2018-10-31 22:03:39 更新

概要

大学を無事卒業してから数年。
社会人として仕事を全うしてきた。
だが、25歳になって数ヶ月後…、
俺の人生を変える出来事が起きた。


前書き

ようやくSSを投稿することが出来た…。
でもまた間空いちゃうかもしれないな。


25歳は働く。

今日も必死に。

働いた後はストレス発散の為にお酒を飲む。

「ぷはぁー」

俺はビールを一気に飲み干した。

ビールというのはなぜこんなに飲んだ後スッキリするのか。

もうビールは社会人のエネルギーなのかもしれない。

「常連さん、そろそろ店じまいなんで申し訳ごぜぇませんがぁ帰ってくれませんかねぇ」

「うい」

俺はマスターに店じまいするので帰ってほしいと言われた。

まぁ店じまいなら仕方がない。

俺は居酒屋を出て帰路を辿る。

俺が歩いている途中熱を感じた。

なんか近くに溶岩があるような感じ。

ここの近くにこんな暑苦しいとこなんてあったっけ?

俺は暑くて不意に目を閉じてしまう。

「うお」

目を開けるとそこには自分がさっきいた世界とまったく違う世界が広がっていた。

俺は異世界の町の大通りに立っていた。

不意に上を見ると岩石っぽい物があった。

よってここは地下ということになる。

さて、これはどういうことだ。

酔っ払って夢でも見てんのか?

俺は頬をつねってみる。

「痛い」

痛かった。

夢じゃない?

酔っ払いが見る夢じゃないのか?

俺の思考は一気に現実に引き戻されていた。

さらに後ろに振り向いてみると大きく存在感溢れる建物が建っていた。

「さて、後ろにあるデカい建物はなんなんだ」

俺は独り言を言いながら大きい建物がある方向へと歩いて行った。

ん?あそこに誰かいる。

猫耳少女。

まったくこんな変な所でコミケかと思ってしまうが、どうやらここはさっきいた日本とは違う場所。

ああいう妖怪がいても不思議じゃないってことか。

「すいませーん」

俺はあそこにいる誰かに声をかけた。

「なんだ人間」

猫耳少女が冷たい声で応答する。

俺は彼女にここはどこだと聞くと。

「ん?ここがどこだか知らないのか?」

と、訝しげな視線で猫耳の少女は俺を見つめる。

俺は怪しまれないように説明をする。

第一印象って大事だからちゃんとしなければ。

「いや、ここに来るのが初めてだったもんで」

「どうやって来たか問おう人間」

「えーっと」

ここはさらに疑われるかもしれないが、ありのままの事実を説明する。

「目を閉じたらいつの間にか」

「怪しいな」

即答。

案の定さらに俺の第一印象などが悪くなった。

「お空ー!!」

空から人間っぽい見た目をしていて烏っぽい翼が生えている少女がここに降りてきた。

「こいつをさとり様の所へ連れて行って。

大丈夫、こいつはただの人間よ。

非力で何も出来ない」

「わかったよーお燐」

猫耳少女の名前はお燐らしい。

烏みたいな翼を持っている少女の名はお空。

お空とお燐って名前は恐らく本名ではなくあだ名。

それはなにも知らない俺でも理解できた。

「あの、どこへ連れていくのですかね?

私何されるんですか?」

俺がお空に不安要素を聞いてみるとお空はこう答えた。

「さとり様にお前を死刑していいか聞きに行くのです」

お空は何故か誇らしげにそう言った。

まぁ物騒。

死刑なんて怖い言葉言わないで。

と俺が心の中でお空に言っていると。

「さとり様!!人間を連れてまいりました」

どうやら着いたようだ。

ご主人、どうか死刑にしないで。

「入りなさい」

と、さとりは覇気のある声で入室を許可する。

その覇気のある少女の声を聞いた俺はさとりと言う少女の威厳を感じた。

「はい!!失礼します」

お空はさとりの自室に入室した。

そしてお空が要件を言う。

「この人間怪しいので溶岩に捨てていいですか?」

と、さとりは表情を変えずにこう言う。

「お空。質問をしていいですか?」

「はい」

「あの人間に邪気は感じられますか?」

さとりはお空に問う。

なにかの試練だろうか。

「えーっと、わかりません」

さとりは少し残念そうな顔をしてそうですかと言う。

「貴方もここの住人。

人の邪気をそろそろ理解できなきゃいけないわ」

「失礼しました」

お空が謝る。

俺は見ていて思った。

この従者達は完璧に教育されている。

立ち振る舞い、歩き方、言葉遣いなどすべてにおいて綺麗だ。

まるで真っ直ぐな棒を感じさせる。

そこに座っている少女さとり。

さとりはこの従者達を完璧に育て上げ、しかもその信頼まで勝ち取っている。

まさしく至高の存在と言う名に相応しい。

「ありがとうございます。すごい細かいとこまで見ていらっしゃいますね」

ん?

今思ったこと口にだしていないはずのに。

「まさか」

そう。

すぐに答えは導きだされた。

「そうです、人間なのに察しがいいですね。

普通なら言わなければわからないのに」

やはりそうか。

さとりという少女は心を読める。

心を読めるということは闇の部分とかも全部お見通しという訳だ。

なんか大変だな。

「お空。人間を離しなさい」

「はい」

お空は素直に従い、俺を解放した。

お空にとってさとりの言うことは絶対。

逆らったら、死。

自分という存在が死んでしまうのかもしれないのだ。

「いつまでも貴方を人間という種族名で呼んでも仕方がありません。

名を教えてくださいますか」

「木村景です」

俺は自己紹介をする。

「景さんと呼ばせていただきますね。

私の名前は古明地さとり。

わかっているかもしれませんが、ここ地霊殿の主をやっています」

丁寧にさとりは自己紹介をする。

「そこにいる私のペットは、霊烏路空」

「よろしくー。景」

ん?今ペットって言わなかったか?

「はい。ペットです」

「はぁ、他にもいるのか?」

「はい」

いるのか。

「お兄さん誰なの?」

突然目の前に少女が現れた。

その少女はあそこに座っているさとりに瓜二つでは無いが、似ている部分が多々ある。

「こいし!!」

「えへへ…ただいま」

さとりが突然現れた少女の名を叫ぶ。

こいつこいしって言うのか。

つか俺ここに来てから美少女にしか会っていないんだけど。

「えへへじゃないわよ。心配してたのよ」

「ごめんなさい」

「うっ…」

やばい…。

可愛すぎる。

こんな可愛いくごめんなさいなんて言われたら絶対許すって言っちゃうよ。

「仕方が…ないわね…今回…だけよ」

「ありがとー」

こいしの表情が、ぱぁーっと明るくなる。

やばい超萌える。

「でお兄さん誰なの?」

同じことを2回言うんだから相当気になっているのだろう。

俺は質問に答えた。

「えっと人間です」

「人間?人里の人間と雰囲気がまったく違うね!!名前は?」

「き、木村景と言う、よろしく」

「うん!!私は古明地こいし!!」

と、古明地こいしはとびっきりの笑顔で自己紹介をする。

いやー可愛い。

「あ、てかさとり様に聞きたいことがあるんですけど」

俺はさとりに聞きたいことがある。

「なんでしょう?」

人里という存在だ。

さっきこいしが人里と言った。

これを聞く事でこの世界に俺以外の人間がいるか、否か、確認出来る。

「人里ってどこにあるんですか?さっきこいしが言ったから気になっちゃって」

「うーん上の世界にあります」

上の世界?

例えが…。

確かにここ地下だけど。

もうどこのアレフガルドだよまったく。

その内世界の半分をくれてやるとか言う魔王とか来るんじゃねーの?

「さて、貴方は死刑を免れました。

見た感じ別世界の人なのでここに住み込みで働いてもらう。どうでしょう?」

と、さとりは提案する。

そう俺は薄々ここが異世界だと気づいていた。

異世界だったらもちろん元いた世界のお金は使えない。

家もない。

もうこの着ている服1着しかないのだ。

そんな時にさとりからのこの提案。

断る理由などない。

「はい」

「うん、ならいいでしょう。こいし貴方の部屋の隣の空き部屋に景さんを連れて行きなさい」

「はーい」

そして俺はこいしに俺の部屋になる予定の場所へと連れていかれた。

古明地こいし。

なんて幼稚な少女なのだろう。

俺はまたこいしに萌えてしまうのであった。

「ここが俺の部屋…なのか」

ここが俺の部屋だとこいしが言っていたので俺はワクワクしながら扉を開けてみる。

そして部屋を一望する。

「広い」

この部屋を見てすぐに俺はそう言った。

「そう?私の部屋と変わんないけど」

こいしは俺の発言を不思議そうに思っているようだ。

まぁ狭いアパートで暮らしてた俺とまったく違う生活をしているからな…こいしは。

さて、俺は何をすればいいのかな。

とりあえず部屋で待っているか。

「ねぇお兄さん」

「なんだ?」

こいしは欠伸をしながらこう言う。

「私眠くなったから寝るね。おやすみ」

こいしは隣にある自分の部屋に行かずにここの部屋のベッドにダイブして寝に入った。

「ふぁーっと」

俺は思わず欠伸を漏らす。

会社帰りで異世界に飛ばされ、そしてさとりと話していたし疲れた。

こいしがベッド使っちゃっているしな。

まぁそこにソファーがあるし寝るか。

この異世界にダニなんていないだろうし。

「ふぅー」

俺は眠りに着いた。

「……」

古明地さとりは考えていた。

「……」

おかしいわ。

こいしの存在を知覚できるだなんて。

「さとり様どうかしましたか?」

「いえ、なんでもないわ。ありがとうお燐」

「はい!!」

そしてさとりは気になっていた。

木村景という人間を。

何故気になるのか。

それはこいしの存在を認識しているからだ。

普通の人間だとこいしを認識することができない。

なら彼にはなぜ認識できる?

答えは意外とすぐに見つかった。

彼、木村景は博麗の巫女と同じように何か力を持っている。

警戒するつもりはないがここにいる間はお空達に景さんを監視してもらおう。

「ふぁ?」

不意に俺は目を開ける。

意識が覚醒した。

んー。

俺は腕を見てみる。

「やっぱダニはいないか」

と、俺はあの害虫とも言える存在の名を言った。

「こいしは…まだ寝ているか」

にしても俺を放置しておくつもりなのか?

いつ仕事していいかわからないというのは俺にとっては恐怖だ。

しかし…。

「ふぁぁ…」

俺はまた欠伸をする。

まだ少しだけ身体が重たい。

「ん?」

俺がソファーでのんびりしているとコンコンと扉がノックされる音が聞こえた。

「はい」

俺が返事してすぐ後に扉が開かれた。

そこにはさとりがいた。

「今大丈夫かしら?」

「…」

今は心を読んでくれよ?

そして俺はコクリと首を縦に振った。

通じたのか、さとりは少しだけ反応した。

そして本題を切り出す。

「早速仕事よ」

「ほう…」

ようやく仕事か。

さてどんな事を頼まれるのだろうか。

また俺の職場の上司のように無理難題を頼んでくるのか?

そんな事は絶対ないと信じたいが。

「明日こいしがお友達の家に遊びに行くのよ」

「へぇ」

まったく妹思いな姉だ。

と俺は思う。

「それは褒め言葉として取り敢えずは受け取っておくわ」

あ、さとり心読めるんだっけか。

忘れてた。

許してくれさとり。

「なんでそこで貴方が許しを乞うかはわからかいけど…まぁ明日こいしについていって欲しいのよ…。 いいかしら?」

「うん、断る理由もない」

俺はここに時計というのがあるのか気になってしまった。

この異世界に時間をわかりやすくする物がないのか?

「ありますよ。時計」

「お、じゃあ何時に行けばいいか教えてくれない?」

「午後6時よ」

「了解」

「じゃあ」

さとりは静かにこの場を去った。

「さて」

俺はまた寝た。

二度寝最高。

俺はこの後こいしからのタックルで起こされるのであった。

このタックルだったらラグビー選手3人吹っ飛ばせちゃうよ。

と、俺は痛む腕をさすりながら思うのであった。

「ねぇ」

森の中をゆっくりと歩いている俺とこいし。

こいしは突然俺を呼ぶ。

「どうした」

「景って人間?」

こいしにしてはやけに珍しい事を聞くな。

「そうだ。至って普通の人間さ」

と、答えた。

「なんかね、変な感じがするの」

「変な感じ?」

何かあるのか?

こう、なんて言うの?神秘的な何かが。

「いや…なんでもない」

こいしは発言を撤回する。

そこから俺とこいしは目的地の近くに到着するまで無言のままだった。

その時のこいしの表情はわくわくしていた感じだった。

やっぱり友達と遊ぶ前って何か楽しみだよな。

「門番さん」

こいしはグースカピーと寝ている門番を起こしていた。

しかし中々起きない。

眠りが深いのだろう。

「!!」

すると頭にひらめきの電撃が走った。

「俺こいつをすぐに起こす方法わかったかも」

なになに?と言いながらこいしは俺の近くまで歩み寄る。

「扉の音を鳴らすんだ」

「なんで?」

こいしは疑問に思った。

寝ていたら音が聞こえて起きるかもしれないが確率が低い。

ではなぜなのか。

こいしは無意識に考えていた。

「それはな、こいつのここの主に対しての忠誠心だ。

奴は寝ているが扉の音を感知すると必ず目を開ける。

理由は侵入を防ぐ為の防衛意識。

そういうのを利用すれば」

と、言いながら門を開けてみた。

開けたほんの数秒後…俺の横腹に衝撃が走った。

蹴られたのだ。

俺は数メートル吹き飛ばされ地面に叩きつけられる。

痛い。

痛い。

こんな痛み初めてだ。

痛いと叫びたいが声が出ない。

俺はだんだんと過呼吸になる。

あぁ、こいしが心配してくれている。

俺はもうそれだけで幸せを感じてしまう。

そして遠のいていく意識の中こう思うのだった。

「普通の人間だからさ、もう少し手加減して欲しかったな」


…意識が戻った時は高級なベッドの上にいた。

フカフカで気持ちがいい。

いっそのこと二度寝してしまおうかと考えてしまう程だ。

そしてこいしの声が俺の二度寝を妨げた。

「大丈夫?お兄さん」

こいしは俺の事を心配してくれているみたいだ。

「まぁ、横っ腹に少し違和感があるけど意識はあるからな。

んで?どんぐらい寝てた?」

こいしは部屋の中にある時計を見てこういった。

「1時間くらいかな」

「まぁ一応あの門番さんもそこまでやっていないってことだな」

「いいえ」

突然紫色の髪をした魔法使い風の少女が否定する。

「どういうことだ?」

「貴方あと少しで死んでいたわよ。

あの出血の量に傷の深さ…私かあの医者じゃなかったら貴方は死んでいたわ」

そんなことを聞くと怖くなってしまう。

だってさ?死ぬってさ、体験したことないじゃん。

怖いでしょ?

俺が恐怖に身を震わせながらそんなくだらない事を考えていると、扉がノックされる音がした。

俺は応答する。

入ってきたのは先程俺を瀕死に至らしめた門番とメイドだった。

「木村景さん」

フルネームで呼ばれた俺は少し緊張気味になる。

「先程は申し訳ございませんでした」

メイドがそう言うと、同時に門番も頭を下げる。

どうやら先程の事の謝罪のようだ。

なんか怖くなってしまう。

「別にいいですよ」

メイドと美鈴という門番は驚いていた。

景の寛大さにだ。

「私を蹴り飛ばしたのは防衛の為。

ここの門番はこの館を守った。

彼女は凄いんです。

だからどうか守護としての役割を果たした彼女に免じて許してやってくださいませんか?」

俺は反応に困ってしまい心の底から思ったことを綴った。

「ありがとうございます」

メイドは今一度頭を下げる。

その後美鈴も頭を下げた。

「謝る必要なんてないんですから。

だってほら、治っているんだし」

「本当にありがとうございます」

メイドは景の寛大さに感謝した。

「さてこいし」

メイドと美鈴が出ていった後、俺はこいしにこれからの事を聞く。

「どうする?帰るか?」

「いや帰んないよ」

俺が帰る事を提案したがものの1秒で断られた。

「んで?そのフランって子はどこに?」

「大図書館の地下」

「案内してくれないか?」

「うん」

俺はベッドから立ち上がりこいしについていった。

俺は部屋の前にいる妖精メイドを説得した。

数分間の説得後部屋を出ていいと許可されたので目的地へ向かった。

しばらく歩いていると大きい門の前に俺達は立ち止まっていた。

「ここが大図書館」

「でっか」

大図書館に着いた俺は思わず心に思ったことを漏らす。

門のデカさに驚いていた俺を他所にこいしは扉を開ける。

「ひろ」

俺はまた心に思った事を口から漏らしてしまう。

広すぎるのだ。

一体ここに何冊本があるんだ。

6万?いや10万は軽く超えるだろう。

本の冊数を予想していた俺はこいしに引っ張られ地下室へ行く。

地下室のとある部屋に着いたこいしと俺。

こいしが扉を2回ノックして「フランちゃーん遊ぼー」っと大きい声で言う。

「はーい」という返答が聞こえた後に扉が開かれた。

そこに俺とこいしが入る。

入ってみると非常に可愛らしい物が揃っており女の子の部屋という感じがする。

気になる事と言ったら異常に広いということぐらいだが…。

「お兄さん誰?」

「人間の木村景だ。

こいしの使者としてここに来た」

おそらく元にいた世界ではこんな自己紹介はありえないだろうと思いながら俺は自己紹介をする。

「ふーん人間…人間かぁ」

フランという少女はニコっと笑顔になった。

そしてこう言う。

「遊ぼ!!」

「何して遊ぶんだ?」

「弾幕ごっこ」

俺は初めて聞いたごっこ遊びが気になってしまいこう言った。

「弾幕ごっこ?ちょっとわからないから見せてくれない?」

そして数分間こいしとフランの遊びを俺は見ていた。

空いた口が塞がらない。

幻想郷ではこれを遊びというのか?

「あははははーっ!!たーのしぃー!!」

俺にはフランとこいしが無数の玉?を撃ち合って殺し合いをしているようにしか見えない。

しかし2人の表情を見るとすごく楽しそうなごっこ遊びだ。

こんな表情を見ると輪に入りたくなるが、生憎入れる次元ではないので込み上げる気持ちを我慢し、弾幕ごっこを観戦した。

そして…。

「ふぅー疲れたぁ」

「そうだね」

俺と弾幕ごっこ(殺し合い)をするということを忘れて散々はしゃいだこいしとフランはその場に座り込む。

「すげぇな」

俺はこの無邪気に遊んでいた2人を見てそう言葉を零す。

俺は弾幕というのを初めてみた。

それはもう美しい。

弾幕ごっこを見ているとまるで流星を見ているような感覚になった。

俺もこんなことが出来ればなぁーと思いながら俺はこいしとフランを眺める。

2人はすっかり雑談に意気投合し、気づいたら数時間が経っていった。

その間俺は寝ていた。

目を開けて時計を見て時間を確認する。

現在は午前3時50分。

時計から目を離した瞬間メイドが隣にいた。

「あ、咲夜!!」

フランがメイドの名を呼ぶ。

それにメイド…咲夜もフランを「妹様」と呼ぶ。

こいしは俺に歩み寄り、そしてこう言った。

「何してたの?」

「寝てた…」

「よく寝れた?」

「もちのろん」

俺とこいしがちょっとした雑談をしていると咲夜がフランにこう言った。

「お嬢様がお呼びです」

「お姉様が?」

フランは面倒くさそうな顔をする。

その顔を見て俺はやはりここのお嬢様って面倒くさいんだなと思った。

そしてフランは渋々と部屋を出ていった。

「こいし様…妹様は現在ご用事でしばらくここには戻れないのですが、どうなさいますか?」

「じゃ、じゃあ帰ります」

こいしは少し気まずそうにそう言う。

「わかりました。

では、門まで送りましょう」

ここでも従者は完璧なのか。

やっぱり日本社会とは違うな。

そう思いながら俺達は紅魔館の出入口の門へ向かった。

歩いて数分。

目的地に着いた後咲夜はこう言う。

「では、また来てください」

咲夜は門をゆっくり閉めた。

そして俺はこいしに疑問に思った事を聞いてみた。

「お前どうしてフランと友達になったの?」

「知りたい?」

「あ、うん」

「本当に…知りたい?」

と、こいしは焦らして来る。

が、俺は焦らしプレイをされても動じない男なので普通に「知りたい」と答えた。

こいしは不服ながらも説明を始めた。

「元はフランちゃんのお姉ちゃんと私のお姉ちゃんの仲がよかったの。

だからいつもお姉ちゃんと一緒に紅魔館に行ってた」

「いつも通り紅魔館へ行った時、私はフランちゃんと出会った。

その時に私は初めて会話をして意気投合。

今に至るって感じかな」

「ふぅん…」

なんか想定とは違う感じだった。

想定では地下室でこいしがブラブラしてた時に出会って、殺しあって仲が良くなったみたいな感じかと思った。

まぁ、そんなバトル系な出会い無いと思うけど。

俺とこいしは帰路に着く。

そして地霊殿に帰ってきた。

「ふぁー…」

俺は欠伸をしてしまう。

「また眠いの?」

こいしが呆れながら言う。

「おう」

「そんな動いていないくせに」

「いや結構歩いたような気がするが」

妖怪の基準と人間の基準の違いがあるのだろうか。

「まぁ確かに遠いかもしれないけどさ…眠くはならないでしょ?さっきまで寝てたんだから」

「それでも寝みぃんだよ」

「人間」

非常に冷たい声音で話しかけるお燐。

「なんだ?」

「さとり様がお呼びだ」

そう用件を言い、すぐにお燐は立ち去った。

「なんかお姉ちゃんが呼んでいるみたいだね?

何かした?」

「いや、ずっと一緒にいただろ。

何ができる」

「いや、私が遊びに熱中している間に瞬間移動して悪いことしたとか」

「俺が悪い事をしている人間だと思うのかよ」

「いや、思わないけど」

じゃあ何故そんなことを言い始めたんだ。

俺は疑問に思うのだった。

「ていうか瞬間移動できねぇし」

と、遅れながらもそうツッコむ。

「えへへ」

と、こいしは笑う。

「じゃあ行ってくるわ」

俺はもっとこいしに癒されたいという気持ちを抑えてさとりの元へと行った。

さとりの部屋に着いた俺はノックを2回した。

「どうぞ」

入室の許可を得たのでゆっくり扉を開けてからゆっくりと閉めてさとりの近くへ行く。

「来たのね」

「そりゃあ」

「なぜここへ呼んだかわかるかしら?」

場の空気が緊迫している中俺はこう言った。

「知らん」

「まぁ当然よね」

「で?用事とは」

「ただ貴方と雑談をしたいだけよ」

この空気感からいきなり雑談したいだけよって理解に苦しむ。

「前々から貴方と面と向かって話してみたかったのよね」

「そうか」

「どうかしら?こいしとは最近」

「仲良くして貰ってるよ…ほんとあの笑顔は癒される」

「貴方もこいしの可愛いさをわかってくれるのね」

さとりとこいしは仲が良い。

姉妹愛というのを感じられる。

「まぁな」

「でもこいしを嫁にはやらないわよ」

「いやいや、ありえないから」

俺は真っ向から否定する。

決してこいしを嫌っている訳ではない。

あくまで俺がこいしに対しての好意は恋愛的ではなく妹的な感じだ。

妹ではないが。

「ふふ」

さとりは笑みを浮かべる。

「で?本題はなんだ。

ただ雑談をしたくて呼んだわけじゃないんだろ?」

さっきとは一変して真剣な表情をしたさとりはこう話す。

「そうね。そこまでわかっているなら単刀直入に言うわ」

俺は固唾を飲み込み話を聞く。

「貴方…何者かしら?」

なんだ。

俺は死刑宣告をされるのではないかと心臓を鳴らしていたが違かったようだ。

あー安心した。

そして俺はこう答える。

「人間だ」

俺は自分の種族をさとりの質問に対しての答えにしてさらにこう付け足す。

「特質とした物のないただの人間」

「いいえ」

さとりは否定する。

「貴方には」

さとりの発言に俺は驚く。

そして俺は…。


後書き

どうも相模原翔です。
最近寒くなってきましたね。
そのせいか知りませんが朝よく足がつるんですよ。
足つるってめちゃくそ痛いんすよ。
僕骨折したことあるんですけどそれに匹敵しちゃうぐらいですよ。
そしてまだこの作品には続きがあるので続きが気になる方は待っていてください。
見てくれてありがとうございました。
以上。


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