2018-08-30 04:42:25 更新

概要

青年時代のいじめで精神崩壊している提督に迫る寿命のカウントダウン。艦娘たちに隠し通そうとするが様々な経路によってばれてしまう。自身の事情を知られた提督は...


前書き

艦これをプレイしたことがない100%にわかが他のSSを参考に描く日常ストーリーです。感動狙いではないのでどう思うかは読者の皆さんに任せます。深刻なキャラ崩壊・原作無視などの成分がてんこ盛りです。不快に感じたら早急のブラウザバックをお勧めします。
※この作品はクリエイティブ・コモンズ表示 - 継承ライセンスの下で外部転載可能です。(詳細はhttps://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0/deed.jaをご覧ください。)


提督「..」カキカキ

俺の名前は一疾風(いちもんじはやて)。この鎮守府で提督をしているものだ。俺はいつも通りに執務を遂行している。しかしこの後起きることを想像すると嬉しくもあり悲しくもあった。

提督「ふふ...」

加賀「珍しいわね。あなたが唐突に笑うなんて。何か思いついたのかしら?」

提督「別に。急に昔のことを思い出しただけだ。気にするな。」

加賀「そう...」

彼女の名は加賀。俺の秘書艦を務めている艦娘の一人だ。またかの有名な一航戦の一人でもある。彼女たちの戦績は凄まじく的確に運用すれば絶大な戦果を出してくれる。その反面赤城と同じく資源消費がえげつない、だが戦果と比べるとそこまではしたことではないので黙認している。

提督。「時間もいい感じだな。午前の仕事は終わりだ。」

加賀「そうね。一二〇〇、お昼時ですので失礼します。」

提督「ああ、また後で。」

そうして彼女は食堂に向かっていった。しかし俺にはまだやることがある。

提督「...これが俺の務めなのかもな。」

ひとつの段ボール箱を持ち上げ極秘資料処分室へ行く。一部の書類は大本営からの確認が終わると複製され原本がこちらに帰ってくる。それらを処分する部屋だ。基本的には焼却なのでバレれることはない。そして俺が燃やす資料というのが『辞表』だ。自分の体の事情を理由に辞職しようかと考えていたのだ。しかしやめるにやめれなくて書いては燃やし書いては燃やしていたのだ。

提督「そろそろ決着をつけないとな。いつまでもこうしているわけにはいかない。」

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霞「何かしらこれ。」

ヒロイアゲ『辞表』

霞「...へぇ...あのクズが辞職ねぇ...ふふふ」ハイライトオフ

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あれを燃やし終えた俺は食堂に来ていた。流石に何も食わないのはまずい。

曙「クソ提督ここになんの用よ。」

彼女は吹雪型駆逐艦18番艦曙だ。特Ⅱ型として見るなら8番艦に相当する艦娘だ。口が悪いのが少々難点だがもう慣れているので気にしてはいない。

提督「見ての通りこれから食事だよ。」

曙「あっそ」

自分から聞いておいてそれはないだろうよ…

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加賀「それでは午後の執務を始めましょう。」

提督「そうだな。」

執務を始めて2時間後例の病気の発作が出てくる兆候が出てきた。まずい。加賀に知られるわけにはいかない。

提督「すまない、加賀。少し体調が悪いから抜けるぞ。」

加賀「わかりました。」(すごく顔色が悪い。何があったのかしら。)

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本当にやばい。心拍数が上がっているのがすごくわかる。早く鎮静剤を飲まないと…

鹿島「あら?提督さん。大丈夫ですか?なんだかすごく顔色が悪そうですが...」

提督「あぁ、大丈夫だ。もん...だい...ない」イキギレ

鹿島「そ、そうなんですか?でもすごい息切れしてますけど...」

提督「ダイジョブ、ダイジョブ、それじゃぁな」ニガワライ

鹿島「(後をつけてみよう...明らかにおかしいもの...)」

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〜備品室〜

提督「くそっ...自分で設置した認証機がこういうことで邪魔になるとは...」

艦娘達にバレないようにこれを設置している。自分が重度の精神疾患とは知られたくないからだ。

提督「よし...あと、は...この薬を...」

頓服の鎮静剤だ。1日3回までしか服用できないのでよほどの自体にならない限り飲まないようしている。さて、早く飲まなければ…

鹿島「提督さん!」

提督「!?」

なぜここがわかった!?よく見たら戸が開いたままじゃないか!まずい…

鹿島「(提督さんの手には瓶。今の容体からすると、薬かな?それを飲ませれば。)」

提督「(今は自分の命が最優先だ。仕方ない。)鹿島...」

鹿島「は、はい!」

提督「み...ず...」

鹿島「水ですね。ええと...」

棚の上にペットボトルがある。...よかった、まだ栓が空いてない。これを飲ませよう。

鹿島「水です。しっかりしてください!」

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提督「すまない。助かったよ。」

鹿島「い、いえ。」

提督「薬を見てしまった以上俺には説明する義務があるな。」

鹿島「い、いえ別に無理にとは...」

提督「いや、話そう。その前にその前に戸を閉めてくれないか?」

鹿島「は、はい...」

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提督「俺は20代前半なのは知ってるよな?」

鹿島「はい。自己紹介した時に聞いたことが。」

提督「遡ることそれは俺が高校生の時だ。俺はいじめを受けていてな。それも悪口とかじゃない。下手すれば犯罪になってしまうほどの暴力を受けていた。」

鹿島「そんな...なんてひどいことを...」

提督「その中の一つにな首吊りがあったんだ。それを強要されて最中に意識が飛んだ。あの時は死すら覚悟したよ。その時自分の体が落ちる感覚があって目を開けたら床に落ちてたんだ。首吊りの縄がそれほど頑丈なものではなかったからだ。」

鹿島「あっ、だから提督さんの首筋に赤い線があるんですね。それにしてもあんまりじゃないですか!そんなのいじめじゃなくてただの殺人ですよ!」

提督「それらの暴力が俺の精神を短期間で崩壊させてしまい、今このように発作を起こすことがたまにな」

鹿島「それで投薬して症状を抑えていると...」

提督「そうなんだ。しかし依然症状は悪くなるばかり。この間の診断でこう言われたよ。治療しなければ余命は1ヶ月とね。」

鹿島「!?」

提督「もちろん治療すれば寿命の来るまで俺は生きることができる。だが仕事は増えて休む暇もないのにそんな中治療なんかして君たちに負担をかけてしまうわけにはいかない。だから俺は一時的にしか効かない薬を飲んで過ごしているというわけだ。」

鹿島「...ですか...」

提督「?」

鹿島「何で...私達を頼ってくれないんですか...私達はあなたにとってそんなに無力ですか…?」

提督「いや...それは...」

鹿島「私達はみんな提督に尽くしたいんです。もっと戦闘以外で頼って欲しいんです。それすら許してはくれないんですか?」ナミダメ

提督「...」

鹿島「答えてくれないんですね...でもいいです。このことは綺麗さっぱり水に洗い流します。だから提督...どうかご自愛ください...」

提督「すまないな。ありがとう。」

鹿島「いいんです。ですが、今日はもうおやすみください。あとの執務は加賀さんに事情話して私達で行います。」

提督「すまないな。」

鹿島「いえいえ。いいんですよ。病気のことは言いませんのでどうかお休みください。」

提督「そうさせてもらおう。すまないが、体を支えてもらえるか?」

鹿島「あ、はい!」

鹿島に持病のことがバレてしまった。致し方あるまい。久しぶりに人の暖かさを感じた気がした。そういえば少し不思議に思ったが辞表を処分するとき1部足りなかった気がするな。なぜだろう。

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加賀「わかりました。では私達で書類を消化しましょう。判断がつかないものは後日提督に聞きます。」

鹿島「お手数をお掛けします。では早速始めましょう。」

加賀「ええ。」

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加賀「...」カキカキ

鹿島「(何度か秘書艦やったことあるけど、やっぱり加賀さんには敵わないなぁ。)」カキカキ

加賀「(提督大丈夫かしら...何事もないといいけれど...)」カキカキ

吹雪「吹雪です!遠征の報告をしに来ました!」

加賀「どうぞ。」

吹雪「失礼します!あれ?司令官は...」

鹿島「提督は体調不良で休まれています。なので私が加賀さんと書類を片付けておりまして...」

吹雪「えっ!?司令官は大丈夫なんですか!?」

鹿島「ええ。」

吹雪「よかったぁ。あ、加賀さん。ええとこれ遠征の報告書です!」

加賀「ええ。確かに受け取りました。」

吹雪「それでは失礼します。鹿島さん、司令官にお大事にとお伝えください。」

鹿島「ええ、わかりました。」

加賀「本当に大丈夫なんでしょうね。」

鹿島「...ええ。多分は...」

加賀「(...何かあるわね。まぁ言及しないでおきましょう。)」

鹿島「(提督さん...)」

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提督「んん...」

倒れてからどれだけの時間が経っただろう。俺は私室のベッドで寝ていた。あの苦しさはもうないが、刻一刻と自分の命が削れていっているのは確かだ。早くここから出ないとな。そして、俺以上に優秀な提督に変わってもらおう。

提督「...もう終わりか。」

実を言うと片付けは済んでいる。後はこれを適切に処理するだけだ。使えるものは大本営に送り、使えないものは処分する。中には艦娘達に貰った物もあるのでとても心苦しい。

提督「今まで無理をした俺も俺だ。仕方無いな。」

霞「クズ提督。入るわよ。」

提督「待て...!」

霞「...へぇ?」ハイライトオフ

提督「...」

不味い...この部屋の様子を見られた...誰が見てもこう思うだろう『提督はここを去る』ということを。

霞「なるほど。本当にここを去るつもりね?」

提督「いや...それは...」

霞「これがあるのに認めれないの?」サシダシ

提督「こ、これは!?一体どうして!?」

霞が差し出したのは焼却処分したはずの辞表だ。...まさか霞が取ったのか!?でもどうやって!?考えられるのは道中で落とした時霞が拾った。おそらくこれが一番有力だろう。

霞「説明してもらうわよ。これを書いた理由を。」

恐怖を感じる笑顔を保ちながらこちらに向かっている。俺は後ずさってしまう。こんな霞俺は知らない。いつも悪態をつくあの霞じゃない。

提督「く、来るな!」

ついに壁まで追い詰められ逃げ場を失った。あの恐ろしさを感じる笑みを保ったまま彼女はそこにいる。

霞「あんたは私がいなきゃ何もできないのよ。このことは黙ってあげるから取り消しなさい。」

提督「...」

霞「...なさいよ。」

提督「!?」

霞「早く答えなさいよ!」ナミダメ

あの霞が泣いている?馬鹿な。彼女は泣くような正確じゃないはずだ。本当に泣いているのか?疑問に思い俺は霞の目元を指で拭った。そうすると濡れる感覚があった。どうやら本当に泣いているようだった。

霞「な、なにするのよ!」

提督「...わかった。このことは取り消そう。荷物も元の位置に戻そう。」

霞「...!ったく。こんなことするならちゃんと仕事しなさいよね!このクズが!」パァァァ

提督「(なんて言ったが取り消す気はないがな。あと霞のやつやけに目がキラキラしてた)」

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提督「もう深夜か。」

夕食を食べたいがもう間宮は閉まっているだろう。

提督「酒保行くか...」

廊下を歩いていたら川内を視認した。川内型軽巡洋艦1番艦である彼女は夜戦バカだ。好きなのは結構だが、時たま大破して帰ってくるのが難点だ。無理をするなとあれほど言ったのに。

川内「ん?提督!」

やべ、気づかれてしまった。また夜戦を請求するのかなぁ。

提督「お、おお川内どうした?」

川内「こんな時間にどうしたの?」

提督「今から酒保に行こうと思ってな。夕食を買いに。」

川内「今まで何してたのさ。こんな時間に食事だなんて身体に悪いよ?」

提督「大丈夫だって。」

川内「そう?あまり無理しないでよ?」

提督「ああ。気をつけるよ。」

なんだろう。あの顔をもう見れなくなると思うと悲しくなってきた。

川内「(なんだろう。いつもの提督とは思えない一面だったなぁ。後で私室に行って話してみよう。)」

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提督「おにぎり一個と栄養ドリンク。身体に悪いなぁ...」

たまに生じるこのメニュー。慣れてはいるがあまり良くないな。

川内「提督。入るよ?」

...嫌な予感がするなぁ。このままだと霞と同じことが起きかねんぞ。

川内「提督...何この箱は...」

提督「これは...その...」

川内「ここから去るの?」

提督「ああ。そうだ。」

川内「何で?」

提督「何でと言われても...」

川内「最近私達に冷たかったのも去ってしまうからなの?」

提督「...」

川内「ナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデ」ハイライトオフ

川内「...そうか。こうしちゃえば提督はここから去れないもんね?」

提督「な、何をするつもりだ?」

川内「ねぇ...提督。私と夜戦しよ?」

提督「俺は対艦装備は持てないぞ?」

川内「違うよ。夜戦(意味深)だよ。」

提督「」

は?夜戦(意味深)?それってつまり...性行為か!?

提督「お、落ち着くんだ川内!話せばわかる!」

川内「私は普通だよ?」ニタァ

違う。こんなの俺の知ってる川内じゃない!ええい、致し方あるまい。

提督「すまん!川内!」

川内「きゃっ!?」

勘違いを生むかもしれない。でも仕方ない川内を抑えるにはこうするしか…

提督「川内。事情を話すから。な?」

川内「わかったよ...」ハイライトオン

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提督「あまりこのことは話したくないんだが、こうなってしまった以上話さないといけないな。」

川内「どうしてここから去ろうとしたの?」

提督「実を言うとな、俺はもう長くないんだ。」

川内「え?」

提督「ちょっとした精神病でね。症状は悪くなる一方で余命1ヶ月だそうだ。」

川内「そんな!治せないの?治せるなら治療受けてよ!」ナミダメ

提督「もちろん治療は受けれる。ただそれには長い治療期間が要るし、成功するとも限らない。」

川内「そんな...せっかく提督に褒めてもらうためにここまで頑張ってきたのに!提督に構ってもらいたくてここまで戦果上げてきたのに!こんな...こんなのって!」

提督「...すまない。愚かな俺を許してくれ...」

川内「うわぁぁぁぁん!」

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大和・武蔵「」アゼン

加賀「提督...」

提督「...そこに誰かいるんだろう。怒らないから入りなさい。」

大和・武蔵・加賀「...はい...」

大和「お願いです提督!どうか治療を受けてください!」

武蔵「頼む提督!」

加賀「まだ詳しくわかってはいませんがことがよくないのはわかりました。提督。治療を受けることを意見具申します...」ナミダメ

提督「...明日定期診断がある。その結果を公表しよう。そこで治療の是非を軍医話してもらおう。だから今日はもう下がりなさい。川内も。」

艦娘’s「わかりました...」

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~翌日の朝~

提督「んん...昨日のこともあってかあまり寝れてないな...ん?」

ふと布団の右を見るとなんということでしょう。そこには加賀が寝ているではありませんか!

加賀「ん...あら、起きてたんですね。」メマッカ

提督「何でここにいるのか説明願いたいんですが...」

加賀「何故って...いつ死んでしまうのかわからないのに最期を見届けれないのは嫁として悲しいじゃない。」

提督(なるほど...だから目元が赤いのか。)

加賀「さて、診断受けるのでしょう?支度しましょう。」

提督「そうだな。」

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~医務室~

軍医(あの時治療すれば間に合うと言ったのに...もう手の施しようが...)

提督「あの...軍医殿。結果のほうは...」

加賀「...」

軍医「今からいうことは嘘偽りない真実です。いいですね?」

提督「え、ええ。」

軍医「...残念ながら手遅れです。次発作を起こしたら運が良ければあなたはあなたではなくなるでしょう。運が悪ければ亡くなるでしょう。しかし前者よりも後者のほうが確実かと。」

提督「...」

加賀「そ、そんな...嘘ですよね...?」

軍医「残念ながら。」

加賀「あ、ああ、ああああああああああああああ!!!!!!!」

提督「...わかりました。では明日大講堂にお越しいただいて所属する艦娘たちにこのことを話してください。」

軍医「よいのですか?艦娘たちがどういった反応をするのかわかりませよ?」

提督「...俺が死んでも代わりの提督はいくらでもいる。ありのままに話したほうがきりがつくと思うので。」

軍医「...左様でございますか。わかりました。」

提督「ありがとうございます。さて、加賀」

加賀「う、ああ...」ポロポロ

提督(仕方ないな...)

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~提督私室~

提督「すまない。加賀。」

加賀「いえ...私こそ失態をさらしてしまい申し訳ありません...」

提督「加賀。」

加賀「はい...ん!?」

今やってはいけないことなのは十分理解できている。でも俺にはこれくらいしか加賀にやってあげれない。今思えば一回もしてあげてないな。...キスなんて...

提督「...どうだ?落ち着いたか?」

加賀「え、ええ///」

なんだ、ちゃんとかわいいところあるじゃないか。

提督「ごめんな。どうやら俺は君たちを残酷な目に遭わせることしかできないようだ。」ハハハ

加賀「...いえ。あなたはいつも私たちを導いてくれたわ。だから今の鎮守府やみんながあるのよ。」

提督「ありがとうな。」

加賀(私はいつまでもあなたと一緒ですからね...提督...)

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~大講堂~

提督「マイクテスト...よし。今日みんなに集まってくれたのはすでに知っているかもしれないが私の持病について軍医殿から話してもらうためだ。心して聞くように。」

艦娘「どうなんだろう。」「神様...」「お願い...無事でいて...」

軍医「では、先日をこなった提督殿の診断結果をお伝えします。」

ああ、また加賀が泣き崩れる姿が目に浮かぶ...すまない...

軍医「結果は、末期の精神疾患です。治療しても治る見込みがない状態です。」

艦娘「嘘...」「あ、ああああ!!!!」「こんなこと...くっ...」

軍医「次発作を起こした時が提督殿の命日です。以上が診断の結果です。」

ざわつきが収まらない...やはり受け止めきれないのだろうな。

提督「以上で報告を終わる。各自解散してくれ。」

加賀「提督...」ギュッ

提督「何度もすまないね。」

加賀「...」ウツムキ

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大和「武蔵...」

武蔵「どうした大和。」

大和「私、さっきの話信じられないの...あんなに元気だったのに...」

武蔵「私もだ。とても信じられん...」

鹿島「いつ死ぬかもわからないほどに進んでたなんて...」

他艦娘「嘘だ...絶対に嘘だ...」「提督...いやだ...そんな...」

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艦娘たちに結果報告してから3日後

提督「あがっ...!」

加賀「大丈夫!?提督!」

提督「すまん...もう踏ん張りが...」マッサオ

加賀「軍医のところに連れいて行かなきゃ!」

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~処置室~

軍医「頼む!もう少し...もう少しだけ耐えてくれ...!」

加賀「提督!提督!」

心電図モニターが心停止したことを伝える音が鳴り響く。

軍医「...17時35分12秒一疾風心停止を確認...」

加賀「て、いとく?嘘よね?寝てるだけよね?ねぇ...」

軍医「...お気の毒ですが...彼はもう...」

加賀「あ、ああ、ああああああああああああああ!!!!!!!」

ひたすら叫んだ。叫んだところでどうにもならないのに。ただひたすら泣き叫び続けた。

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提督の死後数日後

大和「...もう、私の仕事はない...笑って帰投を出迎えてくれる提督はもういない...」

武蔵「おい大和!しっかりしろ!」

大和「もう、艦娘としていることに何の価値もない。」

武蔵「そんなこと言うな...大和...」

大和「いま、そちらに行きますからね...」

武蔵「おい!しっかりしろ!」

大和「武蔵...あとはお願い...」

武蔵「大和!!」

大和「...」

武蔵「提督...私もそちらに行かせてくれ...」

提督が無くなって数日たたないうちに艦娘たちが後を追うかのように自決していった。残っているのは私と明石だけ。

明石「加賀さん...」

加賀「ええ...」

明石「みんな、提督の元へたどり着けたでしょうか...」

加賀「...恐らくは...」

明石「加賀さん...お願いします。」

加賀「二人でこの引き金を引けば提督のところへ行けるわ。」

明石「また、向こうで会いましょう。」

加賀「ええ。その時まで。」

加賀(いま、そちらにいきますからね。一さん。)


END


後書き

最後まで読んでくれてありがとうございます。思い付きで一通り書きました。誤字などがあればコメントでご指摘していただけると幸いです。


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SS好きの名無しさんから
2018-09-16 21:11:45

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2018-08-30 19:40:39

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3件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2018-09-04 00:38:57 ID: 8Qd4bCTc

提督…
救いは…救いはないんですか!?

2: hayabusaOscar 2018-09-04 04:43:25 ID: cM80lI92

1: SS好きの名無しさん
コメントありがとうございます。残念ながら救いはありません。ですがまた一疾風提督で書こうと思っています。構想としては加賀さんとの一日を予定していますが如何せん艦これをプレイしたことがないのでキャラ設定に苦労してなかなか書けないのです。申し訳ありません。

3: SS好きの名無しさん 2018-09-05 22:14:52 ID: xRwP7qTJ

返信ありがとうございます!
作者さんがそう決めたのなら仕方ないね(´-` )


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