2018-04-18 05:46:29 更新

前書き

機動戦士ガンダム ISのオルフェンズ


鉄血のオルフェンズ×インフィニット・ストラトスのクロスオーバーです。


もしも織斑一夏の代わりに三日月がIS学園で生活したら……というssです


鉄血側は割と覚えているんですがね、is側は若干忘れ気味なので展開がところどころ変になるかも知れないけど許してね☆



ーー地球支部MS.MW格納庫



オルガ「おーい!そっちの荷物をこっちに運んできてくれ」



団員「あ、はーい!」



オルガ「そこの荷物は向こうだ。ついでにあの荷物はあそこに置いてくれ」



団員達「「うーす」」



オルガ「それが終わったら次だ。運び終わったら各自で休憩をとってくれ」



団員達「「分かりましたー」」



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



雪乃丞「オルガのやつ……張り切ってんなぁ」



ヤマギ「そりゃそうですよ。地球での依頼が成功して早5ヶ月。俺達はここからなんですから」



雪乃丞「あぁ、だが張り切りすぎてぶっ倒れなきゃいいけどなぁ………」



ミカ「おやっさん。俺に何か手伝えることない?」



雪乃丞「ん?おお!三日月。オメー今までどこにいたんだ?」



ミカ「オルガに向こうで休んどけって言われて休んでた」



ヤマギ「片手が使えないと不便だからね。大丈夫三日月?」



ミカ「うん。俺は大丈夫だよ。ただ……暇なのとアトラが……」



雪乃丞・ヤマギ「アトラが?」



ミカ「凄い気にかけてくるんだ。まるで犬みたいに」



雪乃丞「そりゃおめぇが心配だからだからに決まってんだろ。女の好意を鬱陶しいがる男は嫌われるぞ?」



ミカ「別に鬱陶しがってないよ。……俺、何かやることないかオルガに聞いてくる」テクテク



雪乃丞「あっ、おい!……いっちまいやがった」



ヤマギ「俺達もそろそろ仕事に戻らないとですね」



雪乃丞「はぁー、三日月の野郎。少しは体を休めるということを知らねぇ」



ヤマギ「三日月だからでしょ?」



雪乃丞「確かになぁ。よし!ヤマギ、俺達も頑張るとするか!!」



ヤマギ「はい!」



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



ミカ「オルガ」



オルガ「おお、ミカ!どうしたんだ?」



ミカ「暇だから来た。何か手伝えることないかなって思って」



オルガ「………ミカ、俺は休んでいろって言ったはずだろ?」



ミカ「でも、やることないんだ。それに皆働いている。俺だけ働かないわけにはいかないでしょ?」



オルガ「そうは言ってもなぁ……」ポリポリ



ミカ「?」



オルガ「はぁー、ミカ」



ミカ「なに?」



オルガ「格納庫の奥に行って、MWの不備を確かめてくれないか?見るだけでいい。感じたことがあれば教えてくれ」



ミカ「うん。分かったよ」



オルガ「あぁ、それとミカ。MWだけじゃなくて地球産の機械もあるからなるべく触れない程度に確かめてくれ」



ミカ「それじゃあ、行ってくるよ」



オルガ「頼んだぜ。ミカ」



◇◇◇◇◇◇◇◇



ーーMW格納庫



ミカ「オイルと鉄の匂いがする。でもなんだか安心するような匂い……」



ミカ「…………?なにあれ」



IS「」



ミカ「パイロットスーツ?何かデカいなぁ……」チョン



IS「!」ピカー



ミカ「は?」カチャカチャ



ミカ「なにこれ?」カチッ



シノ「おーい、三日月ぃー!団長に言われてお前の様子を見に来たけど……って、なんじゃそりゃぁぁぁぁぁぁ!?」



ミカ「シノ。分からないけど少し触ったら何か引っ付いた」



シノ「引っ付いたァ!?」



ヤマギ「シノー!さっきから何騒いで………三日月!?」



雪乃丞「ヤマギ!シノ!おめぇら騒ぐなら向こうに行って………三日月おめぇ何やってんだ!?」



ミカ「ヤマギ、おやっさん。これはなに?」



ヤマギ「と、とりあえず三日月!それ自分から外せないかな?」



ミカ「どうやるの?」



雪乃丞「外し方が分からねぇってことは情報量が入り込んでねぇのか。地球産だけであって阿頼耶識非対応なのか?とりあえず三日月!おめぇ少しだけそこでまってろ!今それについて解析する」



ミカ「うん。分かった」



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



数十分後



シノ「にしても見れば見るほどダセェスーツ?スーツだよな?まぁいいや。派手さが足んねぇ!もっとこうグワーッってした色に……」



ヤマギ「シノは黙ってて。それより三日月、解析が終わったよ」



ミカ「ありがとうヤマギ」



ヤマギ「それは、ISっていう人体装着型のパワードスーツだね。何でも篠ノ之博士が作った女性用の外装なんだとか。ん?女性用?」



シノ「三日月って男だろ?なーんで装着できてんだよ」



ヤマギ「あれ?おかしいなぁ。それ以上のことを探ろうとすると解析不能・エラーになるんだけど……」



雪乃丞「どれ貸してみろ……っおい、こりゃ本当だ。何がなんだが分からねぇじゃなねえか」



ミカ「おやっさんでも分からないの?」



雪乃丞「分かる分からない以前にこれは摩訶不思議というやつだなぁ。悪いが三日月、もうしばらくその姿でいてくれ。少し歳星の……いや、地球産のだからアーブラウの製造会社に直接聞いてみるしかなさそうだ」



ミカ「………」



シノ「ほんじゃ、俺は仕事に戻りますかねー。じゃあな三日月、ヤマギ~」テクテク



ヤマギ「ごめん三日月。俺もそろそろ仕事に戻らなきゃ」タッタタ



ミカ「うん。頑張ってね」



雪乃丞「正直分からないことだらけだ。あんまりその姿でうろちょろすんじゃねえぞ。何が起こるか分からんからなぁ」



ミカ「じゃあ俺待ってるから。なるべく早くね」



◇◇◇◇◇◇◇◇



ーー鉄華団地球支部本部



オルガ「それで?アンタはいったい誰なんだ?」



千冬「織斑千冬。IS学園にて勉学育成共に教師をやらせてもらっている」



オルガ「IS学園?」



千冬「知らないのか?IS装着者の育成と勉学をつぎ込ませる施設だ」



オルガ「さっぱり分からねぇ。生憎、火星出身なんでな、地球のことは……」



千冬「まぁいいだろう。我々の要望はただ一つ。団員三日月・オーガスを引き取りにきた」



オルガ「ミカを?アンタ何を……?」



千冬「女性専用の強化外装パワードスーツ。通称『IS・インフィニット・ストラトス』」



オルガ「それがどうし……」



千冬「どうやら三日月・オーガスはこの世で初の男性IS装着者らしいな。是非うちの学園で引き取らせてもらおうか」



オルガ「ミカが……男性で初のIS装着者?」



千冬「そうだ、決して悪いことではないだろう。今まで学の持たなかった者に一世一代のチャンスが訪れたんだ。断る理由があるか?」



オルガ「俺はミカの意思を尊重する。それがアイツのためになるってアンタらは保証出来るか?」



千冬「分かった。なら彼をここに連れて来い。そして今すぐ答えを聞かせろ。私もこう見えて多忙でな」



オルガ「………」



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



メリビット「団長さん……」



オルガ「アンタか、どうしたんだ?」



メリビット「雪乃丞さんから聞きました。三日月君ISを装着したんですってね。それでアーブラウの製造会社に問い合せた所初の男性装着者としてスカウトに来たのだとか………」



メリビット「先程のお話。三日月君にとっても悪いことではないのでは?何をそんなに悩んでいるんです」



オルガ「……そうだな。ミカにとってこれは上手い話だ。将来農業を経営する上で学は必要。それがアイツのためになるってのも分かってる。だけど……」



オルガ「それが団長として背中を押してやるのが正解なのか分かんねぇ。ただ、俺がアイツをどうしたいかだ」



メリビット「団長さん………」



ミカ「オルガ?用って何?」テクテク



オルガ「ミカ……」



メリビット「三日月君……」



オルガ「なぁ、ミカ」



ミカ「なに?オルガ」



オルガ「お前。学校行ってみないか?ほら、将来農業やるんだろ?その為に学校で必要最低限の知識を……」



ミカ「知識ならクーデリアが教えてくれるし、農業やるんだったらサクラちゃんの所で働くよ」



オルガ「ミカ………」



ミカ「でも、それがオルガの命令なら……やるよ、俺」



オルガ「(ミカ………)分かった。団長としての命令だ。行ってこいミカ」



メリビット「ちょっと団長さん!?ちゃんと三日月君の意見も……!」



ミカ「?、俺はオルガ行けって言うなら行くよ?」



オルガ「多分……俺達みたいな学なしといてもミカは成長しない。ミカの為にも行かせる必要があんだよ」



メリビット「だからって!」



千冬「どうやら決まったみたいだな」



メリビット「貴方は……!?」



オルガ「ーーあぁ。ミカを宜しく頼む」



千冬「ーー承知した」



◇◇◇◇◇◇◇◇◇



そして1週間

ーーIS学園。初日



山田「え、えっとね、三日月君。次は『み』から始まるから自己紹介を……ね?」



ミカ「三日月・オーガス」



山田「そ、それだけ?」



ミカ「よろしく?」



生徒1「ねぇ、あれが噂の火星出身っていう……」ヒソヒソ



生徒2「見て、背中のアレ。異物を埋め込んでいるわ……」ヒソヒソ



生徒3「気持ち悪い、なんで火星鼠何かと……」ヒソヒソ



ミカ「…………」



山田「は、はーい!以上三日月・オーガス君の自己紹介でした!そ、それじゃぁ次ーーーー」



箒(あれが火星出身とやらの三日月か。入学初日だというのに気の毒だな)チラッ



生徒1「私はーーーでーーーなんです!」



生徒3「ーーですのでーーーなので宜しくお願いします!」



生徒5「ーーー得意なのはーーーーえへへーーー」



山田「はい自己紹介以上です!次はHRの時間だから……」



千冬「失礼する。今日からお前達の担任である織斑千冬だ。私がいるからには生半可な気持ちで授業は受けさせない。分かったな?」



生徒2「きゃー!千冬さんよ!」キャッキャッ



生徒4「千冬さん!あの千冬さん!?」キャッキャッ



千冬「五月蝿いぞ。騒ぐな」



ミカ「あれ、チフユちゃん?」



千冬「三日月、その名で呼ぶな。今の私は織斑先生だ。二度と間違えるな」



生徒7「ねぇ、今チフユちゃんって聞こえなかった?」ヒソヒソ



生徒6「もしかして三日月君って千冬様と仲がいいのかな?」ヒソヒソ



千冬「そこ。五月蝿いぞ」



生徒7「きゃー!千冬様に怒られたー!!」キャッキャッ



生徒6「千冬様のお怒りよ!!お怒り!!」キャッキャッ



生徒4「ちょっとずるーい!私達も怒られたいんだからー!」キャッキャッ



きゃー!きゃー!わー!



千冬「はぁ……まともな生徒はいないのか。とりあえずお前ら!!騒ぐなと言ったはずだ」



生徒達「「「はーい!!」」」



千冬「話を進めるぞ。もうすぐ行われるクラス対抗戦を兼ねてクラス代表を決める。誰か立候補するやつはいないか?」



セシリア「はいはいはーい!代表は私が努めさせていただきます!」



生徒2「えー?セシリアがー?どうせなら三日月君がいいなぁ」



生徒4「そうだよ!三日月君ってなんだかミステリアスで面白そうだし!!」



生徒1「男の代表なんて初めてだよ!!凄いことになりそうな予感!」



箒(こいつらさっきまで蔑んでいたよな……?なんだこの変わりようは)



セシリア「なっ!?私よりあのおチビの方がいいと仰るのですか!?」ガタッ!



ミカ「……?」



セシリア「ぐぬぬぬ!そこの貴方!」ビシッ



ミカ「俺?」



セシリア「貴方以外誰がいるんですか!!」



ミカ「なに?」



セシリア「何じゃありませんわ!!私は貴方よりも優れています。だから対抗戦に出るのは私です!!」



ミカ「ふーん。頑張ってねドリルの人」



セシリア「なっななな!ドリルの人!?私を誰だと思っているのですか!?」



ミカ「知らない」



セシリア「この『フランス代表』セシリア・オルコットをご存知ないのですか!?入試では試験管を倒した唯一の存在!強さと美貌を兼ね備えたこの私を知らないですって!?」



ミカ「うん。聞いたことない」



セシリア「むっきぃぃぃー!!………ふん。まぁ火星から来た野蛮なお猿さんでは話にもなりませんか。所詮猿の親は猿。貴方の育て親を一目見ておきたいですわ!やはり火星は野蛮人の集まりのようですわね!鉄火丼って名前でしたっけ?ギャラルホルンに逆らって尚罪を受け入れない野蛮な集団。そんなお猿さんが私達『人間』とやっていこうなんて間違いだったんですわね!」



ミカ「…………」



生徒4「ちょっとセシリア言い過ぎだよ!」



生徒2「そうよ!三日月君、気にしなくていいから!セシリアはそういう性格なの」



セシリア「反論があるなら言ってみなさいな!」



ミカ「別にさ……」



ミカ「俺が馬鹿にされるのはいい。でも俺の『仲間』を馬鹿にするのは許さない」ギロ



セシリア「っ!」ビクッ



千冬「はぁ……そこまでにしておけ、納得がいかないならISで勝負しろ。1週間後クラス代表戦を行う。それまで互いに準備をしておけ」



セシリア「わ、わかりましたわ」



ミカ「分かったよチフユちゃん」



千冬「だから織斑先生と言えと言っただろう」



◇◇◇◇◇◇◇◇



ーー放課後



千冬『お前の部屋は向かい側の左だ。既に開けてあるから入って休憩でもとれ』



ミカ「(って言われたけど……)ここかな?」ガチャ



箒「あぁ……悪いこんな格好で。お前が私の相部屋で一緒の………」タオルマキー



ミカ「なにやってんの?」



箒「な、ななな!出ていけー!!////」ブォン



ミカ「危ないよ。そんなの振り回したら」ガシッ



箒「は、離せ!あとこっちを見るな!///」



ミカ「離したらアンタは俺にそれを当てるんだろ?」



箒「だからなんだと言うのだ!!そもそもお前が私の部屋に勝手に入って来たからいけないんだろう!!」



ミカ「?、ここアンタの部屋なの?」



箒「そうだ!紛れも無く私の……ミカ「俺の部屋もここだってチフユちゃんに言われたんだけど」



箒「えっ?」



ミカ「とりあえず、それ下げてよ。危ないから」



◇◇◇◇◇◇◇


~部屋~



箒「わ、悪かった。でもノックをしなかった貴様にも責任というものがな……」ゴニョゴニョ



ミカ「は?」



箒「と、とりあえず忘れろ!」



箒「そ、それでなんで私とお前が相部屋なんだ!男女が同じ1つの部屋っておかしいだろ!?」



ミカ「知らないよそんなこと」



箒「と、とにかく!教師に部屋を変えられないか確認をとってくる!!」フン!!



◇◇◇◇◇◇◇◇



~数分後~



箒「ダメだった……」ズーン



ミカ「…………」ポリポリ



箒「人が落ち込んでいるというのに貴様は……!って何を食べているんだ?」



ミカ「ヤシだよ。火星の」ポリポリ



箒「か、火星の」ゴクリ



ミカ「アンタも食べる?」



箒「く、食うかそんな得体の知れないもん!!」



箒「そんなことより私はもう寝る!貴様は勝手にしろ!!」



ミカ「そう?じゃあ、おやすみ」



箒「ふん!!」



◇◇◇◇◇◇◇◇



~翌日~



千冬「授業はここまでだ。何か分からないとこがあれば後で聞きに来い」



ミカ「学食?」



箒「あ、ああ。案内係としてお前にIS学園を案内することになってだな……!とりあえずお昼だし学食はどうだ?」



ミカ「学食ってなに?」



箒「そんなことも分からないのか?学食は……そうだな。簡単に言えば学生が食べるために集う広場のようなものだ。着いて来い」



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



~学食場~


箒「ここで食券を買ってそれを渡すだけでいいんだ。そうだな……折角だしうどんでも頂こうか」



ミカ「へぇ。色々あるんだな」



箒「三日月は何にするんだ?」



ミカ「別にいらないよ。俺にはこれで十分だし」スッ



箒「何だそれは?」



ミカ「ヤシだよ。昨日と同じ」



箒「はぁ……そんなんじゃ肉がつかないぞ三日月」



ミカ「いいよ。鍛えればどうってことないし」



箒「そういうことじゃなくてだな……まぁいいか。うどんもできたし座ろう」スッ



ミカ「そうだね」スッ



先輩生徒1「ん?あら~!君が噂の火星人くん?」



先輩生徒2「きゃー!可愛いー!」



先輩生徒1「ねぇねぇ!今度フランス代表生とクラス対抗戦に出る代表を決めるんだってね。私でよければIS教えよっか?」



ミカ「アンタ達が?」



先輩生徒1「そうよ!少なくともそちらの子よりは詳しく教えてあげれるけど?」



箒「むっ」カチン



箒「失礼ですが結構です。三日月のIS操作知識は私が教えますので」



生徒生徒2「本当にー?アンタ代表生でも何でもないのに?私達は先輩だよ?教えるならそっちの方が良いに決まってるでしょ?ねっ、三日月くん」



ミカ「別に。どっちでもいいよ」



箒「なっ!?三日月!!」



ミカ「ただ……」



箒・先輩生徒1.2「?」



ミカ「人を馬鹿にするような人に教わりたくないなぁ……」



ミカ「箒でいいよ」



箒「三日月……!」パァァァ


箒「……って“でいいよ”って何だ!“でいいよ”って!!」ウガー!!



先輩生徒1「ふ、ふん!そう……貴方がそういうならもう知らない!」テクテク



先輩生徒2「い、いきましょ。火星菌が伝染るわ」テクテク



ミカ「あれ?何かすいません」



箒「謝らなくてもいいぞ!三日月。あの二人も結局お前のことをただの火星人にしかみていない!お前はそれでいいのか!?」



ミカ「いいよ?」



箒「…………」



◇◇◇◇◇◇◇


~放課後~

アリーナ



箒「それではただいまよりISの訓練を行う!!打鉄展開!!」カチャーン



ミカ「?」



箒「どうした?早くISを展開しろ」



ミカ「………」



箒「三日月?」



ミカ「ねぇ、それ。どうやってつけるの?」



箒「…………すまん。もう一度言ってくれ」



ミカ「だから俺はどうすればいいの?」



箒「……………」



箒「私を馬鹿にしているのか!?貴様男性で初のIS装着者じゃなかったのか!?」



ミカ「でもこれ……触れても何の反応もしない」



箒「それじゃあISの特訓はどうなるんだ!?このままだと三日月、お前セシリアに負けるぞ!!」



ミカ「それは嫌だなぁ……」



箒「だろ!?なら、今自分がどうすべきか……」クドクド



ミカ(アトラよりいっそう面倒臭い奴だなぁ……)



箒「ーーーーなんだ!………ってちゃんと聞いてたか?」



ミカ「うん。それで俺は何をすればいい?」



箒「聞いてないじゃないか!!」



箒「はぁ……剣道室に行くぞ!ISの操縦訓練がダメなら生身の特訓………」チラッ



ミカ「ん?」ムキムキ



箒(ししししし!シックスパックだと!?よく見るとこいつっ!本当に学生の肉体か!?)



ミカ「どうしたの?箒」



箒「な、何でもない!!」



箒(これではisを教えられないし、体を鍛え上げることも必要ないじゃないか!)



ミカ「……?」



◇◇◇◇◇◇◇◇◇


ーー決戦当日

~待機室~



箒(三日月……流石のあいつも決戦当時ともなれば緊張は逃れないか)



ミカ「………」zzz



箒「」ズコー



箒「寝ている場合かぁぁぁぁぁぁぁ!!!」



ミカ「んお」パチ



ミカ「おはよう?箒?」



箒「貴様……!」



箒「いいか!この数日特に特訓らしいことはしてられなかった!!でもお前が強くて優しい奴だっていうのは分かっている!!だから、私はお前が勝つと信じている!!必ず勝て!!」



ミカ「分かった。勝てばいいんだろ?」



箒「そうだ!勝てばいいんだ!」



ミカ「それじゃあ行ってくるよ」テクテク



箒(三日月……他の生徒はお前を嫌っているかもしれない。けど私はお前を信じているぞ!だから……)



◇◇◇◇◇◇◇◇◇



~IS装着者発射口~



ミカ「それじゃ……三日月・オーガス。打鉄出るよ」



千冬「まて三日月」



山田「三日月君!まままままままってくださーーい!!」ゼェゼェ



ミカ「チフ……織斑先生?まやちゃん?」



山田「あっ、私はちゃん呼びなんですね」



千冬「山田先生?」ゴゴゴゴ



山田「し、失礼しました!!それよりも三日月君!!届いたの!」



ミカ「何が?」



山田「三日月君専用のIS!以前打鉄が装着できないと篠ノ之さんから連絡が来て急遽用意してもらったの」



千冬「そういうわけだ。これがお前の乗るIS・機体名『バルバトス』だ」



ミカ「バル……バトス?」



千冬「どうした?何か不服でもあるか?」



山田「み、三日月君!もう時間はないので急いで付け替えをしないと……!」アワアワ



千冬「ゴホン!」



山田「ひっ」ビクッ



千冬「山田先輩。こういう時こそ大人の貴方が慌ててどうするんです」



山田「えっ、えへへ。すみませんでしたぁー!!」



千冬「はぁ………それで三日月。山田先生の言うとうり時間はない。早く打鉄からバルバトスに登録と装着を付け替えろ」



ミカ「分かった」ガチャガチャ カチ



千冬「装着したな。早速起動してみろ」



ミカ「うん」ピッ



ミカ(……………)ドクン



ミカ(これって………?頭の中にこいつの情報が入ってくる。でも初めてなのに懐かしい感じが………)



千冬「聞けばお前は阿頼耶識を付けていないと片目片腕が使えないそうじゃないか。そのため私の友人の伝手である篠ノ之束と貴様の所属している鉄華団に頼んでMS『バルバトス』のコックピット『阿頼耶識』インターフェイスをこのISに移したんだ」



ミカ「そうか……お前はバルバトスなんだな……」



千冬「どうだ感触は?」



山田「三日月君?」



ミカ「網膜投影開始……スラスター100%………色彩感覚……各部リミッター解除……データ・クリア……システム・オールグーン」ブツブツ



ミカ「…………うん。いける」



ミカ「三日月・オーガス。バルバトス、出るよ」バシュン



◇◇◇◇◇◇◇


~アリーナ~



セシリア「ふん!怯えずによく来ましたね!そこは潔いと褒めてあげますわ!」



ミカ「それがアンタのISか」



セシリア「ふふ。美しいでしょ?私の『ブルー・ティアーズ』」



ミカ(…………)



◇◇◇◇◇◇◇◇◇


~回想~



箒『明日はついに実戦だ。相手はフランス代表生セシリア・オルコット。装着ISは『ブルー・ティアーズ』遠距離攻撃型のISで射撃を主に攻撃として使用してくる。だからアイツと戦う時は必ず距離をとってはいけないんだ。そうなればセシリアの独壇場となる』



ミカ『打鉄で近づくの?』



箒『正直無茶だとは思う。しかし、耐えていればいつかはチャンスが巡って来る。例えばエネルギー切れとかな。とりあえず避けるんだ。セシリアに隙ができるその瞬間を待つんだ』



ミカ『分かったよ』



~回想終了~



◇◇◇◇◇◇◇◇◇



ミカ(バルバトスの武装は……)ピッピッ



ミカ(あった、メイスと300mm滑腔砲……これだけ?)



セシリア「さぁ!踊りなさい!ブルー・ティアーズの奏でるワルツで!!」カチャ ビュンビュン



ミカ「…っ」バチン



箒「当たった!?」



生徒26「ねー、今三日月避け無かったよね?」



生徒74「何か考え事でもしてたのかな?」



生徒46「うっかりさんだな~三日月君は」



箒(そんなわけあるか!!……三日月の奴いったいどうしたんだ!?本当に初陣で緊張して……)



箒(いや、まさかISを動かすのが初めてだったりするのか!?)



ミカ(流石にナノラミネート装甲のようにいかないか……あくまで移転したのは阿頼耶識の機能だけだって言ってたし……)



セシリア「ふん!このまま一気に沈めてあげますわ!!」ビュンビュン



ミカ「………」サッ



セシリア「よ、避けた!?」



セシリア「きっ、きっとな、何かのまぐれですわ」



セシリア「このぉ!」ビュンビュン



ミカ(頭で考えなくても分かる………これは実戦と同じ)



ミカ「……当たらないよ」ヒョイ



セシリア「なんで、何で当たらないんですの!?」ビュンビュン



ミカ「さぁ?ちゃんと狙ったら当たるんじゃない?」サッサッ



セシリア「野蛮なお猿さん如きがぁ~!言わせておけば!!」



セシリア「ブルー・ティアーズ!!」カチャ バシューン



ミカ「あれは……あの自立型、初めて見るな」



セシリア「さぁここからが本番ですわ!!この四機を含めてのブルー・ティアーズですわよ。一気に叩き潰します!!」



セシリア「いきなさい!」



ビット「ピピピ」バシューン



ミカ「………」



ビット「ピピピ!」ビュン



ミカ「………」サッ



セシリア「ブルー・ティアーズ!!」



ビット「ピピピ!」ビュンビュン



ミカ「………」サッサッ



セシリア「だからなんで当たらないんですの!?」



ミカ「さぁ?」【メイス】ピッ ブォン ガチャ



セシリア「っ!そんな接近型の鈍器で!!」



ビット「ピピピ!」ビュンビュン



ミカ「………」サッサッ



ビット「ピピピ!」ビュンビュン



ミカ「鬱陶しいな、これ」サッサッ



ミカ「ーー潰す」



セシリア「なっ……!?」



ミカ「ーーー!」ブォン



ビット「ピピピピピピ!!!」バキッ!



ミカ「………一機」



セシリア「ひっ……!」ビクッ



ミカ「………!!」ブンブン



ビット「ピピピピピピ!!!」ドカーン



ビット「ピピピピピピ?!?!」グシャ



ビット「ピピピピピピ!?!?」ドカッ!



ミカ「………これで最後?」



セシリア「そんな……私のブルー・ティアーズが……」



ミカ「………次は?」ギロ



セシリア「あ、あわわ……」アワアワ



ミカ「次はないの?ならアンタを直接潰すけど」バシューン



セシリア「ひぃぃ!!」ビュンビュン



ミカ「当たるわけないだろ。そんなので」ヒョイヒョイ



セシリア「こ、こないで下さいぃぃ~!!」



◇◇◇◇◇◇◇◇◇



~アリーナ本部~



千冬「やはり圧倒的だな。あれが阿頼耶識の性能か、あるいは……」



山田「三日月君のMSでの実戦経験ですかね?」



千冬「山田先生。我々以外この部屋にいないとっていっても、もう少し周りの目を気にした方がいい。そういうのは軽々しく口に出してはいけないということをご存知か?」



山田「し、失礼しました!織斑先生」



千冬「だが、あの動き。まだISに慣れていないな。MS感覚で乗っている三日月の動きは機械的だ。体全体を意識せず体を動かすことにやや抵抗があると見られる。やはり阿頼耶識を通じてISの情報を得ているが、ISの情報は徐々にインプットされていく。時間がかかるという訳か」



山田「でも、それって時間が経てば経つほど三日月君が有利になるってことですよね?なら安心じゃないんですか?」



千冬「そうとも限らんぞ?要はインプットの時間がどれくらいかかるのか不明だ。阿頼耶識だけでは限界がある。つまり今ここで勝っても下手をしたらこいつはセシリアどころかこれからのクラス対抗戦にだって苦戦は続くだろうな」



千冬「それに今の三日月が有利に見えるのは阿頼耶識のおかげだ。実戦経験と先程仰っていたがMSとISでは訳が違う」



千冬「恐らくこの戦いの決め手となるのがただ1つ。三日月がISに慣れ始めた頃……」



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