーんずいぶんと肩を持つんですね?何か知っているんですか?」

古鷹「えーと…」

青葉「私から言わせてもらえば、あの人は私たちを道具扱いしようとしているいわば敵…そんな人ですよ」

加古「おい…一応提督だしそこまで言わなくても…」

青葉「言葉の綾ですよ。さすがに私もそこまで思っていません。まあ今後に期待ですね……あれ?あそこ何か落ちてません?」

加賀「あれは…提督のペンかしら?さっきまで執務室にいたし、そのままポケットに入れてきたのでしょうね」

長門「ふむ、では早急に届けないと提督も困るだろうな。誰か……………」


と長門は艦娘達を見渡す。しかし当然ながら俯いたり、目をそらしたりして誰も名乗りを上げない


長門「まあ…仕方がないな。私が…「まって、私行ってくる!」」

神通「ね、姉さん!ちょっと待ってください」

川内「どうしたの?神通?」

神通「どうしたもこうしたもないですよ…長門さんが行くっていうんですから任せちゃっても…」

川内「いいのよ。私が提督と話してみたいんだから。いつまでもこんな疑ってたらきりないでしょ?」

那珂「でも私も川内ちゃんのこと心配だよ…」

川内「もう…うちの妹たちは心配しょうね…」とため息をつく


川内はそのまま反転、ペンを持って走り去ってしまった。


神通&那珂「姉さん!「川内ちゃーん!」」

長門「こ、行動が早いな川内は…」

金剛「長門サーン、どうしますか?」

長門「別にペンを持ってったくらいで取って食われるわけじゃない、私たちは執務に戻るとしよう。1か月もまともな出撃

がなかったからな出撃案件もいろいろたまっているだろう。武装の点検も怠らないようにな」

那賀(大丈夫かな・・・)

神通(長門さんがあそこまで言い切るなんて…何か知っているのでしょうか…)


鎮守府内廊下


提督(……………)廊下を歩いている

提督(まあ、あんな挨拶をすれば深くかかわろうとはしないだろう。)

提督(1か月鎮守府が完璧に動けていないだけで、あそこまで仕事がたまるのか…まあいい出撃の依頼ならありがたいからな

やつらを殺せる)

提督(自ら出撃できないのは残念だが……ここの艦娘達なら余裕だろう)ハイライトオフ

提督(そうと決まればさっそく出撃の編成を…)タッタッタ!テイトクー!

提督(ん?)タッタッタ!テイトク~!

川内「ちょっと提督!気づいているなら無視しないでよ~!」

提督「あ?お前は…」

川内「ん?どうしたの提督?」

提督「いや…気のせいだな。それで何の用だ」

川内「ほらこれ!」ペンを差し出す

川内「さっき集会室で落としてたよ!」

提督「あ、ああそうか。気づかなかった」

川内「………………」

提督「………………」

提督「おい?落し物は届けたんだろ?ならもうは用はないだろ?」

川内「………………」

提督「?」無視して歩き始める

川内「ねえ提督。悪いがって言葉信じていい?」

提督「何?」

川内「…なんでもない!じゃーねー!」


彼女は振り返り走り去った。笑顔を浮かべて手を振りながらだ。

俺はその後姿を見えなくなるまで、追い続けてしまった。


提督「はあ…時間無駄にしたな。早急に準備に取り掛からなきゃな」



数週間後鎮守府会議室

加古「おい!いくらなんでもそれは無謀じゃないのか!?」


ここの鎮守府存在する会議室、提督が新しくなって初めての出撃のため作戦を立てたいと長門が提督に言って行われた。

すでに出撃は1週間後に迫っていて、この鎮守府総出で、3つの作戦を行うこととなっていた。すべて別の海域で行われるため、

提督はそのすべてを指揮しなければならない、負担を減らすためにと長門が今回の作戦をあらかじめ共有したい主要メンバーを集めたのだ。

提督は作戦の内容はまだ完璧には決まっていない、すべてを決めてから話すつもりだったと、言っていた。

が正直私からしたらその内容こそ話し合いで決めてほしかったものだ。


提督「この編成で問題ない。この編成が一番に戦果を挙げるのにつながる。」

時雨「ほかの2つは僕もそれでいいと思う…だけどここの海域だけはどうしても納得できないよ」

加賀「同感です。敵の編成がわかっていないのでしたらこの編成は少し偏っていますが、悪くない編成でしょう。

しかし、今回は敵の編成が事細かにわかっている状態です。間違いなく主力です。鬼や姫といった強敵はいなくとも、

戦艦の数が以上です。わかっている以上、私たちはこれに対抗できる編成にするべきではないですか?」


今回の出撃1つ目は軽巡旗艦の偵察隊と推測される部隊の迎撃だ。

これには神通、那珂、夕立、村雨の水雷戦隊で当たる。これは問題ない偵察により敵の練度も圧倒的に低いことが分かっている。

2つ目3つ目は海域が違えど似たような任務だ。先月に現れた深海棲艦の大艦隊を殲滅するという任務だ。

大艦隊は、姫、鬼といった強力な敵は確認されていないが、いかんせん数が多い、今までも何度もほかの鎮守府が進軍をくりかえしているが

大破撤退を繰り返しているようだ。よほど相手の熟練度が高い見れる。大規模な連合艦隊も組んで挑んだりもしたが、敵の数を減らしただけで、戦果らしい戦果は上げられずにいた。そこでほかの鎮守府も総出で波状攻撃を繰り返し、とにかく数を減らそうという戦法に変更した。

敵艦艦隊の補充らしい補充も確認されてはいないので、いつかは殲滅できるだろう……と、いうのが大本営の考えだった。

2つ目の海域には金剛、加賀、加古、青葉、伊19、白露

こっちに出撃する艦隊は、はぐれ部隊をたたくことになっている。なのでこの編成でも問題はない。

3つ目の海域には長門、古鷹、川内、時雨、鳳翔、占守となんと海防艦を持ち出してきた。はっきり言って異常と呼べるものだ。


神通「海防艦は戦闘の力が皆無というわけではありません。対潜能力に限っていえば私たちの中で勝る人はいないです

しかし今回の戦いにおいて潜水艦が見つかったという報告は一度もありません。まして占守は艦隊戦の経験が豊富とは言えません。

練度の高い敵と戦うのは少し酷…ではないでしょうか?」

加古「それもそうだけど、あたしは2つ目3つ目の海域に出撃する艦隊をもう少しバランスよく編成したほうがいいと思うんだけど?」

時雨「ここの鎮守府は確かに大型の艦娘は少ないけれど、いくら何でもアンバランスすぎじゃないかな?…提督何か納得のできる理由はあるの?」

提督「…この場にいる全員が納得できるような理由は持ち合わせてはいない。だが最適な編成だ。」

加賀「……………ええそうでしょうね。駆逐艦…海防艦はコストがかかりません。」

長門「ッ!おい加賀!」

加賀「おとりとしては十二分に活躍してくれると思います。まして大本営は今回の作戦だけで艦隊を倒し切ると考えていないのでしょう?

いくら波状攻撃を繰り返すと言ってもコストの問題があります。おとりが大破したのを理由に撤退すればコスト軽減も狙え…」

長門「これ以上の発言は認めないぞ…加賀…」

加賀「……失言でした。撤回します…」

長門「…………提督…なぜ、言えないのだ?私たちは納得のできる理由があるのならば、納得できる。

せめて話してみてくれないか?」

提督「長門、お前が言った通りだ納得のいく理由がない。だから話すことができない」

加古「提督…そいつはいくらなんでおかしな話じゃないのか!私たちはそんなわけのわからない命令のために

命はらなきゃいけないのかよ!」

長門「提督…あなたの復讐とやらも…これでは達成できないぞ…?これでは火力が薄すぎる1回の戦闘で、

できるだけ多く敵を倒すなんて…」

時雨「…提督まさか、とはおもうけど…駆逐艦をおとりにして…大破したら撤退…すぐに入渠させて

また出撃…なんて…馬鹿なこと考えてないよね…?」

提督「………………………」

時雨「こうすれば…計算したことないけど…多分、出撃回数も多くなる…私たちも沈みたくないから、必死で

戦う…こんなこと繰り返してたら…迎撃数が上がるとか…思ってない…よね?」

提督「…………………」

提督「もし、そうだとして、なんだ?どのみち出撃を管理するのは俺だからな」

時雨「ッ!!」


時雨は手を抑えて涙を流しながら会議室を出ていった。


長門「し、時雨少し待つんだ!」

神通「…平行線ですね。最低です…提督…」

加賀「……………」

加古「ありえねぇよ…あんた本当に人間かよ…」


3人も浮かばない表情を浮かべて会議室を後にする

部屋に取り残された2人、提督は静寂の中、机に並んでいる大量の資料をまとめている

ほかの鎮守府から送られた敵の情報に、こちらの艦娘に関する資料かなりの量だ。

それを片腕でかたずけるのはかなり手間暇がかかるだろう。


長門「…手伝おう、提督」

提督「……………」


返事はないが、作業を初めても止めてこない、私は無言で作業を開始した。


長門「なぜ、あんな言い方をしたのだ…あのいい方はどっちともとれる言い方ではあったが、

あの状況では悪いほうにとらわれても仕方がないぞ」

提督「………………」

長門「…どうして言えないのだ?何か後ろめたいことがあるのか?」

提督「………………」

長門「あれでは復讐を果たす前にみな、去ってしまうぞ…?」

提督「………………」

長門「………………」

提督「お前はなぜ、私が非人道的でないことを前提に話をしている?」

長門「…?」

提督「………………」

長門「提督、では逆に問わせてくれ。あなたは非人道的な人間なのか?」

提督「………………」

長門「答えがないなら私も答えを保留する。私だってこれで長く生きてきた。見た目は一切変わらんがな…

考えなしの阿呆には見えないからそれを前提としている、はっきりと言ってくれれば私も変わるとは思うけどな」

提督「………復讐に女子供を利用するやつが非人道的な人間でないというのならば、俺は非人道的ではないのだろうな」

長門「いや、そんな奴は間違いなくクズだろうな。もしそれが、本当の女子供…ならな」

提督「………………」

長門「前任提督には大変よくしてもらっていたが、私たちは兵器だからな。使われて当然だ。……

フッ、自分で言って少しむなしくなってしまったな。」大量の書類を持ちながら

長門「すまないな、私も先に上がらせてもらう。これくらいの量なら、提督でも大丈夫だろう」


私はそう言いながら書類をまとめて執務室に足を運ぶ。

幸先は不安しかなかった。もし、もし仮に提督の言っていた作戦が時雨の言う通りだったとすれば

私の戦果にすべてがかかっていることになる。


長門「…ッ!」

長門(くそ…少し気分が…ビックセンブが聞いてあきれるな…あれだけの艦隊を率いる覚悟がないとは)

長門(連携に慣れていたからか…?そういえばこうやってすべてが期待されることは全提督の時は

ただの1度もなかったな)

長門「………………」


私はそっと携帯があるのを確認して、執務室を後にした。

外の空気が吸いたかったのだ。…ついでに頼りたい人もいた。

途中すれ違う白露型姉妹たちの涙を見たときは、心が張り裂けそうになってしまった


長門(提督を信じている私は…間違いなのだろうか…)


あんな境遇にあった提督だ、力になってやりたかったのだ。

心を開いていないだけで、きっといつかはいろいろ教えてくれると信じているのはおかしいのだろうか?

ここで悪と決めつけて提督を糾弾するのが正解なのだろうか…?



鎮守府近くの砂浜

前提督「久しぶりだね、長門うまくやれているかい?」


懐かしい老人の声に私は予想以上に張り詰めていたらしい心が解放されるのがわかる…大きくため息をついた


前提督「なんじゃ、ため息とはらしくないの。ビックセブン様ともあろうものがどうかしたのか?

長門「私も自分自身でそんなふうに思っていたところだ…」


私は浜辺の木陰に座りながら前任の提督に連絡をしていた。退役し、ただの一般人となった全提督に合うことは

かなりめんどくさい手順を踏まなければいけなくなってしまったが、電話ならば特に問題はない。気軽に相談してくれと

前提督が教えてくれたものだ。提督も老後を楽しみたいだろうから極力かけないようにしようと心に誓っていたが、

結局かけてしまった。まさか一月持たないとは思ってもみなかったが


長門「すみません…提督…」

前提督「もう私は提督ではない提督と呼ぶのはやめたほうがいいんじゃないか?」

長門「誰にも聞かれていない場所で、慣れているからな…提督がいやじゃなければ続けたいのだが…」

前提督「まあ、なら好きにしなさい」

長門「感謝する」

前提督「提督と…うまくいっていないか?」

長門「…よくわかりましたね…っていても、私が今連絡をする理由はそれしかないか…?」

前提督「まあな、お前さんは優秀だったからな仕事のそうだったとしたらよっぽどのことだと思う

加えて予想をするなら今世間を騒がせている大艦隊…のことだと予想をしとるがどうだろう?」

長門「…すごいな…どこでそんな情報を?」

前提督「おしゃべりな元同僚じゃよ」

長門「そうか…ああ、その通りだ。提督の組んだ編成に艦隊全員が納得できなくてな…私自身も提督を

信じていいのかわからなくなってしまった」

前提督「………………」

長門「提督も、境遇を知っているだろう?今の提督の境遇を。だから私は力になりたかったのだ。それに、私は

あの提督が考えなしであんなことをする安保だと…思っていない」

長門「だから…どうしたものかと…」

前提督「長門よ。お前の答えはすでに出ているではないか」

長門「なに?」

前提督「力になりたいのだろう?ならすでに答えは出ている。お前は頑固なところがあるからな一度決めたら

なかなか曲げようとはしない。なら決定的な何かがあるまで、あやつを信じ続ければいい。」

長門「………そう…だな。私は誰か、味方がほしかっただけかもしれない」

長門「ありがとう提督。気持ちが軽くなった。私の答えは最初から決まっていたようだ」

前提督「なあ…長門よ。もし不都合がなければ…作戦の内容を教えてもらってもよいか…?」

長門「…あ」

前提督「どうした?」

長門「そういえば…肝心の内容を聞くのを忘れていた………」

前提督「おいおい…それは…さすがに…」

長門「す、すまない…」

前提督「じゃあ提督とは何でもめたのじゃ?」

長門「へ、編成だ。編成を聞いてほかの艦娘達も起こって出て行ってしまったのだ」

前提督「編成…」


私は聞いた通りの編成を全提督に報告した。


前提督「非常識じゃのう」

長門「……………」

前提督「ありえん編成と言ってもいい大型艦はいないが重巡はほかにもいるだろうに…」

長門「……………」

前提督「そう…間違いなくありえない編成じゃ。なぜ私がありえないというかわかるか?」

長門「それは…」

前提督「戦艦と殴り合う編成ではないということじゃ。じゃが長門よ…あやつがいつ…戦艦と殴り合うといった?」

長門「え…?」

前提督「その作戦概要本当にすべて見たのか?作戦の内容も聞いていないのにそれを決めつけるのは…酷だと思わんかね?

もしかしたら提督のほうに新しい任務が来たのかもしれない新しい情報があるかもしれない

確認しないで決めつけるなぞ、らしくないの…長門?」

長門「たし…かに…」


私はあっけとられた顔をしていた。なんていうことだ、私はただ提督を信じていなかっただけではないのか?

提督のこと信じていれば、こんなことをするはずがない、理由があるはずだと、疑えたはずだ。

だが提督は復讐にとらわれて非人道的になってしまったと心の中で思っていただけかもしれない

まさかそれを提督と直接会う機会がなかった全提督に指摘されるとは…


長門「…提督、カッコ悪いところを見せたな」

前提督「安心せい…だれもみてはおらんよ」

長門「フッ…では提督私は執務を手伝はなければならない。片腕ではきついだろうからな」

前提督「おう、そうするとよい。気をつけてな」


そういって全提督は通話を切った。さっきまでの悩んだ顔はどこに行ったか、長門はすがすがしいくらい

生き生きとした表情をしていた。


長門(提督がどっちの人間かわかるまで、信じ続けるとしよう。私が提督のことを信じるだけではだめだ。

提督からも信頼してもらわなけらばならない。この作戦をすべて知るためにも!)

長門「1週間か…短すぎるな…」


鎮守府執務室

長門「むっ?…提督がいない…?どこで何をしているのだ?」


書類は机の上に置きっぱなしだ。私が持ってきたものも、特にかたずけられた形跡もない。

どこで何を…と思っていると、すぐに見つけらた。資料室だ。


長門(こんなところで調べものか?)


それがすぐに違うということは長門にも理解できた。提督は段ボールから資料を取り出して

棚にしまっているからだ。前提督が新しい資料を種類ごとに保管していたものだ。

長門自身としては段ボールのほうが管理が楽でよかったのだが、几帳面な性格なのだろうか

わざわざファイルに閉じなおして棚に分けているのだ。


長門(片腕じゃあ大変だろうに…ここは艦娘達もよく通る通路だからだれか気づくはずなのだが…まあ無理もない)


そう思って長門は資料室に入ろうとして…先客がいるのに気が付く


長門(む………先を、越されてしまったようだな……そういえば最初の時も私を押しのけて提督に気にかけていたな)


長門の優しい目の先には不愛想な提督にこれ何処あれどこ、と必死に仕分け作業をしている川内の姿があった



少し前鎮守府資料室

提督「ふう……」


鎮守府にある様々な資料をまとめた部屋、資料室。

その量は膨大であり、整頓が苦手な人が管理をすればあっという間にここはゴミ屋敷になるだろう。

幸いにも全提督や、ここの艦娘にそういう人はいないが、それでも必要と思う資料はそれぞれ違ってくる。

そこで提督は前からちまちま必要不必要の資料を分けてきた。

しかし、片腕では作業効率は激減する、近くにも艦娘が通りかかってきているが、

気まずそうに視線をそらしこの部屋に入ろうとはしない。


提督(まあこうなる理由に心当たりしかないが…)


ほら、今日も扉の前で立って中の様子を見て………


提督「?」


離れていこうとしない、おかしいと思って作業を止めてみてみると


川内「………………」

提督「なんだ…川内か」

川内「大変そうだね。手伝うよ!」


そういいながら川内は部屋の中に入ってくる。止めたところで聞きはしないだろう。

なら…


提督「おい、勝手に触るなよ、事細かく分かれてるんだから」

川内「えーーー…なら提督教えてよ!私が提督の手になるよ」

提督「そのつもりだ、適当に触るなよ。」


こっちで指示して言う通りに動いてもらったほうが早いだろう。

こうして川内と作業をすることとなった。



川内「提督~…これは?」

提督「そこだ……おい、そこじゃないぞ…」

川内「え?あれ?このファイルは…」

提督「はあ…そのファイルは主砲に関係するもの、それは魚雷のほうだ」

川内「うう…ってちょっと待って艦載機も種類ごとに分けてるの?」

提督「当たり前だ。…おい、もしかして…」

川内「だって~…わからないもん…」

提督「はぁ…ほら早く分けるぞ」

川内「細かすぎるよー」


しばらく資料室は指示する低い声と苦痛の声が聞こえ続けてくる。

川内は細かい作業が苦手のようだ、自分の片付け方と合っていなくて、ちょくちょく指示とは違うことをしている。

とはいえ細かいことに気配りはよくできている。そのおかげで、見落としがほとんどない。

しかも、彼女は物覚えも結構いい、早々に言われたことを習得して、自分の片付け方に合わせてくる。

1時間もするば、資料室から指示する声はなくなり、代わりに楽しそうに話す声と、それにたまにうなずく

小さい声が聞こえるようになった。


川内「…それでさ~本当にひどいんだよ!私のほうがお姉ちゃんのはずなのに」

提督「………………」

川内「最初に来たときに間違えのは、しょうがないと思うけど、食堂のおばちゃん今でも私のこと間違えるんだよ!

神通のほう見て「妹たちの面倒見るのは大変でしょう~?」って!ひどいと思わない?」

提督「……そうだな」

川内「提督?ちゃんと聞いてるの?」

提督「聞いてるぞ、ちゃんと返事をしただろう?」

川内「もう、そうじゃないよ!しっかりと相手の目を見て話さないと」

提督「………………」

川内「………………」

提督「なぜ、お前は俺の味方をする?」

川内「えっ?」

提督「……いや、心当たりがないならそれでいい」

川内「思い浮かぶよ、編成のことでしょ?」

提督「…そうか、ならなおさらだな」

川内「簡単な話だよ」


川内は作業を止めて、座り直し提督のほうを見て、ビシッ!とピースをする。


川内「私が提督のこと信じているからだよ。それに助けたいと思っているからだよ」

提督「質問の答えにはならないな、なぜそう思えるんだ?」

川内「んー………今は、言えないかな」

提督「何…?」

川内「提督も似たような感じでいろいろ隠しているでしょ?だからお相子だよ」

長門「そうだな、それまでは提督も私たちのことを不審に思いながら手を借りるといいさ」

提督「長門…いつの間に」


長門は中に入りながらあたりの資料を見て回る。


長門「なるほどずいぶんときれいに分けられているな。…提督はかなり几帳面だな、艦載機も事細かに分かれている…」

川内「でしょー?本当に大変だったんだよー」

長門「…まあ、確かに細かいがこの程度できなければな…」

川内「なによ!私の味方じゃないの?」

長門「事実だからな」


近くにあった書類を大量にとり、作業を始める。この程度と川内に言っただけのことはある。

かなりのハイペースだ。あとで確認したことだが、それでいてミスが極端に少ない。さすがというべきだろう。


長門「そうだな…提督私の話も聞いてくれないか?ずっとしゃべらないでいるのもさみしいからな」

提督「別に…話す分には勝手だ。好きにしろ」

長門「聞いてくれないのはさすがにへこむぞ…」


長門と川内はその後仕事をこなしながら他愛のない話をした。むろん長門には突っ込んだ内容を織り込んで

作戦の内容を聞き出すという理由があったわけではあるが…

隠す理由がわからないので何とも言えないが、提督は質問の意図を的確に読み取り返答してくる。

要するにこちらの知りたいことを1つも答えないのだ。

提督と攻防しているみたいでおかしくなって長門は少しわらっていた。


長門「こんなところだろうな。」

川内「もうへとへと~」


それからしばらくして仕分けの作業は終わっていた。すでに窓からは大きな夕日が見えている。

かなりの時間やっていたことになるだろう。


長門「慣れるまでにはそんなに時間かからないだろうな。ただこれだけきれいに分けられていると、片付けの時に

ミスをすると大変なことになりそうだな」

川内「はぁ………!ねえ、おなかすかない?」

長門「そうだな…提督一緒にどう…提督?」

提督「……………」


提督は窓から移る大きい夕日をじっと眺めていた。窓の淵に腰かけ体を壁に預けながら左手をおなかの上にのせている。

顔だけを窓に向けながらぼーっとしている。


川内「夕日好きなの?」

提督「…………嫌いじゃない。…お前たちはどうだ?」

川内「え?私?うーん…好きだよ!何せ夜の入り口だからね」

長門「お前は相変わらずだな。……私も好きだ、御託を並べる必要もない。きれいの一言で終えられるからな」

提督「そうか…」

長門「好きな理由…聞いたら答えてくれるか?」

提督「……聞くならな」

長門「では聞かないでおく。後の楽しみとしてとっておこう。」

川内「そうだね~…じゃあ!1週間後の作戦成功で納めたら聞くっていうのはどう?」


唐突だった。さすがというべきかさっきの作業中遠まわしに聞いていた題材を、川内はずばっと言ってくる。

そこが彼女のいいところでもあるのだろう。ただ慎重に言葉を重ねた私からしたら、今回ばかりは黙っててほしかった。

提督もその質問については返答を返さなかった。


長門「川内…さすがにそれは…「勝つ気ないの?」」

提督「…………」

川内「どう?」

提督「評価は相手が勝手にやってくれる。勝つ気はない、やつらを多く殲滅するだけだ」

川内「…………まあ、今はそれでもいいや」


納得いく答えではないだろうが、川内はあっさり引き下がった。


川内「じゃあ…ご飯にしよ?」





















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2018-05-23 20:46:36

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2018-05-20 16:43:20

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7件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2018-04-24 20:46:20 ID: oJqfUNkX

那珂の字が那賀になってますよ
頑張って下さい(^^)

2: ポテ神提督 2018-04-29 10:43:20 ID: tE2xkL4P

さて、これからどうなるのか楽しみです!頑張ってください!

3: ゆっくりff 2018-05-02 00:08:03 ID: rg30nwVp

1番さん
指摘ありがとうございます!誤字脱字は何回読み直しても消えませんね…

4: ゆっくりff 2018-05-02 00:10:06 ID: rg30nwVp

ポテ神提督 さん
○○鎮守府と○○提督シリーズいつも楽しく読ませてもらっています!
あんなに面白い作品が作れる方が満足いく作品になるかどうかわかりませんが…精一杯頑張らせてもらいます!

5: SS好きの名無しさん 2018-05-17 01:55:58 ID: Jt1llydB

前提督?が全提督になってます。
(自分の意見が間違っていたらすいません)
すごく面白いです!!
次の更新が待ち遠しいです。
頑張って下さい!!

6: あすたりすく 2018-05-17 06:58:59 ID: qatpTnxS

セリフとの間は改行したほうがいいと思いますよ。

続き頑張ってくださいね。

7: SS好きの名無しさん 2018-05-20 15:02:07 ID: ftOk4LY4

復讐者か~面白かったです。でも、何か足りないような感じがします。


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