2018-12-18 07:26:43 更新

前書き

思いつきで書いてるので文章が不自然だったり更新が遅かったりしますお許しください
調理法、調味料等は世界観に合わない部分もありますが現代の物を使わせて頂きます


第一章 ちょっと一回死んで来る



強大な力を持った魔王が誕生して以来世界は絶望に包まれた

力無き人間は容赦なく魔物に蹂躙され多くの人々の命が奪われ世界は荒廃していく


もはや魔王の力には敵わない

多くの人々が諦めかけたその時

女神の加護を受けた勇者が現れた


諦めない心と

人間を凌駕した力


世界は再び希望に湧いた


そして勇者は戦士、魔法使い、賢者を率いて


見事魔王を打倒した


この話は

そんな魔王を倒した勇者のその後の話である・・・・・・



~中央国街外れの屋敷~



勇者「あーあ、世界救ったのはいいけど国王の野郎さっそく隣国に攻めようとしてやがる」


勇者「あんだけ苦労して救った国の長がこのアホかと思うと頭痛いわ、こんな事なら世界救わなければよかったな」


ドンドンドン


勇者「あん?誰だ?」


ガチャ


勇者「おっ賢者じゃん!こんなとこまで何しに来たのよ?」


賢者「いきなり押しかけて悪いな勇者。ところでお前、王様から聞いてないのか?」


勇者「え?何が??何よ??」


賢者「お前隣国との戦争に参加するの決まったみたいだぞ」


勇者「・・・・・・は?」


賢者「だから戦争に参加するんだよお前が」


勇者「・・・・・え?何で??救った人間を今度は俺がやっちゃうの??」


賢者「そうみたいだな」


勇者「・・・・・・・マジ王様狂ってるんじゃね?魔王が居た時はあんなにビクビクしてて何もできなかったくせに」


勇者「いざ俺が魔王倒したらいきなり粋がって何考えてるんだよ・・・・もう疲れるわマジ魔王とか倒さなきゃ良かった」


賢者「・・・・全くだな」


勇者「そういや賢者も参加決定なの?」


賢者「勇者が前線にでるなら俺はいらないだろ、多分軍師みたいな扱いだな」


勇者「・・・・・そっか・・・・なぁ賢者」


賢者「なんだ?」


勇者「もうさ、いっそどっか逃げちゃおっか俺達」


勇者「このままこの国に居たらあのアホの都合のいいように使われるし、なんか来月には勝手に俺と王女の結婚決まってるし」


勇者「もう正直うんざりだわこの国」


賢者「お前ならそう言うと思ったよ」


賢者「そこでだ、良い話がある」


勇者「え!マジで?なんか良い考えあるの」


賢者「勇者お前一回死のうか」


勇者「は?」


賢者「だから一回死のうか」


勇者「・・・・・・・・・・マジで?」


賢者「マジ」


勇者「でも俺魔王倒したから女神の加護きれちゃってるよ?生き返れないよ」


ゴソゴソ


賢者「この薬を飲めば大丈夫だ」


賢者「この薬を飲めば1週間ほど仮死状態になれる、しかも魔力で腐敗も防げる。」


勇者「ぉぉお、すげぇな・・・・」


賢者「ただ意識が残る」


勇者「マジかよ・・・・一週間動けないけど意識はあるのかよそれは辛いな・・・・」


賢者「一生王様に利用されて生きるのか一週間我慢するかどっちが楽かな?」


勇者「ま、まあそうだよな・・・・・」


勇者「よしわかった一回死ぬわ、そんでその後はどうするんだ?」


賢者「私と魔法使いと戦士でお前の亡骸をお前の故郷に届けると申し出る」


勇者「あのアホの王様が許すかねぇ・・死んだら死んだで観光名所にされそうで怖いわ・・・」


賢者「そこは私が僧侶だった時のコネで協会連盟を動かしてなんとかしよう」


勇者「なるほど・・・・一国の主と言えど世界規模のあの団体の命なら従わざるを得ないってわけか」


賢者「うむ、そして勇者の故郷に着く前には目覚めているだろう」


賢者「そしたらこの変化の杖をやるから後は好きに生きるんだ」


勇者「完璧じゃん!賢者さすがだわ」


賢者「まあ細かい段取りは私がなんとかしよう」


賢者「とりあえず魔族の残党に不意を突かれたということにすれば大丈夫だ」


勇者「でも死んでないってばれないかね?」


賢者「この薬を飲んだ後に腕と足を切断して首から大量出血させておくから安心しろどう見ても死体だ」


勇者「・・・・・それちゃんと治るんだろうな・・・・てか意識あるのにバラバラにされるのかよ・・・・」


賢者「そこら辺は抜かりなしだ、薬の魔力で生命は完全に維持される、損壊した体も修復可能だ」


賢者「それくらいの姿を見せねば勇者が死んだと言って誰が納得するものか」


勇者「そうだな・・・・まあお前の言うことに今まで間違い無かったし信じるわ!じゃあ頼んだぞ賢者!」

ゴクゴクゴクゴク・・・・バタリ・・・・・


賢者「おまっ!誰が今飲めと・・・・・あー仮死状態だ・・・・」


賢者「仕方ない・・・すぐに動かないとやることが山積みだなこれは」

ザクザクグチャァ




賢者の暗躍により勇者が魔族の残党に討たれたと言う話はたちまち中央国に広まった


中央国のみならず世界中に勇者の死の知らせは届いた


世界は深い悲しみに包まれた・・・・・


中央国や他の国の王達は未だ魔族の脅威は去っていないと認識して協力体制を作り上げる事となった


こうして賢者の機転により世界はなんとか平和を維持するのであった


そして勇者の葬儀は大々的に行われ


協会連盟の命により


魔王を討ち果たした偉大な男の亡骸は


無事故郷へと埋葬される事になったのだった・・・・



~勇者の故郷へ向かいます~



勇者の葬儀を終えた後、無事賢者の機転により賢者、戦士、魔法使いの三人で勇者の亡骸(仮死状態)を勇者の故郷へと運ぶ事になる


前もって知らせておくと不器用な戦士と魔法使いがボロをだしかねないと賢者は二人に勇者が生きている事は伝えていなかった


そして勇者が仮死状態になってから7日


丁度、後1日もすれば勇者の故郷の村へとたどり着く距離であった




魔法使い「ヒックヒック・・・・グシグシヒックグシグシ・・・・・」


戦士(魂が抜けている)


賢者(こんな雰囲気がまさか一週間ずっと続くとは)


賢者(とても勇者が生きているなどと言い出せなかった)


賢者(しかしもうそろそろ勇者が目覚めてしまう)


賢者(もういい加減事情を説明せねばまずいだろう)


賢者「・・・・なあふた」


魔法使い「私さ・・・・・ヒック・・・・勇者が・・・好きだったんだ・・・・ヒックグシグシ」


賢者&勇者(!!??」)



魔法使い「いっつもケンカしてたけどさヒック・・・・でもさヒックグシグシ・・いっつもあいつ私を守ってヒック・・・くれてさヒック・・・・」


魔法使い「・・・・・私がヤバいって思った時・・・・あいつは・・・・いつも私をかばってくれていたんだ・・・・ヒックグシグシ」


魔法使い「最初は・・・能天気でなんにも考えてないくせに強くて・・・・ヒック・・・・悔しくて大嫌いだった・・・・ヒック」


魔法使い「でも・・・・勇者が私をかばってくれてた事に気づいた時・・・・ヒック・・・私はあいつに惹かれてたんだ・・・・・ヒック」


魔法使い「勇者の・・・・ば・・・ばかぁ・・・・・・」ウワァアアアアン


勇者(・・・・・気まずいぞ!これは気まずい!多分もうすぐ生き返る時間だがこれは気まずいどんな顔をして生き返ればいんだ!!)


賢者(しまった!言い出せなかったせいでとんだ話を聞いてしまった!これでますます勇者が生きてるなんて言いづらくなってしまった!)


戦士「・・・・俺は・・・・あいつを心から尊敬していたんだ・・・・いや・・・これでは素直じゃないかもしれないな・・・・」


戦士「・・・・・俺も勇者が好きだった」


勇者&賢者&魔法使い(!!??)


勇者(ふざけんな!!何戦士の奴ホモ宣言してんだよ!こんなの生き返ってどう接すればいいんだよ!ふざけんなよ!)


賢者(やはりな・・・・)


魔法使い(ちょっと!何コイツどさくさに紛れて私に便乗してんのよ!しかもホモかよ・・・・・まあホモ嫌はいじゃないけど・・・・そうじゃない!ふざけんな!私の勇者を汚さないで!!!)


戦士「あいつは男の俺から見ても憧れだった」


戦士「剣術でも俺より上で・・・・・魔法も使えて・・・・」


戦士「ちょっとバカなところもあったけど・・・・でもそこもまた勇者らしくて憎めなかった・・・」ウワァアアアアン


勇者(これ・・・・どうすんだ・・・・)


賢者「ちょっと待て!!!!!!!!!!二人とも!!!!!!!!!実は大切な話があるんだ!!!!!!!」


魔法使い&戦士「????」


賢者「落ち着いて聞いてほしい・・・・・実は勇者なんだがな・・・・・」


ゴソゴソガタガタ


魔法使い「ん!ちょっと待って!勇者の棺から物音がするわ!!!」


戦士「!!もしや魔族が勇者の亡骸を奪おうと!!!!許せん」


賢者「あ・・・・・」


棺パカァ


勇者「あー生き返っちゃったうっわまだばらばらじゃんこれどうすんだよけんじY・・・・・」


魔法使い&戦士「ぎゃあああああああああああああああああああああああ化け物だぁああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」


賢者「・・・・・ですよねー」




この後二人を納得させるのに数時間を要したのであった


勇者はこの時戦士と魔法使いの攻撃により負傷したが大事には至らなかった・・・・・



~勇者の実家に事情を説明に行きます~



勇者「・・・・死ぬかと思ったマジで・・・魔王との戦い以来だったわあの恐怖は・・・・・」ガクガク


魔法使い「そ!そんな事言ったってまさか生きてるなんて思ってないしバラバラなのに動くし!」


戦士「アンデッドにしか見えなかったな・・・・・」


勇者「なんで前もって説明してなかったんだよ賢者!」


賢者「・・・・すまない、何度か道中説明しようと思ったのだが雰囲気が重くてなかなか言い出せなかったんだ・・・・」


勇者「まあ、確かにあの雰囲気じゃ言いづらいか・・・・」


賢者(勇者!意識が有った事は伏せるんだ!)


勇者(コイツ!直接脳に!!なんでだよ!)


賢者(お前二人の話きいてなかったのか?気まずいだろ絶対・・・・)


勇者(!!!そういや魔法使いも戦士もなんか言ってたな・・・・・)


魔法使い「あの雰囲気??って勇者仮死状態じゃなかったの道中??」


戦士「う、うむ勇者が我々がどの様な様子だったかわかる筈は無いと思うのだが・・・・」


勇者「!そ!!それはあれ!あれだよ!あれ!!なぁ!賢者!!!」


賢者(私に振った!!)


賢者「そ、それはだな・・・・勇者は我々の事など顔色を見れば一目瞭然、ちょっとした表情の変化で今までどんな顔をしていたかなどすぐにわかるのだ。ほら魔法使い、涙の跡がのこっているぞ」


魔法使い「え、あ・・・やだほんと・・・・そっか、そうなんだね」


戦士「勇者よ・・・・そんなにも我々の事を・・・・・」


勇者「お!おう!俺たちはずっと一緒に冒険してきたからな、お前たちがどんなに落ち込んでたか位すぐわかったぜ!!」(賢者サンキュー!)


魔法使い「ま、まあちょっと悲しかったけど別に勇者がいなくなったからってすぐ立ち直ったけどね私は!!」


勇者&賢者(よく言うぜ・・・・・)


勇者「お!見えて来たぞ、おれの故郷だ!!」


魔法使い「そう言えば勇者の故郷なんて初めてだね。なんか緊張するな・・・・」


賢者「自然に囲まれた良い村ではないか・・・・」


戦士「うむ、こういった風景をみると世界を救えて本当に良かったと思うものだ」


勇者「・・・・だな、俺たちのあの辛かった冒険も無駄じゃなかったな・・・・」


勇者「お!俺の家はあそこだぜ!!ちょっと先に行っておふくろに事情を説明してくるな!!!」ダッシュ!!


賢者「あ!勇者待て先に我々が説明しないt・・・・」




タダイマー!ギャアアアアアアアアア幽霊!!!ゴースト!!!ジョウブツシナサイ!ボコボコガシャン!イタイイタイイタハナシキイテ!!



賢者「そうなるよな・・・・・」



・・・・・暫くして・・・・・


賢者「と言う訳なんです勇者のお母さん」


勇者母「まぁまぁ~そうだったのね!もー死んだって聞いてた勇者がいきなり現れるから魔王軍の幻覚かゴーストかと思っちゃったわあービックリした!」


勇者「・・・・今日は厄日だぜ・・・・」


勇者母「事情はよくわかったわ、それで勇者はこれからどうするの?またこの村でゆっくり過ごすのかしら?」


賢者「いや、それはちょっとマズイかもしれませんね・・・」


賢者「万が一勇者が生きているのがバレた時に国王がどういった行動をとるか・・・・下手をしたら人質を取って勇者を取り戻そうとするかもしれません」


魔法使い「そうね・・・だったらまずは勇者のお墓をここに建てて、ここから離れたところで暮らすか旅をするのが良いかもね」


勇者「そうだな・・・ちなみに墓の中は空っぽで良いのか?」


賢者「どうせ骨になるからなんか適当に入れておけばよかろう」


勇者母「ちょうど昨日捌いた豚の骨があるからこれを入れておきましょう!」


戦士「うむ、なかなかの大きさの豚の骨だな。サイズも問題なかろう」


勇者「・・・・豚の骨かよ・・・・」


賢者「別に良いではないか、丁度良いサイズだからピッタリではないか」


勇者「ま、まあいいか・・・・なんか俺の墓におふくろが捌いた豚の骨とかすっげーひっかかるんだけど・・・・・」


勇者母「まぁー!男の癖に細かいのね!そんな事言ってるから女の子にモテないのよ!!」


勇者「うっせ!べべb別にモテない訳じゃねーし!時間も暇も無かっただけだし!!!!」


魔法使い(あたしがもらってあげるから安心してね勇者)


賢者「さて勇者よ、これで晴れて自由の身なわけだがこれからどうするのだ?」


賢者「さっきも言ったがここに留まるのは得策ではないぞ」


戦士「自由自由と言えども生きてることがばれちまったら面倒な事になるってわけか、世界を救った勇者に優しくない世の中だこと」


勇者「そうだな・・・・実はちょっと考えてたんだ・・・」


魔法使い「へぇ・・・ちゃんと考えてたんだ?まあさ、魔王倒しちゃた訳だし魔物も前ほどいないからそこら辺はあのバカ国王にまかせてのんびりするのも良いわよね、戦争する余力があるなら魔物は心配なさそうよね」


勇者「そうだよな・・・・」


勇者「魔王も倒したし定食屋でもやるか」





~定食屋はじめます~



賢者「・・・・・勇者よ、料理などできるのか?」


戦士「あ、でも言われてみたら勇者って料理上手になって行ったよな。なんか野宿しててもご飯がマズイとか思った事あんまり無かった気がする」


勇者「おまえら・・・・東方の国の事忘れたのか・・・・・」


魔法使い「東方の国の宿で盗賊と一緒に宿屋吹っ飛ばしてお店の建て替えのお金用意するまで勇者がただ働きさせられてたわねそういえば」


賢者「そんな事もたしかにあったな・・・・懐かしい思い出じゃないか」


勇者「お前が店の中で爆裂魔法なんてぶっ放すからだろうが・・・・ったく」


勇者「まあそん時働いてた場所が宿屋のおっさんのやってた定食屋だったんだよ」


戦士「確かに言われてみればあの一件以来勇者の料理の腕が上がったようだな」


勇者「そりゃ毎日朝は6時から夜は12時までみっちり料理の仕事だ、嫌でも上達するさ」


魔法使い「ふぅん・・・その時の経験を生かして定食屋ってわけね。ま、いいんじゃないまさか勇者が生きてて定食屋やってるなんて誰も思わないでしょ」


賢者「しかし料理ができる事と店の運営は全くの別物だが本当に大丈夫か勇者?」


勇者「お金は魔王倒した時に死ぬまで使い切れない位バカ王様から貰っただろ?あれ後で持ってきてくれよ賢者」


賢者「言われてみれば我々は報奨金で世界でも有数の金持ちになっていたな、使う機会がなかったから忘れていたよ」


勇者「まあ、なるべく採算は取れるようにするけどさあんまり原価に縛られてマズイ料理出しても楽しくないしな。趣味の店って奴よ」


賢者「ふむ、ならば後でお金は持って来よう。私と戦士は城に戻って国王がバカを起こさぬ様にうまく立ち回っておこう」


戦士「軍の兵士達は随分俺になついてくれてるからな!戦争なんて絶対させないぜ!!」


魔法使い「え・・・っと・・・じゃあ・・・私・・はどうしよっかな・・・」


賢者(ほら勇者よ魔法使いが誘ってくれと言っているぞ)


勇者(おま!あんな告白聞いた後にそんな事できるかよ!!!)


賢者「勇者一人じゃ大変だろう、魔法使いは勇者を手伝ってみたらどうだ?」


魔法使い「そうよね!!!!勇者一人じゃ寂しいし大変だもんね!!!!しょうがないなぁ!私が手伝ってあげるね♪」


賢者(子供ができたら知らせるのだぞ)


勇者母親(もうすぐ孫がみれるのね・・・感慨深いわぁ・・・・)


勇者&賢者(!!!???)





こうして勇者は魔法使いを連れて定食屋を始めるのであった


この決断が世界を左右するとは


この時誰1人として思ってもいなかったのである・・・・・




~開店準備に勤しみます~



勇者「さてと、二人は行っちゃったな」


魔法使い「そうね・・・・それでこれからどうするの?早速準備する?」


勇者「そうだな!まずは場所だが・・・・・街外れの街道沿いにしようと思ってるんだ!!」


魔法使い「ちょ!あそこはまだ残党の魔物も多いし旅人を狙う盗賊もいるしなにより街から外れてて集客みこめないわよ!正気なの!!??」


勇者「おう!だからこそだろ!まずライバル店も無いし、魔物の残党も処理できる、そして盗賊もちょっかいかけてくる様ならおとなしくさせてやれるしな」


勇者「あそこの街道沿いからちょくちょく俺の故郷に魔物とか盗賊が悪さしに来てたんだよ・・・国は動いてくれないし・・・・心配事を解消させつつ定食屋もできて一石二鳥だ!」


魔法使い(さすが勇者・・・素敵//////)


勇者「ってなわけで善は急げだ!移動魔法で向かうぞ!!掴まれ魔法使い」


魔法使い「おっけー!いいわよー」


勇者「移動魔法!!!!!!」


・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


勇者「よしここだ!開けた場所だし道沿いで文句なしだ!!」


魔法使い「じゃあさっそく作っていこうかしらね」


勇者「それで・・・悪いんだけどさ魔法使い・・・・俺ちょっと今から東方の国に材料の手配に行ってくるからここに魔法でちゃちゃ~っと住み込みで働ける店を作っといてくれないか??」


魔法使い「そんな事だろうと思ってたわよ・・・はぁ、まさか世界を救った魔法で定食屋を作るなんて思っても無かったわ・・・・」


勇者「店の雰囲気はthe!定食屋って感じで頼むな!あと俺と魔法使いしか働かないからカウンター6席テーブル1席でいいかな?」


魔法使い「本当に私の感覚で作るから後で文句言わないでよね・・・・」


勇者「大丈夫!信じてるから魔法使いならバッチリだって!!」


魔法使い「////////わ、わわかったわよ頑張るわね///////」


勇者「じゃあちょっと行ってくるわ!」>イドウマホウ!!!


魔法使い「さて・・・と、じゃあ私もはりきってやりますかね!!」



・・・・・・・東方の国某宿屋・・・・・・


勇者「っと・・・着いたな!早速おやっさんに仕入れの都合を相談しなきゃな!」


勇者「えーと宿屋は・・・・・えーと・・・・・あ、あったあったあそこだ!」


ガチャッ!

勇者「おやっさ~ん!久しぶり―!!!勇者だぞーーー!!」


おやっさん「え・・・・・え・・・・!!??」


勇者「おやっさん!今度定食屋を・・・・・・・」


おやっさん「ぎゃああああああああああああああああああああああああ勇者の幽霊だぁああああああああああああ!!」


勇者「またこれかよ・・・・」


・・・・・暫くして・・・・・


おやっさん「話はわかった、しっかしいきなり死んだって聞いてた勇者が来た時は死ぬかと思ったわ・・・・・」


勇者「悪い悪い!もういてもたってもいられなくて急いで来たもんで!」


おやっさん「そんじゃ俺の馴染みの野菜とか肉とか調味料、器具の仕入れ先に紹介状書いてやるよ。おまえさんなら信用できるし腕も俺が見込んだだけのものはあるからな」


勇者「さすがおやっさん!話がわかるぜ!!!」


おやっさん「それと・・・そっちの国ではあまり無いだろうが鮮魚屋も紹介しよう・・・・おまえさんの氷結魔法つかえば鮮度も維持して運べるだろう」


勇者「いいね!!鮮魚が使えれば評判になるぜ!!!」


おやっさん「それと勇者、変装とかしないのか?そのままでやってたらその内さすがに中央国の王様にばれるぞ」


勇者「それは大丈夫!変化の杖があるからちゃんとバレない様にやれるぜ!抜かりはないぜ!!」


おやっさん「じゃあもう変装しておけ、おまえさんは死んだ事になってるんだからそのままの姿でうろついてると店どころの騒ぎじゃなくなるぞ」


勇者「!!そ・・・そそsそれもそうだな!!」


おやっさ(ほんとうに大丈夫だろうなコイツ)


おやっさん「ほらよ、これを見せれば大体の物は不便無く手配してくれるだろう。まあ大変だとは思うが頑張れよ、いつでも困ったら相談に来い」


勇者「サンキュー!じゃあ早速変化していってくるわ!!恩に着るぜ!!!」>変化!!ドロン


おやっさん「お、おぅ・・・気をつけろよー・・・・」


おやっさん「やけにイカツイおっさんに変化しやがったな・・・・」




・・・・中央国街道沿い・・・・・


魔法使い「しっかし・・・・・・」


魔法使い「なんでこんなに魔物が出てくるのよ!!!!」


魔法使い「魔物倒しながら店作っては壊されてで進まないじゃないの!!!!」イライライライラ


盗賊「へっへっへ・・・・かわいこちゃんがいるじゃねーか俺といいk!!!」

!!!カエンマホウ!!!ドォオオン!!・・・・プスプスプス・・・・


魔法使い「寄るな・・・・汚らわしい・・・・・」


魔法使い「あああああああああああああああああああああああ!!!もおおおおおおおおおおおおおおおおお!本気だすからぁあああああああああ!」


魔法使い「!!!一気に・・・・いくわよ・・・・!!」




こうして勇者の定食屋は順調に出来て行くのであった


二人の前途多難な新しい人生の始まりである



※第2章にはいります、ここから料理を作る勇者と料理を注文して食べる側の視点の両方を書いていきます

 ややこしく感じたら申し訳ありません




第2章 勇者の定食屋



~最初のお客~



勇者「よーし、ようやくお店の形になったな!」


魔法使い「そうね!勇者の買ってきた器具も設置したし食器も材料も揃ったしこれならいつお客さんが来てもよさそうね!!」


魔法使い「・・・・・って、そういえば勇者・・・・メニューは?」


勇者「・・・・・え???」


魔法使い「このお店のメニューよメニュー、本日のおすすめ!とかはさておき定番メニューとドリンクメニューは必須よね」


勇者「・・・・・・・・・・・・・」


魔法使い「え・・・?え・・・?」


勇者「そんなの作ってなかった」


魔法使い「っばっかやろぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!」<カエンマホウ!!!


勇者「やめてっ!!あつっ!!!お店燃えちゃう燃えちゃう!!!!あっつ!!!!」


・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


勇者「どうせ限られたお客さんしか来ないんだメニューは無し!その日作れる物をお客さんに提供しよう!」<キリッ!


魔法使い「・・・・・先行き思いやられるよもう・・・・」



ガチャ!


勇者&魔法使い「!!!!!!!!???????」


旅商人「ここで食事を頂けるのですか??」


勇者「あ、あ・・・はい!食事を頂けますですよ!!!!」


旅商人「・・・・えっと・・・なんか焦ってません?丁度隣国から中央国に商品を仕入れに向かってたら見慣れない建物に定食屋って書いてあったもので、まだオープンしていなかったかな??」


勇者「とっとととんでもないです!!!!!ばっちり今日から営業中です!!!!」


旅商人「ほぉ!今日からか、それは運が良い!丁度いつもこの辺りでお腹が空くのだがこの辺りにお店なんて無いし魔物の良くでるあげくに盗賊の目撃情報もあるからねぇ。」


勇者「ですです!平和と旅人の空腹を満たす定食屋やってます!!!今日からだけど」


旅商人「はははは!そうかい!それじゃあ早速メニューを頂こうかね!」


勇者「お客さんわかってませんね!ここはメニューなんて無いんです」キリッ!


旅商人「えぇえ・・・・・じゃあどうやって注文をすれば良いのかな・・・・?」


勇者「今日のお勧めは鮮魚です!鮮魚なんていかがですか??」


旅商人「・・・・ほぉ・・・・この辺りで鮮魚とは珍しい・・・・是非頂きたいね」


勇者「それでは海鮮丼セットでよろしいでしょうか?」


旅商人「いいね!是非!よろしく頼むよ!」


魔法使い「オーダー!!海鮮丼セットワン!!!!!」



~調理中~


勇者「さてと、さっそく東方の国直送(自分で運んでる)の鮮魚を使うぜ!!!」


勇者「この時期は白身の身が締まってておいしいぜ!」


勇者「脂の乗ったさかなもさっぱり食べれて美味しいからな!!腕がなるぜ!」



勇者が用意した鮮魚は

クロマグロ、サーモン、サワラ、ヤリイカ、ヒラメの5種類


マグロはブロックで仕入れているのでまずはサクに切り分ける

せっかくの最初のお客さんなんで脂の乗った腹側(トロ)をサービスだ


サワラとサーモンは脂が乗って旬、鱗だけを丁寧にはずして皮目をしっかり炙る

こうすると単調な脂のうま味だけでは無く皮の香ばしさと、脂が加温されて甘みを感じるのだ


ヒラメは5枚卸しにする

厚みのある背側の一本をあらかじめ昆布締めにしておいた


昆布に熱湯をかけてしばらくすると柔らかくなる

水分を拭き取り、塩を適量振ったヒラメの身を昆布で包んで一日冷暗所で寝かせる

昆布のうま味と粘りがヒラメの身に移り味わいの深さを演出するのだ

昆布締めのヒラメと、そのままのヒラメを2種類味わう

ささやかな贅沢である


ヤリイカは繊維に対して垂直に、細く切る

イカそうめんと同じ切り方だ

タルイカやアオリイカと違って歯ごたえのあるヤリイカは細くそうめん状にすることで抵抗なく噛みきれる

そして大きくなった断面からふんだんにイカの甘みが湧き出るのだ


魚のドリップが酢飯に直接付かないように

刻みのりを敷いて切りつけた鮮魚をさました酢飯の上に盛り付ける


香り付けにみじん切りにした大葉を散らしてどんぶりは完成だ


海鮮丼にワサビ醤油をかけるのも良いが折角の自慢の鮮魚だ

ここは漬けだれも少しこだわろう


胡麻をすり鉢でひたすらする

はじめのうちは胡麻が細かくなるだけだがその内胡麻に湿り気が出てくる

さらに時間をかけて丹念にすってペースト状になればオッケーだ


醤油、酒、みりんを全て等比率で合わせた物を一煮立ちさせてさます

そいつをさっきペーストにした胡麻に混ぜ合わせる


あまり多く入れてしまうと胡麻の風味が損なわれるので胡麻2:調味液1位が良いだろう(ここは個人の好みが出る)

さらにそこにさましただし汁を付け加える


だし汁はしっかりと昆布と鰹節で取った一番だしだ

水にさっと拭いた昆布を適量入れて火にかける

弱火でじっくり昆布のうまみを引き出してぽこぽこと泡が出てきて熱くなってきたら昆布を取り出す

一気に強火にしてしっかりと昆布だしを沸騰させたら鰹節をふんだんに入れる

ここで鰹節をケチると出汁のうま味が感じられない残念な出汁になってしまうので鰹節はケチらずに豪快に入れるのがポイントだ

鰹節をいれたらしっかり箸で鰹節を沈めて15秒ほど煮て火を止める

あまり火を入れすぎると鰹節の苦みやえぐみが出るからだ


20分ほどおいておくと鰹節が沈んで澄んだ一番だしが出来上がる

しっかりと濾して使いやすいように容器に移しておくのも忘れない


出汁で胡麻醤油を割ってよりまろやかに

この出汁胡麻醤油を海鮮丼に添えてお好みでワサビを付けて食べてもらおう


次は出し巻き卵

さっきの一番だしを卵にしっかり混ぜる

卵1個あたり35ミリリットルの出汁を入れて軽く砂糖、しょうゆ、みりん、酒で味付けする

あくまで出汁の香りを楽しんでもらいたいので本当に少しずつ入れて味を少し調整する位でいいだろう


しっかりと混ぜると泡がたってくる

上品なお店なんかだとこの泡があったらダメだとか白いすじみたいなのは取り除けなんて言うけど

ここは定食屋だ

泡はたってるし白いすじだって入れっぱなしで焼こう


四角い卵焼き用のフライパンなんかがあればベストなんだが今回は間に合わなかったのでフライパンで巻く

小さめのフライパンを使えば問題ない

要はオムレツを巻いて作るようなものだ


キッチンペーパーに油をしっかりふくませて熱したフライパンに万遍なく油を馴染ませる

火加減のポイントはビビッてあまり弱火にしないことだ

弱火にしすぎるとフライパンにひっつく原因になってしまう

ちょっと卵を垂らすとじゅ~っとすぐ固まるくらいの温度が良いだろう


フライパンが熱されたら卵を入れる

ここで欲張って大量に入れると焦げ付きの原因になったり綺麗に巻き辛くなる

少しずつ綺麗に巻くのがコツだ

巻き方は遠心力を使って卵をひっくり返していくのだがこればかりは文章では伝えられない

経験が必要な調理法もあるということだ


巻いた卵をまきすで巻いて形をととのえて置いておく

粗熱が取れる頃には形も落ち着いているだろう


汁物はお吸い物にしよう

またまた先程の一番だしを使っていく


5枚におろしたヒラメの中骨と、鱗をとった頭をさっと塩の入った熱湯で霜降りする

すぐに冷やして残った鱗や血合いを丁寧に取っていく

この作業を丁寧にやるとやらないで、生臭さを感じるかの境目になるのだ

下処理をしたヒラメのあらを一番出汁にいれて軽く沸騰させる


一番出汁のうま味と、ヒラメのあらから出たうま味があれば余計な具材はいらない

酒と塩、ほんのり琥珀色に色づけするために醤油をたらして一煮立ちさせたら三つ葉をちらして完成だ

香りづけのアクセントに粗挽きの黒こしょうを本当に少し振り掛けるのも良いだろう


おまけで自家製のぬか漬けを出しておこう

大根、きゅうり、にんじんの定番だ

こいつの作り方はまた後日説明するとしよう


出し巻卵を切って盛り付け

汁をよそって

海鮮丼と一緒にお盆に乗せて完成だ




勇者「おーい出来たぞー!」


魔法使い「あ、はーい!」


魔法使い「お待たせしました!海鮮丼セットです!!どうぞお召し上がりください!」



~旅商人~



年の瀬の忙しい中を旅商人はせっせと歩いていた


隣国から歩き通しで疲れていない訳では無い


だがここはまだ魔物が現れたり下手をしたら盗賊が現れる危険地帯だからだ


もちろん一人で旅をするのだから多少の腕はたつ


だが戦闘となれば何がおきるかわかったものではない


まして盗賊が相手ともなれば徒党を組んで来るのは必至


さっさとここを抜けて中央国に向かおう


そう思っていた時


いつも通る道に見慣れない建物があることに気付いた


あれ?こんなところに建物なんてあったかな

しかも定食屋!?

こんな街外れの危険地帯に!??

盗賊の罠じゃないだろうな・・・・


職業柄か

何事にも疑ってかかる性格の商人だったが


グゥウウ―――――


空腹には勝てなさそうだ


ここにある店が本当に定食屋だとすれば


これからここを通る旅が格段に楽になる


美味しければよし


不味くても腹がふくれればよし


そんな気持ちで扉を開けた


扉を開くとシェフと言うにはあまりにガタイの良いひげ面の渋い中年男性と


まだあどけなさが残るような若い女性が呆然と立ってこちらを見つめていた


どうやら食事はできるようだ

今日からの開店らしくまだ慌ただしいのが見て取れる

しかしメニューが無いとは恐れ入った・・・・

ただ、ここいらではなかなかお目にかかれない鮮魚がおすすめだという

これはこれで楽しみだ

私は店主のお勧めを素直に注文した




しかしウエイターだろうか

この女性、なかなか可愛いじゃないか

まだまだ給仕には慣れていなさそうだが

この場所でこの可愛い店員さんならまた来てもいいかな


おや?

へぇ・・・・そうきたか・・・・・

御膳には海鮮丼と見た感じでは醤油?いや・・・・何かの調味液だな

出し巻卵にお吸い物・・・・ぬか漬け!これはうれしいじゃないか・・・・


どうしてどうして

これはうまそうだ・・・・

腹の虫も限界だと暴れまわっている

ここは素直に頂くとしよう


まずは・・・・お吸い物を一口・・・・・


芳醇な鰹節のかおりと塩味・・・・昆布の甘味・・・・・

なるほど・・・これはあら汁になっているんだな・・・・

丁寧に下処理をされている様で生臭さは一切感じない・・・・鰹節、昆布、あらのうま味が凝縮されて・・・これはたまらんな・・・


ん?ちょっと刺激的なスパイス・・・・まさか粗挽きのブラックペッパーか???

このアクセント・・・・悪くないじゃないか・・・・・・


お次は・・・・出し巻き玉子・・・・・

おぉ!プルプルだ!

これはしっかり出汁をいれてないとこれだけのプルプル感はでない・・・・

しかし出汁を入れれば入れるほど巻き辛くなるんだ!

・・・・噛みしめればあふれる出汁・・・・

味付けは最小限に抑えられ出汁の香り、旨味・・・ほのかな甘み・・・・

脇役でありながらもただの脇役とは呼べない・・・・

助演男優賞物の出し巻玉子だ!!


さて・・・

待ちに待った本丸・・・・・海鮮丼・・・・

具材は・・・・

ふむ・・・・イカとマグロ・・・・ヒラメに・・・・サーモン・・・・これはなんだ?サバ?アジ???いや・・・サワラだな・・・

いいじゃないか・・・・嫌いなものは一つもない・・・・外れ無しだ!

そういえば・・・この調味液はなんだ・・・?ちょっと味見をしてみよう・・・・

これは・・・・胡麻か!

胡麻をつかった出汁醤油だな・・・・・

なるほど・・・・・中々丁寧な仕事をするじゃないか・・・これはこっちも覚悟を決めて頂こう・・・・


まず・・・・ヒラメ・・・・・

うん、ぷりぷりで噛めば跳ね返る弾力・・・・・噛みしめるだけ湧き出る甘味・・・・

天然の良いヒラメを使ってる・・・ん?

これは・・・・色がちょっと違うが・・・これもヒラメか・・・・

・・・・・

!あ、昆布締めだったのか・・・・同じヒラメでも2種類の味・・・・こっちはもっちりしてて・・・・昆布の甘味がまたうまい・・・

丁寧だな・・・仕事・・・・


お次は・・・・マグロ・・・・

へぇ・・・最近キハダとか脂の少ないマグロばっかり見るけど・・・・ここはしっかりホンマグロなんだ・・・・

しかもトロを使ってくれるなんて嬉しいね・・・・・どれどれ・・・

濃厚なホンマグロの脂が・・・・胡麻の香りでさっぱりと食べられる・・・・ワサビを付ければ口の中がリセットされて・・・またマグロの脂を求める・・・

口の中が・・・マグロの永久機関になりそうだな・・・これ・・・・


イカは・・・細切りでたべやすくて甘みもしっかり・・・

サワラ・・・・サーモンは皮目が香ばしく脂のうま味がまた濃厚・・・・・


箸休めに頂くぬか漬け・・・・

糠っぽくなくて浅漬け風の味付け・・・・


いいじゃない・・・

これは・・・一気に食べるのがこの仕事に対する敬意の表しだな!!

一切の神経を・・・今俺は食に・・・・向ける・・・・!!!!




・・・・・

・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



ふーーぅ

ごちそうさまでした・・・・・


ここ、いいな・・・・また来よう・・・・・・


旅商人「すいませーん、お会計お願いします!」




まさかこんな街外れで一休みできて

あれだけの食事ができるなんて思っても無かったな

腹も膨れたし・・・・・仕事がんばろう!!!

なんか、中央国の仕入れがこれから楽しくなりそうだな!!!





~はじめてのお客~     完




完全に孤独のグルメをパクろうとしてます!!

あの雰囲気を少しでも表現できていれば良いなぁ・・・・


要望、意見なんでも良いのでコメント等頂ければやる気になります

宜しくお願いします・・・・・・










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SS好きの名無しさんから
2018-12-14 23:48:37

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2018-12-09 17:30:06

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