2018-09-23 18:42:00 更新

概要

大本営に裏切られたある提督の物語。深海棲艦とともに世界征服を目指す。

この作品は、『深海の提督が世界征服をするようです1』の続きとなっております。先にそちらをお読みになってから来ることをおすすめします。


前書き

初めましての方は初めまして。カエデと申します。

この作品は、『深海の提督が世界征服をするようです 1』の続編です。先にそちらをお読みになってから来ることをおすすめします。


提督について・・・本名は山口薫。大本営と考え方が逆なので、対立して消された。仲がよかった提督たちの鎮守府は大体ホワイト。
所属艦娘・・・初春、子日、若葉、初霜、白露、時雨、夕立、春雨、海風、山風、江風、陽炎、不知火、黒潮、親潮、天津風、時津風、島風、長良、五十鈴、由良、阿武隈、球磨、木曾、阿賀野、能代、矢矧、酒匂、古鷹、加古、摩耶、鳥海、利根、筑摩、飛鷹、隼鷹、千歳、千代田、扶桑、山城、伊勢、日向、蒼龍、飛龍、翔鶴、瑞鶴、大淀、明石


あと、この世界では、同じ名前の艦娘が複数人います。


記憶喪失











※ここに出てくる『薫』は、前回の『提督』と同一人物です。記憶喪失により、自分が提督であることを忘れてるため、このように表記させていただきます。





青年「...何も思い出せない。どこにいたかも...何をしていたのかも...」


??「まさか...記憶喪失?」


青年「...いや、自分の名前は分かる。」


??「じゃあ名前は?」


青年→薫「...山口薫だ。...ところで君は?」


??「私ですか?」


??→萩風「私は萩風といいます。」


提督「萩風...」 フラッ バタッ


萩風「え!?大丈夫ですか!?と、とりあえず鎮守府に連れていかないと...」


萩風「ふんっ...お、重い...」


??「ん?萩、何してるんだ?」


萩風「あ、嵐!ちょっとこの人運ぶの手伝って!」


嵐「ん?ああ、この人はどうしたんだ?」


萩風「ここに倒れてたから...」


嵐「そうか、とりあえず医務室に運ぼう!」




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。




薫「んん...ここは?」


あれ?なんだろう...さっきまで僕は浜辺にいた気が...それにここは...?


とりあえず、体を起こして...


萩風「あ、起きましたか。大丈夫ですか?」


薫「え、うん、一応...。ほとんど記憶がないけど...。それで、ここはどこなんだい?」


萩風「ここですか?ハグレ鎮守府と言われている鎮守府の医務室です。」


薫「ハグレ...鎮守府?鎮守府...あ!もしかして君って艦娘っていう...確か鎮守府って...」


鎮守府っていうと、海防の要だっけ?深海棲艦と戦う艦娘というやつがいると聞いたが...ハグレ?どういうことだ?


それにしても...


薫「艦娘...」


萩風「艦娘を見るのは初めてですか?」


薫「え、ああ。でも意外だな。」


萩風「なにがですか?」


薫「ちょっと失礼なことを言うことになるけど...艦娘って深海棲艦?と戦うのだから、ロボットみたいな感じだと思ってたけど、普通のかわいい女の子なんだな。」


萩風「ふぇっ!?かわいいって...」//


ガチャ


??「おっと、もう目が覚めていたか。」


嵐「ん?萩、どうしたんだ?顔を赤くして。」


薫「えっと...そこの二人は?」


長門「私は長門だ。」


嵐「あ、俺は嵐っていうんだぜ!」


薫「...俺?」


萩風「嵐は普段自分のことを『俺』って言ってるんです。あと、ここまで運んでくれたんですよ。」


薫「え、そうなの?ありがとう。」


長門「...そんなことより、だ。お前に色々聞きたいことがある。」


薫「え、はい。長門...さん。」


長門「とりあえず、二人は外に出てほしい。」


萩風・嵐「分かりました。」 ガチャ??「おっと、もう目が覚めていたか。」


嵐「ん?萩、どうしたんだ?顔を赤くして。」


薫「えっと...そこの二人は?」


長門「私は長門だ。」


嵐「あ、俺は嵐っていうんだぜ!」


薫「...俺?」


萩風「嵐は普段自分のことを『俺』って言ってるんです。あと、ここまで運んでくれたんですよ。」


薫「え、そうなの?ありがとう。」


長門「...そんなことより、だ。お前に色々聞きたいことがある。」


薫「え、はい。長門...さん。」


長門「とりあえず、二人は外に出てほしい。」


萩風・嵐「分かりました。」 ガチャ


そうして二人は出ていく。なんだか長門さん、少し怖い気がする...


薫「...えっと、長門さん、僕に何を聞きたいのですか?」


長門「聞いた話だと、記憶喪失らしいな。それは本当か?」


薫「...正直、よく分からない。一応自分の名前とかは覚えてるし、ある程度の知識もある。でも、今まで何をしてきたか...思い出せない。」


長門(目を逸らしたりはしないな。嘘ではないのか?)


長門「ふむ...じゃあここがどこか分かるか?」


薫「えっと...確かハグレ鎮守府とか呼ばれている...あっ!もしかし「待て!」...え?」


長門「それはなぜ知ってる?」


薫「萩風さんが教えてくれたので。あと、もしかして、長門さんも艦娘ですか?」


長門「...!?...そうだ。だからなんだ...化け物とでも言うのか?」


薫「化け物...化け物?」


長門「ふん、どうとでも思うといい。」


薫「どこが化け物なんですか?その...普通の女性にしか見えませんが...」


本当に、なんでこんなことを言ってるんだろう?自分のことを化け物と卑下するなんて...


長門「なっ...!?」


薫「僕には艦娘が何かなんてよく分かりません。初めて会ったわけですし。でも、普通の女性と何も変わらないと思いますよ?」


長門(...本心で言っている。嘘をついてるような目ではない!...なんなんだ、こいつは...?いや、でも...)


長門「そうか...ありがとう。...それじゃあ、艦娘について知ってることを話してくれ。」


薫「艦娘について...艦娘について...大したことは知らないよ?それでもいい?」


長門「ああ、大丈夫だ。」


薫「確か...ニュースとかでは、深海棲艦と戦う兵器って感じに言ってたっけ?僕はそれくらいしか知らない。」


長門「...それは本当か?」


薫「僕が思い出せる限りでは、そうだね。」


薫「あ、でも実際に会ってみたら、意外と普通の女性なんだなって...正直ロボットみたいな感じだと思ってました。」


長門「...そうか。お前は優しいのだな。」


優しい...本当にそう感じてるだけなんだけど...こんなことを言って...何があったんだろう?


長門「そうだな、お前には色々言っておかなければならないことがある。」


薫「...それは何ですか?」


長門「まず、何があろうと、しばらくはこの島からは出られない。」


薫「え、ちょっと待って。ここって島だったの?」


長門「そうだ、言うのを忘れてたな。まあ、そういうわけだから、ここにいてもらうわけだが...」


薫「ここから出るな...とか?」


長門「そうだ、察しがいいな。ここには提督...要は司令官に、あるいは男性そのものにトラウマを持ってる艦娘が多いんだ。」


薫「...なるほど。」


もしかして、長門さんも...そうなのかな?


長門「混乱を避けたいんだ。もしお前の姿を、トラウマを持ってる艦娘が見たら混乱に陥るからな、それは避けたい。」


薫「なるほど...それは仕方ないですね。」


長門「まあ、普通に食事とかは出すから安心してくれ。」


ここで、僕も長門さんも一息つく。


長門「...二人とも、入ってきていいぞ。」


ガチャ


そして二人が入ってきた。一気に緊張が解ける。



長門さんの威圧感でめちゃくちゃ緊張した...


長門「とりあえず、二人には色々言っておかないとな。」


萩風「なんですか?」


長門「この男...山口薫と言ったか?こいつのことを口外しないように。」


嵐「ああ、分かったぜ!」


萩風「確かに、トラウマを持ってる方も多いですし...」


長門「そういうわけだ。それと、食事とかの用意も頼みたい。これは知ってるやつにしか頼めないんだ。」


萩風「はい、分かりました。」


長門「これで以上だ。あとは...何か質問はあるか?」


長門さんが俺の方を向いて話しかけてきた。


薫「質問...なんで『ハグレ鎮守府』なんて呼ばれてるんですか?おかしくないですか?その呼び方。」


長門「それは...ここには提督と呼べる人物がいないからだ。」


薫「提督って確か...艦隊とかの指揮をする...」


長門「そんな感じだ。それに、ここにいるほとんどの艦娘はワケアリだからな。そういうのもあるのだろう。」


ワケアリ...長門さんもきっとそうなんだろう。なんか苦しそうだった。


薫「...そうですか。無理はしないでくださいよ、長門さん。」


長門「...お前の年齢は?」


薫「え?...20代だとは思う。詳しくは覚えて...」


長門「...そうか。なんでそんな口調で話すのだ?」


薫「なんだろう...年上のお姉さんみたいな雰囲気だったので...すいません。」


長門「えっいや、別に構わないぞ。...これでいいか?」


薫「もう大丈夫です。」


長門「そうか、なら私はちょっと会議に行ってくる。」


薫「...僕についてですか?」


長門「そうだな。普通のところならともかく、ここだからな、緊張事態だ。」


薫「...そうですか。」


長門「そういうわけだから、行ってくる。」 ガチャ


ふぅ...緊張した...。でも、なんというか、色々大変なんだなぁ、艦娘って。


聞く限りだと、提督?に何かされたっぽいけど...そのせいでトラウマができたって感じに聞こえたけど...


薫「そういえば、二人は僕のこと大丈夫なの?」


嵐「え?大丈夫だけど、急にどうしたんだ?」


薫「いや、急に気になっただけだよ。」


萩風「私たちは提督みたいな人と関わったことがなかったので...」


薫「えっ?そうなの?」


嵐「そうだな。気づいたらここにいたって感じだったな。だから、提督どころか、男と関わること自体が初めてなんだ。」


萩風「あ、私は少しだけあります。」


薫「そうなの?」


萩風「一度任務の時に少し話しただけですが...」


薫「そうなんだ。助けてもらったのが君たちでよかったよ...」 ホッ


あっ、ホッとしたら、なんだか腹が減ってきた。


グゥー


薫「・・・・・・」


嵐「ん?そういえば、もう昼だな。」


萩風「そうですね、それじゃあ昼食作ってきますね。」


薫「いや、大丈夫だよ。」


萩風「さっきお腹がなってましたよ?それに、長門さんに頼まれたので。お腹空いてるでしょ?」


薫「...うん、じゃあお願い。」


萩風「じゃあ行ってくるわね。」 ガチャ バタン


さて、少し待ちましょうか。









《会議室》









陸奥「ねぇ長門、何があったの?急に呼び出して...」


加賀「そうですよ、何か緊急事態でも起きたのですか?」


長門「まぁとりあえず落ち着け。まずは静かに。」


とりあえず場は静かになった。


妙高「それで、重要な話とはなんですか?」


長門「今日、記憶喪失と思われる『男』が漂着した。」


祥鳳「なっ...!?そ、それは本当ですか!?」


長門「...っ!おい、待て、落ち着け...落ち着け...!静かに、まずは静かに!」


急にうるさくなった。まぁ内容が内容だから仕方ない。


しばらくしたら、ある程度落ち着いた。


長門「...それで、今は医務室にいる。一応立ち入り禁止にしてあるが...」


足柄「それで、私たち以外にこれを知ってる人はいるの?」


長門「その男を助けた嵐と萩風は知ってるな。とりあえず口止めはしておいたが...」


神通「多分、あの二人なら大丈夫でしょう。」


陸奥「そうね。これが他の艦娘だったら、危なかったかもしれないわね?それで、長門はどうしたいの?」


長門「何とかして助けたいとは思う。現状ただの一般人っぽいからな。」


加賀「...とりあえず、一度会ってみたいわね。」


長門「確かに、それは必要かもしれない。これが終わったら、一度見に行った方がいいな。信用できるかどうかもそれで分かるだろう。」


陸奥「そうね。...とりあえず、このくらいで終わりにしない?一通り話すことは話したでしょう?」


長門「そうだな。今回の会議はこれで終わりだ。おそらく、すぐにまた行われるだろう。」


神通「あ、最初に私が会いに行っても大丈夫ですか?」


長門「ああ、皆もそれでいいな?」


全員頷く。


長門「大丈夫だ。あと、全員まとめて来ると他の艦娘に怪しまれる可能性がある。だから順番を決めておいてほしい。」


妙高「はい、分かりました。」










記憶の欠片










萩風が食事を作りにいってから40分くらいかな?萩風が戻ってきた。


萩風「薫さん、食事ができましたよ!簡単なものしか作れなかったけど...」


薫「いや、気にしなくていいよ。ありがとう。それで、なんで三人分?」


萩風「え?わ、私たちも一緒に食べようと思って...ダメですか?」


薫「いや、大丈夫だよ。」


嵐「ああ、俺も薫と話したかったからな!」


萩風「そうですか、それじゃあ一緒に食べましょう!」


3人「「「いただきます!」」」


そういうわけで、僕は艦娘についてとか、この鎮守府?についてとかを色々聞いた。


二人も、僕のことについて聞いてきたけど...ほとんど何も覚えてないんだよなぁ。自分の名前を覚えてたのが奇跡に感じる...


薫「あ、そういえば、さっき『陽炎型』って聞いたけど、二人の他にも姉妹艦?っているの。」


嵐「ああ、いるぞ、野分と舞風って言うんだけど...」


萩風「あ、でも、会って話したりはできませんよ?」


薫「えっと...どうして?」


萩風「...二人とも、提督に対してトラウマがあって...多分会っても話は出来ないと思う。」


薫「...そうなんだ。」


そっか。ここにいる艦娘は、トラウマを持ってるのが多いって長門さんが言ってたけど、本当だったんだ...


薫「そっか...少し会ってみたいと思ったんだけど...残念。」


ガチャ


薫「ん?あ、長門さん...と、えっと...誰ですか?」


神通「神通です。」


食事をとっていたら、急に長門さんと神通...という人が入ってきた。この人も艦娘なのかな?


薫「あ、どうもはじめまして。それで、何の用ですか?」


神通「あなたと色々話して見たかったので。...多分大丈夫だと思いますが。」


薫「大丈夫ですよ。それにしても長門さん、僕のことは隠すのではなかったのですか?」


長門「隠すといっても、一部にだけだ。各艦の代表同士で情報は共有しておいた方がいいだろう?まぁ、駆逐艦にはトラウマを持ってるのが多いから呼んでないが。」


薫「なるほど、神通さんがその代表の一人と...」


神通「そうです。そういうわけで、話を聞きにきました。」


薫「そうですか。でも、長門さんに話したことくらいしか知りませんよ?」


神通「いや、私が聞くのはそれとは違うことです。」


萩風「あ、私たちは出た方がいいですか?」


長門「...いや、今回はいい。」


今回はいいんだ。まあ最初は急な出来事だったからな、仕方ないね。


それで、何を聞いてくるんだろう?


神通「では、質問をします。まず、艦娘をどう思いますか?」


薫「艦娘?正直よく分からないけど、別に普通の女性に見えるよ。...ん?」


神通「どうしましたか?」


薫「ちょっと待って...え?どういうこと?」


長門「どうした?急にあわてて。」


薫「...肩になにか...小人?みたいなのが乗ってるように見えるんですが...」


神通「...え?」


嵐「ハッハッハ、嘘だろ?そんな妖精さんが見えるなんて!」


薫「えっ...あの、ここにいる...」


肩に乗ってる妖精さんにさわってみる。


...やっぱりさわれる、幻覚ではない。なんなんだ、一体...


嵐「...嘘だろ、マジで見えるのか...?」


長門「どうやら、そのようだな。今ので質問したいことが増えた。神通、こちらから質問をしていいか?」


神通「はい、大丈夫です。」


長門「...嘘はつかない方がいい、私は顔を見れば嘘を言ってるか本当のことを言ってるかくらいは見抜ける。」


マジかよ...というよりなんでこんな急に威圧感が...


薫「いや、嘘はつきませんよ?」


長門「そうか、では質問だ。お前は提督をやっていたのか?」


薫「...?提督って確か、艦娘の指揮をする人...でしたっけ?僕の記憶ではやってません。まぁ、それは自分でも分かりませんが...」


長門「...記憶喪失では、流石に覚えていないか。すまなかった。」


薫「いや、大丈夫です。それより、なんでこんなことを?」


理由は大体察しているが...やっぱり詳しいことは気になるね。


長門「まず、妖精さんが見えるということは、提督になる素質があるということだ。」


薫「...ああ、それは警戒しますね。漂流してきた人が元は提督だったら、大変なことになるかもしれないですからね。」


長門「まぁ、そういうことだ。正直、まだよく分からないが...」


薫「まさか、僕が提督だったとして、それを思い出したら、追い出したりしませんよね?」


長門「さぁ?それは場合にもよる。もし艦娘に暴力をふるうとかしたら、絶対に追い出すが...基本的にはしないと約束しよう。」


そうか...というより、その提督って暴力を平気でふるうの?


...ああ、そういえば自分のことを兵器とか言ってたな。もしかして、それも暴力が原因?


薫「そうですか。...長門さん、もしかしてこの鎮守府の方って、その...提督?に暴力とか酷いことをされた方が多いのですか?」


長門「ああ、平気で駆逐艦とかに暴力をふるったり、性欲の捌け口にしたり、大破進軍も平気で行う...!そして私は多くの艦娘が轟沈するのを...」


神通「ちょっと長門さん、落ち着いて!」


長門「...ハァ、そういうわけだ。」


薫「・・・・・・」


萩風「薫さん、どうしたんですか?」


薫「ごう...ちん...轟..沈...轟沈...」 グスッ


薫「そんな...グスッ..そんなっ...」


長門「おい、どうしたんだ?急に泣き出して...」


薫「そんな...嘘だよ..グスッ..嘘だといってよ...もど..」


萩風「...薫さん、落ち着いて...悲しいのは分かるわ。今は落ち着いて...」

??『...■■、落ち着いてください...悲しいのは分かるわ。今は落ち着いて...』


そんなわけで、萩風がなだめてくれたおかげで、なんとか泣き止んだ。


薫「...すいません。こんな姿をお見せして...」


萩風「いや、大丈夫ですよ?それにしても、急にどうしたのですか?」


薫「...正直よく分からない。『轟沈』という言葉を聞いて急に悲しく...」


本当によく分からない。けど、何故か萩風になだめられていた時、誰かに同じようになだめられていた?記憶が...


長門「...そうか。」


長門(もしかしたら、何らかの形で艦娘と関わったことがあるのかもしれない...)


薫「あ、他にも質問とかありますか?」


神通「それでは最後に一つ、艦娘を差別したりはし「しない。」...そうですか。」


薫「しないよ、絶対。...なんだか、艦娘に共感する部分があるんだ。何が共感しているのかは分からないけど。」


神通「そうですか。本当にしないでくださいよ?」


薫「しないから、大丈夫。」


長門「それでは、私たちはここで。また何人かくるだろうが、今のと同じように質問をされるだろう。」


薫「...ああ、分かりました。つまり今と同じように対応すればいいってことですね?」


長門「そういうことだ。それではこれで。」 ガチャ バタン






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。





長門「神通、お前はあいつのことをどう思う?」


神通「...怪しいですね。記憶喪失なのは本当みたいですが、もしかしたら...」


そうだ、艦娘と関わったこと...それも轟沈に関わったことがあるかもしれないと分かったからな。


長門「まぁそう考えるか...悪いやつには見えないが...注意をしておかないとな。」


神通「そうですね。もしまたここに来るときは、周りに注意した方がいいかもしれません。」


神通(駆逐艦の子の様子を見ておきたかったのもあったけど...山口薫、何かが引っ掛かるわね...優しそうではあるけど...)







??「あれ?長門さんと神通さんですね。何を話してるんでしょう?」











とある艦娘











薫「ああ...暇だ。」


さっきまでは萩風と嵐がいたけど、任務?とかでいなくなった。


...誰も話し相手がいない、あまり他人と話すのは得意ではないけど...誰もいないのはなぁ...


コン コン


薫「ん、誰だ?」 ガチャ


祥鳳「あ、どうもはじめまして、翔鳳といいます。」


妙高「私は妙高です。」


足柄「足柄よ。」


薫「ん...ああ、長門さんが言ってた...それじゃあどうぞ。」


祥鳳「それじゃあ...おじゃまします。」


薫「そんな緊張しなくていいですよ。」 バタン


ここ医務室だし、別に俺の部屋じゃないんだからそんなこと言わなくていいのに...


というか、急に三人で来て...なんか少し怖い。


薫「それで、何を聞きたいんですか?」


足柄「何を聞きたいといっても...長門と神通が聞きたいこと聞いてくれたんだよね。」


妙高「一応、どんな感じの人か見ておこうと思っただけなので、別に質問はないですね。」


薫「ああ、そうですか。...こっちもずっと部屋から出られなくて暇だったんです。」


祥鳳「そうだったのですか。それなら少しの間、お話しましょう。」


薫「そうですね。流石に妖精さんとずっと話すのは飽きてきましたし...」


足柄「...え?妖精さんと話せるの!?妖精さんが見えるとは聞いてたけど...」


薫「うん、ついさっき気づいたんです。そんなに珍しいですか?」


妙高「珍しいですね。妖精さんが見えても、何を言ってるか分からないって人がほとんどですよ?」


薫「へぇー、そうなんです...ん...?」


祥鳳「...どうしたんですか?」


薫「...ッ!」 ガチャ


妙高「どうしましたか?」


薫「誰かが覗いて...右に逃げ「分かったわ。」...え?」


妙高さんの姿はない。そして二つの声が聞こえてきた。



ニガシマセンヨ?  ア,アア..ウワッ  サア,コッチヘキテクダサイ



薫「・・・・・・」 バタン


翔鳳「えっと...何があったんですか?」


薫「...妙高さん?が誰かを捕まえにいって...」


それにしても、あの声どこかで...


妙高「すいません、急に外へ出てしまって。」 ガチャ


薫「ん...あれ?五月雨?...え?五月雨で、あってる?」


五月雨「え?...はい。」


薫「...?なんで名前を知ってたんだ?」


足柄「まあそれより...この人のことは絶対に他人に話さないで!分かった?」


五月雨「は、ハイ...わかりました...」


妙高「そう、それじゃあ...」


薫「あ、待ってください。五月雨さん?と話してみたいです。何故か名前を知ってたから気になって...」


翔鳳「確かに、記憶喪失らしいのに、覚えてるのはおかしいですからね。」


薫「そういうわけなので、お願いします。」


五月雨「は、はい、分かりました。」


もしかしたら、何かを思い出すかもしれない...


思い出すとしたら、一体何を思い出すのだろう?


薫「それで、色々聞きたいんだけど、いいかな?」


五月雨「はい、大丈夫です。」


薫「まず、僕のことを見たことはありますか?」


五月雨「いや、ないです。」


薫「そうなんだ...じゃあなんなんだろ?」


五月雨「そういえば、薫さん?はなんでこんなところに?」


薫「それがよく分からないんだ。気づいたら砂浜に倒れていて...それより前のことも思い出せないし...」


五月雨「え?記憶喪失...なんですか?」


薫「そんな感じ。なんかたまに何かよく分からないことが思い浮かぶこともあるけど...」


五月雨「そうなんですか。私と同じですね!」


薫「...え?そうなの?」


足柄「ああ~、二年くらい前にそんなことがあったね。あなたと同じで砂浜に倒れていて...」


薫「へぇー、それで、何か覚えてたりするの?」


五月雨「少しずつなら...まず、私の提督は優しい人でした。」


薫「あ、そうなの?ここに来て初めて提督って言葉を知ったけど、悪い人ばっかりだとおもってた。意外といい人もいるんだね。」


五月雨「はい...でも、それ以外のことはほとんど...どの鎮守府にいたか...提督の顔...所属していた艦娘たち...まったく思い出せない...」


薫「...そっか。そっちも大変だね。...話に付き合ってくれて、ありがとね。」


五月雨「え?いえいえ大丈夫ですよ提督!私も楽しかったし...」


薫「ん?」


妙高「ん?」


翔鳳「え?...提督?」


五月雨「え...あああああああ!あ、あの...薫さんすいませんでした!」


...この子はドジッ子か何かか?


薫「いやいや、別にいいよ。」


五月雨「は、はいぃ...」 カオマッカ


五月雨が、顔を真っ赤にして、恥ずかしそうに言う。まあ、仕方ない。


でも提督...か


五月雨「あ、私はこれで失礼します!」


そう言ったら、ダッシュで部屋から出ていった。うん、ドジッ子だね。


妙高「あ、それじゃあ私たちもこれで失礼します。」 ガチャ


薫「そうですか。他に誰か来ますか?」


祥鳳「確か加賀さんと陸奥さんが来るはずです。」


そんなこと言われても、姿が分からないから意味ない...まあいいや。


薫「そうですか、分かりました。」


妙高「はい、それでは。」 バタン






ふむ...僕は何物なんだ?そして今まで何をしてきたんだ?


『轟沈』『五月雨』これらの言葉に何故反応してしまうのだろうか。


それに、これらを聞いたとき...なにかが、フラッシュバックした。でも、何かは分からない、多分重要なことな気がする。


潜在意識...かな?よく分からないけど、何かが引き金になって、一瞬何かを感じたり、直感的に言葉がでたのかな?


だとしたら、本当に何があったんだろう。もしかしたら、艦娘と関わりがあったのかもしれない...










提督への恨み










どうやら、外を見ると、日が落ちているのが分かる。本当に時間が長く感じる。


薫「うーん...暇だ、暇すぎ.コトン..ん?なんだこれ?」


スマホがポケットから落ちた。でも、海に流されたんだ、多分つかない...


いや、ついた。まさか防水...?いや、海水は流石に無理なんじゃ...


薫「まあいいや、パスワード......いや、無理だ。全く思い出せない。」


そもそも、自分のことを名前しか知らないのに分かるはずがない。自分に関係ある文字にしたとしても、そもそも記憶が...


コン コン


薫「はい、誰で...ああ、陸奥さん?と加賀さん?ですか?」 ガチャ


陸奥「そうよ、よく分かったわね。」


薫「一応後に来るって聞いていたので...」


加賀「そうだったのですか。あ、私は加賀です。」


陸奥「私が陸奥よ。」


薫「はい、分かりました。とりあえず、中に入りましょう。」


これで最後か?流石に何度も来られると疲れるなぁ...まぁ、暇よりはマシだ。


薫「それで、何をしに来たんですか?」


陸奥「別に何もしないわよ?ただ、様子を見に来ただけ。」


薫「そうですか。じゃあこっちから色々聞いてもいいですか?」


加賀「はい、でも、流石に全ては答えられませんよ?」


薫「はい。...じゃあ一つ目、他の艦娘は大丈夫?聞いた話だと、トラウマ持ってたりする人もいるんでしょ?」


加賀「まぁ...そうですね。特に駆逐艦の子の多くがトラウマを持ってるわね。」


薫「それはまた...なんで駆逐艦が特にひどいんだ?」


加賀「まず、駆逐艦って、夜戦には強いけど、普通の戦闘ではそこまで強くない、ここまでは分かる?」


薫「夜戦...夜にやる戦闘ですよね?ここまでは大丈夫です。」


加賀「そう、だから多くの提督は、駆逐艦は弱いって感じるのね。」


薫「ああ...普通の戦闘ではそこまで強くないから、パッと見ではそう感じますね。」


活躍できる場はあるけど、それ以外では弱いから弱いと感じる...仕方ないのか?


加賀「そういうわけだから、駆逐艦を差別したり、暴力をふるったり...空母や戦艦の「もういい!分かった!」...え?」


薫「分かった、そういうことでしたか。...あと、すいません。」


加賀「いや、大丈夫よ。こちらこそ、取り乱してごめんなさい...」


薫「いやいや、別に気にしてないですよ?それに、僕が聞いたことなので...」


陸奥「あ、他に何か聞きたいことはある?」


聞きたいことはあるけど...


薫「いや、今は特にないです。」


それを聞くと、もっと二人を刺激しそうだ。二人とも、あまり顔には出ていないけど...


薫「それで、僕に何か聞きたいことはありますか?」


陸奥「いや、大丈夫よ。...そういえば、もう暗くなってるわね。」


薫「そうですね...時間がたつのは早いですね。」


加賀「私たちはそろそろ行きますね。」


薫「はい、ありがとうございました。」


そう言って、二人が出ていった。


そして数分後...


萩風「薫さん、夕食持ってきましたよ。」


萩風が二人前の夕食を持ってきた。


薫「うん、ありがとう。でも、なんで二人前なんだ?」


萩風「え...あ、はい!また...一緒に食べたいと思って...いいですか?」


薫「...?別にいいけど。」


そんなわけで、二人で夕食を食べた。


それにしても、なんか急に顔を赤くしたりして、どうしたんだろう?


まさか...いやいやあり得ないか。










《?????》










??1「...どうやら、記憶処理は上手くいったみたいね。ただ、流石に潜在意識までは操作できなかったけど...」


??2「それに、思ったより慕われてるね、これは早く決着が着きそうね。潜在意識が操作できないといっても、別に問題ないはず。」


??1「...いや、一つだけ不安があります。」


??2「なんなんだ?」


??1「潜在意識に、ある艦娘がいるかもしれません。あれは■■にとって最大のトラウマなので...」


??12「...そのトラウマとは?」


??1「...艦娘『五月雨』の轟沈。■■が唯一轟沈させてしまった艦娘...そして、■■の初期艦でもあるの...」


??2「なるほど...確かにそれなら急に思い出すかもしれない。」


??1「それに、あそこには『五月雨』がいます。記憶が目覚める可能性は高いです...」


??2「まあ、私たちは何もたできないんだが。あいつから連絡があるまでゆっくり待とうか。」


??1「...大丈夫だといいんですが。」












呪い












■■の中で■■が何かを言う。しかし、■は■■■ない、■■はノイズ?がかかっている。


何も分からない...なにもわからない...何故か勝手に声が出る。


■■「え...やめろ!やめるんだ!これ以上やったら■■して■■■!」


■■■「大丈夫です■■、必ず■■■■■■から!」


■■「おい...何■■■■んだよ!■■■!」



・・・・・・・・・・


・・・・・・


・・



■■「そんな...■■■が■■...そんな...■■...■■■■で...」


■■「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■!!」





──────────────────────────────






薫「...!?」 バサッ


な、なんだったんだ...今のは...


夢...だよな?


萩風「あ、あの...ひどくうなされていたけど、大丈夫..ですか?」


薫「ああ..大丈夫、変な夢を見ただけだ。」


萩風「あ、食事はどうしますか?」


食事か。今は寝起きだから、少し時間を置こうかな?あまり喉を通らない気がするし。


薫「いや、少し後にするよ。なんか少し気分が悪い。」


萩風「そうですか。それじゃあ8時くらいに持ってきますね。」


薫「うん、お願い。」


そう頼むと萩風は出てった。




俺は、適当に顔でも洗ったから、他にはすることがない。暇だし妖精さんと話そう。


薫「ねえ妖精さん。」


妖精1「どうしたんですか?」


薫「そういえばさ、艦娘って深海棲艦と戦ってるんだよね?」


妖精2「そうだけど、それがどうしたの?」


薫「いや、どうやって戦ってるのか気になって...」


妖精1「普通に対深海棲艦用の装備をつけて戦ってるよ。」


薫「...あ、そうなんだ。てっきり、体を変形して戦ってるものだと...兵器とか、そう言われているわけだし。」


ということは、艦娘自体は普通の人間と本当に変わらないんだな。


妖精1「別に艦娘自体は普通の人間とそんなに変わらないんだ。普通の人間より力が強かったり、特殊な方法を使えば、体を再生させることができたりはするけど。」


薫「ん、体の再生?そんなのできるの?」


妖精2「艦娘ってのは、深海棲艦と戦ってるわけだから、もちろん体は丈夫なの。だけど、それでもダメージを受けることはある。そういう時に、『入渠』っていうので、傷を治すの。」


薫「え、ちょ...どういうこと?」


妖精1「簡単に言うと、艦娘は入渠って方法で、傷を治すことができるってこと。あ、入渠ってのは、風呂みたいなのね。そこに特殊な薬品を混ぜて入ると傷を治すことができるんだ。」


別に人間とあまり変わらないんだな。何人かと話してみたけど、感情とかもあるっぽいし、本当に人間みたいだ。


ああ、でも提督とやらが艦娘を差別する気持ちも分からんでもない。


深海棲艦と戦ってるんだ、人間よりは圧倒的に強い。だから、もしかしたら...って考えるのかもしれない。


それに、体の再生とかは、妖精さんの話を聞くに、酷い傷も風呂に入れば治るって言い方だった。『化け物』と感じても仕方ない気がする。


でも、艦娘って優しい人たちばかりだから、あまり気にしなくてもいいと思うんだけどなぁ。



薫「へぇー...というか、誰がそんな装備とか作ったんだ?よくゼロから...」


ガチャ    扉が開いた。


薫「ん...誰?...ってあれ、本当に誰?」


??「・・・・・・」 ビクビク


薫「...?」


白髪?銀髪?の女の子だ。多分、僕に怯えてるんだと思うが...どうしてここに?


怯えてるんだ。あまり声は出さない方がいいかもしれない。


薫「・・・・・・」


??「...?」 ソロソロ



ン?  ナンデアイテルンダ?



あれ?この声は...


長門「薫、起きてるか...って響!?なんでここにいるんだ!?」


響「えっ...あ...」 ビクビク


長門「どういうことだ?なんでここにいるんだ?」


響「あ...あ...」 ビクビク


薫「あ、何故かここに来たんだ。なんか怯えてて...それと長門さん落ち着いて、怯えてるって。」


長門「ん、ああすまない。」


薫「それで、響だったっけ?なんでここに来たんだい?」


響「え...それは...気になったから...。長門さんたちがここに入ってくのを見て、気になった...」


薫「そうか...そういえば長門さん、なんか怯えてる気がするけど、それって...」


長門「...そうだな。多分お前が思ってる通りだと思うぞ。」


やっぱり...本当にクズだな、提督とやらは...



それよりさぁ...


響「・・・・・・」 ジー


薫「...なに見てるんだ?何か顔についてるのかい?」


響「え...気になったから...」


顔をじっと見られると少し恥ずかしいな...


響「でも、なんか..優しい気がする...」


薫「んん?...そうかい、ありがとう。」


長門「ああ、そろそろいいか?」


薫「ん...ああ、なんですか?」


長門「実はお前に頼みたいことがある。あ、あと響いったん部屋から出てほしい。」


響「はい..わかりました。」


薫「...それは?」


長門「お前にはここの提督になってほしい。」


提督...マジで?僕何も知らないけど...


薫「えっと..いいんですか、僕なんかで...」


長門「ああ...妖精さんが見える、さらには意思疎通がとれるっていうことは、元は提督なのかもしれない。だが、私たちは全ての提督が悪いとは思ってない。」


薫「まあ..五月雨の提督?とかは、聞いた感じだと優しそうですしね。」


長門「...ああ、そういえば五月雨がここに来たと言っていたな。まあ、そういうわけだから、提督になってほしい。もしかしたら、何か思い出すかもしれないぞ?」


薫「確かに、それはいい考えですが...本当にいいんですか?」


長門「大丈夫だ、お前はここまで優しいんだ、それこそ十分信用できるほどにな。」


薫「...そうですか。では、期待に応えられるように頑張りたいです。」


あ、でもここって提督に対してトラウマを持ってる艦娘が多いらしいけど、大丈夫か?


薫「でも、それはどうやって知らせるんだ?多分、響とかよりも重症の人がいるでしょ?その人たちに知らせたら、発狂するのでは?」


長門「む..確かに言われてみれば...」


薫「どうすればいいんだ?少しずつなら、時間はかかるかもしれないけど、それが一番確実なのでは?...危険かもしれないけど。」


長門「むぅ...どれも難しいな。」


薫「でも、やらないよりはやった方がいいと思う。」


長門「それはそうだな...あ、響、もう入っていいぞ。」


響「は、はい...」 ガチャ


響が部屋に入ってきた。というより、これならさっきの話は聞こえていたんじゃないかな?


薫「...あ、そういえば響は何をしに来たんだ?僕に用でもあったのか?」


響「えっと...はい。気になったので...」


薫「あ、本当にそうなんだ。それで、僕のなにが気になるんだい?」


響「どんな人か気になって...」


薫「へぇー、僕も響のこと、少し気になるんだ。話してくれないか?あ、別に嫌ならいいよ。」


響「...はい。」





──────────────────────────────





私は、三年前にある鎮守府で生まれた。


そこの提督は、本当に優しかった。いつも私たちのことを気にかけてくれて...


提督に、「なんでそんなに私たちのことを気にかけてくれるの?」って聞いてみた。すると、



「俺は、何も出来ない。もちろん、俺以外の人間も、深海棲艦と戦うことなんてできない。だけど、君たち艦娘は、俺ら人間の代わりに戦ってくれているんだ。優しくするとか、そういうのは、何も出来ない俺ができる唯一の協力なんだ。」



こう言ったんだ。本当にその通りで、食事も十分に与えられたし、休みもあった。ある程度なら、欲しいものを買えるお金もくれた。


あの時の私たちは、忙しかったけど、とても楽しい日々を過ごしていた。


過ごして『いた』。







ある日、とある事件が起きたんだ。深海棲艦が鎮守府を襲撃してきたんだ。


もちろん、私たちは戦った。でも、深海棲艦の数が多すぎた。敵を倒しても、倒しても、減ることはなかった。


それでも、提督は優しかった。私たちに、「絶対に轟沈はするな!死ぬなんてことは許さん!」って言ったんだ。


...でも、多くの艦娘が沈んだ。私の姉妹艦...暁と電は、この時に沈んだ。


特に電は、提督の初期艦...つまり、最初に着任したんだ、提督はとても悲しんでいたのを覚えてるよ。






それから...提督は大きく変わっていった。まるで何かに取り憑かれたかのように、人が変わったんだ。


優しい時間は過ぎていった。提督は、私たちを見る目が変わった。


今まで当たり前のようにあった自由は、ほとんどがなくなった。


出撃も増えて、休みなんてものはなくなった。でも、轟沈だけは絶対にしないようにしてくれた。


あんなになっても、私たちを心配はしてくれてたんだと思う。








そんな事があって数ヶ月たった後、また深海棲艦が鎮守府を襲撃してきた。


でも、その時のことはほとんど覚えていない。


気付いたら、ここにいた。そして、長門さんたちに助けられた。


今でもたまにあの鎮守府のことを思い出す。そして、そのたびに悲しくなって...





──────────────────────────────





薫「そうか...そうか...大変だったんだな...」 ウルウル


響「え、えっと...なんで泣いて...」


薫「いや...なんか悲しくなって..グスッ..うん、大変だったんだなぁ...って。」


悲しい話だよ、深海棲艦に襲われて、姉妹艦は沈んで、提督も変わってしまって...僕は知らないから何も言えないけど。


響「...本当に優しいんだね。Спасибо...ありがとう。」


薫「ん..ああ、ありがとう。」


長門(ああ...やっぱり、お前は凄い、こんなに早く心を掴むなんて...)


薫「それと長門さん、やっぱり..提督やりましょう。」


長門「ほう?いいのか?」


薫「大丈夫、それに、ここにいる艦娘たちを助けたいって思ったからね。」


長門(本当に嘘はついていない、本心で言っている..昨日皆を説得しておいてよかった...)


響「えっと...提督になるのかい?」


薫「うん、何も知らないけど、頑張っていこうと思う。」


響「そうなんだ、これからよろしく。」











萩風「それで、響さんが膝に座ってきたと...」


萩風(羨ましい...) ボソッ


薫「うん。あ、響どいて。今から飯食べるから。」


響「うん、わかったよ。それじゃあ私はそろそろ行くね。」 ガチャ  バタン













はじめの1歩













※主人公が、形式的にですが、提督になりました。ですが、「自分は提督だった」という記憶を思い出してないので、引き続き『薫』と表示させていただきます。




野分「それで...その新しい司令官に会いにいくの?」


萩風「はい!大丈夫ですよ、司令は優しいですから!」


舞風「本当に?殴ったりしてこない...?」


嵐「ああ、大丈夫だぞ。あの司令はそんな事するようなやつではないからな!な、萩?」


萩風「はい!それに、長門さんたちも信用しているんですよ?実際に、そう言ってました!」


少し不安だけど..二人がそう言うなら...


野分「うん、二人がそんなに言うなら、少し会ってみる。」


舞風「うん...大丈夫、だよね?」


嵐「大丈夫だって!もし何かしようとしたら、俺がなんとかしてやるから!」


野分「うん...」


二人はそう言ってるけど、やっぱり...それに、私はともかく舞風は...





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。




私たちは、執務室...ではなくて、医務室にやって来た。医務室には、立ち入り禁止の札がたてられている。


野分「...なんでここなんですか?」


嵐「ほとんど誰も司令のことを知らないからな。」


萩風「トラウマを持ってる艦娘も多いですからね、すぐに知らせるわけにもいかない...って言ってました。」


舞風「そうなんだ...」


嵐「本当に心配だったら、誰か連れてくるか?」


舞風「...ううん、大丈夫だよ。」




ガチャ




萩風「...司令?ん...あ...」


野分「えっと、どうしたの?」


萩風「それが..司令が寝ていて...」


嵐「ふぅん、とりあえず入ろうぜ。それでいいか?」


舞風「...うん、大丈夫。」


バタン




えっと、あの壁にもたれかかって寝ているのが新しい司令官なんだよね?


舞風「この人が..新しい司令官?」


萩風「そうなんだけど...どうしよう。起こしていいのかな?」


嵐「まあ、いいんじゃないか?別に怒ったりは...って舞風は何をしてるんだ?」


舞風「・・・・・・」 ジー


野分「...ねぇ舞風、大丈夫なの?」


舞風「えっ..うん。今は寝てるから...」


薫「ん..んん...誰だ...?」 パチリ


舞風「ふぇっ!?あ、ご、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいぃぃぃ!!」


薫「!?ちょ、ちょっと何...何!?え?え?」


舞風が私の後ろに隠れる。私も警戒しておこう、何をしてくるか...


薫「...はぁ。えっと、萩風と嵐と...あとそこの二人は?」


野分「え?わ、私は野分といいます。それで、こっちは舞風といいます...あの、それで...」


薫「(なんか萩風と嵐が言ってたな。)ん、なんだ?」


野分「舞風のことは申し訳ありません。私が罰をうけるので...どうか...」


薫「...?罰とかそれ以前に、そもそも僕、怒ってないんだけど?」


野分「え?でも...」


薫「怒ってないから別に謝らなくていいの。はい!この話は終わり!」


...本当に怒ってないの?本当に何もしてこないの?大丈夫...だよね?


嵐「だろ?だから大丈夫だって言っただろ?」


野分「え...う、うん。」


薫「あ、そういえばなんでここに来たの?」


萩風「あ、私たちが連れてきました。」


薫「...それ、大丈夫なの?僕はよく分からないけど、その...」


萩風「うん、でも司令なら大丈夫だと思って..それに、ちゃんと許可もとったから!」


薫「ふーん、それで..そこの二人は何をしたいんだ?」


そう言って、私たちに話しかけてきた。


野分「え、えっと...何をしたいって、どういう...」


薫「詳しいことは知らないけど、その様子だと多分、提督..いやそもそも男自体に何かのトラウマを持ってるんじゃないかな?」


野分「え!?なんでそれを...」


薫「そういう人が多いって聞いた。実際に何があったのかは知らないけど...」


薫(見た感じ、そこまで重症ではなさそう..かな?一応話せてるわけだし。野分?の後ろに隠れてる子は別だけど...)


薫「それと、後ろにいる...」


野分「あ、舞風はダメ!」


舞風「」 ビクッ


舞風は怯えながら、新しい司令のことをじっと見ている。怖くて目が離せないのだろう。


薫「...ああ、そっか、なら仕方ないね。」


野分「へ?」


薫「僕から行ってもあまり意味はないと思う。多分怖がるだろうし。舞風?から来るのを待ってるよ。」


本当に私たちのことを...なんでここまで..私たちに気をかけてくれるの?


嵐「な、優しいだろ?何もしてこないだろ?」 ヒソヒソ


野分「う、うん...舞風は大丈夫?」


舞風「...こわい」 ビクビク


やっぱり、舞風は...


舞風「...でも、やっぱり..がんばってみる...」


野分「...え!?本当にいいの?無理しなくてもいいんだよ?」


舞風「ううん、大丈夫だよ。...ちょっと怖いけど、勇気を出してみる...」


薫「・・・・・・」


舞風「あ、あの...司令...」 ビクビク


薫「...ん?どうしたんだ?」


舞風「司令は...私を殴ったりしない...?嫌なこと...しない?」


薫「しないよ...大丈夫、大丈夫だよ。」


司令は、静かに、ゆっくり語りかけるように言った。


薫「...ありがとう、勇気を出してくれて。」


舞風「え...?ありがとう?」


薫「本当は僕のこと、怖かったんでしょ?そんな中、勇気を出して話しかけてくれたんだ、それに感謝してるんだ。」


舞風「そう...なんだ。」


あ、舞風の顔が...


舞風「あはは、変なの!」


薫「ハッハッハ...変ってなんだよ変って..もしかして、嫌だったか?言ってほしくなかったのか?」


舞風「え、いや..そうじゃない!」


薫「...ふふふ、いい笑顔だ。」


...すごい、私たちでさえもずっと見たことなかった舞風の笑顔を、取り戻してくれた!


この司令官なら...


萩風「だから言ったでしょ?優しいって。」


野分「うん...うん!ここに来てからずっと見たことなかった舞風の笑顔を取り戻してくれたんだから...!」


すごいです..司令...!





ハグレ鎮守府所属艦娘・・・睦月、如月、弥生、卯月、文月、三日月、暁、響、雷、電、五月雨、野分、嵐、萩風、舞風、神通、那珂、多摩、北上、大井、名取、鬼怒、夕張、妙高、足柄、羽黒、最上、三隈、鈴谷、熊野、比叡、霧島、長門、陸奥、祥鳳、瑞鳳、赤城、加賀、天城、葛城、瑞穂、秋津洲、伊8、伊51、伊168



提督を嫌っている(怖がっている)艦娘・・・睦月、如月、弥生、卯月、文月、三日月、暁、電、名取、羽黒、熊野、瑞鳳、葛城、秋津洲、伊8、伊168


※駆逐艦は全体的にひどく提督に怯えてる












雨の記憶












薫「ふぅ...疲れた...」


まさか朝からこんなに疲れるとは...二人とも何とかなったからまあ良かったけど...


これで3人か...でも当分はこんな感じのことをするのかなぁ?提督の仕事って。



コン コン    ガチャ   シツレイシマース



薫「ん...ああ、お前か五月雨...何の用だ?」


五月雨「いや、特に用事はないんですけど...あっ、そういえば、ここの提督になるって聞きましたよ!」


薫「ああ、そうだね。それは誰から聞いたんだ?」


五月雨「私は加賀さんから聞きました。」


ああ、多分(提督が)大丈夫な人に広めてるんだな。確かにそれだったら安全だ。


薫「それで何を聞きたいんだ?僕はほとんど何も覚えてないよ?」


五月雨「でも、何か思い出すかもしれないじゃないですか。私、気になります!」


薫「そっか、それじゃあできるだけ思い出してみるよ。」





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。




薫「...すまん、全く思い出せない。」


五月雨「そうですか、やっぱり難しいですよね...」


薫「そういえば、なんで俺のことが気になったんだ?」


それはずっと疑問だった。まぁ、過去を思い出すのを手伝ってくれてるわけだから、ありがたいんだけど。


五月雨「いや、別に理由はないんです。ただ、なんとなく引っかかったような...そんな感じがしたので...」


薫「引っかかる?」


五月雨「私も記憶喪失っていうのは知ってますよね?」


薫「うん、それは聞いた。」


五月雨は記憶喪失だ。俺と同様に、ほとんどの記憶がない。でも、一部は覚えてるとか...


例えば、五月雨のところの提督は優しかったとか、仲が良かったとか...


って全て提督についてだな。でも、提督がどんな顔だったのかとかは覚えてないらしい。


五月雨「それで、提督のことを知らないはずなのに、何故かどこかで見たような気がして...」


薫「ふむ...それで気になったんと。」


五月雨「そうです。...まぁ、あまり意味はなかったわけですけど...」


薫「まあ、そういう時もある。」


五月雨「...そうですよね。それじゃあ改めて、よろしくお願いします。」


薫「ああ、これからよろしく。」



五月雨「...!!」 ギョッ


薫「...?どうしたんだ?」


五月雨「・・・・・・」 プルプフ


薫「...五月雨?」


五月雨「...えっ!?いや、なんでもないなんでもないです!!は、はい!それじゃあ!!」 ガチャ バタン


えっと、なんで急に慌てたんだ?僕何かやったか?別に変なことは言わなかったはず...




コン コン    ガチャ




??「あ、あなたが提督?」


薫「ん、そうだけど...君は?」


夕張「はい、私は兵装実験軽巡『夕張』です。...ところで、さっき五月雨が全速力で走っていくのを見たんだけど、何かしたの?」


薫「いや、何もしてない。...もしかしたら、気づかない内に何か言ったとかは...でも僕は何もやってない。」


夕張「...ふーん、まあいいや。とりあえず、これからよろしくね。」


薫「うん、よろしく。...あ、そうだ、ちょっと頼みたいことがあるんだ。」


多分この人なら大丈夫だろう。兵装なんちゃらとか言ってたし、機械とかに強そうだし。


夕張「ん?頼みたいこと?」


薫「はいこれ、ちょっとこれを調べてほしいんだ。」


夕張「これは...スマホでいいよね?」


薫「うん。僕が記憶喪失ってのは聞いてる?」


夕張「ああ、そんな感じのこと言ってたわね。」


薫「一応壊れてはなさそうだから、調べてほしいんだ。何か分かるかもしれない。」


夕張「...そういうことね。分かった、こっちで色々試してみる、少し預かるね。」


薫「ありがとう...ん、もう行くのか?」


夕張「私はただ挨拶に来ただけだからね。それに、これも頼まれたし。それじゃあね。」 ガチャ


薫「はーい!それじゃあよろしく頼むよ!」










《?????》









??1「これは...まずいかもしれないわね...」


??2「そうかしら?妖精さんと深海棲艦の技術の合わせ技よ、そう簡単に調べれるわけ...」


??1「いや、そこじゃない。アレの解析は絶対に出来ない、それは分かってる。問題は、提督の正体に気付いた人がいるかもしれない。」


??2「え?それって本当?しっかり記憶処理はしたはず...上手くいったって言ってなかった?」


??1「確かにそれは上手くいった。でも、予想外の事態が起きてしまった。」


??2「...ああ、なんとなく言いたいことは分かった。」


??1「まあ、こっちは何も手出しできないんだけどね。出来ることは、早く終わらせてくれることを祈るくらいだ。」


??1(多分、もう正体に気付いてるはず。でも、あの様子なら、まだ可能性は...)












仕事開始!












長門「薫よ、執務室の準備ができたぞ。」


薫「ん?執務室の準備?」


長門「そうだ、いつまでもここにいるわけにはいかないだろう?」


薫「確かにそうですね。...でも、当分はアレですよね?作戦指揮とかよりも優先するべきことがありますよね?」


長門「確かにそっちの方が重要だが...できるのか?特に駆逐艦の子は...」


薫「確かにキツかったですね。あれよりひどいのがいるって考えると...」


長門「...ん?待て、キツかった?」


薫「嵐と萩風が野分と舞風とやらを連れてきたんだ。まあ...一応どうにかなった。」


長門「...嘘だろ?本気でやったのか!?」


薫「うん、というか萩風か嵐から聞いてなかったのか?」


なんかそんな感じのこと言ってなかったっけ?


長門「いや、全く聞いてないが?」


薫「あ、そうなんだ。とりあえず、その執務室に行きましょう。」


長門「あ、ああ、案内しよう。」







《執務室》







運よく、他の人と会うことなく、執務室に行くことができた。誰かに会ったら、大変なことになっていたかもしれない。


薫「ここが執務室ですか。」


長門「ああ、さっき言ったように、艦娘のカウンセリングを頼みたい。」


薫「まあ、構いませんが...あまり期待はしないでくださいよ?多分こういうこと、やったことないんで。」


長門「でも、実際に二人...野分と舞風を治したんだろう?それだけでも凄いことだ。」


薫「そうですか...あ、そうだ。他の艦娘たちの状況はどんな感じですか?」


長門「...ん、どういうことだ?」


薫「要するに、会話はできるかできないか...攻撃的か否か...ってかんじ。」


長門「そういうことか。...大体は、会話はできるだろう。ただ、駆逐艦の子は無理だ。」


確かに、あの四人もそんな感じのこと言ってたな。駆逐艦の子はひどいって。


薫「じゃあ逆に、他の人は大丈夫なんですか?」


長門「大丈夫...だと思う。実際、会話はできる。変なことをしなければ、特に問題はないはず。」


薫「なるほど...じゃあ駆逐艦以外の人から始めようか。駆逐艦の子には悪いけど...」


長門「そうか...まあ仕方ない。それじゃあ呼んでくる。」


薫「ん、ああ、早速か。」


長門「ああ、すまないな。」


早速仕事か...大丈夫とは言ってくれたが、不安だな...最初だし、(トラウマが)重い人ではないだろうけど...




数分後...




コン コン コン


薫「どうぞ。」


羽黒「し、失礼します...羽黒です...」


薫「ん...羽黒か、とりあえずそこに座って。」


羽黒「は、はい...」


服装的に、妙高さんとか足柄さんの姉妹艦?ってやつかな?よく分からないけど。


薫「どうもはじめまして、山口薫と言います。」


羽黒「はい...それで、ここの提督になるんですか?」 ビクビク


薫「そうらしいですね。ここに来て一日で決まったらしいですよ。それに僕、記憶喪失ですし。」


羽黒「えっ!?...記憶喪失ですか?」


薫「そう、ほとんどの事を忘れていて...なんでここにいるのかも...まあ、そんな感じです。何か聞きたいこととかありますか?」


こういうときは、聞き手に回ってみるのがいい気がする。上手くいけばいいけど...


羽黒「それじゃあ...これから何をするつもりですか?」


薫「まだ決まってませんが、しばらくの間は、多分『提督』に怯えてる人たちのカウンセリング?をすることになると思います。」


羽黒「...え?人?なんで私たちを人って...」


薫「あれ?あまり気にせず言ってたけど、もしかして嫌だった?」


羽黒「いえ...嫌ではないですが...そうではなくて、なんで私たちをそう呼ぶのですか」 ビクビク


薫「だって、別に普通の女性と変わらないじゃないですか?あ、でも傷とかは入渠?をすれば治るらしいですね。まあ、そこまで気にしませんよ。それに、僕たち人間の代わりに戦ってくれているんだ、差別するなんてとんでもない。」


羽黒「あ...え...え?」


なんか凄い困惑しているって表情だ。今まで、化物のように扱われてきたのかな?そりゃあ...


薫「そうか...大変だったな?」


羽黒「...へ?」


薫「ん、ああ。ただ単にそう思っただけだ。ここの艦娘も、羽黒も、今まで苦労してきたんだなぁ...って。」


羽黒「そうですか...提督は優しいですね...」


薫「何故かここに来てからよく言われます。でも、これが普通だと思いますよ?」


羽黒「ああ...提督、やっぱり...」 プルプル


薫「お、おい...何急に泣いてんだ...落ち着け落ち着け!」


なんか急に泣き出した。とりあえず、落ち着かせないと...






薫「どう、落ち着いた?」


羽黒「はい...すいません...」


薫「別にいいんだよ。それで、何で急に泣き出したんだい?」


羽黒「ここまで優しい人と会ったのは初めてで...」


薫「そっか...たけど、もう大丈夫だ。」


パチパチパチ


後ろ...いや、扉の向こうから拍手が聞こえてくる。


足柄「いや~流石だね!まさか羽黒を泣かせるなんてね、思ってもなかったわ!」 ドアバーン


薫「ちょっ..おい!何盗み聞きしてたんだ!」


羽黒「...っ!?足柄姉!?え、え...いやぁぁ!」


足柄「え..あ、あれ?」


あ、後ろから...あっ(察し)


妙高「足柄~?何迷惑かけてるのかなァ?ちょっとこっちに来てもらおうかしら。」


足柄「え、あ...ご、ごめんなさい!待って!助けて!アアアアアアアアアアアアアアア!!」


足柄が妙高に引っ張られていった。うん、自業自得だな。


薫「...うん。あ、何かあったらいつでも相談に乗るよ。」


羽黒「は、はい...ありがとう...ございます...」 ガチャ






薫「...ふぅ、今回はなんとかなったが...それは羽黒自体の性格とかもあるだろうからな...」


多分あの感じは、暴力とかそんな感じのことを受けてない気がする。もしそうなら、簡単に心を開いてくれなかっただろうからな。


だとすれば...なんだ?何で提督を怖がっていた?


少し、昔の事を聞いてみるか。でも、羽黒はダメだ、妙高か足柄なら何か知ってるかもしてない。


また怖がられるのは困るからな。












二つの場所で












薫がハグレ鎮守府の提督になるのを決心した頃...






《深海》






提督「ふぅ...最近は仕事が少ないな。今日も仕事が昼に終わった。」


翔鶴「まあ、最近は深海棲艦出現の報告も減ってますからね。」


そう、深海棲艦が日本の海域から出現しなくなってきている。まだ完全に出現しなくなったわけではないが...


でも、まだ何が原因で減っているかは分からない。一応、艦娘の轟沈が関わってることは分かっているが。


そういうわけで、最近は遠征くらいしかやることがない。


深海棲艦の方も、密輸船とかを襲撃させてたら、それらも減ったし。あ、もちろん沈めないよ。


提督「そろそろ、世界進出した方がいいかな?日本国内は大部片付いたからな。」


戦艦棲姫「確かに、海外のブラック鎮守府とかも早めに潰した方がいいかもしれない。」


提督「一応情報は揃ってるからな。確かドイツとイタリアは潰そうかな?もちろん、そこの艦娘は拐う。」


翔鶴「...大丈夫ですか?そんなことをして...」


提督「バレないように、対策をすればいい。やろうと思えばいくらでもできるし、証拠が出ても消すことはできる。」


まあ、爆発させればいいだけだし、これに関しては気にしなくていいだろう。


戦艦棲姫「それで、これからの作戦は?」


提督「最重要なのは、やっぱり仲間を増やすことだな。艦娘とかじゃなくて、提督の。流石ここから先は一人ではキツくなる。」


提督「そのためには、早く作戦が終わってくれないと...」


戦艦棲姫「ああ、なんか元帥が言ってたな。多分大丈夫だと思うが...」


提督「元帥といえば、あいつ、外国と協力するつもりらしい。」


翔鶴「そうみたいですね。」


提督「あっちから色々やってくれるのはありがたい。一応、ドイツとイタリアには手を出すなと言ってあるけど...」


翔鶴「あ、やっぱりやるんですね...」


提督「今のところは。...あと、最終目標だが、ある組織を作ろうと思う。」


戦艦棲姫「ある組織?」


提督「艦娘と深海棲艦が協力し、敵の深海棲艦を倒す組織。もちろん、それだけではない。全世界の治安維持、環境保護、技術開発など、色々やっていく。」


戦艦棲姫「...は?本気で言ってるのか?」


提督「もちろん。各国の提督が集まって、組織を作る。そして、世界中から金を集める。それを達成するために、世界征服をする。」


翔鶴「でも、そんな簡単に協力してくれるんでしょうか...」


提督「一応対策は考えてあるが...でも心配なところではある。」


ここだけはどうしようもないからな。対策...といっても、金を積むだけだし。


記憶処理とかを利用してもいいが、現状は記憶を抜くことしかできないからな。技術が進歩すればもしかすると...









《ハグレ鎮守府執務室》









薫「さて、誰からやるか...」


最上「やるって何を?」


薫「...ん?お前らいつの間に入ってた?」


最上「え、さっきからいたけど...あ、僕は最上だよ。」


三隈「私は三隈です。なんでも、ここの提督になるとか...」


薫「ああそうかい、よろしく。そうだね、提督になることになった。誰から聞いたんだ?」


三隈「妙高さんたちから聞きました。」


薫「ああ..妙高さんか。」


最上「それで、何もするつもりですか?」


薫「カウンセリングだよ。ここの艦娘は、提督とかに怯えてるのが多いって聞いたからね。」


最上「そういうことですか。では、一つお願いしても大丈夫ですか?」


薫「なんですか?できる限りのことは聞きますが...」


最上「熊野のことを...見てほしいんです。」


薫「熊野...?」


最上「はい、私たちの姉妹艦なんですが...前の鎮守府で...」


薫「...そうですか。それでは、何があったのか教えてほしいのですが、大丈夫ですか?」


三隈「はい...」



簡単にいってしまうと性的暴行を受けたってこと。そんなのされたら怯えてもおかしくないな。


しかも、よりによってそれか...男自体に恐怖を持ったいるだろうな...


でも、話は通じるっぽいから、どうにかはなるな。でもこの場合、どうすればいいか...どうやって恐怖を取り除くか...


薫「分かりました。ですが、少し難しくなりそうです。」


最上「はい..ありがとうございます。それでは...お願いします。」








しばらくして...




コン コン コン




薫「はい、どうぞ。」


鈴谷「提督、初めまして、鈴谷だよ。」


...なんか随分警戒されてるな。完全な無表情だ。


薫「ん、ああそうかい。それでそっちが...」


鈴谷「熊野だよ。」


熊野「」 ビクビク


熊野の方は、怯えてるのが目に見えて分かる。刺激しないように気を付けないと...


薫「とりあえず、そこに座って。」


鈴谷「はい。...熊野、いくよ。」


熊野「は、はい...」ビクビク


薫「さてと、何から話そうか...」


...もしかしたら、今回は今までみたいな受け身じゃいけないかもしれないな。


熊野がアレだからな、話は通じるとはいえ...


薫「とりあえず、僕が提督になるってのは聞いてるよね?」


鈴谷「うん、確かに聞いてるね。」


薫「うん、じゃあ...僕のことをどう思う?」


鈴谷「...へ?どうって...」


薫「あー...印象とか、そんな感じ。あと、提督についても頼む。別に何もしないから。」


鈴谷「...何もしないんだよね?」


薫「もちろん。」


鈴谷「...正直、信用できない。私は直接はされてないけど...まぁ、そういうわけだから...」


薫「...それもそうか。」


確か鈴谷と熊野は同じ姉妹艦だったっけ?まあ、妹がそんなことされてたら信用なんてできないわな。


...さて、ここからだ。


薫「熊野は...どう思う?」


熊野「ひぇっ!?え、あ...あ...」 ビクビク


鈴谷「熊野、大丈夫...大丈夫...」


熊野「...怖い...提督が、怖い...」ビクビク


薫「そうか ...そうだな...」


熊野「・・・・・・」 ビクビク


ここでは...ダメだな、多分声が漏れる。でも、教えておくか。少しは楽になるかもしれん。


薫「ちょっと面白いことを教えてあげよう。ある程度は楽になるかもしれない。」


鈴谷「...それは?」


薫「叫ぶんだ...全力でね。自分の思ってることとか、苦しい思いとかを喉が枯れるまで叫ぶんだ。」


鈴谷「...そんなので意味があるの?」


薫「分からない。ただ、これである程度なら楽になる...気がする。実際にここでやってみるか?」


鈴谷「...いや、人前でなんて...!」


薫「まあ、そうだよな。それで、何か聞きたいこととかある?」


熊野「...あの、なんで提督に...」 ビクビク


薫「...なんで?長門さんたちに頼まれたんだ。なんでも妖精さん?が見えるらしくて...あと、ここの艦娘を助けてほしいって頼まれたんだ。」


薫「...本当か気になったら、誰かに聞いてみるといい。」


熊野「・・・・・・」


薫「その他は?」


鈴谷「...ねぇ、後で話したいことがあるんだけど...」


薫「ん?いいけど。...これでいいか?」


・・・・・・


薫「うん、大丈夫そうだな。」


鈴谷「それじゃあ熊野、先に戻っておいて。」


熊野「え、でも...」


鈴谷「いいからいいから!」


熊野「...うん。」



ガチャッ   バタン



薫「......うん、これでいいか?それで、何かあの場で言えないようなことでもあったのか?」


鈴谷「...熊野がなんでああなったかは知ってるよね?」


薫「ああ、確か前の提督に...」


鈴谷「そう、それで...」


ん、なんだなんだ?


鈴谷「実は...熊野がああなったのは、私のせいでもあるの...」


薫「...はい?」


鈴谷「私の代わりに、熊野が身代わりになって...」


薫「・・・・・・」


薫「...ああ、そうか。それで、不安で一緒に来たと...」


鈴谷「うん、新しい提督が信用できないのと、これも理由にあった。」


薫「なるほどね...それで、熊野に対しては何か言ったの?謝るとか...」


鈴谷「え、いや...」


薫「それだけはやっといた方がいいと思うよ。いくら謝ったりするのが難しくても...」


気持ちは分からないわけではない。確かに、謝るのは勇気がいるし、今回は理由が理由だからな。


鈴谷に関しては、意外とどうにかなったが、問題は...


薫「さてと...さっきから誰かが見ているようだが...熊野?」


鈴谷「えっ!?」


ガチャ


熊野「ご、ごめんなさい...」 ビクビク


薫「...謝るなら、なんでやったんだ?」


熊野「え..その...」


薫「もう少し、鈴谷のことを信用してやったらどうだい?これは予想だけど、鈴谷が何かすると思ったんでしょ?」


熊野「は、はい...」


薫「鈴谷もだよ。熊野のことを信用してあげな。」


薫「...二人で話してこい、本音でな。」


二人「はい...」


二人とも、不安が混じった顔で部屋から出た。僕にはこれくらいしかできない。プロとかじゃないし。


でも、多分これでいいはず...






大体30分後...






ガチャ



薫「おっと、戻ってきたな、どうだった...って聞くまでもないか、その顔だし。」


二人の顔が、部屋を出た時とは違う。


熊野「一つ、いいですか?」


薫「なんだ?」


熊野「なんで私たちにこんなに...」


薫「なんだろうね...見てるとこっちまで悲しくなってくるんだ。...上手く言葉では表現できないけど、そんな感じ。」


薫「ま、いったん帰りな、疲れただろう?」


熊野「え、はい...」


鈴谷「うん、じゃあ戻ろうか。」










《?????》










??2「...凄いな。」


??1「そりゃあそうでしょ!こういうのには強いんだから!」


??2「確かに、私たちと会った時も適応力がすごかったからな。ただ、少し慎重過ぎる気がするが。」


??1「それは仕方ないですよ。あ、でも、意外と大胆に動くこともあって...」


??2「そうなのか?」


??1「例えば、リスクと対価を考えた時、対価が極端に大きいとき...完全に安全だと分かったとき...」


??1「あと、どうしようもない時。」


??2「ん?どうしようもない時?」


??1「そう...私たちがここに来た時とかはそうだったと思うよ。」


??2「...確かに、言われてみれば。」


??1「...さてと、このまま時間はかけてほしくないから、大胆に動いてもらいましょうか。」


??2「...大丈夫か?あいつ人間だぞ?」


??1「問題ありません、あの人は砲撃でも受けない限り、死にませんよ。それに、身体能力も普通の人間を越えてますし。」


??2「なら大丈夫だけど...」











イレギュラー












薫「今日で3日か...?」


ここに来てから3日ほどたった。そして形だけではあるが、提督になった。


だけど、ここには色々な問題が...



バンッ



長門「おい!大変な事になった!」


薫「...!?なんだ急に...」


長門「どこからか分からないが、情報が漏れたんだ!お前がいるってことが!」


薫「...は?いや、ちょっと待って、それって誰がやったんだ?それと誰が僕がいることを知ったんだ?」


長門「...睦月型の艦娘たちにバレた。」


薫「...え?それって大丈夫なのか...?」


睦月型の艦娘たちは、聞いた話だとけっこう重いトラウマを抱えているとか...だからまだ一度も関わったことはないけど...


長門「大丈夫じゃないからここに来た。もしかしたら、襲われるかもしれない「バァン!!」...!」


薫「...ッ!!」


??「やっと...みつけた...」


長門「む、睦月!止めろ、止めるんだ...!」


睦月「お前が...死ねぇぇぇぇぇえ!!」


薫「うおっ!?...危ねぇ!」


睦月「避けるな!このッ!」


薫「...!ヤバイ...!?」 グッ


...!?力が、強すぎる。こんなんじゃあ、腕がもたない...


長門「なっ!?...いや、止めないと...!」


長門「睦月、止めろ!」 バッ


睦月「...くっ!」


薫「...!ハァ...ハァ...ハァ...」


長門(なんなんだあの力は...駆逐艦とはいえ睦月は艦娘だ。普通の人間よりは圧倒的に力が強いはず...なのになぜ...いや、それより)


長門「睦月、何があったんだ?」


睦月「お前の...お前のせいで...」 ガクガク


薫「・・・・・・」


睦月「お前のせいでぇぇぇえ!!」


薫「...吐き出せ。」


長門「...?」


薫「お前の思いを、全て吐き出せ。俺に、思いっ切りぶつけてみろ。」


長門「おい、それってまさか...止めろ!そんなことしたら...」


薫「大丈夫だから、放してやってください。」


睦月?の拘束が解かれる。睦月?はとても怯えている。


薫「睦月...でいいか?」


睦月「・・・・・・」 コクリ


薫「そうか...」


薫「じゃあ、気が済むまで俺を殴ってみろ。」


睦月「...へ?」 キョトン


薫「殴れ、そして、思いを吐き出せ。今まであったこと、全部を...」


睦月「...え?...え..」 ビクビク


薫「・・・・・・」


睦月「お前の...」 ビクビク


睦月が震えながら近付いてくる。覚悟を決めたのか?


睦月「お前のせいでッ!!お前のせいでッ!!」 ゴンッ



薫「ッ!」



睦月「お前のせいでッ!妹たちが傷ついたんだ!お前のせいでッ!妹たちが沈んだんだ!」 バキッ



睦月「クソッ!クソッ!死ねぇぇぇぇぇえ!!お前のせいでッ!!お前らがッッ!全てを壊したんだッッッ!!!」 バキッ



睦月「あああああああああああああああああああああああああああああああああッッ!!!」ゴンッ



薫「・・・・・・」







睦月「お前らのせいで!お前らの...お前...の...」 ポロポロ


薫「...そうか。」


最初は強かったこぶしは、だんだんと力が入らなくなってきていた。


そして、最初の殺意のこもった声も、だんだんと弱々しく、涙混じりの声になっていた。


睦月「...ごめんなさい。新しい司令官は、何もやってないのに...私だけ...」 ポロポロ


薫「いいんだよ、大丈夫。とりあえず、今は、思いっ切り泣くんだ。大丈夫、きっと楽になるよ...」


睦月「あ、ああ...うわぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!」 ギュッ



今まで我慢してきた怒り・悲しみ・苦しみが爆発したのだろう。大声をあげて泣き出した。



多分、前の提督が色々やったんだろう。姉妹艦を沈めたり、暴力をふるったり...



僕は、その感情を受け止める。何も知らなくても、これだけならできる。解決はできなくても、苦しみは消えてくれるだろう...








薫「どうだ、楽になったかい?」


睦月「はい。その...ありがとうございます!」


薫「...ふふ、いい顔だ。僕を殴っていた時の顔とは大違いだ。」


睦月「あ、それは..すいません。大丈夫...でしたか?」


薫「大丈夫、別に怒ってるわけじゃないよ。それに、多分骨とかも折れてないだろうし。」


睦月「そうですか...よかったです~」 ホッ


薫「うん、やっぱりいい顔だ。」


さてと、まだ他にもいたよな?問題はここからだ...




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



薫「...色々あったのね...大変だったんだな。」


長門「まあ、睦月型の子の過去はかなり重いからな...」


薫「ふむ...それで、今はどこに向かってるんだ?」


長門「睦月型の部屋だ。」


薫「...それって大丈夫か?また殴られたりしないよね?流石にこれ以上はマズいんだが...」


睦月「ご、ごめんなさい...」


薫「いや、大丈夫だよ。」


長門「一応他の艦娘たちに頼んで落ち着かせてあるはず...だからそういうことはないはず。」


薫「あ、なら大丈夫。」


睦月「はい、着きましたよ。」


薫「ん、ありがとう。」 ガチャ









如月「ひ、ひぃぃぃぃぃい!」 ガクガク


卯月「あ、ああ..来ないで!来ないでッ!」


文月「・・・・・・」 ガクガク


陸奥「ちょ、ちょっと!なんでここに来るの!」


薫「...文句ならそこの二人に言って、僕は連れてこられただけだから。」


長門「...すまない、この状況をなんとかしてくれると思って...」


睦月「わ、私もごめんなさい...」


赤城「え?ちょっと、なんで睦月がそこに!?」


睦月「ちょっと新しい司令官?のところに...」


薫「まあ、大丈夫だよ。こっちは特に何もしてないから。怪我とかもしてないでしょ?」


薫「それで、ここの5人をどうにかしろと?流石にキツいぞ、これは...」


長門「頼む、これをなんとかできるのは、お前しかいない...!」


薫「...もちろんやるつもりだよ。ただ、期待するなよ、僕もプロじゃないんだから。」


さてと、どうするか...全員怯えてるから、どこから手をつければいいか...


いや、そこの二人はまだマシか...?他の子よりは怯えてない気がする。


でもどうやって始めれば...



ポンポン


薫「ん?」


睦月「ねえ、大丈夫?手伝った方がいい?」 ヒソヒソ


薫「...ああ、頼む、僕だけじゃ無理だ。」


こういうのは人に頼りたくなかったが...今回ばかりは仕方ない。それに、睦月の方が信用してくれるだろう。




睦月「みんな...大丈夫?」


如月「あ..睦月ちゃん、だいじょうぶなの...?」


睦月「うん、大丈夫。」


文月「あの..新しい司令官?になにかされてない?本当にだいじょうぶ?」 ビクビク


睦月「うん、優しかったよ。私が何をやっても許してくれたんだよ。あんなにやったのに...」


弥生「・・・・・・」


睦月「あれ、弥生ちゃん、どうしたの?」


弥生「しれい...かん?」 ジー


薫「...?」


弥生「司令官...私たちを殴ったりしない?」


薫「...!ああ、ぜったいにしないよ。」


弥生「...本当?」


薫「本当だ、だけどいいのか?そんなに簡単に信用してしまって?もしかしたら、後から殴ったりするかもしれないぞ?」


弥生「・・・・・・」


三日月「...多分、大丈夫。ここまで言ってくれるなら、逆に安全な気がします。」


薫「...?睦月、この子は確か三日月といったっけ?もしかして、提督ってのと関わるのは初めてだったりする?」


睦月「うん、よく分かったね!つい最近、ここに来たの!」


ああ、通りであまり怖がってなかったのか...


薫「...さて、残り3人か?」


如月・卯月・文月「...っ!」 ビクッ


薫「...そこの3人、怖がってるところ悪いけど、何が怖いんだい?」


如月「え..なにって...」 ビクビク


薫「なんでそんなに震えているんだい?」


如月「だって...怖いから...」


薫「じゃあなんで怖いんだい?」


卯月「...だって!叩いてくる!殴ってくる!そんなの嫌っ!」 ビクビク


薫「そうか、じゃあ僕は君たちに暴力をふるったりしない。でも、どうやってそれを証明すればいい?もしかしたら、またするかもしれないよ?」


卯月「えっ..それは...」


薫「あ、『僕を殺す』とかは流石にダメだよ。」


さて、どんなアイデアが浮かぶかな?正直、これでいいかは分からないが、悪くはないはず...



・・・・・・・・・・



卯月「あ、もし新しい司令官が何か悪いことしたら、私たちもする...ってのは?」


薫「...ま、いいんじゃない?やり返されるってことを分かっていれば、こっちも迂闊にはできなくなるからね。」


薫「じゃあ、これでいいか?」


三日月「...多分、大丈夫です。」


薫「ふぅん、じゃあ、僕のこと、怖くなくなったか?」


弥生「いや...それは...」


薫「ま、そうか。それともう一つ、気持ちを楽にする方法を教えておこう。」


睦月「え?なんですか?」


薫「ここに紙ってある?」


睦月「紙ですか?...はい、これです。」


薫「ここに、自分の思ってることとかを書き出すんだ。せっかくだし、手本でも見せようか。」


えっと、今は...うん。記憶を取り戻したい。それと、元の場所に帰りたい。みんなが苦しむ姿を見たくない。・・・


薫「ま、こんな感じに書き出すんだ。後でやってみたらどうかな?ある程度は楽にらると思うよ。」


薫「それじゃあ、僕はそろそろ戻るね。何かあったら執務室に来て、多分そこにいるから。」 ガチャ


睦月「はーい、またねー!」





まあ、どうにかなった...のか?他の人の協力もあったから、割と話せたけど...こりゃあまたキツくなるぞ。















目覚め1














《深海》








??1「さてと、どう?深海棲艦の出現条件とか分かった?」


??3「ああ、完璧だ。なぜ現れるのか、原因がわかったぞ、明石。」


??1→明石「おっと...それはどんな感じなんですか?戦艦棲姫さん?」


??3→戦艦棲姫「艦娘の轟沈だ。...それ以外の理由なんてものはない。」


明石「へぇー...確かに、例の空母棲姫?みたいな何かが撃破されてから、深海棲艦はほとんど見なくなりましたからね。佐世保の鎮守府が撃破したんだっけ?」


戦艦棲姫「ああ、そんなこともあったな。そういうわけだから...そういうわけだ。そろそろあっちも終わりだろう?」


明石「う~ん?私は別件でそれには手をつけてないから...一応集積地さんに頼んでおいてあるから、行きましょうか。」




・・・・・・・・・・。




??2→集積地棲姫「なるほど、そういうことね。」


明石「はい、どんな感じなんですか?」


集積地棲姫「もう、十分過ぎるほどに信用を得てるな。まさか2ヶ月で終わらせるとは思わなかった。」


戦艦棲姫「それは...凄いな。確か、映像はあるんだったな?」


集積地棲姫「ありますよ。見ていきますか?」


戦艦棲姫「ああ、それじゃあ見ておこう。」


集積地棲姫「そうですか。それじゃあ1ヶ月前から見ていきましょう。」





━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━






漂流から約1ヶ月後...






葛城「提督、任務を完了しました!」


天城「葛城..ちょっと静かに...」


薫「おっ、それでどうだ?怪我とかはないか?」


那珂「うん!全然大丈夫だったよ!」


暁「私たちにかかれば、こんなの楽勝よ!」


薫「うんうん、そりゃあ良かった。とりあえず、今日の仕事はこれで終わりだ。皆体をゆっくり休めな。」


電「はい..ありがとう、なのです。」


神通「それでは、私たちはこれで。」


ガチャ   バタン




薫「とりあえず、今日の仕事はこれで終わりか?いや、船団護衛組が帰ってきてないな。」


多摩「でも、提督の仕事はもうないんじゃないかにゃ?急に深海棲艦でも現れなかったな、にゃ。」


薫「それはその時に考える。最低限のことはしてある、だから今考えなくてもいいんじゃないかな?」


多摩「確かに。」


今日の秘書官は多摩だ。前は凄い警戒されていたけど、今はとても話しやすい。もちろん、他の艦娘もそうだ。





ちなみにこの鎮守府は、船団護衛等の報酬でやりくりしている。大本営?からはお金は入ってこないから、自分達で稼ぐしかないのだ。


でも、どうにかなっているからいいか。できれば早く楽にしたいが...





大体15時くらい...





多摩「なんでここにいるんだにゃ?」


北上「えー別にいいじゃん、提督も何も言わないしー。」


大井「大丈夫ですよね、提督?」


薫「別にいいけど?多分仕事はもうないだろうし。」


北上「ほらー!別に大丈夫だったでしょ?」


薫「うん、で、なんでここにいるの?居ても何もないよ?」


大井「え?...私は北上さんが行くって言うから..」


北上「そんなこと言って、本当は嬉しいんでしょ?ま、提督は優しいからね、分かるよその気持ち。」


大井「ふぇ!?そ、そんなこと無いですよ!私は北上さん一筋ですよ!」


薫「...そんなこと聞いてないんだよなぁ。」


大井「...っ!」 //


ふふふ、やっぱり大井は可愛いねぇ...からかいがいがある。


大井「...提督、何かよからぬことを考えませんでしたか?」


薫「え、いや、そんなことない。」


...すいませんでした。


北上「あ、そういえば、そのスマホ?はなんなの?」


薫「これ?なんかここに来た時に持ってたんだ。...どうやら、普通に売ってる物とは違うらしい。」


北上「あっそうなの?」


薫「そうらしい。夕張に調べてもらったんだけど...構造が全く分からなかったらしい。なんでも現代の技術じゃ再現不可能らしい。」


大井「それは不思議ですね。」


薫「早く記憶が戻ってほしいものだ。」





━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━





戦艦棲姫「これは...凄いな、まだ2ヶ月しか経ってないんだったな?」


明石「本当ですね、記憶をなくしてるのに、よく出来ますね。」


??「ん?みんな何やってるの?」


明石「あ、白露、実は今提督の様子を見ているの。どう、一緒に見ていく?」


白露「え、それじゃあ見る!」


明石「..ということだから、もう少しお願い。」


集積地棲姫「はいはい、それじゃあ一週間くらい前にしようかな?」





━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━





薫「うーん、暇だ...」


最近はやることがない。深海棲艦が全く現れなくなったのだ。まあ良いことではあるが...


五月雨「はい、確かにそうですね。」


そういうわけだから、僕たちは執務室でたそがれるくらいしかやることがないのだ。


しかしこの五月雨、何故か僕を避ける。今日は秘書官だからここにいるけど、今もなんかそわそわしている。


五月雨「あ、そういえば記憶は戻ったりしましたか?」


薫「いや、まったく。」


五月雨「そうですか...」


五月雨が少し悲しそうな顔になる。本当にどうしたのだろうか。


薫「...ん、もう昼か。」


五月雨「あ、そうですね。昼食を持ってきましょうか?」


薫「うん、じゃあお願い。」


五月雨「はい、分かりまし...うわっ!?」


五月雨がつまずく。どうやら、服が机にひっかかっていたようだ。


そしてボロボロの何かが落ちる。


薫「うおっ、大丈夫か?」


五月雨「あ、はい、大丈夫です。」


薫「そうか。えっと、何か落ちた気が...あったあった。」


ボロボロの何かは、お守り?の様なものだった。


薫「あれ?どこかで見た気が...はい、これ。」


五月雨「あ、ありがとうございます。それで、これ、見たことあるんですか?」


薫「え、いや...どこで見たかは分からないけど..それに、もしかしたら見間違えてるだけかもしれないし。」


五月雨「そうなんですか...あっ、何か思い出したりは...」


薫「...すまんな、全く。」


五月雨「そう..ですか。」


薫「そうだ、それって何?見た感じお守りみたいだけど。」


五月雨「え、これ?元の提督からもらったものなんです。...でも、もう会えないかも...」


薫「...確かにな。じゃあ、手伝ってあげようか?元の提督を探すの。また会いたいんでしょ?」


五月雨「・・・・・・」


五月雨「はい、ありがとうございます。」





━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━





明石「...ねぇ、これって...」 ヒソヒソ


白露「...うん、多分明石さんの思っている通りだよ。」 ヒソヒソ


戦艦棲姫「...ん?どうしたんだ、二人とも?」


白露「あ、いや!なんでもないです!」


戦艦棲姫「...そうか。」


明石「あ、そうだ。これからが本題なんだけど、今日、記憶を戻してこようと思ってるんだけど...」


集積地棲姫「大丈夫、準備なら万全よ。私も今日報告しようと思ってたから。」


明石「じゃあ、今日の夜...でいいよね?」


集積地棲姫「はい、お願いしますよ。帰りの船も準備してあります。多分提督なら、全員連れて帰ろうとするけど、それにも対応してあるから大丈夫。」


明石「よし!じゃあ今日の夜!」


白露「...何の話?」


明石「提督の任務が終わったって話。あと何日かで帰ってくると思うよ。」


白露「え!?そうなの!?じゃあみんなに報告しないと!」


ガチャ  バーン


戦艦棲姫「ふふふ、元気なことで...」


明石「まあ、そんなものですよ。」











夜、皆寝静まったハグレ鎮守府...











明石「よし、提督はここですね。」 ヒュン


明石「静脈に...っと、これでよし。」


明石「さて、バレない内に帰りましょ。」 ヒュン















目覚め2















五月雨「五月雨っていいます! よろしくお願いします。」


提督「ああ、これからよろしくな。」





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。




五月雨「あの...これは何ですか?」


提督「これか?昔から持ってるお守りだよ。こんな場所なんだ、君が持ってた方がいいだろ?」


五月雨「でも、昔から持ってたんじゃ...」


提督「いいんだよ。君に渡したいんだ。」


提督「・・・・・・」


提督「これには、二つの思いを込めていてね...一つは俺なりに考えた応援。そしてもう一つは、君が沈んでしまわないように..っていうお守り。沈んだりなんて、するなよ?みんなで、生きて帰ってきてほしいんだ。」


五月雨「...ふふっ、何ですかそれ...」


五月雨「でも、嬉しいです...!」






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。






提督「お、おい...止めろ!そんな馬鹿な真似はするな!」


五月雨(大破)「大丈夫です!敵はあと少しで倒せます!私たちを信じてください!」


提督「...絶対に無理はするんじゃないぞ...!」




・・・・・・・・・・




五月雨「ごめんなさい...わたしここまでみたいです...」


提督「あ、ああ...嘘だろ...そんなこと...」







・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・






薫→提督「!?」 ガバッ


提督「こ、これは...それに...」


そうだ、一旦落ち着かないと...


提督「...それでここは..確かハグレ鎮守府ってところだっけ?それで俺は任務の為にここに来た...と。」


提督「まずは電話を...いや、しなくてもよさそうだな、これは。」




差出人 明石

宛先  提督

件名

日付  20**年〇〇月++日


 作戦は完了です。提督のことなので、そこの艦娘たちを連れていこうと考えてるところだと思います。なので、迎えの船を用意しました。昼までにはつくはずです。

 あと、電話はしない方がいいでしょう。連絡手段はメールだけでお願いします。


P.S. がんばってください。




提督「...まあ、がんばろうか。」







《海岸》







五月雨「・・・・・・」


提督は、私のことを忘れてた。どうして...


どうして、忘れてしまったの...?


こんなんじゃ...私悲しいよ...


五月雨「提督...」


提督「...呼んだか?」


五月雨「...!?えっ!?」


提督「こんな朝から、何やってるんだ?」


五月雨「え、いや..特に...」


提督「...ま、そういうこともある。ちょうどこっちも五月雨を探してたんだ。」


五月雨「え?何ですか?」


提督「まあ、ゆっくり話そう。」


...?何の話でしょうか?


提督「さてと...」 バッ


五月雨「ーっ!?」


提督「お前...なんで..なんで俺たちを置いてったんだよ...悲しかったんだぞ...」 ポロポロ


五月雨「!?」


提督「ずっと...ずっと...お前を探してたんだ...会いたかったよ...本当に、会いたかった...!」 ポロポロ


五月雨「提督...記憶が...戻って...!」


提督「ああ、戻ったよ...それに、戻らなくても...お前のことを忘れるなんてそんなこと...」 ポロポロ


五月雨「あ..ああ...提督...ていとく...」


五月雨「うわぁぁぁぁぁあ!私も、私も会いたかった!もう私のこと思い出せないと思って..もう...もう...」 ポロポロ









それから私は泣き続けた。どれだけ泣いたかは分からない。でも、そのたびに提督がなだめてくれた。


提督...私、うれしいです...!







・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。







提督「...落ち着いたかい?」


五月雨「はい...」


提督「それにしても...こんな形でだが、また会えるなんてな。」


五月雨「そうですね。...あっ。」


提督「ん?どうした?」


五月雨「提督は、なんでここに?何かあったんですか?」


ああ、その話を聞いてくるか。


提督「まあ、今まで色々あったよ。大本営に殺されかけたり、深海棲艦に助けられたり、世界征服しようとしたり...」


五月雨「えっ、ちょっ...え?...えっ!?深海棲艦!?それに大本営に殺されかけた!?」


提督「色々あったんだ。そういうわけで、一部ではあるが、深海棲艦と和解したりした。それで、こっち(艦娘側)の提督と深海棲艦の提督を兼業している。」


五月雨「...本当の話ですか?」


提督「そうだな。それと、昼には迎えが来る。どうだ、お前も来るか?」


五月雨「...はい、行きます!絶対提督について行きます!」


提督「お、そうかそうか、それは嬉しいよ。」


五月雨「当たり前じゃないですか...会いたかったんですよ?」


良かった...一応今からでも帰れるが、止めておこう。ここの皆も仲間に入れたいからな。









提督「あ、そういえば妖精さん?」 ヒソヒソ


妖精「ん、なんですか?」 ヒソヒソ


提督「あのお守りって...応急修理要員だよね?あの、妖精さんたちがくれたやつ。」 ヒソヒソ


妖精「あ、よく分かったね。」 ヒソヒソ


提督「はえ~なるほどね、だから...」 ヒソヒソ


五月雨「ん?提督、どうかしましたか?」


提督「ん、ああ、お守りを渡しておいて良かったって思ってただけ。」


さて、説得しに行きますか。












説得












提督「・・・・・・」


長門「なるほど、記憶が戻ったのか。それで、なぜ全員を呼んだのだ?」


提督「...重要な話だからな。全員に言っておきたいんだ。」


伊168「それで、何を言いたいの?」


提督「俺は、元は提督だった。...ここに来る前から。」



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1: SS好きの名無しさん 2018-08-20 03:19:20 ID: nx1T_wGj

サバゲーマンです
パート2の更新ご苦労様です。面白かったです。世界征服篇はパート1で終わりかな?パート2は、主人公は、一緒なんですか?まさか、別人とか書かないでくださいね。
これからの更新、楽しみにしています頑張ってください。

2: カエデ 2018-08-20 06:59:19 ID: Fuj9onQI

1さん


コメントありがとうございます。

このパートの序盤では、主人公が、
①自分が提督だと気付いていない。
②ここに出てくる艦娘が、主人公が提督であると気付いていない。
こういうわけなので主人公(提督)の本名である山口薫の『薫』と書かせてもらっています。

どうしてこうなったかは、このパート中に語られる予定なので、理由を考えながら楽しみにしてお待ちください。

3: SS好きの名無しさん 2018-08-20 09:41:44 ID: nx1T_wGj

サバゲーマンです
更新、ご苦労様です。なるほどその設定なんですね。分かりました有り難うございます。次回の更新楽しみにしています。頑張ってください。

4: ばんせー 2018-08-24 11:03:25 ID: IelGZf1O

サバゲーマンさんどこにでもいるのね
個人的には五月雨の提督って言ってたとこが気になってます!←あってますかね?w

5: SS好きの名無しさん 2018-08-25 13:00:01 ID: 2dX-YNua

サバゲーマンです
更新ご苦労様です。最近は、台風とか熱中病とか色々あるけど頑張ってくださいね。体調管理は、大切にでは、次回の更新頑張ってください。
・・・ばんせーさんへ僕は、面白いな~と思った人にコメントを書くようにしています。それにここのサイトに投稿している人達は、才能があると僕は、そう思っています。すみません上から目線ででも、このサイトに投稿している人達は、本当に面白いです。

6: SS好きの名無しさん 2018-08-27 00:57:46 ID: Dn1F30C8

薫が記憶喪失になった理由…五月雨との関係…
キニナルゥゥゥ( °w°)Σ
次回の更新楽しみに待ってます!!
無理なさらない程度にガンバッテ(^^ゞ

7: ばんせー 2018-08-27 09:45:32 ID: Jiu9XWeg

五月雨と薫はやっぱそういうことなのか
薫のこれからよろしくってとこで五月雨が何か思い出したのか何なのか

8: ばんせー 2018-08-28 11:02:43 ID: ymrNFggZ

薫はやっぱ誰かにやられたってことなんだね

9: SS好きの名無しさん 2018-09-10 16:07:38 ID: YEWuY860

サバゲーマンです
更新お疲れ様です。やはり仕事が終わって読むのは、良いですね
やはり、艦娘たちの闇は相当深いですね。睦月型がこの様子じゃ他の子達も、もっと深いかな?・・・提督死ならいかな?では、次回の更新楽しみにしています。頑張ってください

10: みがめにさまはんさみかたき 2018-09-17 01:54:32 ID: bacnzAaf

ぴゃ~、ドゥンドゥン北上さんだして欲しいなぁ~
北上さんは正義だからね!
がんばってくださいねー

11: SS好きの名無しさん 2018-09-17 19:26:41 ID: vfDsyo1p

NHKニュース(9月17日(月))

海上自衛隊

南シナ海で『対潜戦』訓練実施・公開

護衛艦『かが』等が訓練参加

かが『流石に気分が高揚します。』

12: みがめにさまはんさみかたき 2018-09-18 23:54:06 ID: L1UHWpXj

なんや11。お前かむかむニキだけノミナラズゥ!
カエデさんとこにも沸くんかワレ。
ええかげんにせえよ
ま、んなこたぁ置いといて北上さんはやっぱいいね!更新まってまーす!

13: ばんせー 2018-09-19 17:24:55 ID: z-5Wpztw

なんかすっげー話動いたな

14: みがめにさまはんさみかたき 2018-09-20 00:08:07 ID: K2i5Cj_C

ようやく目覚めたか提督!待ってたぜ!

15: みがめにさまはんさみかたき 2018-09-23 15:32:40 ID: U4MWMfLy

なんて良いところで止めるんだ…っ!


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1: みがめにさまはんさみかたき 2018-09-17 02:02:16 ID: bacnzAaf

提督がイケメンなSS

2: SS好きの名無しさん 2018-09-17 19:27:27 ID: vfDsyo1p

NHKニュース(9月17日(月))

海上自衛隊

南シナ海で『対潜戦』訓練実施・公開

護衛艦『かが』等が訓練参加

かが『流石に気分が高揚します。』


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