2018-07-25 23:07:04 更新

概要

みなさんお久しぶりです( 'ω')
11章までが結構長くなってしまったので新しくスレを立てました。
こちらは12章〜となってます。


前書き

こちらは「1人の漁師と艦娘と」の続きです。http://sstokosokuho.com/ss/read/13160

11章更新から1ヶ月以上経ってしまいましたが、十二章更新しました。激遅ペースで申し訳ない…
11章まで読んでいただいた方はこれからも、今回見るの初めてだよという方はこれからよろしくお願いします。それと、こちらも何度か見直していますが誤字などあった場合はコメントとかでこっそり教えてください∥д・)ソォーッ…


第12章 背負ったものとその重さ






弥生「むつき…」


睦月「ぁああ…」グスッ


青年「辛かったな…!」ギュウウ


青年「ほら、弥生さんもおいで…」


弥生「…!」グスッ


青年「いいんだ、今は全部吐き出してくれ。」


弥生「ぁ…」


弥生「辛かった…みんなが酷い目にあっているのを見てて…」


弥生「弥生が、しっかりしなきゃって」ポロ


弥生「怖かった…みんなが、自分が、壊れちゃいそうで…」ポロポロ


青年「…」ギュウウ


弥生「弥生は、弥生はぁ…」ポロポロ


弥生「うぅ…うっ…」






白露「村雨が青年が気になるっていうから探してみれば…」


白露「なんかシリアスだよ…」∥д・)ソォーッ…


村雨「姉さん、今入るのはまずいって!というか村雨そんなこと言ってないわよ///」ボソボソ


白露「分かってるよ!さすがにそこまで馬鹿じゃないもん!」プンスカ


陸奥「あら、白露ちゃんと村雨ちゃんじゃない。」ガチャ…


白露・村雨 ビックゥ!!!:(;゙゚'ω゚'):


村雨「あ、あのその!」アセアセ


白露「む、村雨が気になるっていうから!」


村雨「だから村雨はそんなこと言ってないって!///」


陸奥「なにをそんなに焦っているのかしら?」ウフフ


白露(こ、こわい…ここで笑うのは怖いよ!)


村雨「村雨たちはなにも聞いてないですよ!?」


陸奥「あらそうなの?というか聞かれてても別に問題はないのだけれど。」


白露・村雨「え…?」


陸奥「今までは他の子の過去なんて気にならなかった子も多いわ。だって自分の過去と戦うので精一杯なんだもの…」


陸奥「それはどうしようもないことなの。みんな度合いは違えどそれぞれ相当辛いことを経験してここにいるわ。」


陸奥「でも…その痛みを分け合える人がいたら?」


村雨「!」


白露「それがあの青年ってこと…?」


ドガァン!


村雨「え!?」


陸奥「ちょっと今の…っ!」


〇〇〇「ねえ長門さん?この新聞はどういうことだい?」ガサッ


長門「し、時雨!」


時雨「コイツが提督になる?ふざけているのかい?」ビリビリ


長門「ふざけてなどいない!これ以上の適任者は後にも先にもいないと判断した!我々は本気だ!」


時雨「睦月、弥生、コイツから離れて。」


睦月「ひぃっ…」ガタガタ


弥生「だ、だめ…!」キッ


武蔵「…」ジャキン…


時雨「は な れ て く れ る か い?」ニコリ…


青年「っ!?」ゾワッ


時雨「睦月たちを取り入れようなんて、そうはさせないよ。」


青年「ま、待て!おれにはそんなつもりは!」


時雨「みんなそう言うんだ。君には失望したよ。」ジャコン



パァン!!!!



時雨「…なんの真似だい?」


時雨「村雨」ギロッ


村雨「今の時雨はおかしいわ…どうかしてる…」


時雨「僕がおかしい?どうかしてるのは君たちのほうじゃないか。」


時雨「ここは僕ら艦娘の鎮守府。どうして人間、しかも男の入る場所があるんだい?」


時雨「白露もそう思うだろう?」ニコリ


白露(ここで白露ぅ!?どっちの味方すれば…)アワワ


村雨「時雨の言うことも分かるわ。もしかしたら、前の村雨だったらそういう考えになっていたかもしれない…」


時雨「ほら、そういうことだよ。だからコイツはここには居てはいけないんだよ。」


時雨「みんなのためにも、夕立の為にもね。」


村雨「でもね、青年さんが来てからここにいるみんなが救われたのよ。」


時雨「救われた…?」


村雨「村雨に時雨の気持ちは分からないわ。でも、でもね…その痛みを知ってくれて、一緒に悲しんでくれて…」


村雨「そして受け入れてくれる…。そのありがたみが今の時雨には分からないだけ。青年さんはこの鎮守府に必要な人よ。」


時雨「白露。」


白露「ははははいっ!!」ビクゥ


時雨「僕はおかしいと思うかい?」


白露「時雨…」


白露「白露には…おかしいかおかしくないかなんて分からないよ。」


時雨「…」


白露「でももう大事な妹の手を汚させたくない。それがたとえみんなを救う為だとしても…」


白露「もし本当にダメだったら、白露がやってあげるから。時雨はそんなに悲しいことをしないで。」


村雨(白露姉さん…)


時雨「………そうかい。それじゃあここは失礼するよ。長門さん、壁壊しちゃってごめんね。」スタスタ


長門「いや、分かってくれたならいいんだ…。」


青年「おぉう…死ぬかと思った…」ダラダラ


武蔵「村雨が止めてくれなかったら私たちが無理矢理止めていたぞ」ガコン


白露「みんな…妹が迷惑かけてごめんなさい」ペコリ


青年「ま、まぁしょうがないさ…時雨さんだっけ、あの子だってきっと辛かったんだ。」


青年「それにここの子達はみんな優しい子ばかりだ。初霜も睦月さんも時雨さんも。もちろん村雨もね。」


白露「どうしてそう思うの…?せ、青年さんは痛い思いをしてるのに…。」


青年「みんなはね、誰かを守ろうとしておれのところに来るみたいなんだ。」


青年「初霜は初春さん、子日さん、若葉さんへの危害を心配して」


青年「睦月さんは突然来たおれから3人を守るために立ち向かってきて」


青年「時雨さんは夕立さんを、みんなを思って」


青年「村雨は時雨さんの身とその後を案じて」


青年「白露さんもそう。村雨の安否を心配して部屋まで飛び込んできて。」


村雨「青年さん…」


青年「ここにいる子達はみんな仲間思いの優しい女の子だ。艦娘か人間かなんて関係ない、人間と変わらない心がある。」


武蔵「相棒…」


白露「……ね」


青年「ん?」


白露「時雨はね、とても優しい妹だったの。」


村雨「…」


白露「きっと私たち白露型の中でも1番優しかった。でも時雨は変わっちゃったんだ…。」


長門「…私たちは席を外そうか?」


白露「ううん、長門さんたちにも聞いてほしい。青年さんが提督になる以上、避けて通れない問題だから…」


長門「そうか…ゆっくりでいいからな…」


白露「さっきも言ったけど、時雨はすごく優しかった。今が優しくないってわけじゃないけど、自分で心を傷つけてる。」


白露「前はね、引っ込み思案だけどすごく明るくて…」グッ


白露「今みたいに誰かに襲いかかるなんてなかったんだ。いや、出来ないの方が合ってるかな…」


青年「出来ない…?」


白露「そう、出来ないの。白露が時雨と出会った時からそうだった。ケンカもしなかったし、ケンカを見かけるととても悲しそうにしてた…」


白露「前に1度ね、時雨に聞いたことがあるの。どうして時雨はそんなに悲しそうなの、って。」


白露「そしたら時雨はね、『互いが傷つくだけのケンカなんて悲しいじゃないか…』って…」


村雨「そんなことがあったのね…」


白露「村雨は知らないはずだよ。村雨が着任する前の出来事だし。」


白露「でもその時の時雨は異常なほどに暗い表情をしてたのを覚えてる。あんな顔は1度も見たことがなかったよ。」


長門「艦娘になる前の話…か…」ボソッ


青年「前の話って…どういうこと?」


武蔵「私たち艦娘が元は人間なのは知っているだろう。艦娘にはそれぞれ、艦娘を志した理由がある。適正の有無もあれど、良い理由も、悪い理由もな。」


青年「いや、分かったもういい。これに以上は言わなくていい…」


武蔵「そうか…」


白露「白露もそこまでは知らないんだけどね。あの顔を見たら聞くなんてできないもん…。」


白露「それで時雨が初めて手を下したのが…私たちの前の提督なんだ。」


青年「…っ!」


白露「白露が見つけた時には、提督と思われる肉塊と血塗れの時雨…そして夕立がいた…」


白露「白露が、白露が気付けなかったばっかりに」ポロ


白露「夕立が辛い思いをして…時雨が壊れかけて…」ポロポロ


白露「白露は…お姉ちゃん失格だっで…!」ポロポロ


白露「でも、でも…!みんなを、支えないとっ、ごんなダメなおねえぢゃんでも!」


村雨「白露『姉さん』!」


白露「あ…」


村雨「白露はちゃんと姉さんだよ!みんながなんと言おうと!姉さんは姉さんなんだから!!」


白露「こうして、まだ姉さんなんて呼んでくれて…どれだけ救われたか…」ポロポロ


村雨「ごめん、ごめんね…!姉さんも辛かったよね…!」ギュッ


村雨「姉さんがそんなに辛かったなんて…村雨全然知らなかった…」


白露「だって白露は、いちばんなんだよ…白露がちゃんとしないと、みんなが」


村雨「バカっ!」


白露「!?」


村雨「バカバカバカバカ!白露姉さんのバカ!!」ギュウウ


白露「痛いって!」ドンッ


村雨「それで白露が全部抱え込んでどうするのよ!?白露が壊れちゃうじゃない!」


白露「白露だって大事な妹を守りたかったんだよ!!せめてもの償いで…!」


村雨「償いがなんだってのよ!!いい!?村雨たちだって!」


村雨「姉さんを守りたいんだから!!!!」


白露「え…」


村雨「時雨だって!夕立だって!!村雨だって春雨だって!!!」


村雨「妹全員が白露を守りたいのよ!!」


白露「どうして…」


村雨「そんなの決まってるじゃない…」


村雨「白露が、私たちの『大事な姉さん』だからよ!」


白露「う、うぅ…」ポロ


白露「そんなこと言われたら、また頑張らないといけないじゃん…」ポロポロ


村雨「違うわよ。今度は私たちが頑張る番。白露が、私たちを頼る番よ。」ギュッ


村雨「村雨は白露に助けてもらったわ。ねえ、白露の気持ちを、心を…村雨に教えて…。」


白露「むらさめ…」


白露「ごめん、ごめんねぇ…!」ポロポロ


村雨「こういう時は『ありがとう』って言うのよ。」グスッ







~~〜~~~〜~~~~〜~~~〜~







「お前が言うことを聞けば他の奴らには手を出さないでやるよ。」


「は、本当かい…?」


「ああ、もちろん。それじゃ…」ニタァ











「ちょっと!僕を縛り付けてどうする気だい!?」ガチャガチャ


「こ、ここは?あ、時雨っぽい!」ガチャ


「〇〇!?どうしてここに!?」


バチバチッ


「っ!?」 ドサッ


「て、とくさん?な、なに…するっぽい…?」


「やめてよ!〇〇になにするんだ!約束したじゃないか!!」


「俺はなぁ、絶望した顔が大好きなんだよ…!それじゃやるとするか。」ビリビリ


「ひぃっ!?や、やめて!嫌だ!嫌だぁ!!」


ヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロ


バキッ!


「なっ!?こいつ拘束をぶちやぶ」 ドカァン


「し、しぐれ…」


「こんなもの、こんなもの…」ドォンドォンドォン


ビチャビチャ…


「時雨!」バァン!


「っ!こ、これは…僕が?」


「僕はひとごろし…僕が殺した…?」


「あ、あぁ…」


「僕はアイツと、同じ…?」


「時雨!時雨!」ユサユサ


「そんな…」ツー


「ちょっと〇〇!一体どういうことなの!?」


「うっ、ひぐっ… れ や… 」







時雨 ガバッ


時雨「はぁ、はぁ…」


時雨「またこれかい…」ハァハァ


時雨「一体これはなんなんだろう…」


〇〇「時雨ー!どこいってたっぽい?」タッタッタ


時雨「あ、夕立。えっと僕は…あれ?」


夕立「ん〜?どうしたっぽい?」


時雨「ねえ夕立、僕どこで何してたんだっけ…?」


夕立「またそれっぽい?でも夕立には分からないっぽい!」


時雨「うーん…」ムムム


夕立「考えても仕方ないっぽい!ご飯食べよ!ねっ?」


時雨「ふふ、そうだね。行こうか。」








~~〜~~~〜~~~~〜~~~〜~





初霜「ここかな…」コンコン


陸奥「あら、初霜ちゃん。わざわざどうしたの?」ガチャ


初霜「い、いえ、こっちの方がなんだか悲しいそうな声と雰囲気が…それと激しい怒りも…」ボソボソ


陸奥「ここまで来たのね?大丈夫?怪我はない?」ボソボソ


初霜「はい、大丈夫です。それで青年さんは…?」


陸奥「青年さんは無事よ。それで…」


初霜「…!さすがですね。扉の外からでも分かります。」フフ


陸奥「あら、説明するまでもなかったかしら」


初霜「はい、あれは…睦月ちゃんと弥生ちゃん…でしょうか…そして2人を包み込んでいる優しさが青年さん、ですね?」


陸奥「さすが初霜ちゃんね。中入る?」


初霜「い、いえ、そういうわけには」


陸奥「大丈夫よ。それにここに初霜ちゃんを放っておくのも危ないわ。」ガチャ


初霜「そういうことなら…」


青年「お、初霜か」


弥生「!?///」バッ


青年「どうしたの、弥生さん?」


弥生「い、いえ特に…///」


弥生(弥生はなんて恥ずかしいことを…///)カァー


初霜 トテトテ


青年「ど、どうして近づいてくるんだ?」オロオロ


初霜「えいっ」ポスッ


青年「は、初霜…///」


初霜「手回してっと…」ヨイショ


村雨「!!!」


睦月 ( ・д・ ポカーン…


青年「初霜、どうしたんだ?」アセアセ


初霜「私は、青年さんが優しいのを知っています。」


初霜「そして、優しすぎることも知っています…。」


青年「…?」


初霜「いえ、なんでもありません…。だけどもう少しこのままで…」トローン…


村雨「ちょ、ちょっと!」


初霜「あ、村雨さんもいたんですか」シラー


村雨「絶対に気づいてたでしょ!それにそこ!」


初霜「?」


村雨「そ、そんなのズルいわよ!」(青年さんが困ってるじゃない!)


白露「村雨…本音出てるよ…」アキレ


村雨「とっとにかく!そこはダメよ///」


初霜「じゃあ変わります?」


村雨「へっ?」


初霜「どうぞ村雨さん」ニコニコ


村雨「う…///」


青年(村雨だと!?ちょっとまって初霜ォ!!!)


初霜「さぁさぁ」ズイズイ


村雨「わ、分かったから引っ張らないで!」


青年「む、村雨…ほんとに座るのか?嫌だったら無理しなくても…」アセアセ


村雨「初霜ちゃんは良くて村雨はダメなの…?」


青年「いや、そういうわけじゃ…」


村雨「じゃ、じゃあ失礼するわね…」


青年(落ち着け、落ち着くんだマイサン!心頭滅却心頭滅却心頭滅却心頭滅却心頭滅却…)


村雨 ポスッ


青年(あ^~色々柔らかいんじゃあ〜)


村雨「お、重くない…?」


青年「い、いや大丈夫だよっ!」( ゚д゚)ハッ!


初霜「青年さん、私にやったようにやってあげてください。」


青年「え?」


初霜「だからこうですって。」ギュッ


村雨「!?!?!?」///


青年(だからちょっとまって初霜ぉ!!!いきなり刺激強すぎィ!?)


初霜「頭も撫でてあげてください。」


青年「こ、こうか?」ナデナデ


村雨「はふぅ…///」


初霜「ふふ、どうですか村雨さん?気持ちいいでしょう?」


村雨(あったかい…)トローン


初霜「とてもいい感じですね」


青年(かわいい…)ナデナデ


初霜「むぅ…」


大和「ずるい!ずるいよ!!」(ノシ 'ω')ノシ バンバン


青年「おうっ!?」ビクッ


大和「さっきから静かに見てれば…大和にもやって!」ポーイ


村雨「ちょ、まっ!?」ナゲラレ


大和「はい!撫でて!」ポフッ


青年(大和ボディーー!?!?ちょままちょまままちょっとまってちょっと!!)


大和「早く!」ムスッ


青年「わ、分かったから!そんなに動かないで!!」ナデナデ


武蔵「大和、あんまり困らせるんじゃないぞ」


初霜(相変わらずの大和さんですね)フフ


チョンチョン


青年「ん?」クルッ


睦月「あの、睦月ももう1回…」


青年「あ、あぁ、いいとも。大和、ちょっとどい」


大和「もうちょっと!」モゾモゾ


青年「わかった、わかったから!」(動かないでぇ!!!!)


長門「ふふっ、微笑ましい限りだな」


如月「え?えぇ…??」


長門「ほら、如月と卯月も行ってくるといい。って卯月は?」


卯月 ソローリ…


卯月「わぁっっ!!!」


青年「うぉっ!?」


卯月「お、おどろいたぴょん?」ビクビク


青年「……」ジー


弥生「う、卯月!」


青年「ぷっ…」


卯月 ビクッ


青年「あはははは!なに驚かしておいてそんなにビクビクしてるんだ?」


卯月「お、怒らないぴょん…?」


青年「怒るほどのもんじゃないだろ〜。うりうり、可愛い奴め」ワシャワシャ


卯月「わわっ。ほ、ホントに怒らないぴょん?」


青年「程度さえ覚えてくれたらな!」ニカッ


卯月「…!!うーちゃんのこちょこちょ攻撃ぃー!!!」


青年「あはははははやめあはははは!!!」ジタバタ


大和「ちょっとぉ!?」ドテッ



〜数分後〜



青年 チーン


卯月「や、やりすぎちゃったちぴょん…」


青年「港の子供のくすぐりと比じゃない…」ビクビクッ


村雨「大丈夫…?」


青年「少し休ませて…」


卯月「ごめんぴょん、つい楽しくて…」ウツムキ


青年「はは、楽しかったならなによりだ。そんな顔するなって。」ナデナデ


卯月「こんな優しいしれーかん見たことないぴょん…どうしてなの…?」


青年「さっきも言っただろ?君たちはただの…いや、戦ってくれている立派な優しい女の子だって。それに港に居た子供たちと何も変わらないよ。」


卯月「しれーかんは嘘つきじゃないぴょん…?」


青年「嘘つきか…。それは俺が決められることじゃないよ。」


卯月「?」


青年「だって嘘つきじゃないと言っていても本当は嘘つきかもしれないよ。」


卯月「たしかに…」


青年「卯月さんも聞いたように俺はこれから君たちの司令官とやらになるみたいだ。今から信じろとは言わないよ。」


青年「ゆっくりじっくり、その目で見てみてくれ。卯月さんが信頼してくれるってなったその時は…って、どうして泣くんだ!?」アセアセ


卯月「だ、だって…」グスッ


青年「うん、どうした?」ナデナデ


卯月「うーちゃんは司令官を疑ってるのに、司令官はうーちゃんを信じてくれてて…」ポロ


卯月「こんなこと、今まで無かったもん…」ポロポロ


青年「そうか…」ナデナデ


卯月「うぅっ…ごめん、ごめんなさい…」


青年「いい、いいんだ。卯月さんが謝る必要は無いよ。」ギュッ


卯月「あぁあ……うぅ…」ギュウゥゥ


睦月(大和さんの次は睦月だったんだけど…まあ今回ばかりは譲ってあげるにゃしぃ)


睦月(まさか卯月も溜め込んでたなんてね…睦月も大変だったけどこれから頑張らないと…!)








~~〜~~~〜~~~少し前(朝)~〜~~~~


〇〇〇「ん…」モゾモゾ


〇〇〇「ふぁああ…そういや初霜は村雨の部屋で泊まりだったか…」


〇〇〇「ん?」ガサッ


〇〇〇「これは…青葉新聞…っ!?」


〇〇〇「おいっ!初春!子日!起きろ!!」ドタバタ


初春「なんじゃ、今日は非番じゃろ…」モゾモゾ


子日 ◦<(¦3[▓▓]スヤァ


〇〇〇「子日!」バサッ


子日「な、なにぃ…?」ムニャムニャ


初春「全く、朝から騒がしいぞ若葉。」ファァ


若葉「いいからこれを見ろ!!」バサッ


初春「全くなんなのじゃ…おい、これは本当かえ?」ギロリ


子日「ちょ、ちょっと子日にも見せてよ!」


初春「ほれみてみい」


子日「これは…!」


若葉「全く人間というのは相変わらずだな…」ズズズ


初春「目ぇ見えぬ故に初霜を狙ったか…下衆めが…!」ズズズ


子日「ちょっと待ってよ!!」


若葉「なんだ…」


子日「この初霜…なんとなくだけど幸せそうだよ」


若葉「ふん、そんなはずがあるか」


初春「妾に貸せ。……ふむ…」


子日「少なくとも無理やりこうなってこの寝顔はできないはず…」


初春「なんだかいつもより幸せそうじゃのう…」シュン


若葉「…そうか。だが安心できまい。」


初春「この件は初霜が戻ったら尋ねることにしよう。下手に暴れたら処罰になりかねん。」


子日「若葉は少し落ち着いて。この写真を見る限り初霜に危害は無さそうだし…」


若葉「姉さんたちがそう言うなら私は受け入れよう。」


初春「それと子日、さっきはすまんかったな。」


子日「なんのこと?」


初春「とぼけなくても良い。あのままでは青年のところに若葉共々殴り込んでいた…」


初春「まだ感情の起伏に反応してしまうようじゃ…もう少し冷静にならねばな。」


子日「しょうがないよ。それに…」


子日(『あの時』子日は何も出来なかったからね…)


若葉「そろそろ朝食の時間だ、行こうか。」




~~〜~~~〜~~~~〜~~~〜~~





如月「ふぅ、んっ……」ポワーン


青年「もうそろそろいいか?」


如月「ん…ありがとうございます…」


卯月「うーちゃんお腹減ったぴょーん」


青年「そういえばまだ朝ごはん食べてないな。食べに行くか。」


長門「申し訳ないが青年はここで待っていてくれないか?まだ青年の紹介方法が思いつかなくてな…」


青年「あぁそういえばそうだったな。それじゃあ仕方ないから医務室に戻るよ。」


睦月「睦月、青年さんと一緒にご飯食べたいなぁ」


青年「ありがたいけど俺はまだ正式に公開されてないからマズいんじゃないかな?」


村雨「そういえば白露」


白露「んー?」


村雨「例の青葉新聞を見たのは白露だけなの?」


白露「白露が1番最初に起きて新聞持ち出してるから夕立たちは見てないと思うけど…それがどうかしたの?」


村雨「なんで時雨があの新聞を持っていたのかなって気になってさ。もし部屋に置きっぱなしだったら夕立も来ると思うし。」


白露「うーんたしかに…。でもまだ夕立達は知らないみたいだし大丈夫じゃないかな?」


村雨「それもそうかしら…」


卯月「うーちゃんも司令官と一緒に食べたいぴょん!もっと司令官のこと知りたいぴょん!」


弥生「弥生も、ご一緒したいです…。」


青年「って言ってもなぁ。どうする、長門?」


長門「私はいいと思うが、村雨と初霜は昨日から姉妹に会ってないから少し顔を出してこい。」


武蔵「村雨は少し危なくないか?時雨が想起するかもしれんぞ?」


長門「それもそうか。じゃあ初霜は初春達に1度会ってこい。青葉のせいで3人とも既に青年の存在を知っているはずだ。そこでだな…」


初霜「はい、言いたいことはわかります。姉さん達を説得して欲しいんですよね。」


長門「そうだ。私たちがいるとしても深海棲艦化は対処しきれないかもしれないからな。言い方はあまり良くないが、上手くやってくれないか…」


初霜「分かっています。私が感じた青年さんの優しさを、可能性を…全部伝えてきますので!」


長門「すまないな…辛いかもしれないが、頼んだぞ。」






~~〜~~~〜~~~~〜~~~〜~~


後書き

長い間空いてしまったのに少なめで申し訳ない…ゆっくりマイペース更新で行きますので、それでもいいよという方々はよろしくお願いします(〃・д・) -д-))ペコリン


このSSへの評価

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SS好きの名無しさんから
2018-09-12 07:07:25

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2018-08-07 08:25:48

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2018-07-30 17:19:53

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2018-07-30 01:55:33

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このSSへのコメント

7件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2018-07-25 23:46:32 ID: hjULWn7i

漁師の息子続編ktkr!!
更新が来ないので暇暇してましたよ!!
(別に責めてるわけではない)
これからも続き期待してます。

2: SS好きの名無しさん 2018-07-25 23:59:35 ID: pY_HanTV

待ってたかも!
楽しみにしてるかも!

3: SS好きの名無しさん 2018-07-26 13:53:43 ID: ZLdjjAxB

青年さんが、艦娘が元は人間なんて知ってるわけないよね

艦娘さえ見たことなかったんだから

4: SS好きの名無しさん 2018-07-26 22:52:07 ID: 5L904YGw

ここの村雨は改二じゃくて改なんだろうか。白露は右のオシャレ袖取れば
ニーソ中学生で通るだろうけど村雨は改造制服みたいな感じだし

5: SS好きの名無しさん 2018-07-28 19:20:17 ID: 5WMz_Duj

サバゲーマンです
初めまして、1から読みました面白かったです。トラウマを抱えた艦娘そして、父親を亡くした少年これからどうなるかこれからの更新楽しみにしています。頑張ってください。

6: なないろふぁんたじあ 2018-08-19 11:22:46 ID: eSIG9TpB

みなさんコメントや応援ありがとうございます!
リアルが少し忙しくて更新が止まっておりますが、一応鋭意制作中です。
少しばかり他の方の作品を読んで勉強をしておりますので、気長にお待ちいただけると嬉しいです。
村雨に関しては「改」として認識していただいてOKです!

7: SS好きの名無しさん 2018-08-31 06:52:57 ID: 9Kuj9Xlh

すっごい関係無いのかもしれないけど有る意味この鎮守府知らぬ内に
北斗が如くのエデンみたいな感じになっちゃってるんだなぁ。
住人は皆艦娘でヒロイン(村雨)は子供だけど


このSSへのオススメ

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1: SS好きの名無しさん 2018-07-25 23:42:25 ID: hjULWn7i

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