2018-12-07 14:59:13 更新

前書き

思いつきで書いてるので文章が不自然だったり更新が遅かったりしますお許しください
調理法、調味料等は世界観に合わない部分もありますが現代の物を使わせて頂きます


第一章 ちょっと一回死んで来る



強大な力を持った魔王が誕生して以来世界は絶望に包まれた

力無き人間は容赦なく魔物に蹂躙され多くの人々の命が奪われ世界は荒廃していく


もはや魔王の力には敵わない

多くの人々が諦めかけたその時

女神の加護を受けた勇者が現れた


諦めない心と

人間を凌駕した力


世界は再び希望に湧いた


そして勇者は戦士、魔法使い、賢者を率いて


見事魔王を打倒した


この話は

そんな魔王を倒した勇者のその後の話である・・・・・・



~中央国街外れの屋敷~



勇者「あーあ、世界救ったのはいいけど国王の野郎さっそく隣国に攻めようとしてやがる」


勇者「あんだけ苦労して救った国の長がこのアホかと思うと頭痛いわ、こんな事なら世界救わなければよかったな」


ドンドンドン


勇者「あん?誰だ?」


ガチャ


勇者「おっ賢者じゃん!こんなとこまで何しに来たのよ?」


賢者「いきなり押しかけて悪いな勇者。ところでお前、王様から聞いてないのか?」


勇者「え?何が??何よ??」


賢者「お前隣国との戦争に参加するの決まったみたいだぞ」


勇者「・・・・・・は?」


賢者「だから戦争に参加するんだよお前が」


勇者「・・・・・え?何で??救った人間を今度は俺がやっちゃうの??」


賢者「そうみたいだな」


勇者「・・・・・・・マジ王様狂ってるんじゃね?魔王が居た時はあんなにビクビクしてて何もできなかったくせに」


勇者「いざ俺が魔王倒したらいきなり粋がって何考えてるんだよ・・・・もう疲れるわマジ魔王とか倒さなきゃ良かった」


賢者「・・・・全くだな」


勇者「そういや賢者も参加決定なの?」


賢者「勇者が前線にでるなら俺はいらないだろ、多分軍師みたいな扱いだな」


勇者「・・・・・そっか・・・・なぁ賢者」


賢者「なんだ?」


勇者「もうさ、いっそどっか逃げちゃおっか俺達」


勇者「このままこの国に居たらあのアホの都合のいいように使われるし、なんか来月には勝手に俺と王女の結婚決まってるし」


勇者「もう正直うんざりだわこの国」


賢者「お前ならそう言うと思ったよ」


賢者「そこでだ、良い話がある」


勇者「え!マジで?なんか良い考えあるの」


賢者「勇者お前一回死のうか」


勇者「は?」


賢者「だから一回死のうか」


勇者「・・・・・・・・・・マジで?」


賢者「マジ」


勇者「でも俺魔王倒したから女神の加護きれちゃってるよ?生き返れないよ」


ゴソゴソ


賢者「この薬を飲めば大丈夫だ」


賢者「この薬を飲めば1週間ほど仮死状態になれる、しかも魔力で腐敗も防げる。」


勇者「ぉぉお、すげぇな・・・・」


賢者「ただ意識が残る」


勇者「マジかよ・・・・一週間動けないけど意識はあるのかよそれは辛いな・・・・」


賢者「一生王様に利用されて生きるのか一週間我慢するかどっちが楽かな?」


勇者「ま、まあそうだよな・・・・・」


勇者「よしわかった一回死ぬわ、そんでその後はどうするんだ?」


賢者「私と魔法使いと戦士でお前の亡骸をお前の故郷に届けると申し出る」


勇者「あのアホの王様が許すかねぇ・・死んだら死んだで観光名所にされそうで怖いわ・・・」


賢者「そこは私が僧侶だった時のコネで協会連盟を動かしてなんとかしよう」


勇者「なるほど・・・・一国の主と言えど世界規模のあの団体の命なら従わざるを得ないってわけか」


賢者「うむ、そして勇者の故郷に着く前には目覚めているだろう」


賢者「そしたらこの変化の杖をやるから後は好きに生きるんだ」


勇者「完璧じゃん!賢者さすがだわ」


賢者「まあ細かい段取りは私がなんとかしよう」


賢者「とりあえず魔族の残党に不意を突かれたということにすれば大丈夫だ」


勇者「でも死んでないってばれないかね?」


賢者「この薬を飲んだ後に腕と足を切断して首から大量出血させておくから安心しろどう見ても死体だ」


勇者「・・・・・それちゃんと治るんだろうな・・・・てか意識あるのにバラバラにされるのかよ・・・・」


賢者「そこら辺は抜かりなしだ、薬の魔力で生命は完全に維持される、損壊した体も修復可能だ」


賢者「それくらいの姿を見せねば勇者が死んだと言って誰が納得するものか」


勇者「そうだな・・・・まあお前の言うことに今まで間違い無かったし信じるわ!じゃあ頼んだぞ賢者!」

ゴクゴクゴクゴク・・・・バタリ・・・・・


賢者「おまっ!誰が今飲めと・・・・・あー仮死状態だ・・・・」


賢者「仕方ない・・・すぐに動かないとやることが山積みだなこれは」

ザクザクグチャァ




賢者の暗躍により勇者が魔族の残党に討たれたと言う話はたちまち中央国に広まった


中央国のみならず世界中に勇者の死の知らせは届いた


世界は深い悲しみに包まれた・・・・・


中央国や他の国の王達は未だ魔族の脅威は去っていないと認識して協力体制を作り上げる事となった


こうして賢者の機転により世界はなんとか平和を維持するのであった


そして勇者の葬儀は大々的に行われ


協会連盟の命により


魔王を討ち果たした偉大な男の亡骸は


無事故郷へと埋葬される事になったのだった・・・・



~勇者の故郷へ向かいます~



勇者の葬儀を終えた後、無事賢者の機転により賢者、戦士、魔法使いの三人で勇者の亡骸(仮死状態)を勇者の故郷へと運ぶ事になる


前もって知らせておくと不器用な戦士と魔法使いがボロをだしかねないと賢者は二人に勇者が生きている事は伝えていなかった


そして勇者が仮死状態になってから7日


丁度、後1日もすれば勇者の故郷の村へとたどり着く距離であった




魔法使い「ヒックヒック・・・・グシグシヒックグシグシ・・・・・」


戦士(魂が抜けている)


賢者(こんな雰囲気がまさか一週間ずっと続くとは)


賢者(とても勇者が生きているなどと言い出せなかった)


賢者(しかしもうそろそろ勇者が目覚めてしまう)


賢者(もういい加減事情を説明せねばまずいだろう)


賢者「・・・・なあふた」


魔法使い「私さ・・・・・ヒック・・・・勇者が・・・好きだったんだ・・・・ヒックグシグシ」


賢者&勇者(!!??」)



魔法使い「いっつもケンカしてたけどさヒック・・・・でもさヒックグシグシ・・いっつもあいつ私を守ってヒック・・・くれてさヒック・・・・」


魔法使い「・・・・・私がヤバいって思った時・・・・あいつは・・・・いつも私をかばってくれていたんだ・・・・ヒックグシグシ」


魔法使い「最初は・・・能天気でなんにも考えてないくせに強くて・・・・ヒック・・・・悔しくて大嫌いだった・・・・ヒック」


魔法使い「でも・・・・勇者が私をかばってくれてた事に気づいた時・・・・ヒック・・・私はあいつに惹かれてたんだ・・・・・ヒック」


魔法使い「勇者の・・・・ば・・・ばかぁ・・・・・・」ウワァアアアアン


勇者(・・・・・気まずいぞ!これは気まずい!多分もうすぐ生き返る時間だがこれは気まずいどんな顔をして生き返ればいんだ!!)


賢者(しまった!言い出せなかったせいでとんだ話を聞いてしまった!これでますます勇者が生きてるなんて言いづらくなってしまった!)


戦士「・・・・俺は・・・・あいつを心から尊敬していたんだ・・・・いや・・・これでは素直じゃないかもしれないな・・・・」


戦士「・・・・・俺も勇者が好きだった」


勇者&賢者&魔法使い(!!??)


勇者(ふざけんな!!何戦士の奴ホモ宣言してんだよ!こんなの生き返ってどう接すればいいんだよ!ふざけんなよ!)


賢者(やはりな・・・・)


魔法使い(ちょっと!何コイツどさくさに紛れて私に便乗してんのよ!しかもホモかよ・・・・・まあホモ嫌はいじゃないけど・・・・そうじゃない!ふざけんな!私の勇者を汚さないで!!!)


戦士「あいつは男の俺から見ても憧れだった」


戦士「剣術でも俺より上で・・・・・魔法も使えて・・・・」


戦士「ちょっとバカなところもあったけど・・・・でもそこもまた勇者らしくて憎めなかった・・・」ウワァアアアアン


勇者(これ・・・・どうすんだ・・・・)


賢者「ちょっと待て!!!!!!!!!!二人とも!!!!!!!!!実は大切な話があるんだ!!!!!!!」


魔法使い&戦士「????」


賢者「落ち着いて聞いてほしい・・・・・実は勇者なんだがな・・・・・」


ゴソゴソガタガタ


魔法使い「ん!ちょっと待って!勇者の棺から物音がするわ!!!」


戦士「!!もしや魔族が勇者の亡骸を奪おうと!!!!許せん」


賢者「あ・・・・・」


棺パカァ


勇者「あー生き返っちゃったうっわまだばらばらじゃんこれどうすんだよけんじY・・・・・」


魔法使い&戦士「ぎゃあああああああああああああああああああああああ化け物だぁああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」


賢者「・・・・・ですよねー」




この後二人を納得させるのに数時間を要したのであった


勇者はこの時戦士と魔法使いの攻撃により負傷したが大事には至らなかった・・・・・



~勇者の実家に事情を説明に行きます~



勇者「・・・・死ぬかと思ったマジで・・・魔王との戦い以来だったわあの恐怖は・・・・・」ガクガク


魔法使い「そ!そんな事言ったってまさか生きてるなんて思ってないしバラバラなのに動くし!」


戦士「アンデッドにしか見えなかったな・・・・・」


勇者「なんで前もって説明してなかったんだよ賢者!」


賢者「・・・・すまない、何度か道中説明しようと思ったのだが雰囲気が重くてなかなか言い出せなかったんだ・・・・」


勇者「まあ、確かにあの雰囲気じゃ言いづらいか・・・・」


賢者(勇者!意識が有った事は伏せるんだ!)


勇者(コイツ!直接脳に!!なんでだよ!)


賢者(お前二人の話きいてなかったのか?気まずいだろ絶対・・・・)


勇者(!!!そういや魔法使いも戦士もなんか言ってたな・・・・・)


魔法使い「あの雰囲気??って勇者仮死状態じゃなかったの道中??」


戦士「う、うむ勇者が我々がどの様な様子だったかわかる筈は無いと思うのだが・・・・」


勇者「!そ!!それはあれ!あれだよ!あれ!!なぁ!賢者!!!」


賢者(私に振った!!)


賢者「そ、それはだな・・・・勇者は我々の事など顔色を見れば一目瞭然、ちょっとした表情の変化で今までどんな顔をしていたかなどすぐにわかるのだ。ほら魔法使い、涙の跡がのこっているぞ」


魔法使い「え、あ・・・やだほんと・・・・そっか、そうなんだね」


戦士「勇者よ・・・・そんなにも我々の事を・・・・・」


勇者「お!おう!俺たちはずっと一緒に冒険してきたからな、お前たちがどんなに落ち込んでたか位すぐわかったぜ!!」(賢者サンキュー!)


魔法使い「ま、まあちょっと悲しかったけど別に勇者がいなくなったからってすぐ立ち直ったけどね私は!!」


勇者&賢者(よく言うぜ・・・・・)


勇者「お!見えて来たぞ、おれの故郷だ!!」


魔法使い「そう言えば勇者の故郷なんて初めてだね。なんか緊張するな・・・・」


賢者「自然に囲まれた良い村ではないか・・・・」


戦士「うむ、こういった風景をみると世界を救えて本当に良かったと思うものだ」


勇者「・・・・だな、俺たちのあの辛かった冒険も無駄じゃなかったな・・・・」


勇者「お!俺の家はあそこだぜ!!ちょっと先に行っておふくろに事情を説明してくるな!!!」ダッシュ!!


賢者「あ!勇者待て先に我々が説明しないt・・・・」




タダイマー!ギャアアアアアアアアア幽霊!!!ゴースト!!!ジョウブツシナサイ!ボコボコガシャン!イタイイタイイタハナシキイテ!!



賢者「そうなるよな・・・・・」



・・・・・暫くして・・・・・


賢者「と言う訳なんです勇者のお母さん」


勇者母「まぁまぁ~そうだったのね!もー死んだって聞いてた勇者がいきなり現れるから魔王軍の幻覚かゴーストかと思っちゃったわあービックリした!」


勇者「・・・・今日は厄日だぜ・・・・」


勇者母「事情はよくわかったわ、それで勇者はこれからどうするの?またこの村でゆっくり過ごすのかしら?」


賢者「いや、それはちょっとマズイかもしれませんね・・・」


賢者「万が一勇者が生きているのがバレた時に国王がどういった行動をとるか・・・・下手をしたら人質を取って勇者を取り戻そうとするかもしれません」


魔法使い「そうね・・・だったらまずは勇者のお墓をここに建てて、ここから離れたところで暮らすか旅をするのが良いかもね」


勇者「そうだな・・・ちなみに墓の中は空っぽで良いのか?」


賢者「どうせ骨になるからなんか適当に入れておけばよかろう」


勇者母「ちょうど昨日捌いた豚の骨があるからこれを入れておきましょう!」


戦士「うむ、なかなかの大きさの豚の骨だな。サイズも問題なかろう」


勇者「・・・・豚の骨かよ・・・・」


賢者「別に良いではないか、丁度良いサイズだからピッタリではないか」


勇者「ま、まあいいか・・・・なんか俺の墓におふくろが捌いた豚の骨とかすっげーひっかかるんだけど・・・・・」


勇者母「まぁー!男の癖に細かいのね!そんな事言ってるから女の子にモテないのよ!!」


勇者「うっせ!べべb別にモテない訳じゃねーし!時間も暇も無かっただけだし!!!!」


魔法使い(あたしがもらってあげるから安心してね勇者)



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エリーさんから
2018-12-09 17:30:06

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