2021-05-06 10:09:23 更新

概要

何だろうね〜遅れてしまってすいません。
最近小説家になろうの投稿でこっちが遅くなりました。マジですいませんでした。
小説家になろうの作品名は、あとがきで・・・


少々修正と文字の追加をします!では後書きで...


前書き

失った者は二度と戻らない・・・だが、その死んだ者の為に立ち上がる!

あとあらすじが長いです・・・読んで分かったならあらすじは、読まなくていいです・・・
少しだけ、忘れているようだったら、読んでみてくださいね。
本当は、1話見てくれたら良いんですが・・・


取り敢えず、読んでみてください!


いよいよ提督の話が始まる!!


あらすじ

竹筒は、じゃがいも好きでいつも幸せでした!!工場近くにある街に行き…友達の下竹に会った。いつも変わらず言い争い、でもそれが楽しかった。言い争った後は…いつも通り仕事に行いました。

下竹が街に行きたいと、言い…竹筒はたまには(行くか)…と思い、行きました。

レストランや軍の見送りや、そして小さい駆逐艦……現場に帰った瞬間、テレビから流れた嫌な音。テレビからは悲鳴が聞こえた。俺達は人を助けるため、再び街に向かった。そこでイ急に会い…苦戦をしながらも道連れ。目を覚めた竹筒は、急いで…現場に行ったが……それは絶望しかなかった。…まだかろうじて生きている下竹を肩に掛け…急いで病院に向かっている最中に下竹は・・・・

あらすじ 完


竹筒「・・・・」


彼は、海を見ていた・・とても広く…遠くを見ても青が広がり...カモメが鳴いていた。


竹筒「・・・・」


それでも彼は海をずっと見ていた。風が靡いて。その男の髪が少し揺れた・・


竹筒「街を襲われてから…3日か…皆が死んだのも、3日…」グッ


そう言い…彼の拳は握りしめ強くなっていく。血が出るほどに、それほど悔くかったのだ。


竹筒「何で何で‼俺だけが…生き残ってるんだよ」ドン


地面を叩いた…地面を少しだけ凹み、虚しく音が消えた…その彼の手は血と土が混じって。ぐちゃぐちゃだった。


竹筒「俺は……俺は……自分が嫌いだ!」


青い空に声が響いた…心が痛くなるほど、苦しかった。虚しかった。そんな声が聞こえた。





話は少しだけ戻る・・・



竹筒「待ってろ、もう少しで病院だ!」


下竹「・・・・」


竹筒「俺が絶対に救って見せるからな」


もう動かない下竹は、刻一刻と冷たくなってきた、今まで暖かかった筈が今じゃ、冷たい…それでも彼は運んでた・・・・・もうこの世に居ない筈なのに・・・


竹筒「見えてきたぞ!確かあそこは、避難所だからな、きっと助かる‼」


それでも彼は諦めなかった、いや・・・下竹が死んだことすら、気づいていなかった、だんだん重くなり、体が完全に冷えても、その彼は止まらない…彼もまた、頭が可笑しくなっているのだから。


竹筒「着いたぞ‼これで・・」ドン


ドア(蹴るなよ、痛いやろ‼)


入った瞬間…皆の反応がビクビクしていた...まるで誰かに怯えてるように…


竹筒「医者は居るか!早くしないと下竹が…」


回りの医者は急いで駆けつけた、


医者「待っててください」


だが…医者の顔はもう分かりきっていた、まるで助からないような深刻な顔をしながら


竹筒「おい!何か言えよ‼助かるだろ…なぁ!」


医者は答えない、悲しい顔をしながら、長い時間…沈黙が続いた…そして口をやっと開けた瞬間、絶望へと落ちる言葉が出た…


下竹殿は…亡くなりました。


竹筒「え…今なんて」


下竹殿は…亡くなりました。


竹筒「ふざけるんじゃねーよぉ!こいつは生きてるだろ、」ガシ


医者の襟首を掴み咄嗟に問い掛け...必死に否定の言葉吐いたが...。


医者「・・・」


竹筒「今まで、話してたんだ!さっきだって!・・あ…」バッ


彼は気づいた…1人で話してたことを…そしてどうして俺が病院に入った瞬間…びっくりされたのか…それは、俺が生きた人間を運んでたはずが、死んだ人間を運んでたからだ…


竹筒「あ……俺は…何で、あいつの最後の言葉を聞かなかったんだ!」ウワー


彼は後悔した!そして叫び⋯病室に響いた……


その後俺は入院して…三日後 …俺は退院した…


そして今に至る・・・





竹筒「くそ・・・」


今まで青い空が急に雲が集まってきた、時間が立つ度に風は強くなり、雲が黒くなってきた、


竹筒「・・・」ポツン


頭に冷たい何かが当たった…当たる度に雨が髪に染み込んだ、それがどんどん降ってきて。


ザァザァ


雨は強くなってきた・・・


竹筒「雨か・・・」


竹筒「冷たいな・・」


虚しかった、雨が当たるほどに…だんだん苦しくなる、体が雨に染み込みさらに虚しさが増す……孤独感を味わっていく。


竹筒「寂しいな…」ボソ


小さい声で寂しい本音が出た…


竹筒「俺の居場所はどこにもない」


そう言いながら、街に戻る。


ボーッとしながら、歩いていた・・・どこに行くって?わからない。服が雨で濡れ、徐々に重くなっていくが...気にすることなく道を真っ直ぐ歩く。


竹筒「何もかも無くなった・・・」ウツロ


街の人は大丈夫?って声をかけてくるが、そのまま無視して進む。


???「凄い雨っぽい!」


???「『夕立』あんまり走ると濡れるよ・・・」


近くで、元気な子と冷静な子が居た。その声を聞いて何気なく振り向く。



夕立「雨を見ると、凄く興奮するっぽい」


???「確かに、僕も雨が好きだけど、静かな雨がいいかな」


その2人の会話を見た・・・


竹筒「・・・・・・・・・!」


足が止まった。あまりにも夢に出ていた人物が居たのだから。


竹筒「時・・・・・・雨?」


勝手に口が出てしまった!急いで、背を向け・・・バレないように人の中に紛れる。


時雨「ん?」


時雨は自分を呼ぶ声を聞いたのか、振り向く。


夕立「時雨?どうしたっぽい?」


時雨「誰かが僕の名前を言った気がしたんだ。」


夕立「きっと気のせいっぽい!」


夕立はそう言い切る。


時雨「そうだね・・・きっと気のせいだね」


雨の中2人は 、道の奥に進んで行く。


竹筒「はぁはぁ」タッタ


息を切らていた、危なかったのだ・・・

見知らぬ者が、艦娘のことを知っている何て聞いたら、大問題だ!


竹筒「記憶を思い出そうとしても・・・頭が痛くなる・・それにフラフラする」


いつも記憶を思い出そうとしても・・・頭が痛くなったりと、色々な事が起きるのが早い。

まるで・・・思い出したら不幸になるようで、何も知らない方が幸せなのかもしれない。


竹筒「だが・・・記憶を忘れたまま、生きていくなんて、嫌だ」


そう言いながら、家に帰る。


竹筒「帰る場所は・・・家しかない、誰とも関わりたくないし、会いたくもない」


家に帰る為に、自分の乗ったトラックに向かうが、その瞬間!


???「そこの奴! 止まれ」


後ろから、何人の人が取り囲み銃を構える・・・


竹筒「何なんだよ! お前らは!」


少佐「私達は、この海を救うために、国の為に戦うために、罪人を罰せる為に作られた。憲兵だ」


少佐は、銃を向けたまま、そう言ってきた。


竹筒「その憲兵達は俺に何の用だ?」


少佐「貴方が生身で、イ級を倒したと情報がきた!」


あの件のことか、あれはただ奇跡でしかなかったしな。


竹筒「それで、生身の俺がイ級を倒したから・・・危ないと思ったのか? 安心しろ、これでもジャガイモ員だ。生き残りだがな」


少佐「元帥が、貴方を呼んでいる。黙って付いて来い!」


あのトップの元帥が俺を? でも今は関わりたくないし、面倒だ・・・


竹筒「断る! 俺はそんなことより、家に帰らせてくれ」


そう言って少佐に言う


少佐「な・・・・・・元帥が貴方を呼んでいるんだぞ! 何故断る!」


当たり前の反応をされたが、それを無視して、少佐の前に行く


少佐「お前どこに行く!」


竹筒「家に帰るんだよ! それ以外どこに行くっていうんだよ」


少佐を軽く押して、前に進む、すると他の憲兵達が、


憲兵「この無礼が!」ガチャ


B憲兵「少佐様に手を出すとは、罪が重いぞ!」ガチャ


C憲兵「国の為に撃ち殺せ!」ガチャ


D憲兵「良い男じゃないかぁ」ビクン


憲兵達は、俺に殺意を剥く。だが少佐は・・・


少佐「銃を下ろせ! 」


大声で憲兵達を止める。憲兵達は「ですが」って聞こえるが、少佐が止める。


少佐「君・・・面白いね! この私をこうやって、無視して・・・ですが、これは元帥の命令なので、拒否は出来ません!」


そう言いながら、胸ポケットからスタンガン突き出す!


竹筒「てめぇー、危ないだろ」


少佐が俺にスタンガンを突きつけようとするが、容易く避ける!


少佐「この動き・・・貴方普通の人じゃ無いですね? 何か訓練でもしましたか?」


竹筒「知らないよ・・・俺はただ筋肉を鍛える為に、毎日ジャガイモを何万個も運んでいるだけだ!」



そう言いながら少佐のスタンガンを避ける!



竹筒「どうした? それ『スタンガン』を当てて、元帥の前に出すんだろ!


少佐「本当に面白いね・・・だけどこれならどうだい?」


ニタニタ笑う少佐が、ズボンに付いているケースに手を伸ばす!

黒くて、キラキラしていた・・・少佐から出した物は、「銃」だった。


ドン



竹筒「・・・・・・くっ」



少しだけ反応が出来たのか・・・頬をかすり・・・頬から血が地面に垂れる。


少佐「へぇ〜君って本当に凄いね!私、これでも早撃ちは得意何だけど、まさか避ける人が出るなんて!」ガチャ


少佐は、俺が避けたことに興奮しているようだ。正直気持ち悪いと思う。

少しだけ、背筋がゾッとする・・・


弾丸を避けるが・・・体力的にキツくなってきた・・・


竹筒「はぁはぁ」


少佐「もう無理はしなくて良いよ・・・早く元帥の所に行こうか!」


そう言って、右手で掴んでいた、スタンガンを俺に突きつけようとした瞬間!


竹筒「それを待っていた!」


少佐「な・・・・・・」


少佐の右手を捻り...スタンガンを落とす、即座にスタンガンを拾い・・・少佐の太腿に当てる!


少佐「あぁぁぁぁ」


竹筒「終わりだな・・・」


竹筒「知ってるか、.スタンガンは体とかに当てると心臓まで電流が流れ、最低死ぬこともある...だが太腿に当てれば、心臓に届かないし...動くことすら出来ない。これに懲りたら俺を追わないことだな」


憲兵「少佐様!」ガチャ


B憲兵「てめぇー良くも!」ガチャ


C憲兵「死ね!」ガチャ


D憲兵「興奮するぅぅ!(違う意味で)」ビクビク


憲兵達は少佐を倒した瞬間・・・俺に怒りながら、銃を向ける!


だがそれ想定内だ...少佐を盾にすれば、こいつらも撃てまい...。


竹筒「いいのか?もしも俺を撃てば、少佐に当たるぞ!」ガシ


俺はこの憲兵達を逃れるために少佐を盾にした。本当はこんなことはしたくないが!


憲兵「卑怯な」


B憲兵「この外道が!」


C憲兵「少佐様を盾にしやがって、人間の屑が!」


D憲兵「ヤラナイカ♂」


竹筒「何度も言うがいい! 俺は元帥の所に行くのが面倒くさいだけだ。そもそも先に来たのは、お前らだろ! 自由にさせてくれや」


そう言いながら、少佐を盾にして、憲兵達を横切った後に、少佐をどこかの壁に寄せて、そのまま走っていく。


竹筒「面倒くさい奴らだ! 早く家に帰って、全部忘れたい・・・」タッタ


早くトラックに乗ろう・・・フラフラしながら、向かう。


竹筒「クソ・・・少佐に受けた弾。多分麻酔弾だろ・・・体がフラフラしやがる。そもそも人間に麻酔弾を使うとか、今の憲兵はこえーな。」


しかし一刻もこの場所から離れないと・・・そう思った瞬間だった。


???「少しだけ、気になって見にきたら、逃げているのであります」


その声を聞いて、俺は振り向く!

そこには、小さい少女で軍服を着ていたが、普通の少女とは何かが違う・・・


あきつ丸「自己紹介が遅れたであります。自分、あきつ丸であります」


竹筒「その・・・あきつ丸さんは俺に何の用だよ」


あきつ丸「元帥殿が、貴方をお呼びであります」


こいつも憲兵の関係者か! 麻酔が効いている中で会うとは、


竹筒「断るって言ったらどうなんだ?」


あきつ丸「無理矢理でも、連れていくのであります!」


そう言いながら、俺に向けて構える!


竹筒「断る!」サッ


そう言った瞬間だった!あきつ丸の拳が俺に振ってくる!だが、咄嗟に反応したのか、あきつ丸の拳を抑えるが!


竹筒「う・・・・・・」


あきつ丸の拳は重かった、あきつ丸の拳を抑えても、足が後ろに下がっていく。


あきつ丸「フッ!・・・」


壁に俺をぶつける!強い衝撃が走った!


竹筒「ぐはっ・・・!」


息が一瞬だけ止まる・・・・・・口からは、鉄の味がした・・・


あきつ丸「これで・・・気絶しないとは、驚いたであります。」


俺は分かってしまった・・・あきつ丸は、普通の少女じゃない・・・『艦娘』だってことを・・・


あきつ丸「ですが、これ以上やると・・・貴方が持たないであります。大人しく、元帥の元へ行くのであります!」


竹筒「嫌だね!ここで諦めてたまるか!」タッタ


そう言いながら・・・俺はあきつ丸に向かう。哀れの目で見るあきつ丸は、拳を振るが!


あきつ丸「・・・・・・!」ハッ


拳は当たらなければ良いだけだ!あきつ丸の拳を避け、あきつ丸に足を引っ掛ける!


あきつ丸「うわぁ!」バタ


あきつ丸は、体制が崩れたのか、焦って、バタバタする。


竹筒「今だ!」タッタ


あきつ丸に背を向けて走る!艦娘は人間の何倍も力や威力は強いが・・・艦娘でも足が速い奴は少ない!


竹筒「くそ...さっきのあきつ丸の一発を貰ったせいか...治りかけた肋が再び折れてしまったな...」ハァ


息を切らしながらも全力で走る!

このまま曲がれば・・・トラックがある駐車場だ!

だが・・・そう簡単に上手く行くはずが無かった・・・


竹筒「あ・・・・・・何で・・・」


急に足が動かなくなり⋯足を見ると、両方の足から血が出ていた。そのせいで、バランスを崩し・・・雨に濡れた地面に倒れる


???「あきつ丸は駄目ね〜こんな人間に手こずる何て〜」


男の声がする・・・ニヤニヤしながら、銃をクルクル回す姿が見えた・・・


大佐「どうも陸軍憲兵大佐でーす」ニマ


まさか大佐まで来ていたのか!周りをよく見てなかった・・・


大佐「まさか・・・君があの少佐を倒してしまうなんてね・・・少しだけ、褒めてやろう」パチパチパチ


笑顔で拍手する・・・嫌な奴だな


竹筒「く・・・」ハァ


両端から血を吹き出しながら...立とうとするが、それを見た大佐は...感心していた。


大佐「へぇ〜そんなにボロボロになってまだ立つんだ。凄い執念だね・・・僕、感動しちゃうよ」


ハンカチを持って、目を擦っていた・・・本当にこいつは何だ?


大佐「だけど、ごめんね! 元帥の命令何だ、だから大人しく捕まってくれない?」


大佐は申し訳なさそうに、手で「ごめんね」ってジェスチャーしていた。


竹筒「断る! 誰が行くか!」


大佐「そうか・・・じゃ無理ありでも行かせるね!」ザッ


俺が言った瞬間、大佐の目つきの急に鋭くなり・・・俺に掛かってくる!


竹筒「ぐっ!!・・・・・・」


大佐の蹴りで、体制を崩し・・・雨で濡れた地面に転がる・・・


竹筒「麻酔が・・・・・・」ハァハァ


大佐「良かった麻酔が効いてきて・・・もしも僕が初めっから君に会ったら、間違いなくやられたね」


大佐はそう言いながら、転がった俺に近づいてくる。



竹筒「クッソガァァァ」バッ


咄嗟に立ち狐顔の大佐に拳を浴びせようとするが...


大佐「驚いたね〜まだ立つとか、人間の領域超えてないかい?まぁ...どうでもいいけどね!!」ブン



大佐は脚を大きく上げ...俺の背中に踵落としを噛ましてくる...。


竹筒「うっ.....」


再び地面に強く叩き落とされる.....


竹筒(息が.....糞...動け! 俺の体!!)


必死に体を動かそうとするが・・・ピクリとも動かない・・・


大佐「ごめんね・・・これ以上やると僕も君を殺らない行けなくなるから...おやすみ」


大佐は、謝った後・・・俺の項を強く打った。

視界がだんだん、暗くなり・・・ブツっと消えた。



ーーー


ここは、前に見た空間・・・だけど雰囲気が違った・・・


竹筒「ここはどこだ?」


明るい廊下で、日が上がっていた・・・

どこかで・・・見たような気がするが・・・気のせいだろう。


竹筒「あいつは誰だ?」


見たものは、白い軍人の服を着て、周りには、子供から大人まで、仲良く話していた。


竹筒「頭が痛い・・・ここがどこかなのか・・・それが頭に入ってくる」


その白い軍人の人は、皆と仲良く遊んでいたり、食べていたりと・・・していた。


竹筒「何だろうここは、廊下を走り回っている子供も居れば・・・夜になると、叫んでくる大人の女が居る」


だんだん馴染んだのか・・・声がハッキリ聞こえるようになってきた。


???「提督! 早く夜戦!や〜せ〜ん」

???「司令官、膝枕してあげるのです」

???「提督さん、早く遊ぶっぽい!」


皆から提督て言われている白い軍人は何者何だろうか…


竹筒「提督・・・・・・か」

無意識で、ここがどこなのか当ててしまう。


竹筒「鎮守府・・・・・・」ボソ


何故ここが鎮守府だと分かったのかは、知らないが、記憶が少しずつ戻ってくるのが分かる。


竹筒「まだ・・・分からない!」

そう言いながら、考えた瞬間だった・・・


???「竹提督?どうしたんだい」


聞き覚えがある声だった。その声を聞いて振り向く!


時雨「ボーッとして、どうしたの?」


そこには、時雨が居た・・・俺を呼んだのか?それが分からなかった・・・


竹筒「・・・・・・・・・」


時雨「なんか様子が変だね・・・」


そう言いながら時雨は近づいてくる・・・


時雨「誰かに悪口言われたのかい? もしそうなら、僕が許さないけど・・・」


時雨は頭を撫でくる・・・何だか落ち着く感じだった・・・懐かしいような。


竹筒「大丈夫だ・・・ちょっとボーッとしただけだよ」


だけど、時雨は抱きついてくる。


時雨「僕は知っているよ・・・竹提督は無理をしていることを、だから今日は安静にしてね」


時雨に抱かれ・・・だんだん眠くなってきた・・・懐かしい匂いで、静かに沈んだ・・・



ーーー



???「起きろ! 起きろ!」ビシビシ


誰かに叩かれたせいか頬が痛い


竹筒「誰だ・・・お前」ギロ


少佐「忘れたのか!君にスタンガンをやられた少佐だ」


竹筒「なん・・・だと!」バッ


それに驚き!体を動かそうとしたが、動かない!椅子に手錠らしきものが、手足を封じる。


竹筒「この楔を外せ!」ジャラジャラ


少佐「無理な答えだよ・・・だって、外したら逃げるもん! それに麻酔抜けた君には勝てないような気がするしね!猛獣には檻ってね」キラン


少佐は、片目を瞑り、わざとらしく舌を少し出す。


大佐「駄目だよ〜虐めちゃ可哀想だろ?」


聞き覚えがある男の声・・・


竹筒「貴様は!」


大佐「怖いね君・・・まるで狂犬のようだよ・・・」


竹筒「誰が狂犬だ!俺は普通の人間だ」ガルル


大佐「そこは否定するんだ・・・」


少佐「おい! 元帥が来るぞ!」


大佐と少佐に弄られながらいると・・・奥のドアから...ガチャって音がした・・・・・・


そこには、高い軍人服を着たおじさんが来た・・・見るだけヤバそうだ・・・。

少しだけ息を飲んだ、近くに居た、大佐と少佐は、膝を地面に、ひれ伏した感じだった。

まるで、王の騎士みたいな・・・


元帥「貴様が、噂の男か」フム


竹筒「は・・・・・・はい」


変な事を言ったら首を跳ねるか・・・銃殺刑になるかもしれない・・・家に帰るには、冷静な判断をしないと。


元帥「そうか・・・ふむ」


元帥はそう言いながら、長い顎髭を手でモシャモシャしていた・・・まるで仙人だな。だがあの髭...なんか偽物に似ているような...気のせいか...。


竹筒「・・・・・・・・・」


無言が続く・・・その沈黙なか元帥の答えが出たのか、目が開く!


元帥「よし! お前を軍人の人として、認める!」バン


竹筒「は・・・・・・はぁぁぁ!」


そう言いながら、俺の種類らしき物にハンコを押していた。


驚きの答えだった・・・てっきりイ級の飯になれとか、言われるような気がしたが、まさかの結果になった・・


竹筒「どうして・・・私を軍人に!...てか勝手にハンコを押さないで下さいよ」


元帥「そうじゃな・・・街を救うため、イ級に向かう勇気! そこが痺れてのぉ〜」


何だこの爺さん・・・少しだけ変わっているな


元帥「あと、お前さん・・・ジャガイモを作っているって聞いたな」


竹筒「まぁ・・・確かにそうですが」


元帥「君のお陰でジャガイモ不足が無くなってな! とっても嬉しいのじゃよ」


竹筒「ありがとうございます」


何だろう・・・このおじさん・・・凄く優しいのだが!俺の想像した何十倍も違った・・・


元帥「それに工員1はわしの兄でな・・・お前のことを、沢山話してくるんじゃ」


竹筒「社長・・・・・・」グス


元帥「だが、そいつは死んだんじゃな?」


心が痛くなる・・・あそこで早く動いていれば、皆助かったかもしれなのに・・・


竹筒「俺が弱いせいだから・・・皆が死んだんです・・・」


元帥「お前さんが悪くない! 悪いのは深海どもじゃ!」


深海棲艦か・・確かにあいつらのせいで、何人の命が消えたことか・・・


竹筒「深海ですか・・・」


元帥「だから、お前さんには、軍人になって共に戦って欲しいのじゃ・・・これは戦力って言うか、やる逸材がねー」


戦うか・・・皆のために戦うなんて、そんなこと一回も考えていなかったな・・・それに軍に入ることも...


元帥「失われた者は帰ってこないが・・・その人の為に戦うのが軍人じゃ・・・」


失った者は帰ってこない・・・そうだったな・・・俺は大切な親友を失って、全てを捨てようとしてた・・・だから俺は。


竹筒「戦います! 皆の為に、働いた仲間の為に!」ドン


元帥「それが良い!」ウム


竹筒「じゃ・・・早速試験の為に勉強して来ます!」


元帥「あ・・・・・・それがの〜お前さんは、すぐに鎮守府に行ってもらう」


竹筒「え・・・」


驚いた・・・試験を受けないで軍人になれるって、そんな美味しい話があるのだろうか?もしこれを一般人が聞いたら、刺されそうで怖いので...聞いてみた


竹筒「あの〜マジですか?」


元帥「マジじゃ!」


竹筒「マジのマジ!!」


元帥「リアルガチじゃ!!」


竹筒「えーー!」


少佐「ほう...良かったでは無いか!!首を飛ばして、この街に首を掲げなくて...」


竹筒「掲げるって...なんだよ!!あれか...デビ〇マンに出てくる殺され方じゃなかったか!!」


大佐「仕方ないさ...悪戯を仇なす者は、この街の石像の槍に首を掲げ...光景を見るのがこの街の風習なんだから...」


俺はあまりにも驚いて口が塞がることが出来なかった。


竹筒「ふ...風習って...俺今までその風習見た事が無いんだけど!!」


少佐「あら...そうかい?この街の死刑は、大体こういう似せしまいで行っているからね。ヤリ目的で提督になっている奴なんて、即座に首を跳ねて掲げているさぁ...」


竹筒「ひぃぃぃぃ」


元帥「まぁまぁ...お主は首を跳ねないから大丈夫じゃよ」


大佐「そうだね...でも君には聞きたいことが一つあるんだよね。」ニタ


大佐は不気味な狐顔で目を開き、俺に問いかけてくる。


大佐「あきつ丸から聞いたんだけど〜君どうやら艦娘をしているって聞いたんだが本当かな?」


竹筒「はぁ...俺は艦娘なんか知るわけが...!!」ハッ


そういえば、夢の中に出てきた娘達ってもしかしてだけど艦娘!!だとすれば、俺が見た夢...いや...夢ではなく俺の記憶の欠片?だとすると俺は昔提督をやっていたのか?


元帥「大佐...いくら何でも凡人が艦娘を知っているはずが...」


竹筒「あります...」


それを言った瞬間...元帥の顔はニコニコしながら...手が震えていた。


大佐「あ〜.......え?」


少佐「げ...元帥殿」


あれ?これ言っちゃ駄目だったか?どうせ俺も軍になるから言うと思ったけど、もしかして...首跳ねられて、この街に掲げられるのか!!


竹筒「でも...記憶が失ってしまって、あやふやなんです!」


元帥「記憶喪失か!!なんだ...それなら早く言ってくれよ〜危なく首を跳ねるとこだったワイ」スチャ


そう言いながら元帥は軍刀を鞘に収めた


竹筒「首を!!」


それを聞いた俺は...背筋がゾッとした。てか軍刀さっき抜いていたよな!


大佐「なんだ君〜記憶喪失だったんだね。道理で動きと力が一般人と違ったんだな」


少佐「なるほど...」


竹筒「は...はぁ」


元帥「まぁ...その話は置いといて、君はまず、家に帰り準備をして待ちたまえ!儂はお前が軍に入れる様に、手続きをするからの〜」


竹筒「あの〜すいません...折角のとこ悪いんですけど、もし俺がやっぱり辞めますって言ったらどうなります?」


元帥「.....首を掲げる」


大佐「お前の首でサッカーをやる」


少佐「キャッチボール」


竹筒「え...えぇぇ」


結局俺...逃げ場無いじゃないか!ここの人達怖すぎるんだけど!!


元帥「冗談ともかく、君は早く帰りたまえ!」


竹筒「それが楔を巻かれたせいか、帰れないです!」


元帥「そんなもん千切るんじゃー」


そんな滅茶苦茶な.......


元帥「そういえば最後に伝えなければ行けなんじゃった!」


元帥は俺の方に視線を向け口を開けようとした瞬間.....


スマホ(プリ〜キュッアプリ〜キュッアプリ〜キュッア)


元帥「.........ピ」


竹筒「元帥...」


待って今元帥のスマホから着メロがプリキュアって...この歳になって、しかもあまりにも恥ずかしかったのか元帥が無言で切りやがったぞ


元帥はニコニコしながらスマホをポケットに入れて、軍刀を手に取り出した...


元帥「よし!!ここに居たもの全員首を跳ねるぞ」シャキン


大佐「え...」


竹筒「は...」


少佐「ちょっとお待ちください!」


憲兵「.........」チーン


元帥は軍刀を再び抜き出し...こちらに向かってくる。


大佐「これはヤバイね」


竹筒「おい!!ヤバいって何だよ!」


少佐「元帥殿!!私は何も聞いてません!元帥殿着メロがプリキュアなんて...聴いてませんよ!!」


大佐「馬鹿!!お前...そんなこと言えば...」


元帥「少佐...貴様...直ちに、首を跳ねるしかないのう!!」


少佐「ぎゃぁぁぁぁぁ!!」


元帥が少佐の方に歩き...軍刀を構える。


元帥「さらば!!少佐!!」


少佐「いやぁぁぁぁぁ」タッタ


奇跡的に少佐は、元帥の刃に当たらずに避けたが...元帥は泣きながら、軍刀を振りましていた!


元帥「うぉぉぉぉぉぉ」タッタ


少佐「いやぁぁぁぁぁぁ」


大佐「......俺...帰るわ」


竹筒「ちょ...ちょっと待て!この楔を外してくれ!!」


大佐「え〜どうしようかな?」


元帥は少佐を追い回しているせいか、部屋の中はぐちゃぐちゃだった...書類は綺麗に切れ...机は罅が入り、ガラスが割れる始末...


竹筒「あの暴君を止めれないのか?いつこっちにターゲットになるか分からん!!」


大佐「あれは...スイッチが入ったら手が付けられないんだよね」ヤレヤレ


竹筒「マジかよ」


元帥は皆から憧れであり、尊敬もされている。特に元帥の印象が、厳しく...怖かったりとするのが多くの人の印象だが、今そこに居る元帥は間違いなく、頭がおかしい○害である......


元帥「そういえば、忘れてたわ。大佐...竹筒!!」


大佐「おっと...気付いたか、それじゃ...俺は帰るわ」


竹筒「ちょっと!!俺を見殺しにするのかよ!」


元帥「竹筒は楔があって、動けなかったじゃのう...儂が切ってあげるぞ」


竹筒「え...その有難く貰っときますが...なんか急に調子が良くなったみたいで、元気になりました!はい」


元帥「遠慮するな。儂が綺麗に楔をを真っ二つに切ってあげるからな」


元帥がジリジリと軍刀を構え...顔を顰めながら、近付いてくる。


竹筒「いや...あんた!!絶対に楔ごと俺を切る気でしょ!!」


元帥「何を言うんじゃ!!元帥が言っているんじゃ...助けて欲しいならちゃんと言わないと分からんじゃろ!」


竹筒「結構です!!」


元帥「遠慮は要らん!椅子と楔を真っ二つに切ってやれば、竹筒だって自由になるじゃろ?少しまっちょれい!!」


竹筒「いや...椅子と楔を真っ二つってそれって、俺も真っ二つになってるじゃないか!」


元帥「これだから...感の良い...餓鬼は嫌いだよ」


竹筒「その台詞は駄目だろ!って来るな!来るな!俺の傍に近寄るなぁァァ」


元帥「ふふふふふ」シャキン


まぁ...そのあと...記憶が無かったが、大佐が元帥に説得したお陰で皆仲良く首を跳ばずに済んだとか......



《街外》



竹筒「久々の外だァァァァ」


この美味しい空気!!この爽快感!!そして...いつも味わっていた解放感があって、とても良い気分になった...


その後、俺は自分の家に戻り、荷物の準備をするのであった・・・


竹筒「この家とはしばらくお別れか・・・」


少しだけ、寂しいけど・・・またいつか帰ってくるからな!


玄関(早く出ていけや!)


竹筒「そうだ・・・同僚の皆に言わないと・・・」


写真の前で言う


竹筒「俺な軍人になったんだ・・・試験やらないでさぁ。あいつが居たらきっと「ふざけるなぁ」って言ってきそうだしな」


そういえば、俺の父と母って何歳なんだろう?記憶も無いし、父は一体どんな人なんだろう?。母は優しいのかな〜まぁ...いいか


竹筒「行ってきます!皆!!」


言葉を残し、玄関を開けて、外に行く・・・


家(やっと行ったか・・・全く困った奴だった・・・でもいつか帰ってこいよ)


竹筒「確か・・・この辺に・・・」


???「お〜い」


俺に向けて手を振っていた男が居た。


竹筒「誰だ?」


大佐「ひど〜い、昨日会ったなのにもう忘れたの?」


困ったように、仕草をする大佐である。


竹筒「両足に穴を開けてくる奴は知らないが・・・」


大佐「念に持っているなら、謝るよ〜いつか奢るからね! ほら車に乗って〜」


なんかこいつのテンション下竹に似ているな。


車(走るで〜頭文字Dや〜)


車から変な曲が聞こえるんだが・・・


大佐「捕まっていて! 下手した死ぬかもしてないからね」


竹筒「え・・・」


嫌な予感がした、少佐に聞いたんだが、大佐の運転は、ヤバいから乗らいない方が良いって聞いたことが・・・


車(行くで〜ワイのカーブ見せたる!)


大佐「やっほ〜気持ちいぜ〜」


竹筒「死ぬ! 絶対死ぬー!」


大佐の運転は、あまりにもヤバすぎて、状況が分からなくなる。道路から出たり、崖から落ちたり、逆走したりと・・・まるで、グ○セフ見たいな感じだった。


もしかして大佐・・・フラ○クリン?

考えている内に・・・目標の鎮守府に着いた・・・


竹筒「し・・・死ぬかと思った」


何故か変な汗をかいていた・・・大佐の車には絶対に乗らない方が良いな。しかも...ここに来る間...何回も走馬灯を見た気がする...


大佐「楽しかったのにな〜」


竹筒「楽しくないわ!下手した死んでたぞ!」


大佐「死んだら、死んだらで!」


竹筒「軽過ぎだな・・・」


そして俺は横須賀鎮守府を見る・・・それもデカい建物だ。


竹筒「デカイな・・・この鎮守府」


大佐「新しいからね〜新しい鎮守府に選ばれるなんて幸せもんだね〜」


大佐は、俺を褒めているのかさっぱり分からん・・・


竹筒「鎮守府では、何をすれば良いのだ?」


大佐「元帥から聞くと艦娘はまだ、無理だから、出撃はしないで書類だけでもやれってさ」


艦娘が来ない限り出撃は無理か・・・って何故俺は出撃の事も覚えているんだ?まぁ.....うん


竹筒「なるほど、分かったよ」


大佐「じゃ・・・俺は戻るんで、あとはよろしく〜」


そう言って車に入りに、さっきの暴走車で、帰って行くのが分かった・・・


竹筒「さて・・・俺は、仕事をしようとするか・・・」


よくよく考えてみると、おかしいと思った所が・・・初期艦は何故居ないのかは、元帥に話せば分かるだろう。


竹筒「皆の為に!そして親友の死を越えて、俺は行くよ!」


それを言いながら手を上げてそう叫ぶ!

意志を決心していたのか、前を進む・・・


そして、俺は鎮守府の玄関に入るのであった。





後書き

意志を決めた提督は前に歩む!良いですね〜私何て〜現実逃避しそうですもん。
仕事だるいし、遅くなると思いますが・・・楽しみに待って下さると幸いです・・・

それと・・・小説家になろうの作品名は。

誰も俺を認めてくれなかった。だから俺は・・・最強の剣聖?そんなもんより俺は最強の剣狼になる!

こちらも連載中なので、よろしければ、読んでいただけると嬉しいです・・・作者:どろりん/雪だるま ですので…こちらよろしくお願いします


全て修正する気のなので、見た事がある人でも...是非見に来てくださいね...もしかすると...あっここ文字が追加されてるーとかね(今日中に全ての作品修正しなければ)
それではヾ('ω'⊂ )))Σ≡サ



作者 農業好き提督/雪だるまより


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4件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2018-09-08 13:10:52 ID: 050qp_67

サバゲーマンです
初めましてパート1から読んでいました。とっても面白かったです。提督も過去に何があったのか?この先楽しみにしています。更新頑張ってください。

2: SS好きの名無しさん 2018-09-08 22:08:14 ID: zRSIJ1VQ

ライブドアニュース(9月8日(土))

海上自衛隊、護衛艦『かが』に中国海軍フリゲート艦2隻が接近

加賀『流石に気分が高揚します。』

3: SS好きの名無しさん 2018-09-14 01:27:13 ID: -txLHsRV

めっっっっちゃおもしろいです!!
この先提督がどうなるのかとかすごい気になります!!なろうの作品も気になったので読んでみますね!!大変かもしれませんが更新頑張ってください!!

-: - 2018-10-15 11:39:18 ID: -

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-: - 2018-09-08 22:08:44 ID: -

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-: - 2018-10-15 11:37:48 ID: -

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