2018-09-09 22:43:21 更新

概要

※触手・凌辱表現があります。苦手な方は閲覧をお控えください。

失踪した瑞鶴からの手紙を見つけ、施設へと踏み込む赤城と加賀。
囚われていた瑞鶴を救出する二人だったが、事態は思わぬ方向へと進んでしまうのだった…


前書き

※誤字・脱字等ありましたらお知らせいただけると助かります。



↑こちらの話の続きです。



↑第一話はこちら


□□□□□□□□


Side:赤城




『赤城さん!』


部屋で外出帳簿を調べていると、突然血相を変えた加賀さんがやってきた。

加賀さんの手には何か便箋のようなものが握られている。

それは瑞鶴さんからの手紙だった。

その手紙には工廠地下に秘密の研究施設があるという事と、そこへの入り口が記されていた。




瑞鶴さんと蒼龍さんが3日前に突然失踪した。

外出帳簿を調べていたのも、失踪した日に何か不審な出入りがないか確かめていたのだ。

加賀さんは瑞鶴さんの部屋を調べに行っていたと思う。あの手紙はその時見つけたのだろう。

それを聞いた私は急いで支度すると、工廠にあるという秘密の入り口へと急いだ。





厳重にロックされた扉。

倉庫の奥に巧妙に隠されていたが、手紙のお陰ですぐに見つけることができた。


赤城「これで開けばいいんですが……」


私は秘書艦権限を利用し、鎮守府管理責任者──つまり提督用のパスキーを持ってきていた。

急ぎだったので無断借用してしまったが。


パスキーをかざすが、扉はロックされたままだった。このパスキーが使えないという事は、提督すらこの中に入れないということだ。


よくこんなものが今まで見つからなかったものだと思う。

私はパスキーを懐にしまいながら次どうするか考えるが、その隣では加賀さんがなにやら物々しい道具を取り出していた。


加賀「ダメなら力ずくで押すまでです。」


赤城「デトコードにC4爆薬……戦闘工兵用装備じゃないですか……」


加賀「この緊急時に開かない扉が悪いのよ。赤城さん下がって。」


そう言うと、加賀さんは手際よく金属の扉の要所要所にC4爆薬を貼り付け、導火線代わりのデトコードを取り付けた。


加賀さんは扉から距離をとるよう私に促し、自分も物陰に身を隠す。


加賀「発破します。」


大きな爆発音が響き、分厚そうな扉が切断されたように割れる。

煙に咽びながら物陰から出ると、加賀さんがバックから何やら物騒なものを取り出しているのが見えた。


加賀「どちらがいいですか?」


赤城「それじゃあ……そちらのライフルで。」


加賀「では、私はショットガンを───行きましょう。」


加賀さんは手にしたショットガンのスライドを操作し、辺りに無機質な金属音を響かせた。

人間相手、しかも閉所なら艤装よりもこういう装備が役立つとはいえ、手際が良すぎる気がする。



私たちは武器を構えると、無残に破壊された扉を通って内部へと突入した。


細い通路を疾走する。

施錠された扉が時折私達の行く手を阻むが、その度に加賀さんがショットガンでブリーチングしていった。

そのせいか、内部区画まで侵入すると怯えた研究員達が我先にと投降してくる。


頼みの扉がショットガンで次々ぶち抜かれるのだ。心底恐ろしいに違いない。

私も天井に向け何発か威嚇射撃はしたが、発砲回数では加賀さんが断トツに多かった。



赤城「瑞鶴と蒼龍がここにいる筈です。案内しなさい。」


研究員「い…いえ、ここにそんな方は……」


そう答えた研究員の白衣を撃ち出された鉛弾が掠める。

研究員は情けない悲鳴を上げながら腰を抜かすと、弾かれるように逃げ出した。


しかし加賀さんがショットガンでその足を引っ掛けた為、研究員は盛大に転ぶこととなる。

その背中に銃口が突きつけられたのは言うまでもない。


私は従順になった研究員に先導させ、ここの責任者の元へと案内させた。



□□□□□□□□□□



研究所長「お前たち、自分達がやっていることがわかっているのか!?」


デスクワークでブクブクと太ったのだろう。

ここの責任者らしき中年男が喚くが、その顔は恐怖にひきつり、見ていて滑稽だった。


本来ならこの男の言っていることは正しい。艦娘の許可なき武力行使は禁止されている。

しかし、私達はこうなることも見越して準備してある。


赤城「えぇ、仲間の救出です。艦娘の戦闘規定要綱にも記載されていますよ。”僚艦が危機的状況にあり、それが緊急を有する場合、その艦隊旗艦の裁量による救出及び武力行使が許可される”。」


研究所長「それは出撃中の話だろうが!?」


赤城「えぇ、出撃中ですよ。”書面の上”では。」


加賀「艦隊編成は、旗艦赤城以下、加賀、翔鶴、瑞鶴、蒼龍。翔鶴、瑞鶴、蒼龍については危機的状況にあり、緊急を要すると判断します。」


ここに来る前、出撃計画表に書き込んできたのだ。

つまり、私達は作戦行動中。戦闘規定が適用される。


研究所長「無茶苦茶な………これだから艦娘は……」


兵器になぜ意思があるのだ。そう言いたいのだろう。

にじみ出る、この男の艦娘の捉え方。

私達を人とも思っていない、そんな態度だ。


赤城「えぇ、私達は艦娘。兵器じゃない。血の通った人間であり、法の上では正規軍兵士です。」


加賀「頭に来ました……机の中から武器を取り出す可能性有り。敵対行動を取ったと見なし、射殺します。」


加賀さんがショットガンのスライドを操作し、威嚇するように金属音を響かせた。

机に手をかけていた研究所長は慌ててそこから手を離し、両手を頭上に掲げる。


研究所長「ま、待て!案内するから撃つな!」


最初からそう言えばいいものをと思いつつ、私達はその男をオフィスから引っ張り出した。





□□□□□□□□




あの日と同じように短刀を繭──浸食嚢と呼ばれるソレの外殻に突き立て、切り裂いていく。


大切なサンプルがとか研究所長が喚いているが、加賀さんがショットガンを振りかぶった為すぐに黙った。


切り裂いた断面に手をかけて押し拡げると、中の光景が目に入ってくる。


瑞鶴さんが、あの黒い皮に体を包まれた状態で拘束されていた。

瑞鶴さんは相当疲弊しているのか、その表情からは普段の活気が全く感じられなかった。


瑞鶴「──────」


赤城「瑞鶴さん!!ッ──加賀さん、手伝って!」


加賀「わかりました─────瑞鶴、もう少し頑張りなさい…!」


ショットガンを背中に回しながら、加賀さんが私の傍らに立った。

私は浸食嚢と言うらしい繭の中に入ると、瑞鶴さんを拘束している触手を短刀で切り裂いていく。

反対側では加賀さんが手斧を振るい、同じ様に触手を切断していった。


そんな私達を邪魔するかのように触手が襲いかかってくるが、そこは臨機応変だ。

私は加賀さんの背後を守るように立つと、襲いくる触手を次々と短刀で切り払った。

切られた触手からは鮮血が飛び散り、その残骸が床に散らばっていく。



グニュゥゥグチャッグニュゥゥグチャッ

グチュッグチュッヌチャッヌチャッ

ズブズブズブ───


瑞鶴「うぐあっ──あぁぁ!うぁあ゛、ぁ───────」


突然外に漏れ聞こえるほどの水音が響き、瑞鶴さんが絶叫した。


加賀「なっ!?ず、瑞鶴!?」


赤城「っ!!」


失念していた。私は翔鶴さんを助けた時のことを思い出す。

浸食嚢は宿主が引き剥がされそうになると、最後の悪あがきと言わんばかりに捕らえた艦娘を徹底的に陵辱するのだ。


私は短刀を振り上げると、黒い皮──浸食衣に繋がっている臍の緒を叩き切った。

臍の緒が血をぶちまけながら千切れ落ち、浸食衣から響く水音が収まる。


瑞鶴「ぁ…ぁあ………やっと、おわり……」


浸食衣の責めが緩んだのか、瑞鶴さんが落ち着きを取り戻す。

崩れ落ちるように力が抜け、瑞鶴さんは背後の肉塊に埋もれこんだ。

それが気を失ったように見えたのか、加賀さんが肉塊に埋まりこんだ瑞鶴を慌てて抱き上げる。


加賀「瑞鶴!?どうしたの、瑞鶴!」


瑞鶴「かがさん……疲れ、た…」


加賀さんが悲痛な声を上げながら瑞鶴さんを強く揺さぶる。

瑞鶴さんは疲れきっているのか、その腕の中でぐったりとしていた。ようやく解放されるという安心感からか薄く笑みを浮かべている。


しかし、まだ終わってはいない。

私はチラリと瑞鶴さんの臀部を見た。

その割れ目に潜り込んだ赤い触手。

私はそれを掴むとゆっくり引いた。

ぐちゅりと水音を響かせるが、触手は多少伸びるだけでそれ以上は引き抜けなかった。

予想通り内部で膨らんで抵抗しているらしく、軽く引いた程度では抜けそうにない。


瑞鶴「んぅっ!」


加賀「赤城さん!?」


赤城「これを抜かなければ終わりじゃありません。加賀さん、瑞鶴さんを押さえて!瑞鶴さん、一思いにいくわ。我慢しなさい───」


瑞鶴「まっ、待って、赤城さん────」


そう言うと勢いよく触手を引っ張り、瑞鶴さんの中から引き抜く。


瑞鶴「あがっ─────────」


瑞鶴さんが声にならない悲鳴をあげるが、加賀さんがそれをガッシリと押さえつけていたお陰ですぐに終わった。


私は引き抜かれたばかりの触手を投げ捨てると、痙攣している瑞鶴さんに謝った。


赤城「ごめんなさい。大丈夫?」


瑞鶴「大丈夫じゃ、ないです゛───」


瑞鶴さんが痙攣しながら私を睨むが、その口調は普段の瑞鶴さんのソレだった。私は大丈夫そうだと胸を撫で下ろす。


力が抜けた瑞鶴さんを加賀さんと一緒に肉塊から引き剥がすため引っ張る。

すると、思いの外あっさりと肉塊に拘束されていた腕が引き抜かれた。

加賀さんに瑞鶴さんを支えてもらい、私は一足先に浸食嚢から外へと出る。


浸食嚢から出ると、私は外から瑞鶴さんを抱き抱え、裂け目から引きずり出した。

粘液と返り血にまみれた加賀さんが後に続く。


赤城「加賀さん、毛布か何か羽織れそうなものを見つけてきてくれませんか?瑞鶴さん、痛みはない?」


加賀「わかったわ。」


私はそう指示すると、瑞鶴さんを床に下ろし容態を確かめる。

加賀さんは壁にかけられていた白衣を取ると、瑞鶴さんの傍らに戻ってきた。


私が目配せすると、加賀さんは床に寝かされた瑞鶴さんの体に白衣を掛ける。


加賀「一体、なんなのですかコレは…瑞鶴は大丈夫なんですか?そもそも、なんなんですかココ。こんな気味悪いものを安置して、何してるんですか?」


加賀さんの質問に、私は知る限りの事を話す。

それを聞いた加賀さんは驚愕すると共に、浸食嚢や浸食衣というおぞましいものが存在することに戦慄していた。


加賀「深海棲艦の作った拷問具……?それもひたすら艦娘を犯すだけのって────そんなの……あんまりじゃない……」


艦娘を陵辱して狂わせ、精神を壊す装置。

そんなものがあるという衝撃と、それが目の前にあるという状況を加賀さんはまだうまく呑み込めていなかった。

私は床に寝かせて休ませている瑞鶴さんに声を掛ける。


赤城「………瑞鶴さん、立てる?」


瑞鶴「だいぶ落ち着いてきたので……平気です」


瑞鶴さんはそう言うと、フラフラとしながらもゆっくり立ち上がった。

加賀さんがそれを支え、瑞鶴さんの手を掴み引っ張り上げた。


加賀さんの視線が、白衣がずり落ちた瑞鶴さんの体に向かう。

白衣の下から現れた黒い皮で覆われた体。

そして、普段快活で才気に溢れている筈の瑞鶴さんがフラフラと憔悴しきっている。

瑞鶴さんとは気心の知れた仲である加賀さんは、陵辱を受けたことを示すその姿に酷くショックを受けていた。


それを見て、ようやく加賀さんは事態を呑み込めたらしい。

そしてその視線は、端で我関せずというように座っている研究所長に向いた。


加賀さんから睨み付けられ、研究所長は慌てて目をそらす。


加賀「ねぇ、あなた。」


研究所長「………」


加賀「答えないとぶん殴るわよ。」


研究所長「……なんだ」


加賀「なんでこんなことしたの。こんなもの使って艦娘を壊して、何が楽しいの。」


加賀さんの怒りに震える声が響く。

肩がワナワナと震え、今にも所長に掴みかかりそうな勢いだ。


研究所長「上からの指示だ。仕方ないだろう」


加賀「上からの指示って、それだけで瑞鶴はこんな目にあったっていうの!?私達を何だと思ってるのよ!!!」


我慢の限界か加賀さんが研究所長に掴みかかろうとしたので、私はそれをぐっと引き止めた。


加賀「放して赤城さん!コイツは一発ぶん殴らないと気が済まない!!」


赤城「落ち着きなさい加賀さん。あなたが殴ったらコイツは使い物にならなくなる。それじゃ困るのよ。」


加賀「くっ──」


赤城「さて……翔鶴さんのところへ案内して貰いましょうか、所長さん。」


研究所長「翔鶴なんていない。大本営だろう。」


赤城「いない?」


研究所長「そうだ、いない。」


すると、研究所長の傍らに加賀さんが歩み寄った。

何するのかと思ったが、いきなり所長の手を掴むとペンを中指に挟ませる。

それを上からショットガンの銃床で叩いたのだ。

ペンがへし折れ、破片とインクが散らばる。


瑞鶴「!!!?」


後ろにいた瑞鶴さんは、加賀さんが何をしたのか察した瞬間顔をしかめた。


研究所長「いぎゃぁぁぁぁああ゛────」


加賀「嘘を吐くごとに一本やるわ。幸い、筆記具は沢山あるようだし。」


痛みに悶絶する所長を見ながら、加賀さんはドスの効いた声で冷たく言い放った。

そう言いながら恐怖に怯える所長の手を掴まえ、加賀さんは所長に質問した。


加賀「翔鶴はどこ?」


研究所長「こ、ここだ!ここにいるぅ!!」


加賀「他には?」


研究所長「そ、蒼龍がいる!比較実験で今も──」


加賀「だそうです、赤城さん。急ぎましょう。」


赤城「わかりました。案内していただけますね?所長」


研究所長「ヒィッ」


加賀さんに新たなペンを手渡しながら、私はにこやかに言った。








□□□□□□□□



研究所長「ここだ……」



私達は、一つの浸食嚢が鎮座した実験室へと通された。


手術室を流用しているようだが、その無機質な部屋に有機的な黒い球体があるというのが不気味さを際立たせている。


加賀さんには蒼龍さんの救出に向かって貰ったので今ここにはいなかった。


この中に翔鶴さんがいる──

早く解放してあげなければと、私は所長を睨み付けるように見た。


赤城「コレの機能を停止させなさい。」


所長「なっ…」


赤城「文句あるの?」


所長「くっ………あと少しで800時間の大台に乗るのに───」


私は、所長が悪態をつくように漏らしたソレを聞き逃さなかった。


赤城「──ちょっと待ちなさい……800時間?」


所長「そうだ。浸食嚢に囚われた艦娘がどうなるか検しょゴヘッ────」


私は、気づけば所長をライフルの銃床で殴り付けていた。

聞き間違えでなければ、この男は800時間と言った。

つまり、1ヶ月と3日前後───


赤城「ふざけるのも大概にしなさいよ…………さっさと機能を停止させなさい。これは、警告よ!」


私はなりふり構わず怒鳴る。

床に転がった所長に銃口を向けるが、反応がない。

そこまで強く殴ったつもりはなかったが、どうやらノックアウトしてしまったらしい。


私は小さく舌打ちすると代わりの人間を連れてこようと周囲を見渡すが、粗方ここの研究員は逃げてしまったようだ。


瑞鶴「赤城さん…さっきの……」


赤城「責任者があんな状況で言ったんだもの…間違いではないでしょう。」


瑞鶴「っ───」


瑞鶴さんは浸食衣に包まれた体を抱き締めるように震えた。

私と違い、瑞鶴さんはその身で陵辱を経験している。

それ故、800時間という途方もない期間あの中に囚われるという事の恐ろしさを誰よりも理解しているのだろう。


瑞鶴「……あれに捕まっていると、時間の感覚がおかしくなるんです……途方もないくらい長く」


赤城「………」


瑞鶴「翔鶴姉を、早く出してあげてください……少しでも早く……」


すがり付くように嘆願してくる瑞鶴さんに、私はできることをやろうと思った。


赤城「機能を止めて、抵抗がないようにしてから救助しようと思っていましたが……わかりました。外殻を切り裂きます。瑞鶴さんは下がって……」


姉の酷い姿を見たくはないだろう。

それに、最悪の可能性も考えていた。

前は二週間だった。今回はその倍なのだ。

翔鶴さんがどうなっているのか全く想像がつかない。

私はライフルを瑞鶴さんに託し、短刀の刃の状態を確かめる。


──よし、申し分なし。


赤城「………」


私は短刀をかざし、ご丁寧にしつらわれたラッタルを昇る。

そして勢いよく短刀を突き刺すと、全体重をかけて外殻を引き裂いていった。


赤城「っ───翔鶴さん!!翔鶴さん!!今から助けます!!」


そう叫びながら人一人入れるくらいの裂け目を作ると、私は中を覗きこんだ。


あの日と同じように、肉の中に埋もれるようにして翔鶴さんがいた。

項垂れていて表情はよく見えない。しかし、目隠しと猿轡のようなものが着けられているのはわかった。


声をかけたが、それに反応する素振りは見せない。

聞こえていない?

いや、耳は塞がれていないから声は聞こえている筈。

そう思って声をかけ続けるが、翔鶴さんは身動き一つしなかった。


まさか、手遅れ────────


そんな嫌な想像が私の胸中を過る。

そう思っていると、後ろから耳障りな声が聞こえてきた。

どうやら失神から目覚めたらしく、所長が大の字になったまま叫んでいた。


所長「無駄だ無駄だ、もうソイツは壊れた!1週間ほど前から動かなくなったさ!」


赤城「っ!?」


瑞鶴「そ、そんな─────いや……嫌ぁぁぁあっっっ!!」



瑞鶴さんが悲鳴を上げてへたり込み、私は腸が煮えくり返った自分を抑えることが出来なかった。

ラッタルから飛び降りると、近くにあった椅子を掴んで所長に投げつける。


椅子は見事にクリーンヒットし、所長は昏倒して動かなくなった。

血が滲んでいるのが見えたが、私はそんな事お構い無しにラッタルへと駆け戻る。


最悪の事態が現実になりつつあることに血相を変え、私は飛び込むように裂け目から中へ潜り込んだ。


赤城「翔鶴さん!翔鶴さん!!返事して!!」


近くで叫び揺り動かしているのに、まるで反応しない。

人形でも振っているかのようだった。


失神しているのかもしれない。

私はまだ望みはあると嫌な考えを振り払った。

とにかく早く出してあげなければと、私は翔鶴さんの浸食衣から延びるゴムチューブを掴む。


赤城「コレを切れば──」


臍の緒とは違うが、恐らく同じ機能を持っているに違いない。

そう思い、短刀を振り上げた。


赤城「うっ゛!?」


どこにそんな数が潜んでいたのか──

おぞましい程の量の触手が内壁から飛び出し、私に絡み付いてきた。

四肢や胴体に絡みつき身動きが取れなくなる。

短刀を掴んだ右手も縛られるが、短刀だけは離すまいと柄を握り締めた。


赤城「放、しなさいっ」


身体をよじり拘束を外そうと暴れるが、外れた瞬間新たな触手が絡み付いてきて私の身体を雁字絡めにする。

ギリギリと身体を締め上げられ、苦痛に呻いた。


赤城「………!、裂け目が……」


私は予想だにしない事態に衝撃を受ける。

機先を取られて気づかなかったが、作った筈の裂け目がいつの間にか塞がれてしまっていた。



瑞鶴『赤城さん!』


瑞鶴さんの声がして、私は血相を変えた。

私の二の舞だけは避けなければ。


赤城「瑞鶴さん来ちゃダメ!!加賀さんを呼んで!!」


瑞鶴『えっ──』


赤城「私は大丈夫だから、早く!翔鶴さんが助からなくなる!!」


瑞鶴『は、はいっ』


私が怒鳴り付けると、瑞鶴さんは弾かれるようにここから遠のいた。

私はそれにほっとしつつ、閉じた裂け目から目を逸らす。





迂闊だった───


心のどこかで、前は大丈夫だったからと慢心していた。

不用意に突入した結果がこれだと私は情けなくなるが、兎に角ここから出なければと頭を切り替える。


視線を自分の右手に移し、握っている短刀を見る。

それを指で回転させ、手首を固定している触手に突き立てた。

触手を切り裂き、右手が自由になる。

そのまま左手の拘束を外しにかかるが、すぐに右手に触手が絡み付いてきた。


赤城「このッ、鬱陶し────ぐぅっ」


振りほどこうと短刀を振るが、首に触手が絡み付き締め上げてくる。

反射的にそれを外そうと右手が首の触手に向かうが、それが狙いだったのだろう。


私は短刀を取り落としていた。

そして、それを触手がすばやく奪い取る。


私は武器を奪われ、しかもその隙を突かれ再び右手を拘束された。

すると、胴体に巻き付いた触手が外れる。

そしてすぐ、身体を大の字に引き伸ばされた状態で拘束された。



赤城「っ、動けな──」


力強く身体を捩っても、四肢に何重にも巻き付いた触手は外れそうになかった。


そんな私を更に弄ぶかのように、触手は私の服を脱がし始めた。

私から奪った短刀まで器用に使って服を取り払い、あっという間に全裸にされてしまう。

切り裂かれた服が足元に無惨に散らばった。


赤城「くっ──あ、悪趣味なっ」


私は悪態をつくが、そうしたところでどうしようもなかった。

これの知能は予想以上に高いらしい。

ただ、その知能は一つの目的にのみ特化した歪なものであるが。


それは、艦娘を捕らえてひたすら陵辱し、心を壊すためだけにあるという事。


赤城「…………っ」


私の目の前で触手に掲げられた、新たな浸食衣。

私を取り込むための浸食衣だ。


臍の緒が天井についている機械を避けるように伸び、私に用意された浸食衣に繋がっていた。

黒い外皮と真っ赤な絨毛に覆われた内壁が、拘束されて逃げることのできない私の嫌悪感を引き立てる。


まさかこんなものまで用意しているとは。

浸食嚢は一人しか捕らえられないなど、こちらの先入観でしかなかったのだ。


ミイラ取りがミイラになる。

まさにそんな状況だった。


赤城「かはっ──!?」


突然、首に巻き付いていた触手が獲物を絞め殺さんとする蛇のように締め上げてきた。

勝手に口が開き、そこに触手が捩じ込まれる。


身体が吐き出せと悲鳴を上げるが、触手は咽頭を抜けて食道の奥まで潜り込み、中に何かの液体を噴き出した。


赤城「んっ゛………っは────ゲホッ、ゲホ」


喉から触手が引き抜かれ、私は激しく咳き込み、身体に注ぎ込まれた液体を吐き出そうとする。

しかし、白濁した液体が唾と共に僅かに出ただけだった。



────ビクンッ



赤城「あっ──!?」


心臓が早鐘を打ち、呼吸が荒くなる。

感じたことのある感覚。


ヴァギナからトロトロと蜜が滲むのを感じ、身体にある突起がジクジクと疼いて性感帯へと置き換わっていく。

私はこんな状況で何故と歯噛んだ。


身体が官能を催していた。


愛する人と床を共にした際に感じる、甘美な感覚。

それがこんなおぞましい状況で発生するなど異常でしかない。


私はすぐにその原因を察した。


淫毒だ。

先程身体に注がれたそれが、私の身体を劣情に染めているのだ。


赤城「あっ………こんなぁ──」


呼吸はいつしか甘い吐息に代わり、疼く身体を慰めたくて仕方がない。


手淫でもいいが、私の身体は女の悦びを知っている。

内股を溢れた蜜が伝うのを感じる。

私は、蕩けた陰道をひくつかせながら思ってしまう。

中にモノが欲しい、と。


赤城「こんな時に何を暢気なッ」


私は呆けた頭に喝をいれる。

あの浸食衣を着せられたらまずいと思った私は脱臼覚悟で腕を引いた。

肩がビリビリと軋みながら伸び、腕に絡み付いた触手の束も共に引っ張られる。


しかし、伸びはするものの外れはしなかった。

この触手の枷はあくまで腕が使えないようにするのが主目的。

わざわざ身体の動きを封じなくても、逃げられはしないのだから。


グチュ……


赤城「うっ───」


そんな私に、いよいよ浸食衣があてがわれる。

胸に生暖かい粘液の感触を感じてすぐ、黒い皮がまるで生き物のように私の乳房を呑み込んだ。


ヌチャリ……

シュルシュルシュル………

ズルズルズル……


前からあてがわれた皮が、背中にまわりこむようにその触手を伸ばしていく。

おぞましい肉の感触が体に張りついてくる。

それを振りほどこうと精一杯身を捩るが、服の形をした触手は器用に追随してきて外すことはできなかった。


──────グチュリ


赤城「うっ……んん゛、ぁんっ、あ───」


敏感になった身体を、ドロドロの感触が素早く包み込む。

恐ろしい程の速さで私の身体は浸食衣に呑み込まれていった。


身体をゆるく締め付けながら這い回り、拘束されている四肢にも器用にまとわりつき、スッポリと覆っていく。

体が服に覆われる程窮屈になり、ドロドロとした粘液やブヨブヨの肉の感触が私の感覚を染めていった。


──寄生完了。


そうとでもいうかのように、一瞬浸食衣の動きが静まる。

そしてすぐにその動きを責めへと変化させ、私への陵辱を開始した。


グチュ…グチュ…

グチャッ…グチャッ…

グニッ…グニッ…


ヌチャ…ヌチャ…

ヌリュ…ヌリュ…

クチュッ…クチュッ…


赤城「あぁっ───何、これ…すごい…ぁんっ……」


味わったことのない異質な快感が襲ってくる。

僅かな身を捩るだけでも肉壁と肌が擦れ、丁度よい温かさもあって気持ちいい。

肉が蠢く度に粘液を巻き込み、淫靡な音が耳をくすぐった。


淫毒によって強制的に昂った身体にヌルヌルの粘液が塗り込まれ、絨毛が愛撫する。

リズミカルな肉の締め付けが何故か心地よく感じ、局部や胸を舐め回される感触に痺れた。


しかも、それがすべて同時平行で襲ってきている。

人間には不可能な術だ。

それが、この浸食衣には可能。


これで艦娘を壊すのが目的でないなら、私はこの快感の虜になってしまうかもしれない。


赤城「ぁっんんっ! んんっ! あ

ふわっっんぁ……んんっ! ……っ」


自然と喘ぎ声が漏れ、快楽に脳が蕩ける。

これが淫毒の効果というのなら恐ろしい代物だ。


感度がどんどん上昇し、肉欲を貪るように私は腰をくねらせた。

陰核が吸い上げられ、チロチロと捏ね回される。

陰唇が絨毛に撫でられて脹れ、膣からは止めどなく愛液が溢れ、浸食衣の粘液と混ざってトロトロになっていた。

膣には細い触手が入り込み、膣壁を捏ね回している。


後ろの菊座も同様で、粘液を中へ刷り込むように細い触手が群がり、快感にひくついてポッカリと穴が開いていた。


赤城「んんっ! あぁんんっ! あっううぅ

ぁあっあっあっううぅ……んんっ! あっぁぁぁんふ、あっっ……あぁぁぁ…い、くっ───あっぁあっんんっ!」


愛欲が脳を支配し、甘い衝撃に身体が悦ぶように跳ねた。


陶酔感に酔いながら、ふと私は我に帰った。

自分が何をしに来たのか、そして目の前には助ける筈の大事な後輩がいることを再認識し、よりにもよってその後輩の目の前で淫蕩に耽った自分を情けなく思った。


そして気づく。

この淫具の狙いに。


救助者である私を、可能な限り早急に堕とす。

私が堕ちれば、宿主を剥がされずに済むと考えているのだろう。

それに余計な抵抗ができなくなった私を餌にして、新たな獲物を引き込むのだ。


なんて代物だ、これは。

私は戦慄した。


赤城「っん……お尻が─────っ、やっぱり……」


臀部の締め付けが弛み、私は嫌な予感がしてそちらを見る。

そこにあったのは、鎌首をもたげたあの芋虫型の触手だった。

翔鶴さんや瑞鶴さんの臀部にも忘れずに挿入されていたのだ。来るだろうとは思っていた。


ズブリ──

グチュ、グチュ、グチュ…


赤城「あぁっ゛──」


揺るんだ菊座に触手が捩じ込まれていく。

腸壁が擦れ、中を蛇が這うような不気味な感触の筈なのに、私はそれすら気持ちいいと感じてしまった。


奥へ、奥へと潜られ、内側からグリグリと圧迫される感覚に腰が跳ねる。

芋虫型触手はあっという間に私の直腸に潜り込み、その中に収まった。

それと同時に、腸内へ何か液体を噴出されるのを感じる。


赤城「うっ、なにを─────んぁぁぁぁあっ!?」


身体に電撃が走ったという他なかった。

身体が異様に敏感になり、極端な感度上昇によって服に擦れただけで強烈な快感を生じさせたのだ。


腸内へ出されたのは淫毒に間違いない。

でなければ説明がつかない。


赤城「なん、て──刺激………っ!何よ、ソレ──」


目の前に差し出されたえげつない代物に目が行く。

それは、硬質そうな見た目の貞操帯のような黒い皮の淫具だった。

肉厚の皮の内側には無数の絨毛が生え、その中心には細い触手と共に太い肉棒が反り立っていた。

貞操帯は本来陵辱から純潔を守るための道具だが、これはその真逆だ。

取り付けられたが最後、その戒めから脱け出すことはできず、中に囚われたヴァギナやクリトリスは責めにさらされ続けるだろう。

そのおぞましさに私は顔がひきつるのを感じた。


今まさに私の蜜壷を貫かんと、貞操帯はユラユラと私の股間へ近づいてきた。


股間を覆っていた皮が開き、ぷっくりと膨らんだトロトロの肉唇が露になる。


その奥へ、我慢できないとでもいうかのようにソレは襲い掛かった。


グチュ、ズブリ…


赤城「っあ……ぁん

ぁぁ……あううぅ……あぁっ」


粘液の音が漏れ、中へと差し込まれる肉棒。 凶悪な形の淫具はすぐに私の股間へと捕らえ、圧迫するように締め付けた。

もう、外れないだろう。


差し込まれるだけではなく、すぐに性感を沸かすように肉棒は激しく突き上げを始める。

中で伸び縮みしているのだろう。

私は膣壁を擦りあげられる度、下品な嬌声を響かせた。

頭の中が真っ白になり、ただ快楽を求めて浅ましく腰を振る。


赤城「んん…もぉっ!うぅ…ぅっ!だ…あぁあめ…ぇ…んっ゛」


淫道を掘られる衝撃に耐えきれず絶頂し、糸が切れたように脱力した。

身体が勝手に痙攣する。


赤城「あ……ぁあ……ぅん……っ゛!?そんっなぁ、もううごい──うぅうぅぅああああ!?ああぁああぁっっつ」


全身を肉と粘液の波が揉みくちゃにし、敏感になっていた身体をグチャグチャにし始めた。

乱暴に胸を絞られ、股に刺さった触手はまるで火の入ったエンジンのように突き上げてくる。


絶頂が何度身体を震わせても止まらず、快感は苦痛へと変わった。


拷問という表現で間違いない。

何かを自白させようというのなら、多分自白してしまう。人間の拷問ならそれで終わり。

しかし、この拷問にそんなものはない。

あるのは、この肉の蠢きが収まるまで犯され続けるということ。


これは、狂ってもおかしくない。

そう思った。

再び、腸内に液体が流し込まれる。

淫毒が追加され、全身が敏感な性感帯へと変貌した。

そして、その後に続く凶悪な陵辱。


グニュゥゥグチャッグニュゥゥグチャッ

グチュッグチュッヌチャッヌチャッ

ズブズブズブッ


赤城「いいやああああああぁっ──ううぅぅ、くっ゛、ぅぁぅくっ、がっぐぁ…はぁっはぁっ──えぅ、えぐっ、あがっ!えぐっぅくっえぅあがっ!はぁっはぁっ、ぐふっ……あ゛! うぅぁっ…ぐふっ……ぐぁぅ、あっ、あがっ! ううぅはぁっはぁっ……ぅくっ、ぎっ、あがっ!」


身体が跳ね上がる衝撃に、絞り出される喘ぎ声は途切れ途切れになった。



浸食衣による凄まじい陵辱を受け、私は翔鶴さんが、どれほどの苦痛を受けていたか理解した。

こんな陵辱に1ヶ月耐えろというのが無理な話だ。

涙で霞んだ視界で、目の前で物言わなくなった翔鶴さんを見る。


早く来て上げられなくて、ごめんなさい……

ずっと、あなたは助けが来るのを信じて、待ってたのよね……

本当に、ごめんなさい。


いまから、私もあなたの側にいるから……


赤城「ああっ゛はぁああぁぁっ、ぁ───────────」


意識が、砕け散った。

体から汁が飛び散らせながら、私はいままで感じたことのない激しい絶頂を遂げる。

感覚が曖昧になり、精神は肉体を置き去りとなっていった。





□□□□□□□□□


Side:加賀



「っ─────」


犬のように四つん這いにされ、手足はおろか乳房も肉壁に呑み込まれた無様な姿で私は拘束されていた。


なんでこんな事になっているのか。

それは、咄嗟の判断と蒼龍の救出を優先したからに他ならない。


浸食嚢の外殻を手斧で切り裂き、まず見えたのは黒い皮に包まれた蒼龍の肢体だった。


瑞鶴のように柱に磔にされているのかと思っていたが、蒼龍は四つん這いの状態で四肢を床の肉壁に埋め込まれていたのだ。


蒼龍は私に気づくと恥辱に顔を染めたが、救助されるという安心感からか、少し嬉しそうにもしていた。

私は中に潜り込み、後ろから引っ張りあげようと蒼龍の後ろに回り込む。


蒼龍は呻くようなくぐもった喘ぎ声は出していたが、瑞鶴のように五月蝿く叫んではいなかった。


アナルに捩じ込まれた赤い触手がグネグネと中を弄っているのが目につき、まずはそれから取り払おうと手をかける。

しかし私が蒼龍のアナルから触手を引き抜くと、急に蒼龍は瑞鶴のように悲鳴をあげ始めたのだ。


そんなに痛かったのかと思ったが、そうではないことにすぐ気づく。

蒼龍の身体を覆った浸食衣から響く激しい水音で陵辱を受けていると察し、私は急いで蒼龍を運び出そうと引っ張った。


四肢と大きな胸の双丘が肉壁から引き抜かれたが、思いきり引っ張った為勢いがあまり、その反動で二人仲良く尻餅をつく。


その時、私は裂け目が閉じかけているのに気づいたのだ。

私は渾身の力で蒼龍を蹴り飛ばし、外へと弾き出した。

浸食衣に付いていた臍の緒が引きちぎれ、返り血が私の顔を濡らす。


蒼龍が裂け目から放り出され、すぐ裂け目が閉じてしまう。

私は浸食嚢に閉じ込められていた。


獲物を逃がした私に抱腹するように、浸食嚢は触手で私を捕らえてくる。

首に触手が絡み付いてギリギリと締め上げられ、私はそれに抗えず絞め落とされた。


そして、次に目覚めた時には浸食衣を着せられ、先程蒼龍が埋め込まれていた場所にまったく同じ状態で拘束されていた。






加賀「あはっぁ……あっ、ん」


喘ぐ私から更に喘ぎ声を絞り出そうと、ドロドロの肉の感触が身体を締め付けてくる。

乳房もアソコも締め付けられ、快感が体に凝縮されているようだった。

股間の中、アソコの奥も太い触手にグリグリと圧迫され、私は腰が砕けそうになる。


ヌチュ、ヌチュ

グニュゥゥ、グチュリ

ズブブ、グポッ


股間に張り付いたそれはどんなに腰をくねらせようとも外れず、逆に内側を肉棒が捏ね回した。


お尻に入れられた触手は中で収縮を繰り返し、ボコボコと膨らむ度、言い得ぬ圧迫感にお尻の穴が蕩ける。


何より、この身体を包んだ蠢く黒い皮。

これによる刺激が尋常ではない。

昂った身体をグイグイと締め付け、全身を激しくまさぐられるような快感に悶え、その乱暴な愛撫が私の心を削ってくる。


しかも、黒い皮だけじゃない。

浸食嚢の肉壁さえ私の責めに動員され、隆起した肉塊が私の乳房を鷲掴みにして搾りあげていた。

乳房は皮と肉壁の二重の締め付けにより、今では快感を搾り出すだけの器官になっている。

先程まではここに蒼龍の乳房が嵌まっていた事を考えると、私はなんとも言えない気分になった。


蒼龍『加賀さん!加賀さん!どうして───』


外から蒼龍の叫び声が聞こえ、外殻を叩く音がする。

私は喘ぎながらも、その呼び掛けに答えた。


加賀「はぁ、はあっ──私は大丈夫…あとあなた胸大きいわね!それより、赤城さんと早く合流しなさい!私を助けるのはそれからでいい!」


蒼龍『でも!』


加賀「ッ────むしろ楽しんでるくらいだから心配いらない!こんな色狂いに構ってないで、早く行きなさい!!」


正直、強がりだ。

快感で腰が砕けてまともに動かせない。

本音を言うならさっさと出してほしかった。

しかしここで蒼龍に助けを求めれば、弱っている蒼龍は再びここに逆戻り。

今度は二人仲良く犯されることになる。


蒼龍『っ────すみません』


それっきり、外殻を叩く音はしなくなった。

響くのは、浸食衣に犯されていることを示す淫猥な水音だけ。

それも、先程より激しく響く。


グチュッヌリュグチュリ

グニュゥゥグチャッグニュゥゥグチャッ

グチュッグチュッヌチャッヌチャッ

ズブズブズブッグポッ


加賀「ぅくっ……ううぅあ!あっ、っっ、ぅくっ、うぅぁぁぁ……あふっ……あ!あがっ、あっ!ぅくっ──がっはぁっ゛」


暴力的な快感に私はよがり狂う。


ズコズコとアナルを押し上げられ、肉棒も私のポルチオを執拗に突き上げてくる。

何故か弱いところがバレ、私はそこを重点的に責めあげられていた。

こんなの耐えろというほうが無理だ。


それに、身体を包むこの蠢く肉と粘液による蹂躙。

更には肉壁にくわえ込まれた乳房が浸食衣越しに搾られ、その度に胸から快感が迸った。


加賀「あぁあぁあぁあぁあぁふっあ、ふっ

はぁっ……ううぅはぁうっ!うあぁ……くっぐっあぁぐっ…………ああっうくっくっあぁ……ううぅう……あうっ゛」


全身を犯される刺激に耐えられなくなり、私は体液を迸らせながら果てた。

体液はすべて浸食衣に吸い上げられ、すぐにまた粘液漬けとなる。


これは、三日も入れられていると狂う。

蒼龍は三日耐えていたから大丈夫なんて、私には思えなかった。




↓次話







後書き

次回明日21時投稿予定です。


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