2018-09-01 15:39:27 更新

概要

とある実験で俺TUEEEE化した提督がブラック鎮守府に着任したお話


前書き

初投稿な為、誤字脱字etsあると思いますので冷めて伸びたラーメンの様な目で見ていただければ幸いです。
祝1万5千突破!!読んでくれた全ての人に感謝!!


プロローグ

提督「……ここがそうか…」



提督「重軽傷合わせて20人以上、死者行方不明者6人…普通は有り得ないことが起きまくってるのに、なんで大本部はここを放置しないんだよ…」



提督「まっいっか。面倒だけどやるしかねぇよなぁ〜」



提督「ブラック鎮守府…艦娘達を酷使させる事で有名だが、まさか自分が足を踏み入れなきゃいけなくなるとはな…ほんと面倒くせー…とりあえず行くか」


〜××鎮守府〜



提督「さてと、着いたはいいけど…」



天龍「…チッ」



提督(いきなり刀を振られたんだか!?)



天龍「なんだ、またオモチャがのこのこ出て来やがったか。まぁ、直ぐに壊れるさ」




提督「おもちゃ?まさか…自分か?」




天龍「テメー以外にいるのかよ」



提督「…はぁ…」




???「なんだ?また誰か来たのか、さっさと終わらせろよ」



提督「?…なっ!?」




「長門だと!?」





長門「またオモチャが来てくれたか、今度のは前より歯ごたえがなさそうだな」



ナニナニ…マタキタノー…




提督(なんかいっぱい集まって来たな…どうしよう)




(さっきからずっとオモチャ呼ばわりされるし、てかなんでこんな所に長門がいるんだ?…とりあえず…)





提督「あー…えっとだな、只今現時刻からここの提督になるものだ」




長門「御託はいい」





提督「…はい?」





長門「お前にはここがどういう所かしっかり教えてやる、有り難く思え」





「まず、お前は私たちのオモチャとして、精々生きることしか許さない。そしてここにはお前の言うことを従う奴もいない。これくらいで十分だろ」




提督「…はぁ〜」ため息




長門「貴様!立場がわかっていないのか?…アッハハハハハ!!」



「コイツは馬鹿だ!自分がこれからどうなるのかすらわからないただの阿呆だと言うことがわかった」



「まっせめて2~3日は耐えてもらわないと困るがな…後は頼んだぞ」




天龍「そう言うことだ、わかったら大本部に次からもっと頑丈なオモチャを持ってくるよう言っておけよ…あの世でな!」フリアゲ





提督「……そうだな」




ブンッ……ザクッ





提督「なら、さっさとしてくれ」ポタポタ…





天龍「なっ?!」




エッ…アリエナイ…マジック?…




天龍「なっ…なんで!」





提督「…色々あんだよ、まぁ簡潔にまとめると…俺は死なない」





長門or全員「は?」






提督「切られようが、焼かれようが、潰されようが、溶かされようが俺は死なない…不死身って奴かな」




長門「ありえない!そんな人間この世にいるわけが…!!」





提督「いるじゃん、目の前に」





長門「クッ…殺れ!!」




ヒャッハー…全機発艦…




ドドドドドドドド…







「…」







長門「やったか…」





提督「…」ぷすぷす





長門「ば、馬鹿な…あれだけの砲撃を受けて、無傷だと!?」





提督「言ったじゃん、死なないって」





長門「この…化け物が!!」





提督「よく言われるよ…好きでこうなったら訳じゃねぇけどな…」




提督「今度はこっちの番だ…」軍刀に手を置く…






??「やめなさい!」





全員「!?」





??「何をしてるでありますか!入口でこんなに暴れて!」





提督「あ、あきつ丸…」





あきつ丸「提督殿も軍刀に手を置くんじゃありません!全員殺す気ですか!」




提督「い、嫌、だって…」





あきつ丸「だって、ではありません!全く貴方はただでさえ不死身なのにそんな人間が…」






長門「貴様!いきなり現れて一体なんだ!」





あきつ丸「この提督殿の付き添いですが何か?」





長門「くっ、とにかくコイツは何だ!我々の砲撃を受けて傷すら付かない、この化け物は…」



ギロッ




あきつ丸「今、何とおっしゃいましたか?バケモノ?おかしいですね提督殿をバケモノ呼ばわりする貴方は何様でありますか?その人は好きで…」





提督「それ以上言うなあきつ丸!!」





あきつ丸「ハッ!す、すみません提督殿、つい」





提督「もういい、あまり思い出させないでくれ…あんな事」





長門「…」





提督「と、とにかくもうやんないから」






あきつ丸「はぁー、わかればいいであります。」





こうして不死身の提督と艦娘は出会った。この出会いが後に吉と出るか凶と出るか今はわからないままである。



プロローグ続き




〜???〜




??「やったぞ!遂に完成した…我ら人間の切り札…「????」これさえあれば、上も文句は無いだろうさ…フフフ、ハハハハハ…」





????「…」







〜××鎮守府 自室〜



提督「…またか…いつ見ても慣れないな」…チラリ




あきつ丸「スゥ…スゥ…」





提督「何でここにいるんだよ!!」






〜数時間前〜




提督「まぁ…なんだ、とりあえず今日はこれくらいにしてくれないか?色々見ておきたいし」





あきつ丸「そうでありますな。誰か案内してくれる人はいますか?」





全員「…」





あきつ丸「いないでありますか…」






弥生「私が案内…します…」





提督「ありがたい…ところで君は?」






弥生「睦月型駆逐艦三番艦…弥生です」





提督「わかった。宜しくな弥生」





弥生「…どこから行く…でも時間無いよ…」




提督「ん?」つ時計 ヒトハチマルマル…



提督「もうこんな時間になってたか…とりあえず食堂に行きたい」




弥生「わかりました…こちらです」




イコッカー…ソダネー…





〜食堂にて〜



弥生「ここが食堂」





提督「やはり広いな。全員ここで食事をとるのか?」





弥生「そう…でも何人かは部屋に持って行ってる」





弥生「…提督はここで食べるの?…」





提督「これだけ広いんだ。わざわざ持ってく必要が無いし、流石にここではアイツらも暴れないだろ」





鳳翔「あら、貴方は…提督かしら?」





提督「はい、本日より提督になったものです。」






鳳翔「そう…それでなにようですか?」






提督「食事をとりにきただけですが…お願いできますか?」





鳳翔「え…こ、ここで食べるのですか?」





鳳翔「外食なさらないのですか?…」





提督「しないよ。鳳翔さんが作る料理は美味しいと評判ですから、できれば食べたいんですが…」





鳳翔「はい!少し待ってて下さいね、直ぐに作ります」





提督(前任達は食べなかったのか?もったいない)




鳳翔「お待たせしました!」





提督「うおっ!早っ!?」





鳳翔「えへへ、久しぶりだったので張り切って作っちゃいました♩」




提督(うわぁ、美味そうだなぁ〜これが毎日食えるとなるなら、提督業も悪くないかもな)




提督「ありがとうございます」




鳳翔「いえ、おかわりもあるので、沢山食べて下さいね」





あきつ丸「美味しそうであります。鳳翔さん私も同じのお願いします。提督殿は先に席に座ってて下さい」




提督「わかった。弥生もどうだ?一緒に食わないか?」





弥生「いいの?私なんかがそばにいても…」




提督「構うもんか、一緒に食おうぜ」




弥生「…うん!」





提督(なんだ、結構いい笑顔だな…確かあの時駆逐艦の殆どが攻撃体制にすら入ってなかったな…)





提督(他の駆逐艦の子達と早く話して見たいものだ)





〜食事中〜





提督「ご馳走さまでした。いや〜美味かった!流石は鳳翔さんだな」




あきつ丸「本当に美味しかったであります。これが毎日食べれるならここで暮らしたいくらいです。」




提督「いや、だがな…」




「いやー提督はすごいねぇー!天龍に斬られて平然としてるし、長門さん達の砲撃も無傷ってヤバすぎるぴょん!!」




「本当!?あ、でも少しだけ提督の筋肉見えたけど凄かったよ! 」ホントウ!ミテミターイ!


ワイワイガヤガヤ!!




あきつ丸「…提督殿一体何をしたんですか?殆どの駆逐艦の子達が提督殿に寄ってきているのは何か理由が?」




提督「正直言ってわからないから助けて」




あきつ丸「それでは提督殿また明日」スタスタ…





提督「あ、あきつ丸さーーーーん!!?」








……………









提督「結局、あの後筋肉触られるは、少し実験みたいに解剖されかけるは、何とか脱出して司令室で寝ていたし、誰も居ないことは確認したのに…何でいるんだよ!!逆に怖いわ!」





あきつ丸「スゥ…スゥ…ウフフ…」





提督「…少しずらしてっと…よしと、また寝るか、今度はいい夢を見たいものだ…な……スゥ」







…………………………








(い、嫌だ!止めて!止めて下さい、お願いします!…そ、それは…い!イギャァァァ!!)





(ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさいもう痛いのは嫌なんです…だから…ウグッ)




???(どんなに泣こうが喚こうが、助けないし救わない…???なぜならお前は…)




(バ ケ モ ノ なのだから!)








提督「グワァァァァァア!!…はぁ…はぁ…」汗





あきつ丸「提督殿!大丈夫ですか?!」





提督「あ、あぁ大丈夫、心配かけたな、五月蝿かっただろう…すまない」





あきつ丸「そんな事はありません。…また、あの夢ですか?」





提督「…気にすんな、お前は悪くない」





あきつ丸「……」





あきつ丸「ですが…貴方は」





提督「気にすんなって…もう20年前の事だ、お前は俺を助けてくれた、それで十分だ」





あきつ丸「…さ、さぁ!朝食を済ませに行きましょう」




提督「あぁ…」






天龍編



〜執務室〜



提督「ふぃ〜疲れたー」




あきつ丸「お疲れ様であります。はいどうぞ」




提督「あぁ、ありがとう。少し休憩するか」ズズズ…




提督「やっぱりお前が入れてくれた茶はうまいな染みるよ」




あきつ丸「いえいえ、私にはこれくらいしかできまてんから…」




ドアガチャ




天龍「邪魔しにきたぜクソ野郎」




提督「ノックぐらいしたらどうだ?」





天龍「ハッ!テメーの指図は受けねぇよ…それ資料か?」




提督「?そうだが…」





ニヤ…





天龍「いや、頑張ってんじゃねぇか…ちょっと見せてみろ」





提督「あ、あぁ構わな…」






天龍「…」

ビリ…ビリ…





提督「なっ?!何を!!」





天龍「おっと、失礼。誤字が多かったもんで破いちまった。まぁいいんじゃないか書き直す必要があったんだからよ…くくく」




提督「だ、だからといって…」




天龍「言ったろ、邪魔しにきたって…じゃあな〜♩」




ドアバタン…





提督「畜生、まだ甘かったか……早く書き直さんとだな」





提督「…あきつ丸?」





あきつ丸「…チッ、あのガキ直ぐにでも沈めて…」






提督「あ、あきつ丸さん落ち着いて!大丈夫だから!そんな鬼瓦みたいな顔しないでーー!」





〜資料作成中〜





弥生「失礼します。遠征終わったよ…」




提督「ご苦労様。大丈夫だったか?」




長月「大丈夫だったよ〜…ねぇ提督?」




提督「ん?なんだ?」




長月「あのね〜…頭撫でて欲しいな〜って」




提督「…あぁ!お安いことで」ナデナデ…




長月「えへへ〜」




卯月「…」




提督「ん?卯月どうした?」




卯月「なんでもないぴょん」




卯月(チッ面倒くせえぴょん…なんで弥生ちゃん達はこいつ対して笑顔になれるぴょん?絶対何かあるはずぴょん)




卯月(まぁ…この為の天龍さんたちぴょん…テキトーに吹っかけてやれば直ぐにこいつを殺れるぴょん…そうと決まれば…)




卯月「提督さん…」




提督「どうした?」





卯月「後で海岸まで来て欲しいぴょん」





提督「ん、わかった。いつ頃行けばいい?」




卯月「昼間だと辛いから、夜の8時頃に来て欲しいぴょん」




提督「わかった。その時間になったらすぐに行こう」





弥生「…?」




提督「よし、後は特に出撃もないから…間宮さん所に行ってくればいい」つ間宮券




弥生「いいの…?」




提督「いいとも」




長月「やったー」




提督「それじゃ、解散!」



ドタドタ…




提督「さてと…夜の8時か…一体なんの話を…」




あきつ丸「…提督殿」




提督「どしたの?」




あきつ丸「今夜そこに行かないで下さい」




提督「…罠かもしれないか…?」




あきつ丸「さっきの卯月ちゃんからは良くない気配を感じました…だから」




提督「……それでも行くよ」




あきつ丸「提督殿!!」




提督「確かに、この誘いは罠かもしれないが、もし本当に話があるんだとするなら行かなきゃ行けない」





あきつ丸「ですが…」




提督「大丈夫だから。さてと、そうと決まればこの書類を済ませないとな!あきつ丸手伝ってくれ」




あきつ丸「…わかりました」





あきつ丸(それでも…貴方を一人にしたくないのであります…きっと無茶をするから…)






………………





マルハチマルマル




提督「そろそろか…」




〜提督移動中〜




海岸




提督「…卯月〜来たぞー?」





天龍「やっと来たか…遅いんだよ!バケモノが!!」




提督「…天龍か?」




天龍「よう!バケモノ!いい天気だな」




提督「…バケモノ、バケモノ…連呼しないでくれないか…嫌なんだよ」




天龍「いいじゃねぇかよ、お前はバケモノなんだからよ!」




天龍「この間は不意を突かれたが、今度はそうはいかねぇ…テメーを切り刻んでそのまま魚の餌にしてやる…」ニヤ




提督「はぁー…やっぱそうだよな…」




提督「確かに俺はバケモノかもしれないが、俺だって好きでこうなった訳じゃない」





天龍「だったらなんだ…結果は変わらねぇ…死 ん じ ま えバケモノーーー!!」




提督「…死…」





………………





???(やはりな…どんなに傷つけようが即時再生…腕を何回も切り落としても結果は変わらない…)




???(ブラボー!!おおブラボー!!)




???(やっと我らの研究がうまく行ったな…)




???(あぁ…長い日々だったが遂に報われたのだ!何体かは壊れてしまったが、結果的には仕方のない犠牲だ…)




????(……)




???(なぁ?こいつどうする?)




???(ふむ…もう実験は終了したからな、廃棄が妥当だろ?)




???(だが殺すのは一苦労じゃないか?どうやって処分する?)




???(冷凍して保存しておけばいい…後は放置だろう)




????(…死ぬ…死ってなんだよ…勝手になんかしたのはお前らだろうが…許さない…許さない…許さないユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイ…殺してやる!!)




天龍「死ねぇーー!!」ブンっ




………………





提督「…ろしてやる…」




天龍「なっ!?」





提督?「殺してやる…慈悲もクソもない」




提督?「グチャグチャにしてやる」ゴゴゴ…





天龍(なんだ!?急に消えたと思ったら、さっきとはまるで別人だ…目が死んでやがる…)




天龍「うまく避けたみてぇだが、次は外さねぇ…」構え





提督?「…」軍刀を抜く





天龍「?なんだあの軍刀…?」




天龍(刀身が…青い?)




天龍「よし、テメーを殺したらその軍刀頂いてや…」





スタスタ…キン…





提督?「…ごちゃごちゃうっせえよ。さっさとくたばれや…」





天龍「…えっ…」




その時天龍が最後に見たのは……自分の体だった。そして気づいてしまった、今自分は頭と胴体が離れている事に…




天龍編 前編終了






天龍編 後編




〜???〜



天龍「う…、お俺は、確か…」血ヲ確認




天龍「…負けたのか…あんなあっさり…っ!」




天龍「まぁ…いいか、あの世に行ければそれで…」




???「嫌だ!もうこんなとこに居たくない!!」





天龍「ん?なんだ…」





白衣の男1「大人しくしろ!」




白衣の男2「この化け物が!」つ拳




????「うぐっ!」




天龍「誰だ…あいつ?」





白衣の男1「手こずらせやがって…おい、さっさと始めろ」




白衣の男2「へいへいっと」ガチャ…ガチャ…




????「むぐぅぅぅう!!ううううう!」ジタバタ!





天龍「なっ?!」






〜電気椅子〜





白衣の男1「…開始」ポチッ





ババババババババババ!!!





????「ぐううううううううう!!」





白衣の男1,2「……」




ババババババババババ!!!




????「むうううううううううう!!っ」





天龍「や、やめろ!」スカッ





天龍「!?」





白衣の男1「電圧をもっと上げろ」




白衣の男2「了解」ピッ…ピッ…




ババババババババババババババババババババ!!!!!




????「がああああああああああああああああ!!…あぁ…」





天龍「…あ…あぁ」







………………………………



??「…ちゃん…」




??「天…ん」




??「天龍ちゃん…」




龍田「天龍ちゃん!」




天龍「う…」開眼




龍田「天龍ちゃん!私よ!わかる?!」




天龍「た、龍田?」




龍田「よかったぁ〜泣」




天龍「…ここは?」




龍田「病棟よ。あきつ丸さんと明石ちゃんが連れてきたの」




天龍「そうか…心配掛けたな。」





あきつ丸「運が良かったでありますな。もう少し遅かったら手遅れになっていました。」





天龍「そうだ!俺は確か首を…」首ヲ確認





天龍「…なんで」




あきつ丸「後で提督殿に礼を言っときなさい。貴方、提督殿に助けられたのだから」





天龍「…」ウツムキ…




龍田「天龍ちゃん…」




天龍「どうして助かった…」





あきつ丸「提督殿は不死身…その血なら死んですぐの人でも助ける事ができる…後は修理バケツと明石さんのおかげであります。」




天龍「…クソッタレ…!」




あきつ丸「文句なら提督殿に言ってください。それでは後は頼みます。」ドアバタン




龍田「天龍ちゃん…大丈夫?」




天龍「すまない龍田…少し一人にしてくれ…」




龍田「…わかったわ。でも何かあったらすぐに言ってね」ドアバタン





天龍(暴言を吐いて、命まで取ろうとした俺を生かした…何考えてやがるんだよアイツ…)




天龍(クソッ!さっきの夢もなんだよ…やけにリアルだったし…あんな子供に電流を流すなんて…ありえねぇ)



天龍「…聞くしかねぇか…」





〜次の日〜





〜執務室前〜




天龍(とは言ったものの…なんて顔して行けばいいんだ…仮にも殺そうとしたんだぞ!)




天龍「…」





天龍「?中から声が…」





提督「やはりお前の仕業だったか…卯月」





卯月「…」




弥生「…なんでこんな事を!」




卯月「うーちゃんは悪くないぴょん!悪いのは…」バシッ!




弥生「まだそんな事言うの!そのせいで天龍さんが死にかけたんだよ!」




天龍「…っあのバカ!」




ドアガチャ




提督「!天龍か…」




卯月「うっ…」ウツムキ…





天龍「卯月…お前は悪くない…だが、もう俺を巻き込まないでくれ…」




卯月「うう…ごべんなざい…グスッ…ごべんなざい〜泣」





天龍「な、泣くなって…」





提督「…卯月、今回は不問にしてやる…行け」




提督「弥生もすまなかったな…」




弥生「…大丈夫…じゃあ後で…」





ドアバタン





提督「…」




天龍「…」





天龍「…完敗だ。今の俺では絶対に勝てない…もうここにもこねぇよ…それだけだ」




提督「…無事だったか、よかった」





天龍「…は?」





提督「気づけば、お前の首が足元に転がって来たからマジでビビった…あ の 後 何 が 起 こ っ た ん だ ?」





天龍「お、覚えてないのか?」





提督「あぁ。斬りかかられた時までは覚えてるがその後の記憶が曖昧でな…」





天龍「…そうか、俺もわからん。気づいたら病棟にいた」





天龍(覚えてないだと…だが確かに俺は一度死んだ…そして…)





天龍「…がとう」





提督「?」






天龍「ありがとう…ございました…」土下座





提督「!?」






天龍「この天龍…深く反省している。提督に刃を向けた非礼を許して下さい…お願いします」





提督「ど!どうしたんだ一体?」





天龍「虫のいい事だが…これからも私達を助けて下さい…そして卯月を許してやってください…」





提督「…」





天龍「この度は誠に申し訳ございませんでした!」土下座





提督「顔を上げてくれ…むず痒いんだ、もういいから、なっ?」






提督「そもそも俺は今絶賛助けてる真っ最中だし、卯月に関してはお前もろとも許しているさ」






提督「まあ、強いて言うなら、これからはお前も俺を頼ってくれ。」






天龍「…そんなんでいいのか?」






提督「え?できないの〜?」わざとらしく






天龍「!できるに決まってんだろうが!やってやるよ!!」






提督「ふふ…これからもよろしくな、天龍」ニコ





天龍「あぁ、こちらこそ、よろしく頼む」






天龍「あ、そういえば…」






提督「どうした?」






天龍「ちょっと変な夢を見たんだ、子供が白衣の男たちに電流を流されている風景っぽいのを見たんだが、何が知らないか?」






提督「……知らない。そういうのはすぐに忘れた方がいい、今後に支障が出る恐れがあるからな…」





天龍「あぁ、わかった。じゃあな」ドアバタン





提督「…」






提督「血の影響か…気をつけないとな…あんな事、他の奴に知られたら嫌だしな…」





天龍編 終了





鈴谷編





〜鎮守府 隠し部屋〜





長門「…天龍と龍田が抜けた。」





不知火「やはりですか。」





大井「チッ…」






加賀「…」





鈴谷「ま〜最近、あの提督に手を出してないからね〜」





長門「まぁいいさ…面白い事もわかったしな」




鈴谷「面白い事って?」





青葉「どもども〜青葉でーす。」





不知火「青葉さん?」





青葉「まぁまぁ、まずはこちらをご覧ください!」ピッ…





〜この前の提督と天龍〜




全員「…」





青葉「以上でーす!また何かあったら青葉までご相談を〜」シュバっ…





不知火「…一体なんなんですか、今の速度異常すぎます!」




鈴谷「それも有るけど、その後の提督の行動…」




大井「自分で斬っておいて、助けるなんて…」




長門「…やはり奴は甘い、そこに漬け込めばなんとでもなる」




不知火「しかし…あの速度では手が出せませんよ」




長門「ふん、それに対しても既に調査済みだ…アイツと天龍との会話に気になることがあった」




天龍(ちょっと変な夢を見たんだ、子供が白衣の男たちに電流を流されている風景っぽいのを見たんだが、何が知らないか?)




提督(……知らない。そういうのはすぐに忘れた方がいい、今後に支障が出る恐れがあるからな…)




長門「天龍にはわからなかったみたいだが、アイツには僅かに動揺が見えた…ここが付け根だ」




大井「アイツが何か知っていると?」




不知火「可能性はありますね」




長門「…鈴谷、頼めるか?」




鈴谷「オッケー、でも具体的に何すんの?」




長門「アイツは不死身だ、だが…[心]までも不死身とは限らない。」




不知火「精神面から攻めるという事ですね」




長門「そうだ!当然心が揺らげば隙ができる、その段階で仕掛けるんだ」




鈴谷「…」コクリ…




長門「では、解散!現状アイツに手を出せるのは我々だけだ!この気を逃すな!!」




加賀「…」





……………………




提督「…ヘックチ」




あきつ丸「どうしました?」




提督「いや…なんか悪寒がした気が…気のせいだろ」




……………………




〜司令室 自室〜



あきつ丸「…スゥ…スゥ…」




提督「またか…」ため息





提督「よいしょっと……動かねぇ…」





提督「解せぬ」





提督「…今日はソファーで寝る…」グイッ…





提督「…うわっ」ボスン…





提督「あ、あきつ丸!起きてたのか?だったら手を離して…」





あきつ丸「…提督殿…私は…スゥ…貴方の…味方ですから…スゥ」




提督「…夢の中でも俺の心配かよ…ありがとな、あきつ丸。それに免じて、今日は一緒にいてやる」





あきつ丸「えへへへ…貴方〜…貴方♩…」





提督「どんな夢だよ…たくっ……寝るか…」






………………………………




〜事務室〜




トントン…提督いる〜




提督「いるぞ」




ドアガチャ



鈴谷「ヤッホー提督!調子どうよ?」




提督「問題ない、お前こそ…大丈夫そうだな」




鈴谷「ひっどーい!鈴谷の心配はしてくれないの〜?」




鈴谷「それよりそれより!これどうぞ!」つおにぎり



提督「おにぎりか…」



鈴谷「そろそろお昼っしょ、だからあげる」




提督「…毒でも入れてるか?」





鈴谷「入れてないよ!ほら…」もぐもぐ…





鈴谷「らいじょうぶれひょ?(大丈夫でしょ?]」





提督「なら、いただきます…」もぐもぐ…




提督「…美味いな。お世辞抜きで」




鈴谷「でしょ〜♩…ほら水もどうぞ。」




提督「ああ、ありがとう」ゴクゴク…




鈴谷「…」





提督「…」バタン…




鈴谷「…馬鹿でしょ。私が持ってたもの全てに警戒しとくべきだったね」




鈴谷(この時間はあの女も皆んな食堂に行ってこの近くにいない…計画通り)




鈴谷「まずは、袋にコイツを詰めてっと…蹴りでもいっか」ドカッ!




提督「…」





鈴谷「即効性の睡眠薬…いくら不死身でも無理だよねぇ〜」




鈴谷「後は台車に乗せて…じゃあ、行こっか…」




ガラガラ…





……………………



〜???〜




女の子「…」ガタガタ…



男の子「…」ブルブル…



???「…」


ガチャ…



白衣の男1「実験番号95…96出ろ」



女の子「もう嫌!おうちに帰りたい!」



男の子「そうだ!僕らだけでも帰らせてよ!アイツだけでいいだろ!!」指差し




???「…」




白衣の男1「実験番号95…96、出ろ」




女の子「!もしかしておうちに帰れるの?」



男の子「えっ?え!」



白衣の女「…」ニコ




男の子「やったぁ!ざまあみろ!僕たちは家に帰れるんだ!お前は一生ここにいろー」



女の子「せんせーに会える…ふふふ…」



白衣の女「こっちよ」



二人「はーい!」



???「…」




白衣の女「すぐに会えるわ…あの世でね!」ガチャコン!



床が開く



二人「「うわぁあぁぁぁぁぁぁ……」」




???「ザマアミロ…」




…………………………




提督「う…こ、ここは?」




ガチガチ…




提督「!?」




鈴谷「やっと起きた…」




提督「鈴谷!くっ…何を…」



鈴谷「これからアンタの心をちょーーーーーーとだけ刺激したいと思いまーす!」888




提督「はっ…拷問程度で根をあげるのであれば、提督なんぞなっていない、どんと来るがいいさ」




鈴谷「ふーん、言うねぇ〜…じゃあ、これはどうかな?」ピッ…




ビビ…




提督「?…まさか!?」




鈴谷「そのまさかでーす!」ピッピッ!




バババババババ!!





提督「がああああああ!!」





鈴谷「ん〜?どう!電 気 椅 子の調子は!!」




バババババババ!!




提督「ぐっ!ううううううう!!」






鈴谷「これくらいで終わると思わないでね!」ピッ!




ババババババババババババ!!!




ピッ…






提督「はぁ…はぁ…はぁ…」





鈴谷「テートク…じゃーん!!」つ白衣





提督「!?そ、その格好」






鈴谷「そう!白衣よく似合ってるでしょ!」





提督「あ…ああ…」ガタガタ…




鈴谷「アハッ!どこの提督だったっけ?拷問程度で根をあげるのであれば提督なんてやってないって言ってた人〜?」




提督「や、止めろ…その姿で…こんな…!!」





鈴谷「んー…やめない!」





鈴谷「でも〜次の耐えれたら考えてあげる!」ピッピ…ピピピ!!






ビリッ!バババババババババババババババババ!!!





提督「ガァァァァァァァぁぁぁぁぁぁ!!!」





鈴谷「じゅーう、きゅーう、はーち…」




提督「ああああああああああああああ!!」





………………




???(ぎゃああああああああ?!!)




バババババ…





???「…」プス…プス…





白衣の男「チッ!また気絶か…!」





???「…」ドサッ…





???(痛い…痛いよぉ…イタイ…イタイ……イタ…イ)




……………………


提督「ぎゃあああああああああああ…!!!」





鈴谷「しゅーーーーーーーりょーーーーーーーーーう!」ピッ





バババ…





提督「……」プス…プス…






鈴谷「くっさーい!」





鈴谷(ふふふ…後は、あの言葉で終わり!)






鈴谷「まだ終わってないよ〜?バ ケ モ ノ!」








「…」…ドックン…





???「…」ドックン…ドックン…




???「………」ニヤ…






…………………………






提督「……」ガサ…






鈴谷「後はこの軍刀で…て!抜けない!なんでっ!」ググッ





提督?「そりゃ…この軍刀は…オレニシカヌケラレナイカラサ!」





鈴谷「へ?」






ザクッ……ドサッ…





鈴谷「……い…」





ポタポタ…




鈴谷「いたぁぁぁあああああい!!!痛い!痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い」





ボタボタ…




鈴谷「う、ううううう…腕が…ああああああああああああ!!」





提督?「オイオイ…コノテイドカヨ、カンムスモタイシタコトネェナ…ハハハハハハハハ!!」ブンッ!




提督?「コノマエノヤツモソウダツタガ…ソンナニオレトアソビテェノカ?」





鈴谷「うううううう…」泣






提督?「……」髪の毛掴み…





鈴谷「ううう…」





提督?「コタエヤガレヤ!コノクソアマ!!」





鈴谷「ヒィ…」






提督?「オレガキイテルンダカラ…サッサトコタエヤガレッテンダヨ!!」ぶん投げ





鈴谷「ぐぅっ!」ヒュン!!




ガッシャーン!!





提 督?「アリャ?ケッコウトンジマッタ…メンドクセー」トテトテ…





……………………



〜食堂前〜



弥生「どうしたの!?」




敵襲!…深海戦艦!?…ざわざわ…




あきつ丸「!まさか…!?」タッタッタッ!!




弥生「あきつ丸さん!」タッタッタッ…





鈴谷 前編 終了


鈴谷編 後編




〜鎮守府グランド〜



鈴谷「うう…」ズル…ズル…






鈴谷「あ、足まで…」グニャリ…





鈴谷(早く…ここから離れないと…!)ズル…ズル…





提 督?「ミーーツケタッ!」トテトテ…





鈴谷「い、嫌…死にたくない!助けて!誰か!熊野ぉ…たすけてぇ」泣






「提督殿!」






提 督 ?「…あぁ?」首180度回転






あきつ丸「ゼェ…ゼェ…」白衣着用







提 *_#/qv[v督 ?「テェメ…!」刀構え





あきつ丸「鈴谷さん、貴女には後でゆっくり話を聞きますよ…」







あきつ丸「こっちです!提督殿!」






提 )*lr_pw督 ?「ガァァァァァァァァクゥゥゥゥゥゥゥシャァァァァァァァァーーーー!!!!」タッタッタッ!




あきつ丸「弥生さん!鈴谷さんを頼みます」タッタッタッ……ガアアアアアア……






弥生「…チッ」






鈴谷「や、弥生ちゃん!助けて!」






弥生「…腕と修理バケツです…後は自分でやって下さい」





鈴谷「ちょ、ちょっと!手伝ってよ…」





弥生「もう、提督に近づかないで下さい!」タッタッタッ…





鈴谷「なによ…あのバケモノの味方のつもり!ちょっと!!」



シーン…




鈴谷「……痛い」ドサッ…




鈴谷「痛い、痛いよぉ…熊野ぉ…」





……………………



〜工場近く〜




天龍「!き、来たぞ!」ギュッ…






龍田「あきつ丸さんー!こっちよー!」






あきつ丸「はぁ…はぁ…」タッタッタッ…





あきつ丸(なんとかおびき出せましたが…)チラ…





提 vs/#x#_rrvz督 ?「ーーーーーーーーー!!」ダダダダッ!




あきつ丸(時間がない…)






あきつ丸「せいッ!」振り返り、正拳突き





提 [_zr_)#)@v督 ?「!?」ドサッ…ゴロゴロ…





天龍「おりゃぁぁぁ!」つ布





提 *u(-r*kq督?「ーーーーーーーーー!??!」ジタバタ…





天龍「大人しく…」龍田「しなさい…!」 押さえ込み





提 督?「モウ…スコシ…デ…」ガクッ…





天龍「はぁ…はぁ…治ったか…?」





あきつ丸「ありがとうございます。二人とも」深々と頭下げ




天龍「お、おい、頭上げてくれ」




あきつ丸「私だけでは提督を抑える事が出来ませんでした、貴女達が居てくれて助かりました」




龍田「しかし…あれは提督だったの?」




提督「…スゥ…スゥ…」




あきつ丸「詳しくは話せませんが、そこに隠れてる艦娘…出てきなさい」





ガサ…



天龍「あ、青葉!」




青葉「アリャ〜バレちゃいましたか。気配は消してたのですが?」




あきつ丸「感です。」




青葉「怖いですね〜ですが私はここまでにしましょう。でわでわ〜」シュバッ!




天龍「アイツは敵なのか?」





あきつ丸「彼女は敵でもなければ味方でもありません」






あきつ丸「話を戻します。あれは確かに提督殿ですが提督殿ではありません」




龍田「やっぱり、何か知っていると思いましたがやはりですか…」





天龍「じゃあ、アイツは何者なんだ?」




あきつ丸「アレの名は[テイトク]と私は呼んでいます」




天龍「テイトク…」




龍田「でも何で急に出てきたの?」




あきつ丸「提督殿はあるキーワードと過去に重なる事が同時に起こった時のみ、テイトクに変わるんです」




龍田「キーワード?」天龍「過去…」




あきつ丸「今回は、[白衣]と[電気椅子]だったみたいであります」





龍田「白衣?さっき貴女が着ていたの?」



天龍「電気椅子…アイツは知らないって…」





あきつ丸「ええ…あんな物は着たくありませんでしたが、テイトクをおびき出すには着るしかなかったのであります」





天龍「白衣の男…」ボソッ…





あきつ丸「!なぜ貴女が!?」





天龍「前に夢で見たんだ…アイツに斬られた後…」





あきつ丸「提督の血の影響ですか…」






あきつ丸「ここまでにしましょう…まだ貴女方には全てをお話しできません…ですが、白衣だけは気をつけて下さい。これだけは見ただけでもテイトクが出てくる可能性がありますので。」スタスタ…






天龍「提督…アンタは何を抱えているんだ…」




…………………………


〜????〜




提督「ここは…夢か?」





テイトク「ヤットハナシガデキルナァ…提督…」ニヤ…





提督「お前は…!」





テイトク「マァ、マテッテ…スコシクライイイダロウ?」





提督「天龍を殺したのはお前か?」




テイトク「アァ!イッシュンダケダガナ」





…提……提督…





提督「あきつ丸…」




テイトク「ジカンギレカ…マタアエル」





提督「なぜ言い切れるー!」





テイトク「ナゼナラ…オレハオマケデアリ、オマエハオレダカラサ!」ハハハハ…!!



…………………………





あきつ丸「提督殿…!」





提督「…あきつ丸?」





あきつ丸「よかっ…」ドカッ!




弥生「提督!提督!!良かった、心配したんだよ…」涙目





提督「心配かけたな…」






鈴谷「…」隣のベッド






提督「鈴谷?…!そういえば、俺はあの時…あの時…何があったんだ?」






鈴谷「本当に覚えてないんだ…いい加減な人だね」





鈴谷「……その…ごめん…あんなになるなんて知らなかったんよ…ごめんなさい」





提督「良かった…また天龍みたいな事になってたらどうなるかと思ったよ」





天龍「おい!俺は良かったのかよ!?」





提督「そんな事…てっ!龍田さん!そのトンカチは?やめ…止めろー!」




ノォォォォォォ……!!







提督のもう一つの顔、それはテイトク… あきつ丸が知る提督の過去とは?それはまたいつかのお楽しみ…





鈴谷編 後編 終了



加賀編





〜鎮守府 隠し部屋〜




鈴谷「私は降りるよ」





長門「…」





加賀「賢明な判断ね…止めはしないわ」





大井「何?アイツに鞍替えする気?」





鈴谷「そうじゃないよ。私はあの人以外を提督とは思ってないし」





鈴谷「少なくても、今回の提督からは手を引くわ…まだ死にたくないし」





長門「わかった、後は我々で行う…」




不知火「ですが…」





鈴谷「死にたいなら、行ってくれば?白衣だけでも効果あるみたいだし」





不知火「…く…」





鈴谷「じゃあね。でもさ…最後に一言言うなら、正直言って勝ち目無いよ」



ドアバタン…






加賀「私も行くわ」





不知火「っ逃げる気ですか!」





加賀「勝ち目の無い戦いをする気は無いわ」





長門「…」




…………………………



〜その夜〜




加賀「…赤城さん、食事を持ってきたわ…」





赤城「…ありがとう加賀さん…」ヨロヨロ…





加賀「気にしないでください。」カチャッ…





赤城「あれ…?いつものじゃないのですか?」





加賀「最近、鳳翔さんがまた笑顔になったわ。そのお陰かしら」





赤城「そうですか…また提督が、今度の人は?」





加賀「…不死身だそうよ」






赤城「冗談ですか?」






加賀「本当です。ただし心に難ありみたいです」





赤城「大丈夫なの?またあの時みたいに…」ガタ…ガタ…





加賀「っ…!」抱きしめ




加賀「大丈夫です…もしもがあっても私が守ります」





赤城「ありがとう…加賀さん…」ギュッ…





加賀(…やっぱり、あの提督なら…赤城さんを…)




……………………



〜司令室 自室〜




あきつ丸「……」ダラダラ…





提督「あきつ丸さん?」





あきつ丸「何でしょうか?」





提督「いい加減に自分の部屋で寝てくださいよ!!」





あきつ丸「ここが私の寝床です!」





提督「なら、僕はあきつ丸さんの部屋にに行きます!」





あきつ丸「か弱い少女の部屋に入る気ですか!」





提督「貴女艦娘でしょうが!」




ギャーギャー…!!ワーワー…!!





提督「ともかく……はやく…でていって……」カクンッ…カクンッ…





あきつ丸「まぁまぁ…」テキパキテキパキ…





あきつ丸「寝ましょう?」布団ポンポン…





提督「……おやすみ…zzz」





あきつ丸「おやすみなさい。貴方…」ナデナデ…





あきつ丸(あれから20年…まだまだ子供ですね…)





…………………………





????「…」ガタガタ…





あきつ丸「大丈夫であります。私は貴方の味方です…」






……………………………………




????「…?」





あきつ丸「これは絵本ですよ。読めますか?」





????「…」コクリ…





……………………



あきつ丸(あの頃は絵本すら知らなかったのですから…)





あきつ丸「さてと…私も寝ましょう…」ゴソゴソ…





あきつ丸「私がずっと…側にいますから…」





提督「…スゥ…スゥ…」



………………………………



〜???〜




提督「またか…」





テイトク「オイオイ、ロコツニイヤナカオスンナヨ…」





提督(アイツの周りが黒くなったような?)




テイトク「?ドウシタ…ボケットシテ」




提督「…何でもない。それよりお前はなんなんだ?」




テイトク「ヤットハナシヲキリダシタカ…オレハ[テイトク]ダ…ソシテ、オマエモ提督ダ!」




提督「テイトク…」





テイトク「オレハオマエノイチブ…オマエモオレノイチブ。キッテモキレナイ[パートナー]サ」





提督「俺はお前を認めてない」




テイトク「ダロウナ!」ハハハハハハハハ!!




テイトク「ダガ、イズレワカル…ソノトキガキタラ」




……………………………………



〜執務室〜




提督「休暇だと?」





鈴谷「そっ!あんたの近くに居たく無いしね」





弥生「…」ギロッ…





鈴谷「で?どうなのさ」




提督「…構わない。基本お前たちの意見を聞いてみたいからな」





鈴谷「…わかった。それだけ」




ドアバタン…




弥生「よかったの?」





提督「もう彼女には俺にちょっかいは出してこないだろう…あれだけの事だ、感情をリセットしたいんだろう」





弥生「ほんと、変なとこは提督そっくり…」





提督「提督?ここの前の人か…?」





弥生「うん。…知りたい?」





提督「知っておいて損はないだろうからな」





弥生「…最初の提督は、とても優しかった。誰かが怪我をしたら飛びつくくらいに心配したり、戦いに勝てば褒めたり、皆んなを大切にしてた…ここの辺りはさほど貴方と変わりないわ」





提督「最初?」






弥生「最初の提督は深海棲艦に殺されたの」





弥生「その後が地獄だった…」




提督「後任か…」





弥生「私達駆逐艦を立てがわりにしか考えてなくて、この時に何人か沈んだ…」




提督「…」





弥生「でもその人はボロが出て直ぐに降格処分、その次に来た人は赤城さん達に暴力を振るった…」





提督「…」





弥生「そのせいで人間不信になった赤城さんは前線に出る事が出来なくなった…」





弥生「また次の人は、私達を性処理に使った…」





提督「…」グググッ…





弥生「その時も何人か自殺した…熊野さんも…雷ちゃん達も」





弥生「しばらく経って…長門さん達がその人を殺した」




提督「…!」





弥生「そこからかな。提督が暴力を振るわれたり行方不明が出てきはじめたのは…」






提督「……」ギュッ…






弥生「!て、提督?」






提督「辛かったんだな…本当に…」泣






弥生「うう…」涙目






提督「少しでも話してくれて…ありがとう…」泣





提督「よく頑張ったな…」泣






弥生「うううーー!わああああん!辛かった!辛かったよぉーー!!」泣






提督「俺は絶対にそんなことは繰り返させないから…絶対に…!!」泣





ドア前




加賀「…」

………………………………



弥生「ヒック…ヒック…ズズス…」





提督「はい…ティッシュ…」ス…





弥生「ありがとう…提督…話してよかった…」





ドアガチャッ!






卯月「うーちゃん!キーーク!!」






提督「ガハッ!」ガッシャーン!バタバタ…






弥生「う、卯月!?」





卯月「コイツよくも弥生を泣かしたなー!許さないぴょん!」





提督「ご、誤解だ!俺が泣かせたんじゃなくて…」アワアワ…





ドア影



加賀「…」






提督「加賀?」






卯月or弥生「!!」





弥生「提督っ!」ガバッ!





卯月「何しに来たぴょん!」






提督「落ち着けって二人とも…」





加賀「…慕われてるわね…あの時とは違うという事かしら?」






提督「…?」





加賀「久しぶりね…13番」





提督「!!」




加賀編 前編 終了



加賀編 後編




提督「…」





卯月「13番?」




弥生「どういうことなの…?」






加賀「意外と覚えてるものね。それが彼の名前よ」





弥生「!」





卯月「名前が番号なんてあり得ないぴょん!卯月達を騙す気ぴょん!」





提督「…お前があの時の加賀だったとはな…」





弥生「提督?」





提督「悔しながら、俺にはその名前しか無いんだ」





卯月「そんな…」






加賀「あら?てっきり[テイトク]に変わるかと思ったけど」





提督「それだけじゃアイツは出てこない、いや出さない」






加賀「その子達がいるから?」





弥生&卯月「!!」





加賀「まぁ、どちらでも構わないわ。あんな事があってもまだ優しさがあるなんて」






提督「くっ…!」






弥生「あんな事…」





提督「それ以上話すんじゃねぇ!」






加賀「まぁいいわ。少し提督と話したいの、出て言ってくれない?」






弥生「!できるわけ…」






提督「すまない弥生、卯月席を外してくれ…」






弥生「でも!」






提督「大丈夫…もしまたアイツが出ても、手はあるんだ」






弥生「…わかった。行こう卯月」






卯月「うん…」





ドアバタン…





カチャッ…





加賀「これで邪魔も入らない」







提督「何が目的だ…鈴谷の事か?それともまたアイツを引っ張り出すか?」






加賀「赤城さんの事は知ってますね?」






提督「何?」





加賀「協力しなさい」





提督「…もし断ったら…?」





加賀「今すぐにテイトクになって貰って、ここにいる全艦娘を全滅させるわ…私はその方法を知ってる」





提督「……」





加賀「試しにやってみる?」





提督「…わかった」





加賀「良い判断ね」




……………………




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