2018-12-05 02:18:21 更新

概要

前回の続きです。
前回を読み飛ばしても、特に問題はない…はずです。きっとそうです。そうなんです。

提督が艦娘について語るだけです。今回は戦艦です。
※設定上、秋雲はかなり最初のほうからいたことになっています。ゲーム史的にありえないとか、そういう罵倒はやめてください、悦んじゃいます。


前書き

神通「前回の青葉さんによる聞き込みは無事終了、提督の予定した宴会も開かれました。隼鷹さんらによって計画的に……もとい、「偶然」酔いつぶれてしまった提督は自室で寝かされ、二次会としていよいよ青葉さんの結果を聞くことになりました。それでは始めましょう。皆さん、着席してください」


提督『で、お前堂々とカメラ出しやがったな』


青葉『はい!音だけなのも何なんで、証拠映像も兼ねてです!』エヘヘ


提督『んじゃ始めるか。誰からだ?』


青葉『そうですね…司令官に近しい人から、って言っちゃうとわだかまりが生まれますし、ここは平等に艦種別でいきましょう』


ワイワイガヤガヤ


陸奥「ついに始まったわね」


長門「皆、静粛に!」


提督『んじゃま戦艦からか?』


青葉『順番はお任せします。戦艦だと、長門型から?』


提督『そうするか。まず長門!』


長門「う、うむ」ビクッ


提督『頼れる部下、って感じだな』


青葉『司令官の代わりに指揮を執ることもありますもんね』


提督『ああ。あいつ、実戦能力だけでなく、指揮能力にも才があったからな。あいつになら全体を任せても大丈夫だろう』


青葉『実質的ナンバー2、と?』


提督『んまあそうなるか?提督代理って意味じゃそうかな』


長門「そんな、そうか、そうか…」フフッ


青葉『で、趣旨はそこじゃないのは分かってますよね?』


提督『分かったよ。ここまできて逃げはしない。異性としてどうか、だろ?でもあれだぞ?これでセクハラ扱いはやめろよ?』


青葉『大丈夫です!もう手遅れですから!』


提督『あいあい。んじゃいこうか』


シーン


提督『まず容姿からいこうか?カッコイイ系美人だよな。凛とした目つき、鍛えられながらも女性らしさを保った体、実績に裏付けられた堂々とした立ち振る舞い。人によっちゃ、抱きたいより抱かれたいタイプだよな』


青葉『司令官は違うと?』


提督『ああ。オレあいつがちゃんと年頃らしいところあるの知ってるし』


青葉『ほ?それは知らない情報ですね。詳しく聞いても?』


提督『えー言いたくねえ…こればっかりは主観じゃなくて個人情報だから本人に聞いて』


青葉『ちぇー。分かりましたよ。で、どうぞ続けてください』


提督『ああ、でな?オレはそんな長門の一面も知ってるから、そういう状況になったら、どっちかというと可愛がりそう』


青葉『急に下世話な話になりましたね』


提督『そういう方向がお望みなんだろ?』


青葉『ええ、まあ』


提督『ん。主観で分かる限りだと、丁寧でマメだな、と。艤装の点検然り、提督代理業務然り、ファッション然り。けど神経質ってわけでもなく、かかわりやすいから何かと頼っちゃう』


青葉『現在の地位がそれを裏付けてますもんね』


提督『で、真面目さと相まってオレのセクハラ嫌ってる節があるから、やってない』


青葉『確かに見たことありませんね』


提督『一回やったらさ、なんか言葉にならない言葉発して全力で逃げられたから、嫌なのかなって。もうしてないよ』


青葉『あの長門さんが撤退とは…見てみたかったです』


提督『それはそれで見もの…いや、よそう。でもその後の対応の変化もなかったから、好感度的には変わってないと思う…思いたい』


青葉『自信持ってください、大丈夫ですよ』


提督『なんで青葉から慰められてるんだろうな。』


青葉『それで?総括するとどうですか?』


提督『だからその、直接的な言い方だがすまん、女性としては扱ってるけど、そういう感情はない。どっちかと言うと優秀な部下としてみている。全権を預けられるくらいには信用してるよ』


長門「……」


陸奥「そう落ち込まないで」ポンポン


長門「あれなんだ、あの時その、スカートを急にめくられてな、動転して逃げたんだ…」


陸奥「行為に関しては全面的に提督が悪いのは周知よ」


長門「提督にそこまでの信頼を置かれているのは正直ものすごく嬉しい…だが…」


陸奥「次は私ね」


青葉『ではでは、お次は陸奥さんですね』


提督『痴女』


青葉『は?』


提督『痴女。以上』


陸奥「」


青葉『いや、ちょっとそれは…』


提督『この際だからはっきりしとくぞ?セクハラしてるオレが言っても意味無いの分かってるけどさ。見えちゃうのも見せるのもいいよ、ばっちこいだよ?けどさ、派手すぎるのってさすがにどうかと思うんだ、オレ』


青葉『普段どんなの着てるんですか…』


提督『自分で調べてくれ。これに関して、オレからも青葉に聞いてもいい?』


青葉『はい、なんでしょう?』


提督『この鎮守府はさ、休日の外出って申請さえすれば認めてるじゃん?』


青葉『ですね。青葉もよくカメラ買いに行きますもん』


提督『その、外出先でさ、風紀的によからぬ世界に足突っ込んでる娘っていないか?大丈夫なのか?』


青葉『ホントに陸奥さん何着てるんですか!?』


提督『大丈夫なんだよな?オレは部下たちを信用していいんだよな?いやだよ?女性部下の外部での性的トラブルの後処理とか』


青葉『(陸奥さんってかなりの司令官ラブ勢でしたよね?)き、きっと大丈夫ですよ!』


提督『陸奥の普段からの思わせぶりな言動といい、正直心配でならない…』ハァ


蒼龍(本気で心配してる…)


金剛(というかこれ、艦娘全体に懸念してませんカネ?)


長門「陸奥……お前……」


陸奥「ち、違うわ!大丈夫!私はまだ清らかよ!?捧げるのは提督のつもりだから!」アセアセ


加賀(ついでに堂々と宣戦布告をしましたね)


龍田(今更だけど、ついに争いが表面化しそうねぇ)


神通「提督にご迷惑をおかけするなら、その場で切り捨てるので。そのつもりで」ギロッ


提督『まあだからあれだ、艦娘全体含めてだけど、お前らは年頃なのに最前線で命張ってくれてるのはとても誇らしいし、同時に申し訳ない。だからこそ格式ばった口調や行動は免除し、恋愛の自由も服装の自由も認めてるけど、あれな?世の中には女性をただの欲望のはけ口としてしか見ていない輩も少なからずいるから、そういうのとだけは関わらないようにな』ヤサシイマナザシ


陸奥「待って!?ホントにあらぬ誤解されてる!?ちょっと誤解を解いてくるわ!!」


神通「今提督はお休みになられています。後にしてください」カチャ


陸奥「そ、そんな…」ヘナヘナ


青葉『(これきっと上映時に大荒れですよ。青葉的には楽しみで仕方ありません!)』


青葉「案の定、荒れましたね」


陸奥「ちょっと青葉!?どうしてくれるのよ!?」


青葉「青葉はただ取材しただけです!皆さんに平等なようにノーカットなだけです!誘導尋問してませんよ!?」


長門「まあ、あれだ、落ち込むな」ポンポン


陸奥「無理よ…どうしよう、ここからどうすれば…」シクシク


青葉『なんか思わぬ情報が入ったところで次に行きましょう。どの型にします?』


提督『金剛型にする?』


青葉『ではいきましょう』


金剛「デース!」ガタッ


比叡「お姉さま、座ってください!」


榛名「榛名が一番、榛名が一番、榛名が一番、榛名が一番……」ブツブツブツ


霧島「///」


提督『まず長女金剛。分かりやすいよな』


青葉『ええ、分かりやすいです』


提督『なんつーか、あそこまでストレートなのもそうそういないよな。ありがたいとは思ってる』


青葉『…?何か含みがありますね』


提督『ああ、ある。悪質タックルだけはやめてくれ』ハァ


青葉『ああ、あれですか…』


提督『その場面だけ切り取れば、あいつオレに何か恨みでもあるんじゃないかって勢いで突撃してくるんだよ。まぁ、何度もお茶会には誘ってもらってるし、何かの機会があれば献身的に手伝ってくれたりしてるから、好意以外の他意はないと分かってるんだけどさ』


青葉『それを聞いて金剛さんも安心でしょうね』


金剛「デース!」


提督『まっすぐで優しい性格、鎮守府の主力として申し分ない実力、それ以外での器量の良さ。こういうと何か偉そうになっちゃうけど、女性としてはかなりの良物件だと思う。少なくともオレ目線では』


青葉『ではその好意を受け入れる用意があると?』


提督『…いや、残念だがそれは現状ない。理由としては、やはり心強い部下として見てしまっている面が大きいかな。プライベートでも、気の合う女友達感覚なんだ。すまんな』


金剛「でも悪印象じゃないネ!これからもガンガンいくデース!」


提督『続いて比叡。長い付き合いだよなぁ』


青葉『青葉はけっこう後から来ましたから知らないんですけど、なんでも司令官がセクハラをする前からいたとか』


提督『そう、ここじゃ最古参の部類に入るな。ここの運営が軌道に乗るまでの間、ずいぶんと世話になった』


比叡「懐かしいです」


提督『なんつーか、いい意味で女性らしさがなくて、当時のオレからすると接しやすい部類だったし、何より最初の戦艦だった。出撃の回数も最古参組でも上位に入るし、だからこそお互いをよく知り合えていると思っている』


青葉『なんだか羨ましい限りです』


提督『信頼って意味じゃ、やっぱり最高クラスだよ。過ごした期間が違う』


青葉『でもそれならなぜ司令官代理を長門さんに?』


提督『あいつの得手不得手も把握しているからな。比叡は大局を見て、ときに冷徹なまでに冷静に判断するよりも、目の前のことに全力投球する方が得意なんだ。だから、大規模作戦でもだいたい最前線で行ってもらってるだろ?』


青葉『なるほど。上司と部下として、この上なくいい関係ですね。で、異性としては?』


提督『ない。てか、あいつもそうだろ。この距離感が最適だと思ってるよ』


青葉『ですか』


提督『んじゃ次。榛名』


青葉『はい』


榛名「榛名が一番、榛名が一番、榛名が一番……」ブツブツブツ


提督『なんつーか、あいつも、金剛とは違った方向性でストレートだよな』ハハハ


青葉『腹黒さを隠さないあたり、素直なんだかそうでないのか…』


提督『外見は申し分ない美女の部類なんだが…』


青葉『やっぱり性格ですか?』


提督『んだ。榛名はもう少しこう、ね。ごめん、言い表せんわ。そのストレートさのベクトルをもう少し上方修正すべきだと思うの』


青葉『戦力的な意味では?』


提督『申し分ない…と言いたいところだが、それは個人としては、だな』


青葉『艦隊行動に問題ありと』


提督『そう。多分どうせ後で聞かれるだろうから詳しくは言わないけど、艦隊って集団行動だから、協調性に欠けるとどんな編成でも負けにつながるんよ。榛名はそこに問題ありかなぁ』


青葉『後で…ああ、察しました。その件は後にしましょう。では今後榛名さんをどうするつもりで?』


提督『練度は高いけどまだ演習には出てもらう。勉強してほしいことは山積みだ』


青葉『捨てるつもりはない、と』


提督『そらそーよ。艦娘を最大限有効活用するのが提督の仕事だし、見捨てないのがオレのポリシーだ』


榛名「選ばれなかったのは残念ですけど、まだ機会はある、ということですね!」


青葉『なんとまあ艦娘泣かせなことで。じゃあ次は霧島さん』


霧島「ん、コホン」


提督『やっぱりまだ足りないところがあるね。こっちは作戦立案』


青葉『まあ毎回霧島さんが上げるのはどれもど、独創的な作戦ばかりですよね』


提督『今言葉選んだろ?けどオレも艦隊の頭脳、ってポジションを目指してる割になんかお粗末だなって思ってた』


青葉『てた、とは』


提督『これは最近、つーかさっき比叡から聞いたんだが、前にオレのキス島作戦を見てから憧れてたらしい』


霧島「!?」


比叡「あれ?言っちゃダメだった?」


霧島「な、なんで知ってるんですかぁ…」


比叡「いや、見ればわかったよ…」


青葉『たしかにあれは奇抜というか、火力がものをいう昨今においては珍しく型破りな作戦でしたね』


提督『オレは戦略的勝利でよかったんだがな。神通のやつが大暴れしたおかげで完全勝利しちゃった』


青葉『そこまでは求めていなかった、と』


提督『勝利の規模より損害を減らしたいからな。それにあの作戦は、他鎮守府からの情報もあってこそだった。オレからすれば何の奇抜さもない作戦だったんだよ』


青葉『しかし大本営からは稀にみる大勝利だと賛美喝采だったじゃないですか』


提督『その喝采はオレの無茶ぶりを、予想のはるか上をいく結果で応えた神通たちにこそ与えられるべきだった』


青葉『神通さんその頃からすごかったんですか…。あ、脱線しましたね。霧島さんに戻りましょう』


提督『おう。まあだからその、今度霧島には作戦の立て方とか教えていこうと思うよ』


青葉『女性としては?』


提督『先の流れもあって、前はなんかポンコツちゃんとして見てたけど、今は修正したよ。真面目で一途なんだな、って』


青葉『けっこうポイント高くなったんですね』


提督『そうなるのか?これからももちろん女性としては扱っていくけど、生徒見るような目になりそう』


青葉『教師と生徒の禁断の愛…なんか本が書けそうです』


提督『書くな。そこまで言ってねーつの』


霧島「司令…先生…なんか、いいわね」ポッ


比叡「ね?言った方がよかったでしょ?」


青葉『そんなこんなで金剛型は以上ですか。長女次女への信頼は厚く、三女四女へはまだまだ伸びしろあり、と』


提督『そういうこった』


金剛「これからも頑張っていくデース!」


比叡「これからも!気合!入れて!いきます!」


榛名「もっともっと勉強して、金剛お姉さまを蹴落とします!」フンス


霧島「そういうところよ、榛名。私たちはまだ学ぶことが多いわ」


青葉『ではでは。お次はどうします?』


提督『じゃあさっきの流れで扶桑型』


青葉『はいです。青葉も「あの件」について知らないこと多いですから、聞きたいです!』


扶桑「あれね」


山城「っ」ビクッ


提督『決まりだな。まず扶桑。戦艦のイメージとは裏腹に、深窓の令嬢めいた儚さを持った美人さんだ』


扶桑「ありがとうございます」


青葉『ですよね。幽玄って言葉が合います』


提督『前にセクハラしたら、すごい笑みをされたから、今はやってない。あれは確実にキレてた』


青葉『いったい何したんですか…』


扶桑(提督に憧れはありますけど…会話の流れで胸に飛び込んでくるのは、いけないと思うのよ…)ハァ


提督『あの頃は加減を知らずにやらかした。反省はしてる。後悔は一切してない』


青葉『(後で聞いてみよう)それで、儚げな魅力を持った扶桑さんは司令官からすると?』


提督『個人的にはけっこう好き。華奢ながら精一杯鍛えられた体のラインとかストライクゾーンに入る。和装が似合うってのもだいぶいいよな。何気に季節ごとで衣装変えてるお洒落さんだし』


青葉『あれ?今のところ女性としては一番評価高いですね?』


提督『かな?』


青葉『では部下としては?』


提督『改二までが大変だった。どの航空戦艦でも共通してるんだけどさ、器用貧乏になっちゃう傾向が強いのよ』


青葉『そこらへん青葉よく分かんないです』


提督『戦艦としては長門型と金剛型がいるし、水上機扱える子は他にいるし。最初はどうしたもんかと思ってしまってた。ごめんね』


青葉『青葉見ながら謝んないでください』


提督『逆に、航空戦艦と出会えたことで提督としての未熟さを実感して勉強しなおすことが出来た。ありがとね』


青葉『北上さんの真似ですか』


提督『その儚げな見た目に反して、けっこう勝気な性格があるのもいい。嫉妬よりも向上心に変えてるところがとくに』


青葉『司令官さっきから褒めてしかいません』


提督『今はもう改二になって長いし、練度も相応に高いから活躍の場は多い。そのある種特異な性能も十二分に発揮されてるし、大変助かってる』


扶桑「いえ、そんな…」テレテレ


金剛「思わぬところに伏兵がいたデース…」


榛名「先に扶桑さんからやるべきでしょうか…」ボソッ


青葉『…では「あの件」も含めて語ってもらいましょう、山城さん!』


提督『え、それも語るの?』


青葉『もう結構たっちゃってますし、知らない艦娘も多いです。でもこの鎮守府にいる限りは知っておいてほしいことでもあります』


提督『わーったわーった。んじゃ先に謝るよ山城。責めるわけじゃないからな?例として出すだけだから。ごめんな』


山城「…ッ!はい…」


青葉『先に言っちゃうと、これは司令官が長く在籍している中、唯一艦娘に手を上げた事例です』


曙「え、提督が?」


天龍「…あったな、そういや」


Nelson「手を上げる行為に何か問題でもあるのか?普段でもしているだろう?」


金剛「…この場合の「手を上げる」は「ひっぱたく」、slap a face の事デス」


Ark Royal「なに…?」ピクッ


Warspite「Admiralが…?It's a joke, isn't it?」


比叡「いえ、本当の事ですよ」


神通「……」


提督『あれは沖ノ島沖、海域番号だと2-5を初めて攻略するときだった』


提督『山城もここじゃ結構な古参でな、戦艦としては比叡、伊勢に次ぐ三番目だったんだ』


提督『その頃にはもうはっちゃけてたんだが、なにぶん初めての海域だ、当時の練度的にも手を抜けるほど優しくはなかったし、前段の2-4での消費もあり、それほど余裕もなかった』


提督『オレも当時は空母と戦艦の火力が全てだ、と信じきり、軽巡駆逐は遠征担当が妥当だろうと考えていた』


青葉『今じゃ考えられませんね』


提督『ああ、確かにな。ただあの頃はオレも、艦娘も、設備も。全てが未熟だった。オレに至っちゃ今も未熟だが、当時は輪をかけてダメだった。あの頃の皆には迷惑をかけたと思っている。すまん』


提督『でだ。そんなバカが対2-5編成でやたら重武装にするのは明白だろ?オレは比叡、伊勢、山城、赤城、摩耶、天龍。当時の練度の高い順に編成をした』


提督『未開拓の海域はあれに荒れ、何度も羅針盤の不調で迷走したし、かつてない強敵に大破撤退を繰り返した』


提督『トライアンドエラーの繰り返しは徐々に艦隊に疲労を蓄積していき、艦娘たちのヒューマンエラーも目立ってきた』


提督『それを見てオレも疲れて、全体的に鎮守府には重い空気が漂った。感情の表に出やすい摩耶天龍はとくに当たり散らしてたな』


摩耶「おいこっちまで被弾したぞ」


天龍「流れでディスりやがった!」


提督『とうとう大本営からお叱りの通達が届くようにもなり、雰囲気は最悪と言えた』


提督『で。またも大破撤退の報告をするために一同が執務室に集まった。そして溜まりに溜まった黒い空気の中、ついに山城が言ったんだ』


提督『『私の不幸のせいで勝てないんだ』ってな』


山城「……」


提督『それを聞いてオレは…その、カッとしちゃったわけだ。無意識のうちに山城のところまで行ってひっぱたいたんだ。意識が戻ったのははり終わった直後で、でも「やっちまった」って後悔よりも怒りのが勝ってた』


提督『こみ上げてきた怒りに任せて、ダメな上司の典型で、頭ごなしに怒鳴っちゃったんだ……』


青葉『……なんと?』


提督『……』


青葉『……司令官?』


提督『てめぇいつから自分が艦隊の主軸だと思ってんだ!!!』


青葉『ッ!』ビクッ


艦娘一同「ッ!」ビクッ


提督『ごめん、脅かしたな。でも実際こんな感じだった。そうだろ?比叡』


比叡「はい、一言一句同じです…。二回目でも慣れません…」


天龍「心臓に悪ぃ…」


摩耶「…びびってねーぞ?昔も、今も」


伊勢「初めて提督を怖いと思った瞬間だったね」


赤城「びっくりしました…あの時も…」


山城「……」ギュッ


扶桑「山城…」


隼鷹「あん時の罵声ってこれだったのかぁ…」


千歳「奥で飲んでたらいきなり雷落ちてきたから何事かと思ったわ」


提督『あの時は、怒りに任せて思ったこと文字通りそのまま叩きつけちゃったのよ。特に深く考えずにな』


提督『山城も頬から血ぃ出たくらい強くやっちゃったんだ』


山城「…」サスリサスリ


提督『オレ自身も自分がこんな声で怒鳴ったのは初めてでな、内心お前らと同じように驚いて、そして遅れて、気付いたんだ』


青葉『気付いた…とは?』


提督『艦隊行動ってのは、一人でするもんじゃない、って』


提督『何を当たり前な、というか艦娘の前提みたいなもんだが、これの重要さに初めて気付いたんだ』


提督『艦娘一人一人の艤装スペックや練度も、確かに勝利をつかむために必要な条件だ。これは言うまでもなく、強いやつが勝つからだ』


提督『だが、どんな強者も数の差は覆せない。物理的にも、精神的にもだ』


提督『あの時、山城は自分の不幸が原因で劣勢が続いていると言った』


提督『だが、そんなことがありえていいのか?たった一人の不幸が艦隊全体を巻き込むなんて、およそありえない』


提督『確かに山城はあの時も大破をしていた。だが、練度でいえば艦隊の平均値と変わりなく、皆横並びだった』


提督『だから、足りなかったのは、結束力だったんだ』


提督『これを実証するかのように、その後に見た演習では皆バラバラだった。連携がまるでとれてなく、陣形を活かせていなかった』


提督『オレは愚かにも、それまで艦娘たちの演習を見ていなかった。だから気付けなかったんだ』


提督『結束力、これこそが鍵だった』


提督『その日からオレは意識を改めた。オレ自身も、艦隊の一員であると真に分かったからな』


提督『オレも積極的に演習を見学したし、作戦立案においても艦娘の意見を取り入れるようにした。艦娘との間に無意識で引いていた線を、消したんだ』


提督『そこからは早かったな。目に見えて艦隊の動きが研ぎ澄まされていった』


提督『練度も、装備もたいして向上しなかったが、実戦での被弾率、大破率は数字で証明できるレベルで減った』


提督『結束力の強さは士気にも関わり、潜在的な能力の発揮にも関わる。これらも加味した上で2-5に再挑戦して、ついに勝利を掴めたんだ』


青葉『……なるほど。納得しました、なにもかも』


提督『ことこの戦争は、現在においても尚、深海棲艦の勢力が上だと言える。総戦力すら未知数だ』


提督『だからこそオレたちは結束していくことが何よりも重要なんだ。そのことを、みんなにも分かっていてほしい』


山城「…一旦、止めてください」スッ


扶桑「山城…?」


山城「大丈夫です姉さま。…提督に頬をはられたこと、忘れもしません。私も、気付かされましたから。ただ、一点だけ、提督は間違ったことを言っていましたので、それを」


山城「」スーッ


山城「」ハーッ


山城「提督はあの時、私が流血するくらい、って言っていましたけど、あれ違うんです」


神通「違う、とは?」


山城「あの血、私のじゃないんです。提督のなんです」


金剛「どういうことデス?」


山城「提督って、今もそうですけど正装である白手袋、普段は暑いからって、しない人じゃないですか。あの時も同じでしてなかったんです。それで、私があの発言したときに、私のところまで来る間、すごく手を握ってたんです。手の甲が血管で盛り上がるくらいに」


山城「だから、提督は自分の爪で自分の手のひらを抉っちゃってたんです。それは、叩かれる瞬間にも目で確認しました。だから、あれ、提督の記憶違いです」


山城「だから私はあのこと、提督の思っている以上に恨んでませんし、むしろ感謝してます。そういうところが私は大s…」


艦娘一同「…」


山城「…い、以上です!」ストンッ


Ark Royal「ふ、ふふ。流石だ、My admiral」


蒼龍「もはや天性だね、こりゃ」アハハ


神通「……続けます」


神通(よかった、あなたが私の提督で…)


青葉(あれ、この後って…)


提督『っと、なんか辛気臭くなっちゃったな!こんなんでいい?青葉』


青葉『はい、不覚にもウルっときちゃいました。では、肝心の山城さんについてどうぞ』


提督『だな。まあ部下として非常に大事な存在なのはもういいだろ?だから容姿いくぜ!』


青葉『な、なんか乗り気じゃないですか…?』


提督『ったりめーだろ?あれほどいい尻の持ち主はなかなかいないぜ?形、弾力、まさに理想だ。太ももにかけてのラインは特に和風美人独特のエロスが漂ってるよな。短めの髪からチラッと見えるうなじや、姉譲りの儚さも相まって、まるで若き未亡人…。健気さも加わって、男が無条件で引き寄せられてしまう条件を見事にそろえている。服装に関しちゃ、絶対領域というあの魔空間が存在しない分、あえて隠すのがいいと思うんだ。長めの着物から全体の曲線を楽しむもよし、その内側に秘めた美を想像するもよし。浴衣なんかの薄い生地からうっすらと浮かび上がる肌色なんかたまらないよな!見てはいけないものを見てしまった、という少年のころの無垢で純粋な性に対する欲求と、大人のエロスを同時に湧きあがらせr』


青葉『もういい!もういいです!分かりました!聞いてて恥ずかしいですからもうやめて下さい!』


山城「」


扶桑「や、山城…?」


山城「…らぃ…」フルフル


山城「嫌い!嫌い!大っ嫌い!」


扶桑「山城…」オロオロ


Ark Royal「Oh my god …」


蒼龍「もはや天性だね、こりゃ」ハッ


神通「提督…」


青葉『扶桑型はこれにて終了!よかったですねお二方は!コンチキショー!次!次いきますよ!』


山城(でも、お尻、いいんだ……)


山城(あの手で、あの勢いで、私のお尻を叩かれたら……)ジュン


山城(あ、あれ?何なの…?この感覚…あれは、痛かったはずなのに…?)ドキドキ


提督『えー?ったく、和風美人のエロスは浮世絵から続く由緒正しきジャンルだから本一冊くらいかけるのに…じゃー航空戦艦繋がりで伊勢いこうか』


伊勢『お』


青葉『また和風…といっても、こっちは「侍」が強いですよね』


提督『まず伊勢。鎮守府で二番目に来てくれた、古参戦艦だ。扶桑たちの例に漏れず、航空戦艦について再勉強させてもらったよ』


青葉『明るく優しい先輩のイメージが強いです』


提督『昔からあんなんだったよ。黎明期に入ってきた艦娘たちはまぁまず伊勢になついてたかな』


青葉『ですです。青葉もお世話になりました』


提督『で。最近じゃ満を持しての改二実装だった』


青葉『あれありなんですか?』


提督『ありだろ、もう。破格の武装数も、熟練のあいつだからこそ許されたようなもんだし』


青葉『改装航空戦艦、とうとう新艦種になっちゃいましたもんね』


提督『そろそろ艦娘が飛ぶ時代が来てもオレは驚かない』


青葉『空母勢にありそうです』


提督『伊勢を語るうえで欠かせないのが、まずその勤勉さだ』


青葉『ほうほう』


提督『砲撃戦も、白兵戦も、もともとあいつ苦手な部類だったんだ』


青葉『そうなんですか!?』


提督『そう、オレ以上に航空戦艦について悩んでいてな。そのスペックを中途半端だって悔しがってた時期もあったのよ』


伊勢「…バレちゃってた?」エヘ


青葉『そんなの一切知らなかったです…』


提督『水面下の努力は改二実装直前まで続いてな。悔しさをバネについに花咲かせたのが今の伊勢だ』


青葉『そうだったんですか…』


提督『最近じゃ航空戦を意識して鳳翔さん率いる空母会で弓の練習をしているそうだ』


鳳翔「ふふ、頑張ってますよね?」


加賀「……五航戦の子よりは筋がいいです」


瑞鶴「なんですって…!?」


蒼龍「負けていらんないよね」


龍驤「最近は転属して軽空母になる子が多いわ。おちおち寝られへん」


提督『汗と涙と努力のサクセスストーリー、伊勢。もちろんだって信頼は最高クラスだ』


青葉『まあ誰が見ても文句なしですね』


提督『勤勉さと親しみやすさから、提督代理を任せようかとも考えてた』


青葉『あれ?ではなぜ後続の長門さんに?』


提督『何人かいた候補の中からあみだくじで選んだ』


ザワッ


伊勢「え、そうだったの?」


長門「私は、くじで選ばれた…!?」


青葉『今とんでもない情報が耳に入りましたね。司令官代理はあみだくじで決まったそうです…』


提督『なんで意外そうなん?』


青葉『いえ、だって…ねえ?司令官代理ですよ?司令官に、その業務を任されるんですよ?秘書艦以上にやりたい人がいるにきまってるじゃないですか!』


提督『えー?面白いもんでもないけどなぁ…まあオレの中である一定基準を越えた娘たちなら、任せてもいいよ?』


青葉『ですって皆さん!自信のある方は奮って司令官まで!』


提督『よくわからんね』ハァ


青葉『じゃあ女性としては?』


提督『比叡と同じ。この距離感が最適だと思ってるよ』


伊勢「だね」


青葉『ではでは。そんな伊勢さんには日向さんという妹さんがいらっしゃるそうです』


提督『…ここにいないもんな』


青葉『どんな方がご存知で?』


提督『…ヤバいやつらしい』


青葉『なんですか…?』ゴクリ


提督『なんでも、狂信的な瑞雲至上主義者で、その熱意は艤装スペックでは表せない、謎の能力を手に入れるまでに至っているそうだ』


提督『なんでも、パンを瑞雲に変え、ワインを瑞雲に変え、怪我をして動けなくなった深海棲艦を瑞雲に変えるそうだ』


提督『瑞雲に関するあらゆる知識を網羅し、旧帝国大学に「瑞雲学」を取り入れるべきだと直訴状を政府に送り続け、瑞雲に関する論文を一ヶ月に三つ、半年にわたって連続して各大学に送りつけた』


提督『ついには公安から新手のテロ行為ではと目を付けられ、事情聴取に至ったんだが、全て「瑞雲ウソツカナイ」で通したそうだ』


提督『最後は「黙れ瑞雲にするぞ」と逆に脅す形で解放され、今はさらなる可能性を求めて一人旅に出てる…らしい…』


青葉『…瑞雲ってなんでしたっけ?』


提督『わっかんない』


伊勢「どーなのさ日向…」


提督『世の中、知らない世界のほうが広いんだな…』


青葉『気を取り直して!いよいよ!日本が世界に誇る戦艦、大和型に参りましょう!』


大和「そんな、恥ずかしいです…」


武蔵「ついに来たか…ッ!」


提督『うちだと割と新参に当たるよな』


青葉『あの海域攻略の時にいれば…って司令官よく言ってましたもんね』


大和「申し訳ありません…」


提督『艤装性能ではもはや語る必要がないな。あらゆる意味でぶっちぎりだ』


青葉『最初の補給と修理の時の司令官の顔、写真に撮ってありますよ?』


提督『なんで撮ってんだんよ、あの場にいなかったろ…。で、部下として。気の利く後輩OL感がすごい』


青葉『OLって青葉たち実際には知らないです。昼ドラでしか知りません』


提督『なんでチョイスが昼ドラなのか知らんが、大和はその名の通り、大和撫子感が強い。ある種完成された日本人像に近い』


青葉『三歩下がって夫をたてろ、ですか。司令官って亭主関白だったりします?』


提督『相性かな。するしないは置いといても、夫婦生活って互いに協力し合うもんだろうし、一方的な押し付けはしないよ』


青葉『それ聞いて安心しました。大和さんと言えば、セーラー服調の衣装がデフォですけど、和装、洋装、水着、どれも着こなしますよね』


提督『私服の時、あまりにもオレの持ってるやつに似てて、知ってて真似してるのかと思った』


青葉『持ってるやつ…?』


提督『……』シマッタ


青葉『……』


提督『……青葉、何か注文あるか?奢るぞ』


青葉『青葉聞いちゃいました撮っちゃいました!司令官の私室になんかあります!おそらく性癖にかかわる何かが!』


ザワッ


提督『おいバカ!やめろ!編集するんだろ?カットしろよ!?おいそれよこせ!』ドタンバタン


青葉『ダメです!青葉には責任と義務があります!放してください!やーめーてー!』ギャーギャー


提督『男の子だもん!しょうがないじゃん!?じゃああれだ、今度お前が欲しがってた最新型のカメラ一式!あれ!あれ買ったげるからさ!』


青葉『…分かりました、ここだけですよ?カットするの』ブチッ


青葉『じゃ~二番艦!武蔵さんいってみましょう!』ピッ


艦娘一同「……」


青葉「あれー?おかしいなー?ズレちゃったかなー?」


金剛「青葉ぁ…」


羽黒「青葉さん…」


Ark Royal「Blue leaf…」


ラブ勢一同「よくやった(わ)(デース)!」


神通「…分かっていると思いますが、今提督はお休み中ですし、今後提督にご迷惑をおかけするのであれば…」スッ


蒼龍「大丈夫!提督の中ではカットされたことになってるし!悟られないように探るから!」


加賀「…今夜中に彩雲の整備をしましょう…」


提督『よし、じゃあ武蔵な!』ニカー


武蔵「私のところで張り付いた笑みしてるのが腹立つんだが」ムカッ


提督『武蔵の改二のときは必需品の確保に苦労した』


青葉『予期されていた超大規模作戦の準備期間でしたしね』


提督『結果として、代償にふさわしい、凄まじい進化を遂げるとは思わなかった。先の伊勢と合わせて、オレはこれを改二覚醒組と呼んでいる』


青葉『言いたいことは分かります。存在感と安心感がすごかったですもん』


提督『うちの武蔵独特なのが、砲塔を後ろに回して移動時に空砲ブーストかけたり、指の間に弾握りこんでメリケンサックみたいにするんだよな』


青葉『あれ清霜ちゃんがやってた、GTAとMGS3から着想したらしいですよ』


提督『ヴォルギン大佐だったの!?つーかGTAとか清霜は何で18禁指定ふつうに破ってんの!?』


青葉『どーせ司令官も経験あるんでしょ、年齢詐称してのエッチなサイトとか』


提督『いやあれは、間違えてクリックしちゃっただk…あぶねえ!誘導尋問だ!』


青葉『でも正直、今の武蔵さんと、神通さん。どっちが強いんでしょうかね?』


提督『数値だけなら明白なんだが……神通も神通でスペック外の強さがあるしなぁ…』


青葉『今度、演習でやってみません?』


提督『やめれ。資材が吹っ飛ぶわ』


武蔵「……やろうか?そろそろ交代の時期だろう?相棒の懐刀の座」フフッ


神通「……いつでも。何度でも。「教育」してさしあげます」バチッ


金剛「とりあえずここで火花散らすのやめるデース!駆逐艦が怖がってマース!」


暁「ぴぃ!?」ブルブル


Верный「大丈夫、こっちは問題ないよ…」ガクガク


提督『あの二人、どっちも狂戦士なところあるから…』


青葉『ではそんな武蔵さん、女性としてはどうですか?』


提督『有名どころだと吉田沙〇里とか北〇晶みたいな属性が絶対入る。家内安全は物理的に守られるな』


青葉『ではケッコンするとしたら前向きに考えると?』


提督『……悪くないな、って思う反面、ごめん。やっぱり部下としての距離感が一番いいと思うんだ』


青葉『ですかですか』


武蔵「ふっ、「相棒」の捉え方は色々あるさ…なぁ?秘書艦殿?」ニイィィ


神通「…」


金剛「だから覇王色の覇気出すのやめるデース!やるなら表でやれデース!あとなんでキヨシーは武蔵の横で平気でジュース飲めてるンデスカ!?」


清霜「え?武蔵さん、怖くないよ?」キョトン


青葉『さあて!日本艦は出きりましたが、戦艦は日本だけにあらず!こっから金髪率が異常に上がります!海外艦、参りましょう!』


Iowa「来たわね…!」


Bismarck「おっそいわよ!」


Гангут два「待っていたぞ!」


Richelieu「はやくなさい?」


Italia「どんなかしらね?」ツンツン


Rome「…なに?姉さん」


Warspite「うふふ」


Nelson「余は来てまだ日が浅いんだがな…」


青葉『ずいぶんと国籍ありますねえ…どこからいきます?』


提督『アルファベット順…だめだ、キリル文字がいる。んだな、雑ですまんが思いついた順でいこう』


青葉『ではどうぞ』


提督『まずIowa。その迫力は艤装だけじゃなかったな』


青葉『なんですか、洋モノのとたんにセクハラですか』シラー


提督『ぶっちゃけ訴訟大国出身だったから最初は警戒してたけど、歓迎会の時点で大丈夫だなって察した』


青葉『調子乗ってると足元救われろ』ケッ


提督『途中から願望に切り替わっとるがな…。だが事実として、あいつのオープンさは非常にメリットが大きい。異文化交流会でもそれは証明されたろ?』


青葉『あれ楽しかったです』


提督『あと言っていい?』


青葉『なんです?』


提督『あいつって、とあるまj…』


青葉『わー!わー!ダメです!これそういうのじゃないですから!似てますけど!特徴ほとんど一致してますけど!』


提督『ダメか、そうか、目の中の☆とか完全に似てt』


青葉『それ以上言うなら叩きますよ!?ほら!セクシーダイナマイツになにか一言!』ゲシッ


提督『蹴ってる蹴ってる。わーったよ、Iowaな。股下何センチかすごく知りたい』


青葉『言うと思いました。なんとなく見えてきたんですけど、司令官って胸より尻派ですよね?』


提督『そうとも限らないけど、確かに尻から見るかも』


艦娘一同「」モジモジ


青葉『多分今これ見てる何名かはモジモジしましたね』


提督『正確にはわき腹から尻、太ももにかけてのラインが最初に目に飛び込んでくる』


青葉『ちょっと具体的にどんな3次関数曲線か教えてください』


提督『そこまでは知らんがな。どっちにしろ、Iowaのオープンさも相まって、あのラインはこう、クるものがある』


青葉『警報、警報。司令官が狼になろうとしてます。Attention please! Our admiral is going to assault Iowa!』


提督『おい洒落になってねぇこと言ってんじゃねーよ!?』


Iowa「Oh,I'm OK! Come on!」


金剛「オッケーじゃねーデス!Jill off alone!」


Iowa「AHAHAHAHAHAHA!」


金剛「よっしゃその喧嘩買ったデース!」ガーッ


比叡「お姉さま落ち着いてください!お姉さまが因縁つけただけです!」ググググ


Ark Royal「なぁ、私は焦ったほうがいいんだよな!?そうなんだよな!?」オロオロ


Warspite「Take it easy, Ark, you're the representative of our country, so don't promiscuous, all right?」


Ark Royal「Ah…うぅ…」シクシク


Nelson「…本気なんだな、Arkは」


Warspite「厄介な男に惚れこんじゃったのよ…」ハァ


電「皆さん、なんて言ってるのです?」


雷「たぶん知らなくていい英語よ。流しましょう」


暁「ジルオフってどういう…?」


Верный「注意したほうがいいのかな、これは…」


青葉「予想通り荒れました」


神通「青葉さん、後でお話が」ゴゴゴ


青葉「え、ちょ!?」


提督『ねーかんな!?オレは変態という名の紳士を目指してるからな!?』アセアセ


青葉『にっしっし。面白いことになりそうです。部下としてはどうなんです?』


提督『技量は確かだった。日本に慣れるまでにちょっとラグがあっただけで』


青葉『今後、役割、地位の向上はあると?』


提督『ん。今は主に演習で旗艦すること多いから、そろそろ霧島と交代で月間目標組にしようかと』


青葉『霧島さんは作戦立案の授業、と』


提督『そゆこと』


Iowa「昇進ね!嬉しいわ!」


青葉『Iowaさんには嬉しい報告になったでしょう!ではお次、誰にします?』


提督『来た時に何かの間違いなんじゃないかと腰を二度見したビス子!』


Bismarck「Gut」


青葉『あれは衝撃でしたからね』


提督『どうしたの?素で、スカート忘れたの?って聞いちゃった』


青葉『そしたらなんと?』


提督『動きづらいから要らないし、これはビキニタイプの水着だから大丈夫、って…』


青葉『パンツじゃないから恥ずかしくないもん!…と』


提督『問題はオレが大丈夫じゃなかったことだがな。慣れるまで目を合わせるしかなかった』


青葉『知ってます?ふつう会話って目を合わせるんですよ?』


提督『艦娘の中でも稀にみる姫騎士属性。しかもツンデレときた』


青葉『男性の心に刺さるものが?』


提督『まあな。日常面においてはポンコツ以外なにものでもないんだが、これはギャップともとれる』


青葉『ああなったのはだいたい妹分さんのせいですね』


Prinz Eugen「?」


提督『でもせめて飯は作るから食器下げるくらいはしよう?』


青葉『司令官の手作りっていうのも、地味に珍しいです』


Bismarck「まあまあだったわ!」


提督『戦艦としちゃГангут дваと並んで独特な地位を築いたな』


青葉『司令官はけっこう多用しますよね?』


提督『んだ。単純に手数が増えるのはいいことだしな』


青葉『でも、その割に旗艦を任せる回数が少なめですよね?』


提督『ビス子は榛名と同じく、一人で動いちゃう癖があるからね…とりあえず、そろそろ素直に掃除当番やろう?』


青葉『ですって。他のドイツ組に任せるの禁止ですからね』


Bismarck「わ、わかったわよぅ…仕方ないわね」


提督『まあでもビス子はそのポンコツさ加減も含めてお気に入りっちゃお気に入りだからな、ゆっくりでいいよ、ゆっくりで』ウンウン


青葉『あ、これダメな生徒見る先生の目だ』


Bismarck「まっかせなさい!」フフン


榛名「榛名はこの人と同レベルなんですか…?」


Ark Royal(さすがにこいつに負けはしないよな?大丈夫、私にはswordfishがいる…)ソワソワ


青葉『なんだかんだで司令官的ポイントは高めだったBismarckさん!けど掃除当番はサボらないでください!』


提督『流れでГангут дваいこうか』


Гангут два「うむ!」


提督『出会ったとたん銃殺刑されそうになりますた』


青葉『世間じゃそれが普通なんです。武器が銃じゃなくて法律なだけで』


提督『おかしいって!見ただけだよ?』


青葉『どこを?』


提督『尻を』


青葉『どこから?』


提督『足の下から』


青葉『アウト。三振。司令官交代!』


提督『違うって!事故だったんだって!』バンバン


青葉『はいはい、犯人はみんなそう言うんです』


Bismarck「実際どうだったの?」


Гангут два「私が着任して最初の顔合わせの時にドアを開けたら、やつが床を滑ってきた」


Bismarck「??」


Гангут два「間違ったことは言ってないぞ?」


潮「…あの時だよね?」コソッ


曙「……そうね、いつもみたいに蹴り飛ばしたときだったわね」コソッ


提督『信じてくれないのが悲しいぜ。まあでも結果的に初対面からぶちかましたから、慣れてもらうのは早かった』


青葉『それ単純に好感度が最低値からだっただけですよね?』


提督『最近じゃ殴られるだけになった。丸くなったよな、あいつも』


青葉『慣れって怖い』


提督『ビス子とは何かと共通点と対立点が多くてケンカ友達みたいだな』


青葉『最初の一回目だけはお互い加減が分からず実弾込めてガチで殺り合ってましたよね』


提督『お互いプライドあって燃えやすいからな。この鎮守府でも前代未聞の大喧嘩だった。あのときばかりは、神通じゃなきゃ止められなかった』


青葉『『楽しそうな演習してますね♪』って言って銃弾飛び交う中を笑顔で駆けて、数秒で二人の艤装に傷一つつけずに意識狩りましたね』


提督『Гангут дваの顔面に演習魚雷叩きつけて、ビス子を片手で締めてたな』


青葉『それ以降、戦艦なのにしばらく神通さんの管轄になりましたね』


提督『神通管轄下の例に漏れず、あいつらも立派な武勲艦になったよ』シミジミ


青葉『そんなГангут дваさんを女性として見ると?』


提督『いい子よ?武闘派でいながらけっこう家庭的だし。ボルシチは得意料理と銘打つだけはあったな』


青葉『ガードこそ堅いけど、けっして冷たい鉄ではない、と』


提督『艦娘らしい例えだな、いいねそれ。そんな感じよ』


Гангут два「борщは、そうか、成功だったか」フフッ


Bismarck「なに勝ち誇った顔してるのよムカつくわね」


Гангут два「これに関しちゃ明確に私の勝ちだ。男を落とすなら胃袋から、とはここの言葉だったか?」


Bismarck「……何か対策を打つ必要が出てきたわね…」ウムム


Гангут два「いくらでも受けてたとう。レシピはまだまだあるんだ」フフフ


神通(…張り合いも、ここまで可愛くなってしまいましたか)


提督『二人まとめて評価しちゃって悪いけど、ここに来ていい出会いをしてくれたんじゃないかなって思う。競い合うライバルって、向上しやすいし。引き続き、頑張ってね』


金剛「……別の意味でも競い合ってマース…」ボソッ


蒼龍「料理の腕だけじゃ絶対に勝てないラスボスが二人いるんだけどなぁ…」チラッ


鳳翔「?」ニコニコ


間宮「ッくしゅん!」


青葉『神通さんによってホントの髑髏にならなくて良かった、独露コンビでした!』


提督『お前それ言いたかっただけだろ。んじゃ次!Richelieu!』


青葉『フランス艦ってやっぱりお洒落さんですよね』


提督『鈴熊とはまた違って、なんかこう、ダイナミックだよな』


青葉『あれ?あのお二方ってRichelieuさんの傘下入りましたよ?』


提督『え、そうだったの。知らんかった』


青葉『最近ですけどね。最初こそライバル視してましたけど、やっぱり本場から学んだほうがいい、って勉強してるそうです』


提督『鈴谷のギャルファッション…好きだったんだが…。そうか、あいつも成長していくんだな…』ホロリ


鈴谷「て、提督が見たいなら、またやってあげてももいいし…」


Richelieu「自分を捨てないことが第一歩よ」


青葉『Richelieuさんはもまた家庭的ですよね?寝起きの話、聞きましたよ?』プフッ


提督『あれ、お前なんで知ってんの?…あいつ話したのか…うん、机で寝落ちしちゃったら、Richelieuにあいつの私室まで運ばれてて、目が覚めたらなんで女子の部屋にいるのか、なんでパリジェンヌが慈愛顔でオレの頬を突いてるのか分からず、『昨日は楽しかったねハニー』って言っちゃったんだ』


青葉『とっさにそんな言葉が出てくるあたり、やっぱり司令官は一回捕まるべきです』


Richelieu「あれは最高に可愛かったわ」フフフ


長門「何かしてないだろうな…?」


Richelieu「さあ~?どうだったかしらね?まあ私は「楽しかった」わ♪」


提督『…不覚だった。あれはマジで錯乱してたんだ』


青葉『そんなお茶目かつ大胆なRichelieuさん。司令官的には?』


提督『万事おっけー。姉さん気質なのってオレ好きよ?』


青葉『今更ですけど、司令官のストライクゾーンが広すぎて聞いても意味無い説』


提督『でも実際良くね?世話焼かれるのって』


青葉『だそうです、みなさん』


提督『Richelieuもまた、ここには慣れてきてくれただろうし、そろそろ海域攻略組に入れようか考えてる』


青葉『お。またも昇進のお知らせ』


Richelieu「望むところよ」フフン


提督『金剛、お前にRichelieuを預ける。艤装スペックでは共通点が多いから、実戦での立ち回りを教えてやってくれ』


金剛「デース!」


Richelieu「学ばせてもらうわ。Merci d’avance」


青葉『戦艦も残りわずかですね。どっちにします?』


提督『イタリーで』


青葉『では参りましょう、Littorio改めItaliaさん!』


Italia「はい!」


提督『地中海的な挨拶って言った時点でオレのストッパーは外れた』


青葉『ことItaliaさんには堂々と触りますからね、司令官』ジトー


提督『どこまでありなのか試したくなって、だんだん過激化していった』


青葉『どこまでいったんです?』


提督『…秘密』


Italia(この前はお尻揉まれました)


提督『いやいやながらもセクハラ許容勢、イタリア料理限定なら鎮守府最強クラス、ゆるふわお姉さん属性。つい甘えちゃう』


青葉『セクハラにかんしてはマジでセクシャル案件な気がするので、別ルートから探ります…。料理、すごいですよね!鳳翔さんと間宮さんすら凌ぐパスタの魅力。ワインの合わせも最高ときています』


提督『あれ目の前に出されたら食わざるを得ない。ゆえに太った』


青葉『週末のお昼に食堂を借りて出す「Buon giorno!」でパスタ頼むのが私の活力です』


Italia「Buon giorno。毎週ご用意いたしますよ」ウフ


提督『ここのメニューが急速に洋食化していったきっかけにもなったItaliaだが、なかなかどうして頼もしい』


青葉『対陸上のスタメンです』


提督『さっきの独露コンビとはまた違った活躍の場があるからな。今後とも、よろしくだ』


Italia「私に出来ることなら、精一杯」


青葉『お次はRomeさん』


Rome「はい」


提督『眼鏡は火力、御多分の例にもれず、だ』


青葉『霧島さんと眼鏡買いに行ったの知ってますよ』


提督『うん、らしいね』


青葉『提督は地中海挨拶しないんで?』


提督『一回やった。ひっぱたかれた。もうしません』


青葉『ああ、ダメだったんですね』


提督『まあ調子乗った結果だとは反省してる』


Rome「…ッ!」


Italia「ほーら、やっぱりじゃない。もっと自分からいかなきゃダメよ?」


Rome「わ、私は!そういうのじゃ、ないので…」


山城(何か似たものを感じる…?)


青葉『さぁて!最後の国になりました!イギリスよりWarspiteさん!』


提督『スパ姐まじパねえ』


青葉『何かと絡んでますよね?それにスパ姐呼び。何かあったんですか?』


提督『ああいや、ほら、イギリスって日本と同じ島国じゃん?だから海戦の歴史も長いし、Warspiteは名のある武勲艦だろ?向こうの戦術を教えてもらったりしたんだよ。とくに欧州作戦の時』


青葉『あの頃は欧州組の熱気もすごかったですよね。地理に詳しい方々が多くて、本当に助かりました』


提督『それ以来オレも部下ってよりはご意見番に近いものを感じている』


Warspite「もっとシャキッとしなきゃダメよ?」


提督『智将スパ姐には、これからも作戦立案を手伝ってもらいたい』


Warspite「もちろん、いいわよ」


青葉『ではでは!戦艦コーナーの酉はこの方!新進気鋭の超新星、Nelsonさんです!』


Nelson「む」


提督『まずあれだ、慣れてくれたか?だな』


青葉『セクハラと、艦隊全体の両方の意味ですよ?』


Nelson「まあ、な。Admiralがどうしようもないのは諦めたがな」


提督『なんて言われてるか怖いけど、オレ目線だとイギリス組を中心に馴染めてくれている方かな、と』


青葉『今度じっくりお話ししたいです』


提督『Nelsonと言えば、ビックセブンに加え、やっぱり新戦術だな。さすがはスパ姐の後輩。格が違った』


青葉『不利を利用するとは誰が考えたでしょうか…』


提督『おかげで神通が目を爛々とさせていやがる。早く手合わせしたいとさ』


青葉『まだなんですか?』


提督『まだ早いってさ。本人が言ってた。もっと艤装の能力を解放してから戦いたいってな』


神通「…そういうことです」ランラン


Nelson「よかろう。安心しろ、その日は近いぞ!」フフフ


金剛「うーわ、ホントに目が輝いてマス。Richelieu、神通がああなったら満足するまで解放されマセンから、くれぐれも覚悟しておくように、デス」


Richelieu「わ、分かったわ」


Bismarck「あの子も私たちと同じ道をたどりそう」


Гангут два「ああ、目に見えてるな」


青葉『ですです。…っと。これで戦艦組は以上ですか。短かったような長かったような。ですがご安心ください、続きましては空母のm』


提督『まてい。喋るオレが疲れたわ。何か飲ませろ』


青葉『ですか。じゃあ、キリがいいですから、いったん小休止!』ブチッ


神通「…以上が戦艦さんたちでした。提督からの忌憚なきお言葉、しかと胸にしまい込んでおいてくださいね。私たちもここで目を休めましょう。どうぞ、休憩なさってください」


ザワザワザワ


陸奥「…ねぇ、戦艦でマイナス評価なの、私だけじゃない…?」グスッ


長門「……まあ、挽回の機会はあるさ」ポンポン


後書き

そういうわけで戦艦編でした!
空母、軽巡…と艦種で分けていきます!(駆逐が地獄な未来しか見えない…)
予想以上に完成までは長くなりそうです!

それなりの物語というか流れは決めていますが、大半はアドリブです!
前作、今作で既出の艦娘たちにはもちろん触れますが、それ以外は未定なので、「こんな艦娘見たい」「この子、他のssであまり見ない」等ありましたら、ぜひぜひコメントください!前向きどころか前傾姿勢で検討いたします!

前回に引き続き、訂正箇所募集の上、さらに英文の手直しもコメントで願います。罵倒コメントもつけて下さると、大変嬉しいです!

では、今回はこれにて失礼します!


このSSへの評価

10件評価されています


SS好きの名無しさんから
2018-12-10 20:17:29

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2018-12-09 23:34:49

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2018-12-09 14:27:14

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2018-12-09 12:40:40

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2018-12-05 23:40:05

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2018-12-05 19:01:17

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2018-12-05 09:59:42

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2018-12-05 08:49:23

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2018-12-10 20:17:14

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このSSへのコメント

3件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2018-12-05 08:48:53 ID: S:4vLmte

すごく面白いです!読んでて心が平和になれる作品ですね。大変かと思いますが続き楽しみにいてます。がんばってください!

2: ポチという名のネコ 2018-12-05 09:15:19 ID: S:hkgSK_

ありがとうございます!

出来次第、順次投下していきます!
頑張ります!

3: タマモー 2018-12-05 11:04:03 ID: S:Xm4ovJ

扶桑お姉様が好評価されてて嬉しいゾイ


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