2018-04-15 14:04:11 更新

概要

オリジナル設定あり、キャラ崩壊あり、メタ発言・ネタばらし満載の自爆SSです。
殆どがフィクションですが、一部ノンフィクションな箇所があります。

そういった、ある種ダメダメSSですので、普通の艦これSSを読みたい方には、お薦めしません。


前書き

いわゆる、ながらプレイをしていたとある提督。

しかし、そのながらプレイのせいで、一人の艦娘を轟沈させてしまい、その結果、自分がその艦娘として第二の人生を歩んでいく事になった・・・。



俺「あ、そういやどうなったんだっけ?」


別の作業をしつつ艦これをプレイしていた俺は、パソコンのモニター上に「進軍」か「撤退」かを選択する画面になっているのに気が付いた。


俺「あれ、艦隊は今どこに居たっけ? んー、まぁいいや、取り敢えず「進軍」しとくか」


そうして、俺はマウスで「進軍」をクリックした・・・。




ーーーーー




???「・・・提督が「進軍」するようにと命令してきたデス・・・」


???「いえ、いいんです。提督の命令ですから」


???「・・・羅針盤がラスボスへの道を示しているデス(あぁ、行く事になってしまったのデスネ。仕方がありません)では、進軍シマース」


一同「・・・」


提督「お、やっとラスボスへ辿り着いたか。よし、お前たちなら行ける・・・ん?・・・え?・・・ちょっ・・・」


???「(今頃気が付いたのデスか。でももう遅いデスね・・・)」




ーーーーー




俺「お、やった、やっとラスボスへ辿り着いた。これでようやく3-3攻略完了だ・・・」


それまでずっと羅針盤に嫌われていたのか、3-3-Iで逸れまくって攻略に行き詰っていたのだったが、ここへ来てようやくラスボスへ辿り着く事が出来た。この編成なら攻略出来る、そう俺は確信していた。


そう、確かに「攻略」は出来る編成だった。しかし・・・。


俺「・・・ちょっ、「吹雪」大破してるじゃんか。何やってんだ俺っ!」


戦闘画面に入ったところで見たのは、艦隊の最後尾に置いた「吹雪」の赤い大破の文字だった。


ラスボス前の戦闘を見ていなかった俺は、吹雪が大破していた事に全く気が付いていなかったのだ。


そして、吹雪は俺の目の前で、「嫌……! いやだよぉ……。」と呟きつつ、ヲ級の航空機攻撃によって沈んでいった・・・。


画面上に表示される「LOST」の文字を見て呆然としている所で、周囲が光に包まれた・・・。




ーーーーー




気が付くと俺は、見知らぬ場所に立っていた。しかもよく見ると、その香りからしてそこは海の上だった。


そして、水面に浮かぶ自分の姿と言えば・・・。


着ている服は、白を基調に紺色のセーラーカラーの半袖シャツと、同じく紺色のスカートというセパレートタイプのセーラー服。


髪は、肩まで位のセミロングをポニーテールにしていた。


手に持っているのは、どうやら手持ちのごつい連装砲。


両腿には、やはり何か武器らしきものがベルトで固定されている。


そして背中には、これまた何やら変な機械を背負っている。


いや、そんな事よりも、俺は40台のおっさんだったはずなのに、どう見ても10台前半の少女になっていた事だった・・・。


しかもその姿は、何時もどこかでよく見ていた・・・。




???「提督ぅ、敵は全滅させたネ。でも、ブッキーが・・・」


???「うわー、やっちまったぁーっ! せっかくあそこまで練度上げてたのにぃ。しかも貴重な高射装置まで海の藻屑に消えちまったぁ!」


???「そこが問題なのデスカっ! そもそも無茶な進軍命令を出すのが悪いのデスっ! でもまぁ、良かったデスネ、新しいブッキーが来てくれましたヨ」


と、近くで何やら話をしていた20台くらいのお姉さんが、突然俺の方を向いた。


いや、その服装とその言葉使いから、ゲームでは散々コキ使っていた高速戦艦4姉妹、その長女である事はすぐに分かった。


金剛「初めまして。貴女が特型駆逐艦の吹雪ね。ワタシは金剛と言いマース。ヨロシクでーす」


俺→吹雪「へ? あの、どういう事で?」


金剛「貴女は、この世界で艦娘という存在に生まれてきたデース。まぁ、詳しくは鎮守府に戻ってからネ」


金剛がそんな風に俺に声を掛けてきたところへ、金剛の持つ通信機から、男の声が聞こえた。


提督「おい、ちょっと待て。その海域で吹雪が出るはずは無いぞ」


金剛「でも、ワタシの目の前に居るのは事実デース。とにかく、ラスボスを撃破しましたので、帰投するデース」


提督「・・・まぁいいや。取り敢えずその吹雪連れて戻ってきて」


吹雪「(一体、何が、どうなってるん?)」





ーーーーー





金剛「ハイ、ここが私たちの鎮守府ね」


結局、よく分からないまま、俺は金剛らと一緒に鎮守府へとやってきた。


背中に背負っている艤装は、何の問題もなく動かすことが出来た。


そして、金剛ら第一艦隊に混じって鎮守府へ行く間に、確信するしかなかった。


吹雪「(どうやら、轟沈した吹雪の生まれ変わりとして、俺はゲーム内に取り込まれたらしい・・・)」


金剛たちが所属している鎮守府は、三階建てのレンガ造りの建物を基準に、すぐ目の前には港、その隣には工廠と入渠施設がそれぞれ別棟として建っていた。


金剛「取り敢えず、まずは提督に報告と着任の挨拶に行くネ」


俺は金剛に言われつつ、レンガ造りの建物である本棟(執務室、寮、食堂を兼ねた)へと入っていった。





提督「おう、金剛、お疲れさん。で、そいつが「吹雪」か」


本棟の二階にある執務室に入ると、早速とばかりに提督が話しかけてきた。


提督は、良く言えばがたいのいい、悪く言えば太った、40台の分厚い色付き眼鏡をかけたおっさんだった。


しかも、全く手入れをしていない無精ひげが顎全体を覆っており、見苦しいの一言でしかなかった。


そして、その姿は若干見てくれが違うものの、元の俺とそっくりだった。


金剛「そうデス。ブッキー・・・じゃなかった、吹雪、提督に着任の挨拶をするデス」


吹雪「(え? 着任の挨拶って、何を言えばいいんだ? えぇと、まぁ適当でいいか)」


金剛に挨拶をと言われ、俺は取り敢えず適当に言う事にした。


吹雪「えぇと、本日、当鎮守府に着任しました、吹雪です。宜しくお願い致します」


提督「おう、宜しく頼むわ。で、他の面子への紹介はまた後として、まずはその2人だが、今お前さんの横にいるのが、戦艦の「金剛」。そしてそこの無線機の所にいるのが軽巡の「大淀」な」


と、提督は、部屋の隅にある通信機の所で立っている、眼鏡の女性を指した。


大淀「宜しくお願いします、「吹雪」さん」


大淀の挨拶に、俺はちょっと引っ掛かりを感じたが、それに気が付かなかったのか、金剛は戦果の報告に入っていた。


金剛「それでデスね。アルフォンシーノ方面は何とか攻略完了したデス」


提督「おう、それは無線で知っている」


金剛「なら何故ブッキーが大破しているにも関わらず、進軍の命令をしたデスかね?」


提督「あー、いや、あの時だけちょっと・・・」


そんな提督と金剛とのやり取りを聞いてて、つい俺はボソッと呟いてしまった。


吹雪「・・・ながらプレイしてたら、そうなるよねぇ・・・」


俺のその呟きに、金剛は首を傾げたが、大淀は無表情を貫き、提督は一瞬ギョッとした表情を見せた。そして、


提督「さ、さて。金剛、お前らは負傷しているし、さっさと入渠しろ。で、大淀、お前さんは吹雪を案内してやってくれ」


と、俺の呟きに慌てたのか、提督は二人にそう命令してした。


金剛「分かったネ。でも、次また誰かを轟沈させたら、今度こそ許さないからネ」


金剛はそう念押しをすると、執務室を出て行った。


大淀「提督、それでは吹雪さんを鎮守府の案内に連れて行ってきます」


提督「おう、宜しくな」


一方の大淀は、そう提督に声を掛けると、俺を連れて執務室を後にした。






大淀「さて、まずはどこから案内しましょうか、「提督」。いえ、「元・提督」ですか」


大淀のその言葉に、俺はギョッとした。


吹雪「大淀、これは一体どういう事だ? 一体、何があったんだ?」


大淀「大淀「さん」ですよ、「吹雪」さん。もう貴方は特型駆逐艦の一人でしかないのですから」


大淀の冷たい視線に気圧されて、身動きが出来ない俺を見つつ、大淀は話を続けた。


大淀「これは私も噂でしか聞いたことが無かったのですが、轟沈した艦娘の強い思いが、自分を指揮した提督の魂をこの世界に引き寄せる時があるとの事。恐らく貴方は、轟沈した吹雪さんの思いによって、この世界に引き寄せられたのでしょう」


吹雪「何故、大淀・・・さんは、それを知っている・・・のですか?」


大淀「それは、私がこの鎮守府所属の軽巡であると同時に、大本営から派遣されてきた艦娘でもあるからです。それに、こういった事例が他の鎮守府でもあったらしいという噂程度でしか私も知りませんし、そもそもその話自体が第一級軍事機密事項ですから、他の艦娘は全く知りません。それは他の鎮守府でも同様でしょう」


吹雪「なら、元の世界に戻る方法は?」


俺のこのちょっとした質問に対して、大淀は残酷な現実を突きつけた。


大淀「ありません。より正確に言えば、大本営もそれを知りません。もしかしたら、轟沈すればそうなるかもしれませんが、それを知る手段はありません」


俺「じゃ、じゃあ、元の世界に「俺」は居なくなったのか?」


大淀「いえ、貴方の存在そのものはあちらの世界にいるのでしょう。それは今貴方が会った「提督」が居るからです。もし貴方の存在そのものが居なくなってしまったとしたら、恐らく提督も居なくなっていたと思われます。ですから、貴方は自分の魂の一部を持ってこの世界に現れたのではないかと」


その大淀の言葉に、取り敢えず神隠しに遭ったとかで迷惑をかけてはいないようだと、ホッとはした。


大淀「しかし、このような事例は私も初めての経験ですし、もし他の鎮守府の「大淀」が知っていたとしても、機密なので私にそれを知る術はありません。それと、取り急ぎ大本営に報告した所、他の艦娘と同様に扱うようにとの命令ですので、そのつもりでいて下さい」


それらの言葉に呆然となっている俺を尻目に、大淀は俺を引っ張っていった。


大淀「そういう訳で、貴女はここで駆逐艦「吹雪」として頑張って下さい。さて、それでは、この鎮守府を一通り案内しますので」





こうして俺は、特型駆逐艦「吹雪」としての第二の人生を歩む事となった。



後書き

取り敢えず、まずは世界設定の説明を兼ねたオープニングです。
これから、ショートエピソードをちょこまかと、気が向いた時に書いていこうかと思います。

どういう展開になるかは、書いてみないと何とも言えませんが、お付き合い頂ければ幸いかと思います。


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