2018-10-15 23:53:48 更新

概要

パーティ襲撃の騒動から3日
鎮守府宛に来た深海棲艦に関する情報提供
受け取った青葉は単独で調査に向かってしまう
一方白瀬は街である騒動に巻き込まれていた


前書き

第4話になります。
今回は青葉がヒロインのつもりです。


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「はっ!」ドンッ!


「アハハハッ・・・」キュン


ドゴッ


「ぐあっ!くっ」


ドンドンッ!


「⚪⚪⚪さん!」


「な、なんでここに!?早く逃げて!」


「アハッ、余所見ヲスルナンテ、イケナイヒトネ?」


シュゥゥゥッ ギュオッ!!


「しまっ!、ぐあぁぁぁぁぁぁっっ!!」ドォォォンッ!


「きゃぁぁぁぁっ・・・・」


「ぐっ・・・はっ!?」


「キエチャッタネ?アナタノセイデネ?」


「うおぉぉぉあぁぁぁぁっ!!」


シュゥゥゥゥゥゥ


「だぁぁぁぁぁっ!!」ズオッ‼


「アハッアハハハ、ヨケラレナイ・・・ネ?」


ドガァァァンッ!!!


ピシピシッ パリンッ‼


「はぁ、はぁはぁ・・・」キョロキョロ


「・・・・あぁ、うあああぁぁぁぁぁっ!」



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白瀬「はっ!」ガバッ


目を覚ました白瀬は辺りを見る


白瀬「夢か・・・、ん?」パサッ


白瀬の額からタオルが落ちた


白瀬「誰か私を看てくれていた?」


よく見れば冷たい水の入った桶があり、自分は布団に寝ていた。


白瀬「たしかここに来た時は、誰もいなかったと思うけど・・・。」


部屋には幾つかの生活用品もおいてあった。


白瀬「誰か住んでいたんだ。だとしたら悪いことしちゃったな。不法侵入だし・・・」


ふと窓を見るとその下に模型が飾られていた。


白瀬「これは、瑞雲? ここの人の趣味かな?でも、翼が折れてる・・・」


白瀬「なにも言わずに出ていくのは、流石に駄目だし。荷物は・・・あれ?ない!?」


白瀬はもう一度部屋を見渡したが自分の荷物はなかった。


白瀬「あ、そうか。ホテルに置きっぱなしだったんだ。服もバーテンのままだし・・・。とりあえず外に」ガチャッ


白瀬は外に出て辺りを確認する。


白瀬「ホテルは・・・あそこか。そんなに遠くないから荷物だけでも取りに行こう。その間に家主が帰ってくるかもしれないし。」


白瀬は小屋を後にし、ホテルへ向かった。



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ホテルで荷物を回収し、白瀬は小屋に戻っていた。


白瀬「荷物、ちゃんと残っていて良かった。」


白瀬が歩いているとラムネとアイスの自転車販売を見つけた。


白瀬「あ!すいませーん。ラムネ下さい!」


おじさん「いらっしゃい!一本200円だ。」


白瀬「はい、丁度で。」チャリン


おじさん「毎度あり!」


すると二人のやり取りを男の子が見ていた。


おじさん「お、ボウズも欲しいのか?」


男の子「うん、でも100円しかないんだ・・・」


おじさん「よっしゃ、子供料金で100円にしとくぞ。」


男の子の目が輝いた


男の子「いいの!?」パァッ


おじさん「あぁ、もちろんだ。ほらっ」スッ


男の子「わーいヽ( ゚∀゚)ノ」


白瀬「優しいんですね。」


おじさん「それほどでも」


男の子「うーん?ふたが取れない・・・」グイッグイッ


白瀬「貸してみて、こうやるの」ポンッ


男の子「うわぁ!お姉さん、おじさんありがとう!」タッタッタ


おじさん「優しいじゃないか。」


白瀬「それほどでも。」


おじさん「ははっ。所でこの辺じゃみない顔だな。」


白瀬「はい、いろんな場所を旅しています。ここには来たばかりです。」


おじさん「そうかい。だったら災難だったな。昨日は久しぶりに深海棲艦が攻めてきやがった。結構激しい砲撃だったが、死人どころか誰1人怪我しなかったのが幸いだったよ。」


白瀬「そうだったんですか。」


白瀬(死傷者0?偶然かな・・・)


おじさん「それに、最近じゃ丘でも深海棲艦を見たなんて聞いたりするんだ。」


白瀬「えっ?この街でって事ですか?」


おじさん「ああ。2ヶ月前位から噂が出てな。俺は見たことないが、聞いた話じゃ海岸近くの洞窟で見ただの、この近くの魚屋で見掛けたとか、夜に波止場で釣りしてたやつが魚ぬすまれたとか、聞いたらキリがないくらいだ。」


白瀬「幾つかは怪談じみてますね。」


おじさん「まあ、殆んどガセだと思うがな。さて、そろそろ行くわ。」


白瀬「ごちそうさまでした。」


おじさん「昨日の事もあるから気を付けてな。あと・・・」スッ


差し出されたのはアイスだった。


白瀬「えっ?いいんですか?」


おじさん「ああ。優しいお嬢さんに餞別だ。」


白瀬「ありがとうございます。頂きます。」ペコッ


おじさん「じゃあ、気を付けてなー」チリンチリン


白瀬は自転車を見送りながら考えていた。


白瀬(深海棲艦が陸に・・・。あり得ない話じゃない。ちょっと調べてみようかな。)


白瀬はアイスとラムネを堪能しながら近所の魚屋へ向かった。


地元の人に道を尋ねて魚屋を目指し、10分程で到着した。


白瀬「ここか・・・。パット見た感じは普通の魚屋さんだけど」スタスタ


魚屋大将「らっしゃい!」


店先では魚屋の店主が接客をしていた。


主婦「今日はこれを貰おうかしら。」


大将「毎度あり!こいつはサービスだ。」


主婦「あら!いつもありがとうね。」


大将「奥さんだからサービスしたんだよ。また来てくれよ?」


主婦「あらやだ、じゃあ明日も来るわ」スタスタ


白瀬を見つけた大将は


大将「お、いらっしゃい!」


白瀬「どれも美味しそうですね。」


大将「お、わかるかい?全部今朝揚がった魚だ。」


白瀬「へ~。この辺りはどれが有名何ですか?」


大将「どれも美味いがそうだな、今日はこいつがおすすめだ!」


大将が取り出したのは鯛だった。


白瀬「じゃあ、それ頂きます!」


大将「お、毎度あり!」


白瀬が代金を支払うと鯛以外にも魚が数匹入っていた。


白瀬「あの、これ」


大将「なぁに、綺麗なお嬢さんにサービスだ、もってけ!」


白瀬「あ、ありがとうございます。」ペコッ


大将「いいって事よ。そういやあんた、ここいらじゃ見ない顔だな?観光客かい?」


白瀬「うーん、観光目的とは少し違います。人を探してましてあちこちを旅しています。それでついた街を色々見てるんです。」


大将「そうかい。まあ、この街には観光スポットはこれと言って無いからなぁ。」


白瀬「でも活気があって綺麗な街だと思いました。さっきも海岸を歩いていたら洞窟のような場所を見つけたんです。」


大将「・・・もしかして近くに小屋のある洞窟かい?」


白瀬「はい。後で海岸を散歩するついでに行ってみようかと思いま」


すると大将が白瀬の言葉を遮った。


大将「やめとけお嬢さん。」


白瀬「えっ?」


大将「あそこは海蛇の巣になっていてな。誰も近づかないんだ。近くの小屋も今は使われていないらしくてな。」


白瀬「そうだったんですか。」


大将「なんにせよ近付かない方がいい。小屋だって不審者がいるかも知らんしな。特に若いお嬢さんが1人で行く場所じゃないからな。」


白瀬(何か引っ掛かる。さっきのおじさんは゛近づくな゛とは言わなかったし、小屋は誰かが住んでいるみたいだし)


白瀬「さっき街の人から聞いたんですが、不審者って噂の深海棲艦だったりして・・・」


大将「!い、いやそうじゃない。誰が潜んでいてもおかしくないって話だ。」


白瀬「あぁ、すいません、変な事言って・・・」


大将「いやいや、こっちも引き留めて悪かったな。」


白瀬「魚、ありがとうございます。美味しく頂きます。」


大将「ああ。また来てくれよー。」


白瀬が見えなくなり大将は安心した表情を見せる。


大将(ふぅ。あんな旅人の耳にまで噂がはいってるとは。まぁこれであのお嬢さんはあそこには近付かないだろ。)


大将が考え込んでいると店の奥から声がした。


???「大将サン、次ハ何ヲシマショウカ。」スッ


大将「おわっ、駄目だよコウちゃん!店先に顔だしちゃ!見つかったらどうすんの!?」


???「ゴ、ゴメンナサイ」


大将「まぁお客がいないときだったから良かったけど、気を付けなきゃな?」


???「ワカリマシタ、気ヲツケマス」


大将「よっしゃ、じゃあ次はこいつを・・・」


大将は店の奥へと戻っていった。


====================


魚屋を後にした白瀬は小屋へ向かっていた。


大将が言っていた事を確かめる為だ。


白瀬「とりあえず戻ってきたけど・・・」スッ


白瀬は小屋の前で耳を澄ます


しかし小屋からは音が聞こえてこなかった。


白瀬「まだ戻ってきてないのかな・・・?」ガチャッ


扉をあけると小屋は白瀬が出た時と変わっていなかった。


誰かがいる気配もない。


白瀬「仕方ないか、荷物おいて洞窟を見てみよう。」ドサッ


白瀬は小屋を後にし、付近の洞窟へ向かった。


白瀬「ここか。深くなは無さそう。」ザッザッ


洞窟には流れ込んだ海水が溜まっていた。


白瀬「海蛇は今のところいない・・・。」


白瀬「なにこれ・・・」


そこには大きな鉄の塊があった。


白瀬「明らかに自然の物じゃない。」スッ


塊は放置されてから時間が経っているようで、しばらく使われていない様に見えた。


白瀬「!こ、これは深海棲艦の艦載機!?なんでこんな場所に・・・」ジャリッ


白瀬が一つ一つ調べていると後ろから声がした。


???「ニンゲン・・・ミツケタ」


白瀬「!」クルッ


白瀬「貴女は・・・北方棲姫!」バッ


白瀬は後ろに下がり距離を取り構える。


白瀬(出口はあそこ1つだけ。退路を絶たれた・・・どうする?)


考えている間も北方棲姫は白瀬に向かってくる。


北方棲姫「ニンゲン・・・」トテトテ


白瀬「・・・?」


白瀬(なんだろう。敵意を、感じない・・・?)


艦載機を飛ばさず、ただ近付いてくる北方棲姫を前に、白瀬は構えを解いた。


北方棲姫は白瀬の手を繋ぎ尋ねた


北方棲姫「怪我ナオッタ?」キュッ


白瀬「えっ?」


北方棲姫「怪我、シテタ。熱モアッタ。」


白瀬「もしかして私を看てくれていたのは・・・貴女なの?」


北方棲姫「帰ッテキタラ、勝手ニ家デ寝テタ。布団ニネカセタ。」






















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SS好きの名無しさんから
2018-10-10 08:03:48

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SS好きの名無しさんから
2018-10-10 08:03:53

このSSへのコメント

2件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2018-10-10 08:04:59 ID: KmQOlmCz

頑張って早い内に更新お願いします✨

2: クリンスマン 2018-10-14 23:44:48 ID: 5nyF1kg9

ありがとうございます。励みになります。(*´ω`*)


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