2019-07-24 08:53:25 更新

概要

加古と阿武隈が着任して2週間が経ったある日に


前書き

皆様こんにちは、初めましての方ははじめまして。またいつも通り拙い文章、誤字ばかりの作品ですが読んで頂けたら嬉しいです。








大川提督「ふう、今日の書類はこれで終わりか。」




加古と阿武隈が来てから2週間が経ち鎮守府運営にも慣れ始めた頃、古鷹と共に今日分の書類を昼に終わらせた夕禅は一息付いていた。




古鷹「お疲れさまです。提督もう慣れましたか?」




大川提督「ああ、まあやっていたことは向こうに居たときとは書類の量以外は変わらないからな。それより二人の様子はどうだ?」




古鷹「うーん、加古の方は実戦慣れしている分要領がいいですね、阿武隈ちゃんは慣れもですが自信の問題だと思います。」




大川提督「そうだな、それなら少しこの鎮守府海域外の偵察をしたいと思っていてな、その隊を任せてみるか、名取と初霜に付かせれば問題は起きないだろう。」




古鷹「そうですね、小さな事から少しずつ自信をつけさせてあげないとですね。ん?」プルルル




今後の方針を練っていたときに電話がなった。




古鷹「はいこちら…中村提督お久しぶりです。今替わりますね。」




電話は蓮次のようだった。




古鷹「席をはずした方が良いですか?」




大川提督「いや、大丈夫だそのまま替わろう。蓮次久しぶりだな。」




中村提督「久しぶりだ夕禅。調子はどうだ?」




大川提督「まあぼちぼちと言ったところだ。世間話をするために掛けたのではないだろ?」




中村提督「そうだ、…そこにいるのは古鷹さんだけか?」




大川提督「ああ、例の件なら特務大尉以上は情報公開出来たはずだが?」




中村提督「それなら問題ない、今パソコンにデータを送る。電話はかけ直す。」




そう言って電話が切れパソコンに送られてきたデータファイルを開いた。




古鷹「えっ…これって本当に私も見て大丈夫なんですか?」




大川提督「大丈夫だ。さっき私が言っていた通り特務大尉以上、つまり鎮守府なら提督と秘書官のみ知る事の出来る情報だからな。」




二人でデータファイルを閲覧していたら夕禅の携帯に着信がきた。そして…




大川提督「古鷹すまないが夜は空ける、私の留守を頼む。」




古鷹は頷き、夕禅とかけてきた中村提督との会話に聞き耳を立てながらパソコンに送られてきた任務書を確認した。




古鷹(第2補給鎮守府提督の身柄拘束、艦娘達の救出、好戦派への資源資金の横流し阻止…大きく動くみたいです。)











同日2140、第2補給鎮守府付近






大川提督「やはり遠いな、まあ本土から遠いから横流しなどやっているんだろうが…」




そう言って集合場所近くまでやって来た夕禅に




「夕さん、お久しぶりです。」




と言われて夕禅は声がした方を確認した。自分と同じ軍服に大佐の階級章、スパイキーヘアをした七色の蝙蝠の羽と雷のマークの部隊章を付けた男がいた。




大川提督「久しぶりだな飛鳥。今来たのか?」




夕禅に声をかけた男、飛鳥こと滝本飛鳥が親しそうに声をかけた。




滝本提督「はい、俺も今さっき来たとこで夕さんが見えたんで声をかけさせてもらいました。」




大川提督「お前は相変わらずだな、集合場所はこの近くか?」




滝本提督「そのはずです。あっ!いましたいました。」




「夕さん!飛鳥!こっちこっち!」



「大川中将、滝本飛鳥、お久しぶりです。」




そう呼ばれて見たら小将の階級章を着けた男が2人いた、かたや軍服を腕捲りし着崩しているウルフカットで炎を纏った三つ目の犬の部隊章の手を振っている男敷嶋龍生ときっちり軍服を着て顔の右頬に傷跡がある月と銃を象徴とした部隊章の男佐倉修介。補給鎮守府のすぐ隣に隣接する森の中、ここが集合場所だった。




敷嶋提督「みんな以外に早かったな、あとは蓮さんだけか。」




大川提督「まあ、アイツはどこかに潜んでいるだろ、というか修お前の後ろは…」




佐倉提督「はっ、大堂元帥の要請で連れてきました。」




総勢200人の憲兵隊("`´)ゞ




滝本提督「かなり多いですね、デカイ物取りになるのかぁ」




佐倉提督「状況が状況だからな、不足の事態が起きたときに対応出来ん。」




敷嶋提督「てかこんなに人員使えるのに何で俺ら呼んだんすか?俺ここまで来るの大変だったんすよ。主に鎮守府出るとき。」




大川提督「それはお前だけだろ、お前なにをやらかした?」




敷嶋提督「いやぁ、確かに時雨には任務書見せてましたよ。でも射撃訓練中の若葉がたまたまスナイパーライフルのスコープで見えてたらしく朧と不知火と綾波と夕立にこのこと話しちゃってて、我私も行く私も行くで大変だったんすよ。」




佐倉提督「お前は本当になにをやってるんだ。全員に知られてるだろうが。」




滝本提督「マジで何やってんすか…まあ、俺も出発前に感づいた満潮に駄々捏ねられちゃって扶桑と説得してましたから言えませんが…」




大川提督「全くお前ら2人は、情報漏洩と言われても文句はいえんぞ。」




「全く持ってその通りだ。」




夕禅が呆れて言い終わったタイミングでいきなり4人の声とは別の声がした。誰もいなかったところにいつの間にいたのは中将の階級章と船とそれに伸びる人影が描かれた部隊章を付けた男中将兼諜報部部長の中村蓮次だった。

蓮次を確認したとき龍生と飛鳥の2人は顔に冷や汗をびっしょりとかいていた。




中村提督「時間前に全員集まったか、よろしい。それと龍生と飛鳥、今回は聞かなかったことにしておくぞ。」




敷嶋滝本「「ありがとうございます!!」」

ゼンリョクアタマサゲ((あっぶねーー!))




大川提督「それはどうでも良いとして蓮次、首尾は?」




中村提督「時間通り2220にてまず憲兵に変装した俺達を含め50人が踏み込みその後ここの提督である籔田大佐を確保、2230になったら残りの憲兵隊本隊が突入する。それぞれの役割は先に連絡した通りに。細かな説明は3人共頼む。」




そう言って蓮次はその3人を紹介した。1人は蓮次の秘書官であるオッドアイの娘の村雨、残りの2人は春雨と春雨そっくりな女の子だった。




滝本提督「あれっ?春雨ちゃんと…もしかしてクーちゃん?」




春雨「はい。こっちはクーちゃんですよ。」




クー「ハイ。ミナサンオヒサシブリデス。」




もう1人の春雨は春雨そっくりに変装したクーこと駆逐棲姫だった。両足は義足をしており義足部分が見えないように厚手のタイツを履いているのが見てわかった。




敷嶋提督「蓮さんまさかクーちゃんにも潜入させたんすか?」




中村提督「俺も却下したんだ。だがどうしてもと引かなくて譲歩として春雨のアリバイ工作をしてもらった。」




大川提督「成る程な、調理スタッフに春雨を紛れこませて、タイミングを見てクーと入れ替わり春雨が内偵するというわけか。」




春雨「はい。その通りです。春雨の調査内容は皆さんの向かう具体的な場所の特定です。では村雨姉さんお願いします。」




村雨「はいはーい、此方が明確にした指示書と皆さんの憲兵服です。詳しくは此方をご覧下さい。」




全員が渡された指示書を読み終わり4人が真上に投げた。夕禅はその指示書を全てシュレッダーのように細断しそのまま塵のように風に吹かれていった。いつの間にか全員それぞれの部長章を付けた憲兵服姿になっていた。




大川提督「では行くか。」




滝本提督「大丈夫っすよ、任しといて下さい。」




敷嶋提督「さあて、殴り込みだぁ!!」




佐倉提督「問題ない、至急速やかにターゲットを制圧する。」




中村提督「現時点2220、状況開始!」




先の通り提督達含めた50人が鎮守府内に突入した。それを確認し




村雨「はいはーい、じゃあ春雨ちゃん、クーちゃん私たちもいくわよー皆さんもスタンバイよろしくお願いしまーす。」




春雨クー「「はい。村雨姉さん。」」

憲兵隊『アイアイ、マム!!』("`´)ゞ




3人は撮影機器を持ってその場を後にした。













2225 鎮守府地下牢内








「………………」




「おい…大丈夫かよ?野分」




私は呼ばれたがすぐに反応が出来なかった。奴の配下の憲兵達に袋叩きにされここに放り込まれたからだ。袋叩きにされた時に手と足の骨が1本ずつ折れたようだ。




野分「大丈夫ですよ…嵐は心配性ですね…」




「嵐じゃなくてもお前のその状態は誰でも心配するぞ。」




「あの憲兵共ふざけやがって!よってたかって野分をフクロにしやがって、ぜってー許さねえ!」




野分「……江風、落ち着きなさい。」




私は重そうに自分の体を無理矢理起こした。呼吸をするだけでも痛い、どうやら肋骨も折れているようだった。




江風「あんのメタボ狸ぃ…!!」




嵐「落ち着けって、なあ天霧どうする?」




天霧「どうするって言われてもあたしらもボロボロだぜ?野分よりかはましだけど江風は腕折られてるし、あたしだって足やっちまってる嵐だってやっと血止まったんだろ?」




嵐「まあ、クラクラすっけどな。…なあ野分なんであんなことしたんだよ?あたしら庇ったってお前には…」




野分「…私は…皆の長です。…守る為なら汚名でも濡衣でも喜んで受けるだけですよ。」




嵐「野分…お前あの時の事……」




野分「…後悔するくらいならやってから反省したほうがいいですから。」




私はそう言って何も言いたくなくなった。そして数刻ほど経ったときにあることに気づいた。




野分「…?何かしら?…騒がしいですね……」




天霧「ほんとだな、何だ?」




外が騒がしい、地下牢のここまで騒がしくなるのは異常だと私は考えた、そしてその答えがすぐに出されることになる。




汚職憲兵「な、何だおまっ!、がはっ!」ガン!




奴の配下の憲兵が殴られて扉に激突したようだった。頭の形に扉が凹んでおりその直後扉が真っ二つになった。




憲兵?「どうやらここのようだな。」




憲兵らしき刀を帯刀した男が1人入って来たようだ、その憲兵は中を一瞥したと思ったら続いてきた憲兵達に指示を飛ばしていた。




憲兵?「すぐに担架を用意しろ!数は10!!急げ!!」




その命令を聞きすぐに憲兵達は出ていった。




嵐「な、なんだよお前いきなりなんなんだ!?」




憲兵?「すまないが鉄格子から離れてくれ、危ないぞ」




その言葉に嵐達は狼狽えていたが、




野分「…皆、鉄格子から離れて下さい…」




私の言葉に嵐達は応じてくれたようですぐに下がってくれた。それを確認した瞬間その憲兵は刀を抜き一閃、刀を納めた瞬間目の前の鉄格子がバラバラになった。

私はその憲兵の姿と、桜吹雪と刀が描がかれた部隊章が目に焼き付いた。








同時刻鎮守府内第四倉庫物資保管所








憲兵?「何やってんのお前?女の子に手えあげるなんて」




私達は混乱していた。休みなく遠征をさせられ物資を倉庫に搬入したところで仲間の舞風が兵士につっかかった。我慢の限界もあっただろうが野分の事もあったと思う。その兵士は否応なしに舞風を殴りまた殴ろうと拳を振り上げた時に1人の憲兵がその兵士の振り上げた腕を掴んでいた。




汚職兵士「な、何だお前っ!?どこから!?」




憲兵?「質問を質問で返さないでくれる?」バチィ!




舞風の殴った兵士はいきなり倒れて白目を剥いてピクピクしていた。憲兵らしき人が何かをやったみたいだが何をしたかがわからなかった。その憲兵が私達に優しく声をかけてきた。




憲兵?「君たちもう大丈夫だよ。金髪の娘は大丈夫かい?」




その憲兵は殴られた舞風を優しく介抱をしてくれていた。




憲兵?「可哀想にこんなに腫れちゃって、もう大丈夫だよ。」ナデナデ




緊張の糸が切れたのか舞風はその言葉聞いた時にその憲兵にしがみついて大泣きしていた。




「あの、憲兵さんは一体…?」




憲兵?「ん?俺?見ての通り憲兵だよ。大本営のね。」ナデナデ




舞風「ひっぐ、大本営の憲兵さんがなんで…?」グスッ




憲兵?「君たちの司令官は好戦派に資源資金の横流しをしていることが判明してね、その司令官と関わった兵士の逮捕と君たちの保護の為に来たんだ。」




その言葉に私や舞風、一緒にいた吹雪や白雪も安心したようだったがひょんな疑問が吹雪に浮かんだ。




吹雪「あの、まだ外に他の兵士がいたはずです!逃げないと…」




憲兵?「大丈夫だよー外のやつらみーんな動けないから。」




戸惑いながら白雪が確認してみると倉庫の外にいた兵士は全員白目を剥いて倒れていた。




白雪「本当みたいです、なら憲兵さんは?」




憲兵?「ここの資源の確保だよ。この倉庫のは好戦派の横流しの証拠品だからね。」




そう言っていると他の憲兵が来た。この憲兵さんに敬礼してるのでこの人達も大本営の憲兵だろう。私は私たちを助けてくれた憲兵さんの部隊章が気になった、七色の蝙蝠の羽に雷の部隊章をどこかで見た気がしたからだ。










同時刻鎮守府内宿舎








憲兵?「オラァ!もう終わりかっ!!」ソクトウ




汚職兵士AQ「ぐえぇ!!」ズサァ




憲兵?「おいおい、こんなもんか?骨のあるやつはいねえのか?」




汚職兵士AR「こ、このぉ!」ブン




憲兵?「遅ぇ」カワシカラノカミツカミヒザゲリ




汚職兵士AR「あぎっ!」




憲兵?「邪魔」ウラケン




汚職兵士AR「ぎゃぁ!」








「すげぇ…」




「カッコいい…」




あたい達は呆気に取られていた。

血相変えた司令の部下があたい達を拘束しようとした時にあの憲兵が来た。連中はナイフや拳銃も持ってた筈なのに素手の憲兵1人に一方的にボコボコにされていた。連中は50人近く居たのにもう5人も残っていなかった。




汚職兵士AS「くそっ、こうなったら…!」




「きゃあ!!」




「磯波姉さん!!」




汚職兵士AS「おい、てめえ動くなっ!!こいつがどうなってもいいのか!!」つナイフ




磯波「ひっ…」




憲兵?「やってみろ、やったらてめえどうなるか分かってんだろうなぁ?」ギロッ




汚職兵士AS「!!」ビクッ




憲兵?「だから遅えんだよっ!!」




あの憲兵は兵士をビビらせたとこを狙ってたようで、一気に距離を詰めて怯んだ兵士の顔面に頭突きをかまし頭をアイアンクローの要領で掴んで勢い良く壁に叩きつけてめり込ませた。ピクピク動いてるとこから見ると死んではいないようだった。




憲兵?「残りはてめえら3人か、まだやるか?」




完全にこの憲兵の威圧感にのまれた様で戦意を失い欠けているようだったが悪あがきと言わんばかりに全員拳銃を取り出した。




汚職兵士AT「後ろの連中も構わん!撃てっ!!」バンバンバン




憲兵?「シッ!!」ブン




兵士達が銃を撃つのと同時に憲兵は腕を振った。そうしたらいきなり炎が舞って放たれた銃弾が全て溶けた。




汚職兵士達「!?!?!?」




何が起こったかわからないと言わんばかりの表情を浮かべていたが兵士達は直ぐに現実に戻された。憲兵が1人に飛び膝蹴りをかましKO、着地と同時に体制を変え隣にいた奴の顔面を捉えた鞭のように飛んできたハイキックで蹴り飛ばし2人目KO、最後の1人に対しては顔面スレスレで拳を止めたと思ったらいきなり吹っ飛んだ。

吹っ飛ばされた奴は鼻の骨が折れたみたいで歯も欠けていた。どんな原理の攻撃かはわかんないがとにかくすげぇ。




憲兵?「ごめんなぁ、怖い思いさせちゃって」




「姉さん大丈夫!?」




磯波「うん、大丈夫だよ浦波。助けて頂いてありがとうございます。」




浦波「姉さんを助けて頂いてありがとうございます!!」




憲兵?「気にすんな気にすんな、無事で何よりそれよりこれから他の憲兵達が来るからいい子だから大人しく避難指示には従ってくれよ。」




そう言って入ってきた憲兵隊と入れ替わる形で出ていってしまった。




「ねえねえ朝霜ちゃんあの人カッコ良かったね。」




朝霜「そうだな清、また会えっかな?会えたら格闘技教わりてえな。」




清霜「うん!でもあんな部隊章見たこと無いね、三つ目がある犬って」















同時刻鎮守府 執務室





籔田大佐「な、何が起こっている!?」




側近「大変です!大佐憲兵隊です!!」




籔田大佐「何だと!?こんな時に…!」




「え?なにが…?」




何が起きているのかわからなかった。散々遠征に行かせられ満足に休むことも出来ない為頭が回らない。そんな状態で今回の遠征の報告に執務室に来たら何が起きていた。




側近「こいつらを人質にして逃げましょう!さあ来るんだ!!」




「嫌です!離して下さい!!」




「夕雲姉さんを離して下さい!!」




パァン!




側近「ぎゃぁぁ!!」




状況がわからない。だが私たちを人質にして逃げると言って連れていかれそうになった時に銃声が響いた。側近の人が撃たれたようで右腕を押さえて踞っていた。




憲兵?「全員動くな!!憲兵隊だ!!動いた者から撃つ!!」




執務室の入口に憲兵の人がいた、1人のようだが拳銃から硝煙が出ており恐らくこの人が撃ったんだろうと思った。




側近「な、何だきさ「パァン!」ぎゃぁぁぁ!!」




憲兵?「動いたら撃つと言ったはずだが?」




その憲兵は動いた側近に対して容赦なく発砲した、今度は右腕を押さえていた左手の甲に命中した。




憲兵?「さて、籔田大佐貴様は好戦派への資源資金の横流しをしていることが我らの調査で判明している。逃げられんぞ観念しろ!!」




籔田大佐「よ、横流し?何のことを?」




この期に及んでしらばっくれようとする大佐にその憲兵は続けた。




憲兵?「否定したければ否定するといい、だが貴様がやったことは変わらん。こちらには貴様と好戦派連中の取引時の会話の録音記録と取引相手の情報、そして本日2230にて行われる取引資源がある。」




籔田大佐「なっ、バカなあの資源が押さえられたのか!?」




憲兵?「ふむ、教えてくれてありがとう。これでまた1つ追加だ」




どうやらあの憲兵はカマをかけた様で自分からしゃべった形になっていた。




憲兵?「物的証拠に状況証拠、両方成立してしまったな。もう言い逃れは出来んぞ。痛い目に遭いたくなければ大人しくしろ。」




籔田大佐「ええぃ、かくなる上は!!」





「嫌ぁっ!」




夕雲「海風さん!!」




籔田大佐「貴様!このひとじ「パァン!」ぎやゃぁぁぁ!!!!?」




憲兵?「動くと撃つと忠告したはずだ。揃いも揃って言葉も理解できんのか。」パァン!




キィン!




その憲兵は大佐の左脛を狙って撃っていたようで見事に直撃して痛みのあまり絶叫していた。第2射目では海風さんに突き付けようとしていた拳銃を弾き落とした。そしてもう1人憲兵長らしき人が入って来た。




憲兵長?「籔田大佐、貴公は軍事機密の漏洩、職権濫用、好戦派への支援等の罪状が確認されている。貴公を始め貴公に付き従っていた部下も同罪である。よって貴公らは大本営に身柄を拘束され、裁判となるだろう、観念するんだな。」




その言葉を聞いた大佐と側近は痛みもあったろうが大人しくなり項垂れていた。

そして、私たちを助けてくれた憲兵がこちらに来て脱帽し頭を下げてきた。




憲兵?「君達を危険な目にあわせてしまい申し訳ない。」




突然のことで私達は混乱してしまい一番混乱していたのは海風さんだった。




海風「そ、そんな…助けて頂いたのに…あっあのすいません!地下に私達の仲間が…」アセアセ




憲兵?「地下牢に閉じ込められていた者か?無線での連絡で救助したと一報があったな。」




「あの…それって本当ですか?」




仲間の銀髪の娘、狭霧さんも話に加わった。




憲兵?「本当だ、地下に艦娘の娘が4人、兵士が6人居たらしいが全て救助は終わっている。仲間の娘達は怪我こそはしているが意識ははっきりしており、命に別状はなく今は応急的にだが治療を受けているそうだ。」




海風「よかった……江風…本当によかった…」ポロポロ




狭霧「よかったですね海風さん…天霧ぃ…」ポロポロ




海風さんと狭霧さんは姉妹の安否が分かり、安心したようだ。すると私の隣にいた巻雲さんが口を開いた。




巻雲「あの、これから巻雲達はどうなるんですか?」




憲兵?「君達も大本営に身柄を送られることになる。だが怪我人もいるため一度皆大本営内の医療施設に検査入院して貰うことになるだろう。その後は元帥が君達の処遇を決めることになる。」




そう説明を受けていた時にぞろぞろと憲兵の人達が入ってきて大佐達を連行していった。その憲兵も私達に敬礼したあとに




憲兵?「では自分はこれにて失礼致します。君達は他の憲兵達の指示に従ってくれ。」




と言って入って来た憲兵達と入れ替わりで出て行ってしまった。私達は保護してくれた憲兵達に連れられていままでの鎮守府を跡にした。

あの方とまたお会いしたいな、あんな素敵な方が提督だったら良かったのにと私は思ってしまった。あの特徴があった部隊章も私には月と兎に見えた。












2230補給鎮守府沖合








好戦派兵士A「やけに明るいな?」




好戦派兵士B「どうやら憲兵隊に踏み込まれたみたいですね。いかがしましょう?」




「仕方ない、このまま引き返すぞここはもう使えん。」




兵士達「「はっ!」」












その頃鎮守府の宿舎屋上でその沖合の人物達を確認していた者達がいた。




村雨「春雨ちゃん、しっかり取れた?」




春雨「はい。村雨姉さんバッチリです♪好戦派連中の中に長門さんがいました。」




クー「村雨姉サンノ言ッタ通リデスネ、コッチモ来マシタヨ。」




そう言ってクーが見せたのは深海棲艦の一団がこの鎮守府の近くに潜んでいる写真だった。補給艦も混じっていることから恐らく深海棲艦にも横流しをしていたようだ。




村雨「あらあら、予想通りの収穫ね♪じゃ私達も撤収しましょ。」




春雨クー「「はーい♪」」




その3人は手早く撮影機器を片付けると皆闇に紛れて消えていった。









そして籔田大佐達が連行されるなか夕禅達も撤収を始めていた。




中村提督「皆、手伝わせてすまなかったな、だが目的を達成出来たのは皆のお陰だありがとう。」




敷嶋提督「気にしないで下さいよ蓮さん!俺なんて暴れただけっすから。」




滝本提督「あはは…でもここにいた娘達はどうなるんですか?」




佐倉提督「一度大本営に送られて事情聴取と検査入院だ、夕禅殿が助けた娘達は怪我をしていたからそうなると対象は全員になる。」




大川提督「あとは元帥が上手くやるだろう私達が口を挟むことではないさ。」




中村提督「そうだな、では俺達も帰るか。」




敷嶋提督「そうしましょうか、時雨達も待ってるだろうし俺は失礼しますね。」




滝本提督「満潮は寝ずに待って扶桑が寝かしつけを頑張ってるだろうし、俺も失礼します。夕さんと蓮さんは別として、修さん!春風ちゃんを大切にしてくださいねー!」




佐倉提督「!!?何故そこで春風が出てくる!?」




大川提督「お前のことだ、恐らくこの件のことを話してはないだろう、彼女の性格を考えるとおそらく今も寝ずに待ってると思うぞ。」




佐倉提督「むぅ……」




修介は痛いところをつかれ黙りになってしまったが夕禅がこう付け加えた。




大川提督「話せるときにちゃんと言葉にして話しておけよ。では私も失礼する。」




こうして提督達も自身の居場所へと帰っていった。







0120第7鎮守府




大川提督「うん?灯りが点いているな…」




第7鎮守府に戻った夕禅だったが執務室に灯りが点いていた。そして夕禅はそのまま執務室に向かい扉を開けた、















古鷹「お帰りなさい。ユウ」ニコッ




古鷹が迎えてくれていた。どうやら寝ずに待ってくれていたみたいだった。




大川提督「ああ、ただいま。待っていてくれてありがとう古鷹。」ニコッ


後書き

読んで頂いてありがとうございます。
今回出てきた娘達はまた出番が有りますので今回だけの登場ではない予定です。
また次がいつかはわかりませんがちょっと真面目回を2、3回やったらそれからは何度かコメディよりの話を作りたいと思ってます。


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