2018-10-14 22:38:44 更新

概要

上の通りです。ここの提督さん(中の人)は練度が低いので、たぶん、というか絶対にミスがあると思いまっす。生暖かい目で見て下しい。<●><●>
オリジナルキャラクターが登場します。
キャラクター崩壊に警報が出ています。
それでもいいなら下に進むように
警告!これより先は呼んではいけない。




 提督「というわけだ。」

 伊勢「何やってんのよ・・・。」アキレ

 提督「いや、実際心強いんだよ。なあ。」

 用心棒「・・・・・・。」カベモタレ

 提督「ほら。」

 伊勢「なんも言わないじゃん。」

 提督「いやいや、役に立つよ。実際、寡黙だけど腕は立つし実績もある。」

 伊勢「へえ、どんな。」

 提督「えーと・・・。ああ、これだこれだ。えー、便利屋;本名 不明 コードネーム ヨウジンボウ 年齢 不明 生年月日 不明 性別 男 経歴 不明 過去の実績 某国の大統領の暗殺阻止成功、某国国王の暗殺阻止成功、某経済界重鎮の暗殺阻止成功・・・エトセトラエトセトラ・・・てな感じだ。」

 伊勢「不透明なところが多すぎるんだけど。」

 提督「しょうがのいじょのいこ。だってよ向こうから仕事持ちかけてきたんだぜ!?」

 伊勢「うん?そうなの?」

 提督「ほんとほんと、これホント。提督嘘つかない。」

 伊勢「嘘だぁ。」

 用心棒「・・・どうでもいいが、待機する場所を言ってくれ。」

 伊勢「!?」

 提督「おお、そうだったそうだった。」マップトリダシ

 伊勢「何すんの。」

 提督「ちょいと待ってな。」カキカキ

 提督「ほい。」つ地図

 用心棒「・・・・・・。」ウケトリ

 提督「○で囲ったある部屋があんたの部屋ね。仕事があるまでそこで待機で。」

 用心棒「・・・・出番がないことを祈っているがな。」ウナズキ

 

 ガチャ・・・・

 ギィ・・・・

 バン!・・・


 伊勢「・・・出番がないことを祈る。・・・って、何でなの?」

 提督「・・・便利屋は、万が一、鎮守府まで深海棲艦が迫ったとき用の用心棒だ。その時に鎮守府にいる連中を守る用の。」

 伊勢「用心棒?必要ないんじゃ?だって、ここはほかのどの鎮守府よりも精鋭ぞろいなんでしょ?」

 提督「・・・。」キョロキョロ

 提督「・・・・。近頃、こんなうわさが流れているのは知っているか?」コゴエ

 伊勢「何さ。」コゴエ

 提督「全国各地の主要の鎮守府すべてに誰かしら深海棲艦のスパイが潜り込んでるってもんだ。」コゴエ

 伊勢「ええ!?何さ、それ!」

 提督「シッ!声がでかいよ。」コゴエ

 伊勢「ご、ごめん・・・。」シュン

 提督「まあ、そういうわけで、用心棒を雇うことに――――――。」 

 

 ドドドドドドドドドドドドドドドドッッ!

 

 バアアアアアアアアアアアンッッ!


 ??「ちょっと!司令官!」ゼハー ゼハー

 提督「おおう、叢雲か。ノックぐらいしてくれ。後、あんまり脅かすなよ。」

 叢雲「あら、ごめんなさい。じゃなくて!何よ、あの男は!怪しすぎるでしょ!」

 伊勢「怪しいって、用心棒のこと?」

 叢雲「ヨウジンボウ?誰よそれは。まあ、たぶんそいつなんでしょうけど!大鬼神の仮面をかぶった細身で長身の男のことよ!」

 提督「用心棒だな、そいつは。俺が雇ったんだ。て言うか大鬼神なんてよく知ってるな。」

 叢雲「まあね。でも何でよ。」

 提督「お前たちを守るためだよ。最近は外の方が物騒だからな。」

 叢雲「ふうん。」ジロリ

 提督「マジだぜ!?」

 叢雲「ま、いいわ。害はないんでしょうね。」

 提督「なんだその飼い犬みたいな・・・。ああ、無いぞ。」

 叢雲「ならいいわ。それと、夕餉の時にちゃんと説明してね。」

 提督「勿論だ。全員そろうからな。」 

 叢雲「失礼したわね。」


 ガチャ・・・

 ギィ・・・・

 バタン!・・・


 伊勢「嘘ついてよかったの?」

 提督「あれぐらいの嘘を見抜けない叢雲じゃあないさ。それにアイツの耳にも噂ぐらい入ってるだろうしな。思わず取り繕っちまったけど。」

 伊勢「やっぱり嘘つくんじゃん。」

 提督「なんも言えねえや。」

 伊勢「そんなこと言ってたらもうご飯の時間だよ。」

 提督「投稿者がめんどくさがったのは内緒な。」シー

 伊勢「・・・?何言ってるの?」クビカシゲ

 提督「なんでもないや。」

 伊勢「どこの君の名を聞くひとよ。」


 ガチャ・・・

 ギィ・・・

 バン!・・・

 スタスタスタ・・・・

 

 用心棒「・・・・。」

 用心棒「・・・悪いね。」トリアゲ

 用心棒「・・・初回のお客さんに俺の実績をすべて明かすのは、ないのでね。」マルメマルメ

 用心棒「・・・そういう事。」

 

 ガチャ・・・

 ギィ・・・

 バタン・・・

 スタスタスタ・・・


 


 ------食堂ーーーーー


 艦娘s「・・・・。」ザワザワ

 提督「・・・あ、あー。聞こえているかな?奥の方、聞こえるか?」

 「ぽーい!」

 提督「よし。では、本日は諸君に重大な報告をする。」

 「えぇ~?」

 「何~?」

 提督「本日付で、新たにこの鎮守府に加わった仲間を紹介する。」

 「誰~?」

 「しらなーい?」

 提督「上がって。」

 用心棒「・・・。」

 「だれだいあれ?」

 「しらないっぽい。」

 提督「紹介する。私が自費で雇った、用心棒だ。主力艦隊が出払って、鎮守府の警備が薄くなったときに、その警備を任せている。」

 用心棒「・・・。」ウナズキ

 艦娘s「」ザワザワ

 提督「寡黙な男で、コミュニケ―ションを取るのに苦労するだろうが、何とか頑張ってくれ。しかし、こんな男だが、実力は折り紙つきだ。俺が保証しよう。」

 「はいはーい!質問っぽい!」

 提督「はい、夕立。」

 夕立「なんで雇ったっぽい~?」

 提督「その質問に答えるには、俺が君たちのことを絶対的に信頼しているという前置きがいるのだが、実は、例の噂の為なのだ。」

 「はい、質問よ。」

 提督「叢雲。」

 叢雲「そんな噂のために、わざわざ高い料金を払って雇ったの?深海棲艦に対してほとんど何の力もない、ただの人間を?」

 提督「何の力もないかは、各々で判断してくれ。どうしても信用ならないなら、君たちと模擬演習を行わせよう。」

 用心棒「・・・それをするなら、別途で料金が必要だ。」

 提督「・・・。まあ、そんなわけだ。だが、こいつは間違いなく役に立つぞ。ちなみに、期限は深海棲艦との戦争が終わるまでだ。」

 用心棒「・・・月々二十万。さっさと終わらせてしまえば、大した料金を払わずに済む。しかし、長引けば長引くほど、君たちの提督の財布は薄くなっていく。」

 提督「そんなわけだ。まあ、これで主力が出払っている間の鎮守府の警備は保障されただろう。だよな?」チラッ

 用心棒「・・・料金分の仕事は、する。」

 提督「だから、諸君は安心して任務、訓練に励むように。以上!」

 艦娘s「はーい。」

 


 用心棒「・・・。」スタスタ

 提督「用心棒!」

 用心棒「・・・・。」フリムキ

 提督「ちょっと付き合え。」

 用心棒「・・・。」クビカシゲ

 


 提督「いや~、悪いね。相手をしてくれる子がいなくてさ。」

 用心棒「・・・さっきのやつにやらせればよかろう。まんざらでもないのだろう?」

 提督「ああ~。伊勢はね、日向と飲んでるから。日向と飲んでいる間は俺の相手をしてくれないんだよ。」

 用心棒「・・・慕われているな。」

 提督「なめられてるだけかもね。」

 用心棒「・・・普通は、同僚と飲むより上司と飲む方を優先するもんだ。嫌々でもな。・・・だが、それをしないというのは、お前がその程度のことで腹を立てたりしない、ある意味、器の大きいやつということを知っているからだ。」

 提督「・・・。」

 用心棒「・・・それに、なめられているだけなら、俺がこんなことを言うはずがない。人を見る目は長けているとは思っているからな。」

 提督「そうかい。」

 用心棒「・・・。」

 提督「沈黙は肯定だぜ。」

 提督「にしても、器が大きいなんて言われたのは初めてだ。」

 用心棒「・・・・。」

 提督「お前さん、彼女らをどう思う?」

 用心棒「・・・どう考えても、人間と思えるな。日本人に見えない髪色をしてるやつもいるし、どいつもこいつもきれい所ばかりだ。」

 提督「お前さんも、そういう感覚があったのかい。」

 用心棒「・・・俺も、人間だからな。」

 提督「ただ、おれが聞いてるのは。」

 用心棒「・・・アイツらを、どうとらえるか、だな。」

 提督「・・・。」ウナズキ

 用心棒「・・・俺としては、軍艦の魂が顕現したのが艦娘だと聞いている。だから、別に人間ととらえても構わないと思っている。」

 提督「ほう。」つ杯

 用心棒「・・・むしろ、あれほど人間らしいのもめったにないだろうな。初対面の人間を警戒し、しかし、同じ初対面でも艦娘は信用する。同種を信頼するというのは、何よりもよいことだ。それに比ぶれば、人間のなんと醜い事か。」ウケトリ

 提督「そうだな。」

 用心棒「・・・最近では、彼女らをただの道具として扱う軍人も増えていると聞く。ろくでもない話だが。」

 提督「・・・全くそう思う。」

 用心棒「・・・深海棲艦は、艦娘と正反対の存在と聞く。ならば、その起源は同じだ。かつて軍艦が怨念を持って蘇ってきたのだ。付喪神から悪霊になるのと同じだな。」

 提督「そうだな。」

 用心棒「・・・人間は、手前勝手に様々なものを生み出し、地球をむしばみ続ける。」

 提督「それは、我々も同じだな。」

 用心棒「・・・しかし、それでも人間に味方してくれる艦娘という存在が、どれほどありがたいものか。」

 提督「・・・。」

 用心棒「・・・だからこそ、深海棲艦に対して何の力も持たない人間が食物連鎖の頂点というのは、いささか納得がいかないな。」

 提督「それは、人間は、深海棲艦によって駆逐されるべきという事か?」

 用心棒「・・・それもいいかもしれんな。しかし、その醜い人間の内の、たった一握りの美しい人間に希望をかけるのが、俺の仕事だ。」

 提督「・・・・?」クビカシゲ

 用心棒「・・・俺は、用心棒をしているが、本職はもっと別なのでな。」

 提督「・・・そうかい。」

 用心棒「・・・話は終わりか?」

 提督「ああ。」

 用心棒「・・・失礼する。」

 

 バルルルルルルルルルルル!!!


 提督「相変わらずの迫力だな。」ミミオサエ

 用心棒「・・・。」

 提督「よくお前は平気でいられる。」ミミオサエ

 用心棒「・・・火砲の音には慣れている。」

 提督「さすがだな。」

 「てーとく~!こっち~!」ノシ

 提督「お~う!見てるぞ~!」ノシ

 用心棒「・・・大体わかった。」

 提督「もういいのか?」

 用心棒「・・・ああ。」

 提督「ま、ま。そういわずに、もう少し見てけよ。」ガシッ

 用心棒「・・・。」

 提督「ほら、演習が始まるぞ。」

 

 ダアーン!ドアーン!

 ガガガガガガガガ!!!

 <キャー!

<shit!テートクニモラッタタイセツナソウビガー!

 <キャハハハ!

<コラー!マジメニヤリナサーイ!


 用心棒「・・・遊んでいるようにしか見えないが?」アキレ

 提督「こればかりはどうしようもない・・・。」コメカミモミモミ

 用心棒「・・・士気は高そうだが。」

 提督「そこは彼女らのいいところだよ。元気なんだ。いささかパワフルすぎるけどね。」

 用心棒「・・・自分の訓練をする。」スタスタ

 提督「あり、行っちまった。」

 「テートクー!」

 提督「おーう。」

 

 用心棒「フッ!シッ!ハアッ!」

 「・・・・・。」ジー

 用心棒「フン。・・・何をしている?」

 「あ、あわわ。」

 用心棒「・・・出てこい!」ズイ

 ?「ひゃあ~。」ガクブル

 ?「そこまでよ!」

 用心棒「ン?・・・そこまで、と言われてもな。お前たちはだれだ。」

 電「電はいなずまなのです・・・。」ガクガク

 暁「暁よ!」ガクガク

 用心棒「・・・。」ニヤリ

 用心棒「・・・どうした?震えてるじゃないか。さあ、何をされたんだ?言ってごらん?」ニタニタ

 暁「(に、人間の殺気じゃあない・・・!)」ガクブル

 電「(なのです・・・。)」ガクブル

 用心棒「・・・どうしたんだい?まさか、何か言えないことでも?」ゴゴゴゴゴゴ

 暁「い、電の様子を見に来ただけよ!あんたを観察しに行くって言ってたから。」ガクブル

 用心棒「・・・本当かな?」ゴゴゴゴゴゴゴ

 電「あ、合ってるのです・・・。」ガクブル

 用心棒「・・・そうかい。」ズズズズズズズ

 電「あ、あの・・・。」ガクブル

 用心棒「・・・なんだい?」ズズズズズズズ

 電「い、痛いのは、いやなのです・・・。」ガクブル

 用心棒「・・・何を言ってるんだい?」スウー

 電「へ・・・・?」ピタッ

 暁「え・・・?」ピタッ

 用心棒「・・・別に怒ってやしないし、叱りつけたり、殴ったりすることもない。」

 電「お、怒ってないのです?」

 用心棒「・・・同じことを二度言わせるなよ。」

 電「よ、よかったのです。」

 用心棒「・・・ではな。」

 暁「あ、ちょ、ちょっと!」

 用心棒「・・・なんだ?」

 暁「提督が呼んでたわよ。」

 用心棒「・・・そうかい。」

 



 ノックノック

 

 用心棒「・・・入るぞ。」

 「はいよ。」

 

 ギィ・・・

 

 提督「よう。」

 用心棒「・・・何の用だ?」

 提督「いや、それがな?あのー・・・、お前と勝負させろってうるさいのがいてな?これが―――。」

 「おい!提督!アイツは来たのか!?」ドンドン!!

 提督「・・・。」

 用心棒「・・・。」

 「オイ!聞いてんのか!」ドンドン!!

 提督「・・・。悪い奴じゃあないんだが、少しばかり血気に逸るところがあってな。開けてやってくれ。」ハア

 用心棒「・・・。」ガチャ

 ??「おっ、やっとあけやがったか。あん?・・・へッ。こんなヒョロヒョロの奴でここを護れんのか!?」

 提督「おい、あまり喧嘩腰になるな、天龍。」

 天龍「うるせえ!俺はこんなぽっと出の奴にここを任せられねえんだよ!」

 提督「・・・はあ。用心棒、相手してやってくれるか?」

 用心棒「・・・用意しておけよ。」

 提督「わかってるよ。」

 天龍「行くぞ!ついてこい!」

 






 天龍「うらぁ!オラァ!どうした!?守るだけか!?」ブン!ブン!

 用心棒「・・・。(めんどくさい・・・。)」

 天龍「オラァ!どうした!?本気出してみろよ!?」

 用心棒「・・・。」ピタッ

 天龍「お?」ピタッ

 用心棒「・・・・。」ゴゴ、ゴゴゴ、ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!

 天龍「!!」ゾワア

 用心棒「・・・。」ドドドドドドドドドドドドドド!!

 天龍「・・・!(ッ!人間じゃあねえ!この気配!バ、バケモンだ・・・!)」

 用心棒「・・・・。」スウ

 天龍「(!きやがる!)」

 用心棒「キィエエエエエエエエェェェェェェッ!!!」ビリビリビリビリッ!!!

 天龍「うわあああっ!」

 


ドギャーン!!!



 天龍「」チーン

 用心棒「・・・。」フシュー

 

 ダダダダダダダダダダダダダ!!!!!!

 

 バアーン!!!


 ??「何事!?」

 用心棒「・・・誰だ。」

 龍田「軽巡洋艦、天龍型2番艦の龍田よ!どうしたの!?」

 用心棒「・・・いや、なんでもない。ただ、少し大声を出しただけだ。」

 龍田「大声ってレベルじゃあなかったけれど・・・。って、天龍ちゃん!大丈夫!?」

 天龍「」ウーン

 龍田「よかった・・・!生きてるわ・・・!」ホッ

 用心棒「・・・そのようだ。」ノゾキコミ

 龍田「そのようだ、って、あなたねぇ、少しは加減を・・・。」ジトー

 用心棒「い、いや。俺はこれでも十分に手加減を・・・。」アセアセ

 龍田「それでも――」

 用心棒「いやいや、実はカクカクシカジカ――。」

 龍田「――シカクイムーブなのねぇ~。よくわかったわぁ~。」

 

 バアン!!!


 ??「オイ!なんだ、今の声は!」

 用心棒「・・・誰だ。」

 長門「長門型のネームシップ、長門だ!それよりも、なんだ今のは!」

 用心棒「・・・私だ。少しばかり気合を入れようと思ってな。」

 長門「気合を入れるで済むレベルの声ではなかったがな。・・・うん!?オイ、どうした!天龍、龍田!」

 龍田「あらぁ~、長門さん。ごめんなさいねぇ~、ちょっと天龍ちゃんが暴走しちゃったみたいでぇ~。」

 長門「む、そういう事なのか・・・。ハア、まあいい。次からはあまり大きな声を出さないでくれよ。駆逐艦が怖がる。」

 用心棒「・・・駆逐艦・・・、あのちび達か。わかった、善処する。」

 長門「くれぐれも頼むぞ!では、私は失礼する!」タッタッタ・・・・


 ガチャ・・・・・

 バタン!


 用心棒「・・・苦労人め。長生きしろ。」ヤサシイメ

 龍田「あんまりそういうこと言っちゃだめよぉ~?」

 天龍「う~ん・・・。」

 龍田「あらぁ~、天龍ちゃん、やっと起きたわぁ~。」

 天龍「ん・・・。お、龍田。アイツ、どうしてる・・・?」

 龍田「天龍ちゃんの目の前にいるわよぉ~。天龍ちゃん、見事に負けちゃったわねぇ~。」

 天龍「まだ負けてねぇ!ッ!アツツ・・・・。」

 龍田「負けてんじゃあないのぉ~。おとなしくしないとぉ~、骨が折れちゃうわよぉ~?」

 天龍「くそ~。認めたくねえが、俺の負けだ・・・。あんたなら、ここを護れるさ。」

 用心棒「・・・そうかい。そいつは良かった。俺の仕事ぶりが認められたってことだな。」

 天龍「くそ~。」

 





 提督「天龍はどうだった?」

 用心棒「・・・この鎮守府のことを第一に考えているし、負けたからと言って負け惜しみを言うこともない。まあ、いいやつだな。」

 提督「そうだろうね。」クス

 用心棒「・・・笑いたくなる気持ちはわかる。」

 

 ノックノック

 

 ??「提督、入ります。」

 提督「ああ、入って。」

 大和「失礼します。―あら、いらしてたんですね。ちょうどよかった。」

 用心棒「・・・俺か。」

 大和「ええ。」

 提督「大和、自己紹介。」

 大和「あら、ごめんなさい。―コホン、大和型戦艦一番艦、大和です。今日はあなたに用があるんです。」

 用心棒「・・・さっきのとは大違いだな。」シミジミ

 大和「?どういうことですか?」

 提督「いや、こっちの話。」

 用心棒「・・・それで、用向きはなんだ。」

 大和「ああ、そうそう。実は、あなたと手合わせをしたかったのです。」

 用心棒「・・・そうかい。」

 提督「・・・用意しとくよ。」

 用心棒「・・・ならいい。行くぞ。」

 大和「はい。」


 ガチャ・・・ 

 バン!・・・


 提督「大丈夫かなあ、大和。」

 


 大和「・・・。」スタスタ

 用心棒「・・・。」スタスタ

 大和「・・・。」スタスタ

 用心棒「・・・?おい、武道場はこっちだぞ。」

 大和「ああ、陸戦じゃあないんですよ。」

 用心棒「・・・なるほど。」スタスタ

 大和「そういう事です。」スタスタ

 用心棒「・・・。」スタスタ

 大和「・・・。」スタスタ



 ―――演習場―――


 大和「では、思う存分やりましょうか。」ガシャンッ!

 用心棒「・・・いいのか?」カチャカチャ

 大和「何がでしょう。」ガシャガシャ

 用心棒「・・・お前の火力は馬鹿にならないと聞く。当然、俺も本気を出さざるを得ないわけだが。」

 大和「無問題ですよ。そのためなんですから。」

 用心棒「・・・?」

 大和「私は、あなたに本気を出してほしいのです。私だけでなく、みんなもですか。みんながあなたの本気を見たがっているのです。」

 用心棒「・・・そうかい。なら、少し強くいくとしよう・・・!!!!」ドドドドドドドドドドドッ!!!!

 大和「・・・!!!!!(こ、これが、この人間の出す殺気ですか・・・!!!!まるで深海棲艦!いや、それ以上の何かです・・・!)」

 用心棒?「行くぞ。」

 

 ゴアッ!!!!


 大和「ッ!(一瞬で目の前へ!?)」

 用心棒?「・・・。」ギロッ


 ブンッ!!!!

 

 大和「ッ!?」ガアンッ!!!!!

 用心棒?「チッ・・・。」ググググググッ!

 

 ヒュッ!!!!

 

 大和「(消えた!?いや、それよりも・・・。)」

 大和「・・・。」ビリビリ

 大和「(艤装で防いだは良いものの、打たれた所が強烈にしびれるわ・・・!!それに、その艤装も・・・。)」

 艤装「」

 大和「(だめね・・・。もう使い物にはならない・・・!)」

 艤装「スマネエ、ジョウチャン。」

 

 斬ッ!!!!


 艤装「グハアッ!」

 大和「な、何故・・・!」

 用心棒?「必要なかろう。そんなお荷物を背負っていても鈍重になるだけだ。」

 大和「クッ・・・!」

 用心棒?「次だ。」

 

 ビュッ!!!!


 大和「ッ!?(まだ早くなるの!?一体、どんな体してるのよ・・・!)」

 大和「!(つ、次は・・・い、一体、どこから来るの・・・!?)」ハア、ハア

大和「 後ろ?右?左?それとも前?わからない・・!いったいどこへ消えたの・・・!?)」ズズズズズズ

 大和「!」ハッ

 大和「そう・・・。そんなところにいるのね。」

 

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


 バアーン!

 用心棒?「・・・・。」ヤマトノギソウノウエニイル

 

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


 大和「・・・?何をしているの・・?早く、とどめを刺したら・・・?」

 用心棒「・・・止そう。もう決着はついた。」スタッ

 大和「な、何を言っているの!?まだ、最後の一撃が――。」

 用心棒「死にたいのか?」ギラッ

 大和「・・・ッ!い、いえ。何でも、ありません・・・。」

 用心棒「・・・。」スタスタ

 大和「・・・・。」ボー

 

 

 

 提督「お帰り。どうだった?大和の手腕は。」

 用心棒「・・・まあ、まあだ。経験不足による動揺が大きすぎる。」

 用心棒「それに、その場その場での最善の一手を見極める能力がそこまで成長していない。深海棲艦と戦うだけなら、そこまで問題じゃあないが、土壇場で力を発揮できないタイプかもな。」

 提督「そうか・・・。」ムムム

 用心棒「・・・もういいか?いいなら、俺は見回りに行くぞ。」

 提督「ああ・・・。」ウームム

 用心棒「・・・・。」ハア

 用心棒「・・・まあ、いい。別途料金、通常料金合わせて計四十万。二十五日には振り込んでおけよ。」

 提督「ああ・・・。」

 用心棒「・・・・。」

 

 ガチャ・・・

 パタン・・・・

 

 提督「大丈夫かなあ・・・・、大和・・・。」ムムム

 

 

 

 ――――――――大和型の部屋――――――――

 

 大和「ハア・・・・。」ズーン

 武蔵「ずいぶん陰気くさいな。何があった?」ニガワライ

 大和「いえ・・・・。ただ、少し・・・ね・・・。」ズーン

 武蔵「例の用心棒にコテンパンにやられたか?」つ旦

 大和「どうして知ってるの!?」ガタッ、バシャア

 武蔵「ど、どうしても何も、あれだけ派手な音を出して落ち込んで帰ってきたら普通そうだと思うだろう!?」アヅイ!

 大和「そ、それもそうね。ごめんなさい・・・。」ニジュウノイミデ

 武蔵「いやいや、気にもとめん。」

 大和「・・・(不覚・・・。負けたこともそうだけれど、何よりも相手を過小評価して驕りあがっていた私が情けない・・・!)」

 大和「・・・(そういえば、あの人、こんなことも言っていたわね。)」

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 用心棒「・・・大和、とか言ったな。」

 大和「どうかなさいましたか?」

 用心棒「・・・お前、ずいぶん簡単に人に背中を見せるな。俺ならそんなことはできんぞ。」

 大和「・・・・?」

 用心棒「・・・ただのバカなのか、それともよほどの自信家なのか。なんにせよ初対面の相手に背を向けるのは、やめておいた方がいいぞ。背を向けるにしても、死角には常に注意を張るようにしておけ。」

 大和「・・・?はあ、有難うございます・・・?」

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 大和「・・・(思えば、あのとき、あの人は相当な量の情報をくれていたのね・・・。゙敵に背を向けるな゙、なんて、当然のことを、いまさら思い出すなんてね・・・。)」

 大和「・・・(はあ、私ってホントダメ・・・。みんなより性能がいいからって、天狗になってたのかも・・・。)

 大和「・・・(いや、違うわ!)」ブンブン

 大和「・・・(ここで自信を無くしてはダメよ大和!次から、いえ、今から変えればいいだけの話・・・!)」キリッ

 大和「・・・(頑張らなきゃ・・・!)

 武蔵「おっ、持ち直したか。さすが、立ち直りが早いな。」

 大和「ええ、もう大丈夫よ!頑張るわ!」

 武蔵「ふふふ、それでこそ、私の姉だ!」

 



 

 用心棒「・・・・。」

 用心棒「・・・フン。」フッ

 

 

 

 

 

 



 翌日


 伊勢「おはよう、提督!さっさとおきなよ!」

 提督「むう、伊勢~、あと五分だけ勘弁して・・・。」モゾモゾ

 伊勢「何言ってんのさ・・・。鎮守府の長がそれじゃ、話になんないでしょっ!」ガバッ

 提督「うぬぅ~。」

 伊勢「ほら、さっさと着替える!用心棒なんか寝ないで見回りしてくれてんだよ?」

 提督「へいへい。」


 ガサガサ・・・


 ガチャ・・・

 バタン!・・・






 ??「テートクー!おはようございマース!」ダキツキ

 提督「ああ、金剛。おはようさん。暑いからはなれてくれ。」グググ

 用心棒「・・・誰だ?」ヒョイ

 提督「うわっ!なんだ、用心棒か・・。驚かさんでくれ。」

 用心棒「・・・悪いな。」

 提督「それで、ええと。金剛、自己紹介。」

 金剛「英国で生まれた帰国子女の金剛デース!ヨロシクオネガイシマース!」

 用心棒「・・・(英国生まれの金剛というと・・・、ああ、金剛婆さん。)ああ、よろしく頼む。」

 金剛「む~、いますっごく失礼なこと言われた気がしマース。」プックリ

 用心棒「・・・さあな。」

 提督「それで、金剛はこれから朝食かな?」

 金剛「YES!よかったら提督もご一緒しませんカ~?」

 提督「あ、ああ。えーと。」

 伊勢「・・・。」凄味のある笑み

 提督「この通りなので、悪いね。」ヒヤアセ

 金剛「む~、それは仕方ないデース・・・。また今度ネ。」

 用心棒「・・・なら俺が同席してもいいか?」

 金剛「ナゼデショウ?」

 用心棒「・・・これまであった奴とはそれなりに拳を交えたので、ある程度はわかったが、俺も朝っぱらからドンパチやるのは嫌なのでな。お前たちに関する情報を収集したい。」

 金剛「包み隠さず言いマスネ・・・。」

 用心棒「・・・隠したところで意味がないからな。」

 金剛「良いデショウ!特別ですヨ?」

 用心棒「・・・そいつはありがたいや。」





 食堂


 提督「結構いるな。」

 伊勢「あ、提督!あそこ、空いてるよ!」

 提督「お、そうだな。そこでいいか。」


 ??「おねーさまー!こっちですよー!」

 金剛「比叡!そこに居ましたカー!ホラ、こっちデスヨ。」

 用心棒「・・・ああ。」

 ??「あれ?お姉さま、そちらの方は・・・・。」

 金剛「Oh、榛名!こっちは例の用心棒デース。皆、自己紹介してくだサーイ。」

 比叡「金剛お姉さまの妹分、比叡です。経験を積んで、少しでもお姉さまに近づきたいです。」

 榛名「高速の巡洋戦艦、榛名です。あなたが用心棒なのね?よろしくお願い致します。」

 霧島「マイク音量大丈夫・・・?チェック、1、2・・・・・。良し。初めまして、私、霧島です。」

 金剛「この四人でコンゴウ・クラスbattleshipデース!ヨロシクオネガイシマース!」

 用心棒「・・・ああ。俺は、すでに聞き及んでるだろうが、用心棒だ。本名は別にある。お前たちみたいな主要の艦娘が出払っている間、もしくは夜間の警備を担当をしている。よろしく頼むぞ。」

 金剛「ハーイ!」

 比叡「では、私は朝食をもらってきますね!お姉さまは何がいいですか?」

 金剛「Oh!いいんデスカー?じゃあ、Aセットをオネガイシマース!」

 用心棒「・・・ああ、俺も行こう。」ガタッ

 金剛「ダメデース。」ガシッ

 用心棒「・・・なぜだ?」

 金剛「あなたは、私たちについて知りたいと言いマシタ。だったら、あんまり無駄な時間は使いたくないデース。」

 用心棒「・・・。・・・わかった。」ストッ

 金剛「よかったデース!」

 用心棒「・・・(さっきのコイツの目・・・。明らかに発言とは異なる意図があるだろうな。)」

 用心棒「・・・(おそらく、自分よりも抜け目が多い妹たちに、出会ってまだ間もない男に余計な情報を流させないため・・・。)

 用心棒「・・・(何より、妹たちを守るためだろう。)」

 用心棒「・・・(抜け目ないだけでなく、妹まで守る。両方やるってのはなかなかできることじゃあないが、さすがは年の功ってところか。)」

 金剛「そういえば、用心棒の本名ってなんていうんですカ?」

 用心棒「・・・誰にも教えない。たとえ、俺が信用できる、と確信した相手にも、教えることはない。」

 金剛「そうなんですカ・・・。」

 用心棒「・・・ただ、教えるとするなら・・・。そうだな、俺が死ぬ時か相手が死ぬときぐらいの話だろうな。」

 金剛「・・・。」

 用心棒「・・・なぜそんなことを聞くんだ?」

 金剛「ちゃんとした名前を知っていた方が、会話になりやすいと思ったんですガ・・・。あんまり心を許してくれないみたいデス。」

 用心棒「・・・そういえば、お前たちのような、艦娘について、少し小耳にはさんだことがあるんだが。」

 金剛「なんデショウ?」

 用心棒「・・・もしかすると、こいつは機密情報かもしれんのだがな。君たち艦娘はもともと人間だったってのは本当かい?」

 金剛「・・・ほかの人はどうか知りまセン。ただ・・・・。」

 用心棒「・・・ただ、なんだ?」

 金剛「・・・。」キョロキョロ

 金剛「少なくとも、私はそうデス。私の本名は、金村 菫と言いマス。これは姉妹にもナイショ、デスけどネ。」コゴエ

 用心棒「・・・ほう・・・。」

 金剛「それで、あなたはなんというんですカ?私だけ、というのは不公平じゃないですカ?」

 用心棒「・・・フン。まんまとはめられたわけだ。仕方あるまい。」

 金剛「フフン。」ムフー

 用心棒「・・・まあ、名前は教えられないが、ちょっとしたことは教えてやろう。」

 金剛「なんデス?」

 用心棒「・・・俺がそれなりに見込んだ奴にしか教えない情報だ。」ォオォオ・・・

 金剛「・・・。」ゴクリ

 

 用心棒「・・・俺はな—―――。」


 





~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 金剛「彼にあんな秘密があるとは知らなかったデス。」

 提督「だろうね。用心棒は秘密が多いから。」

 金剛「それにしても、案外簡単にしゃべってくれマシタ。」

 提督「君の持つ魅力のおかげじゃあないか?」

 金剛「テートクー、そういう褒め言葉もいいけどサー、私としては、もっとムーディーなところで言ってほしかったデース。」ムー

 提督「ははは。悪いね、無粋で。」

 金剛「まあ、いいですケド。」

 提督「はっはっは。」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 






 用心棒「・・・・。」スタスタ

  

 ピーンポーン・・・


 用心棒「・・・。」ピタッ

 アナウンス『金剛型の四名と長門、用心棒は直ちに集合せよ。』

 

 ピーンポーン・・・


 用心棒「・・・・。」スタスタ






 ノックノック


 提督「どうぞ。」

 

 ガチャ・・・

 バン!・・・


 提督「やあ、来たね。」

 用心棒「・・・俺以外は集まってたらしいな。」

 提督「そうだ。」

 長門「遅いぞ。」

 用心棒「・・・悪いな。苦労人。」

 長門「苦労人?私の事か?」

 用心棒「・・・わからんなら、いい。」

 長門「・・・・?」

 提督「いいか?」

 用心棒「・・・ああ。」

 提督「えー、コホン、これより、諸君に出撃を命じる。出撃箇所は、北方海域全域である。諸君の健闘に期待する。以上。」

 用心棒「・・・。」

 提督「質問はないか?」

 長門「作戦などはどうする?」

 提督「諸君に任せる。」

 長門「それは、我々の自由ということでいいのか?」

 提督「ああ。それと、旗艦は用心棒だ。解散。」









 長門「用心棒!」

 用心棒「・・・なんだ?」

 長門「三十分後に会議室に集合してくれ、打ち合わせをする。」

 用心棒「・・・わかった。」

 



 ガチャ・・・

 バン!・・・


 長門「・・・。提督。」

 提督「なんだい?」

 長門「用心棒は引っかかるでしょうか。」

 提督「たぶん引っかかるよ。」

 長門「なぜ?」

 提督「用心棒は、前に一度、俺の人を見る目は確かだといったんだ。そんな彼が、金剛に少しだけ心を許した。これがどういう事かわかるね?」

 長門「しかし、あまりにも急すぎませんか?」

 提督「そうだとは思うけどね。向こうが早くしろ早くしろってうるさいんだよ。」

 長門「そうですか・・・。」

 提督「うまい事やってくれ。頼むよ。」

 長門「承知しました。」

 提督「頼むよ。」








 用心棒「・・・。」

 

 ガチャ・・・・

 バン!・・・・


 用心棒「・・・そろってるらしいな。」

 長門「ああ。」

 用心棒「・・・なら、始めよう。」

 長門「進行は私に任せてもらおう。」 

 金剛「ハーイ!」

 長門「なんだ、金剛。」

 金剛「指揮系統はどうしまショウ?」

 長門「そうだな。では・・・。」

 用心棒「・・・俺に意見がある。」

 長門「なんだ?」

 用心棒「・・・旗艦は俺という話だったが、まず、指揮系統を三つに分ける。」

 長門「ふむ。」

 用心棒「金剛、霧島の迫撃隊、長門、比叡、榛名の支援撃隊、そして、俺一人の偵察、遊撃隊でどうだろう。」

 長門「その心は?」

 用心棒「・・・俺が偵察をした後、迫撃隊が近距離で撃ち合い、支援撃隊が弾着観測射撃による支援攻撃、そして、俺が敵の背後をつく。」

 長門「つまり、我々戦艦より隠密性に優れる用心棒が、我々が敵を引き付ける間に敵を撹乱し、その不意を突かれた隙を狙って強烈な一撃をたたきこめ、と?」

 用心棒「・・・そうだ。」

 長門「ふむ、悪くないな。」

 金剛「デモ、だめデース。」

 用心棒「・・・なぜだ?」

 榛名「基本は集団戦術ですから。」

 長門「それに、お前の隠密能力がどの程度かまだはっきりしていないからな。安心して任せられないんだ。」

 長門「聞いているか?用心棒・・・。用心棒?」

 長門「おい、どこへいった?」

 

 用心棒「・・・ここだ。」

 長門「うわっ!」

 金剛「いつの間に・・・。」

 用心棒「・・・これで文句ないか。」

 長門「ああ・・・。」

 榛名「しかし、あなた一人で大丈夫なんでしょうか。」

 用心棒「・・・問題ない。」

 榛名「うーん・・。」

 霧島「私としては、組み合わせが少々気になりますが。」

 用心棒「・・・迫撃隊には行動力のある、不測の事態に対応できそうなのを起用した。支援撃隊には冷静に判断できる者と、指揮に対し忠実に対応できる者を選んだ。」

 霧島「それは、どういう判断基準ですか?」

 用心棒「・・・俺の独断だ。」

 霧島「それでは・・・。」

 用心棒「・・・ま、あくまで意見だからな。別に、その通りにせよとは言ってない。」

 長門「・・・ふむ。」

 金剛「なら、こうしまショウ。用心棒の意見を取り入れ、そして、榛名の集団戦術を織り交ぜる形になりマス。」

 用心棒「・・・なんだ。」

 金剛「まず、用心棒の言う迫撃隊、仮に近戦隊としましょうカ、そのメンバーは今のままでオーケーだと思いマス。用心棒の評価は間違ってマセン。それで、次からが変更なのですガ・・・。」

 用心棒「・・・榛名を俺の隊に入れるか?」

 金剛「そうデス。それでバランスは取れマス。」

 用心棒「・・・フン。」フッ

 金剛「・・・なんデス?」

 用心棒「・・・いや、それでバランスが取れたらよかったな、と思ってな。」

 長門「・・・どういう意味だ・・・?」

 用心棒「・・・別に。どう取るかは自由だ。俺はそれでも問題ない。だが・・・。」

 金剛「なんデス?」

 用心棒「・・・榛名が俺の速度についてこれるか心配だな。」

 榛名「どういうことでしょう。」

 用心棒「・・・榛名の最大速力は30、5ノットで、つまり時速約60㎞だ。そして、俺の最大速度は秒速約300㎞、つまり、時速約1,080,000。この時点で1,800倍の開きがある。」

 金剛「マッハ90オーバー!?」

 用心棒「・・・これが、リミッターを外さない時の最大速力だ。リミッターを外すと、これが五倍に跳ね上がる。つまり、時速5,400,000㎞、マッハ450オーバー。」

 金剛「人間じゃないデース・・・。」

 長門「確かにその数値にも驚きだが、リミッターを外すとはどういうことだ?」

 用心棒「・・・俺はな、自分で自分のリミッターを外して、普段は出せない力を出すことができる。たとえば、パワーだけでいえば、通常時の俺は東京スカイツリーを粉砕するぐらいのことができる。」

 金剛「もう驚かないデース・・・。」

 用心棒「・・・そして、リミッターを外した時なんだが・・・。」

 長門「・・・。」ゴクリ

 用心棒「・・・まあ、全力で拳を振るったときに富士山を丸ごと破壊するぐらいのパワーが出ると思っていてくれ。試したことはないがな。」

 榛名「富士山を丸ごと・・・ですか・・・。」

 比叡「ひえー。すごいですねー・・・。」

 長門「・・・それは、どのくらいの威力なんだろうか。」

 用心棒「・・・ない頭をひねって考えてみろ、史実にある大和の主砲、45口径46cm砲が、富士山の一角に穴をあける程度だと考えればわかりやすかろう。もっと言えば、史実の戦艦長門は、全長224、94m、最大幅34、59mだ。そして、最も高いところで、海面から40mらしいから、それで計算すると。」

 霧島「えーと、少し待って下さいね。」

 用心棒「・・・面倒だから答えを言うぞ。311,226、8㎥だ。つまり、約0、31㎦勿論、その縦、横、高さの直方体の場合だがな。当然誤差はある。だが、まあ、その程度と思っておけばいい。そして、富士山の標高は。」

 榛名「3,776メートルですね。」

 用心棒「・・・そう。そして直径が約1,200㎢なので、体積は、1,400㎦だ。つまり、俺の拳一発で史実の長門が約4,500隻吹き飛ぶことになる。」

 長門「つまり、どうあっても本気になったお前には勝てないという事か。」

 用心棒「・・・自分でも人間じゃあないと思うがね。まあ、その気になれば地球わりなんてこともできるかもな。まあ、もっとも、それにはツァーリ・ボンバ千兆個ほどのパワーが必要になるのだがな。」

 榛名「頭が痛くなってきました・・・。」クラ

 用心棒「・・・まあ、この話はここまでにしようか。」

 長門「そうだな。ええと、何の話だったか・・・。」グラグラ

 用心棒「・・・榛名が俺の速度についてこれるかという話だ。」

 榛名「むりですね。」

 用心棒「・・・だろう。だったら、偵察、遊撃隊は俺一人でやった方が効率的だ。そうは思わんか?」

 長門「たしかに、それほどに絶望的な差があれば、用心棒一人でも問題ないだろう。しかし、それほどなら、別にお前一人でもよいのではと思ったが・・・。」

 用心棒「・・・まあ、その辺りはな。」

 用心棒「・・・(いや、それは違う。)

 用心棒「(そもそも、試す必要がない。)」

 用心棒「(さっき俺が言ったことは、全て事実に基づくことであり、データだってとってある。)」

 用心棒「(それば海軍゙に提出したものだ。提督が知らんはあり得ない。)」 

 用心棒「(怪しいな・・・。)」

 長門「――――それでは、その案で―――――。おい、用心棒。聞いてるか?」

 用心棒「・・・ああ、聞いている。」

 長門「では、用心棒の案を採用することにする。いいな。」

 金剛型「「「「はい!(イエース!)」」」」

 用心棒「・・・承知した。」

 長門「では、この後一時間後に集合すること。解散!」

 





 用心棒「・・・。」ガサガサ

 用心棒「・・・ないのか。」

 用心棒「・・・(自分で持ち上げるわけじゃあないが、俺は海軍にとって要注意人物だ。)

 用心棒「(資料でもあってもいいものだと思ったが。)」

 

 コツ・・・・コツ・・・・


 用心棒「(!)」!

 

 バッ!!


 提督「あれえ、誰か入ったかな。」

 提督「ム!」

 提督「資料の皺が少し変わっている・・・。誰か触ったな。」

 用心棒「・・・・。」ジー←天井裏にいる

 提督「やれやれ、これじゃあアイツの資料も見られたかな。」

 用心棒「(!)」

 

 つ用心棒の資料


 用心棒「・・・(あれは俺の資料だ。となると・・・。)」

 用心棒「・・・。」

 

 










 一時間後―

 長門「やっと来たか。遅いぞ。」

 用心棒「・・・時間通りだが。」

 長門「それはそうだが。」

 金剛「ヘーイナガト!そろそろ出発しまショー!」

 長門「ああ、そうしようか。」

 長門「旗艦。頼む。」

 用心棒「・・・ああ。」

  



 用心棒「・・・出撃する。」








 北方海域―

 用心棒「・・・妙だな。」

 金剛「どうしましたカー?」

 用心棒「・・・鎮守府を出てずいぶん経つが、いまだに一度も敵に合わない。」

 長門「お前が偵察ついでに消している物だと思ったが。」

 用心棒「・・・そんな面倒なことはしない。そもそも、俺はお前たちの集団から離れたことがないだろう。」

 長門「む、それもそうか・・・。」

 榛名「それだと、なぜ敵がいないと分かるんですか?」

 用心棒「・・・一切、殺気の音が聞こえないんだ。」

 比叡「殺気の音・・・ですか?」

 用心棒「・・・ああ。俺は今まで何度も深海棲艦と戦ってきたが、そのどんな時も、奴らは音でわかるほど殺気を放っていた。それがまったく感じられんのだ。」

 金剛「ちなみに、それはどれぐらいの距離でわかりますカ?」

 用心棒「・・・100㎞以内なら聞こえる。」

 長門「それはおかしいな。」

 用心棒「・・・・・・。」

 金剛「どうしましたカ?」

 

 用心棒「・・・なあ――――。」


 用心棒「・・・もう、芝居はやめにしないか。」


 長門「どういうことだ・・・?」

 金剛型「「「「・・・?」」」」

 

 用心棒「・・・そうか、はっきりやらなきゃあわからんか。」

 

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


 長門「・・・・!!」

 金剛型「「「「・・・!!」」」」


 用心棒「・・・やはり、これの方が分かりやすいか。」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

 長門「・・・!総員、戦闘用意!」

 

 ガチャッ!


 用心棒?「・・・今度は抜くぞ。」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


 シャンッ!


 チャキ・・・・


 「「「「「・・・・・」」」」」


 用心棒?「・・・。」


 バッ!


 長門「てぇーーーー!!」


 ガオンッ!ガオンッ!


 用心棒?「・・・。」


 ザンッ!ザンッ!


 長門「なっ・・・・!」

 金剛「呆けてる暇ないネー!次来るヨ!」


 用心棒?「・・・・。」


 フ・・・・


 長門「消えた!?」


 斬ッ!


 長門「え・・・・?」ボトリ


 ドポン・・・


 用心棒?「一人。」


 金剛「クッ!皆!気をつけ・・・・・て・・・・・。」ボー


 用心棒?「皆?これの事か?」


 比叡の首「」

 榛名の首「」

 霧島の首「」

 

 金剛「ああ・・・そんな・・・・!」


 用心棒「・・・お前に、言伝を頼んでおく。」










 提督「長門、比叡、榛名、霧島が゙死亡゙・・・金剛のみが生還・・・。用心棒は行方不明・・・。」

 提督「どうなってるんだ・・・。」


 ノックノック


 提督「ああ、入ってくれ。」

 

 ギィ・・・・

 

 金剛「・・・。」

 提督「ああ、金剛か・・・。」

 金剛「テイトク。思い出したことがあるんデス・・・。」

 提督「なんだい?」

 金剛「用心棒からの言伝デス。」


 金剛『契約不履行、および契約金の未払いがあったので、契約はこれにて打ち切りとする。』


 金剛「どういう事でショウ?」

 提督「・・・。」ヒヤアセ

 金剛「・・・テイトク?」

 提督「あ、ああ。なんでもな―――。」

 

 カンッ!


 提督「!」

 金剛「なんデショウ?」

 

 ガラガラ


 ヒュッ!

 

 金剛「危ない!」


 カン!


 提督「」

 金剛「テイトク、大丈夫ですカ?」

 提督「・・・あ、ああ。大丈夫だ、それよりも・・・。」

 金剛「矢文、デスネ。」

 提督「今頃こんなものを使う人も珍しいな。」

 

 『言伝は聞いたか。聞いたなら読むこと。

 

  契約、不履行の事。

          契約内容:一、期間の指定ナシ。

                 二、深海棲艦との戦闘のあるなしにかかわらず、毎月二十五日までには月々二十万の報酬を払う。

                 三、深海棲艦との戦闘以外で戦闘があった場合、別途料金十万を支払う。

                 四、雇い主は用心棒に対し一切の嘘をついてはならない。

                 五、上記のことが守られない場合、相応の処置をとる。

  以上。

  で、あるので、雇い主に対しての対応をこれより取らせていただく。

  遺言があれば、身近にいる者に伝えておけ。』


 提督「」ガクガク

 提督「ハッ!こ、金剛・・・?おーい、金剛。どこ行ったんだ・・・?」

 提督「おーい。誰もいないのかー・・・?」


 シー・・・・ン・・・

 

 提督「おー・・・・い・・・。」


 シー・・・・ン・・・・


 コツ・・・・・

 

 提督「!」バッ

 提督「あ、・・・・ああ・・・・。」


 死神「・・・。」

 

 提督「そうか・・・。ダメなのか・・・。」

 用心棒「・・・金剛は、一足先に行っているぞ。」

 提督「そうか・・・・。」

 用心棒「・・・今まで、都合よく使っていた分、愛してやるんだな。」

 提督「そうだな・・・・。」フッ

 用心棒「・・・じゃあな。」

 

 ザシュッ!



 『――――本日未明、○○鎮守府の提督が、何者かによって殺害されているのが、同鎮守府に所属する艦娘によって発見されました。』

 『提督の私室には遺書が用意されており、そこには、「済まなかった。」と書かれており、それが誰にあてたものかは分かりません。』

 『―次のニュースです。深海棲艦の動きが異様に活発になっており――――。』



 艦


後書き

これに出てくる計算は全て不確かなものです。うのみにしないように。
なら何でやったんだ・・・。
完結済みです。早いうちに続編(番外編というか外伝というか。)を投下します。
たのしみなやつは楽しみにしてろォ!
ありがとうございました。
※用心棒はFF10のヨウジンボウをイメージしなされ。知らない人はggって下しあ。





解説:ヒント一・用心棒は様々な人物を護衛しています。その中には、よその提督も含まれる事でしょう。つまり、襲撃した深海棲艦からすれば、厄介極まりないのです。
    二・この鎮守府は精鋭ぞろいです。それは主力艦隊だけの事でしょうか?それは否です。ここでは、鎮守府全体が精鋭という解釈で通します。ここから連想されることは、深海棲艦からの襲撃があったとしても問題はないという事です。
では、なぜ用心棒を雇うのか?
    三・提督は嘘をつかないと豪語しますが、それは嘘です。ですが、゙共謀しでの゙演技゙ぐらいはするでしょう。つまり、伊勢、叢雲との会話は・・・・?
    四・提督は、用心棒に関しての資料を隠しているようでした。それはつまり、だれかに見られたくないものが書かれているという事でしょう。さて、それはなんでしょうか・・・。
    五・用心棒はとても用心深いのです。誰に対しても常に警戒しています。つまりどこに何が仕掛けられているかはわかりません。つまり、提督たちは、゙聞かれたくない内容の会話゙をするときはかなり警戒しなければなりません。それに、いつでも用心棒に聞かれている可能性があるということは、少しも怪しまれてはならないのです。
    
    これらのことに注意してもう一度読み返してみると、作者が考えたことがわかるかもしれません。答えも一応載せておきます。






答え:鎮守府全体が裏切り者。




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2018-10-11 19:59:08

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2018-08-25 22:23:16

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2018-08-21 17:43:33

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1: SS好きの名無しさん 2018-10-05 00:52:25 ID: RGcBLj6m

え?
なんで提督達が殺されたんですか?

2: 那須野平原 2018-10-11 18:30:59 ID: Ide3c5Be

解説追加しときますな^^

-: - 2018-10-11 20:01:38 ID: -

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4: SS好きの名無しさん 2018-11-05 00:40:28 ID: S:KvSq1m

ありがとうございます!
わかりやすかったです!


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-: - 2018-10-11 20:00:04 ID: -

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