2018-10-04 21:46:44 更新

概要

【ポケモン】ロトム「恋のお手伝いをするロト」http://sstokosokuho.com/ss/read/14226の続き

[chapter:2サトシの過去 ]


前書き

サトシが恋愛に興味を見せなかった理由。それは過去の経験からだった。


あらすじ

ロトムの後押しでサトシへの思いが爆発したスイレン

そんなスイレンにタジタジのサトシ。そして、そんなスイレンにマオは複雑な気持ちでいた。





スイレン「サトシィ。今日も釣り行こうよ!行くよね?」デレデレ


サトシ「え……あぁうん」(試練に向けて特訓したかったけど、断って泣かれたら困るし)


スイレン「やった!決まりね」


カキ「サトシ、昨日も一昨日も釣りしてたな。釣りが好きなんだな」


サトシ「あはは、まぁ…うん。そうかな」チラ


スイレン「うんうん。私もサトシとする釣り大好きだよ」ニコニコ


サトシ「…ありがとう。嬉しいぜ」(うぅ3日連続は正直しんどい)


リーリエ「本当はスイレンと居れるからですよね、サトシ」ニコニコ


マーマネ「リーリエそれ言えてるー。サトシとスイレン最近、本当仲良いもんね」


スイレン「うん。だって恋人同士だもん」満面の笑み


サトシ「……」ボー(なんか、違う)


スイレン「ね、サトシ?」


サトシ「……」(最近、冒険もしてないし、熱いバトルもしてない。胸が熱くなるような刺激がない。昔に戻りたい)


スイレン「サトシ?聞いてる?」ジトー


サトシ「ぅえ!あぁうん…聞いてる聞いてる」


ピカチュウ「ピカピ……」



スイレンがロトムと手を組んでから数日間、スイレンの猛アプローチを断りきれないサトシはすっかり彼女の顔色をうかがって機嫌をとるように過ごしていた。

気付けばクラスの皆からサトシとスイレンは恋人と認められていて、いまとなっては後に引けない状況であった。

そしてそれを良く思わない子が一人いる。



マオ「………」イライラ


カキ「おう、マオアローラ」


マオ「…ねぇカキあれ見てどう思う?」


カキ「あれって、サトシとスイレンのことか?」


カキ「いいんじゃねえのか。あんなにラブラブなのは」


カキ「まっ俺とホシには敵わないけどな」ニカッ


マオ「あんたに聞くのが間違いだった」ハァ


マーマネ「カキの一方的な思いじゃん。ホシちゃん嫌がってるし」


カキ「何をいう!あれはただ単にホシが恥ずかしがってるだけで」


マオ「あーはいはい」


リーリエ「それよりマオ最近ため息ばかりどーしたのですか?」


カキ「おい、スルーかよ」


マーマネ「そうだよ。もしかしてスイレンのこと?」


リーリエ「まだ、ロトムに怒ってるのですか?」


マオ「うん。だって昔のスイレンじゃないんだもん。ロトムに聞いたってもう直せないっていうし」


カキ「なぁマオ」


マオ「なによシスコン」


カキ「やめろ俺は純粋に妹のことをマーマネ「はいはい。それはもうわかったってば」


リーリエ(カキ。それをシスコンと言うのですよ)


グラジオ「ふぁ……クシュン」


グラジオ(いま、リーリエに呼ばれた気が…気のせいか)





カキ「…そもそも直すって言い方がおかしいんじゃないか?」


マオ「どういう意味?」


カキ「あれはスイレンが望んでやってることだろ。要はスイレンの意志だ。ロトムは後押ししただけできっかけに過ぎない」


リーリエ「確かにロトムは相談に乗ってあげただけって言ってますし、ロトムのせいで昔のスイレンじゃないって言い切るのはどうかと」


マオ「だけど、あれは異常だよ。人格が変わったみたいな」


マーマネ「うーん。そうかな?」


マオ「え?」


マーマネ「人が変わるっていうのはサトシのことに限ってはじゃない?」


マーマネ「サトシの事に関しては執着するだけでそれ以外は何も変わってないと思うけど」


マオ「……」


マオ(そんなの…知ってる。本当は知ってるよ。ロトムのせいなんかじゃない。サトシとこれ以上仲良くなってほしくないだけなんだ。私は2人がこれ以上仲良くなってほしくないんだ)


マオ(スイレンは素直になった。だから好きな人に言いたいことも言えて一緒に居れるんだよ。だけど私はうそつきでわがままだ。スイレンの事を応援してるふりして本当はサトシにはその気がないって決めつけてさ、スイレンを告白させるように誘導してフラれてサトシのこと諦めてくれるのを期待してたんだ。)


マオ(それで、スイレンが上手くいったら始めたら急に慌ててロトムのせいにして、サトシが盗られちゃうって。ほんと悪趣味だなぁ」


マオ「…ほんと、ダメだよね、わたし…」ボソッ


リーリエ「マオ?」


カキ「どーした、急に自分なんかダメって」


マーマネ「マオ…気にしないでよ。スイレンが変わっただけなんだから」


リーリエ「そうですよ。マオ!どんなスイレンでも私たちが友達であることに変わりはないんですから」ニコ


マオ「……ありがと。リーリエ」(リーリエの笑顔がまぶしい)


カキ「おう。そこは変わらねえよ」


マーマネ「うん。流石リーリエいいこと言う」



マオ「………」(どんなスイレンでも友達か……特別な人を盗られても友達だからって笑ってられるかな私?…ううん、きっと無理だと思う。だからフラれて諦めてもらうなんていうずるい手段を使おうとしてたんだ。もし、私がサトシと最初から上手くいって付き合えたとしたらスイレンは私のこと笑顔で祝福してくれないと思う。友達だからわかるんだ。だから私は我慢してたんだ。あの子がサトシのことを諦めがついてから、そしたらやっと私がサトシに言いたいことが言える順番が来るって我慢してたのに)ギリッ




カキ「だからマオ、スイレンのことであんまり悩むなよ」


リーリエ「そーです。むしろ前へ大きく一歩前進したスイレンを見て元気をもらうくらいの気持ちで」


マーマネ「そうそう。昔のまま変わらないことも良いことかもだけどあえて変わっていくことはもっと良いことかもね」



マオ(悪いけど皆、勘違いしてるよ。友達としてスイレンを心配してるんじゃなくて好きな人が盗られちゃうことが許せないんだ私。最低でしょ?でもそれが好きってことなんだよ。あーこんなことなら応援するんじゃなかった。最初からサトシに気持ち伝えるんだった)


マオ「…うん」(はーなんか考えすぎてつかれた、こんなに励ましてくれる皆の言葉も悪いけどあんまり頭に入ってこない。だって皆は私が本当に思ってることなんて知らないんだもん)



カキ「だからマオも「悪いけどさ」


カキ「え?」


マオ「悪いけどさちょっと1人になりたい」


リーリエ「マオ…」


マオ「皆がいい奴なのは伝わったよ。だけど私は皆が思ってるよりいい子じゃないんだ」


マーマネ「マオ、どうしちゃったの?」


マオ「あはは、どーしちゃったんだろ。最近ネガティブで頭いっぱいになる。ちょっと1人でゆっくりしたいんだ」


カキ「そーいうときは皆で遊んだほうがいいぞ」


マオ「今日はパス。またね」スタスタ


カキ「おい、マオ悩んでるなら皆でいたほうgリーリエ「カキ」


リーリエ「カキ。いまはやめましょう」


カキ「え、どうして」


リーリエ「最近のマオは皆で遊んでてもどこか上の空です」


リーリエ「皆で遊べば確かに悩みも消えそうですけどマオにしかわからない悩みだってあります」


マーマネ「うん。なんか今日はそっとしておいたほうがいいと思う」


ロトム「………」






放課後


サトシ「ごめん。スイレン待った?」


スイレン「んーん。今来たとこ」


サトシ「そか。行こうぜ」


スイレン「うん♪」


サトシ(今日こそ言わなきゃ)


この日、サトシは迷っていた。それはスイレンに自分達は付き合うにはまだ早いと彼女に伝えることだ。

迷っていた理由はそれを言ったらスイレンがひどく悲しむかもしれないからだ。サトシには叶えたい夢がある。

そのためにはやらなきゃいけないこともたくさんある。

最近はスイレンにばかり時間を使いすぎていて、このまま恋人の関係が進めばもっと拘束されてますます彼女のペースにされてしまい、自分のやりたいことができなくなる。

このままではまずいとサトシは焦っていた。

実は昨日、スイレンにそれとなくそのことを伝えようとしたのだが、、、


---昨日の放課後、浜辺にて---


スイレン「つれないなぁ」


サトシ「あぁ。こっちも全然だめだ」


スイレン「ふふ♪」


サトシ「ん?…釣れてないのに楽しそうだなスイレン」


スイレン「なんかさ、サトシといると自然とうれしい気持ちになれるんだ」ニコニコ


サトシ「へへっ。そんなこと言ってくれるなんて俺も嬉しいぜ」ニッ


スイレン「よかった。やっぱり私たち通じ合ってるね///」


サトシ「あはは……どうかな…」ボソッ


スイレン「え?」


サトシ「あぁ、いや、いい天気だなって」(やべっ。つい本音が)アセアセ


スイレン「まぁそうだけど……なんかごまかしてない?」ジー


サトシ「そんなことねーって。なっピカチュウ?」←ピカチュウにウインクしながら


ピカチュウ「ぴっかぁ♪」(サトシ、わかってるよ。話合わせればいいんでしょ)


サトシ(流石、相棒!アイコンタクトで通じるなんて。ありがとなピカチュウ)ナデナデ


ピカチュウ「ちゃあ♪」


スイレン「もう…クスッ…あはは…ま、いいや」


スイレン(サトシとピカチュウ見てたらなんだか癒されちゃった)


サトシ(よし、機嫌がいい今のうちに切り出すぞ。落ち着け俺。言うんだ。これからの為にも)グッ


サトシ「あのさ、スイレン」


スイレン「なに?」


サトシ「俺さ今度の試練に向けて特訓しようと思うんだ」


スイレン「うんうん。じゃ私も一緒にする」


サトシ「その特訓てのはイリマさんやライチさんに手伝ってもらうんだ」


サトシ「だから、俺のやりたいことにわざわざスイレンが付き合う必要h「私も行く」


スイレン「私も行く。サトシについてくから」


サトシ「あ…ありがと」(行っちゃ駄目って言われると思ってたからなんか、拍子抜けだ)


サトシ(でも、これでやりたかったことができる。スイレンも案外俺の用事、優先してくれるしいつも気にかけてくれるしセレナみたいにはならなそうだな)ホッ


スイレン「その代わり、私のしたいことにも付き合ってね」ニコッ


サトシ「え?」ドキ


サトシ「したいことって?」


スイレン「えへへ、ひみつー」


サトシ「いや、あのスイレン。無理に特訓つきあわなくていいぞ。あのほんと俺一人でも大丈夫だから」


スイレン「は?」(威圧)


サトシ「えっと、その…」タジタジ


スイレン「私はサトシのこと想って一緒についてくのに、サトシは私の用事には付き合ってくれないんだ?」


サトシ(どうしてこうなった…)冷や汗


スイレン「ねぇ。答えてよ」グググ


サトシ「す、スイレン近い。ごめんって」


スイレン「なんで謝るの?謝るってことはそうですって認めてることなんだよ」ギロ


サトシ(くそ、なんで言えないんだ俺。言いたいけど、スイレン見てるとどうしても逆らえない)


サトシ「……う、うそ」ボソ


スイレン「?」


サトシ「うそです♪」テヘペロ


スイレン「え?」


サトシ「へへへ。スイレンのマネ。似てただろ?」


スイレン「もーーサトシってばあ」


スイレン「びっくりしたよー」クスクス


サトシ「いえい。大成功」ニッ


スイレン「うそ言われる方は結構くるね。私も気を付けないと」


サトシ「だろー。だけど言う側はおもしろいなこれ」


スイレン「……うん」


スイレン「でも次は許さないから」


サトシ「え!?」ビクッ


スイレン「んーん。何でもない」


サトシ「あ、あはは」苦笑い


サトシ「……」


サトシ(女の子にビビッて言う通りにしたり笑ってごまかしたり俺って情けないな)ウツムキ


サトシ(だあぁもうなに落ち込んでんだ。言えよ。なにビビッてんだよ。ちゃんとしろ俺)ブンブン


スイレン「あー笑ったな。やっぱりサトシといると楽しいよ」


スイレン「こうやってまったりするのもいいね」


サトシ「……」(よし、今度こそ!)


サトシ「んーでもさ俺はもっとワクワクするようなことしたいな」



サトシ(うん。この流れなら言える。ちょっと心が痛いけど、これからのことを考えたら言うべきなんだ)



スイレン「え、サトシは私と釣りするの嫌なの?」真顔


サトシ「い、いやじゃないけど」(うっ。なんでだろやっぱりスイレン怖い)


サトシ「あの最近、ポケモンバトルもしてないし、皆と遊べてないなって」(ビビるな。いけるぞ)


スイレン「サトシは私といるより皆でいたほうがいいんだ」ドンヨリ


サトシ「い、いやあの…」(うぅ、胸が痛え。本当のこと言えばスイレンだけじゃなくて色々な奴と居たいけどこんなに俺のこと思ってくれるスイレンに言える勇気が、、くそ)


スイレン「……サトシ?」ジー


スイレン「どっちなの。私といてもつまらないの?ねぇ答えて」←目のハイライトOFF


サトシ「!」ビクゥ


サトシ「…そんなの楽しいに決まってるじゃん。いつもありがとなスイレン」(なんでだろスイレンがなぜかものすごく怖く感じる)


スイレン「えへへ。ありがとっサトシ♪」ニコッ


サトシ「あはは。よかった元気でて」(気のせいか…でも体中から悪寒が)


サトシ(笑うと可愛いのに…なんかおかしい)


サトシ「あのさ」


サトシ「…スイレンって笑うと可愛いよな」


スイレン「え、なに急に///」


サトシ「怒るとすっげー怖いけど」


スイレン「もう、そんなことないってば」プクー


スイレン「それにサトシがほかの子のとこいっちゃわないように怒ってんだからね」


サトシ(セレナも同じようなこと言ってたな。そう考えたらまた寒気が)ガクブル


サトシ(あーもう明日にしよう。なんかもう今日はダメなイメージしかわかない)


という感じで結局、昨日は言いたいことが言えないままのサトシであった。





サトシ(よし。今日こそは。ゼンリョクだ。言うぞ)グッ


この男も懲りない。恐怖心と過去に旅したセレナとの強烈なトラウマがフラッシュバックしようとも今日も立ち向かうのであった。






ところ変わってマオの帰り道


マオ(はぁ最近なんか楽しくない)


マオ(頭の中モヤモヤするよ)


ロトム「マオー」ヒョコ


マオ「ロトム、なんでこんなとこに」ギョ


ロトム「悩みごとロトか?」


マオ「うっさい。あんたのせいで」


ロトム「僕のせいで何ロト」


マオ「うぅ。何でもない!」


ロトム「スイレンは正直になったロト」


マオ「な、なによ急に、意味わかんない」


ロトム「マオ、ぼくはわかってるロト


マオ「わ、わかってるってなんのことかな…私は素直じゃないってこと?」アセアセ


ロトム「違うロトか?」


マオ「…は、はぁ?な、なんのこと…よくわかんないけど」アセアセ


ロトム「サトシロト」


マオ「!」ギク


ロトム「最近マオが元気ない理由ロト」


マオ「……ロトムずるいよ」


ロトム「ロ?」


マオ「スイレンだけずるい…」


マオ「私だってサトシのことが!」


マオ「……サトシのことが」ウツムキ


ロトム「サトシのことがどうしたロト?」


マオ「あんたなら知ってるでしょ…言わせないでよ」


ロトム「言わなきゃわかんないロト」


マオ「……」


ロトム「マオ。言わないで我慢したら駄目ロト」


ロトム「言わなきゃ駄目ロト。心の中までは誰もわからないロト」


ロトム「僕以外はね」


マオ「ロトム…」


マオ(ロトムの言うと通りだ。誰も私の思ってることなんてわからないくせにって1人で強がってさ)


マオ(言わないで隠してたのは私じゃん)


マオ「…あのねロトム」


ロトム「なにロト」


マオ「私、サトシが好き」


マオ「すっごい好き。大好き。ほ---んとにっっ大好き!!」


ロトム「知ってるロト」クスクス


マオ「ふふ。うっさいばーか」アハハハハ


マオ(あー。すっごいモヤモヤが晴れてきた。ほんとにスッキリ)


マオ「ねーロトム。素直になるっていいね」ニコ


ロトム「うんうん。マオすっごくいい笑顔ロト」

                                                                                          つづく


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2018-12-04 12:36:54

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