2018-04-28 21:43:47 更新

概要

ラブライブ!サンシャイン!!×ドラえもん「しずかちゃんを取り戻せ」のコラボSSです。


ある日

浦の星女学院家庭科室


2年生徒A「渡辺さん料理上手だね!」


曜「これくらい朝飯前であります!!」ビシッ


2年生徒B「桜内さんのも美味しそう!!」


梨子「ソレホドデモ・・・、アルカナァ」


2年生徒A「渡辺さんや桜内さんのお婿さんになる人は、きっと幸せよね」


2年生徒B「そうだねぇ」


千歌(いいなぁ、2人は器用で・・・。でも千歌だって!)


2年生徒C「高海さん。ねぇ、高海さんったら!!」


千歌「ん?」


2年生徒C「目玉焼き、焦げてるよ!」


千歌「うわぁ!!大変だぁ!!!」ジューー


千歌「あぁ、大失敗・・・」マックロ



帰り道


曜「今ね、新作のヨキソバを考えてるんだ!」


梨子「へぇ~、そうなんだ! 曜ちゃん本当に料理好きね」


曜「もちろん! それで、今度試食会を開こうと思うんだけど、どうかなぁ?」


梨子「それは楽しみね!」


千歌「でもさぁ、今からそんなに料理ばかり作れる必要ってないよね!」


曜・梨子「「えっ!?」」


千歌「すぐに大人になるわけじゃないし、しばらくはお母さんに作って食べさせてもらえばいいんだから」


千歌「料理なんて、大人になってから上達していけばいいじゃん!」


梨子「千歌ちゃん、それは違うわ」


曜「そうだよ。今からやって、慣れておかなきゃ」


千歌「今すぐに料理なんてできなくてもいいんだ!!」


梨子「まぁ! 曜ちゃん、行きましょ」スタスタ


曜「うん」スタスタ


梨子「ねぇ、どんなヨキソバなの?」


曜「うーんとね、ソースを少し改良して、それから(ry」


千歌「・・・・・・」


千歌「なんだいなんだい!! 千歌を除け者にして2人で仲良くしちゃって!!!」プンスカ


千歌「だいたい曜ちゃんがなんだい! ちょっと料理が得意だからって!!」


千歌「千歌だって、その気になれば料理ぐらい・・・」



十千万旅館


千歌「ただいまー」


美渡「あっ、帰ってきたな千歌」


美渡「今日は志満姉が忙しいからアンタも仕事手伝いな」


千歌「えぇー! 千歌だって色々とやることが・・・」


美渡「口答えするんじゃない! 私が買い物に行ってくるから、それまでにお皿洗いとお風呂掃除を済ませておくこと!!」


千歌「えっ!?」


美渡「返事は?」ギロッ


千歌「は、はい」


美渡「分かったらさっさと取り掛かるッ!」


千歌「はいー!!」


_________



千歌「もう! 美渡姉ったら本当に人使いが荒いんだから!」ブツブツ


千歌「こんなの千歌一人で終わらせられないよぉ」


千歌「誰か助けてーー!!!」


千歌「って、呼んでも誰も来ないよね。アハハ・・・」


鞠莉「チャオ☆ ちかっち!!」


千歌「えぇっ!! 鞠莉ちゃん!?? いつの間に??」


鞠莉「ちょっとヘリで空中散歩してたら、ちかっちが助けてーって叫ぶのが聞こえたから、来ちゃったのデース!」


千歌「そんなに大声で叫んだかなぁ?」


鞠莉「なにか困ってるの?」


千歌「それが、美渡姉に旅館の手伝いをしろって頼まれて・・・。でも、千歌一人じゃとても終わりそうになくて・・・」


鞠莉「ナルホド! そんな今のちかっちに、ちょうどいいのものがアリマース!!」


千歌「えっ! なになに!? お手伝いロボットとか!?」


鞠莉「ジャジャーン! 小原家特製、家庭科エプロンよ!!」


千歌「ええー。エプロンなんて貰っても・・・」


鞠莉「これはタダのエプロンではアーリマセーン!」


鞠莉「着るだけで誰でも家事名人になれるのデース!!」


千歌「ほんとかなぁ?」


鞠莉「ちかっち、騙されたと思って着てみて☆」


千歌「分かった」スルスル


シャキーン


千歌「うおぉお!! 千歌、なんだか力が湧いてきた!!」


千歌「あっ、今のは名前の“千歌”と力の“ちか”をかけて・・・」


千歌「じゃなくてッ! まずはお皿洗いからだ!!」


千歌「すごーい! スピーディーに片付けられるよ!!」カタカタ


千歌「うん! 洗い残しもなし! 完璧!!」キュッキュッ


鞠莉「ね! すごいでしょ!?」


千歌「うん! すごいよこれは!! 次はお風呂掃除だ!」


カポン


千歌「とりゃー!!」ゴシゴシ


千歌「どんどん汚れが落ちていって・・・」ガシガシ


千歌「あぁ~っという間に完了!」ピカピカ


鞠莉「お疲れ様、ちかっち!!」


千歌「鞠莉ちゃん、素晴らしいものを貸してくれてありがとう!!」


鞠莉「気に入ってくれたのなら、その家庭科エプロン、ちかっちにあげちゃうわ!」


千歌「いいの!! 鞠莉ちゃん!?」


鞠莉「オフコース! また困ったことがあったら、いつでも呼んでちょうだいね!」


千歌「ありがとう!!」


鞠莉「それじゃ、マリーはこの辺で! Bye☆」ノシ


千歌「バイバイ鞠莉ちゃん!」ノシノシ



それから少しして・・・


美渡「ただいまー。千歌、頼んでおいたこと、ちゃんとやってあるでしょうね??」


千歌「美渡姉おかえり! ちゃんとやっておいたよ!!」フンス


美渡「うそでしょ?!」


千歌「うそじゃないよ! ほらっ!!」


美渡「お皿洗いも・・・」キュッキュッ


美渡「お風呂掃除も・・・」ピカピカ


美渡「みんなちゃんとできてるじゃない!!」


千歌「えっへん! 千歌はやればできる子なのだ!!」



千歌の部屋


千歌「なんだか、家事に対して自信が湧いてくるよね!」


千歌「そうだ! このエプロンを着て、みんなの家の家事を手伝いに行こうかな」


千歌「きっと喜ばれるよね! 誰の家に行こうかな??」



翌日(休日)

黒澤家


ルビィ「ピギッ!?」


ダイヤ「何ですって! 千歌さんが家の家事を手伝うのですか??」


千歌「はい! やらせてください!!」


ダイヤ「別に構いませんが、家は広いですよ。部屋数だっていくつあるかって数える程ですし・・・」


千歌「すべて終わりました!!」


ダイヤ「なっ!?」


ルビィ「すごぉい! お家の中がピカピカだよぉ!!」


千歌「えへへ~」



国木田家


花丸「長い廊下が、一瞬できれいになっていくずら!」


千歌「廊下だけじゃないよ!」


花丸「ずら!? お寺中がきれいになっているずらぁ~!!」


千歌「えっへん! どんなもんだい!!」フンス


花丸「未来ずらぁ~!!!」



津島家


善子「家の掃除をしてくれた上に、堕天使の舌を躍らせる程、美味しい昼食まで作れるなんて・・・」モグモグ


善子「アンタ家事の天才なんじゃないの?!」


千歌「えへへ~、料理まで褒めてくれて、照れちゃうなぁ///」


千歌「よ~し! それなら、Aqoursのみんなを集めて勝負だ! 曜ちゃん!!」



渡辺家

玄関


曜「そう言われてもなぁ・・・」


梨子「そうよ!」


曜「家事って、勝負するとかいうものじゃないと思うんだけど」


ダイヤ「曜さん、逃げるのですか?」


花丸「正々堂々と勝負するべきずら!」


曜「アハハ、まいったなぁ~」



渡辺家

キッチン


千歌「前に曜ちゃん、新作ヨキソバの試食会をしたいって言ってたよね」


曜「そうだけど」


千歌「じゃあそれもかねて、焼きそば対決しようよ!」


果南「美味しいものが食べられるなら、何でもいいかなん♪」


曜「・・・分かった。その勝負受けるよ!」


千歌「そうこなくっちゃ!!」


曜・千歌「「よろしくお願いします!」」アクシュ


千歌(よーし、やるぞーー!!)ゴオォォ


曜(何だろう、このすごい殺気・・・)


ルビィ「おねぇちゃあ、千歌さんすごいね!」


ダイヤ「ほんとですわね」


善子「プロの料理人のオーラを感じるッ」キメポーズ


花丸「未来じゅらぁ~!」ジュルリ


果南「千歌ったら、いつの間に料理上達したのかなん?」


千歌(家庭科エプロンを着ている限り、いくら曜ちゃんでも千歌に勝つことは出来ないのだ!)ジュワ~


曜(千歌ちゃん、すごい・・・)ジュ~ジュ~


鞠莉(ちかっち、エプロン使いこなしてるみたいね!)


ギギギッ、ギギギッ


鞠莉「ん!?」


ギギギギギッ、バコーーン!!!


千歌「あれれ?! エプロンが・・・」


鞠莉「使いすぎて壊れちゃったのよ!!」


千歌「そんなぁ!」ジリジリジリ


鞠莉「Oh~、ちかっち! 焦げてるんじゃない??」


千歌「うわぁ~!!! どうしよどうしよ」アセアセ



両者(なんとか)完成!

そして試食会


ダイヤ「あの~、食べなくてもわかるのですが、取りあえず曜さんの焼きそばからいただきましょうか」


ルビィ「そうだね」


花丸「美味しいずらぁ!」ガツガツ


善子「へぇ~、曜もやるじゃない!」モグモグ


曜「イカにエビにホタテ。シーフードをたっぷり入れたヨキソバだよ! 急いで作ったから、まぁまぁの出来かな」


鞠莉「シーフードヨキソバ、ベリーグッド! デリシャ~ス!!」モグモグ


果南「これは美味しい。お世辞じゃなくて本当に。何より、麺とソースの絡み具合が最高だね!」モグモグ


ルビィ「ぅゅ・・・、おねぇちゃあ」


ダイヤ「そうですわね。次に千歌さんの焼きそばもいただきましょうか」


千歌「・・・・・・」ゴクリ


花丸「何ずら!? これ??」ネチャ~


鞠莉「油でギトギト! その上やっぱりしつこいわ!!」ネチャ~


果南「どうやったらあの食材をここまで不味く出来るのかなん?」ネチャ~


善子「ちょっと千歌! よくもヨハネにこんなもの食べさせてくれたわね!!」ゴォォォ


千歌「ひゃあ!!」ガシッ


善子「喰らえ! 堕天使奥義!!」ガバッ


チョップ


花丸「やめるずら!」


善子「はいぃ」


ダイヤ「ちょっと、梨子さん!?」


一同「「んっ?」」


梨子「・・・・・・」モグモグ


ダイヤ「無理して食べなくてもいいんですわよ」


果南「そうだよ! お腹壊したらどうするの!!」


梨子「でも、せっかく千歌ちゃんが作ってくれたから・・・」モグモグ


一同「「・・・・・・」」


千歌「梨子ちゃん・・・」


梨子「千歌ちゃんごちそうさま!」フキフキ


千歌(梨子ちゃん・・・、千歌は間違ってたんだね)


梨子「そうね。確かに美味しいとは言えないわ。でもね、千歌ちゃんが頑張って作ってくれたことが、良かったって思うの」


梨子「家事も料理も、毎日の積み重ねがとっても大切なのよ」ニコッ


千歌「うん! 分かったよ!!」ニコッ



後日

十千万旅館


千歌「美渡姉、志満姉。千歌、これから毎日家事を手伝うよ!」


美渡「はっ!?」


志満「急にどうしたの、千歌ちゃん!?」


千歌「家事は毎日の積み重ねが大事なのだ!!」フンス


志満「千歌ちゃん、大丈夫? 熱測ろうか?」


美渡「体温計もってこなきゃ」スタスタ


千歌(今度曜ちゃんと料理対決するときは、千歌自身の力で勝つもんね!)


千歌(あっ、今のも名前の千歌と(ry


おわり


後書き

ドラえもんとのコラボ、2作品目です。まだまだ拙い文章ですが、最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。


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