真姫ちゃんの家

ほのか「それでなんでほのかが呼ばれたの？」

真姫「それはね... あなたを共犯者にするためよ」

ほのか「へぇー じゃあ帰るね」

真姫「待ちなさい！！！」

ほのか「えー」

真姫「これを飲ませればみんなのあられもない姿が見れるわよ」

ほのか「あられもない姿？」

真姫「そう、これを飲んだものは子供のように純粋で可愛くなるのよ！！！ にこちゃんﾊｧﾊｧ」

ほのか「ｷﾓﾁﾜﾙｲ」ｶﾐｸﾙｸﾙ

真姫「それであなたには薬をみんなに飲ませて貰いたいのよ」

ほのか「まさかのスルー！？ まきちゃん流石だね...」

真姫「私は自分に都合いいことしか聞こえないわ」

ほのか「うわぁ すごいね」

真姫「ﾃﾞｼｮー」

ほのか「褒めてないんけどね」

真姫「......」

真姫「それでね、あなたに飲ませて欲しいのよ、もちろん私も協力するわ！」

ほのか「強引に話を戻したね」

ほのか「副作用とか大丈夫なの？ しっかり元に戻る？」

真姫「実験で親に飲ませて幼児化に成功したわ！！ 普通に戻ったし、その間の記憶もなく大丈夫だったわ！！ 育児は大変だったけどね」

ほのか（育児というか介護ではというのは言わないでおこう）

ほのか「へぇー」

真姫「もし断ったら、あなたにひどいをするわよー！！ﾋﾋﾋ」

ほのか「わかった！じゃあ薬頂戴」

真姫「聞き分けいいわね！はい！ それじゃあそろそろ行くわよ！！」

ほのか「うん！」

ほのか「それで少し後ろ向いてくれない？」

真姫「なに？」ｸﾙ

ほのか「ちょうどそこに縄あったし、縛っとくね！！！！」 ｸﾙｸﾙ

真姫「ヴぇ！？」

ほのか「まきちゃんはこのままだとだいぶ犯罪者だから捕まえとくよ。 でも薬は気になるから実験してくるねー」

真姫「ちょ、ちょっと待って！！」

ほのか「じゃあねー 終わったら戻ってくるから！」

真姫「......」

ほのか「じゃあみんな集まってる屋上に行こう」

ﾄﾃﾄﾃ

ほのか「みんなのために仕込みのジュースも作ったし作戦はばっちりなはず！」

ﾊﾞﾝｯ

ほのか「遅れてごめーん、その代わりにジュース買ってきたよー」

にこ「遅いわよ！ みんな練習始めてるわよ！！」

ことり「まあ謝ってるんだし、許してあげようよー」

にこ「ことりに免じて許してあげるけど次はないわよー」

ほのか「うん！」

絵里「次は遅れないようにね、ジュースありがと」

ほのか「ごめんね！わかったー」

凛「ジュースありがとにゃー」

ほのか「全員分あるよー」

にこ「ありがと」

海未「ありがとうです」

希「ちょうど喉乾いてたんよーありがとなー」

ことり「ありがとー」

はなよ「ｱﾘｶﾞﾄｰ」

ｺﾞｸｺﾞｸ

ほのか「みんな飲んだねー？どうだった？」

海未「美味しかったですよ」

ほのか「それだけ？おかしいなー」

にこ「にーにーにー」

凛「にゃー あそびたいにゃー」

希「のんたんもあそぶー」

花陽「うぅ......」

絵里「はなよちゃん私とおままごとしよーよ」

はなよ「うん！！」

ことり「私もまぜてぇー」

海未「どういう状況ですか！？」

ほのか「きたー！」

海未「！？」

ほのか（でもなんでうみちゃんは... っうみちゃんのジュースに薬入れるの忘れてたみたい...）

海未「ほのかー！！！！ どういうことか説明してください！」

ほのか「な、なんかまきちゃんがこのジュース飲ませてみろって言ってきたから... よくわからない」ｳﾜﾒｽﾞｶｲ

海未「」ｽﾞｷｭｰﾝ

海未「なら仕方ないです、真姫ちには山頂アタックしてもらいます」

海未「これ、みんなが子供化してるみたいですね... 治るんでしょうか」

ほのか「そうだね！時間がたてば治るらしいよ！！」

海未「うん？ なんでほのかはそのことを知ってるんです？」

ほのか「スピリチュアルやね...」

海未「嘘ついてますでしょう！！！」

ほのか「ほのかが嘘ついてると思うの？」ｳﾜﾒｽﾞｶｲ

海未「思いません！」

ほのか（ちょろうみちゃん）

ほのか「みんなに話しかけてみようよー」

海未「ま、子供化したみんなは私も興味ありますしそうしましょう」

ほのか「なんだかんだノリノリだねー」

海未「そ、そんなことないですよ！？あっ絵里がなにかしてますね...」

ほのか「えりちゃんなにしてるのー？」

絵里「うーんとね、うーんとね、おままごと！！ ほのかもうみもやろ！！」

海未「え？わたしは...」

ほのか「うみちゃんいいじゃん 少しやろーよ」

海未「わかりました、少しですよ？」

絵里「わーい」

ほのか「可愛い、あのえりちゃんが、わーいだって！！！」

海未「可愛いですね」

ほのか「それでわたしはなんの役をやればいいのかな？」

絵里「ほのかはお父さんやってほしいのー」

海未「なら私がお母さんやります！！！」

絵里「お母さんはわたち！！」

海未「譲りたくありません！！」

ほのか「うみちゃんそこは譲ろうよ！！？」

海未「ほのかに言われたら仕方ないですね... わかりましたわたしはなにをやればいいですか？」

絵里「うーんとねうーんとね ...大統領？」

海未「大統領ですね！ ......って大統領！？」

ほのか「大統領頑張って！！！」

海未「は、はい」

ことり「わたちぃはすずめさんやるねー！！」

ほのか「ことりちゃんらしいねーいいよー」

ことり「やったー」

花陽「わたちはなにやればいいの？」

ほのか「自分で好きなものやればいいんじゃないかな？えりちゃんもそれでいいよね？」

絵里「うん！！」

花陽「ならごはんやるー」

ほのか「ご飯作る人？」

花陽「うんうん コシヒカリ！」

ほのか「まさかの米自体！？」

花陽「いや、でも」

ほのか「そうそう、考え直した方がいいと想うよ」

花陽「ならあきたこまちにするね！！！」

ほのか「結局米かよ！！」

花陽「ななつ星の方がいい？」

ほのか「なんでもいいと思うよ、でもお米自体はよくないかもしれないかな」

花陽「......うーんとね ならお米炊くのやる」

ほのか「お母さんがいいのかな？ でもえりちゃんとかぶっちゃうけど2人ともお母さんでも...」

花陽「違うよー 炊飯器やるの！！」

ほのか「まさかだよ！！！」

花陽「？」 ｸﾋﾞｶｼｹﾞ

ほのか「もう、可愛いからいいや」

絵里「もう初めていいー？」

ほのか「この状態ではじめるのか... でもいいよ」

絵里「お父さんおかえりー」

ほのか「ただいま」

絵里「ごはんにする？お風呂にする？それとも...」

ほのか「子供なのにこの言葉！？」

絵里「大統領？」

ほのか「どんな状況だよ！！！！」

絵里「ﾋﾞｸｯ」

ほのか「ごめんねー、怖がらせるつもりはなかったんだよ」

絵里「ゆるちてあげる」

ことり「ちゅんちゅん」

ほのか「可愛いねー」

海未「大統領であーる」

ほのか「うみちゃんは黙ってて」

うみ「はい」ｼｭﾝ

花陽「ぴーぴーそろそろご飯たけます...」

ほのか「はなよちゃん、そういえば炊飯器だったね！」

ことり「ブレイブバード！！！！」

ほのか「ことりちゃん！？どうしたの！？！？」

ことり「ちゅんちゅん」

ほのか「あれ幻聴？」

ことり「ゴッドバード！！」

ほのか「ことりちゃん！？」

ことり「ごめんねー やりたくなっちゃったー」

ほのか「そ、そういうもんなの！？べつに大丈夫だよ、このおままごと大統領いるレベルだし」

凛「私がヒーローやる！！！」

希「うちがやるの！！」

にこ「にこだもん！！」

ほのか「あっちはあっちで喧嘩し始めちゃった！」

ほのか「えりちゃん、少し凛ちゃんたちのところ行っていい？」

絵里「認められないわぁ」

ほのか「このあげる上げるからダメかな...？」

ほのか「大統領は置いていくから」

絵里「あめさんだーー！！！」ｷﾗｷﾗ

絵里「認めてあげるわぁ」

ほのか「ありがと！はいあーん」

絵里「あーん、いってらっちゃい」

ほのか「いってきまーす。うみちゃんよろしく！」

海未「はい、大統領を立派に努めます！」

ﾄﾃﾄﾃ

ほのか「りんちゃんたちけんかはダメだよー」

凛「だってだってヒーローはりんなのに！」

にこ「にこだもん！」

希「のんたん！！」

ほのか「みんなヒーローごっこやりたいんだよね？」

にこりんのぞ「うん」

ほのか「ならみんなヒーローすればいいよ、怪獣は私がやるから、それならいいでしょ？」

にこりんのぞ「うん！」

にこ「ならはじめるにこー」

にこ「みんなのヒーローにこにー戦隊 ピンク！」

りんのぞ「名前ダサい」

にこ「なんで！ 可愛いじゃない！にこにー戦隊」

凛「りんちゃん戦隊の方がいいよ！！」

希「のんたん戦隊がいいよ！！」

ほのか「ほらー喧嘩しない！！みんなばらばらの戦隊ってことにしよー」

にこりんのぞ「わかったー」

ほのか「ｶﾞｵｰｶﾞｵｰ」

にこ「にこにー戦隊、愛しのピンクにこー 」

凛「りんちゃん戦隊、燃えるレッドりん！！！ 」

希「のんたん戦隊、スピリチュアルパープルのんたん！！」

ほのか「来たな戦隊達、私を倒せるかなーｶﾞｵｰ」

にこ「まずはラブにこパンチ！！！」

ﾊﾞﾝ

ほのか「ｸﾞﾊｯ」

（あっ知能は子供だけど体は大人だﾔﾊﾞｲ）

希「スピリチュアル四の字固め」

ほのか「戦隊が四の字固め！？！？ そしてどこがスピリチュアル！？」

ほのか「ｲﾀﾀﾀﾀ ﾁｮｯﾄﾏｯﾃﾘｱﾙﾆ痛い」

凛「トドメは、りん！！！」

凛「飛び蹴り！！！！」

ほのか「ちょっちょ技名もストレートだしそれはやばい！！」

ｷﾞｬｱｱｱｱｱｱｱ

にこりんのぞ「いーえい」

にこ「りんのぞみなかなかやるわねー」

凛「にこちゃんもだにゃー」

希「わたし達に倒せない敵はいなーい！」

海未「大丈夫ですか？」

ほのか「なんとか...えりちゃん達は？」

海未「疲れて寝てしまいました」

にこ「にこも眠くなってきたぁ」

凛「りんもー」

希「のんたんもー」

ほのか「ふぁ... ほのかもだよ お日様あったかいしみんなで寝ようか...」

海未「みんなを見てると私も眠たくなってきました...」

ほのか「みんなで寝よーか」

にこりんのぞ「うん」

ｺﾞﾛﾝ

みんな「ｽｰｽｰ」

ほのか「......みんな幸せそう」

（みんなでこんなふうに寝れるなんてほのかも幸せだよー... なにか忘れてる気がするけどまあいいや）

ほのか「みんな大好きだよ...」ｽｰｽｰ

真姫「ﾀﾞ､ﾀﾞﾚｶﾀｽｹﾃｰ」

おしまい