2018-11-04 22:22:29 更新

概要

ゾンビパニックものです。艦これ関係ないです。キャラだけです。名前だけ借りたオリキャラです。以上のことがよろしければ読んでいただければと思います。




 『キャァーーーーッ!!』


用心棒「!」

用心棒「(何があった・・・!)」


 シャーーッ!


 <キャァー!

 <うわァー!


ゾンビ「ぅう・・・・ァアー!」


用心棒「(あれは・・・、ゾンビとかいうやつか。)」

用心棒「(実在したとは・・・!)」ダッ


用心棒は窓辺から一足で寝室を飛び出し、リビングへ躍り出る。

用心棒に寝間着を着る習慣はない。無駄なのだ。

彼はリビングに常備している愛用の仮面と羽織を身に纏い、頭に笠をかぶる。いつもの剣客姿である。

腰に二本の長物を佩き、懐に小柄を忍ばせる。腰の二本は脇差と、斬魔刀と名付けたもはや刀というのもおかしいほど幅が広く、それでいて薄く、どんなものでもきれそうな気配を纏っている。

これほどに重装備をして、一体どこへ向かうというのか?

用心棒は今、先の事件とは別の鎮守府に雇われている。契約は、何があっても絶対に守るのが用心棒の流儀。なので、これからば仕事゙に向かうのだ。


用心棒「(クソ、ここから降りたのでは遅い!ならば・・・!)」


用心棒、驚愕の行動。

根城とする東京都心、超高層マンションの最上階のベランダからの、跳躍!!

常人ならば自殺行為であるこの行動も、用心棒だからこそ、用心棒の超常的身体能力があるからこその行動である。そして、用心棒がそれを自覚し、了解していたからこそ。


用心棒「(ここから、横須賀の鎮守府までは約100㎞。ものの数分で到着する。)」

用心棒「(もうすぐだ。)」


家々の屋根を飛び伝い、圧倒的な速度で飛翔する用心棒。

二十メートル以上も幅がある道を軽々と飛び越え、圧倒的な高低差さえも障害になどなりえないと言わんばかりにすいすいと移動していく。

どうか無事であれと心中祈りつつ。


















―数十分前・鎮守府―


横須賀の海岸線の少し奥に堂々そびえたつ赤レンガの要塞、鎮守府。資材を保存する倉庫に、兵器の製造、艦娘の建造などを行う工厰施設、艦娘の回復を行う入居施設などがある。

どの鎮守府にも共通してある施設だが、規模の大きい鎮守府ならば、呼応してそれらの施設も大きくなるが、高名な横須賀鎮守府ともなれば、かなりの規模のようだ。

ここに住まう艦娘たちや提督は、鎮守府の敷地のもっとも奥まったところにある庁舎で働き、それに隣接する艦娘寮で暮らしている。

現在時刻は早朝の3時である。

流石に、この時間から起きている艦娘は少ない。かろうじて起きている艦娘も、眠そうに目をこすっている。

庁舎の一室、司令官の執務室にて、提督はゆっくりと伸びをする。今日も完徹、これで三十連の徹夜である。


提督「~~~!。ハァ~。」

提督「(そろそろ寝ないとヤバい。三十日連続の完徹ってどうよ。)」

提督「(最近は深海棲艦もめったに出ないし、陸の守りも、今はいないけど用心棒がいるから問題ないし。)」

提督「(だってのに、何でこんなに書類が多いんだよ。)」

提督「はァぁ~・・・。メンド。」


??「あなたの仕事が遅いのが悪いんじゃない?」


提督「叢雲ぉ~。そういうなよぉ~。」


毒舌な言葉を投げかけつつ執務室に入ってきたのは、両手にコーヒーを持った叢雲という銀髪の艦娘である。

この鎮守府における最古参、つまり初期艦である。ゆえに提督とのつながりも最も深く、常に苦楽を共にした、いわば相棒である。


叢雲「はあ、まったく・・・。ほら。」つコーヒー

提督「ありがとう。」


叢雲が淹れたコーヒーをゆっくりとすすって一服し、ふっと一息つく。

叢雲の入れるコーヒーは、決まってブルーマウンテンとハワイ・コナのブレンドである。どちらもそれなりに値の張る代物ではあるが、コーヒーを愛する提督からすれば些細なことである。

なぜ、ブルーマウンテンとハワイ・コナなのか?

それは、叢雲が初めて提督に入れてもらったコーヒーであり、最も思い出深いものであるからだ。


提督「うまいなあ。」

叢雲「そりゃ何年も一緒にやってるんだから、あなたの味ぐらい覚えるわよ。」

提督「ふふ。そうか。」


終始漂う和やかな空気。まるで熟年夫婦のように寄り添う二人は、はたから見ればさぞ仲睦まじく見えるだろう。

しかし、その空気も長くは続かなかった。


ドッゴアアァァァン!!


突如響く轟音。雷鳴にも、龍の咆哮にも似た圧倒的な轟音は建物全体を揺らすほどであり、それはほとんど衝撃波となっていた。

いまだ熟睡していたすべての艦娘はその轟音でたたき起こされた。当然、それは提督と叢雲であっても同様である。

そして続く、足元から崩されるような感覚。

絶対の安心を置いていた地面が一瞬にして揺らぐ。

途端に、吹き飛ばされるように派手にずっこける二人。


提督「くッ、地震か!?」

叢雲「違うわ!ただ、何かはわからない!」


提督は、音の正体を確認するために窓へと近寄る。

そして、絶句。ただ驚愕し、瞠目するのみ。

眼下にあるのは、まさに地獄絵図。ありとあらゆる家屋が今なお燃え続け、人々は逃げ惑う。

しかし、そんなことは些事である。

何よりも目を引くのは、一部の人々の異常。遠目に見ても、普通ではない。

全身から謎の触手を生やし、口を大きく開いてこれ以上ないほどに目を大きく見開いている。一言でいえば、ゾンビ。これが最も近いだろう。


提督「なんだ、あれは・・・!?」

叢雲「ゾンビとか言うやつかしら。なんにせよ非常事態ね。」


叢雲、冷静極まる発言。それに平静を取り戻したか、提督も窓から離れ行動を起こす。


ブゥーン・・・・


アナウンス『あ、あー。テストテスト。聞こえているね。』

提督『鎮守府各員に伝達!即座にすべての門を閉鎖し、何らかの武装をせよ!ただし、艤装の展開は不可とする!』


ブツッ!


数分後、講堂。


横須賀鎮守府に所属するすべての艦娘がここに集合している。


提督「もう察している者もいるかと思うが、これは非常事態である。」


まるで大規模作戦の直前のような、いつになく重厚な提督の言葉に、全員が緊張の糸を張る。


提督「取りあえずはこれを見てくれるか。」


提督が講堂のディスプレイに映し出した映像は、まさに驚愕の一言。

さきほどよりも火の手は広がり、ゾンビも圧倒的に増えている。

地獄絵図ではない、まさに、地獄である。

何よりのおぞましさは、さまようゾンビが目に付いた人を殺し、喰らっていること。

画面から這い出てくるわけではないが、見ただけでも匂うと錯覚するような強烈な腐肉のヴィジュアルに吐き気を催し口に手を当てる者も少なくない。


提督「見ての通り、鎮守府の外は完全に壊滅状態と言っていいだろう。幸いここは町から少し離れた場所だから今のところは何の被害もないが、それも時間の問題と思う。」

叢雲「じゃあ、次はこれを見て頂戴。」


叢雲は画面を切りかえ、N◯Kの映像を映す。


アナウンサー『速報です。先ほど、横須賀の中心地に突如として大規模な爆発が発生し、ゾンビが発生しました。原因は不明ですが、寄生虫の類であると、防衛相は判断しています。』

AD『~~~。』

アナウンサー『・・・。えー、再び速報です。今度は東京都心でゾンビが発生しました。原因は不明です。同じ類のゾンビであるとされ、現在、自衛隊が対応に当たっています。』


叢雲「御覧の通りよ。」

提督「東京都心でもゾンビが発生している。奴に限ってと思うが、いったんはここで待機する。」

「はい!」

提督「何かな?」

「この近辺の住人達はどうするの?」

提督「執務室から見た限りでは、鎮守府を避難所としている範囲の住人は壊滅していると考えている。」

「でも、見た限りでしょ?」

提督「そうだ。しかし、生存者も絶望的だろう。」

「そっかぁ。」


提督のこの発言。つまりは、仮に生存者がいたとしても見捨てるを湾曲に伝えているのである。実際、後日調べた限りでは横須賀の市内およびその周辺に生存者は0であった。しかし、ゾンビは大量にいるわけで。


ガンガンガンガンガン!!!


鎮守府の正門を強力にたたく者がいる。何者かはわからない。ただ、この町にすでに生存者の存在せざることを考慮すればおのずと正体は見えようものだ。


提督「・・・!」


提督をはじめとした鎮守府の総勢が一糸の乱れさえなく一斉に身構える。

鎮守府の正門は鉄製である。つまり高さ五メートル、厚さ十センチ以上の鉄板とほとんど同じなのだが、それがほとんど紙くず同然に破られようとしている。

当然のごとく艦娘たちは鎮守府内に侵入させまいと必死で巨大な鉄門扉を抑えようとする、が。


提督「総員離脱!」


提督の号令に半ば脊髄反射的に反応した艦娘たちが一斉に正門から離れる。その瞬間、頑丈な鉄扉はアメリカンジョークよりも軽く吹き飛ばされた。

なだれ込むゾンビ。テレビで見た限りよりも圧倒的に破壊力が増しているヴィジュアルと、嗅神経を破壊して気絶してしまいそうな壊滅的な腐臭が辺りに漂い始める。元々が人間であるため、なおさらに破壊力が倍増しになっている。


提督「くっ・・・・!」


そもそも、もともとが人間であるはずのゾンビがなぜ頑丈な鉄の門をこうも容易く破壊できたのかという疑問が全員にはびこる。しかし、簡単なことである。


ゾンビ「ォオアァァァァアアア!!!」


ゾンビにあるまじき機動力。数十メートル以上の距離をわずか一秒足らずで詰め寄ったゾンビに一瞬反応が遅れた最前列の艦娘。


ガヴッ!

「キャアァーーーーー!!」


つまりは、死亡し脳を何かしら別の生物に乗っ取られた結果、全身の運動をつかさどる運動器官を統率するエリアのリミッターが外れ、通常ありえないほどの運動能力を発揮できるのである。

限界を超えて筋肉を酷使すると、その筋肉は崩壊する。通常ならばそれは細胞分裂によって再生するのだが、相手は死体である。細胞分裂なんてものが行われるはずもない。つまり、このままの活動を続けると筋肉がぼろぼろになり動けなくなるというわけだ。


後書き

計算がめんどくさいじゃぁ。
コーヒーの種類なんか知らんわ。わざわざ調べるのもめんどくさいんじゃ。
激遅更新ペース。ゆっくり待っててね。


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-: - 2018-10-16 20:19:52 ID: -

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-: - 2018-10-16 20:19:06 ID: -

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