2018-08-30 21:13:19 更新

概要

「わたくしが、ついったーを……?」
 よしのんが周囲のアイドルたちに助けられたりしながら、ツイッターを楽しむお話です。

 つづき:三日後ぐらい


(一)

「これを、わたくしに?」


 とある一日のお昼時、ぷろでゅーさーがやってきまして、一台のすまーとふぉんを見せてくれたのでありました。

 なんとも、このすまーとふぉんを用いて、「ついーと」なるものをして欲しいとの話でして――。


「ふむー。わたくしがついーとをすることで、よりふぁんの皆々に、わたくしのことを知ってもらえるというわけなのですねー」


 ぷろでゅーさーは頷きます。

 「ついーと」はおろか、わたくしすまーとふぉんでさえ初めて触れるのでありますが――しかしこれもまたわたくしのぷろでゅーさーの判断ゆえ、きっと考えあってのこと。

 わたくしも頷き返します。


「ほー。ここで文字を……。ほー」


 ぷろでゅーさーの指が左右上下に動きまして、画面に「こんにちは」と文字が出ます。


「ここを押すと、この文面がふぁんの皆々に届くのですねー」

「内容は、わたくしの自由……。今していることや、考えていることを、ついーとすればよいのですねー」


 早速わたくし、画面の文字に触れてみます。

 「た」の文字を押しますと、その周囲に「ちつてと」の文字が広がりました。


「『つ』の文字が、押そうとすると消えてしまうのでして……」


 ぷろでゅーさーは丁寧に押し方を教えてくれます。

 わたくしもそれに応えたく――一文字一文字、ゆっくりと文字を押してゆきます。


 そして――。


「ふー。ようやくここまで辿り着いたのでしてー」


 永遠の如きに長い時を越え、ついに一つの文章を完成いたしました。

 ぷろでゅーさーも、満足そうな面持ちでして。


 僅かな緊張感とともに「ツイート」と書かれた箇所を押すと、わたくしの書いた文章が、ついーとされたようでした。

 再びぷろでゅーさーのほうを見ると、ぷろでゅーさもまた、わたくしを見ておりまして、わたくしの視線に微笑みをもって応え返してくれるのでした。


 わたくしは何だか嬉しくなって、今一度すまーとふぉんの画面に映る、ついーとの文面を見返すのでした。


 ――「ついーとしています。」


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京哉提督@暇人さんから
2018-09-28 18:58:44

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