2018-10-28 13:40:46 更新

概要

初投稿です。可能な限りオリジナルの雰囲気を壊さないように考えて書いたつもりですが、
何分これが初めて書いたショートストーリーなため、色々と至らぬ部分もあるかと存じます。
それでも最後まで楽しんでいただけたら幸いです。


―部室―



海未「本日のミーティングの結果、次のライブでは以上のような曲目となりました」



海未「ライブまであまり時間はありませんが、頑張っていきましょう」




「「「「「「「はーい」」」」」」」




海未「それでは皆さん、本日の練習をはじめま…」



凛「ちょっと待つにゃ!!」ガタッ



花陽「きゅ、急にどうしたの?凛ちゃん…」



真姫「そうよ、突然大きな声を出して。びっくりするじゃない」



海未「凛、一体どうしたのですか?」



凛「絶対おかしいよ!だって凛とかよちんのデュエット曲が入ってないんだよ!」



絵里「えっ…デュエット…?」



にこ「あんたねえ、一体何を言って…」



希「まあまあにこっち。…凛ちゃんはそんなに花陽ちゃんとデュエットをやりたいん?」



凛「うん!絶対やりたい!次のライブで凛とかよちんとのデュエット曲を披露するにゃ!」



ことり「そう言えば凛ちゃんと花陽ちゃんのデュエット曲ってまだなかったよね」



穂乃果「言われてみれば、確かにそうだよね」



絵里「でも今から新曲を用意するの?次のライブまであまり時間はないわよ?」



凛「うっ…」



花陽「…」



凛「…かよちん!かよちんはどう思う!?」



花陽「えっ!?…わ、私は凛ちゃんとのデュエットはまだやってなかったから、やってみたいとも思うけど…」



花陽「でも、今から新曲を作るんじゃ、みんなに迷惑かかっちゃうし…」



真姫「凛、曲を作るのって結構大変なのよ?」



海未「そうですよ凛。よく考えてから発言するべきです」



凛「で、でも…」



にこ「はぁ…」



絵里「困ったわね…」



希「…ウチはいいと思うんよ」



絵里「希!?」



にこ「ちょっと希!あんたまで何寝ぼけたこと言ってるの!」



希「確かに次のライブまで時間がないのは事実。でも凛ちゃんと花陽ちゃんのデュエット曲がないのも事実」



希「今から出来ることは限られてる。けどこれは色んな意味でいいチャンスだと思うんよ」



希「それにな、二人のデュエットを聞いてみたかったんよ、ウチは」



凛「希ちゃん…」



絵里「それ本気で言ってるの…?希…」



希「もちろん」



ことり「…希ちゃんの言う通りかもしれないね。私も二人のデュエット聞いてみたいし」



穂乃果「そうだよ。ラブライブが本格的に始まったらデュエットなんてなかなか出来なくなるし、いいチャンスかもしれないね」



凛「ことりちゃん、穂乃果ちゃん…」



にこ「ちょっと。何、あんた達まで希に話合わせてるのよ…」



海未「しかし…」



海未「…」



海未「…分かりました。では曲目に凛と花陽のデュエット曲を追加することにします」



にこ「はぁ!?」



真姫「ちょっと海未!」



凛「やったー!ついにかよちんとデュエット出来るにゃー!」ダキッ



花陽「りっ、凛ちゃん…///」



穂乃果「やったね、凛ちゃん!」



ことり「おめでとう!」



凛「穂乃果ちゃん、ことりちゃん、ありがとうー!」



海未「…ですが、それにはいくつか条件があります」



凛「えっ…条件…?」



海未「はい。まずひとつ、作詞は凛が担当することです。」



凛「」



凛「凛が作詞…?えええええええええええええ!?」



海未「それと、作詞は全て自力で行ってください。他の誰かに作詞を手伝わせたりする事は厳禁です」



凛「そ、そんなぁ…」ヘタリ



花陽「ああ、凛ちゃん…しっかりして…」



にこ「確かに、作詞くらいは言いだしっぺの凛がやるべきよねー」



穂乃果「でも、そんなの厳しすぎるよ。ことりちゃんだって前に作詞したとき結構苦労してたし…」



ことり「うん…あの時は穂乃果ちゃんに助けてもらったけど…」



絵里「ねえ海未、その条件はいくらなんでも凛には厳しすぎるんじゃない…?」



海未「いいえ、凛がデュエットをどうしてもやりたいと言った以上、凛が自力で作詞するべきです」



海未「それでもやりますか?凛。全てはあなた次第です」



凛「うっ…」



凛「(ド素人の凛が海未ちゃんみたいに作詞なんてできるわけない…)」



凛「(でも…この機会を逃がしたら、かよちんとのデュエットがいつできるか分からない…)」



凛「…」



凛「…分かった。凛が作詞する」



海未「分かりました。では本日から1週間以内に歌詞を完成させてください」



海未「ことり、真姫。それだけあれば衣装と作曲のほうは大丈夫ですね?」



ことり「たぶん大丈夫だと思うよ」



真姫「…分かったわよ。なんとかやってみる」



花陽「凛ちゃん!がんばって!」



穂乃果「ファイトだよっ!」



凛「やってやるにゃー!!」



にこ「本当に大丈夫かしら…」




―その夜、自宅にて―




凛「…とは勢いよく言ってみたものの、なーんにも思い浮かばないにゃ…」



凛「…」



凛「ことりちゃんが前に作詞してた時は大好きなアキバを題材にしてたけど…」



凛「凛は、ラーメンが大好き」



凛「かよちんは、ご飯が大好き」



凛「二つ合わせてラーメンライス」



凛「…」



凛「だめだ…全然意味分からない…」



凛「作詞って大変だにゃあ…」



凛「海未ちゃんはいつも一人で作詞してるんだもんね…海未ちゃんの苦労が初めて分かった気がする…」




―翌日、教室―




先生「…で、ここの公式はこのようにして…」



凛「zzz…」



花陽「(凛ちゃん熟睡しちゃってる…)」



真姫「(あの様子だと、一晩中歌詞を考えてたみたいね…)」



先生「えー、では、次の問題を星空さんに解いてもらいましょう」



凛「zzz…」



先生「星空さん」



凛「zz…んん…」



先生「星空さん?」



凛「は、はいっ」



先生「この問題を解いてくれませんか?」



凛「…すみません…分かりません…」



先生「授業はちゃんと聞いていてくださいね」



凛「はい…」



花陽「(凛ちゃん…)」



真姫「…」




―放課後―




凛「ふわぁ…ようやく授業終わったにゃ…」



真姫「凛」



花陽「…大丈夫?」



凛「あっ、真姫ちゃん、かよちん…」



花陽「なんか今日、ずっと眠たそうにしてたけど、もしかして徹夜で作詞してたの?」



凛「うん…でもなかなかいい歌詞が思い浮かばなくて…」



真姫「あなたが言い始めたことなんだから、最後まで責任持ってやりなさいよ」



凛「分かってるよ…」



花陽「今日も練習あるけど、本当に大丈夫?」



凛「うん…練習サボったら海未ちゃんに怒られちゃうから…」



凛「…」トボトボ





真姫「…案の定、苦労しているみたいね」



花陽「本当に大丈夫なのかな…」




―翌日、放課後―




凛「…つらいにゃ…」



花陽「ねえ凛ちゃん」



凛「かよちん…?」



花陽「今日は練習休みだから、みんなでどこか遊びに行くんだけど、凛ちゃんも行く?」



真姫「作詞も大切だけど、たまには息抜きも必要よ」



凛「…ありがとうね。でもすぐに帰って歌詞を考えないと…」



花陽「そう…」



真姫「分かったわ。みんなにはそう伝えておく」



凛「本当にごめんね。かよちん、真姫ちゃん…バイバイ」



凛「…」トボトボ





真姫「歌詞、本当に間に合うのかしら…」



花陽「やっぱり、少しは手伝ってあげたほうがいいんじゃ…」



真姫「それはだめよ。海未が言ってたじゃない」



花陽「それは、そうだけど…」



花陽「…」



花陽「…ねえ、真姫ちゃん」



真姫「なに?」



花陽「凛ちゃんのこと、心配だから家まで送って行ってあげるね」



真姫「…そう、分かったわ」



花陽「じゃあね」



真姫「ええ、また明日」



真姫「こんなに花陽から慕われて…本当に凛は幸せ者ね」




―クレープ屋―




穂乃果「…今日のクレープ、あまりおいしく感じないね…」



ことり「そうだね…なんか私たちだけ遊んでるみたいで…」



にこ「何言ってるのよ。凛が言い始め出したことなんだから、気にすることないわよ」



真姫「にこちゃんの言うことも一理あるわね。これは凛がやるべきことよ」



絵里「でも、本当に大丈夫かしら…昨日の練習中もかなり悩んでたみたいだし」



海未「仕方がありません。約束は約束ですから」



穂乃果「ことりちゃんと真姫ちゃんの方は大丈夫なの?」



ことり「いくつか衣装の案は考えてはいるんだけど…」



真姫「曲の方も考えてないこともないけど、やっぱり肝心の歌詞がないことには何も始まらないわね」



海未「ここは苦しいところですが、凛の歌詞が出来上がるのを待つしかありません」



希「ウチは信じてるんよ、凛ちゃんのこと」



絵里「希…」



絵里「…ちょっと早いけど、今日はこの辺でお開きにしましょうか」



海未「そうですね」



にこ「はぁ…しょうがないわね」




―帰り道―




凛「ごめんね、かよちん。本当は遊びに行きたかったんでしょ…?」



花陽「ううん、いいの。やっぱり凛ちゃんが心配だったから…」



凛「ありがとう…」



花陽「…歌詞のほうは大丈夫なの?」



凛「…頑張って考えてはいるんだけどね…」



花陽「そう…」



花陽「ねえ、凛ちゃん」



凛「なあに?」



花陽「無理に今すぐデュエットしなくても、いいんじゃないかな…」



凛「えっ…?」



花陽「ラブライブが終わって落ち着いた頃にまたゆっくり歌詞を考えればいいし、私の事だったらまた今度でも…」



凛「それじゃだめだよ」



花陽「えっ…?」



凛「だって、今すぐにでもデュエットしないと、来年の3月には…」



花陽「あっ…」



凛「…だから凛、もう少し頑張ってみる」



凛「今日は本当にありがとう。かよちんと話してたらなんか元気が出てきた」



凛「これならいい歌詞が書けるかもしれない」



花陽「そう…でもあんまり無茶しちゃだめだよ?」



凛「うん、分かってる。じゃあ、バイバイ」



花陽「じゃあね」



凛「…」トボトボ



花陽「…」




―数日後、部室にて―




凛「ど、どうかな…凛、一生懸命考えてみたんだけど…」



海未「…」



真姫「…」



凛「…」ドキドキ



花陽「この歌詞、私気に入ったよ。凛ちゃん」



穂乃果「私もこの歌詞いいと思うよ」



ことり「私もいいと思う」



凛「ほんと!?」



絵里「そうね。初めてにしては悪くない出来だと思うわ」



にこ「最初はどうなるかと思ったけど、案外どうにかなったもんねー」



凛「よかった…」



花陽「凛ちゃん!がんばったね!」



凛「ありがとう!かよちん!」



絵里「じゃあ後はこれに曲をつければ完成ね。真姫、作曲のほうは…」



海未「待ってください」



絵里「えっ?」



海未「一体なんですか、この駄文は」



凛「」



穂乃果「ちょっと海未ちゃん…」



ことり「いくらなんでもそれは言い過ぎなんじゃ…」



絵里「そうよ、海未。凛にとってはこれが初めての作詞なのよ?」



海未「いいえ、初心者だとか経験者だとか、そんなことは関係ありません」



海未「最初はあれほど大見得を切っていた癖に、なんですかこのザマは」



海未「こんな内容では、観客の皆さんまでに歌い手の心など伝えられません」



海未「私はこんな駄文を歌詞として…いえ、駄文として呼ぶに堪えない、ただの文字の羅列です」



花陽「文字の羅列…」



凛「そ、そんな…」



真姫「…」



凛「ま、真姫ちゃんは凛の歌詞、どう思う!?」



真姫「凛…」



真姫「あなたの歌詞、読ませてもらったけど、どうしてもいいメロディが思い浮かばないの…」



凛「そんな…真姫ちゃん…」



真姫「本当にごめんなさい…」



海未「まだ約束の期限の明日までは時間があります」



海未「それまでに、もう一度歌詞を作り直してください」



海未「それとも、潔くデュエットは諦めますか?」



凛「…」



凛「…」グスッ



ことり「あっ…」



凛「」ダッ



絵里「凛!」



花陽「凛ちゃん!!」



穂乃果「追いかけよう!」



海未「いけません!」



ことり「どうして!?」



穂乃果「そうだよ!」



海未「今追いかけたら、凛のためになりません」



穂乃果「酷いよ海未ちゃん!なんであんなこと言ったの!?凛ちゃん泣いてたんだよ!?」



海未「酷なようですが、私はこれを歌詞として認めるわけにはいかないのです」



海未「まだ時間はあります。今は凛を信じて待ちましょう」



にこ「前言撤回。やっぱり凛じゃだめだったわね」



花陽「凛ちゃん…」



希「…」




―校舎裏―




凛「酷いよ海未ちゃん…」グスッ



凛「凛、一生懸命考えたのに…」



凛「なにも…あそこまで言わなくてもいいのに…」



凛「かよちん…希ちゃん…ごめんね…」



凛「…」



ピピピ…



凛「メールだ…」



凛「誰からだろう…」




―夕方、神田明神―




希「待っとったで。凛ちゃん」



凛「希ちゃん…」



希「はい、これ」



凛「あ、凛のかばん…」



凛「…ありがとうね」



希「みんな心配しとったんよ」



凛「…」



凛「…話があるって、歌詞のこと…?」



希「うん、とりあえずそこに座ろうか」



凛「うん…」









凛「…」



希「…もう気分は落ち着いた?」



凛「うん…」



希「そう、よかった」



凛「…」



凛「ねえ希ちゃん」



希「ん?」



凛「歌詞作るの…手伝ってくれない…?」



希「んー…海未ちゃんがダメって言っとるし、流石にそれはできへんね」



凛「やっぱりダメかぁ…」



希「かんにんね」



凛「…」



希「ねえ凛ちゃん」



凛「?」



希「凛ちゃんはどうして、花陽ちゃんとデュエットしたいん?」



凛「えっ、それは…」



凛「それは…凛とかよちんとは、まだデュエットしたことないし…」



凛「それに…凛にとってかよちんは大切な人だし…」



希「大切な人、ね…」



凛「うん。最初かよちんと会ったときね、かよちんが男の子にいじめられてて凛がそれを助けたの」



凛「その頃から、凛たちはずっと一緒」



凛「いろんなものを見て、一緒に笑ったり泣いたり」



凛「二人でいたずらして、お父さんやお母さんにこっぴどく叱られる事もあった」



凛「でもね、凛にとってはそういうこともまとめてみんな大切な思い出なの」



希「…そうやね…思い出は大切にせんとね」



凛「うん…」



凛「だから凛、どうしてもかよちんとデュエットしたいの」



凛「…」



凛「…!!」ガタッ



凛「そうだ!これを歌詞にすればいいんだ!!」



凛「ありがとう希ちゃん!いい歌詞ができそうだよ!バイバイ!」ダッ



希「がんばってね」



希「ふふっ」




―自宅―




凛「ここの部分はこうして…」



凛「あっ語呂が悪い…ならば…」



凛「待っててね。凛は絶対に歌詞を完成させるから…」




その夜、凛は食事もそこそこに済ませ、机に向かいひたすら歌詞を考えた。


既に時計の針は0時を回っていたが、今の凛にそんなことはどうでもよかった。


途中疲労から来る睡魔に何度も襲われたりもしたが、花陽や希のためを想いひたすらペンを走らせた。


1行書いては推敲し、また戻る。


そんなことを何度も繰り返し、そして…





凛「できた…!」





ついに星空凛は歌詞を完成させた。




―翌日、部室―




凛「…」ドキドキ



海未「…」



真姫「…」



海未「…感想、よろしいでしょうか?」



凛「う、うん…」



海未「正直、驚いています。まさか凛がたった一晩でこれだけの歌詞を完成させるなんて…」



凛「海未ちゃん…?」



穂乃果「すごいよ凛ちゃん!昨日の歌詞もよかったけど、今日の歌詞は100倍以上いいよ!」



ことり「うん!私にはこんないい歌詞書けないと思う!」



絵里「もしかして凛って作詞の才能があるのかも知れないわ」



凛「ほんと!?」



にこ「(やばい…あの凛がこんな歌詞を書いてくるなんて…)」



花陽「ねえ凛ちゃん」



凛「なあに?」



花陽「もしかして、これって私たちのことを題材にしてるの…?」



凛「うん!凛とかよちんの大切な思い出だよ!」



花陽「そ、そうなんだ…嬉しいけど、なんだかちょっと恥ずかしいかも…///」



真姫「何言ってるのよ」



花陽「え?」



真姫「沢山のお客さんの前で歌わなくちゃいけないのに、今から恥ずかしがってどうするのよ」



花陽「えっ!?」



凛「真姫ちゃん!それじゃあ…!」



真姫「ええ、いいメロディが思い浮かびそうよ」



凛「ほんと!?」



真姫「ふふ、楽しみにしてなさいね」



凛「やったー!!」ダキッ



花陽「凛ちゃん!やったね!!」ダキッ



真姫「ありがとう…」



凛「えっ、真姫ちゃん今なんか言った?」



真姫「べっ別に、ただの独り言よ!///」



凛「ふふっ、へんな真姫ちゃん」



真姫「/////」



希「がんばったね、凛ちゃん」



凛「あっ、希ちゃん」



凛「…昨日はありがとうね」



絵里「希?もしかして凛の作詞を手伝ったの?」



希「ウチは作詞なんて手伝ってへんよ。ただ凛ちゃんの話を聞いていただけや」



にこ「なーんだ、てっきり希が作詞を手伝ったのかと思ったのに」



希「ふふっ」



凛「…あの…」



海未「はい?どうかしましたか?」



凛「…昨日は心配かけてごめんなさい…」



海未「…もう気にしていませんから大丈夫ですよ。それに私の方こそ言い過ぎました。それについては謝ります」



凛「本当にごめんなさい…」



希「凛ちゃんはほんまに素直でええ子や」



真姫「もういいのよ、凛」



ことり「謝ることなんてないよ、凛ちゃん」



絵里「そうよ、凛」



凛「えっ…?」



穂乃果「だって昨日の事なんて忘れちゃうくらい、すっごくいい歌詞なんだから!」



にこ「そうよねー、穂乃果なんて1日どころか三歩進むだけで全部忘れちゃうんだから」



穂乃果「そうそう…って、にこちゃん酷い!!」



真姫「何よ、にこちゃんだって五十歩百歩じゃない」



にこ「ぬぁんですってー!」



ことり「まあまあ、二人とも落ち着いて…」



絵里「さて、おしゃべりはこのくらいにして、そろそろ仕事に取り掛かりましょう」



海未「そうですね」



真姫「じゃあ私は作曲の方に入らせてもらうわ」



ことり「私は二人の衣装を作らないと」



海未「はい。よろしくお願いします」



穂乃果「あっ、じゃあ私も何か手伝…」



海未「待ちなさい穂乃果」



穂乃果「えっ?何?」



海未「あなた…太りましたね?」



穂乃果「ぎくっ」



海未「もう、どうしてあなたは私の言う事が聞けないのですか!少しは凛を見習いなさい!」



穂乃果「わー!海未ちゃんが怒ったー!!」ダッ



海未「コラー!穂乃果ー!待ちなさーい!!!」ダッ




ドドドドドドド…




ことり「行っちゃった…」



凛「穂乃果ちゃんは相変わらずだにゃあ」



絵里「世話の焼ける生徒会長ね…」



花陽「ねえ凛ちゃん」



凛「なあに?」



花陽「最高の歌にしようね!」



凛「うん!!」




―ライブ当日―




花陽「お客さん…いつもよりいっぱい来てる気がする…」



凛「どうしよう…体が震えてきたにゃ…」



真姫「まったく、なにやってるのよ」



凛「真姫ちゃん…」



真姫「あなたの歌詞は完璧よ。もうなにも言うことはないわ」



海未「そうですよ凛!あの歌詞の完成度は私が保証します!」



絵里「練習では完璧だったじゃない。自信を持ちなさい」



ことり「二人とも、その衣装すっごく似合ってるよ!」



にこ「…正直悔しいけど、あんたの才能、認めてあげる」



希「ウチの夢、叶えてくれてありがとね」



穂乃果「凛ちゃん、花陽ちゃん、ファイトだよっ!」



凛「みんな…」



凛「ありがとう!」



凛「行くにゃ!かよちん!」



花陽「うん!」








花陽「怯えてた僕に君はそっと手を差し伸べてくれたね~♪」



凛「希望という名の温かい手を~♪」



りんぱな「「君との思い出は奇跡の連続~~♪」」



~~♪~♪~~♪~♪~~~♪








絵里「いい歌ね…」



真姫「ええ、本当に」



にこ「…」



希「にこっち、泣いてるん?」



にこ「!!べっ別に泣いてなんかないわよ!!」



希「ふふっ」



にこ「…」グスッ



穂乃果「凛ちゃんと花陽ちゃん、今までで一番輝いてるね」



ことり「うん、そうだね。二人ともすごいキラキラしてる」



海未「…」



ことり「そう言えば海未ちゃん」



海未「はい?」



ことり「あの歌詞ってやっぱり、二人のデュエット用に作ってたの?」



海未「なっ!なぜそれを!?」



穂乃果「えっ!海未ちゃんこっそり作詞してたの!?」



海未「あっ、いや…あれは…ただの駄文というか文字の羅列というか…その…」



ことり「ふふ、そういうことにしておいてあげる♪」



海未「…はあ、ことりには敵いませんね…」



海未「(私の歌詞がお蔵入りになってしまうのは少々残念ですが、これはこれでよかったのかも知れません)」



海未「(成長しましたね、凛)」



絵里「さあ、そろそろ私たちも出番よ!みんな、準備はいい!?」



「「「「「「はい!!」」」」」」








りんぱな「「それはかけがいのない宝物なんだ~♪」」





パチパチパチパチパチパチ ワーワー アリガトー イイウタダッタヨー マタキカセテネー





花陽「大成功だよ!凛ちゃん!」



凛「やったにゃー!!」




~おわり~


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