2018-07-27 01:38:27 更新

前書き

前に書いたヤツ。キャラ崩壊注意。独自設定若干あり。駄文注意







モバP(以下Pにry)「イベントは毎回ギリギリ完走だし、同僚に仕事を手伝って貰ったり…やっぱり向いてないのかなぁ、この仕事…」


ちひろ「スタドリ買いますか?」


P 「はっはっは。ガチャで毟った挙げ句さらに金取るとは流石緑の悪魔!」


ちひろ「ぶち殺しますよ?」


P「冗談ですよ。ちょっと一服してきますね」ガチャ


ちひろ「すぐに戻ってくださいよー」


ガチャ飛鳥「やあちひろさん。モバPはいるかい?」


ちひろ「あら飛鳥ちゃん。モバPさんならさっき屋上に行ったわよ?」


飛鳥「そうか。ありがとう、ちひろさん」ガチャバタン


ちひろ「最近、飛鳥ちゃんとモバPさん仲がいいわねぇ」


CGプロ屋上

飛鳥(む…すっかり暗くなってしまったな…黄昏時は既に終わっていたらしい…)


飛鳥(さて、この先の、扉の向こうにPが居るのか…む?何やら歌声が…)


P「When I was a young boy My father took into the city~♪」


飛鳥(この歌は聞いたことがある…しかし、Pが儚げに歌う姿は初めて見るな…)


P「to see a marching band~」


飛鳥(確か、この曲にPは思い入れがあると言っていたな…)


P「He said, son, when you grow up~」


飛鳥(何があったのか、よく思い出せない…)


P「Would you be the savior of the broken

The beaten, and the damned?」


飛鳥(survivor…『救い』?何かが引っかかる…ということは、ボクは少しずつ思い出し始めている、ということか…)


P「Sometimes I get the feeling

She's watching over me

And other times I feel like I should go

And through it all

The rise and fall」


飛鳥(それにしてもP英語の発音上手だな…歌も上手いし…)


P「The bodies in the streets

And when you're gone, we want you all to know~」


飛鳥(通りの屍…『屍』?駄目だ…今のボクの知識では、その次の歌詞が理解出来ない…)

飛鳥(後でヘレンさんに教えて貰おう…)



ヘレン「ブラヴォー!…誰かが私の世界レヴェルの噂をしているわね。レッツダンサブル!」


飛鳥(…やっぱり文香さんに教えて貰おう…)


P「We'll carry on, we'll carry on

And though you're dead and gone, believe me

Your memory will carry on」


飛鳥「…私達は、進み続ける…」

飛鳥「貴方は逝ってしまったが、信じてくれ…」

飛鳥「貴方の記憶は生き続ける…」


飛鳥(そうだ…思い出した…)

飛鳥(あれは少し前の事…)




双海病院

医者「極度の過労ですね。今日1日寝てれば元通りですよ」


P「zzz…」


ちひろ「すいません。治療費無料だなんて…ご迷惑お掛けしました…」


医者「いいんですよ。CGさんには良くしてもらってますから」


医者「それでは、何かあったらそこのナースコールでお知らせ下さい」ガチャ


飛鳥「プロデューサー!!ちひろさん!プロデューサーは!?」


ちひろ「あら、飛鳥ちゃん。大丈夫よ。命に別状は無いわ」


P「ふあー。良く寝た」ムクッ


ちひろ「え?」


P「え?って何ですかちひろさん。失礼ですよ」


ちひろ「いや、お医者さんが、今日1日眠ってるって…」


P「あっはっは!俺のスタドリドーピングの体舐めないでくださいよ!」


ちひろ「なぁんだ!そういうことか!」


ちっひ&P「「あっはっは!!」」


飛鳥「何なんだ…この二人のテンションは…」


P「いやー、しかし、変な夢を見たんですよ」


飛鳥「へぇ、どんな夢だい?」


P「うおっ、飛鳥居たのか」


飛鳥「キミが目覚める少し前からね」


P「まあ、それはどうでもいいんだ。それよりな、何か暗い所に俺がいてさ、そこにいたら、過去の事を思い出したんだよ」


ちひろ「どんな感じのものですか?」


P「ちひろそんなら知ってると思うんですけど、以前プロデュースしていたアイドルの事です」


P「普通に可愛い子だったんですよ。3年程養成所にいて、オーディションで採用された子だったんだ」


P「彼女の夢は、『トップアイドルになる事』だったんだ」


P「彼女の夢を叶える為に、俺は必死に仕事を取って来ていた。しかし、俺は大事な事をやり忘れていたんだ…」


P「彼女とちゃんと会話が出来ていなかったんだ」


飛鳥「……」


P「そのせいで、彼女の悩みに気付く事も出来ず、気がつけば何日間か経っていた」


飛鳥「…それで?」

飛鳥「それでその彼女はどうなったんだい?」


P「……アイドルを、諦めてしまった…」

P「彼女はやる気も、素質も十分あった。それなのに、俺は、彼女という大事な蕾を枯らしてしまったんだ…」

P「それが、夢の中に出てきたんだ。『恐怖と後悔』、その記憶が…」


P「その暗闇の中、誰かが俺に言ったんだ。『この先に光を創る。そこに行けば、君は解放される』ってね」


P「俺はその誘惑に負けそうになったんだ。でもな、その時、脳裏に飛鳥の顔が浮かんだんだよ」


飛鳥「…ボクの顔、かい?」


P「ああ、飛鳥の顔だ。そこで、俺はやり残した事を思い出したんだよ。飛鳥を、最期までプロデュースするっていう、重要事項をな」

P「ここで投げ出したら、全く学習しない奴だと思われると思ったし、俺自身が悔しいと思ったんだよ」


P「…そこで、目が覚めたんだよな…」


ちひろ「なんだか、『Welcome to the black parade』のMVみたいですね」


P「あ、確かにそうですね」


飛鳥「…なんだい?その、曲は?」


P「あれ?飛鳥知らないんだっけ?ちひろさん、俺のバック在ります?」


ちひろ「あ、はい。持ってきてますよ」


P「有難うございます。ええっと、この中に…」ゴソゴソ

P「あったあった。ほれ、このCD貸してやるよ」


飛鳥「ん、有り難う、プロデューサー」


飛鳥「そうだ、プロデューサー、約束してくれ」


P「何だ?」


飛鳥「ボクを、この灰被りのボクを、」



飛鳥「光輝くシンデレラにしてくれないか?」






飛鳥(ふふっ…そんな事もあったね)




P「…ふぅ、そうだな…まだ、辞められないな…」

P(あの時約束したからな。飛鳥と…)


ガチャ飛鳥「やあ、P。今日は冷えるね。ホットコーヒーを持ってきてあげたよ」トクトクトク


P「おっ、サンキュー飛鳥」ゴクゴク


P「ん?ブラックか?」


飛鳥「そうだよ。キミは確か、甘いコーヒーは好きじゃなかったと思ったからね」


P「サンキュー」

P(飛鳥のヤツ、コーヒーは砂糖を入れないと飲めなかった筈なのに…)


飛鳥「それよりも、今日は随分と星が見えるね。そして、ここはいつもより静かだ。まるで、この空間だけが隔離されたかのようにね」


P「確かに。都会にしちゃ珍しいかもな」


飛鳥「フフッ。ねぇ、P 」


P「んー?」



飛鳥「これからも、宜しく頼むよ」



fin


後書き

一度でいいから、飛鳥のssが書きたかったから書いてみた。
蘭子はまた別の機会で…
え?イヤイヤ、熊本弁が上手じゃない訳じゃないよ?え、ちょ蘭子さん?まさか今の話きいてたんじや…待て!誤解だ!蘭子ォォォォォォォ!


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