2018-04-08 22:01:31 更新

私の能力は突然やってきた。


ルビィ「ぴぎゃぎゃぎゃぎゃ。やっぱりお姉ちゃんのアイスを食べるのは美味しいな〜」パクパク


ダイヤ「ルビィー?どこですのー?」


ルビィ「ピギャ!ま、まずいよ!い、急いで食べないと!」パクパクパクパク


キーン


ルビィ「あうっ……ううっ、早く食べ過ぎて頭が」


ダイヤ「ルビィ?って、どうしましたの!?」


ルビィ「あの、いや、これは……」


ダイヤ「……?あぁ!それ私のアイス!また食べましたわね!」


ルビィ「た、食べてないよ!!」


『嘘です。「本当は食べたけど……」』


ルビィ「えぇ!?」


ダイヤ「ピギャ!急に叫ばないでくださいまし!」


ダイヤ「で、食べたんですわよね?」


ルビィ「はい……ごめんなさい。お姉ちゃん」


ダイヤ「最初に嘘をついて言い逃れしようとしたのはいただけませんわ。でもまぁ、もう怒っていませんわ」


『嘘です。「また食べられましたね。一度厳しく叱った方がいいのかしら」』


ルビィ「ごめん!ごめんなさい!お姉ちゃん!反省してます!だから厳しく叱らないで!」


ダイヤ「ル、ルビィ?わ、私は別に厳しく叱るつもりはありませんよ?」


『嘘です。「確かに厳しく叱るつもりでしたが……声に出てたのでしょうか?」』


ルビィ「うゆ。出てるんじゃないかな」


ダイヤ「なっ……!ルビィ。今の私は確かに、声に出ていた可能性を考えました。しかし……いえ、だからこそ今度は注意を払って声に出さないようにしていました」


ルビィ「え?」


ダイヤ「ですから、先ほどの言葉は声には出ていません。それにルビィが返事をしたということは」


ルビィ「心の声が聞こえてる?」


私の能力はこうしてやってきた。この後、お姉ちゃんに色々聞かれたけど、ルビィにも全く心当たりがなくて、結局は様子を見ることになった。


ただ、あの声が聞こえる時は決まって『嘘です。』と聞こえることから、相手が嘘をつくと、その本音まで教えてくれるんじゃないかなって言う話にはなった。たぶん、ルビィもこれが正解だと思うんだけど……



-教室-


花丸「ルビィちゃん?どうしたの?」


ルビィ「花丸ちゃん……ごめんね。ちょっと考え事してて……」


花丸「私には言えないこと?」


ルビィ「うん。ごめんね」


ごめんね花丸ちゃん。お姉ちゃんと、人には言わないって約束したから言えないんだ。


花丸「そっか。言えないなら仕方ないね」


『嘘です。「気になるな。ルビィちゃんの悩み……いや、こんなにも可愛いんだもん。きっと告白とかなんだろうな……嫌だなぁ」』


ルビィ「えぇ!?告白とかじゃないよ!」


花丸「え?まる、声に出てたずら?」


ルビィ「あっ」


花丸「ルビィちゃん?」


ルビィ「る、る、ルビィは、は、ち、ちょっと、とと、トイレに、い、行ってくルビィ!」


タッタッタッ


花丸「・・・」



-トイレ-


ルビィ「あ、危なかったぁ」


どうしてもボロが出てしまう。絶対怪しまれてるよぉ。


ルビィ「はぁ……授業始まるし、教室に戻ろう」



-教室-


花丸(・・・)


ルビィちゃんの様子がおかしい。悩みを抱えてるのは間違いないはず。聞いても何もないって言うんだから、深くは聞けないけど……


花丸(まるの声、出てたのかな。だ、だとしたら告白とかされてほしくないって伝わっちゃった!?)


まるはルビィちゃんが好きだ。


ずっと一緒にいてくれて、どこか心地よい感じで。いつしか、二人で一緒にいる時間は1番の癒しの時間になっていた。


特に最高だったのは、本を読んでいた時に、ルビィちゃんがまるに寄っかかって寝ていてくれた時。幸せすぎて死ぬかと思ったずら。


そんなルビィちゃんが悩んでるんだから解決してあげたいんだけどなぁ。


ルビィ(・・・)


ルビィ(うぅ、花丸ちゃんがこっちをずっと見てるよぉ……絶対怪しまれてる……)



-放課後-


善子「さぁ!遊びに行きましょう!」


花丸「善子ちゃん……まだリア充とか言ってるずら?」


善子「だからヨハネよ!」


『嘘です。「善子って名前も好きだから否定するのは可哀想なのよね。かといってヨハネって呼ばれるのもなんか複雑よね」』


ルビィ「ふふっ」


善子「何よ!」


ルビィ「いや、やっぱり善子ちゃんは善い子だよね」


善子「そ、そんなことないわ!」


ルビィ「ふふ、そうだね」


善子「くぅぅぅぅぅ!ルビィのくせに生意気よ!」


キャッキャキャッキャ


花丸「・・・」


花丸「いいなぁ」ボソッ


ルビィ(花丸ちゃん?)



-TO☆KA☆I-


『嘘です。「内浦から考えれば都会だけど、東京とかから考えると都会じゃないんだよねぇ」』


ルビィ(いやもうそれ作者のセリフだよぉ)


善子「どうしたのよルビィ」


ルビィ「な、なんでもないよ!」


『嘘です。「なんでもしかないよ」』


善子「変なルビィね。あっ!あそこのゲーセン!新しいゲーム入ったらしいの!行きましょう!」


ルビィ「えぇ、ルビィも花丸ちゃんも、ゲームは無理だよぉ」


善子「大丈夫よ。今回のゲームはアクション系じゃなくて、頭を使って嘘を見破るやつだから」


ルビィ(えぇ。でもそれ、今ならルビィが無双しちゃうじゃん。バレないようにほどほどにしよう)


花丸「・・・」


花丸「また二人で話して……ずるいよ……」ボソッ


ルビィ「花丸ちゃん?どうしたの?」


花丸「!?い、いやなんでもないよ!ゲームだよね?行くずら!」


ルビィ「えぇ!行くの!?」


善子「話がわかるじゃない。よーし!じゃあ行くわよ!」


花丸「善子ちゃんには負けないから!!!」


善子「いつになく強気ね……いいわ!かかってきなさい!」


花丸(そ、そういう意味じゃないずらぁぁぁぁ)



-新ゲームなう-


※これは本当に問題なので考えていってね!答えは問題トークの後半で!


【誰がたった一人の正直者か答えろ】


翼「わたしは正直者よ」

杏珠「翼はうそつき。わたしが正直者よ」

ワレワレハヒトツ「杏珠はうそつきだな。ほんとうはわたしが正直者だ」


『嘘です。「本当は○○○が正直者なのよねぇ」』

『嘘です。「本当は○○○が正直者なんだけど」』


ルビィ(なるほど。って!やっぱりこの能力はこのゲームにおいては強すぎるよ!)


善子「んー、誰なのかしら」


花丸「まるわかったずら」


善子「はや!」


花丸「善子ちゃんには負けないって言ったずら」


善子「待ってなさい!すぐに解いてやるわ!」


花丸「ルビィちゃんはわかったずら?」


花丸(これで話せれば……)


ルビィ「うん。わかったよ」


ルビィ(問題聞いてすぐにわかっちゃうんだけどね)


花丸(ううっ、神さま。ひどいずら。まるにもチャンスを……)


善子「嘘でしょ!私だけ!?」


花丸「はぁ……善子ちゃん。一人だけの証言を信じて見るずら」


善子「一人だけの証言を信じる?翼が正直者だと仮定するってこと?」


花丸「そうずら」


善子「翼が正直だとすると……杏珠の証言は翼が正直者で私が嘘つきってなるのよね。


善子「あ、そっか、だとしたら、ワレワラハヒトツの証言が、杏珠が正直者になるから、おかしな話になるわね」


善子「じゃあ、杏珠が正直者だとすると、翼の証言は翼は嘘つき。ワレワラハヒトツの証言は杏珠が正直者で私が嘘つきだからおかしくない!」


花丸「そういうことずら。ちなみにワレワラハヒトツが正直者だとすると、杏珠が翼は正直者って言ってるのに翼は自身を嘘つきって言ってるから矛盾ずら」


善子「なるほどねぇ。スッキリしたわ。じゃあ、正解は杏珠!」


パチパチパチパチ


ルビィ「正解の音が拍手なのは珍しいね」


善子「確かにそうね。あ、次の問題が出てきたわ」


ある学校の窓ガラスを誰かが割った!

容疑者として4人の生徒に一人づつ順番に話を聞いてみた。

一人目(穂乃香)「違います!やったのは私じゃありません」

二人目(海)「Aは本当のことを言っています」

三人目(綾瀬)「Dはウソをついている」

四人目(・8・)「私は絶対にやってないチュンナ」

この中で、おかしなことを言っている者が犯人なのだが、それは誰?


『嘘です。「○は嘘をついてない。私がやったんだしね』」


ルビィ(ということは、この人が犯人か)


善子「わかったわ。こういうのは私の得意分野ね」


花丸「えっ……」


善子「ふふふ、どうよ!これが私の真の力!」


花丸「よ、善子ちゃんに負けたずら……」


善子「どういう意味よ!いい?これは会話はもちろんだけど、問題文をしっかり読まないと解けないわ。いわゆる引っ掛けね」


ルビィ「頑張ルビィ!」


善子「え?ルビィは解けたの?」


ルビィ「うん。解けたよー」


よしまる「・・・」


ルビィ「ど、どうしたの?」


花丸「別に。ルビィちゃんにも負けちゃったなって」


『嘘です。「怪しい。やっぱり何かあるずら」』


ルビィ(えぇ……普段のルビィってそんなに頭固そうに見えるかな)


花丸「あっ、まるもわかったよ。一人一人順番に聞いてるのに、3人目が4人目の証言を否定してるよね。でも聞いてないんだから否定できるわけないってことずら?」


善子「正解よ。てことで、正解は綾瀬!」


パチパチパチパチ


花丸「善子ちゃんに負けたのは悔しいずら……次いくずら!!」


善子「望むところよ!」


ルビィ「あはは……ほどほどにね〜」



-カフェ-


善子「くぅぅぅぅ!悔しい!もうちょっとで解けそうだったのに!」


花丸「ふっふー、まるの方がちょーっとだけ得意だったみたいだね」


善子「絶対リベンジしてやるわ!また来るわよ!」


花丸「えぇー、どうしようかなー」


パァン


強盗「全員、死にたくなければ手を頭の後ろに組んで立て!」


善子「ご、強盗!?」


強盗「早くしろ!……ん?おいそこのお前!」


花丸「!?」ビクッ


強盗「そうお前だ。そのままこっちに歩いてこい。それとも、殺されたいか?」


『嘘です。「殺す勇気なんて、はなからないっていうのにな。脅しただけで、こんな上玉が手に入るなんて。こりゃいい奴隷になりそうだ。ぎゃはははは」』


ルビィ(っっっ〜〜〜!!)


ルビィ「花丸ちゃん!ダメだよ!行ったら!」


花丸「ルビィちゃん……」


強盗「おい、そこの赤髪の。なんだ?お前が死にたいのか?それとも……ぐひひ」


ルビィ「」ゾワッ


花丸「ま、待って!わ、私が行きます!」


強盗「俺はどちらでも構わないぞ?」


『嘘です。「なかなか上玉が揃ってるじゃねーか。こりゃ全員奴隷にしちまうか?ふひひ』」


ルビィ「花丸ちゃん!ダメだよ!!」


花丸「ルビィちゃん。まるね、ルビィちゃんのことが好きだったんだ。だからルビィちゃんには死んでほしくないの。じっとしてて」


ルビィ「嘘……」


花丸「嘘じゃないよ。まるは大丈夫。大丈夫だから。お願い。じっとしてて」


『嘘です。「嫌だ。行きたくないよ。まだまだルビィちゃんと一緒にいたい」』


ルビィ「花丸ちゃん!ルビィも!ルビィだってずっと一緒に!」


花丸「ありがとう」


強盗「おい!なにしてやがる!はやくこい!」


花丸「ルビィちゃん。大好きずら」スタスタ


強盗「うっひょー!おい!店員!お前はこの間に金をこのバッグに詰めておけ!」


強盗「じゃあ早速」ガシッ


花丸「」ビクッ


強盗「ぎゃはは、いい胸だなおい!文句ないぜ!」


ルビィ「花丸ちゃん!」


強盗「チッ、今からいいところなんだから邪魔するなよ。撃つぞ?」


『嘘です。「殺すのはまずいが、どうせ脅せば怯むんだろ。さーて、次はナニしよう」ニヤッ』


ルビィ「っっっ〜〜〜!!こいつ!」


強盗「あぁ?って!何近づいてやがる!撃つぞ!」


『嘘です。『撃ったら人生いよいよ終わりだ……脅せば、脅せばいけるはずなんだ!」』


ルビィ「ねぇ、強盗さん。君、チキンでしょ?」


強盗「うるさい!じゃあお前を撃って違うってことを証明してやろうか!?」


『嘘です。「おいおい、こっちは撃つ気なんて、ましてや人殺しになる気なんてさらさらないんだ。止まれ!止まれよ!」』


花丸「ルビィちゃん!やめて!死んじゃうよ!」


ルビィ「大丈夫だよ。花丸ちゃん」


強盗「撃つぞ!撃つぞー!!」


ルビィ「撃てるなら撃ってみれば?」


強盗「うわぁぁぁぁぁあ」パァン


ルビィ「え……?」ポタポタ


花丸「いやぁぁぁぁぁぁ!!!!!ルビィちゃん!ルビィちゃん!!」


ルビィ「そっ……か。さい……ごの……撃つ……は嘘じゃ……ない……」


強盗「うわぁぁぁぁぁあ、やっちまった!殺しちまった!どうするんだよ!!そ、そうだ、とにかく逃げれば」


警察「警察だ!大人しくしろ!」


警察「状況は……!?きゅ、救急車だ!救急車を呼べ!!!!」


花丸「ルビィちゃん!!!!ルビィちゃん!!しっかり!!!ルビィちゃん!しっかりして!!」ポロポロ


ルビィ「はな…ま…る…ちゃん……」


花丸「ごめん。ごめんなさい。ルビィちゃん」ポロポロ


ルビィ「ぶ…じ……だよ……ね。よかっ……た…」


花丸「しっかりしてよ!ダイヤさんは!Aqoursのみんなだって!おらだって!ルビィちゃん!!!!」ポロポロ


ルビィ「ふふふ、はな…ま…る…ちゃん…頑張ルビィ……だよ」


花丸「頑張れない!頑張れないよ!ルビィちゃん!!おらはルビィちゃんがいてくれて頑張れる!だから!生きてよ……ルビィちゃん……」ポロポロ


ルビィ「しょう……がないな……はな…ま…る…ちゃんは……だい……じ……ょう……ぶ…しな……ないよ……」




















『嘘です。「これはやばいかな。ごめんね花丸ちゃん」』














-屋上-


千歌「ふぅ、今日も疲れたー」


梨子「そうねー。練習がハードになってるからね」


果南「練習がハードになってるんじゃなくて、私達が成長してるから、それにあった練習にしてるの!」


曜「それってハードになってるってことじゃ……」


鞠莉「成長を感じるいい機会でーす!」


花丸「はぁはぁ、おらはもう……ダメずら」グフッ


善子「えぇー、じゃあ、このあとは私が行こうかなー」


花丸「駄目ずら!絶対まるが行くから!」


ダイヤ「わかってますわ。そう話してあります」



強盗はあの場で逮捕され、事件は解決。

なんでも、セクハラで会社をクビになって、お金に困っていたそう。


人を殺す勇気がなかったのは、仕事への復帰もしようかと悩んでいたらしくて、強盗の楽さの誘惑に負けちゃったみたい。


もう会うことはないだろうけど、あの胸を触られた感覚はトラウマ物ずら。



-病室-


ルビィ「あっ!花丸ちゃん!」


花丸「練習終わったから来たよ」


ルビィちゃんは無事に一命を取り留めた。撃たれてすぐに警察が突入し、すぐに救急車を呼んだことが幸いしたらしい。


退院はまだかかるそうだけど……


ルビィ「お疲れ様。最近ハードになってるみたいだけど、どうだったの?」


花丸「きつかったずら。ハードになりすぎずら」


ルビィ「あはは、これはついて行けそうにないね」


花丸「大丈夫ずら。きっとルビィちゃんならついていけるずら」


ルビィ「もう!絶対嘘でしょ!」


ルビィちゃんの嘘がわかる能力は消えた。

まるも知った時は驚いたけど、納得もした。そうじゃないと、拳銃を持った強盗に立ち向かうなんてできないもんね。


花丸「絶対大丈夫だよ!まるが支えてあげるずら」


ルビィ「本当!!そうしてくれたら嬉しいな!」ニコッ


花丸「っっ!」


ルビィちゃん……可愛すぎるずら。


ルビィ「花丸ちゃん?」


花丸「ねぇ、ルビィちゃん。あの時は勢いで言っちゃったから、今度は落ち着いてもう一度言うね?」


ルビィ「あの時……?」


ルビィ「・・・」


ルビィ「!?……///」


花丸「……///」


花丸「あ、あの!ルビィちゃん!」


ルビィ「は、はい!」


花丸「私はルビィちゃんのことがーーー




fin


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1件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2018-08-22 03:44:54 ID: La8b7MEW

花丸ちゃんの胸を触ったあの強盗マジ許せねえ!


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