2019-02-21 18:12:57 更新

概要

第7鎮守府2回目の歓迎会へ!
提督の演奏再び!
阿武隈と瑞鳳の艤装がパワーアップ!


前書き

皆様こんにちは初めましての方は初めましてメットールと申します。
イベントの掘りと仕事で難航し続きが出来ませんでした。(;_;)
また、誤字脱字駄文ですが読んで頂けたらと思いますのでよろしくお願いします。





大川提督「ようこそ私達の鎮守府へ、歓迎しよう」




大本営から帰って来た夕禅と古鷹、それに今日から配属となる5人、7人は鎮守府へ帰投後工廠で妖精さん達に艤装の整備を依頼し五月雨と初霜と名取を含め執務室で改めて挨拶をしていた。




大川提督「今日はささやかながら皆の歓迎会を行う。1900に始めるから遅れないように名取と初霜、すまないが5人を寮へ案内がてら軽く鎮守府の説明を頼む」




名取初霜「「わかりました」」




大川提督「ではそれまで解散とする」




名取達に連れられ5人も執務室を後に夕禅は五月雨に確認をした。




大川提督「五月雨、今日処理をしてくれた書類はこれで全部だな?」




五月雨「はい!これで全部…じゃなかったです。後から2通届きましたよ」




夕禅は五月雨達にまとめて貰った書類に目を通し後から届いた書類を確認した。




大川提督「ふむ、成る程な、五月雨ご苦労だった。」




五月雨「はい!ありがとうございます」




古鷹「追加の書類って何だったんですか?あの2人に関係することですか?」




大川提督「ああそうだ、阿武隈の艤装の改二改装、瑞鳳は祥鳳と同じ強化艤装の件だな。」




夕禅はほっとしたように古鷹に答えた。それを見た2人は嬉しそうだった。




古鷹「よかったですね提督、無事に意見が通って」




大川提督「ああ、阿武隈もだが瑞鳳の方のこの強化艤装も回してくれたのは嬉しいな、練度も無い分助かる」




五月雨「それじゃあ、瑞鳳さんにもあれが来るんですね!絶対に喜びますよ!」




大川提督「後は瑞鳳次第だがな、この話は歓迎会の時にでもしようか」




そう言って夕禅は2人と執務室を後にし食堂へ向かった。




______________________




1900鎮守府内食堂




大川提督「今日からまた5人配属になった皆、よろしく頼む。では乾杯」




15人「かんぱーーい!」




夕禅の音頭で第7鎮守府2回目の歓迎会が始まった。野分達は初めこそリコを見て驚いてはいたが直ぐに打ち解けたようだった。まあリコの性格上滅多なことでは事が荒れることがないので心配はしていなかったが。




嵐「なぁ司令、俺達もホントに飲んでいいのか?」




野分「嵐!その言い方は…」




大川提督「構わんよ野分、私は口の聞き方でどうこう言う気はないから気にしなくていいぞ、今日の主役は野分達5人と瑞鳳だからな飲むといい、まあ今はウィスキーしかないが」つ濃いめの炭酸水割り




江風「いやいや、ウィスキーでもこれジャックダニエルっていうのか?結構種類あんだねぇ」




瑞鳳「それに料理美味しいね、これ全部リコちゃんが作ったんでしょ」モグモグ




リコ「ハイ!提督サンカラ今日ハ歓迎会ヲヤルカラ任セルト連絡ガアッタノデガンバリマシタ!」フンス




天霧「どれもこれも旨いんだけど…穏健派の深海棲艦って料理上手いの?」




リコ「イエイエ、私ガ第3鎮守府ニイタトキニコック長ニ教ワリマシタ。私以外ニモ第3鎮守府ニイタ人型ノ深海棲艦ハミンナ厨房デ働イテマシタカラ」




鬼怒「厨房で働くってなんでまた」ゴクゴク




大川提督「当時の第3鎮守府は私を含めた提督が6人、各々の提督の直属艦娘が36人、一般の海軍兵士が215人、憲兵が52人、整備兵が58人いたんだが。それに対して主計課がコック長含めて20人と常に人手不足に陥っていた。そんな時にリコやミヲを保護してなそれをコック長が目をつけたということだ」




天霧「ミヲってのは?」つコーラ割り




涼風「リコちゃんと一緒に保護された空母ヲ級だよ。今は第5にいるんだっけな」つコーラ割り




江風「海風の姉貴んとこかよ!?」




初霜「それでなにか出来ることはないかと探してたリコちゃんにコック長が厨房の手伝いを持ちかけたんです」つアップルソーダ割り




野分「ですが、他の兵士の手前そんなことをして大丈夫だったんですか?」




大川提督「兵士達には事前に説明はしていたからな、それに私達はともかく他の兵士達が反対や拒否を示す行動を取った場合コック長が黙っていない。仮にそんなことになったら主計課が止まる」つ濃いめの炭酸水割り2杯目




嵐「主計課が止まるって飯出てこないって事っすよね?」つコーラ割り




祥鳳「はい、それに食料倉庫の鍵はコック長が持っているのでほぼ詰みになります」つ濃いめのハイボール




江風「このご時世に兵糧攻めかよ…」つジンジャエール割り




天霧「でもおんなじ主計課の兵士はどうなんですか?深海棲艦がいるってのは」




五月雨「最初は抵抗があったみたいですがリコちゃんの性格もあってか皆さん慣れたっていってました。」つアップルソーダ割り




初霜「そうですね、それからミヲちゃんも手伝いを始めて第3鎮守府では穏健派の深海棲艦達が保護されては主計課の手伝いをしてましたね」




鬼怒「それって何人くらい?」




古鷹「リコちゃん含めて人型の深海棲艦は18人ですね、駆逐や軽巡を入れるともっとですね」




瑞鳳「多いねっ!?」つハイボール




祥鳳「あの時は一番戦いが激しい時期でしたからね、クーちゃんを保護した辺りからが大変でしたよ」




鬼怒「新しい娘が出た、誰?すいません加古さんハイボールおかわり」




五月雨「駆逐棲姫のクーちゃんですよ。カイン中佐の妹さんです」




江風「姫級も保護してたのかよ…」




野分「カイン中佐って…今日司令がピアノを弾いてた時にいた白髪の方ですか?」つハイボール




大川提督「ああそうだ、カイン中佐は今の第3鎮守府所属で沖久保前元帥の孫娘沖久保翼少佐と共に指揮を執っている」




嵐「穏健派のトップの妹保護したあたりから話が大きくなってるな」(^^;




江風「てかあたしら凄いとこに来たかこれ?」




加古「しょーがねーよ、当時の海軍の中でも1、2を争う戦果を挙げてた第3鎮守府、『斬拓の志士』大川夕禅率いる第3部隊『エッジ』だからな」つ濃いめのジンジャエール割り




阿武隈「斬拓の志士…ですか?」つ薄めのコーラ割り




加古「ああ、提督の海軍での二つ名だよ。確か敷嶋少将が『烈火の闘犬』で滝本大佐が『雷帝』、佐倉少将が『千本銃』だったけな、てか天霧お前も聞いたことぐらいあるだろ?」




野分「天霧そうなんですか?」




大川提督「天霧は前の鎮守府で加古の直属の部下でな、半年前の海戦にも参加していたよ」




天霧「覚えてくれてたんすね、光栄です!それはそれなんすけど…」




天霧は何かに気がついたようで加古や阿武隈の手元を確認していた。




加古「どーした、天霧?」




天霧「いや、ここに来るときなんすけど提督って7人の艦娘とケッコンしてるって聞いてたんすけど加古さんや阿武隈さんは違いますよね?」




加古「へ?」(゜ロ゜)

阿武隈「ふぁっ!!」//////




いきなりな単語が出てきて加古はポカンとし阿武隈は顔が真っ赤になっていた。




瑞鳳「えーいいなぁ提督のお嫁さんなんで絶対自慢出来るじゃないですか」つアップルソーダ割り3杯目




阿武隈「ちょっ、ちょっと待ってそれでなんで私に…」///アセアセ




天霧「いや、だってあたしらや瑞鳳さんは昨日今日来たばっかですし、そうなると加古さんか阿武隈さんしかいなくないですか?」




加古「あたしや阿武隈は練度が足んないよ、だからまだだねぇ」ケラケラ 練度88




阿武隈「私だってまだですよ…」(´・ω・)練度75




江風「えっ、じゃぁ他に誰が………っ!!」




話に混ざってきた江風はふと有ることに気がついてしまった。それを野分も勘づいたようで




野分「あの、すいませんリコさん手をこうしてくれませんか?」




リコ「?コウデスカ?」ユビワキラリ




野嵐天江鬼「ちょっと待てーーーー!!?」




リコは勿論夕禅以外の娘達は流石にビックリしたのか5人の方に注目した。その5人は軽くパニックに陥っていた。




鬼怒「なにっ!?深海棲艦もケッコンってありなの!?」




嵐「ヤバいって…今日一で一番ビックリしたぞ!?」




天霧「古鷹さん!提督って古鷹さん達7人とケッコンしてるって…」




古鷹「あれっ?私は『私入れて7人だよ』としか言ってないよ?」つ炭酸水割り




野分「…そうでした、確かに艦娘7人なんて言ってませんでしたね、ちなみに瑞鳳さんはご存知でしたか?」




瑞鳳「うん、今日のお昼リコちゃんのお手伝いしてたときにね、提督カッコいいし仕方ないんじゃない?」




江風「なんでそんなに達観してるんすかっ!?」




瑞鳳「え~だって提督だよ?イケメン、強い、人格者って三拍子揃ってるんだよ?そもそも艦娘は実年齢関係ないんだからリコちゃんも大丈夫だよ、そうじゃなかったら憲兵いるはずだよ?」モグモグ




野分「いえ、そういう問題では…」




加古「うん?深海棲艦(穏健派)とケッコンしたことか?」ゴクゴク




天霧「そうすっよ!大丈夫なんすか?」




リコ「大丈夫デス!沖久保前元帥モオ母サントケッコンシテマスカラ前例ハアリマス!」フンス




リコがとんでもないことを口に出した為5人は耳を疑ったが確認の為江風がリコに質問した。




江風「リ、リコちゃんお母さんって誰?」




リコ「オ母サンハ皆サンデ言ウ空母水鬼デス!」ニコニコ




その言葉に5人が絶句し固まっていた。




名取「み、みんな大丈夫?」つ濃いめのジンジャエール割り3杯目




鬼怒「うん……人間って予想外なことが起き続けるとどうしていいかわからないね…」( ゚□゚)




天霧「はい……所謂バイきんぐ状態ですね、わかります」




加古「まあ飲めよ、飲んで騒ごうぜ。提督!シナセレ空けるよ~?」つ濃いめのハイボール4杯目




大川提督「ああ、構わんよ。もうこんな時間かさて私も盛り上げるとするか」




そう言って夕禅はグラスを置きピアノへと向かった。




古鷹「妖精さん達スタンバイお願いします!」




妖精達「あいあいまむ!かくいんじゅんびいそげー」("`´)ゞ




皆の隣で食べていた妖精さん達は古鷹の合図で全員がテレビの収録で使うようなカメラを持って動き始めた。




野分「どうしたんですか?妖精さん達が一斉に…」




名取「多分他の鎮守府に中継するんだと思うよ。」




加古「えっ?そんな事出来るの?」つハイボール5

杯目




五月雨「妖精さん曰く妖精パワーだそうです」




天霧「よくわかんねぇけど提督ってピアノすげぇんだよな?楽しみだな」




大川提督「ハードルを上げられると困るがご期待に添えるようにはするさ」




そして夕禅の演奏が始まった。




古五名祥初涼リ「あっ」




嵐「どうしたんすか?」




五月雨「ううん、なんでもないよ」




初霜(この曲は…)




祥鳳(この曲から始まるとなると…)




古鷹(ユウやる気満々だ)




曲が始まり徐々に早くなったと思って見ていた加古達8人は自分達の目を疑うことが起きた。




加古「へっ?」




阿武隈( ゚□゚)




瑞鳳「すごーい!!」(*≧∀≦*)




鬼怒「えっ、ちょっと待って、マジパナイって!?」Σ(゚∀゚)




唖然となるのも無理は無かった、夕禅のジャズピアノを弾いてるかの如くのスピードと曲の完成度が高い為絶句していた。素人目からだとあってるのかもわからない程に




野分「あれ?」




江風「どした野分」




野分「今曲変わりませんでしたか?」




名取「気付いた?提督さん曲と曲の繋ぎが上手だから野分さんみたいに気付く人少ないんですよ」




嵐「ってことは何曲も組み合わせてるのかよ…」



涼風「そうだよ、もう6曲目~」




天霧「はぁ!?」




野分「天霧、もう考えずに楽しんで聴きましょう」




夕禅の演奏はハイテンポな曲が多くそれが約20分にも及んだ、そして最後の曲は最初と同じ曲で締めて終わり




大川提督「ご静聴ありがとうございました」ニコッ




とカメラに向けて挨拶をした。




大川提督「ふう、久しぶりに思う存分に弾けたな」




古鷹「提督お疲れさまです。今度は私達がやりますよ~」




大川提督「おっ、ということは…」




初霜「はい!私がピアノを弾かせて頂きます!!」




大川提督「それは楽しみだな、皆期待しているぞ」




古鷹達6人の演奏が始まり夕禅は満足そうに聴きながら加古が開けたシナトラセレクションをロックで飲んでいた。




大川提督「音楽がいいと酒が美味いな、初霜も良く弾けている」ウンウン




江風「ん、珍しいなジャズでエレキのギターやベース使うの」




加古「てか祥鳳さん、自然にサックスやってる…しかも上手い」




大川提督「試しにやってみたら案外面白くなってな、それ以来曲によって混ぜているんだ。さて…」




夕禅はそう言うと阿武隈、瑞鳳、野分、嵐、天霧、江風、鬼怒に向き直った。




大川提督「皆、よく私の鎮守府に来てくれてありがとう。改めて挨拶をさせて欲しい」




瑞鳳「はい!よろしくお願いします!提督」




鬼怒「あれっ?なんで阿武隈ちゃんも含まれてるの?」




大川提督「ああ、前回は加古と阿武隈とリコの3人の時も歓迎会をしたんだが加古が早々に阿武隈をダウンさせてな、すまないが阿武隈も一緒に頼む」




阿武隈「は、はい!」




大川提督「ありがとう。さてまず阿武隈と瑞鳳にお知らせだ。まずは阿武隈、お前の艤装の改二改装が通った。」




阿武隈「ほ、本当ですかっ!?」




大川提督「ああ、本当だ。それと瑞鳳。お前のは祥鳳と同じ強化艤装の配備が決定した。2人の艤装は今整備妖精さん達が大喜びで作業をしていて明日には仕上げられるそうだ」




瑞鳳「私の艤装もしてくれたんですか!提督ありがとう!!」抱きつき




瑞鳳が素面なのか酔っ払ってなのかわからないが思わず夕禅に抱きついた。




大川提督「おっと、そんなに喜んでもらえると申請した甲斐があったよ」




嵐「司令、その強化艤装ってなんだ?」




大川提督「瑞鳳に言った強化艤装と言うのは空母艤装用の強化プランで現代の空母艦載機の使用に耐えうるものでな、祥鳳が使っているF-14などの機体を使用する為のものだ」




嵐「じゃぁ瑞鳳さんもあれ使うのか?」




大川提督「機体は選んでもらうがな、明日から訓練を行う。皆がいた場所では艤装での射撃訓練が主だったが最初のうちは主に近接格闘訓練だ」




天霧「近接格闘訓練ってことは提督とか古鷹さん達みたいに刀とかっすか?」




大川提督「それもあるが最初は徒手空拳、つまり素手の状態での訓練と身体作りからだな」




江風「いきなり武器持ってやるんじゃねーのか」




大川提督「お前達にはまだ早い、今それをやった場合武器に振り回される。だが徒手空拳と言っても私が教えるのはシステマだ」




嵐「システマ?」




大川提督「ロシアで考案された近接格闘術でな分かりやすく言えばロシアの合気道と言った所だ。」




鬼怒「なんか凄そう」




大川提督「なに、古鷹達もリコにも教えているからな難しくはないさ。そもそもこれは身のこなしと白兵戦での生存率の向上、護身術として指導している。他に空手などの打撃による格闘術も指導していく」




天霧「楽しみだな、やる気出てきたぜ」




大川提督「何はともあれ明日から始める。だから皆頼むぞ」




7人「了解です!」




大川提督「ならばよし、加古、ジェントルマンジャックをロックでた」




加古「あいよ!」




夕禅の言葉を聞き加古が手際よくロックグラスと氷、ジェントルマンジャックのボトルを準備し夕禅に渡した。




大川提督「では皆グラスを持て」




夕禅は阿武隈達がグラスを持ったことを確認すると一人一人にジェントルマンジャックを注いだ。




大川提督「我らの皆の新しき門出を願って、乾杯」




夕禅と阿武隈達がグラスを交わしジェントルマンジャックを煽った。瑞鳳や天霧は大丈夫そうだったが酒が弱い阿武隈は苦い顔をした。




阿武隈「うう、苦い…」(;;)




大川提督「流石に阿武隈にはきつかったか、リコすまないが」




リコ「提督サン、コチラデヨロシカッタデスカ?」




リコが持ってきた物を見て夕禅は満足そうに頷いた。




大川提督「ああ、これだありがとうリコ。阿武隈これを摘まむといい」




阿武隈「これなんですか?」(**)




リコ「チョコレートデス、ヨクアイマスヨ」ニコニコ




そう言われた阿武隈はリコに差し出されたチョコレートを一つ摘まんでみた。




阿武隈「あれっ?意外といける…」




大川提督「意外と合うだろう、ウィスキーは甘い物と合うから慣れないうちは甘い物を摘まむといい」




夕禅が阿武隈にアドバイスをしていたら古鷹達の演奏が丁度終わり初霜がいの一番に夕禅のそばにやってきた。




初霜「提督…、あの、いかがでしたか?」




大川提督「初霜良く弾けていたぞ、うん、頑張って一緒に練習してたからな」ヒョイ




初霜に感想を言うと夕禅は初霜をそのまま自分の膝の上に乗せて頭を撫でた。その様子は端から見るとお父さんに誉められている娘のようだった。




初霜「ありがとうございます♪」\(^^)/




古鷹「提督、初霜ちゃんだけですか?」




大川提督「いや、皆初霜に合わせて調整しながらの演奏にも関わらず見事だった。酒が美味かったよ。さて、私も混ざるか。初霜はいつも通りサックスで頼むぞ」




初霜「はーい♪」




涼風「よっしゃあ!やりますか!提督あたいは今度これ使うぜ!!」つパーカッション一式




大川提督「涼風はいろいろ挑戦するな、チャレンジャーなのは良いことだ。五月雨、五月雨はトロンボーンで頼むぞ」




五月雨「はい、お任せ下さい!」つトロンボーン




そして7人での演奏が始まった。最初は古鷹のドラムソロから始まり夕禅含む残りの6人が一斉に演奏を開始した。今までの曲と違い激しい曲調ではなく穏やかで楽しげなものだった。その曲を聴きながら




加古「あたしゃここにこれて良かったよ」




天霧「加古さん?」




加古「見てみなよ、提督と艦娘があんなに仲良く楽しそうにしてるんだぜ?前までのとこじゃ考えらんないよ」




天霧「…そうっすね」




加古「あたしも艦娘なってある程度経つけどあの阿保とか三笠ぐらいしか知らなかったからね、仕方ないとは思うけど」ゴク




加古がそう語るなか演奏は続いている。第7鎮守府の2回目の歓迎会は賑やかに終わった。




______________________




翌日の訓練場に夕禅と阿武隈、瑞鳳が来ていた。妖精さん達から艤装の改装が終わったと言うことで早速試運転をすることになった。




大川提督「それで私だけ外でまたされるとはな、どういうことで」




整備妖精「おんなのこはじゅんびにじかんがかかるものです。つっこむのはやぼですよー」




大川提督「そうだな、それは失礼した」




夕禅が妖精さんとそう会話をしていると瑞鳳が先に出てきた。




瑞鳳「お待たせしました提督!お姉ちゃんとお揃いの艤装ありがとうございます!」




出てきた瑞鳳は第一次改装の迷彩色の胴着姿であり艤装も更新していたが特に目に入ったのは背中の第7鎮守府の部隊章が入った大型化した鈍色の飛行甲板と弓、足には追加の推進用艤装のエンジニアブーツを履いていた。




大川提督「まだ最初は違和感があると思うがそこは訓練で慣れいけばいい、訓練は祥鳳に任せてあるから祥鳳の指示を聞くようにな」




瑞鳳「はい!わかりました!それで提督この飛行甲板の裏に着いてるのなんですか?」




大川提督「それは槍だ」




瑞鳳「槍?」




瑞鳳の飛行甲板から夕禅は槍を出した。槍は茎の部分で折り畳ままれており柄の部分から少ない動作で展開出来るようになっていた。重量も軽く刺突用の槍であり瑞鳳でも取り回しが出来るように考えられたものだった。




大川提督「お前の近接戦闘用の兵装だ、槍ならまだ刀等の物と違って咄嗟の防御が出来、すぐに反撃が出来るからな。訓練は同じ長物の祥鳳、初霜、加古とやるといい。勿論私でもな構わんが一番は海上での艤装の航行訓練からだ」




瑞鳳「戦闘訓練じゃなく航行訓練ですか?」




大川提督「ああ、瑞鳳もここに来たときの戦闘で推進部をやられていたからわかると思うが推進部をやられたら逃げることも出来なくなる。その為瑞鳳が履いている新しい艤装のブーツには小型化に成功した圧縮缶とタービンが内蔵されており航行スピードが従来のもとと違う。分類で言う所の『高速+』という速力になる」




瑞鳳「このブーツってそんなに凄いのっ!?でも今度はこれがやられたら…」




大川提督「その場合は大元の艤装が無事であれば『高速』になるだけで航行は可能だ。ブーツが無事であれば『高速+』のままになる。簡単な話だ両方破壊されなければいい」




瑞鳳「な、成る程」




大川提督「破壊されないように立ち回りや身のこなしを教えていくから心配はしなくていい、後は艦載機だが希望はあるか?」




瑞鳳「ん~と、お姉ちゃんと同じでもと思ったんですけどかわいいのがいいです。」




夕禅は少し考えたがすぐに妖精さん達に指示を出しある機体を持って来てもらった。




瑞鳳「わぁ、丸っこい機体ですね。ここの部分がアホ毛みたいでかわいいです。これなんて機体ですか?」




大川提督「これはラファールという艦載機だ」




瑞鳳「ラファール?ですか。どこの戦闘機ですか?」




大川提督「この機体はフランスが独自に開発したマルチロール機でこのラファールは空母艦載機仕様のM型だ。ちなみにアホ毛と言った部分は給油口だぞ」




瑞鳳「私これがいいです!これは艦戦になるんですか?艦攻?」




大川提督「全てだ」




瑞鳳「へ?」




大川提督「ラファールは全ての役割が出来るマルチロール機だ。特に特殊兵装も長距離兵装の運用能力を持っているため相手の射程距離圏外から攻撃が出来る。その為艦戦の機体には空対空長距離ミサイルを積み艦爆艦攻の機体には対地長距離巡航ミサイルを積めばいい、このミサイルは艦でも地上目標でも有効なものだから艦爆として運用しても問題ない」




瑞鳳「??」




瑞鳳は夕禅の説明を聞いていたがそこまで戦闘機に詳しくなかったため頭の中にクエスチョンマークが浮かんで良く理解ができなかった。それを察した夕禅は




大川提督「まあ、習うより慣れろ、それが速い」




と夕禅は瑞鳳と会話していると艤装の改装が終わった阿武隈が出てきた。艤装も服装も一新されており背中の艤装にしっかりと部隊章も入っていた。その様子は少し照れ恥ずかしそうだった。




阿武隈「提督、お待たせしました」




大川提督「阿武隈もご苦労だ。だが…」




阿武隈「?」




大川提督「背筋を伸ばせ!胸を張れ!」




阿武隈は不意に言われびっくりしたが直ぐに言われた通りに胸を張った。




大川提督「うん、いい顔をするようになったな。素晴らしい。いきなりすまないな楽にしていい」




阿武隈「は、はい」




大川提督「ここまで変わると名取を思い出すな。だが阿武隈は違う変わり方だこれははっきりしている。本題に入ろう艤装に違和感はあるか?」




阿武隈「ええっと…足の艤装なんですけどこれも瑞鳳さんと同じで圧縮缶とタービンが内蔵されてるんですか?」




大川提督「そうだ、阿武隈も最初は航行訓練からになる。少し窮屈な思いをさせるが理解してくれると助かる」




阿武隈「そ、そんな事を言いたいわけでは…あ、後新しい艤装の多目的スロープの裏とか足の魚雷発射管裏とかにあるこのマウントみたいなのってなんですか?」




阿武隈の言った通りに良く見ると背中の艤装にもマウントが有ることに瑞鳳は気が付いた。なんだろうと考えたがわからないので夕禅に聞いた。




大川提督「それはナイフ用のマウントだ」




そう言うと夕禅は10本以上のナイフを出してきた。みたところ種類としては2種類だがそれでも数が多い。




阿武隈「こ、こんなに装備するんですか!?と言うかなんでナイフ?」




大川提督「お前の近接戦闘用の兵装だ。色々見させてもらったが全部窮屈そうに扱ってたからな、お前の戦闘スタイルを見させてもらって一番しっくりくるはずだ」




阿武隈「成る程、でもナイフってこんなに装備しても意味あるんですか?」




大川提督「武器は消耗品だ、特にナイフは壊れやすいからな、取り敢えず少し振って見なさい」




阿武隈は夕禅からナイフを一本受け取ると軽く振ってみた。刃渡り20センチ程のコンバットナイフだが思っていた以上に軽く扱いやすかった。




大川提督「このナイフはスロープ裏と背中の艤装に6本。あとは手持ちの銃に背中の艤装の底部と腰部、魚雷発射管に投擲用のダガーを18本だ」




阿武隈「投擲用のダガー?」




大川提督「一言で言うと投げナイフだ。銃に付いているのはスペツナズナイフとして使う事ができる。少し刃渡りが短いだけで近接戦闘にも使える物だ、この2種類のナイフも深海凄艦の装甲や艦娘の艤装防壁も貫通させることが出来る特殊な素材で出来ているものだ扱いには注意するように」




そうして夕禅は阿武隈の艤装にナイフを装備し始めた。ナイフは全て隠れるようにカモフラージュされて配置されており銃剣と化した手持ちの艤装以外はパッと見てもナイフがあるようには見えなかった。




大川提督「こんなところだろう。さて…」




一通り説明した後で夕禅は2人に向き直った。




大川提督「先程少し言った通り武器は消耗品だ。最悪艤装が壊れようとお前達が帰ってくることは私にとっては一番大切な事で、それを成し遂げてくれる事は私の勝利だ」




夕禅は2人に言い聞かせる様に語りこう続けた。




大川提督「私は難しいことを阿武隈と瑞鳳に要求する『生きて帰ってこい』これは命令であるのと同時に私の願いだ。私の願い、叶えてくる事を期待するよ」




阿武隈瑞鳳「はい!」




大川提督「いい返事だ、さて今日も始まる。朝食を終えたら訓練を始めるぞ。今日は私が見るからな」




また今日が始まる、昨日とは違う今日を良いものにする為に3人はまず食堂へ向かった。


後書き

読んで頂きありがとうございました!!

照月と凉月堀に失敗しモチベーションがなかなか上がらなかったのとエスコン7やってて進んでませんでした。(後半(゜o゜)\(-_-))
阿武隈をナイフにしたのはゲームでの台詞で忍者ぽいなと感じ、そこからガンダムピクシーを思い出し、イフリートシュナイドを連想したためです。
次の話はまだ他所様がやってないであろうもので頑張りますのでどうぞ宜しくお願いします。


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