2018-09-09 22:41:43 更新

概要

※触手、陵辱表現があります。苦手な方は閲覧をお控えください。

異変に気づき、行方不明の翔鶴を探し始める瑞鶴。
その手掛かりを追っていた瑞鶴だったが、遂に蒼龍から工廠にある秘密を聞き出す。
翔鶴はそこにいると確信し、瑞鶴は蒼龍と共に秘密の研究施設へと踏み込んでいくが…


前書き

こっちの更新を完全に忘れていました(殴
お待ちいただいた方大変申し訳ない…

遅くなりましたが、第三話です!

※誤字・脱字等ありましたらお知らせいただけると助かります。



↑こちらの話の続きです。



↑第一話はこちら

□□□□□□□□□


Side:瑞鶴




違和感はあった。

出張に行くと言われ、どこに行くのかと聞く。

行き先を答える姉の瞳はどこかおかしかった。


出張に発つ日、翔鶴姉は一人部屋に佇んでいた。

空母皆で撮った集合写真を大切そうに、しかしどこか悲しげな表情で見つめながら。

声をかけると翔鶴姉は慌てたようにこちらを振り向き、私を見る。


その瞳の奥には恐怖を溜め込んでいた。


救出されて以降翔鶴姉が何かに怯え、苦しんでいる事はわかっていた。


箝口令が敷かれていたが、私は翔鶴姉が艦娘鹵獲改造の被害に遭った事を知っている。

あの気高い姉があんなに憔悴していたのだ。

どんな酷い目にあったのか私には想像もつかなかった。


私は翔鶴姉を慰めてあげようと、病床に何度も通った。

けど、間が持たない。

やつれた翔鶴姉はいつも上の空で、話し掛けても空返事ばかりだった。

私が行くと嬉しそうにはしてくれるけど、そう言うこともあって私は段々翔鶴姉のお見舞いにいかなくなった。

あとは時間が癒してくれるのを待つしかないと思った。


翔鶴姉は退院してからも、ずっと何かに怯えていた。

毎晩悪夢に魘され、時には悲鳴を上げることもあった。理由を聞いても翔鶴姉は答えてくれず仕舞いだ。

私もそれが心配でまともに眠れず、それを察したのか翔鶴姉は寝るときだけ空き部屋へ行くようになった。


しかしある日を境にして、翔鶴姉は何か別の事で思い悩むようになる。

翔鶴姉自身が口にしたわけではないが、その瞳はそう語っていた。

何かに怯えていることに変わりはなかったが。


あの瞳は、結局出張で鎮守府から立つその日まで変わることはなかった。

それに違和感を覚えながらも、出張だから大丈夫だと思って翔鶴姉を送り出す。

今になってみればあれはSOSだったのかもしれない。

それが違和感と、私の後悔の始まりだった。



翔鶴姉が出張してから2週間が経った頃。


赤城さんから出張に発って以来翔鶴姉から連絡がないと言われ、私の中で違和感は不安へと変わった。


連絡が来ないのは赤城さんだけじゃない。私にも何の音沙汰もないのだ。

あの姉が、たったの一度も連絡を寄越さないなどあり得ない。


私はまず、出張先と聞いていた大本営に連絡を取った。

いるというので電話口に出してくれと言うと、暫くして誰かが電話に出た。

電話口に翔鶴と名乗ったが、私はすぐにその声が”私の姉”のものではないと看破する。

同じ翔鶴でも個体によって大きな差がある。

姉の声を聞き馴れている私にはすぐ判別できた。


わざわざ別の翔鶴を電話口に出し、しかもそれが大本営で行われたという事。

何かがおかしい。


私は電話を切ってすぐ提督に詰め寄る。

しかし、提督はシロだった。

提督も翔鶴姉の出張理由は艦娘鹵獲改造の調査で、大本営にいると思っていたのだ。


嫌な予感がした。

不安は確信に変わり、姉の安否が気になって仕方なくなる。

翔鶴姉の抱いていた瞳を思い出し、あの時引き留めていればと後悔した。


艦娘鹵獲改造に対する有効手段がないという現状で、そんなおぞましいものから生還した姉が姿を消す。

どう考えても何かおかしい。

しかし、大本営が事に絡んでいるとなると下手には動けなかった。


私がその事を赤城さんや加賀さん、提督さんに相談すると、三人は喜んで協力してくれた。

しかし翔鶴姉の足取りは愚か、その手掛かりすら掴めず、一日一日と時間は過ぎていく。

思うように進まない状況に焦りばかりが募っていった。


そうして翔鶴姉が私の前から姿を消し、実に一ヶ月が過ぎようかという頃。

私達が翔鶴姉の事を調べ回っていたので、当然他の艦娘にも翔鶴姉が行方不明になっている事が知られるようになっていた。



そんな時だ。


ある一人の艦娘が、工廠へと足しげく通っているのを人伝に聞いて知る。


そして、その艦娘の名はよく知っていた。

蒼龍さんだ。


蒼龍さんはここ最近酷くやつれていた。

私は赤城さんと共に救助部隊に志願したが、制圧部隊に回されて突入には参加していない。

仕方なく、赤城さんと共に突入する事になっていた蒼龍さんにも翔鶴姉を探してくれるよう頼んだのを覚えている。


けれど運命は残酷だった。

蒼龍さんの相棒であり、行方不明になっていた飛龍さんが廃人状態で発見される。

そしてその飛龍さんを発見したのは、よりにもよって蒼龍さんだったのだ。


それ以来蒼龍さんは目に見えて塞ぎこむようになり、いつも悲しそうな表情を浮かべていた。



蒼龍さんはあまり工廠に出入りするような印象がないし、何か翔鶴姉への手がかりになるのではと感じた私はすぐに行動へ移る。

私は蒼龍さんを捕まえ、何故工廠によく行くのか聞いてみたのだ。


蒼龍さんは最初、艤装について相談しにいっていると言った。

しかしやつれた蒼龍さんは明らかに動揺しており、やはり何かあるとすぐに直感する。


私が追及し続けると遂に蒼龍さんは折れ、工廠にある秘密を私に話してくれた。

提督すら把握していない、工廠地下の研究施設の存在を。


翔鶴姉はそこにいる!

そう確信した私はいてもたってもいられず、蒼龍さんからその施設への入り方を聞き出し、そこへ入るためのパスキーを借り受ける。

蒼龍さんも一緒に来るという事になり、 

私達は部屋に戻って準備を整え、その日の夜には研究施設へと乗り込んでいた。



□□□□□□□□□


Side:蒼龍




あの日から私の世界は色を失っている。


赤城さんと共に救助作戦に参加し、あのおぞましい場所へと私は踏みいった。


そして、そこで私は見つけてしまったのだ。

肉の壁に取り込まれ、ボロボロになった飛龍を。


本当に偶然だった。いや、運命だったのかもしれない。

私が切り裂いた浸食嚢の中には、二週間も行方をくらましていた飛龍がいた。

飛龍のしなやかな体は浸食衣に囚われて限界まで陵辱され、綺麗な亜麻色の髪はこびりついた粘液でべちゃべちゃになっていた。


飛龍は私を見ると、死人のような濁った瞳で笑う。


待ちくたびれたよ……ばか蒼龍……


そう小さく呟いて以後、飛龍は二度と喋らなくなった。

浸食衣から身体を解放された後も飛龍はただ天井を見るばかりで、まるで抜け殻になったような有り様なのである。


何度も飛龍の元へ通い、また喋りかけてくるのを待った。

何でもいいから喋って欲しかった。


嫌われててもいいから、またあの気の強い飛龍の笑顔が見たかった。


けど飛龍は今も尚、物言わぬ姿のまま眠り続けている。

飛龍の心は、まだあのおぞましい浸食衣に囚われたままだった。






鎮守府を歩くとき、私は自分が一人になってしまったことを強く思い知らされる。


飛龍が隣にいない。

それだけで、私の心は飛龍がもう戻ってこないという事実に打ちのめされていく。

そして、日に日にやつれていくのが自分でもわかった。



飛龍の元に通い続けてから1週間ほどたった頃、隔離病棟を訪れた研究員に声をかけられた。


研究員「蒼龍さん、飛龍さんにお別れの挨拶をしてください」


蒼龍「………はっ?」


研究員「飛龍さんはこのまま回復の見込みなしと判断されましたので、こちらで身柄を預かることになりました。」


蒼龍「お見舞いにはいけるんですか?」


研究員「いえ、面会はできません。それに部外者であるあなたが立ち入ることも許可されないでしょう。ですから、お別れの挨拶をと申し上げているのです。」


蒼龍「…ふざけてるの?」


研究員「いえ、私は至って大真面目ですよ。飛龍さんにはこれからお国のために身を捧げていただこうと思っております。では、移送に移りますので」


蒼龍「待ちなさい!提督がそんなこと許可するわけないでしょう!?」


研究員「えぇ、あなた方の提督はね。しかし、この異動命令は更に上から来ているんですよね。つまり、あなた方の提督はこの話にまったく関係がない。」


蒼龍「上って……」


研究員「えぇ。逆らえば、あなた方の提督にもご迷惑がかかると思いますよ。さて、では移送の準備に入りますのでご退室願えますか?」


蒼龍「………飛龍を連れてって、何するの。」


研究員「機密事項なので多くは言えませんが、飛龍さんにはその身を使って私共の研究に協力していただこうと思っているのです。ただ生かされ続ける現状より、ずっと役に立て────」


蒼龍「──それ以上言ったら、私あなたの事殺しますよ?それに、ここから飛龍を出そうとしても殺す。提督には悪いけど、私は飛龍が大事なの……だから、飛龍に危害を加えようとするなら、私は誰だって殺せる。」


研究員「ほぅ、脅しですか。いや、困りましたね。私もあなたに殺されたくはない…しかし、飛龍さんの移送は決定事項ですからね……じゃあ、こうしましょう。あなたが飛龍さんの身代わりになる。そうお約束いただければ、飛龍さんには手を出さないとお約束しましょう。」


蒼龍「本当に、飛龍には手を出さない?私が代わりになれば。」


研究員「えぇ、お約束します。」


蒼龍「…………わかりました。絶対、飛龍には手を出さないで。」


研究員「えぇ、わかっておりますよ。」


そうして、私は飛龍の身代わりになった。

何枚かの書類にサインさせられ、私は飛龍に手を出させない代わりに自分の身をモルモットとして差し出したのだ。


今思えば最初からこれが狙いだったのだろう。飛龍を人質に使えば、私は簡単にひざまずくと。

そして、それは狙い通りだったという訳だ。




 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 ̄ ̄ ̄ ̄


全裸になった私の前に、黒い皮でできたツナギのようなものが置かれる。

私はそれに見覚えがあった。


蒼龍「これは……」


研究員「我々は浸食衣と呼んでいます。新しいものを用意できなかったので、申し訳ないんですがお友達のお古のものとなっています。」


私は研究員を睨み付けるが、研究員はまるで知らん顔だった。

私の前に置かれた黒い皮は、少し前まで飛龍の身体を覆っていた浸食衣だった。

私はそれを忌々しげに見る。


これが、飛龍を壊したんだ。

こんなものが……


研究員「おおっと、壊さないでくださいね。貴重なサンプルですので。」


蒼龍「こんなものを貴重なサンプルなんて、よく言えますね」


研究員「まぁ、本当に貴重なものですからね。」


私が皮肉を言うと、研究員は屁理屈で返した。

それが腹立たしい。


研究員「では、これを着てください。」


蒼龍「………」


研究員「本当は飛龍さんに着せる予定だったんですがね」


蒼龍「っ…」


飛龍の名を出され、私は渋々目の前の浸食衣を持ち上げた。

不気味なグニグニとした肉の感触が手にまとわりつき、分泌された粘液が手を汚す。


研究員「正面に裂け目があるので、そこから着てください。」


蒼龍「……」


そう言われ、私は浸食衣の胸側に開いた裂け目を見つけた。

内側は内臓の内壁のようで、グネグネと蠢きグロテスクな事この上ない。



……これは飛龍のため。

これは飛龍を守るためなんだ。


そう自分に言い聞かせ、私は初めて浸食衣を身に付けた。


着心地は最悪の一言に尽きる。

服はずしりとして重く、内側は粘液まみれでヌルヌル。肌に感じるブヨブヨとした肉の感触。

乳首を常に唇のような突起でつままれ、クリトリスに何かが吸い付く感じ。

そして常に蠢き、呼吸するかのように縮んでは膨らんでを繰り返す。体は当然締め付けられ、肉のイボイボによって擦られる。

何より、服の内側に生えた肉棒がオマンコに捩じ込まれた時は卒倒しそうになった。

未通だったのだ。痛くて仕方がなかった。


こんなことが着ている限りずっと続く。

これを二週間も着ていた飛龍がどんな思いをしたか、私は容易に想像がついた。



服に”寄生され”、慣れない感触に呻いていた私に研究員はバイブのようなものを差し出す。

バイブのようなものの先端には不気味な触手が付き、長さ20センチくらいの胴体をグネグネと蠢かしていた。

バイブからはチューブが伸び、腹の太いチューブへと繋がっている。

何だこれはと聞いたら、なんとこれをお尻に挿れろと言うのだ。

私は当然ごねたが、最終的には飛龍が引き合いに出されてしまう。

私はその触手バイブを受け取ると、それをお尻へとゆっくり押し当てた。

すると胴体が異様に細くなり、緊縮した穴に粘液を塗りつけながら潜り込んできたのだ。

するするとお尻の中へ潜り込んだ触手は内側で元の太さに戻り、グニュグニュと蠢き出す。

お尻に強烈な圧迫感を感じ、腰がひくひくと震えた。


そして、独房のような、ベッドが一つ置かれただけの部屋に閉じ込められる。

首と手足には勝手に浸食衣を脱げないよう枷がはめられ、そこから伸びたベルトがベッドにくくり付けられた。

寝返りくらいは打てるが、ベッドから離れることはできない。

浸食衣の腹に繋がったチューブが天井に伸びているのを見て、まるで囚人を戒める鎖のようだと感じた。



私はモルモットになった。


独房に容れられているだけじゃない。

この体も浸食衣によって囚われている。


いやらしく身体を締め付け、粘液と肉が繰り出す愛撫。

私の大きなおっぱいをぎゅっと包み込み、揉みしだく。


乳首をねぶり、クリトリスやオマンコを嘗めあげる。


そして、股間に生えた凶悪な肉棒が私のオマンコを蹂躙する。中で伸縮し、私のナカを捏ね回すようにピストンした。

最初は火かき棒を捩じ込まれたようで、ひたすら痛かった。でも、それも数分後には快感が腰を貫くようになっていた。


アナルに埋まった触手も、膨らんでは縮んでを繰返し、腸壁越しに膣を圧迫する。

最初は異物感しかなかったのに、だんだんアナルもオマンコと同じように感じ始め、二重の快感となって身体を襲った。


グチュッ…ヌリュ…

グニュゥゥ…グチャッ…グニュゥゥ…グチャッ…

グチュッ…グチュッ…ヌチャッ…ヌチャッ…


蒼龍「はぁあ、あぁ……くっうっ……

うくっ、うああっ──あぁはぁっ、はぁっ、うああっ…くっうっ!」


浸食衣からの責めが粘着質に私をいたぶる。

その不気味な感触がおぞましくて仕方ない。

強制的な快楽が身体を震わせ、肉棒の突き上げに膝がガクついた。


こんな恐ろしい代物が、ずっと飛龍を襲っていたのかと思うと、私は涙した。

そして、今その浸食衣は私を犯している。


……そうだ。

この浸食衣は、飛龍を包んでいた。

私に入っている肉棒は、飛龍のオマンコにも入っていた。

私は、飛龍と交わっているんだ。

浸食衣に犯されてるんじゃない。


飛龍と、愛し合ってるんだ。


蒼龍「んぐっ、んん───飛龍…ひりゅうっ…あはあっ…さびしいっ、さびしいよっ……いっぱい、慰めてよぉ……」


クチュクチュ…


自分の身体を抱きしめ、飛龍との抱擁を妄想する。

浸食衣の上から自分でおっぱいを揉み、乳首を弄った。

硬い皮の上からオマンコを撫で、股間を襲う刺激を強くする。


蒼龍「あんっ…飛龍、ひりゅうっ────あああぁっ゛」


飛龍と交わっていると思うと、体がどんどん気持ちよくなり、昂っていく。

そして、それが最高潮に達した時、私は果てた。



そして快感の余韻に浸りながら、私は自己嫌悪する。


こんなものを飛龍と思うなんて、情けないと。


私は飛龍のお見舞いにいけなくなった。

私は自分の欲求を満たすために、心の中で飛龍を汚している。

そんな愚かな行為をしている自分が飛龍に近づくなどあってはならないと思ったのだ。


けど、私は浸食衣に身を包む度に飛龍を想って果てることを繰り返した。

皮肉な事に、会いに行かなければ寂しさだけが募っていく。その分だけ自分の中で飛龍を求めてしまうのだ。


私は浸食衣の与える快楽に、次第に依存するようになっていった。

浸食衣に犯されてよがっている間だけ、飛龍のいない寂しさが紛れたから。


そして、浸食衣から解放されるとそんな自分の浅ましさを呪って自己嫌悪に陥る。

そんなことを繰り返しながら私は過ごしていた。



そうやって研究所通いをしていたある日、

瑞鶴に研究所通いをしているのがバレた。

瑞鶴は、姉の翔鶴を探しているようだった。


翔鶴。

私はその名を聞いてズキリと胸が痛んだ。

翔鶴も、飛龍と同じくらいの時期に行方不明になり、そして同じ日に救助されていた。


しかし。

翔鶴はやつれはしていたものの、飛龍のように壊れてはいなかったのだ。


何が違ったのか。

同じ場所で、同じように犯されていたのに。

飛龍は脱け殻になっているのに、翔鶴は無事帰ってこれた。


そういう風に、最初の頃は翔鶴を見るたびにどす黒い感情が渦巻いた。


けど翔鶴が毎晩悪夢に魘され、夜中に何度も起きていると聞いて、翔鶴もまだあの場所に囚われ続けているのだと知った。


翔鶴も、意思疏通ができるだけで飛龍となんら変わらないのだと気づき、私のどす黒い感情は消え去る。

翔鶴は何も悪くない。彼女もまた被害者なのだ。


そして、私は運が悪かったのだと自分に言い聞かせた。

瑞鶴と違い、私の大切な子は何も話さない。ただそれだけの違い。


そんな事があった為、私は申し訳なさから未だ翔鶴を避け続けていたのである。

その為か、翔鶴が一月ほど前に失踪し、いまだ行方不明ということも知らなかった。



失踪したのが一月前というと、ちょうど私が研究所通いを始めた時期だ。

もしかして、あの場所には翔鶴もいるのではないかと思った。


最初は適当にはぐらかしたが、瑞鶴は一歩も引き下がらない。

瑞鶴は、私が何か知っていると確信していたのだ。

私はその勢いに負け、つい研究所の存在を話してしまった。

なんで喋ってしまったのかと思う。

瑞鶴をあんな場所に巻き込みたくなかったのに。


瑞鶴が研究所に乗り込むというので、私は場所が場所だけに心配で、それに同行することにした。

その後、どうなるかを知らずに。




□□□□□□□□□





研究員A「実験開始から720時間経過。バイタビリティ、脳波共に正常。被験体は健在です。」


研究所長「遂にひと月越えか……抵抗因子を投与したとは云え、驚異的な抵抗力だな。引き続き監視を続けろ。」


研究員B「はっ。それと所長、蒼龍のAレベルパスを使って空母瑞鶴が侵入しました。蒼龍も随伴しているようです。」


研究所長「何?どうやってここを……いや、蒼龍が教えたのか。」


研究員B「どうされますか?」


研究所長「Aレベルパスではここまで来れん。それより、調度いい。空母瑞鶴を”お迎え”しろ。麻酔剤を使え。それと、蒼龍にもな。約束を違えたのなら、お灸を据えてやらねば。もう蒼龍も頃合いだろう」


研究員B「…あの実験を行うんですか?」


研究所長「上からは急ぐよう催促が来ている。今から始めても336時間かかるんだ、時間が惜しい。上へは事後報告で構わん、結果があれば連中は満足するさ。」


研究員B「では、空母瑞鶴と空母蒼龍を”お迎え”します。実験は私と××の班が取り仕切りますが、よろしいですか?」


研究所長「構わん。準備を始めろ。…それと、例の実験も並行して実施するとしよう。今日は運がいい。鴨が葱を背負ってくるとはな…」



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Side:蒼龍



前を歩いていた瑞鶴が突然呻き、崩れ落ちる。

慌てて抱き止めた瑞鶴の首筋には何かダーツのようなものが突き刺さっていた。


蒼龍「瑞鶴!?」


瑞鶴「あ、え………」


瑞鶴は何が起こったのかわからないというように戸惑っていた。

体の大部分が動かせないようで、まだ動く筋肉が身体を無理矢理動かそうとしてブルブル震えている。


私は瑞鶴に声をかけ続けるが、瑞鶴はどんどん動かなくなり、しまいには目を閉じてしまう。


そこに研究員達がゾロゾロとやってきた。

私は瑞鶴を庇うように立つと、その研究員達と対峙する。


蒼龍「何──なんなのよ!」


研究員「勝手な事をされては困りますね、蒼龍さん。」


蒼龍「あなた!……瑞鶴をどうする気!?」


研究員「侵入者がいたから制圧したまでですよ、蒼龍さん。まぁ、手引きしたあなたも同罪ですがね。」


その台詞を聞き終わる前に、私は首筋に痛みを覚えて崩れた。


どうやら、瑞鶴を昏倒させたダーツが私にも打ち込まれたらしい。

体の自由が利かなくなる中、私は瑞鶴を庇うように覆い被さった。

意識が遠くなる中、研究員が私の傍らにしゃがんで状態を確かめてくる。その時、ふと呟くように言った。


───愚かな女だ、と。


私は言い返そうとするが、口が麻痺してしまい動かない。

私はそこで意識が途切れた。






グチュ、グチュ…

ヌチャ、ヌチャ…

グニュゥウ、グチュリ…

ズブ、グポッ…


蒼龍「────ぅ…………っ!?」


私は自分を包む感触によって覚醒する。

今となってはもう慣れきった、ブヨブヨの肉が収縮して締め付けてくる感触。

乳首やクリトリスをねぶられ、アナルやオマンコをほじくられる感触に、私の体はいつしか自然と欲情するようになっていた。

体が昂り、愛液がじゅくじゅくと滲む。


私は気づけば浸食衣を着せられ、しかも肉塊の中に四つん這いの姿勢で埋め込まれていた。


1度だけ外から見たことのある、浸食嚢と呼ばれる肉の繭。

艦娘を捕らえて陵辱するための檻。

私はその中にいた。


何がなんだかわからず、ここから抜け出そうと身体を捩るが抜けられない。

粘液が泡立つグチュグチュという音がするだけだった。


研究員『目覚めましたか?蒼龍さん。』


蒼龍「!……これは、どういうことよッ」


あの研究員の声が聞こえて、私は肉壁の向こうにあの研究員がいるのに気づいた。

どこかしらから中の様子を見ているのだろうが、そんな機材は見当たらない。


見られるのは実験ならいつもの事だし、とっくに慣れていた。

しかし、肉繭の中に囚われるのは初めてだ。

いつもの独房ではなく、ここに捕らえる意味がわからなかった。


研究員『そうですね……まぁ、新たなデータが欲しくなった。そういうことです。あなたの体には、その浸食衣が分泌する催淫液を中和する抵抗因子を投与しました。それによってあなたがどのくらい耐えるか───そういう実験です。』


蒼龍「どのくらい耐えるかって…」


その一言を聞き、私の頭に警鐘が鳴り響く。

私は身を捩る力を強め、拘束から抜け出そうともがいた。


研究員『まぁひとまず、336時間。二週間ほどその中にいてもらいます。』


蒼龍「に、二週間───」


二週間。

飛龍が侵食嚢に囚われ、浸食衣に陵辱された期間と同じ。

私の脳裏に、あの日侵食嚢の中にいた飛龍の姿が浮かんだ。

飛龍の身体を犯している粘液の音と、力なく揺れる浸食衣に覆われた身体。

虚ろな瞳を湛えた飛龍の顔。


……待ちくたびれたよ…ばか蒼龍……


最後に聞いた飛龍の声が、頭に響いた。


蒼龍「っ───」


研究員『理論上は耐えるとの事ですから、まあ頑張ってください。あぁ、それと──』


研究員の言葉が一旦区切られる。


研究員『比較実験として、瑞鶴さんには抵抗因子無しであなたと同様の実験を受けてもらっています。』


蒼龍「──────う、うそ……」


研究員『嘘じゃありませんよ、”受けてもらっている”と言ったじゃありませんか。つまり、もう実験は始められているという事です。翔鶴型が単純に催淫液に強いのか確かめたいので。瑞鶴さんが精神崩壊を起こせば、抵抗因子の性能を実証できますしね。』


その言葉が意味する事は一つだけ。

瑞鶴が、飛龍と同じ目に遭うという事。

“翔鶴型”として催淫液に耐性を持っているのでなければ、瑞鶴に待っているのは……


……飛龍と同じ、惨たらしい結末。


蒼龍「─────ま…待って!私は何でもするから!!お願いだから瑞鶴には手を出さないで!!私が瑞鶴を連れ込んだの!!あの子は関係ないの!!だから──」


研究員『これはペナルティです。蒼龍さんはお願いできる立場にない。』


蒼龍「………っ、お願いします…お願いします、お願いします!私はどうなっても構いません!なんだってやります!だから、お願いします…!おねがいっ゛、しますっ………」


研究員『何だってやってくれる、と?では、あなたの出した交換条件を廃止という事で手を打ちましょう。』


蒼龍「えっ……?」


研究員『飛龍さん。実験に使わせて貰いますので。では、そういうことでよろしくお願いします。』


蒼龍「ぁ……あぁ…まって……いや…そんな……そんなあぁぁ……」


飛龍が実験に供される。

それを拒否すれば、今度は瑞鶴が壊される。


私に突きつけられたのは、どちらを選んでも絶望しか待っていない選択だった。


そんな選択を選ぶことなど、私にはできなかった。

どちらも大切で、優劣なんてつけられない。

合理的な判断なんて無理だ。

故に、どちらかは助かるという可能性すら捨ててしまった。


私は結局、あの研究員が言ったように”愚かな女”だったのだ。


二人への申し訳なさが胸を締め付け、自分の運命をひたすら呪う。


蒼龍「もう嫌………なんでこんな……もう、嫌だぁ……私ばっかり、なんで…なんでよ………」


私はここで何も出来ないまま、犯され続けるだけ。

いっそのこと快楽に狂ってしまえば、こんな思いをしなくて済むのではないかと思った。

それもいい。

私が壊されれば、抵抗因子とやらの実証ができなくなる。

もしかしたら瑞鶴は助かるかもしれない。

私が壊れたら、飛龍の代わりになれるかもしれない。


なら、瑞鶴より先に壊れよう。

私が壊れて二人が助かるなら、私は喜んで壊れてやろう。


蒼龍「………そうだ……それしかないんだ……これは私の償い……」


そう言って、私は顔を上げた。

身体を包む浸食衣の責めは、抵抗因子のせいか私が慣れたせいか、我慢できない程ではなかった。


それでは、私は壊れない。


蒼龍「さっさと壊しなさいよ……ぐちゃぐちゃに犯し尽くして、私を壊してよ……この蛆虫」



グチャグチャ

グニュゥゥグチャッ

ヌチャッヌチャッ

グチュッグチュッ

グポッグポッ


蒼龍「うあっ゛!?ぁあっ、ぁぁんんっ!」


突然大きくなった刺激に、身体は電流が走ったようにビクンと跳ねる。 


きた。

これで壊れる事ができる。

そのくらい激しい責め。


浸食衣は激しく収縮して身体を絞り、粘液と肉の波で私の肌を蹂躙した。

感じるところがすべて締め付けられ、快感がそこへ蓄積されていく。


おっぱいは浸食衣と、さらにはその上から肉塊にくわえ込まれ、無理矢理搾乳されるかのようにグニグニと搾られた。

その先にある唇のような部分が乳首を食んで弄りまわし、イボイボがゴリゴリと擦りあげる。


クリトリスも同様で、女なのにチンポをしごきあげるかのごとく激しく絞られ、腰はビクビクと震えた。


肉棒にオマンコはズブズブと犯され、ポルチオが刺激されて火花が散ったように頭がクラクラとする。

肉棒にポルチオが揺さぶられるだけで強烈な快感が腰を貫き、それだけで絶頂した。


蒼龍「んんっ!あっあっっ、んん、あううぅぁあっぁあっあっあっ、んふぁっ、んはぁっ゛」

 

触手に開発されてしまったアナルはオマンコと同じように快感を生み出し、突き上げれ引き抜かれる度に喘ぎ声が出た。

中に何か液体を噴出され、どんどん体の感度が高まり、気持ちよくなっていく。


絶頂の頻度がはねあがり、その快感の波状攻撃によって頭は朦朧としていった。


蒼龍「しゅごいっ、こわれるっ───これなら、壊れられるぅっ」


身体が跳ねまくり、絶頂のしすぎで何も考えられない。

これまで受けたことのない激しい責めに、私の頭は真っ白になっていった。


これでいい。

これでいいんだ。

もう、何も考えなくていい。

神経をズタボロにされて、脳が溶かされて、心が砕かれる。

飛龍のように。

飛龍のようになれば、飛龍が助かる。


飛龍のために私は。



──壊れる。


蒼龍「あぁぁっ、ぁあぁぁぁあっ!わあ゛ぁぁぁぁあっっっ!!!」




『ばか蒼龍…』


飛龍の言葉がふと、頭によぎる。

犯され続ける私の目からは、ひっきりなしに涙がこぼれ落ちていった。





□□□□□□□□□


Side:瑞鶴






瑞鶴「んっ…………」



頭が朦朧とする。

ここはどこだ?


グニュリ…グチュ

グチャ…グチャ……


瑞鶴「あ、んっ───えっ………」


何かが体を締め付け、這い回る感触。

それによって私の頭は一気に覚醒した。


そして、頭が状況を理解すると、私は戦慄した。


胃袋の中のような、肉の壁とヌルヌルの粘液に周囲を覆われた空間。

体を包む鳥肌が立つようなおぞましい感触と、自分の体を覆ったテラテラと粘液が光る黒い皮。


背中に感じるブヨブヨとした肉の感触に背後を見る。

そこには球体状の巨大な肉塊があり、私の体はビーズクッションに寝転がった時のように沈み込んでいた。

首は触手によって肉塊に縛り付けられ、頭を捩るくらいしかできない。

両手は後ろ手にされて肉塊に呑み込まれ、足はM字に開脚された状態で拘束され、まともに動かせなかった。


なに、この状況───


瑞鶴「ひっ゛─────い、嫌ぁあぁぁぁぁぁあ!!何よ、なんなのよこれ!!ここから出してぇぇぇぇ!!」


私は悲鳴を上げ、拘束から脱け出そうと体を捩った。

すると、体を包んでいる黒い皮の蠢きが強くなる。


グニュゥゥ、グチャ

グニュゥゥ……

グチュ、グチュリ

ヌチャ…ヌチャ…


瑞鶴「いっ!?嫌だ、なに──なんで揉んで────この、やめ───気持ち悪、い…このっ…抜けろぉ……お願いだからっ」


皮の内側は生暖かい粘液で満たされ、イボイボのようなものが体を擦るのを感じた。

黒い皮はグニグニと私の体を締め付け、粘液を刷りこむように揉んでくる。

全身を襲う気色悪い感触に、私はより一層身を捩った。

腕を肉塊から引き抜こうと体を起こして引っ張るが、肉塊は餅のように伸びて上手く抜けない。

足は肉塊が絡みついているせいで重石をつけられたようにずっしりとし、外れる気配がなかった。


瑞鶴「くそっ、畜生っ!なんで、外れないのよ!!このぉっ!!………うげっ…何よコイツ、気持ち悪………っ、何でお尻弄って──」


思わず疑問を口にするが、そんな私の前におぞましい代物が現れる。

芋虫のような、ブヨブヨとした長い触手が股間の下から現れたのだ。

それと同時に、先ほどからチロチロとなめ回すように弄られていたお尻の穴が細い触手に拡げられた。


そこまで来ると、この触手が何をしようとしているのか嫌でも察しがついた。


瑞鶴「じょ…冗談よね……?や、やめ─────うっ゛、あ……あがぁっ……この、入って、来るなっ……!」


顔がひきつり、身を捩って必死に抵抗するが、芋虫のような触手はそのヌメヌメとした先端をお尻にあてがうと、ズルズルと中へ潜り込んできた。

体の中にあんなものが入ってきているというだけで悪寒が走り、奥歯はガタガタと震えた。


瑞鶴「うっ゛──おしりっ、くるし………出てってよォッこのぉ!!」


私は叫びながら触手をひりだそうと力み、身を激しく捩り、お尻を縦に振った。

しかし、触手はブラブラと揺られるだけで出てこず、逆に揺れがお尻に感じる異物感を増大させた。

それと同時に、お尻の中にいる触手が息をするかのように収縮し蠢き始める。


グニュ、グニュ…

ドクッドクッドクッ…


瑞鶴「あ゛っ!?」


何か熱い液体をお腹に注ぎ込まれた。

すると何故か体が疼いてきて、アソコがひくついた。

こんな状況で欲情するほど私は色情魔ではない。

何故か体が勝手に快楽を求め始め、私は歯噛みした。

そして、体の感度もまた上昇していった。

さっきまでは不快感や異物感しかなかったのに、何故か気持ちいいと感じてしまう。

お尻が快感を求めるように触手を締め付け、それに応えるように触手も中でグネグネとうねる。



瑞鶴「あぁ、あっ────なんで…気持ち、よく……ぅぅうっ……」


浅ましく快楽を求める体に嫌気が差すが、それ以上に体を覆った肉の愛撫やこねくりまわされる乳首、お尻を犯す触手の蠢きがもたらす快感が、どうしようもなく気持ちよかった。


あまりの恥辱に涙を迸らせるが、私のことはお構い無しのようだ。

股間を締め付けていた黒い皮が縦に割れ、粘液にまみれた私のアソコが露になる。


瑞鶴「っ……何…なんで開いて───ひッ」



そこへ、今度は黒い皮と分厚い肉で出来た貞操帯のような物体が差し出された。

ベルトの代わりに触手が生えており、その内側はウネウネと蠢くイボイボがびっしりと生え、クリトリスを責めるための吸盤のような触手も生えていた。


私は青ざめながら、逃げられないとわかっていても仰け反ってしまう。

どう考えても、今から私の股間にあれがはめられるということがわかる。

その見た目のグロテスクさだけじゃない。 

その中心には、赤い肉棒が反り立っていた。

あれが、今から私の中に………


瑞鶴「嘘、何よソレ──嫌あぁぁぁあ!!そこだけはやめて!!お願いだからっ」


必死に乞うが、ソレはまるで聞き入れない。

赤い肉棒が私のアソコに当てられ、何故かトロトロになっていたナカへとゆっくり侵入してきた。

肉棒の熱さと固さを嫌でも認識する。

そして、肉棒が私の純潔を奪うまで幾ばくもかからないことも。


───ブチッ


瑞鶴「あっ゛────────」



痛みはなかった。

解されていたのか、何なのかはわからないが。

肉棒が私のアソコに埋まり込むと、肉の貞操帯も私の股間を覆い尽くし、触手を骨盤に絡めつけて貞操帯を引き締めた。



瑞鶴「なん、で…こんな───ぅう」


純潔を散らされ、お尻を侵され、私は悲嘆にくれた。

体を黒い皮が責め立ててくるが、快感よりも悲しみの方が勝っていた。


グチュ、グチュ

グニッ、グニッ

ズブブブ、グポッ


瑞鶴「あぅっ!?」


そんな私を引き戻すかのように肉棒がうねった。

肉棒が気持ちいいところをズンズンと圧迫し、腰がしびれる。

初めての快感に、私は戸惑うしかない。


そうしているうちに、私の弱点の一つを見つけた肉棒は、そこを小刻みに突き上げ始めた。


ズン、ズン、

グチュ、グチュ


瑞鶴「あ──やっ、そこ──うっ゛」


突然体に走り、腰が勝手に跳ねた。

体が勝手に痙攣するのを感じて、私はその感覚に酔った。

絶頂、させられた───


自分で弄ったことくらいはある。

しかし、ナカで絶頂したのは初めてだった。

外を指で弄るのとは違う、重く深い快感の波。


ズン、ズン、

グチュ、グチュ、


瑞鶴「っ゛!?ちょ─まだイッたばっかりで───あはぁあ゛っ」


そんな快感の余韻に浸っていた私を、再び肉棒が責め立て始める。

私はこの責めが果てしなく続くことをようやく理解し、自分を待つ運命に震えた。




□□□□□□□□□



グチュ…グチュ…

グチャッ…グチャッ…

グニッ…グニッ…


ヌチャ…ヌチャ…

ヌリュ…ヌリュ…

クチュッ…クチュッ…


瑞鶴「あ゛っ、っう──乳首、吸うなぁ……あっ」


乳首を犯され、絶頂を味わう。

乳首で絶頂できるなんて初めて知った。


僅かに責めが弱まり、快感に頭を惚けさせながら、私は残った記憶を辿る。


そうだ、確か……研究所に入って、それから…

突然、気を失ったんだ。

そうして到ったのが、この無様な姿。

ミイラ取りがミイラになるとはこの事だ。


そして私は、翔鶴姉を苦しめていたものの正体を知り、あまつさえその身に同じ責めを受けることになった。


翔鶴姉も、こんな風にされてたんだ……

こんなの、酷過ぎる……


瑞鶴「ぅぅう、っ、あぁぁ」


涙が溢れてきて止まらない。

恥辱や恐怖だけではない。

翔鶴姉が受けた仕打ちを理解して、私はどんなに自分が浅はかな気持ちで姉に接していたかを理解した上での悔し涙だった。


ごめん、ごめんね翔鶴姉……

私、翔鶴姉のこと全然分かってあげられなかった…

わかったつもりになって、慰めて…

結局、放任した。



私は一人、涙を流しながら翔鶴姉に謝る。

翔鶴姉を送り出したあの時、翔鶴姉は私に引き留めてほしかったんだ。

だから、あんな瞳を浮かべて───


私は、それを無視したんだ。

これが、その罰。


グチュ…グニャリ…

ヌチャ…ヌチャ…


私の弱いところを探るような肉の蠢き。

これがまだ責めの序の口であるとわかると、私は恐怖から身震いが止まらなかった。


□□□□□□□□


グニュゥゥ…グチャッ…グニュゥゥ…グチャッ…

グチュッ…グチュッ…ヌチャッ…ヌチャッ…

グポッ…グポッ…グチュル…グチュリ…

ズブブブ……グチュ……



瑞鶴「イ、イぐぅっ─────っ……はぁっ、はぁっ…やめて……もう、やめ…はぁっ…おねがい…少しだけでもいいから…休ませて…」


ゆっくりと、しかし確実に私に快感を刻み込んでくる黒い皮。

いまや、この黒い皮は私をどう責めれば絶頂するか、どうすれば快感によがるかを把握しきっていた。

身を包んだ皮に全身を犯され、昂ったところにトドメを刺され、果てる。

それを繰り返していた。

 

ここに閉じ込められて、もうどのくらい経ったのか検討もつかない。

代わり映えしない肉の壁は、私の時間感覚を狂わせるのに十分だった。


緩やかな責めは延々と、私の身を快感漬けにしていた。

快感が私の身を解放することはなく、私はされるがままに犯され、身悶えた。



□□□□□□□□□



瑞鶴「またっ、イクッ……うぅっ゛───────」


全身を襲う快感の波に、体は勝手に跳ね上がった。

ビクビクと震えながら、私は項垂れた。


そうしている間にも、次の絶頂へ向けた下準備が始まり、敏感になった性感帯を責められる。


ここに閉じ込められてひとつ気づいたことがある。


何度も絶頂していると、段々とそれが快楽から苦痛へと変わるということだ。

絶頂は大きく体力を消耗する為、それを繰り返されればゴリゴリと体力を削られる。

普通、そうなれば疲労困憊となり、脳は体を休ませようとする。


しかし、私にそれは許されなかった。

消耗した体力を補うように、お尻に埋め込まれた触手から養分を注入され、体力を強制的に戻されるのだ。


しかも、減衰する筈の性的欲求は媚薬のせいで収まらず、快感を受ける神経は敏感になり、感度もどんどん上昇していく。

最初はどうってことなかった肉と粘液の愛撫が、今ではそれで絶頂しかねない程の快感となっていた。


そうしていとも簡単に絶頂するようになると、今度は絶頂の強度を引き上げるようになる。

同時に何ヵ所も責める事で強い快感を同時発生させ、それがそのまま強い絶頂となった。


強烈な快感は脳を焼き、感覚を狂わせる。

すると、それは気持ちよさから痛みへと変わってくるのだ。


瑞鶴「あがぁあぁぁぁぁ゛っっっ────」


プツン


激しい絶頂により、意識が途切れる。

気絶は、云わば脳のブレーカーだ。耐えきれない程の苦痛から体を守る為の仕組み。


それが発生するほどの快楽を、休む暇なく刻み込まれる。

もはや拷問だ。



侮っていた。

たかが快楽だと。

開き直り、気持ちよくなってしまおうと思っていた。

今から思えば、浅ましいものだ。


これは拷問。

苦痛によって相手を屈服させる所業だ。

艦娘の心を快感によって壊し、廃人にするのがこの黒い皮の目的。


そんな代物に寄生され、無事に済むわけがなかった。

気絶から目覚めた私を、この服は再び陵辱する。


瑞鶴「あはぁぁぁあぁあ゛────誰か助けっ────イヤァァァァァアッッッ!!もうイキたくないのぉぉぉ!!!」


悲鳴を上げ、絶頂した。

声が掠れるほど叫んだが、誰も助けには来ない。

それがまた、私の絶望を引き立てる。


あの翔鶴姉が、あんなに追い詰められるのも頷ける。

こんな苦痛に二週間も耐えたのだ。

何度も休みなく絶頂し、いつ来るともわからない助けを待ち続けながら犯される。


その苦痛は、体と心に深く刻み込まれもう落ちない。

悪夢に魘されるのも頷けた。

翔鶴姉は、夢の中ではいまだあの場所に囚われ、この黒い皮に責められ続けていたんだ。


助かったのに、逃れられない。

なんて恐ろしい代物なんだ、これは。

こんなもの、どうしようもないじゃない。


瑞鶴「うぅあぁぁぁぁあぁあ゛っっっ─────」


また、絶頂する。

私は二週間も持つのだろうか?

こんな事があと何日続くのか?


そもそも、二週間でやめてもらえる保証など、ない。


瑞鶴「─────────あぁあぁぁぁぁ゛、だしでぇ゛!!!ここから出してぇェェェェェッッッ」




────グサッ



そう叫んで暫くして。

肉の壁に裂け目ができ、薄暗い空間に光が指した。



瑞鶴「──────」


赤城「瑞鶴さん!!ッ──加賀さん、手伝って!」


加賀「わかりました─────瑞鶴、もう少し頑張りなさい…!」


裂け目から覗く、頼もしい先輩空母たちの顔。

翔鶴姉も、こうやって助かったんだと私は思った。






↓次話



後書き

次回明日21時投稿予定です。


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